「九州大学工学部を推薦で目指したいけれど、どの学科を選び、何から準備すればよいのか」と迷っていませんか。工学部の総合型選抜Ⅱは、学科名が違うだけの共通試験ではありません。提出書類の問い、課題の有無、面接の進め方や大学入学共通テストの扱いが異なり、同じ学科でも一般枠と女子枠で配点が違う場合があります。
この記事では、2027年度の公式募集要項をもとに、対象学科・コース、出願条件、日程、選考内容を整理します。そのうえで、活動記録を本人の言葉で振り返る方法や、数学・理科の説明練習、課題と面接の準備を学科別に紹介します。機械工学科の総合型選抜が2027年度から停止する点も、最初に確認しましょう。
読み終えたら、自分が確認する要項の欄と、今週取り組む学習を決められる構成です。制度の事実と、合格に向けた練習の提案は分けて示します。出願書類は大学が本人による作成を求めているため、完成文を借りるのではなく、自分の経験・疑問・考えを確かめるために活用してください。

九州大学 工学部の推薦、何から始める?
2027年度の九大工学部は、学科と募集枠を先に確認します

「工学部なら同じ条件だろう」という見方は、最初に見直したいところです。2027年度の総合型選抜Ⅱでは、通常の学科別募集に加え、一部に女子枠や次世代研究者発掘入試Ⅱがあります。制度名を省いて情報を集めると、配点や出願条件を取り違えます。
とくに注意したいのが機械工学科です。工学部の2027年度入試変更予告では、機械工学科の総合型選抜を停止し、学校推薦型選抜の女子枠を導入すると案内しています。前年の記事に機械工学科の総合型選抜Ⅱが載っていても、そのまま2027年度に当てはめられません。
電気情報、材料、応用化学、化学工学、融合基礎、量子物理、船舶海洋、地球資源システム、土木、建築の各学科が対象です。
物質材料コースと機械電気コースは、提出様式と二次選考の内容が異なります。機械工学科とは別です。
材料と融合基礎の両コースに総合型選抜Ⅱの女子枠があります。同一学科・コースの一般枠と女子枠の併願はできません。
募集要項では、一般枠は性別によらず出願可能な募集枠、女子枠は戸籍上の性別が女性である者が出願可能な募集枠としています。女子枠を検討するときは、この定義と学科ごとの出願資格を合わせて確認してください。
「推薦」で探していても、まず正式な制度名を合わせます
総合型選抜Ⅱと学校推薦型選抜は、別の制度です。本記事の中心は総合型選抜Ⅱです。学校長の推薦を前提とする学校推薦型選抜の条件を、総合型選抜Ⅱの条件として書き込まないようにしましょう。
例えば、高校へ相談するときは「九大工学部の推薦を受けたい」だけで終えず、「2027年度、土木工学科、総合型選抜Ⅱを考えています」と伝えます。学科と年度が分かれば、調査書の準備や履修科目の照合を進めやすくなります。
総合型選抜Ⅱは、学科への関心だけを話せばよい入試でもありません。共通テストを課し、調査書や志望理由書、面接、学科によっては課題などを組み合わせます。日常の教科学習と、関心を深める活動の両方を早くから積み重ねることが大切です。
この記事の学科別比較は、合格判定ではなく準備の整理に使います

比較するときは「提出時に示す根拠」「当日に示す力」「共通テストの科目と重み」の三つを並べます。これは公式の選考方法を学習計画に置き換えるための整理であり、大学の採点表や合格確率を再現するものではありません。
例えば、作品の説明がある電気情報では製作過程を確かめる時間が必要です。課題探求がある融合基礎の物質材料では、その場で条件を読み解く練習も必要になります。志望理由書だけに時間を集中させると、学科ごとの大事な準備が抜けます。
合格者の準備期間や成績について、裏付けのない数字は判断材料にしません。自分の出願資格と選考内容を照合し、説明できない箇所や解けない基礎問題を具体的に見つけるほうが、次の行動につながります。
出願資格は「卒業時期・第一志望・受験科目」を別々に照合します
卒業できる年度の範囲は、学科によって違います
出願資格の確認では、評定の数字だけを探さないでください。高校等の卒業時期の範囲も学科によって異なります。以下は高校卒業・卒業見込みに関する区分の整理です。外国の学校、その他の資格で出願する場合は、要項の該当する資格区分を確認します。
電気情報、材料、融合基礎、量子物理、土木、建築では、2021年4月から2027年3月までの卒業・卒業見込みの範囲が示されています。一方、応用化学、化学工学、地球資源システムは2026年4月から2027年3月、船舶海洋は2025年4月から2027年3月です。
「既卒だから受けられない」「一浪なら全学科に出願できる」と一括りにはできません。卒業証明書に記載される時期を確認し、志望する学科の条件と一つずつ合わせましょう。卒業年の条件に合わない場合、面接の準備で補うことはできません。
電気情報・材料・融合基礎・量子物理・土木・建築の、高校卒業・卒業見込みに関する範囲です。
応用化学・化学工学・地球資源システムの、高校卒業・卒業見込みに関する範囲です。
船舶海洋の、高校卒業・卒業見込みに関する範囲です。別の資格区分は要項を確認します。
第一志望と併願制限を、出願前に家族・高校と共有します

各学科の出願資格には第一志望であることが含まれます。また、九州大学の総合型選抜、学校推薦型選抜、国際入試(教育学部)などとの併願制限を、共通事項も含めて確認する必要があります。次世代研究者発掘入試Ⅱとの関係には例外がありますが、自由に複数学科へ出願できる制度ではありません。
例えば、材料工学科の一般枠と女子枠を両方申し込む、融合基礎の二つのコースに同時に申し込むという計画を、確認なしで立ててはいけません。志望先の正式名称を紙に書き、出願できる組合せかどうかを要項で確認します。
第一志望の意思は、「知名度が高いから」だけでは説明しにくいものです。学びたい分野、関心を持った経験、学科の教育内容とのつながりを、自分で説明できるようにします。同時に、入学後の生活や費用も家族と話し、合格後の判断を先送りしないことが大切です。
評定の一律条件が見当たらなくても、調査書の重要性は変わりません
工学部の総合型選抜Ⅱを、全学科共通の評定基準だけで判断することはできません。多くの学科では一次選考に調査書50点、志望理由書50点を示し、電気情報では40点・60点、建築ではそれぞれ5段階評価としています。調査書は「参考程度」と考えないでください。
ただし、調査書50点という表示から、評定平均をそのまま一定倍率で掛ける計算式を作ることもできません。大学が公表していない換算方法や合格最低評定を推測して示すのは不適切です。学習成績や高校での取り組みを整えるため、定期考査や授業を継続して大切にしましょう。
例えば、物理の得点が下がったときは、「推薦だから関係ない」と放置せず、どの単元の理解が不足しているのかを調べます。力学の図が描けないのか、式の意味を説明できないのかまで分ければ、評定の改善と面接での基礎的な説明の両方に役立ちます。
配点は準備の重みを考える材料になりますが、点数だけで合格が決まると読み替えないでください。各学科は、要項に示す方法で3段階(ABC)の総合評価を行います。また、課題・面接や共通テストの教科・科目の得点などから修学に支障があると判断された場合、不合格となることがあるという規定も確認します。
九州大学 工学部の推薦、何から始める?
