古文の参考書のおすすめは?

「古文の受験勉強を始めたいのですが、古文単語を覚えるにはどの単語集を使うのがいいですか?」

高2 ヒロピ (早稲田大文化構想学部志望)

古文の勉強は古文単語集と
古文問題集の併用がマスト!

こんにちは。マナビライト教務部の市川です。今回は高校2年生のヒロピさんから古文の受験勉強で使うべき参考書についての質問をいただきました。その中でもおすすめの古文単語集について紹介していきたいと思います。

  • 「古文の勉強をスタートしたい高1・2生」
  • 「古文は6〜7割が限界…」
  • 「古文で安定して8〜9割以上取れるようになりたい!」

基本のおすすめは古文単語330か古文単語315

早速ですが、古文単語の勉強における基本的なおすすめは、いいずな書店の「古文単語330」か桐原書店の「古文単語315」です。どちらも似たような構成なので書店で実際に手に取ってみて、よりしっくりくる方を選んでいただければと思います。単語の意味や活用型、イメージ図、覚えるべきポイント、例文のそれぞれが掲載されており、古文単語集として過不足ない情報量と言えるでしょう。基本的な使用方法についてもまとめておきます。

  • 単語の意味をイメージを活用して覚える
    単語のメインとなる意味に合わせたイラストが掲載されています。
    単語とイメージを結びつけて文章中に出てきた際もすぐに思い出せるようにしておきましょう。
  • 意味が複数ある場合は解説を読みながら
    セットで覚える

    しかし、文中で出てきた際にイメージを思い出せたとしても、うまく噛み合わない場合が多々あります。古文単語は英単語と同様に複数の意味を持っているケースがあり、大抵はそれに該当しています。基本的に古文単語は一つの意味から派生して広がっている場合が多く、解説欄で説明されている場合がほとんどです。単語とイメージ、意味だけを読んで満足せず、単語の持つ背景も理解しておくと良いでしょう。
  • 例文を活用して実際の使われ方を把握する
    ある程度単語に対する理解ができたら、それぞれの意味ごとの使われ方を例文を読みながら理解していきましょう。古文の表現方法は現代文や英語と比較してルールに則って展開されていることが多く、例文を覚えておくと同じような表現に出くわす機会も増えていくでしょう。

以上が古文単語330や古文単語315といった一般的な古文単語集を活用した勉強法になります。基本的に単語の勉強はセオリーから外れることなく、日々の積み重ねを続けることが重要です。実際、私が受験生だった当時は1日15分での定着を目指し、最初は15分で100単語程度しか触れられない状態から、15分で1周以上できるように少しずつできる範囲を増やしていきました。もしも、毎日の継続が難しければマナビライトにご相談ください。古文単語を含め、古文全般の勉強を志望校合格に向けた適切な目標設定やスケジューリングでサポートさせていただきます。

古文単語集と問題集を併用しよう

古文単語を勉強する際、ヒロピさんを含め多くの学生さんは古文の文法なども勉強されるのではないかと思います。ただ、基本的に古文単語や古文文法は暗記して覚えるインプットの学習であり、実際に実践形式で使えるようになるためのアウトプットの時間が重要です。その際は旺文社の「全レベル問題集 古文」や角川の「岡本梨奈の古文問題集 POLARIS」などをオススメします。それぞれレベル別に分かれていて、現代語訳を含めた解説も丁寧なので単語や文法などの学習途中でも少しずつ手をつけていけるでしょう。問題演習を済ませた後、わからなかった単語や文法を復習するようにすれば、知識だけでなく実践を通した経験として定着させられるようになります。古文単語のインプットだけでなく、アウトプットとのバランスを意識しましょう。英語などの勉強と比較してかけられる時間も限られるかと思いますので、必要以上に「完璧」を目指すのではなく、効率よく進めることが重要です。

 参考書をどう読み進めるのが良いですか?

本文中で記載の通り、各単語で「意味とイメージ」→「別の意味と解説」→「それぞれの意味に合わせた例文」の流れで進めていきましょう。

知識として暗記する場所はどこですか?

単語は基本的に全て暗記です。割り切ってしまって問題ありません。

参考書を読んで分からなかったところはどうすればいいですか?

単語は暗記なので、わからないところがなくなるように覚えるしかありません。ただ、問題演習中にわからない単語に遭遇した際は単語集を活用して再度意味を理解しましょう。その際、文章中の意味だけでなく、別の意味も全てカバーしましょう。

読むだけでなく問題も解いたほうが良いですか?

こちらも本文中で記載の通り、古文単語集で暗記を進めるだけでなく、実際の問題演習を通して、文章中での使われ方などを含めて覚えられるようにしましょう。

あわせて使うべきおすすめ問題集はありますか?

旺文社の「全レベル問題集 古文」や角川の「岡本梨奈の古文問題集 POLARIS」などの古文問題集をオススメします。分量的にはそこまで重くないので、まずは簡単なレベル1からで問題ありません。

先生に質問するとしたらどこをどのように質問するのが良いですか?

覚え方などがあれば良いですが、単語の勉強は先生の力を頼るよりも、日々少しずつ身につけていくものです。

古文単語集で達成したい目標とは?

基本的には100%が理想です。ただ、90%→100%にあげる段階あたりからかなりの時間を費やすことになるので無理に時間をかけて100%を目指すよりは90%程度まで達成した後は、忘れないように15分程度で古文単語集を1周程度とさらに15分で問題演習1題を継続すると良いでしょう。

最後に古文勉強の勉強ポイントを確認して
古文をマスターしよう!

各問題の◯×を押して、答えてみてくださいね!

「古文の勉強は古文単語だけでスタートして問題ない。」

F

基本的には文法とセットで始めよう。その上で問題演習などのアウトプットの時間も確保できれば完璧です。

「古文で6〜7割が限界なのは古文単語が原因」

T

その可能性が高いでしょう。しかし、場合によっては文法で躓いてしまっていたり、経験不足から知識が点数につながっていなかったりするので、「なぜ自分が間違えてしまうのか」を十分に理解しましょう。

「古文で8〜9割以上を安定させるには古文単語は100%完璧でないと厳しい」

F

確かに100%できていれば申し分ありませんが、効率よく点数を確保するためには90%程度できていれば問題ない場合が多いでしょう。古文は必要な勉強量と比較して配点が低いケースが多いです、効率重視で進めることをオススメします。

古文単語の定着に不安がある人へ

ここまで読んでいただきありがとうございました。古文の勉強に使うべき古文単語集や問題集だけでなく、いかに効率よく進めることが重要か、理解していただけたのではないでしょうか?

しかし、効率の良い勉強方法は人によって異なるでしょうし、特に古文などの中学時代の勉強を活かしにくい分野は手探り状態で不安なことも多いかと思われます。そこでマナビライトでは古文単語だけでなく古文全般の勉強方法や目標設定、スケジューリングなどを通してみなさんを志望校合格に繋げるためのサポートをさせていただいております。無料体験なども柔軟に対応させていただきますので、まずは一度ご連絡をお待ちしております!

コーチ
この記事を書いたライター

市川

国際教養大学

学部

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