【医学部志望必見】後悔しない大学選びのコツ!
こんにちは。マナビライトで教師を務める井上です。
(私のプロフィールはこちらから見られます。)
今回は高校1年生で医学部を目指しているれもんさんから大学選びに関する質問をいただきました。実は医学部と言っても様々な学校 (なんと80校以上!) があり、悩んでしまいますよね。今回は私の経験を踏まえつつ医学部受験において志望校を決める方法について解説していきます。
- 「勉強には自信がある!」
- 「医学部を目指すにあたって目標となる大学を見つけたい!」
- 「とにかく医学部に進学したい!」
医学部受験は乱れ打ち!?
一般的に医学部受験では複数の大学を受けることが多いです。それは成績が良ければ必ずしも医学部に受かる訳では無いからです。面接や小論文は多くの大学で課されます。しかもこれらは具体的な採点基準が明確ではありません。絶対の正解は存在しない一方で不正解はいくつも存在します。特に二次の倍率が3倍近く、テストで取れても正規合格を取るのはかなり難しいです。
上記のことを踏まえて、多くの受験生は国立大学を2日程 (前期・後期) と複数の私立大学を受けることになります。実際、私の場合は千葉大医学部 (前期・後期) の他に国際医療福祉大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学医学部、日本医科大学、慶應義塾大学医学部の計6大学7日程を受験しました。
志望校を決める際の要素
ここからは志望校を選ぶ上で特に重要視してほしい点をお伝えします。私の場合は以下の優先順位で大学選びの参考にしていました。
- 雰囲気
やはり、6年間通うことになる大学なので雰囲気は最も大切な要素でしょう。校風や夏休み、部活、研究室、有名な教授はいるかなどを調べてみましょう!オープンキャンパスに参加したり、実際にその大学に通っている学生さんに話を聞いてみたりするとイメージがつきやすいと思います。勉強する内容はどこの大学でも同じなのであまり気にしなくても良いのですが、研修が始まる時期などが異なっていたりするので大学のホームページなどでカリキュラムも確認してみてください。 - 学費
6年間で合計の学費は国立が約350万円、私立が2000万円から4500万円です。私立大学の学費をポンと出せる方は限られるでしょう。特待制度や補助金、奨学金制度などもあるので、詳しく調べておきましょう。 - 実績
国家試験の合格率だけでなく留年率にも注意しましょう。私立大学の場合、1年留年すると追加で数百万円がかかることになります。また、研究希望の場合は有名な研究室はあるのか等も調べてみましょう。 - 日程
医学部では筆記試験だけでなく、面接や小論文も課されます。だいたい2日間費やされると想定しておきましょう。仮に地方の大学を受ける場合、移動も考慮しなくてはいけません。また、防衛医科大学は10月頃に入試を行います。第一志望に据えられる方だけでなく、「力試しに受けよう、面接の練習にしてみよう」と考えている方も出願には注意してください。 - 配点 (共通テストは使うのかも!)
医学部は配点が特殊な学校が多いです。英語の配点が高かったり、理科の配点が高かったりする大学もあれば、英検等の資格があると加点がある入試方式を採用している大学もあります。国立大学の場合共通テストの圧縮割合も気にしておきましょう。
また、共通テストで大成功した場合と失敗してしまった場合とで最終的な志望校の候補をある程度決めておいた方がいいです。 - 立地
一人暮らしの場合さらにお金がかかります、自分の場合家賃、光熱費、食費、雑費合わせて月々20万円くらいがかかっています。遊びだったり部費、教科書代でさらにお金がかかります。また、将来は出身大学の関連病院で働くことが多いようなので、そこで一生暮らすことになるかもしれないということも念頭に置いておきましょう。
私の場合以上のことを意識して受験校を選びました。ただ国立大は共通テストが終わってから志望校を変更することもあるので12月までになんとなくの志望校を定めておく程度でいいでしょう。私は共通テストの後に志望校を千葉大医学部に変えて過去問演習を始めました。対して私立は12月までに過去問演習を5年分は終わらせられるようにしたいので早めに受験校を決めておきましょう。
志望校を決めることで面接でも有利に!?
医学部の面接ではほぼ毎回と言ってもいいほど志望理由を聞かれます。何となく家が近いから、偏差値的に入れそうだからといった理由で志望する人も多いですが、さすがに面接でそれを言ったら試験官もドン引いてしまいます。医学部生全員が真面目とは限りませんが、多くの学生は面接ではまともそうなことを言えるように練習してきます。面接では精神科医が必ず一人いるという話を聞いたことがあります。嘘はついてもいいですがまずバレることになるでしょう。自分が納得して話せるような志望理由を考えられるような志望校を選ぶことも大切です。
医学部に合格するために必要なこととは?
→ 共通テストでは9割を取りましょう。8割でも戦えないことは無いですが相当2次で挽回しないと厳しいです。
私立医の合格者最低点はあてにしない方が良いです。安心して正規合格が欲しいなら合格者平均くらい取ることを目標に頑張りましょう。
最後にいちばん大切なのは絶対に医師になりたいと思う心です。勉強をしているとなんのためにこんなことをしているのか分からなくなる時もあると思いますが、これさえあれば頑張れると思います。
最後に医学部の志望校の選び方のポイントを確認
して、自分にあった志望校を見つけましょう!
各問題の◯×を押して、答えてみてくださいね!
医学部受験に向けた大学選びに不安がある人へ
ここまで色々と書いてきましたがやっぱり志望校を決めるのはあなた自身です。自分の将来にも関わってくることなのでよく調べ、考えて志望校を選んでください。
上にあげたことはひとつの参考例です。自分が納得出来る、向上心を持って勉強を続けられるような志望校にするのが1番だと思います。ただ、1人の医学部受験経験者としてアドバイスだったり相談に乗ることは出来ると思います。
一人ひとりに合った医学部合格への道を導き出しますので、ぜひ私と一緒に医学部合格へ向かって頑張ってみませんか?
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