早稲田大学レベルまで英語力を上げるためにやるべきことは?

もっとも英語を苦手としていて模試でもE判定しかつきません。偏差値は55程度です。授業では難関国立大の長文を扱うのですがまったく内容を理解できずに終わっています。受験まで時間がありません。今の状態からどのようにしたら英語力を伸ばせますか?一応、英検準2級はもっています。

高2 K.S (早稲田大学商学部志望)

英語が苦手でも正しい勉強法と、正しい勉強計画に基づいて勉強していけば合格できます。
合格実現のお手伝いのためにこの記事では、まず、途中目標と、過去問演習に入るタイミングから解説していきます。
その後に、実際に何を勉強すればいいのかを解説していきます。

早稲田大学・商学部合格のための勉強計画

早稲田・商学部合格の途中目標

高校3年生の夏休み中に、センターの過去問で140点を取るレベルまで英語の学力を引き上げることが必要です。その目標を達成するためには、英単語と英文法を全て完璧に覚えなければいけません。
その目標を達成するには何をしなければいけないのか、は後に後述します。
まずは、「高校3年生の夏休みにセンター過去問で140点を取る!」ことを念頭に置いてください。

過去問演習に入るタイミング

結論から書くと、基礎が完璧に定着していればいつから始めても大丈夫です。英語だけでいうと、さきほど少し触れた、英単語と英文法です。ただ、ここでの注意点は、基礎が完璧でないのに過去問演習を始めても全く意味はないということです。
過去問を始めるタイミングが遅くなってでも、基礎、つまり、英単語と英文法を完璧にすべきということです。
「英単語と英文法を完璧にする」まで過去問演習はしなくていい、ということも念頭においてほしいポイントです。

早稲田商学部の英語問題

早稲田大学の商学部の英語問題の特徴の1つが、比較的読解問題が多いことです。
その読解問題に解答していくためには、再三書いている「英単語」と「英文法」そして「短文和訳力」が必要になります。

早稲田商学部に必要な英単語

システム英単語の全単語2021語か、または、ターゲット1900の英単語を全て暗記しなければ早稲田レベルの問題は解けるようになるのは難しいです。
なので、このどちらかを何度も読み込み、完璧に暗記して下さい。
そして、この2冊のどちらかを選び、その暗記を高校3年生の夏休みまでに完璧にできれば、「センター過去問で140点を取る!」目標の半分は達成できたことになります。
では、もう半分は何か?

早稲田商学部に必要な英語文法

英語の単語の意味が分かっても、完璧に文章は読めるようになりません。
つまり、英文法の力も必要です。
英文法も併せて、夏休みまでに完璧にすると「センター過去問で140点を取る!」という目標を達成できます。
早稲田大学・商学部の受験であれば、英文法力はセンターレベルで十二分です。読解問題で英語を和訳する際に必要になります。早稲田商学部の英語は読解問題が多いです。つまり、英文法を確実にセンターレベルまで引き上げれば、得点は高くなり、従って、合格の可能性も高くなります。

短文和訳力とは?

英語の読解問題は、何をするかというと、英語の文章を日本語に直して答えを考えることをします。そのためには、短い英語の文章を日本語に直せなければなりません。
そのために必要なのは、短文和訳力、つまり、構文力です。
SVOCの意味を理解し、その構文を覚えると短い英語の文章を日本語に直す作業がスムーズになります。また、短文の積み重ねが、「英語長文」なので、構文力(短文和訳力)を身に着けることは、長文読解力の向上にもつながるということです。
つまり、SVOCの理解・暗記をすると、英語の入試問題を解きやすくなります。

模試の結果の判断について

模試の判定結果(成績)はほぼ合格には関係ありません。なので、E判定だからといって、必要以上に落ち込む必要はありません。

入試本番と出題形式が違う
入試本番と問題の難易度が違う

この2つが模試の判定が合格に関係ない大きな理由です。

入試本番と出題形式が違う

一口に早稲田大学の入試試験といっても、学部によって問題・出題形式は教科ごとに全く異なります。例えば、商学部では短文和訳が出題されますが、教育学部では出題されません。

反対に、K.Sさんは商学部を志望されているとのことなので、短文和訳の「問題形式に慣れる」必要があります。反対に、教育学部を受験される方は、短文和訳の「問題形式に慣れる」必要はないということです。短文和訳力は必要にはなりますが。

ここで何が言いたいかというと、自分の志望する大学・学部の入試問題に出題「されない」問題形式(教育学部志望なら短文和訳問題)で、模試で、高得点を取ろうとも悪い点数を取ろうとも、その結果がそのまま本番に反映されるとは言えないということです。(勿論、短文和訳力がどれだけ身についているかのテストという意味で受けるのであれば参考にはなりますが。)
つまり、模試でも、何でも、自分の大学受験に必要な単元や問題形式を見て判断すべきということです。

入試本番と問題の難易度が違う

模試は、受験生の大多数が受けるもので、それ故に、出題される問題は英語だけに限らず、
その受験生の学力の平均に合わせた難易度で作成されています。
早稲田・慶應レベルの大学を受験するのであれば、模試の難易度、つまり、全受験生の平均に合わせた問題は、解けなければいけないのです。その模試の段階で解けなけば、本番の試験でも早稲田・慶應レベルの問題は解けません。

以上の2つのことから、E判定が出ても、必要以上に落ち込む必要はないといえます。
勿論、現在は早稲田大学の出題形式に近い模試もあります。もし、実際に実力が知りたいのであれば、普通の模試よりはおすすめできます。

コーチング

今回解説しきれなかった勉強のペースや、暗記法などはコーチングでも相談を受け付けています。完全無料で1時間、大学受験に精通したマナビコーチや塾・予備校の講師に相談できる時間を取ります。そこでは、早稲田商学部の対策や、現在の学力、学習法から見た改善点などもアドバイスしています。
受検カウンセリングでのご相談もお待ちしています。

他にもマナビライトには
たくさんのコーチが在籍しています。

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