模試の復習はどうやったらいいのか?

模試の結果が返ってきたときに、どうやって勉強したらいいですか? 今までは復習していなかったんですけど、学校の先生から復習したほうがいいとアドバイスをもらったのでやろうかなと思います。 それと、模試の結果はどう受け止めたらいいですか?結果の見方などもあれば教えてほしいです。

高1 うえの (文系志望)

模試を受けたあとは、きちんと復習しましょう。
模試や学校のテストなど、知識をアウトプットしたあとは、きちんと復習しないと受けた意味がなくなってしまいます。
ですから、しっかり正しい方法で模試の復習をしましょうね!
復習のポイントを解説する前に、模試を受ける時点でやっておくべきことを書いていきますね。

問題用紙に自分の解答を書いておく

やっている人も多いかもしれませんが、やっぱり改めて書いておきますね。
模試を復習するために重要なことなので。

復習をするなら模試を受けたその日のうちに!

模試の解答が返却される日まで待っていたら、模試でどんな問題が出たのか?その問題にどう解答したのかは記憶に残っていませんよね?記憶が新鮮なうちに復習するためにも、持ち帰って良い問題用紙に自分の解答を忘れず記入しておきましょう。
国公立でセンター試験を受けようと思っている人は特にこの作業、重要ですよ。特にマーク模試の場合だと受験本番のマークミス防止の練習にもなります。自己採点が重要ですので。

まとめます!なぜ、問題用紙に自分の解答を書いておくのかというと、模試が終わった当日に復習するためと、受験本番のマークミス・自己採点の練習のためです。

次に、模試の復習のポイントを解説します!

模試の復習ポイント

大問ごとに分けて振り返る

模試で出題される問題は、大問ごとに出題範囲が異なります。これはどの教科問わずなんです。
1番分かりやすいのは国語ですよね。現代文(評論、小説)、古文、漢文。が大問ごとに出題されることが多いです。
そして、復習の時は「国語」「数学」「英語」というように大きなカテゴリー(教科)で復習するのではなく、大問ごとに復習することがポイントです。
出題範囲ごと、大問ごとに復習すると、自分のできる単元、できない(ニガテ)な単元が分かってくるようになるんです。
そして、大学受験の勉強は自分のできない、ニガテを無くすことに尽きるので、できなかった単元をもう1度勉強しましょう。
なぜ、出題範囲ごとに復習するのかというと、特に日本史や世界史など、出題されたすべての単元(時代)を一気に復習することは難しいからです。暗記量が多いものなので、模試を復習した後に、勉強し直す量も必然的に多くなってしまい、効率が良くないです。
単元ごとに分けておけば、勉強し直すときも、単元(時代)ごとに見直すことができるので勉強の量は比較的少なくなって、暗記の効率がよくなるんです。

模試の復習だけに限らず、単元(大問)ごとに分けて勉強していくほうが効率よく得点を伸ばすことができるんです。なるべく小さな単元やスパンで、完璧を目指す勉強をしましょう。

まとめノートを作ってみる

できなかった問題(知識)を印象づけて理解を深めるために、まとめノートを作って復習するのおすすめです。
例えば、世界史や日本史の問題で人物名が答えられなかった問題があったとしましょう。
そしたらまとめノートに、模試の問題文とその答えを書きます。その答えの下に生没年、その人物は何をしたのか?その結果どんな影響が出たのか?などを自分で書き加えていきます。
時間があるなら教科ごとに作ってもいいかもしれませんね。
自分が間違えやすいポイントや間違えたことを文字やイラストにしてストックできるので、いい方法です。ただ、最終的にはそのまとめノートを見ないで、暗唱するレベルまでいかないと意味ありませんよ。

注意!

模試の結果を見る時の注意点があります。
それは、得点結果・判定結果に一喜一憂しないことです。
単純に受験本番ではないので、模試で満点を出しても志望校には合格はできませんよね。
当日何があるか分からない(もしかしたら体調が悪いかも…)ということと、あくまで練習だということがここで言いたかったことです。
けれど、それが大きな理由ではないです。
模試の結果に左右されてはいけない主な理由は2つあります。

志望校の入試問題に出題されない問題形式がある可能性があるから

わかりやすい問題形式でいうと、英語のアクセント問題です。
模試で英語のアクセント問題が出題されたとしましょう。その模試のアクセント問題で満点を取っても、自分の志望校の入試問題でアクセント問題が出題されなければ、全く意味がないことはわかりますよね?
模試ではアクセント問題の得点も考慮されて偏差値を出したり、合格判定が出ます。この合格判定はあくまでも目安だということを分かって受けておきましょう。

模試を受ける人の学力層が本番と違う可能性があるから

模試は全国の高校生、既卒生が受けるものです。もちろん受験本番もそうですが、本番と何が違うかというと、学力レベルがバラバラという点です。
入試本番では、例えば、早稲田大学を受験するのは早稲田大学レベルまで勉強してきた人たちです。
模試では、早稲田大学レベルまで勉強している高校3年生や受験勉強を始めたばかりの高校1、2年生も受けます。
何が言いたいかというと、合格判定を正確に出すのなら、本番に受験するであろう集団の中で本番と同じような出題形式の問題を解いて、どれだけ得点できるかを見なければいけないということです。

偏差値・合格判定よりも大事なのは、自分がどの単元ができて、どの単元ができなかったのか?なぜ間違えたのか?を見ることです。

コーチングで模試の結果を基に勉強相談

得点の仕方、傾向などから今後の勉強方針を受験カウンセラーさんと一緒に考えましょう。
もちろん、今回質問していただいた「模試の復習法」も、うえのさんに合ったものを受験カウンセラーさんがアドバイスしてくれますよ。
やはり、大学受験生を何人も見てきている塾・予備校の先生方なので、根拠のあるプロの意見は取り入れて勉強をしていくことが合格への近道だと思います。
毎日の勉強を充実したものにしてくださいね!

他にもマナビライトには
たくさんのコーチが在籍しています。

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