「関東学院大学の経営学部を推薦で受けたいけれど、資格や評定はどこまで必要でしょうか」。調べ始めると、基礎学力評価型、課題型、資格型、探究評価型という名前が出てきます。同じ学部でも、出願する時期や部門によって、準備する書類や試験内容が変わるため、名前だけで選ぶと迷ってしまいます。
特に注意したいのは、9月募集の基礎学力評価型は専願、11月募集は併願方式という違いです。また、課題型も9月は当日の小論文、11月は事前に調べた内容の発表です。11月の課題には、公開資料を読むだけでなく、人の意見を聞き、企画を改善する作業まで含まれています。
この記事では、2027年度の学生募集要項と学部別の課題をもとに、総合型選抜の各部門を比較します。出願条件や日程、配点を確認したうえで、400字の書類、資格の点数計算、小論文、探究発表、スポーツの魅力を広げる企画課題まで、実際に手を動かせる準備手順を説明します。
確認日は2026年10月18日です。9月募集の新規出願は終了しているため、出願済みの方と11月募集を検討する方、次年度以降を目指す方は読み分けてください。自分が満たす条件、まだ不足する準備、今週の行動を整理できるように進めます。

関東学院大学 経営学部の推薦、何から始める?
関東学院大学経営学部の総合型選抜(9月募集/11月募集)は、時期と部門を一組で選ぶ
「推薦で受けたい」を具体的な部門名に置き換える
「関東学院大学経営学部の推薦入試」を探している方も、まず今回の対象が総合型選抜であることを確認しましょう。学校推薦型選抜の条件を、そのまま総合型選抜へ当てはめることはできません。古い記事のAO入試という呼び方だけで判断せず、受験年度の正式な名称を確認します。
経営学部経営学科では、2027年度の9月募集に四つ、11月募集に三つの部門があります。募集人数は9月が50名、11月が12名で、それぞれの募集期にまとめて示されています。例えば、9月の資格型だけで50名を募集するという意味ではありません。部門別の人数が確認できないところを推測しないことが大切です。
この記事の入試条件は、大学公式の2027年度学生募集要項を基準にしています。大学の説明ページでも別年度の情報が残る場合があるため、画面の見た目や検索順位より、年度の表示と学部別の表を優先してください。
9月募集
基礎学力評価型、課題型〈小論文〉、資格型、探究評価型です。経営学部では四つとも専願方式です。
11月募集
基礎学力評価型、課題型〈プレゼンテーション〉、資格型です。基礎学力評価型だけが併願方式です。
最初に決めること
募集期、部門、専願か併願かを一組で書きます。学部名だけの比較で終えません。
得意なことだけでなく、提出できるものから考える
話すことが好きでも、必要な調査や書類を出願までにそろえられなければ、発表の部門は選びにくくなります。資格があっても、大学の対象資格や期限に合わなければ資格型の得点には使えません。自分の得意を、大学の条件に沿った形で示せるかを確かめます。
例えば、学校で探究学習をした経験がある場合は、完成した成果物、その根拠になった資料、自分が担当した部分が残っているかを確認します。英語や国語を継続して学んでいる場合は、時間を区切って問題を解き、今の到達点を確かめます。印象だけで部門の向き不向きを決めないようにしましょう。
部門選びの順番は、出願資格、進学意思、準備の実物、当日の選考内容です。資格や評定の確認を飛ばして志望理由だけを書き始めると、後から選び直す負担が増えます。候補を二つ残すときも、それぞれに必要な作業を別々に書き出してください。
出願資格と評定は、共通条件と経営学部の追加条件を重ねて確認する

評定3.0が必要なのは11月の課題型です
2027年度の経営学部では、11月募集の課題型〈プレゼンテーション〉に、全体の学習成績の状況が3.0以上という条件があります。この数字を、経営学部の全ての部門に共通する条件として扱わないでください。学部別の表では、基礎学力評価型や9月の小論文・探究評価型の追加要件欄は「―」です。
ただし、追加の評定下限が表にないことは、成績を見ないという意味ではありません。いずれも調査書とエントリーシートによる書類審査が100点分あります。評定だけの独自換算点や、評定がいくつなら合格するかという境界は、公表されたものがない限り作れません。
評定は本人の予想で決めず、調査書に記載される直近の学習成績を高校で確認します。例えば、科目ごとの平均を自分で計算した数字と、正式な全体の学習成績の状況が一致するかを先生に確かめます。出願条件を満たす確認と、日頃の学習を改善することを分けて進めましょう。
資格型には卒業時期などの追加条件があります
共通の出願資格には、高校・中等教育学校の卒業者や2027年3月卒業見込みの方などが含まれています。一方、経営学部の資格型は、2027年3月に高校または中等教育学校を卒業見込みの方に限るという追加条件があります。高卒認定試験に合格し、2026年度中に18歳に達する方も含むとされています。
資格型は、指定された資格の合計が60点以上となることも必要です。つまり、大学全体の出願資格に当てはまるか、資格型の卒業時期などの条件に合うか、資格が60点以上かを順に確認します。共通条件だけを読んで、既卒者も全ての部門に出願できると判断しないでください。
共通の資格
卒業・修了の状況や高卒認定など、自分が募集要項のどの項目に当てはまるかを確認します。
追加の資格
11月課題型の評定3.0、資格型の卒業時期と資格60点以上を部門別に確認します。
証明する書類
調査書、成績証明書、資格証明書など、条件を証明する書類の種類と発行日を確認します。
外国の学校や個別の入学資格審査は早めに確認する
外国の学校の課程、高卒認定、個別の入学資格審査などを使う場合は、共通資格の該当箇所と必要書類を一緒に読みます。個別の入学資格審査による出願では、出願開始の4週間前までに大学へ申し出る必要があります。一般的な出願締切より前に行動する手続きがある点に注意してください。
例えば、卒業証明書だけを準備しても、成績証明書が別に必要な区分があります。高卒認定の書類も、募集要項では合格・見込の成績証明書を指定し、合格証明書は無効としています。名称が似た書類を代わりに出さないことが重要です。条件の最終確認は大学へ、学校が発行する書類は学校へ確認します。
関東学院大学 経営学部の推薦、何から始める?