2027年度の日程は、入力・郵送・共通テスト情報の三段階で管理します
出願の失敗を防ぐには、試験日だけでなく手続の締切も予定表へ入れる必要があります。とくに、インターネット入力と書類の郵送は締切が違います。「支払ったから出願できた」と判断しないようにしましょう。
募集要項の共通事項では、必要書類が期間内に到着することを求めています。郵便局で出した日ではなく、大学に届く日を基準に準備します。
2026年10月13日10時〜10月27日17時です。検定料は17,000円で、別途サービス利用料が必要です。
2026年10月19日〜10月30日17時必着です。原則として書留・速達郵便で送付します。
一次選考結果は12月21日頃に郵送発送予定です。受験票の印刷と詳細案内は12月24日頃から確認します。
2027年1月4日〜1月20日に、共通テストの成績請求に必要な情報を所定の方法で提供します。
2027年1月30日です。学科により伊都キャンパスでの試験とオンライン試験に分かれます。
合格発表は2月10日です。入学手続期間は2月11日13時〜2月17日17時です。
一次合格後にも、忘れると受験資格を失う手続があります
一次選考を通過したら、面接準備だけに集中しないでください。共通テストの成績請求に必要な情報の提供が、2027年1月4日から1月20日までに必要です。要項では、期限までに手続を行わない場合、一次選考合格者としての権利を失うとされています。
共通テストを受験することと、大学がその成績を利用できるようにする手続は別です。共通テストの申込番号などを確認し、九州大学が指定するインターネット出願の手順に沿って処理します。処理した日と確認画面を残し、家族にも完了を共有すると見落としを防ぎやすくなります。
例えば、冬休みの予定表には「共通テスト対策」だけでなく、「成績請求情報の登録」「受験票印刷」「試験案内確認」を別々の項目で入れます。学習時間を増やしても、手続の不足は補えません。
結果の発送日と到着日、試験場と集合時刻を取り違えません
12月21日頃という一次結果の予定は、郵送発送の時期です。必ずその日に自宅へ届くという意味ではありません。最終合格発表も、2月10日の掲示・通知発送と、ウェブでの情報提供に時刻の違いがあります。要項では掲示等が11時頃、ウェブ情報提供が12時頃です。
二次選考では、学科ごとに集合時刻や試験時間が異なります。受験者ごとの案内がある場合は、一般的な時間帯だけで動かず、自分に届いた通知を優先して確認します。伊都キャンパスは広いため、大学名だけで経路を調べず、指定建物まで確認してください。
オンライン選考の学科でも、好きな時間に受けられるわけではありません。接続方法、本人確認、使用機器、事前の接続確認などの指示を読みます。パソコンの更新が始まる、充電が切れる、家族の声が入るといった環境上の問題は、前日までに減らしておきましょう。
共通テストは、合計点だけでなく指定科目と換算後の重みを確認します
多くの学科は6教科8科目、建築は6教科7科目です
建築以外の対象学科・コースでは、共通テストは6教科8科目です。国語、指定された地理歴史・公民から1科目、数学の「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B・数学C」、理科2科目、外国語、情報Ⅰを確認します。理科をどの科目で受けるかは、学科・枠による違いがあります。
一般枠では、多くの学科が物理と化学の両方を指定します。例外として、地球資源システムと材料の女子枠は、物理・化学・生物・地学から2科目を選び、そのうち少なくとも1科目を物理または化学とする条件です。「理科なら何でも2科目」と理解しないでください。
建築は理科を物理1科目とする6教科7科目です。理科を2科目受験する場合、指定された第一解答科目の扱いに注意が必要です。物理を受けていても、要項で必要な順序に合わなければ、その得点を利用できない場合があります。
多くの一般枠は物理と化学の2科目です。基礎を付した科目との取り違えを防ぎます。
地球資源システムと材料女子は、物化生地から2科目、かつ物理か化学を必ず含めます。
物理1科目を指定します。2科目受験時の第一解答科目の規定も確認します。
外国語と地理歴史・公民の選び方にも違いがあります
材料工学科と量子物理工学科の外国語は英語を指定します。他の対象学科では、要項に掲げる外国語の選択肢を確認してください。英語を使う場合、リーディングとリスニングの双方が評価に関わるため、片方だけを後回しにしないことが大切です。
地理歴史・公民は、地理総合・地理探究、歴史総合・日本史探究、歴史総合・世界史探究、公共・倫理、公共・政治経済など、要項で指定された科目名と照合します。科目名の前半だけを見て、「地理総合/歴史総合/公共」と同じだと思わないようにしましょう。
2科目受験時の第一解答科目の扱いも重要です。受験した科目のうち、都合のよい高得点科目を自由に選んで提出できるとは限りません。高校の共通テスト担当の先生と、志望学科の科目表を一緒に読み、受験順も含めて確認します。
「共通テスト100点」は、全学科で同じ計算ではありません
二次選考で共通テストを100点に換算する学科でも、その前の教科別配点が異なります。例えば電気情報は数学、理科、情報の重みが大きく、国語と地理歴史・公民はそれぞれ50点です。土木では国語100点、情報70点など、別の配点になっています。
融合基礎の女子枠は、両コースとも共通テストを200点に換算します。一般枠の100点換算とは違うため、「同じコースだから同じ勉強配分」と単純に考えないでください。学科別の説明で配点を示しますが、配点だけで苦手教科を切り捨てることは勧められません。
練習では、模試の素点を志望学科の配点で計算し直し、どの教科の改善が全体に影響するかを見ます。そのうえで、必要科目をすべて受験できるか、基礎の取りこぼしがないかを先に確認します。公表されていない合格最低点を作って目標にすることは避けましょう。
共通テストは、科目の照合と学習の改善を分担します
自分でできること
自分で要項の科目表を写し、模試の結果を学科の配点で換算します。誤答は知識不足・読み違い・計算に分け、翌週の復習へ回しましょう。ただし、選択科目や第一解答科目の解釈を自分の思い込みで確定せず、受験登録前に学校へ照合を頼みます。
学校の先生に頼めること
教科の先生には理解が止まる単元を、進路担当には履修と受験科目の対応を確認してもらいます。例えば物理の式が説明できない場合は、図から学び直します。学校の学習計画だけでは書類や課題の負担まで見えにくい場合、週間予定を持って専門家へ相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
共通テストと課題・面接の練習が重なり、何を減らすか決められない場合は、学科の配点と現在の弱点から優先順位を検討してもらいます。ただし、未公表の最低点や合格率は算出できません。科目の適否に疑問が残る場合は、大学の公式窓口へ戻して確認します。
電気情報工学科は、作品の仕組みと試行錯誤を説明する準備が中心です
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集10人、一次選考合格者は募集人員の3倍程度です。調査書40点、志望理由書60点をもとに評価します。
面接・実技100点、共通テスト100点です。面接・実技は約30分で、審査員は3人程度です。
国語50・地公50・数学250・理科250・外国語100・情報250の計950点を100点に換算します。理科は物理175・化学75です。
自己作品を持参する方法と、会場の作品を使う方法があります
電気情報の面接・実技では、電子機器やソフトウェアに関する作品の製作経験、または製作したい作品の構想などを説明します。自分の作品を持参する方法と、試験会場に用意された作品を使う方法があり、当日に選択します。自己作品の持参が全員に必須だと読み違えないことが重要です。
自作を使う場合、パソコンや携帯端末など、動作に必要な機器も含めて要項を確認します。完成品が動くことだけでなく、何を入力し、どのように処理し、何を出力するのかを説明できる状態にしましょう。作った本人でも、使った部品の働きを説明できない場合は復習が必要です。
例えば、温度に応じて動作する装置を作った経験なら、測定方法、条件の決め方、誤差、予想どおりに動かなかった原因を整理します。既製の部品や公開された仕組みを使った部分と、自分が考えた部分を分けることが大切です。他人の成果を自分の工夫として話してはいけません。
様式6は、志望と製作経験をそれぞれ400字以内で整理します
指定の志望理由書は様式6です。志望理由と、過去に製作した電子機器やソフトウェアの経験について、それぞれ400字以内で記入する欄があります。さらに、製作工程の写真、回路図、設計図、処理の流れ、プログラムの主要部分など、補足する資料の指示を確認します。
補足資料は、量を増やせば説明が伝わるとは限りません。写真を載せる場合は、何を示す写真なのか、自分が担当した部分はどこかを明確にします。プログラムをすべて貼るだけでは読み手が工夫を見つけにくいため、主要部分の役割を自分で説明できるようにしてください。
練習では「目的」「仕組み」「試したこと」「結果」「改善したいこと」を順番に話し、聞き手に不明点を指摘してもらいます。原稿を丸暗記するより、図を使いながら仕組みを説明し直すほうが、質問に対応する練習になります。提出文そのものは本人が作成します。
二次選考は2027年1月30日、伊都キャンパスで実施されます。電気情報は情報Ⅰの配点も大きいため、作品づくりに熱中して教科学習を止めないことが大切です。製作の中で扱う論理やデータの考え方を、授業内容と行き来しながら理解しましょう。
電気情報の製作説明は、作品の理解と伝え方を分担します
自分でできること
製作日誌、回路図、動作の写真を整理し、自作した範囲と既存の部品を分けます。例えば不具合が起きた条件と修正後の変化を説明してみましょう。見慣れた作品は説明不足に気づきにくいため、初めて見る人に操作や仕組みを質問してもらいます。
学校の先生に頼めること
情報や物理の先生には、処理や回路の説明に誤りがないかを相談します。授業で扱った知識とのつながりも確認できます。ただし、専門の異なる先生がすべての部品やコードを検証できるとは限りません。技術の理解と面接での説明のどちらが課題かを分けて次の相談を決めます。
プロに頼ったほうがよいこと
