日本史について質問です。日本史の一問一答で用語の暗記を進めているのですが、用語と用語の繋がりがわからなくなってしまいます。用語だけの問題なら解けるのですが、正誤問題になると解けなくなります。用語を覚えたあとの日本史の勉強法を教えてください。
既卒 とんすけ (一橋大志望)
日本史は流れを意識した勉強法を
日本史は語句と語句のつながりや流れを理解する必要があります。「用語の繋がりがわからない」ということは、膨大な量の日本史の語句を個別に覚えてしまっているということです。その勉強法では「正誤問題」や「記述問題」を出題する難関大学の問題は解けません。
例えば…
この問題を解いてみてください。
「鎌倉幕府前半期の政治的性格について①皇族将軍②征夷大将軍③御成敗式目④以仁王の4つを使い、論述せよ」
この問題を正解するには
①源頼朝は以仁王の令旨をうけて挙兵した
②源頼朝は朝廷から守護・地頭の設置の権限を認められた
③源頼朝は朝廷から征夷大将軍に命ぜられた
④朝廷の公認を得て、鎌倉幕府を成立した
⑤執権政治への移行に対し、後鳥羽上皇が承久の乱を起こし、敗北した
⑥北条義時は九条頼経を摂家将軍に、北条時頼は宗尊親王を皇族将軍に就ける
⑦北条義時は御成敗式目の適用範囲を御家人に制限、公家法・本所法の尊重を命じした
⑧公家政権の後退・執権政治の確立後も、幕府公武二元支配体制を存続
の8つのポイントをおさえて記述しなければなりません。
つまり日本史用語を覚えていたとしてもそれぞれの語句と語句のつながりや流れを理解しないと、正誤問題や記述問題を解くことができないのです。
マインドマップを取り入れた日本史の勉強法
日本史の流れを理解するため、勉強法は以下のようにすると効果的です。
STEP1 「読む」
①講義系の参考書を読む
情景をイメージして、自分で日本史のストーリーを頭の中で作ってみましょう。ここで、あまり無理に覚えようとはしないことが大切です。
STEP2 「書く」
②講義系の参考書を閉じ、頭に残っているイメージでマインドマップを作る
人に説明しやすいマップ作りを心がけましょう。大きいキーワードから小さいキーワードを引っ張り出すようにまとめるのがコツです。
STEP3 「追加で書く」
③講義系の参考書を開き、見ながら、作ったマインドマップに足りない語句を色ペンで、年号や注意事項は赤字で補う
赤字の重要ポイントを見落とししないようにしましょう。
STEP4 「覚える」
④講義系の参考書を使わないで、作ったマインドマップを覚える
講義系の参考書を覚えるのではなく、あくまで自分で作ったノートを覚えるということに注意しよう。
マインドマップの作り方
マインドマップとは、紙に主題を書いて、そこから放射状に線と字を書いていく勉強法です。
具体的には
こちらがマインドマップの例です。
上の黒字部分がSTEP2です。たくさん覚える必要はないので、数が少ないです。一方青色の丸と赤色の部分がSTEP3で書き込まれたものです。講義系参考書に書いてある重要事項を全て書き出しているので、その分量も多くなります。
マインドマップが完成したら、自分で作ったこのノートを覚えていきましょう。
マインドマップを使った勉強法の注意
ポイントは日本史の流れを意識しながらマインドマップを作ることです。この勉強法をすれば、合格点を必ず取ることが可能です。
マインドマップの詳しい書き方や、講義系の参考書を探している場合は
受験カウンセリングも活用してみてください。
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