2027年度の日程は「9月の消印有効」と「11月の必着」を区別する
9月募集は10月18日に試験を行います
9月募集の出願登録期間は、2026年9月8日9時から9月18日17時までです。書類は9月18日消印有効で、受験票のダウンロードは9月30日10時から、試験日は10月18日、合格発表は11月2日10時です。9月募集という名前でも、試験まで9月に終わるわけではありません。
この記事の確認日である2026年10月18日には、9月募集の出願は終了しています。これから新たに9月募集へ申し込めるという案内ではありません。次年度以降の準備では、今年の日付を固定して覚えず、自分の入学年度の要項が公表されたら予定表を更新してください。
11月募集は11月17日までの到着が必要です

11月募集の出願登録は、2026年11月2日9時から11月17日17時までです。書類は11月17日必着です。受験票は11月26日10時からダウンロードでき、試験は12月13日、合格発表は12月23日10時です。9月と違い、締切日に郵便局へ出すだけでは間に合いません。
例えば、11月16日に清書を終えて翌日発送する計画では、必着条件を満たせないおそれがあります。学校の書類発行、課題の印刷、家族との確認、郵便の到着に必要な期間を先に確保します。書類作成の期限は、大学の締切より前に自分で設けておきましょう。
9月募集の流れ
9月8日~18日登録、18日消印有効。10月18日試験、11月2日合格発表です。
11月募集の流れ
11月2日~17日登録、17日必着。12月13日試験、12月23日合格発表です。
本人の準備期限
学校への依頼、調査完了、文章の見直し、清書、印刷、郵送をそれぞれ予定表へ入れます。
課題の完成日は試験日ではなく、出願時の提出に合わせる
11月の発表課題では、B4の要約シートを出願書類と一緒に提出します。12月の試験まで調査を続ければよいと思っていると、11月の提出に間に合いません。調査、企画、第三者の意見を受けた改善を、出願時点の成果物へまとめる必要があります。
提出後にも発表や質疑の練習は続けますが、提出した内容と後から分かった内容は分けて管理してください。話す練習をするたびに、別の企画へ大きく変えてしまうと、提出物と説明がずれます。提出物の控えを手元に残し、その内容を根拠とともに説明できる状態へ仕上げます。
9月の基礎学力評価型は、専願で英語・国語を受ける部門です
英語50点・国語50点と書類100点を確認する
9月募集の経営学部の基礎学力評価型は専願方式です。選考は調査書とエントリーシートの書類審査100点、英語50点と国語50点の基礎力テスト100点で、合計200点です。面接は選考方法に含まれていません。募集要項の経営学部の行を読み、大学全体の面接説明と混同しないようにします。
英語と国語の組み合わせが指定されているため、数学が得意でも数学へ置き換えることはできません。試験時間は10時から11時までです。学校の授業で身につけた知識を、問題文の中で使えるようにする準備が中心になります。ただし、筆記だけに力を入れて書類を後回しにするのも避けましょう。
400字の専願用書類は学修計画まで書きます
この部門では専願方式用のエントリーシートを使います。入学を希望する理由について、志望学部の三つの方針と大学入学後の学修計画を踏まえ、400字以内で書きます。筆記試験に面接がなくても、大学で何を学びたいかを書類で示す必要があります。
例えば、商品の売れ方に興味があるなら、単に「経営を学びたい」で終えず、どの経験から疑問を持ち、大学でどのように確かめたいかを考えます。書類審査の100点を、評定だけで決まる点数だとみなさないでください。提出する文章と調査書の両方が審査対象です。
受験する科目
9月の経営学部は英語と国語です。11月の科目選択の仕組みを持ち込まないようにします。
進学の条件
専願方式です。合格後の進学意思を、出願前に本人と保護者で確認します。
準備の順番
教科の弱点確認、毎週の演習、400字の下書き、時間内の通し練習を並行して進めます。
落とし穴は、面接がないことを負担が小さいと考えることです
面接に不安がある人には検討しやすい部門ですが、それだけで選ぶと筆記の準備が不足する場合があります。英語と国語を合わせた時間内で読み、考え、解答する必要があるため、得意科目に時間を使いすぎない練習も必要です。
学習記録には、正答率だけでなく、どこで時間がかかったかを残します。語句が分からないのか、本文のつながりを捉えられないのか、選択肢を繰り返し読んでいるのかで対策は違います。面接対策の代わりに浮いた時間を、その原因を解消する学習に使いましょう。
11月の基礎学力評価型は、併願方式と当日の2教科選択を確認する
英語・国語・数学から2教科を選びます
11月募集の経営学部の基礎学力評価型は併願方式です。書類審査100点に、英語・国語・数学から試験当日に選ぶ2教科各50点、合計100点の基礎力テストを加えて判定します。合計は200点で、面接はありません。試験時間は10時から11時までです。
「3教科を解いて高い2教科を自動採用する」という理解は、経営学部のこの部門には当てはまりません。大学全体では学部により評価方法が違うため、自分の学部の指示を確認する必要があります。科目選択を当日の気分だけに任せず、練習段階で候補を比べておきます。
科目は点数と時間の両方から比べる
科目を選ぶときは、学校で好きな教科だけでなく、時間を区切った演習で答えを仕上げられるかも見ます。例えば、数学で解法を理解していても計算に時間がかかるなら、英語や国語との組み合わせで全体の時間が足りるかを確かめます。一度の出来だけで組み合わせを決めないことが大切です。
記録する内容は、解いた問題、かかった時間、迷った箇所、復習後に自力で解けたかです。得点が伸びそうという希望だけでなく、実際の解答を見て判断します。最終的な当日の解答方法や教科選択の指定は、試験問題と受験上の注意に従ってください。
9月との違い
専願から併願方式へ変わり、英語・国語の固定から、英語・国語・数学の2教科選択へ変わります。
書類の違い
併願方式用のエントリーシートを使います。専願用の志望理由の設問と取り違えないようにします。
比較する材料
教科ごとの出来に加え、2教科を続けて解いたときの時間や疲れ方も記録します。
併願用の設問は「大学入学後に取り組みたいこと」です
併願方式用のエントリーシートは、大学入学後に取り組みたいことを400字以内で書く様式です。複数学科・コースを併願した場合も一部のみの提出とされています。専願用の書類をそのまま提出せず、2027年度の正しい様式を使ってください。
