今の成績が偏差値56で(英語と数学が弱いです)今、何から手をつければいいのかが分かりません。英単語などは隙間時間を使ってやっているのですが、長文や数学はどのくらいの時期から何をすればいいのでしょうか?
高2 こはる (東北大文学部志望)
私がやっていた受験数学の勉強法
私が受験期にやっていたオススメの勉強法を説明していきます。
私は、予備校には行かず、学校中心で受験勉強をしていました。
学校の教科書や、学校で使用した問題集、先生がおすすめする参考書などで学習を進め、講習がある時には必ず受講していました。
そこで言われたのは、「新しい問題ばかりに手をつけるな」ということでした。
新しい問題を解くよりも、しっかりと復習をして、解けなかった問題を解けるようにしていくためです。
この勉強法は、予備校にいっていても同じなので心配しなくても大丈夫です。予備校のテキストなどで同じ方法を実践してみてください!
大学受験数学の勉強が大事!
センター試験以外で数学を使うことはないと仮定して、センター試験の勉強法について説明していきます。東北大学文学部志望ということは、センター試験でいかに高得点をとれるかが重要になってきます。ボーダーとして80点を目指して頑張りましょう。
センター試験だけだからといって、始めからセンター試験だけの勉強をするのはおすすめしません。なぜなら、学力の伸びが全然違うからです。
基礎を固めてからセンター演習をする人と、基礎を固めずに演習をしていく人の学力の伸びを説明します。始めは、センター演習をしている人の方が得点は伸びていきます。
しかし、冬頃になるとその順位は逆転します。演習ばかりしている人は、基礎が曖昧なままなので、ある程度までいくと応用力が伸びません。今は焦らずに基礎を固めていきましょう!
(私の場合は2次試験もありましたが、当時もセンター試験の勉強は秋頃からで良いと言われていました。センター試験対策をしていく時期などは後述します!)
大学受験数学に共通する勉強法
まずは、今使っている教科書や、チャートなどの問題集を解いていきましょう。こはるさんのようにセンター試験だけでしたら、緑チャートがおすすめです!
何冊も新しい問題集を買う必要はありません。
1冊を丁寧に、なおかつ完璧に仕上げていきましょう。
そうするために、私は、間違えた問題に印をつけていました。
問題の隣にやった日付を書いたり、できなかった数だけ丸印をつけたりするのが良いです。
そこで間違えた問題を復習し、「できる問題」にしていきます。私は、間違えた問題の解答を書き写しながら、どこからできなかったのか確認していきました。そして寝る前にもう1度復習して、次の日にも確認していくのがベストです!
問題集で勉強する際の注意点
しかし、数学の問題集はやたらと分厚いものが多いです。
例えば、300問ある問題集を2ヶ月で終わらせることを仮定してみましょう。その時に、「2ヶ月で300問やる」という大きな目標を立てるだけでなく、小さな目標を立てるのが良いです。
小さな目標というのは、1冊終わらせるために、「1週間に35問やる」や「1日に5問やる」などといったものです。
というのも、この小さな目標を立てるだけで、大きな目標を達成するために1日にどのくらいやればいいのかわかります。また、現時点でどのくらい遅れているのか(進んでいるのか)を把握することができます。
常に逆算しながら計画を立てましょう。
これは、問題集だけを終わらせることを逆算していますが、すべての科目を1人で考えるのは大変です。そんな時は
指導でプロの方と相談してみるのもおすすめです。
するべきことはたくさんありますし、受験勉強に終わりはありませんが、根気よくコツコツと頑張っていきましょう!
数学の問題集を解いて達成感を味わおう
私は主に、チャート式と重要問題集を使っていましたが、両方とも問題数が多く全てを完璧にやりきることはできませんでした。なので、問題数が多いものは1冊にして、その問題集を完璧に仕上げていったほうが良いです。先述しましたが、センター試験だけだったら、緑チャートで大丈夫です!
そして、他の問題集は、頻出問題が載っているようなものや、苦手分野だけのものなど、比較的薄いものにしましょう。基本的になんでも良いです。過去問でも大丈夫ですよ。
1冊が終わることで達成感が生まれて次のやる気に繋がりますよ!
なぜその勉強法がおすすめなのか
予習をすることよりも、復習することが何より大切です。
1度学習したことは、時間が経つにつれて忘れていきます。
エビングハウスの忘却曲線はご存知ですか?
人の記憶力はどんどんと低下してきて、1日後には74%も忘れてしまうという有名な実験結果です。
ということは、勉強したことをその日のうちに復習する重要性がわかってきます。
やることが多く、時間がなかったとしても、寝る前の3分は復習に時間を充てるようにしてください。解かなくてもいいので、間違えた問題にもう1度目を通しておきましょう。そして、朝起きて確認することもより効果的です。
これは数学だけでなく、すべての教科に言えることです。
そうすることによって、短期記憶から、長期記憶になり、勉強の効率も上がります。
文系の大学受験数学の進め方
夏くらいまでは緑チャートを進めていくのが良いです。
先述したように、間違った問題を重点的に繰り返し解いていき、苦手な分野をなくしていきます。
そして、夏に1年分だけでいいのでセンター試験の過去問をやります。なぜなら、現時点での自分の実力と60分という時間の短さを知ることができるからです。
秋から冬にかけてセンター試験用の演習と分析をしていきます。
どういう問題がでるのか、その問題にどれくらい時間をかけるのか、演習を積んでいくうちに自分なりに掴むことができます。
そのときに、間違えた問題はできるようになるまで必ず復習しておきましょう。完璧に仕上げたつもりでも、抜けている部分があるので、夏にやっていた問題集に戻って類題を解きましょう。
初めは上手く点数が取れなくても大丈夫です!徐々に高得点取れるようになってきます。焦らずに頑張っていきましょう!
数学のモチベーションを保とう
そして、勉強時間を確保する際に、苦手だったり、嫌いだったりする科目はなかなかモチベーションが続きません。
無意識に数学に掛ける時間も少なくなってしまうこともあるはずです。
「13時から15時までの2時間やろう!」などとまとまった時間を取ろうとするよりは、「社会や英語の勉強に飽きたら数学をやる」や、「1日5ページやろう」などとして、気楽に考えるとネガティヴな気持ちも少しは和らぎますよ!
モチベーションを高められるように自分なりに試行錯誤してみてください。
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