MENU

九州大学の推薦入試・総合型選抜|学部別の志望理由書・面接と合格へ近づく準備【2027年度】

「九州大学の推薦は、評定平均がどれくらいあれば受けられるのでしょうか」「志望理由書や面接では、何を準備すればよいのでしょうか」。調べ始めると、学校推薦型選抜や総合型選抜、学部ごとの条件が並び、自分に関係する情報を見つけにくく感じるかもしれません。九大の推薦を考えるなら、まず志望学部の正式な方式名と出願条件を確認し、その選考で示す力を準備することが大切です。

2027年度の学校推薦型選抜は、共創・文学・歯・工・芸術工学部で実施されます。ただし、工学部や芸術工学部では対象の学科・コースが限られます。また、文学部や歯学部には総合型選抜もあり、教育学部の総合型選抜はⅠです。「推薦だから面接だけ」「同じ学部なら提出書類も同じ」という理解では、準備の方向がずれてしまいます。

この記事では、2027年度の大学公式案内や選抜概要をもとに、評定、共通テスト、日程、学部別の書類・小論文・面接対策を整理します。帰国生徒選抜や留学生・国際入試も別に扱います。読み終えたら、自分が受ける方式、学校に聞くこと、今日から進める準備を具体的に決められます。制度情報は2026年10月14日確認です。出願前には、更新された当該年度募集要項で最終確認してください。

目次

九州大学の学部ごとの出願条件と合格対策

受ける学部が決まっている場合は、下から学部別ページに進んでください。出願資格・選考内容・提出書類・日程と合格に向けた対策を、公式の入試要項に基づいて詳しく整理しています。

九州大学の推薦入試は5学部で実施|最初に正式な方式名を確認します

学校推薦型選抜と総合型選抜は、同じ準備で受けられるとは限りません

学校推薦型選抜では、高校などの長による推薦が必要です。総合型選抜では、本人の出願資格や志望理由、学力、活動などを方式ごとに評価します。九州大学では、総合型選抜Ⅰは共通テストを課さず、総合型選抜Ⅱや学校推薦型選抜では指定された共通テスト科目を使います。書類対策だけを進めて、必要な科目の学習を後回しにしないようにしましょう。

例えば共創学部では、総合型選抜Ⅰに講義を受けて書く小論文や討論があり、学校推薦型選抜では発表と面接があります。同じ学部でも、練習すべき場面は変わります。方式を選ぶときは、名称の印象よりも「自分が受ける試験で何を示す必要があるか」を先に確かめてください。

学校推薦型選抜

共創・文学・歯・工・芸術工学部です。学校長推薦、対象学科、共通テスト、入学の確約を確認します。

現年度は最新要項で最終確認してください。

総合型選抜Ⅰ

共創・教育学部と、工学部の一部学科・農学部の次世代研究者発掘入試Ⅰです。共通テストを課しません。

現年度は最新要項で最終確認してください。

総合型選抜Ⅱ

文学・法・経済・理・医・歯・工・芸術工学・農学部の対象学科などです。次世代研究者発掘入試Ⅱも含まれます。

現年度は最新要項で最終確認してください。

実施範囲は九州大学の2027年度募集要項案内で確認できます。総合型選抜Ⅱは学部内の全学科が対象になるわけではありません。例えば、経済学部の対象は経済・経営学科、医学部の対象は保健学科です。学部名だけを見て、自分の希望する学科でも受けられると判断するのは避けましょう。

「公募推薦」「指定校推薦」と調べたときの注意点

この記事では、公式名称の「学校推薦型選抜」で説明します。「九大の公募推薦」と調べている方も、まずこの募集要項を確認してください。2027年度の公開案内には、指定校推薦という独立した方式は掲載されていません。私立大学の指定校推薦と同じ仕組みだと考えたり、高校に推薦枠があると推測したりしないことが大切です。

高校へは「九州大学のどの学部・方式について学校長推薦を受けられますか」「校内の申出期限や提出物は何ですか」と聞くと具体的です。校内選考は、大学の条件を満たしたうえで、学部が求める学生像への合い方などを高校が判断します。評定の高い順で自動的に推薦されると決めつけず、学校の選考方法を確認してください。

九州大学の推薦に必要な評定平均|一律の「4.0以上」ではありません

数値条件の有無と、成績が評価されることを分けて考えます

2027年度の公式選抜概要では、芸術工学部未来構想デザインコースの学校推薦型選抜に、全体の学習成績の状況が「およそ4.0以上」という条件があります。一方、ほかの推薦方式にこの数字をそのまま当てはめることはできません。「九州大学の推薦はすべて4.0必要」という説明は、学部やコースの違いを落としてしまいます。

数値による下限が示されていない方式でも、成績を軽く見てよいという意味ではありません。学校推薦型選抜には、人物や学業に優れ、学校長が責任を持って推薦できることなどの要件があります。調査書を選考に使う方式もあります。評定は出願資格の確認に使われるのか、書類全体の評価に含まれるのかを読み分け、学校の学習を継続しましょう。

数字が明示される方式

未来構想デザインコースの推薦は、全体の学習成績の状況がおよそ4.0以上です。「およそ」の扱いに迷ったら大学へ照会します。

数字だけでは判断できない方式

人物・学業、志望する学びへの意欲、学校長推薦などの条件を確認します。独自の評定目安を作りません。

高校へ確認すること

校内基準、申出期限、推薦人数、推薦書の依頼方法です。大学の条件と高校の基準を別に記録します。

評定や推薦要件の根拠は2027年度公式選抜概要の学校推薦型選抜です。卒業時期にも違いがあり、共創・文学・歯学部の推薦は2026年4月から2027年3月までの卒業・卒業見込みが対象です。工学部や芸術工学部の推薦は、対象となる卒業時期の範囲が異なります。既卒の方は特に、評定より先に資格を確認してください。

落とし穴|資格の点数だけを見て、証明書や有効期間を見落とします

英語資格は、使える試験、受験時期、原本の提出、大学への直接送付などの条件まで確認します。例えば、教育学部国際入試では英語能力試験の受験が出願条件に含まれます。工学部の10月入学では指定された統一試験の成績も必要です。点数を持っていても、対象外の受験方法や証明書では条件を満たせない場合があります。

「合格したら入学する」という確約や、九州大学内の別方式との併願制限も重要です。共創学部の総合型選抜と学校推薦型選抜は同じ年度に併願できません。学校へ推薦を依頼する前に、候補となる方式の制限を読んでおくと、書類準備を進めてから選択し直す事態を防げます。