併願が可能でも、提出文章に何でも詰め込めばよいわけではありません。複数の学びを検討している場合は、自分の関心の中心と、大学での学び方を整理します。入学後にやりたい活動の名前だけを並べず、なぜ取り組み、何を身につけたいのかまで説明しましょう。
基礎力テストは、知識を覚えた後の「使い方」まで練習する
英語は語句の意味と前後のつながりを一緒に読む
大学の2027年度の出題方針では、英語は語彙・語法・文法に基づき、文脈や場面を理解して意味を読み取る力を重視しています。単語の意味だけを答えられる状態から、文中でどう使われているかを判断できる状態へ進めます。
学習では、まず短い英文を読み、主語と動詞、理由や対比を示す部分を確認します。知らない単語を調べた後も、文章全体を読み直してください。単語の意味が分かっても、誰が何に賛成し、何を理由に考えを変えたかが曖昧なら、読解の確認が必要です。
例えば、会話文で相手が断っているのに、単語だけを見て誘いを受ける返答を選ぶことがあります。答え合わせでは、正しい表現だけでなく、直前の発言がどんな役割を持つかも説明します。知識不足と文脈の読み違いを分けると、次に復習する内容が明確になります。
国語は論理的な文章と文学的な文章の両方を扱う
国語の出題範囲は「現代の国語」「言語文化」で、古文・漢文は単体では出題しないとされています。漢字や語句の知識に加え、論理的な文章と文学的な文章の読解を問う方針です。「古文が単体で出ない」という案内を、「評論だけ勉強すればよい」と読み替えないでください。
論理的な文章では、主張、理由、具体例を分けて読みます。文学的な文章では、人物の行動や言葉、場面の変化を根拠にして心情を考えます。自分ならどう感じるかではなく、本文に何が書かれているかへ戻る習慣が重要です。
英語の復習
知らなかった語句と、文脈を取り違えた箇所を分けます。答えの理由を前後の文から説明します。
国語の復習
選択肢の印象で選ばず、本文の根拠と答えの関係を説明します。評論と物語の両方を扱います。
数学の復習
答えだけでなく式の意味と条件を確かめます。計算ミスと方針を立てられない問題を分けます。
数学は範囲を確認し、途中の判断を説明する
数学は数学Ⅰ・数学Aの範囲から出題されます。大学の方針では、数と式、集合と論証、二次関数、図形と計量、データの分析、場合の数と確率、図形の性質、整数の性質などを含む数学と人間の活動が挙げられています。合計二つの大問という案内も確認できます。
公式を覚えたら、どの条件でその公式を使うかを説明する練習をします。例えば、確率の問題で場合の数を数える際は、順序を区別するのか、重複を認めるのかを先に確かめます。答えが合ったかだけでなく、同じ条件の問題でも同じ手順を使えるかを見てください。
間違い直しでは、解説を見ながら写した答案と、何も見ずに解き直した答案を分けます。後者で止まった箇所が、次に確認する点です。11月の科目選択に数学を使うか迷う場合も、こうした基礎の確認と時間内の演習を行ったうえで判断しましょう。
基礎力テストの復習は、間違えた理由から相談先を選ぶ
自分でできること
時間を測った答案を残し、語句の不足、読み違い、計算ミスを分けます。例えば、解説を読むと分かるのに解き直せない問題は、理解が完成していません。原因を自分で説明できない問題を、教科の先生へ持参します。
学校の先生に頼めること
英語・国語・数学の基礎事項や解き方を確認し、普段の授業と復習を結び付けてもらいます。ただし、日々の学習相談だけでは入試の書類を含めた時間配分までは決まりません。復習しても時間内に終わらない場合は、答案と時間記録を使った対策相談へ進みます。
プロに頼ったほうがよいこと
制限時間の中でどこに時間を使っているかを分析し、教科の演習と400字の書類を両立する計画を点検してもらいます。本人には当たり前に見える読み方の癖を、実際の答案から指摘してもらうためです。非公開の出題予測や合格保証ではなく、修正箇所と次回の練習方法が具体的な助言を選びます。
9月の課題型〈小論文〉は、当日60分の論述と面接に備える
事前の企画発表ではなく、その場で文章を書く試験です
9月募集の経営学部の課題型は小論文です。書類審査100点、小論文100点、面接100点で合計300点です。小論文は10時から11時まで、面接は12時からの実施として案内されています。共通の出願資格を満たし、専願の条件を理解したうえで準備します。
必要な基本書類は、出願資格を証明する調査書などと、専願方式用のエントリーシートです。11月のスポーツ企画のB4シートを9月の必須書類として提出する部門ではありません。課題型という同じ名前でも、事前成果物が中心か、当日の論述が中心かが異なります。
小論文は設問を「何を答えるか」に分解する
大学の案内では、小論文は当日に示されるテーマや文章を読み、論述する試験です。将来の出題テーマや字数を推測で固定せず、設問の要求を読み取る練習をします。「理由を説明する」「意見を述べる」「複数の立場を比べる」では、答案に必要な内容が変わります。
練習の最初に、問い、使う資料、答える内容、条件を余白へ短く整理します。例えば、企業の取り組みについて効果と課題を述べる練習なら、よい点だけを書いて終わらないようにします。具体例を持っていても、それが問われた内容に答える材料になっているかを確認してください。
書く前
設問の動詞と条件を確かめます。答えの中心を一文にし、理由と具体例をメモします。
書いている間
段落ごとの役割を決めます。背景説明が長くなり、結論が書けなくなることを避けます。
書いた後
問いに答えたか、理由がつながるか、表記や字数に問題がないかの順に見直します。
落とし穴は、経営の知識を並べて問いから離れることです
小論文では、専門用語を多く使えば説明がよくなるとは限りません。例えば、「売上を増やすには広告が重要です」と書く場合も、誰に何を知らせ、その人の行動がどう変わると考えるかを補います。言葉を覚えたことより、理由のつながりを示すことを意識しましょう。
面接も100点分あるため、小論文の準備だけで終えないようにします。書類に書いた志望理由や学修計画について、経験、疑問、大学で学びたいことの関係を説明します。小論文の細かな内容を聞かれると断定することはできませんが、自分が書いた考えを振り返る練習は役立ちます。
小論文は設問の読み方と答案の組み立てを分けて見直す
自分でできること
設問の要求に線を引き、結論・理由・具体例の順に下書きを作ります。完成後は、各段落が何に答えるかを一文で説明します。問いから外れているか自分では判断できないときは、答案だけでなく設問と構成メモも先生へ渡します。
学校の先生に頼めること
文のねじれ、根拠の不足、問いへの答え漏れなど、基本的な文章確認を頼めます。教科で学んだ知識の誤りも確認しましょう。ただし、語句を直すだけでは論の順序の弱さが残ります。添削後も主張と理由がつながらない場合は、構成を見直す指導を検討します。