仕組みは説明できても、作品と志望理由がつながらない場合や追加質問で答えが長くなる場合に、模擬面接の講評を頼みます。本人の理解を確かめる質問は役立ちますが、作品や提出文を代わりに作ってもらうことはできません。技術面の疑問は教科の学習へ戻します。
材料工学科は、一般枠と女子枠の理科条件を分けて確認します
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集6人、一次は2倍程度です。共通テストの理科は物理と化学、外国語は英語です。
募集5人、一次は2倍程度です。理科は物化生地から2科目で、物理または化学を含めます。外国語は英語です。
両枠とも一次は調査書50・志望理由書50、二次は面接100・共通テスト100です。面接は約15分、審査員3人です。
出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ
受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。
- 出願できる方式と未確認の条件
- 評定・活動・書類のうち先に動く項目
- 志望学部に合わせた準備の順番
身近な材料を、性質・用途・作り方の関係で見直します
材料工学科の面接では、材料に関する問いなどを通して、自然科学の素養、論理的に考える力、学ぶ意欲などが確認されます。「新素材に興味があります」という一言から、どの性質に関心があり、何を確かめたいのかまで進めておきましょう。
例えば、同じ金属でも用途が違うことに関心があるなら、強さ、重さ、加工のしやすさ、熱への耐性など、比べる観点を分けます。「一番強い材料が一番よい」とは限らず、使う場所や必要な条件によって選び方が変わります。この関係を高校の物理・化学と結びつけて説明する練習が役立ちます。
調べた用語を並べるだけでは、自分の理解が伝わりにくくなります。読んだ資料の内容と、自分がそこから考えた疑問を別々に記録してください。まだ実験していないことを、確かめた事実として話さないことも重要です。
様式7は、将来の夢とこれまでの取り組みをつなげます
様式7では、志望理由、将来の夢や進路、科学に関する取り組み、資格や受賞などを記入する指示を確認します。活動の名称だけでなく、自分が何を担当し、どのような疑問を持ったかを本人の言葉で整理します。資格や受賞がない場合に、実績を作って補ってはいけません。
一般枠と女子枠は、選考の名称だけでなく出願資格を確認して選びます。女子枠の存在から、面接が簡単、学力が不要、合格しやすいと推測することはできません。どちらも学科が求める力を示す必要があり、同一学科の一般枠と女子枠は併願できません。
共通テストは、国語50・地公25・数学100・理科100・英語100・情報50の計425点を100点に換算します。英語や理科の配点だけを見て国語を軽視せず、読んだ条件を正確に理解して説明する力も育てましょう。
面接練習では、材料の一つを選んで説明した後、「別の材料ではだめなのか」「環境への影響はどう考えるか」と質問してもらいます。答えを知らないときは、分かる性質と不明な点を区別し、考えるために必要な情報を説明する練習にします。
材料への関心は、基礎の確認と用途の説明を分担します
自分でできること
関心のある材料を一つ選び、性質、用途、調べた資料、残る疑問を記録します。用途に適する理由を言えないときは、用語を増やすより基礎へ戻りましょう。資料の説明が高校のどの学習につながるか判断できなければ、教科の先生に相談します。
学校の先生に頼めること
物理や化学の先生には、強度や熱などの説明が正確かを確認してもらいます。ただし、正しい説明がそのまま志望理由全体の説得力を保証するわけではありません。基礎は理解できても将来像や活動との関係が伝わらない場合、書類全体を質問形式で点検してもらいます。
プロに頼ったほうがよいこと
材料を選んだ理由と学科で学びたい内容が離れている場合に、どの根拠が足りないかを指摘してもらいます。一般枠と女子枠の違いも公式条件に沿って整理しますが、女子枠だから有利とは断定できません。本人が説明できない表現を足す代わりに、調査し直す項目を決めます。
応用化学科は、「最近の化学への関心」を基礎知識で説明します
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集4人、一次は3倍程度です。高校卒業時期の範囲は2026年4月〜2027年3月です。
一次は調査書50・志望理由書50です。二次は面接100・共通テスト100で、面接は約20分、審査員4人です。
国語50・地公50・数学100・理科100・外国語100・情報50の計450点を100点に換算します。理科は物理と化学です。
様式8の三つの問いを、同じ内容の繰り返しにしません
応用化学の様式8には、志望理由、学内外の特筆すべき活動、最近の化学分野への関心について、それぞれ400字以内で記入する欄があります。三つの欄すべてで「化学が好きです」と繰り返すのではなく、それぞれの問いに対応する材料を整理します。
活動の欄では実際に行ったこと、関心の欄では調べて考えたこと、志望理由では大学で深めたいことを区別すると、準備の不足が見えます。例えば、授業の実験から生まれた疑問があるなら、実験の条件、観察した結果、調べても残った疑問を記録してください。
最近の話題を扱う場合も、難しい研究名を選ぶことが目的ではありません。何を可能にする技術なのか、どのような化学の考え方とつながるのかを、分かる範囲で説明します。ニュースの見出しだけを読んで、研究の仕組みまで理解したことにしないようにしましょう。
化学の質問には、結論までの理由を声に出して答えます
面接では化学に関する質問が含まれます。教科書の用語を覚えるだけでなく、現象を見て理由を説明する学習を進めましょう。反応が起こる条件や、実験で比較すべき量などを、図や式の意味と合わせて確認します。
例えば、実験結果が予想と違った場合、すぐに「失敗しました」で終えず、測定、操作、条件設定のどこに原因がありそうかを分けます。一つの説明に飛びつかず、別の可能性を考えられるようにすると、論理的な説明の練習になります。
準備の際は、授業で扱った問題を一問選び、答えを出した後に「なぜこの式を使うのか」「条件を変えたらどうなるか」を説明してください。途中で曖昧になる単元を教科書へ戻して復習します。面接用の立派な言葉を増やすより、基本を自分で説明できる状態が重要です。
二次選考は1月30日に伊都キャンパスで行われます。活動内容や化学への関心を話す準備と、共通テストの指定科目の準備を並行して管理しましょう。書類を書き終えたことを、学科の選考対策が終わったことと考えないでください。
化学の関心と活動は、三つの設問に分けて点検します
自分でできること
活動の事実、最近読んだ化学の話題、学びたい理由を別々のメモにします。三つの欄が同じ話の繰り返しになる場合は、それぞれの問いへ一文で答えてみましょう。反応や現象の説明に自信がなければ、下書きを整える前に化学の先生へ確認します。
学校の先生に頼めること
化学の先生には、現象を説明する前提や実験条件を確認してもらいます。活動を見ていた先生には、本人の担当や成果の事実確認も頼めます。ただし、内容の正しさだけでは欄同士の重複は解消しません。どの欄で何を伝えるか決まらない場合は、全体構成の点検を依頼します。
プロに頼ったほうがよいこと
三つの設問に対応する経験の選び方や、面接で説明が止まる箇所の分析を頼みます。例えばニュースの紹介だけで本人の疑問が見えない点を指摘してもらいます。専門家も未確認の研究成果や本人の経験は補えません。指摘を受け、本人が原資料を読み直して書き直します。
化学工学科は、現象を社会で使える仕組みへ広げて考えます
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集2人、一次は3倍程度です。調査書50点、志望理由書50点をもとに評価します。
面接約30分、審査員3人です。面接100点と共通テスト100点を用います。
国語100・地公50・数学100・理科100・外国語100・情報70の計520点を100点に換算します。理科は物理と化学です。
応用化学との違いは、名前の印象ではなく学びたい問いで確認します
化学工学科では、環境、エネルギー、材料、生命や医療などに関わる課題への関心と、自然科学の基礎を結びつけて考えます。応用化学と迷う場合は、学科名が似ているからという理由で書類を共用せず、何を学びたいかを整理してください。
例えば、ある物質を作ることに関心があるとして、反応そのものの理解に興味があるのか、安定して作るための温度や流れ、装置、エネルギーの使い方に興味があるのかを考えます。境界が完全に分かれるという意味ではありませんが、自分の疑問の中心を確かめる助けになります。
公式の教育内容を読んだら、関心のある内容を自分の経験と結びつけて説明します。「幅広く学べるから」だけでは、その学科を選ぶ理由が見えにくくなります。どの課題を理解するために、どの基礎を身につけたいのかまで考えましょう。
様式9の「最近の関心」は、資料と自分の考えを分けて整理します
様式9は、志望理由、学内外の特筆すべき活動、最近の関心について、それぞれ400字以内で記入する構成です。応用化学の様式と似ていますが、設問を同じものとして扱わず、当該様式の指示を読みます。
関心のある問題について調べるときは、資料から確認した事実、そこから考えたこと、まだ分からないことを三つに分けます。例えば、エネルギーを少なく使う製造方法に興味があるなら、何のエネルギーをどの過程で使っているのかを調べるところから始めます。
面接の練習では、装置や工程の流れを簡単な図にして、入口と出口、変化する量を説明します。専門用語を正確に使うことも大切ですが、知らない言葉を無理に増やす必要はありません。高校で学ぶ保存の考え方や、条件をそろえて比較する方法を丁寧に使ってください。
高校卒業時期の条件は2026年4月から2027年3月です。二次選考は1月30日に伊都キャンパスで実施されます。集合時刻や個別の時間は大学の通知を確認し、他学科の予定を流用しないようにしましょう。
化学工学の説明は、工程の理解と学科選びを分担します
自分でできること
関心のある工程を図にし、何が入り、どの条件で変化し、何が出るかを書きます。例えば省エネルギーと書くなら、どの過程のエネルギーかを確認しましょう。図の矢印の意味が説明できなければ、教科の先生へ基礎の質問を持っていきます。
学校の先生に頼めること
先生には保存の考え方や温度・流れの扱いなど、高校の学習に関わる説明を確かめてもらいます。専門研究の細部まで高校で判断できるとは限りません。応用化学との違いを学科名だけで説明している場合は、大学の教育内容を持って相談先を広げます。