2027年度の日程は、入力期限と書類到着期限を分けて管理します

秋に出願しても、合格発表が翌年になる方式があります

「推薦なら年内に受験が終わる」とは限りません。2027年度の学校推薦型選抜は、公式選抜概要で出願期間が2026年11月2〜6日、第二次選抜が2027年1月30日、合格発表が2月10日とされています。共通テストの学習や面接準備を、冬まで続ける計画が必要です。詳しい入力・支払期限や入学手続期限は、募集要項で確認してください。

共創・教育の総合型Ⅰ

出願:2026年9月7〜11日
第一次:10月12日
第二次:11月28日
合格発表:12月21日

現年度は最新要項で最終確認してください。

既設の総合型Ⅱ

書類出願:2026年10月19〜30日
Web出願:10月13〜27日
第二次:原則2027年1月30日
合格発表:2月10日

歯学部などは選考の進み方が異なります。現年度は最新要項で最終確認してください。

学校推薦型選抜

出願:2026年11月2〜6日
第一次:11月中旬〜12月中旬
第二次:2027年1月30日
合格発表:2月10日

現年度は最新要項で最終確認してください。

この日程は2027年度公式選抜概要の総合型選抜と、学校推薦型選抜の概要に基づきます。次世代研究者発掘入試や国際入試は、後の各節で別に説明します。例えば、総合型選抜Ⅱの書類到着期限を見て10月30日まで入力できると思うと、Web出願の期限を過ぎてしまいます。入力・支払・郵送を別の予定として記録しましょう。

倍率は、同じ学部・方式・年度の人数で読みます

九州大学は入学者選抜実施状況で2026年度までの結果を公表しています。2027年度の募集人員と2026年度の合格者数は、同じ意味ではありません。さらに、志願者数を合格者数で割った値と、受験者数を合格者数で割った値も異なります。数字を比較する際は、年度と計算に使う人数をそろえてください。

例えば、書類で絞られた後の面接倍率だけを見ると、出願者全体からの選抜の厳しさが見えません。また、2027年度に新設される工学部の推薦や次世代研究者発掘入試には、その方式の前年度実績がありません。別方式の倍率を新設方式の倍率として紹介することはできません。倍率は参考材料にとどめ、出願条件と試験内容から準備を決めましょう。

志望理由書・小論文・面接は「経験から学びへ」のつながりを準備します

志望理由書は、経験・問い・学び・将来をつなげます

志望理由書の準備では、経験を説明するだけで終わらせず、そこから生まれた疑問と大学で学ぶことをつなげます。この記事では「経験・問い・学び・将来」の4つで整理する方法を提案します。これは九州大学が全方式に同じ4項目を課しているという意味ではありません。提出する書類の設問や学部の評価内容に合わせて使う、準備のための整理方法です。

例えば「食品ロスを減らしたい」という関心なら、どこで問題を知ったか、何を調べたか、まだ何が分からないかを書き出します。そのうえで、食品の保存を研究したいのか、消費者の行動を調べたいのかを考えます。同じ課題でも、農学と経済学では学ぶ内容が変わります。学部を選んだ理由は、この違いから具体化できます。

大学との接続は、研究室名や教員名を入れるだけでは完成しません。授業内容、学部の学習の進み方、扱う分野を確認し、自分が何を学ぶ必要があるのかを説明してください。読んでいない論文を挙げたり、理解していない専門用語を使ったりすると、その後の質問に答えにくくなります。高校生として理解できる範囲を、正確に書くことが出発点です。

小論文は、資料の内容と自分の意見を分けて書きます

小論文は、資料の内容と自分の意見を分けて書きますに向けて準備する高校生

共創学部の総合型選抜Ⅰでは、講義内容の理解や、得た知識を使って考え、表現する力が評価されます。教育学部の小論文では、英文や数値資料を含む場合があります。つまり、準備した主張をどの問題にも当てはめる練習だけでは足りません。初めて読む資料から、設問に必要な情報を取り出す練習を重ねましょう。

例えば、図の数値が増えているときは「何が、いつから、どの程度増えたか」を先に整理します。「その原因は家庭環境です」とすぐ断定せず、資料が示している事実と、自分が考えた理由を分けてください。書いた後は、設問への答え、根拠、反対の見方、文章のつながりを確認します。添削で指摘された点を、次の文章でも直せることが大切です。

面接では、正解だけでなく考えた過程を説明します

面接や口頭試問の練習では、結論を短く伝え、根拠や具体例を続ける形にすると説明しやすくなります。例えば探究活動なら、問い、調べ方、結果、限界、次に調べたいことの順で話します。「なぜその方法にしたのですか」と聞かれたときも、自分が判断した理由に戻れます。大学のすべての面接が同じ質問順になるという意味ではありません。

知らないことを聞かれたら、分かる範囲と分からない範囲を分けて答えます。反対の意見が出たら、どの部分に納得できるか、自分の考えを変えるなら何を確かめたいかを説明してみてください。暗記した回答を長く読み上げるより、質問の意味を受け止めて答える練習が必要です。録音を聞き直すと、説明が長い部分や根拠が抜けた部分を見つけやすくなります。

落とし穴|活動名を並べても、自分が何を考えたかが伝わりません

「生徒会、探究、ボランティアを頑張りました」と並べるだけでは、本人が担った役割や学びが分かりません。例えば共同研究なら、自分が集めた資料、担当した実験、提案した改善点を分けます。結果が思うように出なかったときも、何を見直したかを説明できます。ただし、失敗を話せば自動的に高く評価されるという公式基準はありません。

書類は必ず本人の経験や考えに基づいて作成してください。2027年度の募集要項には、志願者以外の者や生成する人工知能が作成した志望理由書を不正行為として扱う記載があります。第三者には、説明不足や論理のずれを指摘してもらい、本人が考えて書き直します。文章を代わりに完成させてもらうことと、考えを深める助言を受けることを混同しないようにしましょう。

高1・高2から、成績と探究の記録を積み重ねます

総合型選抜や推薦入試の準備は、早く始めるほど絶対有利です。評定、英語資格、探究、読書や文章練習は、出願直前にまとめて用意できません。高1から関心分野を調べ、高2には志望学部の条件を確認して、必要な活動や学習を続ける形が望ましいです。高3になって初めて資格や活動要件を知ると、選択肢が狭まります。

高3で準備中の方は、新しい実績を増やす前に、出願できる方式と期限を確定させてください。次に、すでにある経験や学習記録を整理し、必要書類と試験の練習を進めます。例えば、探究ノートの実験結果や読書メモを集め直せば、説明の根拠を確認できます。短期間で早期開始の準備量を取り戻せるとは考えず、残された課題の順番を決めましょう。

