政治経済の勉強法とは?

「塾や予備校で授業を取らずに政治経済の勉強を自力でするためには、何をしたら良いですか? オススメの勉強法などあったら教えてください。」

高2 こうしろう (国立大志望)

3種類の参考書などを活用し、
政治経済はコスパ重視で攻略!

こんにちは。マナビライト教務部の市川です。今回は高校2年生のこうしろうさんから政治経済の勉強法に関する質問をいただきました。政治経済は暗記がメインの科目で時間がかかりがちな一方、多くの大学で配点が低い傾向が強く、可能な限り時間やお金をかけずに完了したいですよね!今回は塾や予備校に行かなくてもできる政治経済の効率の良い勉強法についてお伝えしていきます!

  • 「政治経済の勉強はまだスタートできていない…」
  • 「共通テストで8〜9割を安定させたい!」
  • 「地方の国公立、できれば旧帝大を目指したい!」

基本的な方針はインプット→アウトプット
の繰り返し!

さて、先ほどもお伝えしたとおり、政治経済はなるべく時間をかけずに進めたい分野です。そこで、基本的なインプットは1回で済ませ、あとは問題演習を続けながら弱点分野を克服していくスタイルで進めましょう。個人的に、インプットは講義型の参考書かスタディサプリで進め、問題演習は通学などのスキマ時間に進められる一問一答と共通テストに準拠した問題集を複数冊進めることをオススメします。ここからは、それぞれの活用方法について詳しく説明していきます。

インプット: 講義型参考書 or スタディサプリ

はじめに、講義型参考書かスタディサプリを活用してインプットを進めていきましょう。講義型参考書は旺文社の「共通テスト政治・経済集中講義」や角川の「大学入学共通テスト政治・経済の点数が面白いほどとれる本」などをオススメします。書店などで実際に手に取り、自分に合ったものを選びましょう。講義型の参考書は短時間で読み進められる一方、文章を中心とした記憶になるのでイメージの結び付けが難しく、どうしても忘れてしまいがちなことでしょう。

反対に、スタディサプリを活用した勉強法は多少の時間はかかってしまう一方で文章と映像の両方で記憶していくので、定着がしやすい印象です。私も学生時代は塾に通わずに大学受験に取り組んでいましたが、スタディサプリは政治経済や古文漢文など、暗記項目が多い一方であまりリソースを割きたくない分野で重宝させていただきました。今回質問をいただいたこうしろうを含め、高校3年生の夏前までであればスタディサプリで十分に間に合うと思います。1ヶ月を目安に完成させられると良いでしょう。

アウトプット: 一問一答

次に、インプットと並行して進めて欲しいのが山川などが出版している一問一答です。こちらは基本的に机に向かって勉強するものではなく、電車での通学時間や授業の休み時間、人によってはお風呂やトイレの時間など、スキマ時間を活用して進めて欲しいものになります。英単語や古文単語などと同様、赤シートをうまく活用して答えを隠しながらパパッと進めていきましょう。1日15分程度で構いません、何周もこなしながら、どんな問題が出てもすぐに答えが思い浮かぶ状態を目指しましょう。

アウトプット: 標準問題集 and 過去問

最後に、ある程度インプットが固まってからスタートして欲しいのが共通テストなどを想定した標準問題集や過去問です。政治経済は英語や数学などと比較して問題集の選択肢もあまり多くはありません。各社のオリジナル問題集や共通テストの想定問題集、センター試験を含む過去問などを使って問題演習を進めていきましょう。

個人的には一度で幅広い範囲をカバーしつつ、1日あたりの勉強量も計りやすい想定問題集や過去問をオススメします。1日2日あたり1年分のペースを守ってもらえれば入試本番までにはとてつもない量の問題をカバーできているはずです。間違えた問題や不安を感じた問題、回答とは関係ないけど違和感を感じた選択肢や文章などは関連する講義型参考書の範囲やスタディサプリの動画を使って復習することをオススメします。ここでの復習は時間をかけすぎないでいただきたいので、特に苦手な分野などでなければ講義型の参考書やスタディサプリのテキストだけでも問題ないと思います。

実際、私が勉強していた時は高校3年生の夏頃から毎日1年分のペースで解き進め、気がついたら100年分近くを制覇していた記憶があります。とてつもない量に思えますが、慣れてくれば時間もかからなくなりますし、講義型参考書 or スタディサプリと一問一答と問題集だけで進められるので必要以上に悩むことなくできるのが良いでしょう。

勉強する際におすすめの参考書はありますか?