プロに頼ったほうがよいこと
大学の公表した出題方針と課題の要求に沿って、どの根拠を選び、反対の見方をどこで扱うかを点検してもらいます。本人は書きたい内容を優先しやすいため、設問から逆に読む目が役立ちます。代筆ではなく、修正理由を聞いて自分で書き直し、別の問題でも再現できるか確認します。
資格型は9月・11月とも、資格60点以上と面接まで準備する
出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ
受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。
- 出願できる方式と未確認の条件
- 評定・活動・書類のうち先に動く項目
- 志望学部に合わせた準備の順番
資格の得点だけでは選考が終わりません
経営学部の資格型は、9月募集と11月募集の両方にあります。両方とも専願方式で、書類審査100点、資格取得証明書100点、面接100点、合計300点です。面接は10時から実施されます。資格の換算で60点以上になることは出願条件であり、合格の基準点ではありません。
例えば、資格が100点換算でも、書類や面接の準備が不要になるわけではありません。どのように学習し、何ができるようになり、それを経営学の学びへどうつなげるかを整理します。資格を取った理由が進路とは別でも、今の関心へつながる部分を事実に沿って考えてください。
同じ区分は最高点だけを使い、異なる区分を合算する
資格の点数は、英語、簿記・会計、情報、パソコンの四区分で整理されています。同じ区分では最も高い点数の資格だけが加算対象で、異なる区分を合算し、上限は100点です。資格証明書の枚数を増やせば、その分だけ点数が加わる仕組みではありません。
例えば、日商簿記3級は40点、全経簿記3級は20点ですが、両方とも簿記・会計区分です。二つを足して60点とはできません。一方、別区分の対象資格を持っていれば合算できます。試験名だけで判断せず、募集要項14ページの横の区分を確認しましょう。
英語
大学の対象試験・スコアを確認します。共通の習熟度の指標であるCEFRのA2は60点、B1は80点、B2以上は100点です。
簿記・会計
日商簿記は1級100点、2級80点、3級40点です。別団体の簿記も同じ区分なので最高点のみです。
情報・パソコン
情報とパソコンは別区分です。ITパスポートは情報区分80点です。名称が似ていても区分を表で確認します。
英語の取得時期と証明書の内容を点検する

英語資格は2025年4月以降に取得した大学指定の試験が対象です。簿記・会計、情報、パソコンの対象資格には有効期限を設けていません。英語は級の名前だけでなく、対象試験の種類やスコア、受験方式の注意点も募集要項25ページで照合してください。
提出書類には、調査書など、専願用エントリーシートに加え、資格取得証明書と様式3の資格等取得一覧の表紙が必要です。資格証明書はコピーが認められています。英語はスコアを証明する書類を用意します。手元に合格の画面しかない場合は、必要な証明書を発行できるか早めに確認しましょう。
資格型の自己点検は、点数表と学びの説明を分けて行う
簿記・情報・パソコンの対象資格を細かく照合する
簿記・会計では、全国経理教育協会の簿記能力検定が上級100点、1級60点、2級40点、3級20点です。全国商業高等学校協会の簿記実務検定は1級60点、2級40点です。日商簿記と同じ名前の級でも、点数が同じとは限りません。実施団体まで確認してください。
情報区分では、基本情報技術者試験の合格が100点、ITパスポート試験の合格が80点です。この二つを持っている場合も、同一区分のため高い方を使います。合計が100点を超えても選考上の上限は100点です。資格の点数がすでに上限なら、書類や面接の改善にも時間を配分します。
パソコン区分には、全商の情報処理検定、日本情報処理検定協会の表計算・データベース・ホームページ作成、情報検定、マイクロソフトオフィスの資格などが載っています。対象級や認定の種類に違いがあるため、単に「パソコンの資格があります」という整理で止めないでください。
証明書を見ながら計算過程を残す
計算用の紙には、資格の正式名称、実施団体、級・スコア、取得時期、区分、換算点を書きます。同一区分で採用しなかった資格にも印を付け、最終的にどの点数を合算したか分かるようにします。計算結果だけを家族や先生へ伝えるより、確認してもらいやすくなります。
例えば、表計算の対象2級が40点、日商簿記3級が40点なら、別区分なので合計80点です。そこに全経簿記3級20点を加えて100点にすることはできません。区分を確認し、計算過程を残しておくと、先生に相談するときも見直しやすくなります。
証明書の確認
団体、試験名、級・スコア、取得日を確認します。似た名前の別試験を取り違えません。
点数の確認
区分ごとに最高点を選び、合算して上限100点とします。60点以上かを確かめます。
説明の確認
学習した内容と、今の関心や大学で学びたいこととの関係を言葉にします。
面接では資格名の後に「何を理解したか」を続ける
資格取得の説明は、勉強時間や合格の喜びだけで終えないようにします。簿記なら、会社のお金の動きを記録して考えることにどのような関心を持ったのか、情報なら、組織で情報を扱うときの課題にどう気づいたのかを整理します。専門知識を誇張する必要はありません。
練習では、資格を知らない相手へ、学んだ内容を短く説明してみましょう。そこで伝わらなかった言葉を言い換え、例を加えます。合格証明書が示す事実と、自分が実際にできることは分けて説明してください。取得後に使っていない知識は復習し、質問されても意味を説明できる状態にします。
資格の確認と、資格を学修計画へつなぐ相談は別に進める
自分でできること
証明書を見て、正式名称・取得日・区分・換算点を一覧にします。同じ区分を足していないかも確かめます。証明書の名称や調査書の扱いが分からない場合は、独自に換算せず先生へ確認し、大学の条件に疑問が残れば大学へ問い合わせます。
学校の先生に頼めること
学校が把握している資格の記録、証明書の準備、卒業見込みや調査書の発行を相談できます。資格の学習で理解が曖昧な部分も確認します。ただし、学校からの助言で大学の出願条件を変更することはできません。制度上の判断は大学に確認します。
プロに頼ったほうがよいこと
資格の学習内容、経営への関心、400字の志望理由、面接での説明を一緒に点検してもらいます。資格名の紹介だけでは学ぶ目的を示しにくいためです。取得の話はできても入学後の学びにつながらないときが相談の目安です。資格点から合否を断定する説明は採用しません。
9月の探究評価型は、完成した活動を根拠とともに説明する