共創学部の推薦・総合型Ⅰ|発表と討論の違いに合わせて対策します

学校推薦型選抜は、学校長推薦と共通テストが必要です

共創学部の推薦は募集人員15人、学校長が推薦できる人数は1校1人です。2027年度概要では、推薦書、調査書、志望理由書、活動歴報告書による第一次選抜の後、発表と面接、共通テストなどで総合評価します。面接は主に日本語ですが、一部の質疑応答は英語です。出願は11月2〜6日、第二次選抜は翌年1月30日です。

準備では、社会課題について「何を問題と考え、どの資料や経験からそう判断したか」を発表できるようにします。例えば地域の交通を扱うなら、高齢者の移動、費用、環境への負担という複数の見方を整理できます。英語でも、自分の関心や調べた内容を簡潔に説明してみましょう。英語資格を提出しても、共通テスト英語の受験が不要になるわけではありません。

総合型選抜Ⅰは、講義を受けて書く小論文と討論が特徴です

総合型選抜Ⅰも募集人員15人ですが、学校長推薦を前提とする推薦方式とは別です。2027年度要項では、調査書、志望理由書・活動歴報告書や講義に関する小論文で第一次選抜を行い、第二次では討論と面接を行います。共通テストは課しません。出願9月7〜11日、第一次10月12日、第二次11月28日、合格発表12月21日です。

小論文は、文系と理系の内容を主とする講義を受けて作成します。英文、英語による記述、数的な処理が含まれる場合もあります。「文系だから理系の講義は関係ありません」と切り分けず、未知の内容を理解する練習を進めましょう。討論では意見を言うだけでなく、他者の意見との共通点や違いを整理し、議論の内容を文章にまとめる練習も必要です。

制度の詳細は2027年度総合型選抜Ⅰ募集要項に基づきます。共創学部が示す学生像には、課題への関心、主体的な学び、他者との協力、自分の考えを見直す姿勢や国際的視野が含まれます。対策では、活動の規模を大きく見せるよりも、違う立場の人から何を学び、考えをどう変えたかを整理してください。

落とし穴|「いろいろ学びたい」で、出発点の課題が見えません

分野を横断して学ぶことは、関心の対象を決めなくてよいという意味ではありません。例えば「環境も経済も教育も学びたい」と並べるより、「地域の海岸ごみを減らすため、住民の行動や事業者の費用を調べたい」とすると、複数の学びが必要な理由を説明できます。学校の探究を活用し、自治体の資料や関連分野の本を読んで、調査の問いを小さくしてください。

共創学部の出願資格・選考内容・提出書類・日程と、合格に向けた具体策を学部別ページにまとめています。

共創学部の出願条件と合格対策を見る

文学部の推薦・総合型Ⅱ|研究計画と英語での説明を分けて準備します

学校推薦型選抜は、大学院進学を見据えた学びへの意欲も確認します

文学部の学校推薦型選抜は募集人員10人、学校長推薦は1校1人です。2027年度概要では、推薦書、調査書、志望理由書に当たる研究計画書を評価し、その後に面接と共通テストで選抜します。推薦要件には、大学院進学を見据えて文学部で学ぶ強い志も含まれます。出願11月2〜6日、面接1月30日、合格発表2月10日です。

研究計画の準備では、「本が好き」「歴史が好き」という関心から、何を調べたいかへ進めます。例えば文学作品なら、特定の場面で人物の関係がどう描かれるか、同じ時代の別作品と何が違うかを読み比べられます。大学院の専門研究をすでに完成させる必要はありませんが、入学後に学びを深めたい理由を、自分が読んだ資料から説明しましょう。

総合型選抜Ⅱは、英語小論文と英語による面接があります

文学部には推薦とは別に総合型選抜Ⅱがあり、募集人員は10人です。2027年度概要では、調査書と志望理由書による第一次選抜の後、英語小論文、英語による個人面接、共通テストで総合評価します。第一次合格者数によって集団面接の場合もあります。書類出願10月19〜30日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。

推薦用の日本語面接練習だけで総合型Ⅱの対策を済ませないようにしてください。例えば、関心のある文化や歴史について、短い英文を読み、筆者の主張と自分の意見を英語で整理する練習が考えられます。難しい語を多く使うより、理由や具体例のつながりを正確に表すことを優先します。両方式は同じ年度に併願できません。

落とし穴|読書冊数や教員名を、理解の深さの代わりに使います

読書は冊数を増やすだけでなく、著者の主張、根拠、自分が疑問に思った点を記録します。例えば同じ歴史上の出来事を扱う本でも、使う資料や説明が違う場合があります。その違いを比較すると、問いを深められます。九州やアジアに触れれば評価が上がるという条件はありません。自分の関心と学部の授業・研究が実際につながるかを確認してください。

文学部の出願資格・選考内容・提出書類・日程と、合格に向けた具体策を学部別ページにまとめています。

文学部の出願条件と合格対策を見る

志望学部と出願条件が見えたら、準備の優先順位を相談します

「推薦と総合型のどちらを選ぶか」「今の経験をどの書類で伝えるか」に迷ったら、学部名、正式な方式名、評定、期限、書類の状態を1枚に整理してください。例えば「文学部の推薦を希望、校内期限は確認済み、研究計画の問いが未整理」と書くと、相談したい内容が具体的になります。書類を完成させてから相談する必要はありません。

  • 出願条件や学校への確認で、先に確定させる項目です。
  • 経験や関心を、志望理由書と面接で伝える方向です。
  • 共通テストの学習、書類作成、試験練習の取り組む順番です。

これらを自分の状況に合わせて整理したい場合は、マナビライトの受験相談で、現在分かっている条件と困っている点を伝えてください。

工学部の推薦・総合型選抜|2027年度の新設方式と学科別対策を確認します

工学部では2027年度から学校推薦型選抜が実施され、次世代研究者発掘入試も導入されます。総合型や推薦は、一般選抜の学科群とは異なり、学科やコースごとの選抜です。機械工学科と航空宇宙工学科では総合型選抜の募集を行いません。「工学部なら同じ総合型が使える」と考えず、希望分野と出願先の対応を確認しましょう。根拠は工学部の2027年度以降の入試案内です。

学校推薦型選抜|融合基礎の2コースと、機械・量子物理の女子枠です

学校推薦型選抜の対象は、融合基礎工学科の物質材料コース・機械電気コースと、機械工学科・量子物理工学科の女子枠です。学校長推薦、指定された共通テスト、入学の確約などが必要です。出願11月2〜6日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。推薦書、調査書、志望理由書などを準備し、書類選抜後の面接に備えます。