本文中でも紹介しました、旺文社の「共通テスト政治・経済集中講義」や角川の「大学入学共通テスト政治・経済の点数が面白いほどとれる本」と山川の「一問一答」をオススメします。

いつから勉強を始めるのがいいですか?

インプットと一問一答は今から始めましょう。問題演習は受験シーズンが近づいてくる高3の夏からでも間に合いますが、インプットを始めるには遅すぎます。

どの順番で攻略していくといいですか?

インプットと一問一答→問題演習で良いでしょう。

どのくらいのペースで勉強するといいですか?

インプットは1日1時間程度、一問一答は1日に15分程度、問題演習は復習も含めて1時間前後。時間に余裕があれば1日2日に1回のペースで良いでしょう。

参考書問題集を進めて分からなかったところはどうすればいいですか?

講義型参考書やスタディサプリの動画とテキストなどを参考に学び直しを進めましょう。

知識として暗記する場所はどこですか?

基本的にほぼ全てです。大学受験の政治経済は考えすぎないことも重要です。

先生に質問するとしたらどこをどのように質問するのが良いですか?

基本的には解答を聞く必要はないです。そこに至るまでの理由でわからない部分があれば積極的に質問してみましょう。

政治経済の勉強で達成したい目標とは?

最終的な目標は共通テストで9割以上を安定させることです。そこまでの中間目標としては一問一答で95%を答えられるようにしたり、想定問題集などで50分程度で9割以上を取れるようにすることです。点数としての余裕も重要ですが、時間的な余裕も確保しておきましょう。また、一問一答と想定問題集、いずれにおいても解答に至るまでの理由が説明できるようになると高得点キープに向けた再現性が高まります。

最後に政治経済の勉強法のポイントを復習して
成績をあげましょう!

各問題の◯×を押して、答えてみてくださいね!

「今は英語や数学などの勉強に力を入れたいので、政治経済は高校3年生になってからで問題ない。」

F

むしろ時間に余裕のあるうちに始めておきましょう。高校3年生になって、受験勉強が本格化する中で政治経済の勉強を進めるのは正直、負担が大きすぎます。

「共通テストで9割を安定させるためには想定問題集などで同水準以上の点数を確保しておきたい。」

T

基本的には点数的な余裕と時間的な余裕の両方を確保しておきましょう。加えて、解答に至るまでの理由が説明できていると高得点の再現性が高まります。

「旧帝大を目指すためにはそこまで配点の高くない政治経済は勉強量を減らすなど、戦略的なアプローチも必要!」

T

政治経済の勉強に命をかけていたら肝心の英語や数学ができていないなんて想像したくもありません。ただ、受験の世界はたった1点が命運を分けることもあります。配点が低いとはいえ侮ることなく、高得点をとって他の学生と少しでも差をつけられるようにしましょう。

政治経済の勉強法に不安がある人へ

ここまで読んでいただきありがとうございました。英語や数学などの勉強法は選択肢がたくさんある中で迷ってしまう一方、政治経済などはマイナーな印象も強く、情報を探すのにも一苦労しますよね。今回お伝えした内容に沿って勉強を進めていただければ基本的には問題ありません。

ただ、頭では理解していても手が進まなかったり、途中でつまづいてしまって、何が悪いのか見当がつかなかったり、人それぞれ不安を抱えている部分もあるのではないでしょうか?今回の記事ではパーソナルな質問までカバーすることはできませんでしたが、マナビライトのコーチに相談していただけれそれぞれの志望校と現状との間から、今本当にやるべき勉強方法をお伝えすることができます。お気軽にご相談いただければ幸いです。初回コーチングは無料でご案内しておりますので、ぜひ一度、お気軽にご連絡ください。あなたからのご連絡、コーチ一同お待ちしております。

コーチ
この記事を書いたライター

市川

国際教養大学

学部

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