高校入学以降に成果物が完成した活動を一つ選ぶ
9月募集の探究評価型は専願方式です。書類審査100点、プレゼンテーション・口頭試問・探究学習報告書150点、面接50点で合計300点です。提出するのは、共通の書類や専願用エントリーシートに加え、探究学習報告書三部です。経営学部の探究評価型の実施要領で確認できます。
扱う活動は一つです。学校の授業内だけでなく、課外活動や学校外で自主的に取り組んだ活動も対象になります。ただし、高校入学以降に成果物が完成したものに限ります。活動の名前が「探究」でなければ使えないと決めつけず、何を疑問に感じ、どう調べ、何をまとめたかを整理します。
テーマ自体は自由ですが、企業や経営、企業と社会に関わるテーマが推奨されています。例えば、地域の店について調べた活動なら、店の紹介だけでなく、利用者や商品の届け方、運営上の課題へ目を向けます。今ある活動を経営らしく見せるために、実際には調べていない結果を足してはいけません。
報告書はA4片面3ページ以内、書式を守って作る
探究学習報告書は指定書式を使い、全体でA4片面三ページ以内にまとめます。手書きでも文書作成ソフトでも構いません。文書作成ソフトを使う場合、文字の大きさや行間は指定の設定から変更せず、必要な項目の枠を縦に広げます。図表や画像も、内容を読める大きさで使用できます。
本文には、問題意識、活動の方法、使った資料、結果、自分の学びを分けて書きます。図を置く際は、何を示すのかと出典を説明します。例えば、地域の利用状況を表にしたなら、誰に、いつ、どのように尋ねた結果かを示してください。表だけがあると、数字の意味を判断しにくくなります。
選ぶ活動
高校入学以降に成果物が完成した活動を一つ選びます。学校外の自主的な活動も対象です。
作る報告書
指定書式でA4片面3ページ以内です。文字や行間を小さくして無理に詰め込みません。
残す根拠
資料の出典、調査の条件、自分の担当、考えが変わった経過を確認できるようにします。
評価の観点から、自分の役割と学び直しを点検する
大学は、課題発見、協働、情報収集・分析、自己分析、大学や地域・社会へつなぐ学びを評価の視点として示しています。成果の大きさだけでなく、なぜ問題に気づき、誰とどのように取り組み、何を学んだかを具体的な根拠に基づいて考察することが大切です。
グループ活動なら、全員の成果と自分の担当を分けます。例えば、調査票を作った、資料の矛盾を確認した、発表の構成を見直したなど、実際に行ったことを整理してください。「協力しました」だけでは、どの場面で何をしたのかが見えません。うまくいかなかった判断も、どう見直したかまで説明すると学びの過程が伝わります。
探究報告書は、活動の事実と考察を分けて点検する
自分でできること
活動記録と成果物を集め、自分の担当、方法、結果、考えが変わった点を整理します。グループの成果を全て自分の成果にしないようにします。記憶が曖昧な場面や担当が重なる部分は、活動を知る先生へ事実を確認してから文章にします。
学校の先生に頼めること
授業や学校活動の経過、担当した役割、資料の扱い、報告書の基本的な文章を確認してもらえます。ただし、活動を知っている先生には背景を省いても伝わる場合があります。初めて読む人にも方法と結果が理解できるかは、別の読み手にも確かめてもらいます。
プロに頼ったほうがよいこと
公式の評価の視点に照らし、課題発見から情報収集・分析・自己分析へ進む説明と、志望理由との整合を見てもらいます。成果の紹介ばかりで判断の理由が見えない場合に役立ちます。記録にない成果を加えず、弱い箇所を質問で明らかにし、本人が根拠を選び直せる指導を求めます。
探究発表は10分以内、紙とパソコンの条件を先に決める
発表後には口頭試問と面接が計15分あります
探究評価型の発表は10分以内で、その後に口頭試問と面接が計15分行われます。長い報告書をそのまま読み上げるより、問い、方法、重要な結果、考察、大学で深めたいことを聞き手が追える順番にします。細かな数字を全部話すより、結論を支える材料を選ぶ練習が必要です。
最初に「何を確かめようとしたか」を一文で述べ、その後に方法を説明します。例えば、地域の店舗について比較した活動なら、どの店を、何の観点で比べたのかを先に示します。聞き手が比較の条件を理解してから結果へ進むと、意見と根拠の関係を伝えやすくなります。
パソコン利用では、使えない機能も確認する
パソコン等を使うと回答した場合は、発表データだけを保存したUSBのType A対応の記憶媒体を持参します。ファイル名は「KGU2027 探究」です。大学が用意する環境はWindows11とMicrosoft Office2024で、操作は本人が行います。インターネットには接続できません。
発表者ツール、アニメーション、動画、音声は使えません。読み上げ用の原稿や、自分のパソコン・タブレット・スマートフォンも持ち込めません。普段の発表で使っている機能が使えると思い込まず、静止した資料と自分の説明だけで伝わる構成を作ってください。
画面を使う場合
指定環境で表示と操作を試します。ネット接続や動画を前提にせず、使用ファイルだけをUSBへ入れます。
画面を使わない場合
出願時に提出した報告書の一部が当日渡されます。その紙を見ながら発表する練習をします。
どちらにも必要
問いと結論を自分の言葉で説明します。資料がなくても発表の順番を思い出せる状態にします。
落とし穴は、資料をきれいにして説明を確かめないことです
パソコンを使わない場合は、当日に提出済み報告書の一部が渡されるため、別の発表資料を自由に持ち込む前提にしません。パソコンを使う場合も、本人の準備に原因がある機材トラブルでは、提出した紙の報告書で発表する場合があります。紙でも要点を話せるよう練習しておくと、理解の確認になります。
練習相手には、声の大きさだけでなく「どの資料が結論につながったか」「自分の担当が分かったか」を尋ねます。答えに詰まった質問は、話し方の問題か資料不足かを分けます。前者なら説明を短く組み直し、後者なら元資料へ戻って確認する必要があります。
探究発表は、通し練習と追加質問の練習を使い分ける
自分でできること
提出した報告書を使って発表を録音し、時間と話す順番を確認します。パソコンを使う場合も紙で説明してみます。自分だけでは聞き手の理解を確かめにくいため、問いと結論を聞き手に言い直してもらう練習を先生へ依頼します。
学校の先生に頼めること
時間を測る通し練習、声や資料の見やすさの確認、活動内容に関する基本的な質問を頼めます。ただし、いつも同じ相手と同じ質問では説明を暗記しやすくなります。初めての質問で理由を説明できない場合は、質問を変える練習へ進みます。
プロに頼ったほうがよいこと