物質材料コースの推薦

募集3人です。材料の性質や環境・エネルギーとの関係を、学びたい内容につなげます。第二次は面接や共通テストなどで評価します。

機械電気コースの推薦

機械と電気を組み合わせて学ぶ理由を整理します。第二次は面接や共通テストなどで評価します。理科の指定は物理と化学です。

機械工学科の推薦・女子枠

募集7人、学校長推薦は1校2人以内です。面接には試問を含みます。共通テストは指定された数学と物理を使います。

量子物理工学科の推薦・女子枠

募集3人です。物理への関心と学ぶ意欲を整理します。書類、面接、共通テストなどによる評価です。

例えば材料の研究に関心があるなら、「強い材料を作りたい」から、どの用途で、何の性質を改善したいかへ進めます。機械分野なら、動きや力の関係を高校の物理で説明してみてください。科学コンテストへの参加を、すべての推薦方式の必須条件として扱ってはいけません。自分の活動と理数の学習を、募集要項の条件に沿って整理します。

総合型選抜Ⅱ・一般枠|学科によって実技や課題探求試験が違います

一般枠には、電気情報、材料、応用化学、化学工学、融合基礎の2コース、量子物理、船舶海洋、地球資源システム、土木、建築の対象があります。調査書や志望理由書などの書類評価に加え、指定された共通テストを使います。既設方式の日程は、書類出願10月19〜30日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。対象となる卒業時期は学科で異なります。

電気情報工学科には面接・実技、地球資源システム工学科には課題探求試験と面接、建築学科には課題探求試験があります。材料、融合基礎、量子物理、土木などでは試問を含む面接が示されています。例えば建築志望なら、空間の使われ方を観察し、図や言葉で課題を説明する練習が考えられます。通常の志望動機だけで、学科固有の試験対策を済ませないことが大切です。

応用化学と化学工学を迷う場合は、扱う物質や反応への関心と、製造・利用の仕組みへの関心を分けて考えてみましょう。船舶海洋なら海上輸送や海洋での利用、土木なら災害や都市、地球資源なら資源の供給と環境というように、同じ社会課題でも学科の学びは変わります。これらは志望理由を整理する例で、実際の出題や合格条件を示すものではありません。

総合型選抜Ⅱ・女子枠|材料と融合基礎の2コースを別に確認します

総合型選抜Ⅱの女子枠は、材料工学科、融合基礎工学科物質材料コース、同機械電気コースです。女子であることや指定科目などの資格を確認します。学校推薦型選抜の女子枠とは別方式です。材料工学科は5人、融合基礎の機械電気コースは2人の募集が概要で確認できます。一般枠の人数と合算した数字を、女子枠の募集人数として使わないでください。

準備は、希望する学科・コースの学習内容、活動の記録、理数の基礎、試問への説明練習です。例えば共同実験を説明するときは、自分が担当した測定と、班全体で判断した内容を分けます。出願先の枠が違うから学力対策を省けるとは考えず、第二次選抜の内容や併願方法を当該年度要項で確認してください。

次世代研究者発掘入試Ⅰ|研究実績と博士課程への志を確認します

次世代研究者発掘入試Ⅰは、材料工学科、化学工学科、融合基礎工学科、地球資源システム工学科が対象です。2027年度要項では、所定の研究活動などの実績要件や、博士課程進学への志を確認します。共通テストは課しません。活動歴報告書・研究計画書、志望理由書、調査書、出願要件証明書などを使い、第二次は研究内容の発表と口頭試問です。

第二次選抜は2026年10月24日、合格発表は11月25日です。募集は若干名です。例えば研究発表の準備では、成果の大きさだけでなく、問いを立てた理由、方法を選んだ理由、結果から言える範囲を説明します。応募しただけで活動要件を満たすと考えず、要項の対象活動と証明書を確認してください。詳細は2027年度次世代研究者発掘入試Ⅰ募集要項に基づきます。

次世代研究者発掘入試Ⅱ|既設の総合型Ⅱと書類を混同しません

次世代研究者発掘入試Ⅱは、2027年度の実施と募集要項の公開を大学公式案内で確認できます。工学部の対象は電気情報、材料、応用化学、化学工学、融合基礎、地球資源システムです。Ⅰと異なり共通テストを課します。活動歴報告書・研究計画書や出願要件証明書の公開書式もあり、既設の総合型Ⅱとは区別して準備します。

大学の予告では、研究者育成プログラムの修了や同等の活動、博士課程への進学意欲、書類評価後の発表・口頭試問などが示されています。ただし、予告の条件や予定時期を最終要項の確定情報として扱ってはいけません。新設方式のため前年度同方式の参考要項もありません。細かな資格、期限、選考内容は2027年度要項を確認し、判断に迷う活動歴は入試課へ照会してください。

落とし穴|専門的な言葉が増えて、基礎の説明ができません

例えばロボットの研究に関心があるなら、使った部品名だけでなく、力、電気、測定、制御のどこに課題があるかを整理します。練習では「この結果はどの条件なら成り立ちますか」「測定誤差をどう考えましたか」と問い直してください。これらは練習用の問いです。実際に出た質問と断定せず、高校の理数科目と活動の説明を行き来する練習に使いましょう。

工学部の出願資格・選考内容・提出書類・日程と、合格に向けた具体策を学部別ページにまとめています。

工学部の出願条件と合格対策を見る

教育学部の総合型Ⅰ・国際入試|当日課題を考えて発表する力を育てます

総合型選抜Ⅰは、志望理由書を全員に求める方式ではありません

教育学部の総合型選抜はⅠで、募集人員7人、共通テストを課しません。2027年度要項では、第一次は小論文と調査書など、第二次は当日示される課題についての発表と面接です。共創学部と違い、志望理由書・活動歴報告書を全員が提出する形ではありません。出願9月7〜11日、第一次10月12日、第二次11月28日、合格発表12月21日です。

第二次では、当日課題の発表内容をまとめ、パネルを作成して説明します。準備では教育への関心を深めるとともに、初めての資料から論点を整理する練習が必要です。例えば学習時間と意欲の資料なら、数字を読み、別の説明があり得るか考えます。自分の得意な不登校やいじめの話題だけに、すべての課題を結びつけないようにしてください。

国際入試は、国内の高校生も出願資格を確認できます

教育学部国際入試は、一般・帰国生徒・私費外国人留学生の区分があり、募集人員3人です。国際という名前だけで、海外経験が必須だと判断しないでください。2027年度要項では、第一志望と入学の確約、対象の英語能力試験を出願前2年以内に受験したことなどが条件です。一般区分にも国内の高校卒業・卒業見込みに関する資格があります。

履歴書、志望理由書、調査書や成績証明などで第一次選抜を行い、第二次は当日課題についての発表と面接です。発表では英語と日本語を使います。出願2026年9月7〜11日、第二次11月28日、合格発表2027年1月22日、入学手続は2月11〜17日です。総合型Ⅰとの併願制限にも注意してください。根拠は2027年度教育学部国際入試募集要項です。

