小論文の書き方のコツを教えてください

入試で小論文を使おうと思っています。小論文の書き方のコツはありますか?

高2 ゆーみん (私大文系志望)

小論文を書く上では、「課題文を正確に読み、それを自分の言葉でうまく文章にしていくか」ということが重要です。そして、なおかつ分かりやすい小論文に仕上げる必要があります。そのためのコツ、注意すべきポイントは確かにあります。以下で小論文の書き方のコツ・ポイントを解説していきます。

小論文の書き方の手順

小論文を書く時は3つの手順を踏んで、記述していきます。

① 設問を読みゴールを確認する

当たり前のことですが、設問に対して正しい解答をしなければなりません。「筆者の意見」を聞かれているのに、「筆者がその意見を支持している理由」を答えているようでは、設問に正しく回答しているとは言えません。設問に正しく回答するために、「何が問われているのか」「何を記述すれば良いのか」といった設問のゴールを確認しておきましょう。

② 課題文は設問で確認したゴールに関係しそうな部分をチェックしながら読む

設問が要求している事柄が書かれている箇所に差し掛かったら、設問に使えそうな情報、文章に線を引いたり、チェックをします。小論文の設問で「筆者の意見」を問われているとしたら、当然その部分の文章をじっくり読み進めていく必要があります。その部分を明確にするために、設問に答えるときに使えそうな情報にチェックを入れて読み進めていきましょう。

③ 小論文は時制と段落構成を意識しながら書くのがコツ

設問が求めていること以外は記述しない、過不足無く記述していく。これが小論文を書く時に大切なことです。①で確認したゴールを目指して小論文を実際に書いていきましょう。その際に、時制と段落構成を意識しながら記述するのが、分かりやすい小論文を書くコツになります。

③-1 書き方のコツ 時制について

筆者が述べたいことをまとめる問題や自分の考えを論じる問題では、文章の最後に未来のことまで言及していくことが大切になってきます。つまり、「したがってこれから~すればいいと筆者は述べている」というような文や、「したがってこれから~していくのがよいと私は考える」といったような書き方をした文を最後に入れておくといいということです。また、「筆者が未来について述べている部分」や「自分が考える文章中の問題に対する未来像」もしっかり書くように気を付けていきましょう。

③-2 書き方のコツ 段落構成について

小論文を書く時は、論理展開がしっかりしている文章が高い評価を得ることができます。
大まかな段落構成の書き方の例を挙げます。

【問題提起の部分・文章の要約】

【譲歩】(高等技術なので使わない事をお勧めします)

【具体例・理由】(たとえば~・なぜなら~)
※ここで字数を稼ぎます

【まとめ】(したがって~)

といった書き方で、論理的に文章内容に関して論じていくことができれば、合格基準に達することはほぼ間違いないです。

小論文において重要なのは、「課題文の内容を正確に押さえ、それをもとに設問で聞かれていることに対して、論理展開を用いた自分の文章で正確に解答していく」ということです。
以上の書き方のコツ・ポイントに注意して文章を書く練習をすると「読みやすく、分かりやすく、伝わりやすい文章」が書けるようになります。文章を書いていて自分で不安なことや分からないことがあればコーチングで相談してみてください。

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