報告書と発表を照合し、方法の選択理由や調査の限界に踏み込む口頭試問の練習を頼みます。話し方ではなく、根拠が足りない箇所を見分けるためです。答えを作ってもらうのではなく、どの質問のどの説明が不足したかを記録し、自分の資料に戻って改善します。
11月の課題型は、スポーツの新しいファンや参加者を増やす企画です
評定3.0と、事前調査が必要な部門です
11月募集の課題型〈プレゼンテーション〉は専願方式で、全体の学習成績の状況3.0以上が必要です。書類審査100点、プレゼンテーション・口頭試問150点、面接50点で合計300点です。共通書類と専願用エントリーシートのほかに、課題の要約シートを三部提出します。
2027年度の課題は、指定されたスポーツから一つを選び、その魅力を広げ、新しいファンや参加者を増やす企画を考えるものです。競技の経験が豊富かどうかを競う課題として読まないでください。情報を集め、対象とする人を理解し、その人が動きやすい企画へまとめる準備が中心になります。
内容と提出条件は、大学公式の2027年度11月募集・経営学部課題に詳しく掲載されています。前年の課題を見て準備を終えず、この年度の資料と指定の要約シートを使います。
指定の11種目から、調べられる一つを選ぶ
選択肢は、BMX、スケートボード、サーフィン、スノーボード、スカイダイビング、トレイルランニング、パルクール、バンジージャンプ、ブレイキン、3×3バスケットボール、スポーツクライミングです。選択肢にない競技へ自由に変更せず、大学が示す範囲から一つを選びます。
選ぶ基準は、好きかどうかに加え、公開情報が見つかるか、対象に近い人へ話を聞けるか、関心や参加の壁を考えられるかです。自分が経験したことのない競技でも、資料を読み、ルールや魅力を確認して考えられます。出願のために危険な技や活動を実体験する必要はありません。
選択と情報収集
競技を一つ選び、概要と魅力を整理します。現状は信頼できる公開情報を2点以上使って確認します。
人を理解する調査
対象に近い人3名以上へ聞き取ります。難しい場合は自由回答を含む10名以上のウェブ調査を行います。
企画と改善
対象に合う企画を作り、2名以上に説明して意見を受け、修正や採否の理由をまとめます。
選ぶ前に、作業の順番と依頼先を考える
この課題では、一人で資料を読んで文章を書くだけでは全ての条件を満たせません。人への調査や、企画を説明して意見をもらう工程があります。相手の都合も必要になるので、清書の直前にまとめて依頼する計画は避けましょう。
例えば、対象を「競技の名前は知っているが観戦したことがない人」と仮に決めたら、その条件に近い人へ話を聞けるかを考えます。最初から対象を狭くしすぎて誰にも依頼できない場合は、資料や関心を踏まえて対象の設定を見直します。実施できる調査から、説明できる企画へつなげることが重要です。
公開資料は2点以上、数字の条件と発信元をそろえて読む
別のページでも同じ情報の転載なら注意する
課題では、現状を信頼できる公開情報で確認します。少なくとも二点以上を使い、できれば発信元や種類の違う資料を組み合わせます。例えば、競技団体の説明と大会主催者の案内を読む場合、競技の特徴と観戦・参加の機会を別の面から確かめられます。
二つのサイトで同じ記事を見つけても、元の情報が同じなら、独立した裏付けが二つ増えたとはいえません。発信元、公開日、元資料へのリンクを確認しましょう。検索結果の短い説明を読んだだけで出典にせず、本文を開いて、何をどの範囲で述べているかを確かめます。
人数・時期・対象を確認して、比較できるか判断する
数字を使うときは、何を数えたものかを必ず記録します。参加者数と観客数、登録者数と実際の競技人口は同じ意味ではありません。ある大会の来場者数を見て、その競技全体のファンの数だと説明しないようにしてください。
例えば、別の年の人数を比較する場合は、会場数や開催日数、集計方法が変わっていないかも見ます。増減があっても理由が資料に示されていなければ、自分の推測と分けます。「人数が増えた」という事実と、「特定の宣伝が成功したから」という説明には、別の根拠が必要です。
出典を残す
発信元、題名、公開日、確認日、URLを記録します。後で探し直す前提にしません。
数字を読む
対象、期間、単位、集計方法を確認します。比較できない数字を同じグラフにしません。
企画へつなぐ
資料のどの点が対象設定や提案の理由になったかを、短いメモで残します。
資料から言えることと、自分の見通しを分ける
企画では、自分の見通しを持つことも必要です。ただし、「初心者は全員こう感じる」「この企画なら必ず人が増える」といった言い切りは、資料や調査の範囲を越えます。何を確認でき、何は提案段階の予想なのかを区別してください。
資料を読むときに、「確認した事実」「そこから考えたこと」「さらに尋ねたいこと」の欄を作ると整理しやすくなります。例えば、体験イベントの開催情報を見つけたら、開催している事実と、参加者が何を魅力に感じたかは別です。後者が分からなければ、調査で確かめる候補になります。
対象設定は「高校生」だけで終えず、関心と行動の壁まで決める
年齢や性別だけでは企画の理由が見えません
課題では、新しいファンや参加者としてどのような人を対象にするかを具体化します。年齢や性別だけでなく、競技を知っているか、興味があるか、経験があるか、普段どう情報を得るかなどを考えます。同じ高校生でも、競技の動画をよく見る人と、名前を初めて聞く人では、必要な説明が違います。
例えば、経験はないものの短い動画を見ることが好きな人を考える場合、映像から何に興味を持ち、どこで行動が止まるかを調べます。「動画を見せれば参加する」と決めず、ルールが分からない、会場が遠い、費用が気になるなどの可能性を分けて考えてください。
「知る」「興味を持つ」「行動する」を分ける
企画の目的は、対象の今の状態に合わせて設定します。名前を知らない人へ魅力を知らせる企画と、興味はあるが行動できない人の最初の参加を支える企画では、必要な内容が変わります。全ての段階を一つの企画で解決しようとすると、何を重視したのか説明しにくくなります。
学習用に考えるなら、「競技の見どころが分からない」という課題には、見どころを理解できる案内が候補になります。「興味はあるが初めて一人で行くのが不安」という課題なら、参加方法や当日の流れを具体的に伝える工夫が候補になります。実際の企画は、自分の調査で分かったことをもとに決めます。
今の状態
認知、興味、経験、普段の行動を確かめます。対象が同じ年齢でも一律とは考えません。
行動の壁
時間、費用、距離、知識、不安など、何が行動を止めているかを調べます。
目指す変化
知ってもらう、見てもらう、最初の参加につなげるなど、企画の目的を具体化します。
調査結果に合わせて対象を修正しても構いません