落とし穴|「先生になりたい」という将来像だけで学部理解を済ませます

教育学部は、人間の発達や成長を軸に学ぶ学部です。教員を目指すこと自体を否定する必要はありませんが、何を学んで教育を理解したいかを考えましょう。例えば「学習意欲は、仲間との関係によってどう変わるか」とすると、心理や社会の見方につながります。文部科学省の資料や入門書を読み、分かったことと疑問を分けて記録してください。

教育学部の出願資格・選考内容・提出書類・日程と、合格に向けた具体策を学部別ページにまとめています。

教育学部の出願条件と合格対策を見る

理学部の総合型Ⅱ|4学科の違いと、考えた過程を説明する準備

理学部の総合型Ⅱ|4学科の違いと、考えた過程を説明する準備

  • 物理・化学・地球惑星科学・生物は、関心と学習の接続を別に整理します
  • 落とし穴|結果だけを覚えて、実験や解法を選んだ理由が抜けます

2027年度公式概要の総合型選抜Ⅱは、物理・化学・地球惑星科学・生物の4学科です。数学科を含む理学部の全学科が同じ方式を実施するわけではありません。いずれも指定された共通テストと、調査書や志望理由書などを使います。書類出願10月19〜30日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。対象となる卒業時期なども要項で確認します。

物理・化学・地球惑星科学・生物は、関心と学習の接続を別に整理します

物理学科

募集7人です。現象を式や測定で理解する関心を整理します。例えば、理想的な条件と実験結果の違いを説明する練習ができます。

化学科

募集8人です。物質の性質や反応について、観察と考察を分けます。例えば、反応条件を変えた理由を高校の化学から説明します。

地球惑星科学科

募集7人です。地球の現象について、時間や場所、使う資料の範囲を整理します。例えば、一地点の観察を地域全体に広げてよいか考えます。

生物学科

募集5人です。書類、面接、共通テストなどで評価します。例えば、観察した違いが環境と個体のどちらに関係するか、調べ方を考えます。

カードの例は準備のための問いです。口頭で答える試験や面接の詳しい形式は、各学科の要項に合わせて練習します。科学コンテストの実績を全員の必須条件にしたり、大学院の研究テーマをすでに決めることを一律に求めたりしません。自分が取り組んだ学習や探究を、正確に説明できる状態を目指してください。

落とし穴|結果だけを覚えて、実験や解法を選んだ理由が抜けます

例えば「予想どおりの結果でした」と話すだけでは、どんな予想を立てたかが分かりません。目的、方法、結果、限界、次の疑問を順に整理します。数学や理科の問題でも、使った式の条件を説明してみましょう。学校の理科教員には実験の考察や基礎知識を確認してもらい、面接練習では、初めて聞く人に意味が伝わるかを確かめると役割を分けられます。

法学部・経済学部の総合型Ⅱ|社会への関心を、英語や資料の読み取りにつなげます

法学部は、英語資格と英語試験の準備も必要です

法学部の総合型選抜Ⅱは募集10人です。2027年度概要では、調査書、志望理由書、英語能力試験の成績で第一次選抜を行い、第二次は英語試験、個人面接、共通テストで総合評価します。高校卒業などの対象時期は2025年4月以降です。書類出願10月19〜30日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。

例えば外国人労働者の生活を調べるなら、本人の困り事だけでなく、制度、企業、地域の立場を分けて考えます。英語の資料も読み、筆者の主張を短く説明してみてください。公式概要に示される入学後の学習に必要な英語力の目安と、出願を受け付ける最低条件は同じとは限りません。数字の意味や対象試験を募集要項で確かめましょう。

経済学部は経済・経営学科が対象|経済工学科と混同しません

総合型選抜Ⅱの対象は経済・経営学科で、募集22人です。調査書や志望理由書による第一次選抜後、小論文、面接、共通テストで評価します。2025年4月以降の高校卒業などの資格と、合格した場合の入学の確約を確認します。書類出願10月19〜30日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。経済工学科にも同じ総合型があるとは書けません。

対策では、問題意識、調べたこと、大学で学ぶこと、将来の使い方をつなげます。例えば商店街の変化なら、人口、店の数、交通、買物の仕方などの資料を比べられます。聞き取りをする場合は、誰に何を聞いたか、何人の意見から判断したかを記録します。少数の意見だけで地域全体の原因を決めないことが、書類や小論文の根拠を整える練習になります。

落とし穴|将来の職業を説明して、大学で学ぶ内容が抜けます

「公認会計士になりたい」「法律で人を助けたい」という将来像は、学問への関心と結びつけます。例えば、企業の数字をどう読みたいのか、制度のどんな問題を考えたいのかを書き出してください。経済用語を覚える場合も、身近な例で説明すると理解を確かめられます。特定の経済指標や用語が面接で必ず出ると決めつけた対策は避けましょう。

経済学部の出願資格・選考内容・提出書類・日程と、合格に向けた具体策を学部別ページにまとめています。

経済学部の出願条件と合格対策を見る

医学部保健学科・歯学部|医療への関心と選考形式を分けて準備します

保健学科の総合型Ⅱは、3専攻ごとに出願します

医学部の総合型選抜Ⅱは保健学科が対象で、看護学専攻10人、放射線技術科学専攻6人、検査技術科学専攻6人の募集です。医学科の総合型選抜として紹介しないでください。指定された共通テストや第一志望などの条件を確認し、調査書や志望理由書を準備します。書類出願10月19〜30日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。

例えば看護なら患者の生活や支援、放射線技術なら画像や放射線の利用、検査技術なら検査と判断への関心を、各専攻の教育内容と照合します。医療を支える職種には役割の違いがあります。「医療に貢献したい」という共通の説明から一歩進み、その専攻で学ぶ理由を整理してください。面接などの形式や指定科目は、志望専攻の欄を確認します。

歯学部の学校推薦型選抜は、推薦書・志望理由書と面接を使います

歯学部の推薦は募集8人、学校長推薦は1校2人です。2026年4月から2027年3月までの高校卒業・卒業見込みなどの条件を確認します。第一次は推薦書、調査書、志望理由書、第二次は面接と共通テストによる評価です。出願11月2〜6日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。歯科医療や歯科医学を学ぶ理由を具体化しましょう。

例えば口の健康と高齢者の生活の関係に関心があるなら、食べること、会話、予防、医療へのアクセスという見方を整理できます。歯科医師という職業への憧れだけで終わらず、大学で何を理解し、どのような問題に関わりたいかを説明します。医療に関する活動経験をすべての受験生の必須条件として加えることはできません。