プロに頼ったほうがよいこと
自分の問いと化学工学の学びがつながっているか、別の学科の説明になっていないかを点検してもらいます。ただし、進路を本人に代わって決めることはできません。指摘された不足を公式の学科紹介で確かめ、なぜその工程を学びたいかを本人が説明し直します。
融合基礎・物質材料コースは、課題探求70点と面接30点を分けて準備します
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
物質材料コースの一次選考は、一般枠・女子枠とも調査書50点、志望理由書50点をもとに評価します。卒業時期の範囲などの出願資格と、第一志望の条件も合わせて確認します。
募集8人、一次は3倍程度です。二次は課題探求70・面接30・共通テスト100です。
募集2人、一次は3倍程度です。二次は課題探求70・面接30・共通テスト200です。
1月30日にオンラインで実施します。共通テストは国語100・地公50・数学200・理科200・外国語100・情報70の計720点です。
課題探求は、文章の感想ではなく条件を整理して考える準備をします
融合基礎工学科の物質材料コースでは、数学・物理・化学などの基礎をもとに、情報を整理し、論理的に考え、総合的に判断する課題探求があります。面接があるからといって、志望動機を話す練習だけで済ませないようにしましょう。
練習では、問題文を読んだら「与えられた条件」「求めるもの」「使えそうな考え方」を分けて書きます。すぐに公式を当てはめる前に、どの条件でその式が使えるのかを確認してください。答えが出ても、問題文の問いに対応しているかを最後に確かめます。
例えば、図や数値が複数ある問題なら、何を一定とみなすか、単位はそろっているか、増える量と減る量は何かを整理します。途中の計算が間違っていた場合も、原因が読み取りなのか、考え方なのか、計算なのかを分けると復習が具体的になります。
様式10の四つの欄は、学習の自己評価まで問います
物質材料コースの様式10では、志望理由350字以内、勉学に関する自己評価250字以内、将来の目標や人物像350字以内、自身の特長など350字以内という指定を確認します。自己評価は「得意です」と宣言するだけでなく、学習の取り組みや課題を本人が振り返る機会です。
例えば、化学の理解を深めるために、実験の結果と教科書の説明を照合した経験があるなら、何が分かるようになり、何がまだ難しいかを整理します。弱点を隠すために成果を大きく書くのではなく、改善のために実際に取った行動を確かめてください。
面接は約15分、審査員3人です。書類で書いた目標と、今取り組んでいる学習にずれがないかを確認します。将来の大きな目標を話す場合も、そのために大学で学ぶ基礎と、現在の疑問をつなげて説明する練習をしましょう。
一般枠と女子枠で共通テストの換算点が異なることは、準備計画上の大切な違いです。女子枠は720点を200点へ換算します。課題や面接の配点だけを比べて、共通テストの重みを見落とさないようにしてください。
課題探求は、解く力と考えを説明する力を分けて整えます
自分でできること
問題を解く前に条件と求める量を書き、解いた後に採用した考え方を説明します。正解しても理由が言えなければ理解の確認は未完了です。計算のミスと方針の誤りを分け、方針が立たない問題を教科の先生へ持っていきます。
学校の先生に頼めること
数学・物理・化学の先生には、式を使える条件や別の解き方を確認してもらいます。日常の問題演習は基礎固めに向きますが、限られた時間で説明まで仕上げる練習が不足する場合があります。基礎は解けるのに課題形式で止まるなら、時間を測った練習の講評を依頼します。
プロに頼ったほうがよいこと
読み取り、方針、表現、見直しのどこで時間を使うかを観察してもらいます。例えば条件の整理をせず書き始める癖を改善する練習を組みます。ただし、未公表の問題や採点基準は確定できません。知識不足が原因なら、面接練習を増やすより教科の復習を優先します。
融合基礎・機械電気コースは、基礎知識を面接で説明する練習が必要です
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
機械電気コースの一次選考は、一般枠・女子枠とも調査書50点、志望理由書50点をもとに評価します。女子枠でも、調査書や志望理由書の確認が省かれるわけではありません。
募集8人、一次は3倍程度です。二次は面接100・共通テスト100です。
募集2人、一次は3倍程度です。二次は面接100・共通テスト200です。
オンラインで約15分、審査員5人です。基礎的な内容の試問を含みます。物質材料コースの課題探求と同じ構成ではありません。
「機械電気」という名称を、機械工学科と混同しません
融合基礎工学科の機械電気コースと、機械工学科は別の募集単位です。2027年度に機械工学科の総合型選抜が停止しても、融合基礎の機械電気コースの総合型選抜Ⅱがなくなるという意味ではありません。検索結果の短い説明だけで判断しないようにしましょう。
志望先を考えるときは、機械と電気の両分野にまたがる関心がどこにあるかを確かめます。例えば、物体を動かす仕組みと、その動きを測ったり制御したりする仕組みのどちらに疑問があるか、両方をどう結びつけて考えたいかを整理します。
興味が広いこと自体を欠点と考える必要はありません。ただし「何でも興味があります」で終えると学びたい内容が見えません。具体的な現象や仕組みを一つ選び、そこで必要になる数学や物理の基礎までさかのぼって説明する練習が役立ちます。
様式11は、知的関心・志望理由・自己説明を各400字以内で整理します
様式11では、自然科学や機械・電気分野への知的関心、志望理由、自身の特長などについて、各400字以内の欄を確認します。物質材料コースの様式10とは設問も字数も異なります。融合基礎という学科名だけで様式を選ばないでください。
基礎的な試問への準備では、解いた問題を声に出して説明します。式の文字が何を表すか、正の向きをどう決めたか、どの条件で成り立つかを説明できるかが確認点です。答えだけを早く言う練習では、理解の曖昧な部分が残ります。
例えば、運動を扱う問題なら、図を描き、働く力を分け、使う法則を選ぶ理由を話します。途中で指摘を受けたら、どの前提が違ったのかを確かめて考え直します。知らない問題に対して、知っている言葉を並べて押し切る習慣をつけないことが大切です。
共通テストの教科別配点は計720点で、一般枠は100点、女子枠は200点に換算します。理科は物理と化学です。オンライン面接では、学力の準備に加え、音声や画面の指示が正しく伝わる環境を整えます。大学からの案内に従って、必要な確認を済ませましょう。
機械電気の基礎試問は、公式の暗記から説明へ進めます
自分でできること
解いた問題の図、文字の意味、使う法則を声に出して説明します。正の向きや単位を省いていないか録音で確かめましょう。答えは合うのに理由が言えない場合は、話し方の問題と決めず、教科の先生に理解を確認してもらいます。
学校の先生に頼めること
先生には、式を立てる理由や条件を変えた場合の考え方を質問してもらいます。学校での練習でも基礎は深められますが、志望理由と基礎試問を続けて受ける経験は別です。話題が切り替わると答えが崩れる場合、模擬面接で一連の受け答えを点検します。
プロに頼ったほうがよいこと
追加質問への対応や、分からない範囲を区別する説明を具体的に講評してもらいます。オンライン環境でも聞き取れる説明かを確かめられます。ただし、流暢な受け答えで学力不足を埋めることはできません。誤った法則を使った場合は、教科学習へ戻す課題を明示してもらいます。
量子物理工学科は、活動実績の大きさより説明できる関心を確かめます
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集4人、一次は3倍程度です。調査書50・志望理由書50をもとに評価します。
面接約25分、審査員3人です。面接100・共通テスト100を用い、1月30日に伊都キャンパスで実施します。
国語100・地公50・数学200・理科200・英語100・情報70の計720点を100点へ換算します。外国語は英語です。
大学の専門用語を先取りするより、高校の物理・数学を説明します
量子物理という名前から、難しい専門理論を覚えなければならないと思うかもしれません。しかし、選考の準備では、自然科学の基礎、論理的な説明、学ぶ意欲を確かめることが重要です。理解していない専門用語を志望理由に詰め込むと、質問されたときに自分の考えを説明しにくくなります。
例えば、光や電気の現象に関心を持ったなら、どの観察がきっかけだったか、高校の学習でどこまで説明できるか、どこに疑問が残るかを分けます。大学で学びたい内容は、その疑問を深める方向として調べてください。
面接練習では、現象の説明に使う図や式について、条件と意味を確認します。「公式を知っている」から「なぜ使えるかを説明できる」へ進むことが大切です。分からない点が出たら、調べてからもう一度説明し、理解が変わった部分を記録します。
様式12と、実績がある場合の様式13を取り違えません
志望理由書は様式12です。物理・化学・数学などへの関心、志望理由、将来の夢や進路など、指定された問いに沿って準備します。活動実績がある場合は様式13と証明資料の指示も確認します。実績の欄を埋めるために、参加しただけの活動を受賞として書くことはできません。
活動を説明するときは、研究や実験の規模より、自分の担当、考えたこと、結果から学んだことを明確にします。共同活動なら、グループ全体の成果と本人の取り組みを分けてください。証明資料の名称や年月が説明と一致しているかも確認します。
量子物理では英語を指定し、国語や地理歴史・公民、情報も共通テストに含まれます。理数科目だけを学べばよいという準備にはできません。自然科学の内容を文章で読み、他者に説明する力を含めて、日々の学習を整えましょう。
なお、量子物理の学校推薦型選抜の女子枠は、ここで扱う総合型選抜Ⅱとは別制度です。別制度の募集人員や試験科目を、この節の総合型選抜Ⅱの条件へ混ぜないようにしてください。
量子物理の関心は、分かる範囲を確かめながら深めます
自分でできること
関心のある現象について、観察したこと、高校で説明できること、未解決の疑問を分けます。読んだ専門用語を説明できなければ、そのまま書類へ入れません。まず教科書で確認し、分からないつながりを先生に質問します。
学校の先生に頼めること