最初の対象設定は、調べるための仮の考えです。聞き取りをすると、予想した不安はあまり語られず、別の困りごとが出ることもあります。その場合は、最初の案を守るために意見を選ぶのではなく、対象や目的の見直しを検討します。
修正したときは、最初にどう考え、何を聞き、どの点を変えたかを記録してください。例えば、参加の費用よりも、どこで体験できるか分からないことが問題として出たなら、企画の情報提供を見直す理由になります。変えたことそのものより、根拠を示して判断したことを説明できるようにします。
聞き取り3名以上かウェブ調査10名以上を、条件を守って行う
質問は、相手の考えが分かる形にする
対象に近い人への聞き取りは三名以上です。対面、電話、オンラインなどで実施できます。難しい場合は、自由回答を含む十名以上のウェブ調査という方法が示されています。自分自身は人数に含めません。人数を満たすことに加え、対象設定や企画に使える内容を集めることが大切です。
聞き取りでは、認知、興味、経験を確認したうえで、その理由を尋ねます。「好きですか」だけでは、どの場面や特徴に関心があるかが分かりません。「どこで知りましたか」「見てみたいと思うのはどのような点ですか」のように、相手が自分の言葉で答えられる質問を用意します。
誘導する聞き方を避け、予想と違う答えも残す
「安ければ参加したいですよね」と聞くと、相手が合わせて答える可能性があります。最初は、参加を考えるときに気になることを自由に話してもらい、後から費用や時間などを確認します。質問に自分の期待を入れすぎないことが重要です。
例えば、興味がないという回答が出ても失敗ではありません。何に興味を持てないのか、情報を知らないためなのか、別の活動を優先しているためなのかを丁寧に区別します。自分の企画に都合のよい発言だけを残すと、対象への理解が狭くなります。
聞き取りを選ぶ場合
対象に近い3名以上へ実施します。共通の確認項目と、理由を深める質問を用意します。
ウェブ調査を選ぶ場合
10名以上から、理由や経験が分かる自由回答も集めます。選択式の投票だけで終えません。
どちらにも共通
本人を人数に含めず、氏名・顔写真・連絡先を発表資料に載せません。回答は改変せず記録します。
小さな調査を、全体の結論へ広げすぎない
三名や十名の調査から得た内容は、その調査対象について分かったことです。対象を学校の友人に限ったなら、その条件も示します。少人数の回答を使って「若者の大半は」と言い切ることはできません。件数や割合を使うときも、回答人数を同じ場所へ記載します。
まとめるときは、一人ずつの回答の要点を残してから、共通する点と異なる点を整理します。同じ「参加しにくい」という答えでも、時間が合わない人と、方法が分からない人では企画で対応する内容が違います。言葉が似ていることだけで同じ原因にまとめないでください。
企画は内容・負担・場所・周知の四つをつなげて作る
内容は、対象の困りごとへ答える形にする
11月課題では、企画を複数の面から具体化します。まず、どのような内容や経験を提供するかを考えます。「イベントを開く」「SNSで発信する」といった手段だけでは、対象に何を届けるかが分かりません。誰のどの疑問や不安へ対応するのかを一文にしてください。
例えば、ルールを知らず観戦を難しく感じるという調査結果があれば、見どころを分かりやすく伝える案が考えられます。ただし、実際にそうした回答が得られていないのに、必要性が確認できたようには書けません。記事中の例は考え方を練習する材料であり、提出課題の調査結果の代わりにはなりません。
無料でも、時間や移動などの負担は残ります
価格を考えるときは、参加費だけでなく、移動時間、準備、申込の手間なども見ます。無料だから誰でも参加するという説明では不十分です。対象の生活に無理なく入るか、初めての人が必要な準備を理解できるかを考えてください。
場所や方法も対象と結び付けます。学校帰りに参加を考える人と、休日に家族と出かける人では、時間帯や移動条件が違います。実施場所を使えるかは提案段階で未確認の場合もあるため、「使用が決定しています」と書かず、実現のために確認が必要な条件を整理します。
内容・経験
対象が何を理解し、どんな体験を得る企画かを具体的にします。
価格・負担
金額だけでなく、時間、移動、準備、申込の手間を考えます。
場所・方法
対象が利用しやすい場所や提供方法を選び、実現に必要な条件も確認します。
周知・集客
対象が普段触れる情報へ届けます。見た後に何をすればよいかまで伝えます。
周知方法は、投稿する場所だけでなく行動まで設計する
SNSを使うなら、なぜその対象へ届くと考えたか、何を見てもらうか、見た後にどの行動へ進んでもらうかを整理します。「流行しているから」という理由だけでは、対象との関係が弱くなります。対象への調査で分かった情報の受け取り方を、方法の選択に使いましょう。
企画の説明では、四つの項目を別々に埋めるだけでなく、互いに矛盾していないかを見ます。短時間で気軽に参加できることを魅力にしながら、準備や移動に大きな負担がある設計では、理由を考え直す必要があります。全体を対象の立場で読み直してください。
第三者2名以上の意見は、企画を出願前に改善するために使う
対象調査と企画への意見は役割が違います
企画を作った後は、二名以上の実在する人へ説明して意見を受けます。家族、友人、同級生、先生、調査に協力した人なども対象になります。対象を理解するための聞き取りと、作った企画への意見は、同じ人に頼む場合でも工程を分けて記録します。
例えば、最初の聞き取りで「会場への行き方が分からない」と分かり、それを踏まえた企画を作ったなら、後からその企画を見せて、案内が分かるかを確認します。一度話を聞いたことだけで、企画への意見も受けたことにしないでください。文章生成AIは、この二名には数えられません。
「よかったです」だけで終わらない頼み方をする
意見をお願いするときは、企画の対象、目的、主な内容を短く伝え、分かりにくいところや参加をためらうところを尋ねます。褒めてもらうことが目的ではありません。相手が批判しにくくならないよう、まだ改善できる案であることを伝えると話を聞きやすくなります。
「どこが分かりにくかったですか」「初めて知る人には何の説明が足りませんか」「参加までに面倒と感じることはありますか」と、異なる観点で確認します。全員に同じ質問を必ずする必要はありませんが、誰からどんな意見を得たかを後で振り返れるようにしてください。
説明する前
対象と目的が分かる形に企画をまとめます。相手に判断してほしい点を決めます。
意見を聞くとき
賛成かどうかだけでなく、分からない点、負担、改善案を具体的に尋ねます。
聞いた後
採用した意見と採用しなかった意見を分け、理由と修正内容を記録します。
全ての意見を採用しなくても、判断の理由を残す