歯学部の総合型Ⅱは、課題講義のレポートと集団面接があります

歯学部の総合型選抜Ⅱも募集8人ですが、推薦とは選考が違います。2027年度概要では、第一次で調査書、課題講義に対するレポート、集団面接を評価し、その結果と共通テストで第二次評価を行います。第一次は2026年11月28日、合格発表は翌年2月10日です。書類出願10月19〜30日で、推薦と同じ年度の併願はできません。

講義対策では、説明の要点、根拠、疑問を分けてメモし、設問に沿って文章にします。集団面接の練習では、ほかの人の回答を聞きながら、自分の考えを簡潔に説明してみましょう。「討論で相手を論破する試験」と決めつけないことが大切です。推薦用の志望理由書だけに時間を使うと、講義を理解してまとめる練習が不足します。

医学部の出願資格・選考内容・提出書類・日程と、合格に向けた具体策を学部別ページにまとめています。

医学部の出願条件と合格対策を見る

芸術工学部の推薦・総合型Ⅱ|コース別の書類と実技を確認します

インダストリアルデザインコースの推薦は、志望理由書を準備します

2027年度推薦の対象コースの一つがインダストリアルデザインです。学校長推薦、指定された共通テスト、入学の確約などの条件を確認し、推薦書、調査書、志望理由書を準備します。第一次の書類評価後、第二次では面接と共通テストなどを使います。出願11月2〜6日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。

例えば身近な道具を調べるなら、見た目だけでなく、使う人、使う場面、材料、作り方を整理します。「かっこいい製品を作りたい」から、どんな使いにくさを変えたいのかへ進めましょう。作品を持っている場合も、制作の目的や改善の理由を説明できることが大切です。公開要項で確認しないまま、作品集を全員の必須提出物にしてはいけません。

未来構想デザインコースの推薦は、作文と自己活動評価書が必要です

未来構想デザインコースの推薦は募集5人で、全体の学習成績の状況がおよそ4.0以上という条件があります。第一次では推薦書、調査書、作文、自己活動評価書を使い、第二次は小論文、面接、共通テストなどで評価します。作文は、コースの学びを通して将来取り組みたいことがテーマです。出願や第二次、合格発表の日程は上の推薦と同じです。

例えば地域の空き家を扱うなら、住民の生活、所有者、費用、利用する人という複数の見方から考えます。作文で描く将来の取り組みと、自己活動評価書に書く行動がどうつながるかを確認しましょう。活動を大きく見せるために、本人が担当していない仕事まで自分の実績にするのは避けてください。公開書式は当該年度の大学案内から確認できます。

総合型選抜Ⅱは5コース|音響設計だけを同じ実技と考えません

総合型選抜Ⅱは、環境設計、インダストリアルデザイン、未来構想デザイン、メディアデザイン、音響設計の5コースです。第一志望、対象となる高校卒業時期、指定共通テストなどの条件を確認し、調査書や志望理由書・活動実績の書式を準備します。書類出願10月19〜30日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。

環境設計・総合型Ⅱ

募集7人です。第二次は実技と共通テストなどで評価します。例えば、空間を観察し、形や使われ方を説明する準備が考えられます。

インダストリアルデザイン・総合型Ⅱ

募集16人です。第二次は実技と共通テストなどで評価します。道具を作る目的や、案を変えた理由を整理します。

未来構想デザイン・総合型Ⅱ

募集5人です。第二次は実技と共通テストなどで評価します。推薦の作文・自己活動評価書と書式を混同しません。

メディアデザイン・総合型Ⅱ

募集22人です。第二次は実技と共通テストなどで評価します。例えば、伝えたい内容と表現方法の関係を整理します。

音響設計・総合型Ⅱ

募集5人です。小論文、実技を含む面接、共通テストなどで評価します。専用の志望理由書・活動実績の書式を確認します。

落とし穴|作品の数を増やして、試験形式に合う練習が不足します

実技という名前から、自由に作品を作る試験だと推測してはいけません。コースの要項や公開された試験情報に合わせ、与えられた条件を読み、時間内に考えを形にする練習を進めます。例えば、案を複数考え、選んだ理由を短く説明する練習ができます。制作だけで終わらず、説明、資料の理解、必要な科目の学習を予定に入れましょう。

芸術工学部の出願資格・選考内容・提出書類・日程と、合格に向けた具体策を学部別ページにまとめています。

芸術工学部の出願条件と合格対策を見る

農学部の総合型選抜|食・環境・生物の問いと研究の計画を整えます

総合型選抜Ⅱは、小論文・面接と共通テストを使います

農学部の既設の総合型選抜Ⅱは募集24人です。2027年度概要では、2025年4月以降の高校卒業など、指定共通テスト、第一志望などの条件を確認します。第一次は調査書と志望理由書、第二次は小論文、面接、共通テストで評価します。書類出願10月19〜30日、第二次1月30日、合格発表2月10日です。

例えば食品の廃棄を調べるなら、保存の仕組み、流通、消費者の行動を分けて考えます。農業経験の有無だけで受験を判断せず、食・環境・生物への疑問をどう調べたかを整理してください。農林水産省の白書や統計を読む際は、対象地域、調査年、単位を記録します。数字の大きさだけを使って、原因まで分かったように書かないことが大切です。

次世代研究者発掘入試Ⅰは、活動の要件と研究計画を確認します

農学部の次世代研究者発掘入試Ⅰは若干名の募集で、共通テストを課しません。所定の研究活動などの実績、博士課程への進学意欲などを確認します。活動歴報告書・研究計画書、志望理由書、調査書、出願要件証明書などを準備し、第二次は研究実績の発表と口頭試問です。第二次10月24日、合格発表11月25日です。

活動歴は「行ったこと」、研究計画は「これから調べたいこと」です。例えば植物の生育を調べたなら、実際に測定した条件と、大学で新たに確かめたい条件を分けます。分かったことを広く言い過ぎず、実験の限界を整理すると、計画の理由を説明しやすくなります。共同研究では、自分の役割や出願要件を証明できるかを学校に確認してください。

次世代研究者発掘入試Ⅱは、共通テストを課す別方式です

農学部の次世代研究者発掘入試Ⅱも、2027年度の実施と公開書式を大学公式案内で確認できます。Ⅰとは異なり共通テストを課します。活動歴報告書・研究計画書や出願要件証明書を確認し、既設総合型Ⅱの志望理由書だけで準備が終わると考えないでください。募集は若干名として案内されています。

大学の予告では、研究者育成プログラムの修了や同等の活動、研究への志、発表や口頭試問などが示されています。ただし、これは予告の参考情報です。新設方式のため、同方式の前年度公式要項はありません。出願資格の細部、正式日程、指定科目、選考内容は2027年度募集要項で最終確認してください。活動が要件に当たるかは、自己判断せず大学の入試課へ照会します。