物理や数学の先生には、図や式からの説明が正しいかを見てもらいます。活動実績は当時の担当教員にも確認できます。ただし、科学的に正しくても志望理由として焦点が広すぎる場合があります。関心が複数あり話が散らばるなら、説明の構成を点検してもらいます。
プロに頼ったほうがよいこと
自分の疑問、活動、大学での学びが一つの流れで伝わるかを模擬面接で確認します。難しい用語の多さを評価する相談先ではなく、説明の不足を具体的に指摘する相手を選びましょう。未経験の研究や成果は補わず、本人が理解を深めるための質問を受けます。
船舶海洋工学科は、事前通知される課題を5分で説明する力を育てます
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集8人、一次は2倍程度です。高校卒業時期の範囲は2025年4月〜2027年3月です。
オンラインで約20分の面接を行い、課題への回答を約5分で説明します。課題40・面接60・共通テスト100です。
国語100・地公100・数学100・理科100・外国語100・情報50の計550点を100点に換算します。理科は物理と化学です。
課題は一次合格者への通知を読み、求められた範囲に答えます
船舶海洋では、一次選考合格者に課題・質問が事前に通知されます。面接ではその回答を約5分で説明し、質疑を受けます。面接全体は約20分で、審査員3人です。過去の噂から課題を決めつけず、実際の通知を読んで準備する必要があります。
事前準備の時間があるからこそ、資料の出所と自分の考えを分けて整理します。説明の中に数値を使う場合は、何を、どの条件で測った数値かを確認しましょう。数字だけを引用しても、課題への答えを支える根拠になっているとは限りません。
練習では、説明の中心を一つ決め、その理由を順番に伝えます。時間を測って話した後、聞き手に「何を言いたかったか」を言い返してもらうと、伝わり方を確認できます。説明が長すぎる場合は、早口にするのではなく、問いへの答えに必要な情報を選び直します。
様式14は、社会の変化と自分が果たしたい役割まで考えます
様式14には、志望理由、努力したことや社会活動など、社会の変化の展望と自分の志・役割について、それぞれ400字以内で書く欄があります。船が好き、海が好きという気持ちを出発点にしても、学科で何を理解し、どのように社会に関わりたいかまで考える必要があります。
例えば、海上輸送や海の利用に興味があるなら、安全、環境、エネルギー、国際的なつながりなど、どの課題に関心があるかを選びます。大きな社会問題をすべて解決すると述べるより、一つの疑問を深く調べるほうが学びたい内容を説明しやすくなります。
自分の役割を考えるときは、まだ身につけていない知識や力も整理してください。「将来こうしたい」という目標に対して、大学で何を学ぶ必要があるかが見えるようになります。将来像を断定しすぎず、現時点の関心と学ぶ意欲を誠実に説明します。
オンラインの選考は1月30日です。課題の説明内容だけでなく、指定された接続環境や資料の扱いも確認してください。オンラインだから説明資料を自由に追加できると考えず、大学の指示に従います。
船舶海洋の事前課題は、根拠の確認と短い発表を分担します
自分でできること
通知された問いを分け、資料の出所と自分の結論を記録します。約5分で説明する練習では、早口にする前に情報を選び直します。自分では伝わるつもりでも背景が抜けやすいため、初見の聞き手に要点を言い返してもらいます。
学校の先生に頼めること
先生には、引用した数値の意味や理科の説明を確認してもらい、時間を測る練習を頼めます。ただし、一般的な話し方の指導だけでは質問への答え方まで確認しきれない場合があります。反対の見方や条件変更への質問で止まるなら、専門的な模擬面接を検討します。
プロに頼ったほうがよいこと
課題への回答と志望理由が混ざっていないか、約5分の説明の後に根拠を問われても答えられるかを点検してもらいます。ただし、通知課題の答えや発表原稿を代作してもらうことはできません。質問で気づいた不足を本人が調べ直し、大学の指示に沿って仕上げます。
地球資源システム工学科は、研究テーマと10年後の仕事を結びつけます
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集2人、一次は3倍程度です。調査書50・志望理由書50を用い、高校卒業時期は2026年4月〜2027年3月です。
課題100・面接100・共通テスト100です。面接は約30分、審査員3人以上で、1月30日に伊都キャンパスで実施します。
国語100・地公50・数学100・理科100・外国語100・情報70の計520点を100点に換算します。理科の選択条件に注意します。
様式15は、研究室を調べてから自分の問いを整理します
様式15は、指定された研究室に関わる卒業研究のテーマ、その背景や理由、期待する結果について400字以内、自分の特長を資源・環境・防災などにどう生かすかについて400字以内、10年後の場所・立場・仕事と大学への期待について600字以内という構成です。
研究室名を一つ選んで終えるのではなく、そこでどのような問題を研究しているかを大学の公式情報で確認します。研究紹介を読んだときは、対象、目的、方法を分けて書き出してください。そのうえで、自分がなぜその問題を知りたいのかを考えます。
例えば、地下の資源や環境に関心がある場合、何を調べれば問題の理解に近づくか、観測と実験のどちらが必要か、どの知識が不足しているかを整理します。高校生の段階で専門的な研究計画を完成させるという意味ではなく、学ぶ目的を自分の言葉で説明する準備です。
課題では、資源・環境の問題を複数の条件から考えます
二次選考の課題では、地球資源や環境に関する内容について、柔軟に考え、情報を整理し、論理的に表現する力などが問われます。面接100点とは別に課題100点があるため、書類と面接だけの準備にはできません。
練習では、一つの提案に対して、利点だけでなく必要な条件や問題点も挙げます。例えば、資源を利用する方法について考えるなら、得られるもの、周囲への影響、安全性、継続できる条件を分けます。どれか一つの価値だけで決めず、判断に必要な情報を探す姿勢が大切です。
10年後の仕事については、職業名だけでなく、どのような場所で誰と関わり、何を担いたいかを考えます。その将来像と、大学で学びたい内容に共通点があるかを見直しましょう。立派な肩書を選ぶことが目的ではありません。
共通テストの理科は、物理・化学・生物・地学から2科目で、物理または化学を含める条件です。科目を選ぶ際は、出願条件を満たすことと、入学後に必要な基礎を学ぶことの両方を考え、高校の先生と履修・受験計画を確認してください。
研究テーマと10年後の姿は、実現までの学びを点検します
自分でできること
公式の研究紹介を読み、対象、方法、分かったこと、自分の疑問を分けます。10年後の職業名だけでなく、どこで何を担いたいかを考えましょう。ただし、高校段階の理解だけで研究が実現可能と断定せず、不明な方法は先生に相談します。
学校の先生に頼めること
先生には、問いが広すぎないか、高校で学ぶ理科や数学とどうつながるかを確認してもらいます。研究室の受入れや大学で使える設備を保証してもらうことはできません。研究テーマと将来像の関係が説明できない場合は、書類全体のつながりを点検してもらいます。
プロに頼ったほうがよいこと
研究の問い、学ぶ基礎、将来の仕事の間で説明が抜けていないかを質問してもらいます。課題では利点と影響を複数の条件から考える練習も有効です。ただし、研究室への配属や成果は保証できません。制度面は公式情報へ、内容の理解は教科学習へ戻して確認します。
土木工学科は、持続可能な国土について根拠を示して考えます
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集8人、一次は2倍程度です。調査書50・志望理由書50をもとに評価します。
面接約15分、審査員3人です。面接100・共通テスト100で、1月30日に伊都キャンパスで実施します。
国語100・地公50・数学100・理科100・外国語100・情報70の計520点を100点に換算します。物理と化学を指定します。
様式16は、志望理由だけでなく国土への考えを600字以内で書きます
土木の様式16は、志望理由400字以内、自分の活動や特長など600字以内、持続可能な国土についての考え600字以内という構成です。志望理由を長く準備していても、残りの問いに自分の考えがなければ書類全体は整いません。
持続可能な国土について考える際は、言葉の印象だけで「自然を守ることが大切です」と終えず、人の暮らし、安全、施設の維持、環境などの関係を調べます。扱う対象を絞ることで、何を根拠に考えたかを示しやすくなります。
例えば、身近な川や道路について関心があるなら、誰がどのように利用しているか、何が課題か、必要な対策を続ける条件は何かを整理します。見学だけでは分からないこともあるため、自治体などの公表資料と自分の観察を区別してください。
面接では、提案のよい面と難しい面を両方説明します
土木の課題は、多くの人の暮らしに関わります。面接練習では、自分の提案に対し、利用する人、近くで暮らす人、維持する人など、違う立場から質問してもらいましょう。反対意見をすぐに間違いと決めず、何を重視しているのかを理解する練習になります。
例えば、安全性を高める方法を考える場合、その方法がどの危険を減らすのか、別の問題を生まないか、維持に何が必要かを説明します。具体的な費用や効果を知らないなら、推測の数値を作らず、調べる必要がある項目として扱います。
活動については、地域の取り組みに参加した事実だけでなく、自分が見たこと、担当したこと、考えが変わった点を整理してください。社会的な意義がある活動に参加したから、自分の学びが自動的に説明できるわけではありません。
共通テストでは物理と化学の両方を指定します。土木への関心を深める調査と、教科の基礎を固める学習を分けて予定に入れます。面接で話す内容を増やすために、数学や理科の復習を後回しにしないことが大切です。
国土についての論述は、観察と主張の根拠を分担します
自分でできること
身近な川や道路について、観察した事実と公表資料で確認した事実を分けます。主張、根拠、難しい点の順にメモを作り、設問へ答えているか確認します。自分の体験だけで地域全体を説明している場合は、資料の読み方を先生に相談します。
学校の先生に頼めること
