塾・予備校の選び方

高校3年になり、春から塾に通おうと思っているのですが、正直塾がありすぎてどこに行こうか選べません。自分に合った最適な塾を見つけるにはどうすればいいでしょうか。塾のサイトをみても自分たちの塾のことしか書いてありません。個別指導や集団授業の良い点、悪い点も教えてください。

高3 ココア (文系志望)

受験生になった人や浪人生になった人が一番に悩むのが塾・予備校選びです。日本には様々な形態の塾・予備校が存在し、それぞれに特徴があります。その特徴が自分に合っているのか、自分の受験をすべてその塾に任せていいのか、世の中に塾がありすぎて選びきれない問題です。選択肢は塾だけではありません。もしかすると自力で受験勉強をしたほうが自分に合っている場合もあります。この記事ではマナビコーチの私の経験を踏まえながら、塾の形態を5つに分けて、全5回に分けてその特徴を紹介します。

目次

第1回 集団授業
第2回 個別授業(近日公開)
第3回 映像授業(近日公開)
第4回 通信教育(近日公開)
第5回 その他の塾・予備校(近日公開)

第1回 集団授業

集団授業は通常の学校と同じように最も基本的な授業スタイルです。1人の講師に対して生徒が20~30人程度であることが多く、全員が同じ教材を使用し、同じ進度で授業が進められていきます。

集団授業のメリット

授業を他の受験生と受けるので、常にライバルと隣り合わせの環境に身をおくことになります。塾のクラスが志望校別に振り分けられることも多く、同じ目標を目指す仲間と切磋琢磨できます。時に励まし合いながら、時には競い合いながら授業に臨むことができ、友達がいることで授業への参加意欲もでてきます。また、集団授業の講師は大学生などのアルバイトではなく、プロの講師が進めることが多いため、1回の授業から得られる情報量やその正確さは格段に多いです。

集団授業のデメリット

集団授業は1人の講師に対して生徒が多数いるため、どうしてもすべての生徒に講師の目が行き届くわけではありません。講義の内容が講師の解説を聞くだけ、ということも多くあるので授業を聞いている「ふり」をすることが十分可能になってしまいます。また授業内容・進度が画一的に進められてしまうために自分が本当に分野を理解していなくても、理解している「ふり」をできてしまいます。理解している「ふり」のままで授業を進めていっても、その授業は受験で全く生かされず、無駄な時間を過ごしたことになってしまいます。

集団授業のまとめ

集団授業が向いているのは、授業に頼らず自分で予習復習をして授業を「活用」できる受験生のみです。それだけ強い意志をもち、モチベーションを維持しなければ塾に通う意味がありません。マナビコーチの私自身は集団授業で塾に通い、受験を経験しました。はじめた当初はモチベーションがあり、勉強も捗るのですが、時間が経つにつれて勉強への意思は必ず落ちてしまいます。そこでモチベーションの下落を止められずに塾へ通ってこなくなる友達を多く見てきました。自分の覚悟はどれだけなのか、授業を「活用」できるだけの学力があるのかを見極めてから集団授業を候補に入れましょう。

集団授業の塾や予備校は人気ですが、友達が通っているからといって周りに流されないでください。友達と自分とでは勉強に対する捉え方が違います。集団授業形式の塾を検討している方は一度立ち止まって、自分の状況を知ることからはじめてください。自分だけで状況を判断するのが不安という方はコーチングでマナビコーチが実体験と客観的な視点をもとにあなたの今の状況をカウンセリングいたします。

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