落とし穴|食や環境への関心を、観察や資料につなげません

「自然を守りたい」という説明から、何を観察し、どんな資料を読んだかへ進めます。例えば海藻の変化を考えるなら、観察した時期や場所、比較に使える過去資料、温度以外の条件も整理できます。身近な経験を使うときも、実際に経験したことだけを書きます。家族の職業や活動歴を、説得力を出すために作り足すことはできません。

帰国生・留学生・10月入学|推薦とは別の出願資格と日程を確認します

海外で学んだ経験や外国籍がある場合、学校推薦型や総合型だけを調べて終わらせないことが大切です。九州大学には帰国生徒選抜、私費外国人留学生入試、10月入学の国際型・国際コース入試があります。英語が得意というだけで全方式に出願できるわけではありません。国籍、教育を受けた場所、学校の種類、修了時期を先に整理します。

帰国生徒選抜|海外在住と教育歴を証明します

2027年度帰国生徒選抜の対象は、文学、法、経済、理、医、歯、薬、芸術工学部の所定の学科・専攻・コースです。募集は若干名です。教育学部はこの方式ではなく、前述の国際入試で帰国生徒を対象にします。工学部や農学部に帰国生徒選抜があると推測せず、対象表を確認してください。

資格には、日本国籍または日本の永住許可、保護者との海外在住、海外での教育歴などの条件があります。例えば12年の課程による資格では、最終学年を含めた継続した海外教育の期間などを確認します。留学したことだけで資格を満たすとは限りません。学校の種類や期間の扱いに迷う場合は、証明書を整理して大学へ照会しましょう。

出願は2026年10月13〜16日17時必着、試験は学部ごとに2027年2月25〜27日の範囲、合格発表は3月10日、入学手続期限は3月15日です。身上記録書や学校・成績・在住関係の証明を準備し、学部別の学力検査や面接に合わせて対策します。根拠は2027年度帰国生徒選抜募集要項です。

私費外国人留学生入試・4月入学|日本留学試験と英語資格が必要です

この方式は、日本国以外の国籍を持ち、日本の永住許可を得ていないことなどが資格に含まれます。対象は教育学部を除く所定の学部・学科などで、募集は若干名です。工学部は対象学科・コースが限られます。指定された日本留学試験の科目や、英語能力試験の成績も確認します。一部学部には日本留学試験の出願基準点があります。

2027年度要項では、Web入力・支払が2026年10月26日〜11月6日、書類は11月2〜13日17時必着です。学部ごとの試験は2027年2月26〜27日、合格発表3月4日、入学手続期限3月15日です。卒業・成績証明、身上記録書、試験成績などを準備します。共創学部では志望理由書も必要です。

例えば理系学部を希望するなら、日本留学試験の数学コースや理科の指定を先に確認します。共創学部では認められない自宅受験型の英語試験があり、農学部も提出できる種類に注意が必要です。同じ大学の留学生入試でも条件が同じとは限りません。選考は指定試験や学部別検査、書類などを読み合わせて準備してください。根拠は2027年度4月入学募集要項です。

共創学部の国際型入試・10月入学|書類とオンライン面接を準備します

共創学部の2027年10月入学では、教育歴に応じた出願資格、指定された統一試験、英語能力の証明を確認します。英語による教育を受けた期間の証明で、英語試験成績の提出を免除できる条件もあります。資格を満たすかは、学校の教育課程と証明書から確認します。海外に住んでいるという理由だけで出願できるとは判断できません。

Web出願は2026年12月7〜11日、書類到着は12月17日17時までです。第一次発表は2027年2月15日、第二次のオンライン面接は2月25日または26日、合格発表3月23日、入学手続期限4月12日です。面接はパソコンで行い、スマートフォンやタブレットは認められません。通信確認も含め、実際の環境で練習してください。根拠は2027年度共創学部国際型入試要項です。

工学部の私費外国人留学生入試・10月入学|指定試験の科目を確認します

10月入学の工学部国際コースは、電気情報、応用化学、機械、土木のプログラムが対象です。教育歴による資格や、指定統一試験と英語能力の条件を確認します。書類による第一次選抜と第二次選抜があり、専門分野に対応する基礎学力の準備も必要です。国内の総合型選抜で対象外の学科でも、別の国際プログラムがある場合があります。

Web出願2026年12月7〜11日、書類は12月17日17時必着、第二次は2027年2月下旬〜3月上旬、合格発表3月23日、入学手続期限3月31日です。例えば英語資格の手配だけを進め、統一試験の指定科目が不足すると出願できません。志望プログラムの科目や最低条件、証明書の送付方法を先に確認しましょう。根拠は2027年度工学部国際コース要項です。

農学部国際コース・10月入学のタイプA|共通テストを使います

農学部国際コースのタイプAは、共通テストを利用する方式です。高校卒業などの資格、指定された数学・理科・英語・情報Ⅰを確認します。第一次は共通テストと出願書類、第二次は面接などで評価します。農学に関連する科目の筆記試験を課す場合もあります。英語で授業を受ける準備と、理系の基礎学力の準備を両方進めましょう。

Web出願2026年12月7〜11日、書類12月17日17時必着、第二次は2027年2月下旬〜3月上旬、合格発表3月23日、入学手続期限4月12日です。例えば通常の4月入学の総合型Ⅱと同じ提出物だと考えず、国際コース用の願書や証明書を確認します。根拠は2027年度農学部国際コース・タイプA要項です。

農学部国際コース・10月入学のタイプB|教育歴と統一試験を確認します

タイプBは、海外や国内の対象学校で受けた教育、国際的な資格などに応じて出願資格を確認し、指定された統一試験の成績を提出します。英語能力試験の提出が必須か任意かも、利用する試験によって異なります。書類評価後の第二次選抜に向けて、農学への関心と基礎学力を、使用する言語で説明する準備を進めます。

Web出願2026年12月7〜11日、書類12月17日17時必着です。第一次発表2027年2月15日、合格発表3月23日という流れを確認し、第二次や手続の細部は当該要項を読みます。最終成績の代わりに学校の予測成績を使える場合もありますが、後の最終成績提出まで条件があります。根拠は2027年度タイプB要項です。

落とし穴|翻訳・原本・直接送付を、出願直前に手配します

海外関係の方式は、学校や試験機関が発行する証明書の手配に時間がかかります。例えば英語試験の点数を画面で確認できても、画面を印刷したものが正式な証明書として認められるとは限りません。翻訳証明、成績の評価基準、大学への直接送付を含めて、必要書類を早く一覧にしてください。社会人という属性だけで使える独立した方式は、2027年度の公開一覧では確認できません。