国語の先生には文章の筋道を、理科や地理の先生には根拠の扱いを確認してもらいます。ただし、文章が読みやすいことと、異なる立場への説明ができることは別です。反対意見を聞くと答えが詰まる場合は、質疑まで含めた練習を依頼します。
プロに頼ったほうがよいこと
提案の対象者、必要な条件、弱点について質問を重ねてもらいます。例えば安全と維持の負担を両方説明できるか確認します。ただし、費用や効果の数値を相談先に作ってもらうことはできません。未確認の項目は調査課題として残し、本人が資料を確かめます。
建築学科は、課題300点の評価方法と共通テストの役割を正しく読みます
出願条件・選考方法の根拠は、2027年度総合型選抜Ⅱ学生募集要項の該当学科欄です。以下の練習手順は、この選考内容から考えた準備の提案です。
募集6人、一次は3倍程度です。調査書と志望理由書をそれぞれ5段階で評価し、総合的に評価します。
課題300点の順位をもとに評価します。面接と共通テストも考慮され、修学に支障があると判断されれば不合格となる場合があります。
6教科7科目。国語200・地公100・数学200・物理100・外国語200・情報140の計940点を100点に換算して判断に用います。
「課題300点+共通テスト100点」の単純合計と決めつけません
建築の評価方法は、他学科の面接100点・共通テスト100点という表示と同じではありません。二次選考は課題の順位をもとに評価し、面接や共通テストも考慮する仕組みです。公表されていない合計点や合格最低点を独自に作らないようにしましょう。
課題では、都市、建築、生活環境、防災などに関わる問いに対して、文章や図表などを使って考えを示し、その内容の説明と質疑に対応します。他の受験者との意見交換や質疑を行う場合もあります。必ず同じ形式の集団討論が行われると断定することはできません。
面接は約5分で、複数の審査員が担当します。短い面接だけを見て準備が少なくてよいと考えず、課題を読み、提案をまとめ、説明し、質問に答える一連の練習を重視してください。
様式17と課題練習では、社会の問題と空間の工夫をつなげます
様式17では、社会問題への関心と志望理由について400字以内、経験や技能をどのように役立てるかについて600字以内という指示を確認します。絵が得意、建物が好きという特長だけではなく、それをどのような問題への関心と結びつけるかを考えます。
例えば、ある場所の使いにくさに気づいたら、誰にとって使いにくいのか、どの時間帯や条件で問題が起きるのかを整理します。見た目だけで解決しようとせず、人の動き、安全、周辺環境などを図や文章で表します。これは練習の観点であり、実際の出題内容を予測するものではありません。
提案を描いたら、図だけで伝わることと、説明が必要なことを分けます。聞き手に「何を変え、なぜそれが必要なのか」を質問してもらいましょう。美しい図を仕上げることに時間を使いすぎて、問いへの答えが曖昧になっていないかを確認します。
試験は1月30日、伊都キャンパスのイーストゾーンの指定会場で実施されます。共通テストの物理の第一解答科目の扱いに加え、数学Ⅲや化学の未履修者には入学前の課題が課される場合があることも確認してください。入試で使う科目だけが、大学で必要な学習のすべてではありません。
建築の課題は、図の見栄えと提案の理由を分けて確認します
自分でできること
一つの場所を観察し、誰がいつ困るか、何を変えたいかを図と文章で示します。図を描いたら、改善する点と残る問題を短く説明します。自分には分かる記号でも他者には伝わらないため、まず先生や友人に意味を尋ねてもらいます。
学校の先生に頼めること
先生には、条件の読み落とし、文章のつながり、図と説明の矛盾を点検してもらいます。美術の練習ができても、大学の課題全体への対応が完成するとは限りません。時間内に提案と説明を仕上げられない場合は、工程ごとの講評を受けます。
プロに頼ったほうがよいこと
課題の読み取り、案の選択、図や文章、質疑を一続きで確認してもらいます。例えば図を整える時間が長く、理由が書けない問題を具体化します。ただし、出題を断定したり案を代わりに作ったりする支援は避けます。本人が別の課題でも同じ確認手順を使えることを目指します。
機械工学科は2027年度から総合型選抜を停止し、別制度を確認します
前年の総合型選抜の対策を、そのまま使わないでください
2027年度の工学部の変更予告では、機械工学科の総合型選抜の停止が示されています。そのため、本記事で機械工学科の総合型選抜Ⅱの募集人数、面接時間、配点を前年から引き継いで掲載することはしません。
機械工学科を志望している場合は、志望学科そのものへの関心と、利用できる制度を分けて考えます。総合型選抜がないからという理由だけで、学びたい内容を確認せず他の学科へ変更するのは避けたいところです。融合基礎の機械電気コースを検討する場合も、学科の教育内容と自分の関心を照合してください。
高校の先生に相談する際は、変更予告と当該年度の募集要項を示し、「2027年度の機械工学科を希望している」と伝えます。古い資料の制度名だけで話を進めないことが、準備のやり直しを防ぎます。
2027年度から停止します。前年の選考内容を、今年の条件として利用しないでください。
別の募集要項で確認します。総合型選抜Ⅱとは出願条件、推薦、共通テスト科目が異なります。
別の学科・コースです。2027年度総合型選抜Ⅱの募集があるため、名称を正確に区別します。
学校推薦型選抜の女子枠は、高校長の推薦を含む別の手続です
2027年度学校推薦型選抜募集要項の機械工学科欄では、女子枠7人、高校長が推薦できる人数は1校2人以内という条件を確認できます。高校卒業時期の範囲は2025年4月から2027年3月です。
共通テストは数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学B・数学C、物理の2教科3科目を使う構成です。物理の第一解答科目の扱いも含め、総合型選抜Ⅱの6教科8科目と混同しないようにしてください。二次は約10分の面接100点と、共通テスト300点を100点に換算した成績を用います。
この制度を検討する場合は、大学の条件に加え、高校で推薦を受けるための手続や締切を進路指導の先生に確認します。校内選考の基準や推薦の可否は、この記事から推測できません。総合型選抜Ⅱの準備表を、そのまま学校推薦型選抜の手続表として使わないことが重要です。
機械工学科の推薦は、校内手続と本人の準備を分担します
自分でできること
推薦の募集要項で卒業時期、対象枠、科目、提出物を確認し、学校へ相談する資料をそろえます。ただし、推薦の可否や校内締切は本人だけでは決められません。学校長推薦が必要な制度なので、文章を完成させる前に進路担当へ相談します。
学校の先生に頼めること
学校には校内の申請、推薦人数、推薦書や調査書の作成を確認します。学習や基本的な面接練習も相談できます。ただし、校内で推薦されることと大学で合格することは別です。本人の関心と学科の学びを説明できない場合は、その部分の練習を追加します。
プロに頼ったほうがよいこと
推薦の条件と総合型の条件を混同していないか、数学・物理と面接の準備配分を点検してもらいます。ただし、学校長の推薦や校内選考を外部の専門家が代行することはできません。制度の疑問は学校と大学へ、説明の改善は本人の練習へ分けて進めます。
機械工学科の学校推薦型選抜は、インターネット登録・検定料支払いが2026年10月26日10時〜11月6日17時、書類受付が11月2日〜6日17時必着です。推薦の募集要項で確認し、総合型選抜Ⅱの10月30日という郵送期限と区別してください。学校の推薦手続には別の校内締切があるため、先に進路担当へ確認します。
機械工学科の推薦では、合格した場合に必ず入学することを確約する条件があります。提出は推薦書、調査書、本人作成の志望理由書です。第一次選考は募集人員の2倍程度を上限とし、調査書と志望理由書をそれぞれ5段階で評価し、推薦書と合わせて総合評価します。総合型選抜Ⅱの第一志望という条件と分けて確認してください。
第二次選考は2027年1月30日、伊都キャンパスウエストゾーンで実施予定です。機械工学科の推薦の志望理由書は、自筆またはパソコン等で本人が作成する指定です。総合型選抜Ⅱの自筆指定を、そのまま推薦の書類へ当てはめないようにしましょう。
次世代研究者発掘入試Ⅱは、研究実績と博士課程への意思を確認して検討します
対象は全学科ではなく、追加の出願要件があります
工学部の次世代研究者発掘入試Ⅱは、電気情報、材料、応用化学、化学工学、融合基礎の両コース、地球資源システムが対象です。すべての工学部の学科で選べる枠ではありません。通常の学科別の出願資格に加え、研究活動などに関する条件を満たす必要があります。
要項では、日本学生科学賞や高校生の科学技術に関する研究大会での所定の段階への進出、指定された科学教育プログラムの修了、これらと同等と認められる実績など、具体的な区分を示しています。「理科の部活動に参加した」「探究の発表をした」という事実だけで、条件を満たすと判断できません。
さらに、博士課程への進学に強い意思があり、次世代博士人材育成コースで学ぶことに関わる条件を確認します。研究者になりたいという言葉だけで選ぶのではなく、大学入学後も研究を続ける進路への理解を深める必要があります。
大会名だけでなく、要項が求める進出段階、修了区分、証明できる内容まで合わせます。
活動歴・研究計画書の様式21と、出願要件の証明書である様式23など、指定の書類を確認します。
同じ学科・コースの通常枠との関係は、要項の例外規定を確認します。他学科との自由な併願とは異なります。
研究の説明は、成果より先に本人の役割と方法を明確にします
次世代研究者発掘入試Ⅱでは、研究計画等に基づく発表や質疑などが追加されます。発表時間や質疑の長さは学科ごとに異なるため、一律の練習時間を大学の指定として扱わないでください。通常の学科別面接と、追加の選考を分けて予定に入れます。
研究を説明するときは、問い、方法、結果、考察、自分が担当したこと、今後確かめたいことを分けます。例えば、共同研究で測定を担当したなら、研究全体の成果と、自分が設定・実行・検討した部分を明確にしてください。共同研究者の工夫を本人の成果のように説明してはいけません。
結果が予想どおりでなかったことも、検討の内容を説明する材料になります。ただし、都合のよい結果だけを選ぶ、誤差を隠す、測定していない値を補うといった行動は避けます。どこまで分かり、どこから分からないかを区別することが、研究を続けるうえでも大切です。