合格につながる進め方|学びの計画と説明を整えた2つのケース

マナビライトの合格者台帳に記録された、書類や面接の準備に関係する2つのケースを紹介します。いずれも九州大学の合格実績ではありません。大学ごとの条件を置き換えず、情報を調べて考えを整えた過程を、九大の準備にどう生かせるかという視点で読んでください。人物の氏名は伏せ、台帳で確認できる内容だけを扱います。

大阪大学外国語学部のケース|授業を調べて学習計画をつなげました

大阪大学外国語学部のドイツ語専攻に合格した方の記録では、学習計画書の内容を順に結びつけることや、自分が学びたいことを言葉にすることに苦労していました。授業内容を調べ、記録を残し、そこから学習計画を考えています。小論文は過去問を時間内に解く練習を繰り返し、面接では学習計画書をさらに問われることに備えました。評定や英語資格の数値は確認できません。

この準備から取り入れられるのは、授業名を集めるだけでなく、学びたい内容との関係を説明することです。例えば九大文学部の研究計画や共創学部の志望理由でも、「何を学ぶか」「なぜ必要か」「次に何へつながるか」を確認できます。大阪大学の選考形式が九大と同じという意味ではありません。書類と面接の説明をそろえる方法として参考にしてください。

早稲田大学スポーツ科学部のケース|文章の組み立てを面接にも生かしました

早稲田大学スポーツ科学部に合格した、ゴルフに取り組んでいた方の記録では、考えを整理しないまま話してしまうことや文章構成が課題でした。小論文の接続や言葉の位置を見直し、志望分野の論文を読んで、自分の競技との違いや応用できる点を考えています。面接ではその場で質問に答える練習も行いました。台帳の3.5という記載は当時の方式の必要条件で、本人の評定値とは区別します。

九大への応用では、活動を説明する文章を、主張・根拠・具体例に分けてみましょう。例えば工学部の探究説明なら、結果の前に目的と方法が伝わるかを確認できます。何問練習すれば合格できるという基準はありません。添削や模擬面接で指摘された点を次の回答に反映し、説明のずれを減らすことが、このケースから学べる準備です。

公式の評価内容から逆算する|出願資格・証拠・当日課題の3段階で準備します

この記事では、九州大学の公式選考内容と、上のケースで確認できた準備過程を合わせ、3段階の準備順を提案します。合格を判定する点数表ではありません。資格を満たすか、書類の内容を裏づけられるか、初めての課題にも説明できるかを、順番に確認するための整理です。例えば、資格が未確定のまま面接練習だけを増やす進め方を防げます。

1.出願資格を確定します

卒業時期、評定条件、学校長推薦、資格、指定科目、併願制限を確認します。不明点は高校や大学へ照会します。

例えば、研究活動が次世代入試の要件に当たるかを先に確認します。

2.書類の証拠をそろえます

活動記録、読書メモ、成績、授業の資料を集め、本人の役割や学びを説明します。

例えば、志望する授業と学びたい問いがどうつながるかを1文にします。

3.選考に合う練習をします

講義小論文、英語、発表、実技、口頭試問を方式別に練習します。

例えば、教育学部なら当日資料から発表を作り、文学部総合型Ⅱなら英語で説明します。

独学や学校で進めることと、専門家に確認することを分けます

基本的な情報収集、評定の維持、読書や探究の記録、志望理由の下書き、面接の基本マナーは、本人や学校で進められます。例えば進路指導の先生には校内期限や推薦書、教科担当の先生には学力や探究の考察を確認できます。最初からすべてを外部に任せる必要はありませんが、一人で作った内容を一人で完成と判断しないことが大切です。

学部が求める学生像の深い理解、書類の構成や添削、模擬面接の具体的な指摘、複数大学の出願計画などは、専門家の確認を使う場面です。例えば「説明は理解できるが、その学部で学ぶ理由が弱い」と指摘されれば、活動を追加する前に学部理解を見直せます。合格・不合格の記録を参照する場合も、出典のある実例だけを使い、根拠のない合格判定に頼らないようにしてください。

落とし穴|期限の近い書類だけを直し、学習と試験練習が止まります

共通テストを課す方式では、書類が完成しても受験準備は終わりません。毎週、学習、書類、試験練習の進み具合を確認しましょう。例えば志望理由書を直したら、その内容を面接で説明し、答えられなかった点を調べて書類に戻します。提出期限、学校への依頼期限、資格証明の手配期限を別に置くと、急ぎの作業だけに追われることを防げます。

制度や書類の基礎を補い、志望校比較は出願条件までそろえます

九大の学部別情報を読んでも、推薦と総合型の仕組みや書類の書き方が曖昧な場合は、基礎から確認しましょう。例えば、公募推薦の記事は高校へ相談する項目を整理するため、面接の記事は説明の練習方法を考えるために使えます。一般的な記事の条件を、九州大学の出願条件として置き換えないことが大切です。

国公立大学の学びを比較したい場合は、筑波大学、東北大学、大阪公立大学の対策記事も補助資料になります。比較では、大学名の印象だけでなく、対象学科、学ぶ内容、出願資格、試験形式をそろえてください。複数大学に同時に出願できるかは、それぞれの当該年度要項で別に確認します。

九州大学の推薦・総合型選抜に向け、条件確認と書類・面接の準備順を決めます

最初の行動は、志望する学部・学科の正式な方式名を1つ書き、その資格と提出物を確認することです。推薦なら高校へ校内期限や推薦人数を聞き、総合型なら書類と当日の試験内容を確かめます。例えば「英語資格の証明が未手配」「探究の説明に根拠がない」と分かれば、今日取り組む作業を具体的に決められます。

条件を確認しても、書類に何を残すか、面接や共通テストの準備をどの順で進めるかに迷う場合は、現在の状況を持って受験相談へ進んでください。マナビライトの受験相談では、次の3点を相談内容として整理できます。書類が未完成なら、下書きや活動メモの段階で困っている点を伝えましょう。

  • 志望学部の出願条件と、高校や大学へ確認する項目です。
  • 経験・探究・学習を、志望理由書や面接で伝える方向です。
  • 提出期限を踏まえた、学習・書類作成・試験練習の優先順位です。

指導内容の資料も確認したい方は、公式サイトの資料請求案内をご覧ください。資料請求を終えてから相談する必要はありません。まずは、自分の志望方式と準備状況から、次に確かめることを決めましょう。

完全無料の受験相談で戦略を立てよう

マナビライトでは、受験生なら誰でも無料で利用できる「無料受験相談」を実施しています。
受験相談の場を使って、あなただけの受験戦略を立てましょう!

無料受験相談はこちら
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!