証明資料の提出期限や実績の成立時期にも条件があります。大会への参加予定だけで出願できると考えず、出願時点で何を証明できるかを確認しましょう。研究を続けたい気持ちがあっても、当該年度の資格に合わなければ、その枠の出願条件を満たしたことにはなりません。
次世代研究者の研究計画は、実績の証明と考察を分担します
自分でできること
研究の記録、本人の担当、結果、方法の限界、今後の問いを整理します。大会名だけでなく出願要件の段階まで証明できるか確認します。共同研究で担当範囲が曖昧なら、指導した先生と記録を照合してから書類へ進みます。
学校の先生に頼めること
指導した先生には実績と役割の確認、方法や考察への質問、必要な証明の手続を相談します。ただし、次世代研究者の資格に該当するかを学校だけで確定できない場合もあります。区分の解釈は大学へ問い合わせ、発表の構成が難しい場合は専門的な講評を検討します。
プロに頼ったほうがよいこと
研究計画とこれまでの活動、博士課程へ進む意思がどうつながるかを質問してもらいます。成果を強く見せるための誇張ではなく、方法を選んだ理由を説明する練習です。出願資格の認定や研究成果は保証できません。元のデータと本人の理解を優先して修正します。
志望学科を決めるときは、出願資格に加えて、書類で説明できる経験と当日の試験で示す力を合わせて整理しましょう。受験相談では、現在の成績や活動記録をもとに、次の準備を具体的に考えられます。
卒業時期、共通テストの科目、一般枠・女子枠など、募集要項で照合する項目を整理します。
活動で気づいた疑問と、志望学科で深めたい内容のつながりを確認します。提出文は本人が作成します。
書類、基礎学力、課題や面接の現在地を分け、出願・選考までに取り組む順番を考えます。
志望理由書は、本人の作成を守りながら経験を具体化します
大学が禁じる代作や生成AIの利用を、添削と混同しません
募集要項では、志願者以外の者や生成AIによる志望理由書等の作成、他の文献などからの盗用を不正行為として扱う旨を示しています。本人の経験を伝える書類だからこそ、他人が作った完成文を自分の文章として提出してはいけません。
この記事の準備方法は、自分の経験や理解を振り返るための助言です。提出用の完成文を提供するものではありません。学校や専門家へ相談する場合も、大学の規定を示し、本人による作成の範囲を守ってください。規定の解釈が不明な場合は、出願先の公式窓口で確認します。
第三者に確認してもらうなら、設問に答えているか、事実関係に不一致がないか、聞き手に意味が伝わるかといった点を中心にします。言いたいことそのものを他者に決めてもらうのではなく、質問を受けて本人が考え直す過程を大切にしましょう。
日時、目的、担当、行動、結果、残った疑問を記録します。事実と後からの解釈を分けます。
志望理由、活動、将来像など、指定された問いごとに説明する材料を選びます。
読み返して設問とのずれや事実の不一致を確認します。完成文の代作や借用をしません。
活動の数を増やすより、一つの経験から何を考えたかを整理します
活動記録を作るときは、大会名や資格名だけを並べず、本人が何を行ったかを整理します。例えば、学校の実験で担当した操作、結果を比べるために工夫した条件、説明できなかった現象などを記録します。小さな疑問でも、具体的に振り返れば学びたい内容を考える材料になります。
記録には「事実」と「考え」を別の欄で書いてください。「装置が止まった」は観察した事実、「接続に原因があると考えた」はその時点の考えです。区別しておくと、後から原因が違うと分かった場合にも、考えがどう変わったかを説明できます。
活動を長く続けた場合は、初期と後期の違いを確認します。最初にできなかったこと、改善した方法、最後まで残った課題を整理しましょう。継続年数の長さだけで意欲を証明しようとせず、取り組みの中身を伝える準備を進めます。
参加証明や受賞証明を使う場合は、名称、年月、本人名、主催者などを原資料と照合します。証明できない実績を、説明を強めるために追加しないでください。学科が指定する書類の範囲と提出方法を守ることも必要です。
大学の学びを調べるときは、研究室名を並べるだけにしません
大学の学科紹介を読む際は、専門用語を集めることが目的ではありません。どの問題を扱い、何を学び、その知識をどのように使うのかを確認します。研究室名を複数挙げても、自分の疑問との関係が説明できなければ、志望の理由は明確になりません。
例えば、興味のある研究紹介を一つ読んだら、「対象は何か」「何を明らかにしたいのか」「方法は何か」「自分はどこに疑問を持ったか」を書き出します。理解できない言葉は、そのまま提出文へ入れず、基礎資料に戻って意味を確かめます。
将来の職業をすでに決めている場合も、職業名だけで学科を選ばないようにしましょう。同じ仕事に関心があっても、材料、情報、環境、設計など、どの面から関わりたいかによって学ぶ内容が異なります。自分が身につけたい考え方を確認することが大切です。
志望理由書は、本人が考える部分と確認を頼む部分を分けます
自分でできること
設問ごとに経験と疑問を選び、本人が下書きを作ります。一文ごとに、実際の経験か、資料の事実か、自分の考えかを確認します。読み慣れると説明の不足に気づきにくいため、書いた理由を口頭で説明し、伝わらない箇所について質問を受けます。
学校の先生に頼めること
先生には学校での活動や事実の確認、設問への答えになっているかの指摘を頼みます。ただし、完成文を書いてもらうことは本人作成の規定に反します。学科とのつながりや複数の書類の食い違いが残る場合は、大学の規定を共有して質問形式の点検を依頼します。
プロに頼ったほうがよいこと
本人の経験から学びたい問いへ進む際、どの説明が不足しているかを指摘してもらいます。助言の許容範囲が不明なら、作業前に大学へ確認します。専門家も提出文の代作はできません。指摘の理由を本人が理解し、資料を調べ直して自分の言葉で修正します。
活動報告は、団体の成果と本人の働きを分けて確認します
自分でできること
日時、役割、自分で決めたこと、結果を当時の記録から書き出します。受賞と参加は分け、活動の規模を大きく見せるために役割を足しません。記憶と証明資料が食い違う場合は、提出文を整える前に活動を見ていた先生へ確認します。
学校の先生に頼めること
先生には、学校の記録と本人の説明が一致するか、証明資料を誰が用意するかを相談します。学校外の活動まで把握しているとは限らないため、主催者の資料も本人が用意します。事実はそろっても学びが説明できない場合は、振り返りの質問を受けます。
プロに頼ったほうがよいこと
結果の紹介で終わらず、判断や工夫、学びの変化が伝わるかを点検してもらいます。例えば失敗から何を変えたかを質問してもらう方法です。ただし、記録にない経験や心理を補うことはできません。証明できる事実を残したうえで、本人が考えたことを整理します。
面接・課題の練習は、説明・質問・修正を一組にして進めます
自分の答えを録音し、根拠が抜けていないか確認します
面接の準備では、答える文章を覚えるだけでなく、質問に応じて説明を組み立てる練習が必要です。最初は志望する理由や関心のある内容を短く話し、録音して聞き直します。話したつもりでも、具体的な経験や理由が抜けていることがあります。
聞き直すときは、声の印象だけでなく、質問に答えているか、結論と理由がつながっているか、事実と考えを区別しているかを確認します。例えば、「環境問題を解決したい」と話したなら、何を問題と考え、どのような経験や資料からそう考えたのかが伝わるかを見ます。
修正したら、同じ質問だけでなく、関連する別の質問にも答えてみます。「なぜその学科か」の後に「別の学科では何が違うと思うか」と聞かれると、理解が曖昧な部分が見えます。練習で見つかった不足は、言い回しで隠さず調べ直しましょう。
結論、理由、具体的な経験や根拠を、自分の言葉で話します。必要に応じて図も使います。
条件を変えた問いや、根拠を確かめる問いを受け、理解が曖昧な場所を見つけます。
教科書や原資料へ戻って確認し、何を考え直したかも含めて説明します。
分からない質問には、分かる範囲と考える順番を示します
知らない問題が出たとき、知っている用語をつなげて答えたように見せる練習は避けてください。まず質問の条件を確かめ、分かっていることと不明なことを区別します。基礎的な法則や考え方から検討できるなら、その順番を説明します。
例えば、初めて見る装置の仕組みを考えるときは、入力、変化、出力を分け、観察できる情報から考えます。判断できない部分があれば、何を調べれば確かめられるかを整理します。これは答えが分からなくても必ず高評価になるという意味ではなく、誠実に考えるための練習です。
質問の意味を取り違えたと感じた場合は、勝手に別の話を続けず、聞かれている範囲を確認する姿勢を育てます。日頃から先生や友人との学習で、相手の問いを聞き、考え、説明し直す経験を重ねてください。
課題は、読む時間・考える時間・見直す時間を分けて練習します
課題のある学科では、知識だけでなく、与えられた条件の中で考えをまとめる練習が必要です。最初は時間を厳しく制限せず、問題文の条件を正確に整理します。慣れたら時間を測り、どの段階で止まっているかを確認しましょう。
例えば、答えを書き始めるまでに時間がかかるなら、条件整理と方針決定の練習を増やします。書き終わるのに時間がかかるなら、必要な情報を選ぶ練習をします。読み違いが多い場合は、急いで解く量を増やすより、問いと条件に印を付けて確認する手順を定着させます。
見直しでは、問いに答えているか、数値や単位は整っているか、図と文章が矛盾していないかを確認します。結論だけを見直すのではなく、結論に至る根拠が読み手に分かるかも確かめてください。練習の記録には、正誤だけでなく次回変える行動を一つ残します。
オンライン試験は、通信環境と受験上の指示を別に確認します
融合基礎の両コースと船舶海洋は、オンラインで二次選考を行います。自宅などから受ける形式でも、試験であることに変わりはありません。使用機器、接続、資料、本人確認、受験環境について大学が出す指示を読み、自己判断で別の方法を使わないようにしましょう。
通信の確認では、音が聞こえるかだけでなく、相手に自分の声が届くか、画面の指示が見えるか、長時間でも電源が保つかを確認します。家族には試験時間を知らせ、通知音や生活音が入りにくい環境を準備してください。
不調が起きた場合の連絡方法も、事前案内で確認します。接続できないときに、案内を探すところから始めると対応が遅れます。受験票や連絡先を確認できる状態にし、許可されていない補助資料や第三者の助言を利用しないことが必要です。
面接と課題は、練習結果を次の改善につなげます
自分でできること
録音や課題答案を残し、質問への答え、理由、根拠を確認します。説明が長い場合は、まず答えを一文にする練習をします。ただし、自分が知っている前提は省きやすいため、同じ失敗が続く場合は第三者に追加質問を頼みます。
学校の先生に頼めること
先生には基本的な受け答えと教科の説明を見てもらいます。課題答案は、読み落としや論理の飛びを具体的に指摘してもらいましょう。ただし、希望学科の形式で十分な練習時間が取れない場合もあります。その場合は大学の指示と練習記録を持って専門家へ相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
学科に合わせ、課題の説明から質疑まで続けた練習を依頼します。講評では「何が不足し、次回どこを変えるか」を確認します。ただし、想定質問の暗記だけで本番を保証することはできません。教科の理解が原因なら学校へ戻り、説明の問題なら録音して改善を確かめます。
出願書類は、学校への依頼と本人の作業を分けて整えます
調査書の依頼は、完成直前ではなく早い段階で行います
調査書は本人が自由に作成できる書類ではありません。学校へ発行を依頼し、厳封などの提出条件を守ります。出願受付が始まってから初めて依頼すると、学校側の手続に必要な時間を確保できないことがあります。
依頼時は、年度、学部、学科・コース、制度名、大学への到着締切を正確に伝えます。高校独自の申請書や発行日数がある場合は、その手順に従います。受け取った書類を、内容が気になるからという理由で開封しないでください。
本人が作成する志望理由書は、学科ごとの指定様式と記述要領で、自筆などの指示を確認します。下書きと清書の時間を分け、印刷した様式が欠けていないか、ページの順番が正しいかを確認します。似た学科の様式を取り違えると、準備した内容が設問に合わなくなります。
調査書の発行時期、厳封、校内の手続を確認します。大学締切より前に受け取れる計画を立てます。
正しい年度・学科の様式を使用し、本人が記入します。証明資料の名称や年月も照合します。
必要書類、宛名、封筒、郵送方法、必着日を確認します。控えと追跡番号を保管します。
落とし穴は、余分な資料を足せば評価が上がると思い込むことです
提出資料は、大学が指定した範囲と方法に従います。学科によって補足資料を求める場合や、実績がある場合に証明資料を出す場合がありますが、どの学科でも自由に冊子を追加してよいわけではありません。要項にない資料を大量に同封する前に、指示を確認してください。
例えば、電気情報の製作資料と、量子物理の活動実績の資料は目的が異なります。他の学科の提出例を見て、同じ構成の冊子を作ると、必要な書類の確認がおろそかになります。提出する一枚ごとに、どの指示に対応するのかを確認すると整理しやすくなります。
郵送は原則として書留・速達です。要項が示す最終日の持参の例外を、通常の提出方法として予定に組み込むのは避けましょう。交通や郵便の事情を考え、余裕を持って送付します。発送後は受領証の番号で追跡し、書類の到着を確認します。
学年別の準備は、早期の基礎学習と関心の記録から始めます
高校1年のうちに、授業で生まれた疑問を残す習慣を作りましょう
高校1年から準備を始める利点は、出願書類を早く完成させることではありません。授業や活動から生まれた疑問を調べ、試し、考え直す時間を確保できることです。早く始めるほど、学科を比較したり、苦手な基礎を復習したりする余地が大きくなります。
例えば、理科の授業で気になった現象について、疑問、調べた資料、分かったこと、次に確かめたいことを短く残します。すべてを大きな研究にする必要はありません。学習と関心のつながりを記録することで、後に自分の考えの変化を振り返れます。
定期考査や授業の課題も大切にします。数学では答えだけでなく途中の理由を確認し、理科では実験の条件と結果を区別します。国語や英語も、文章を正確に読み、内容を説明するための基礎です。推薦や総合型を考えるからといって、教科学習を狭めないでください。
教科の基礎を整え、疑問と活動の記録を始めます。学科の違いを少しずつ調べます。
関心のある対象を絞り、調査や実験の過程を記録します。履修と共通テスト科目の対応を確認します。
当該年度の要項で条件を確定し、本人作成の書類、課題・面接、共通テスト、手続を並行管理します。
高校2年のうちに、学科の違いと自分の関心を照合しましょう
高校2年では、似た名称の学科の違いを、公式の教育内容と自分の問いから確認します。材料と応用化学、化学工学、融合基礎の物質材料などを比較するときは、名前だけで順位を付けず、何を学びたいかを具体化しましょう。
例えば、同じ環境問題に関心があっても、材料の性質、製造の工程、資源の利用、社会を支える施設など、考えたい面が違います。資料を読んで、どの面に最も疑問を持つかを整理します。学校の探究活動がある場合は、自分の担当と考察の記録を残してください。
高校2年のうちに共通テストの指定科目を確認すると、履修や学習計画のずれに気づきやすくなります。ただし、入試制度は変更される場合があるため、前年の要項で見通しを立てた後、出願年度の公式情報で更新します。早期の準備と、年度ごとの再確認を組み合わせることが大切です。
高校3年のうちに、条件の確認と学力の維持を同時に進めましょう
高校3年になって初めて活動や学科調べを始めると、記録を積み重ねる時間や、関心を深めて考え直す時間が限られます。「秋に書類を書けばよい」と先送りせず、現在の条件と準備状況を早く確認してください。短期間で必ず補えると考えることはできません。
まず、出願資格、共通テスト科目、指定様式、必要な証明資料を確認します。そのうえで、本人が説明できる経験と、まだ学習が不足している分野を分けます。活動が足りないと焦って新しい予定を増やすより、出願条件を満たすことと、これまでの経験を正確に振り返ることを優先する必要があります。
書類の準備中も、教科の学習時間を残します。例えば、平日の学習では共通テストの基礎を継続し、別の時間に活動記録を整理し、週末に説明の練習を行うように、作業の種類を分けます。具体的な配分は本人の学力や学校の予定に合わせて調整してください。
一次選考後は、学科別の二次対策と手続を同時に確認します
一次選考の結果を待つ間も、共通テストや基礎的な説明の練習を止めないようにしましょう。一次合格後に課題が通知される学科では、その通知を受けてから具体的な準備を進めます。事前にできることと、通知がなければ確定できないことを分けておきます。
一次合格後は、受験票、試験案内、共通テスト成績請求情報の提供を確認します。オンライン試験の学科では接続環境を整え、対面試験の学科では移動と宿泊が必要かを検討します。学習以外の作業を家族と分担しても、内容の確認は本人も行います。
最終合格後の入学手続は、納付、インターネット上の手続、必要書類の送付を含めて確認します。期限までに一部だけ済ませても、全体が完了したことにはなりません。合格発表後の予定まで見通しておくことが、最後の手続漏れを防ぎます。
学校で進める準備と、専門的な確認が役立つ場面を分けます
基本情報・教科学習・活動記録は、本人と学校で積み重ねます
公式の募集要項を読むこと、評定につながる学習を続けること、活動を記録すること、志望理由を本人が考えることは、日々の準備の中心です。学校の先生には、履修科目、調査書、教科の理解、面接での基本的な受け答えなどを相談できます。
例えば、物理の説明で言葉に詰まるなら、面接の話し方だけを直す前に、教科の先生に理解を確認してもらいます。志望理由がまとまらない場合は、自分の経験や関心を箇条書きで整理し、設問に対応する材料があるかを見直します。
学校の進路指導で対応できる範囲は学校ごとに異なります。「学校では何もできない」「専門家に任せれば本人は考えなくてよい」といった極端な捉え方は避けましょう。誰に相談する場合も、本人が学び、考え、説明することが土台です。
履修、調査書、教科の基礎理解、学校での活動記録、面接の基本的な受け答えです。
学科別の評価方法の読み取り、準備の優先順位、質問を重ねる模擬面接、制度間の条件整理です。
大学の本人作成の規定を守り、提出文の代作を依頼しません。未確認の合格率や保証に頼りません。
助言の質は、「何を直すか」が具体的かどうかで確認します
模擬面接を受けるなら、「もっと自信を持って」だけでなく、どの質問に対して根拠が不足していたか、どの説明が分かりにくかったかを確認します。具体的な指摘があれば、教科書や活動記録へ戻り、次の練習で変化を確かめられます。
例えば、志望理由の説明に対して「学科とのつながりが弱い」と言われたら、どの経験とどの学習内容の関係が伝わっていないのかを確認します。文章を他人に置き換えてもらうのではなく、本人が調べ直し、理解を深める方向へ進めましょう。
合格者の傾向を聞く場合も、対象年度、学科、枠、資料の根拠を確かめます。異なる大学の成功例を、そのまま九州大学の評価基準として使うことはできません。公式の選考内容に合った準備かどうかを、最終的な確認の軸にしてください。
九大工学部の志望学科を決め、条件と準備の不足を一枚に整理しましょう
最初に行うことは、志望する年度、学科・コース、一般枠か女子枠か、次世代研究者発掘入試Ⅱを検討するかを正確に書き出すことです。2027年度の機械工学科の総合型選抜停止のように、前年と異なる点もあるため、必ず当該年度の資料を使います。
次に、卒業時期や第一志望の条件、共通テストの科目、必要書類、締切を照合します。その後で、書類に使う本人の経験、基礎学力の不足、課題・面接の練習内容を分けます。条件の確認と学習の改善を混ぜずに並べると、次の行動を決めやすくなります。
例えば、「物理の説明を練習する」「様式の設問を読み直す」「調査書の発行日数を学校に確認する」というように、作業を具体的にします。「推薦対策を頑張る」という大きな予定だけでは、何が終わり、何が残っているかが見えにくくなります。
条件と準備の不足を整理したら、共通テスト・書類・課題や面接のうち、どこから改善するかを受験相談で具体化しましょう。成績や活動記録を手元に置くと、次の行動を決めやすくなります。
卒業時期、共通テストの科目、一般枠・女子枠など、募集要項で照合する項目を整理します。
活動で気づいた疑問と、志望学科で深めたい内容のつながりを確認します。提出文は本人が作成します。
書類、基礎学力、課題や面接の現在地を分け、出願・選考までに取り組む順番を考えます。
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