異なる意見が出たとき、両方を足して企画を大きくするだけでは、目的がぼやける場合があります。対象の課題に合うか、実現可能か、負担が増えすぎないかを考えます。採用しなかった意見も、どう検討したかを説明できるようにします。
改善の記録は「意見」「判断」「変更」の順で残すと分かりやすくなります。例えば、案内の言葉が難しいという指摘を受けたら、どの言葉をどう変えたかまで書きます。「意見を参考に改善しました」だけでは、何を考え直したかが伝わりません。変更前と変更後を比べられる形で保存しましょう。
11月課題は、調査・企画・改善の各段階で助言を使う
自分でできること
課題文から必要な工程を抜き出し、公開情報、聞き取り、企画、第三者の意見を別々に記録します。例えば、回答が予想と違っても削除せず、対象設定を見直す材料にします。質問が誘導的か、記録の扱いが適切か迷ったら、調査前に先生へ相談します。
学校の先生に頼めること
調査依頼の礼儀、個人情報への配慮、質問文の読みやすさ、資料の出典を確認してもらえます。企画への第三者の意見をお願いすることもできます。ただし、一人の先生の好みを対象全体の意見に置き換えられません。調査結果と企画がつながらないときは、その関係を重点的に見直します。
プロに頼ったほうがよいこと
対象の困りごとと企画の内容・負担・場所・周知がつながるか、公式課題の要求から点検してもらいます。項目が埋まっていても理由の弱さは本人には見つけにくいためです。調査人数を満たした後も企画を選んだ理由が説明できない場合が相談の目安です。調査や回答の作成は任せず、本人が行った判断を改善します。
B4要約シート1枚に、調査から改善までの根拠を配置する
三部とも同じ内容にし、本人用だけのメモと区別する
11月課題の要約シートは、指定されたB4サイズ一枚で作成し、出願時に三部提出します。用紙の大きさを変更しません。三部は審査員用二部と本人用一部で、枠内の内容を同じにします。色を使って作成した場合は、全て同じようにカラーで用意する指示です。
本人用の一部には、枠外や裏面へメモを加えることができますが、それは評価の対象ではありません。枠内に必要な説明がないのに、本人用の裏面で補えば審査員にも伝わると考えないでください。評価してもらう内容と、発表の補助に使うメモを分けます。
文字の多さより、根拠のつながりを読み取れる配置にする
一枚へまとめるときは、問いと対象、公開情報、調査結果、企画、改善の関係が追えるようにします。全ての回答を細かく載せようとするより、企画を決めるうえで重要だった内容を選び、元の記録は自分で説明できるように保管します。
例えば、調査結果の横に「この結果から、企画のどこを変えたか」を短く置くと、数字や意見を載せただけの状態から進めます。図を入れる場合も、見た目を飾るためではなく、比較や手順が理解しやすくなるかを考えてください。文字を極端に小さくして詰め込まないようにします。
枠内に必要なこと
対象、情報の根拠、調査、企画、改善の流れを、初めて読む人が追えるようにします。
本人用のメモ
枠外や裏面のメモは評価外です。話す順番や確認したい要点の補助として整理します。
印刷後の確認
B4のままか、三部の内容や色が同じか、文字や図が読めるか、出典が抜けていないかを見ます。
提出後に自分だけ別のシートを持ち込まない
当日は、出願時に提出した本人用の要約シートが大学から渡されます。別に作ったシートを自由に持参して発表する方式ではありません。提出前に控えを保存し、提出した内容と同じ状態で練習できるようにします。
清書を始める前に、全ての工程を終えているかを確認してください。聞き取りの人数、自由回答の有無、第三者二名以上の意見、公開資料の出典などを先に点検します。印刷後に不足が見つかると作り直しが必要になるため、内容の確認を終えてから見た目を整える順番が効率的です。
11月の発表8分と質疑・面接12分を、違う練習で仕上げる
最初に対象と企画の目的を伝える
11月の課題型は、発表8分と口頭試問・面接12分の合計20分です。黒板、パソコン、模造紙などは使えません。B4要約シートを中心に、聞き手が企画の理由を理解できる説明を準備します。9月探究のパソコン利用条件を混ぜないでください。
発表では、競技の紹介だけで時間を使い切らないことが大切です。対象、分かった課題、企画の中心、調査や意見を受けた改善へ進みます。例えば、競技の歴史を長く説明するより、その対象に魅力を届けるうえで必要な特徴を選びます。内容の比重は、課題の要求に合わせて考えてください。
質疑では、選んだ理由を根拠に戻って説明する
練習用の質問としては、「なぜこの対象にしましたか」「調査で予想と違ったことは何ですか」「別の周知方法を選ばなかった理由は何ですか」などが考えられます。これは実際の質問の予告ではありません。自分の判断を根拠と一緒に説明できるかを確かめるための観点です。
答えるときは、先に質問への答えを短く述べ、その後に調査や資料を使って理由を補います。知らない内容を聞かれた場合は、確認した範囲と未確認の点を分けて答えます。企画をよく見せるために、実施していない調査や決まっていない協力者を付け加えてはいけません。
発表の練習
8分で、対象から企画・改善までの流れを説明します。競技の紹介だけに偏らないようにします。
質疑の練習
資料、対象、調査方法、企画の選択理由を尋ねてもらい、根拠へ戻って答えます。
面接の練習
今回の課題と経営学への関心、入学後の学修計画がどうつながるかを説明します。
発表を録音して、聞き手に伝わったことを確認する
練習では、原稿を読んだ回数より、聞き手が理解できたかを確かめます。録音を聞き、主語が抜けた文や、「これ」「それ」が何を指すか分からない部分を直します。資料を見ている自分には分かっても、聞き手には説明が必要な箇所があります。
練習相手には、発表後に企画の対象と目的を言い直してもらいましょう。自分の意図と違う説明が返ってきたら、その部分を見直します。話し方だけを整えるより、伝わらなかった理由を具体的に修正する方が、次の練習で変化を確認しやすくなります。
B4シートと8分発表は、同じ根拠を伝えられるか確かめる
自分でできること
シートの各枠から発表のどこへ進むかを確認し、8分で説明して録音します。資料を指ささずに聞いても対象と企画が分かるか試します。内容を知っている自分には説明の省略が見えにくいため、初めて聞く先生へ理解できた内容を確認します。
学校の先生に頼めること
用紙や部数、出典、読みやすさを確認し、発表時間を測ってもらえます。基本的な質問への受け答えも練習できます。ただし、印刷や話し方が整っても、調査から企画への理由が成立するとは限りません。理由を聞かれると止まる箇所は、内容の見直しが必要です。
プロに頼ったほうがよいこと
要約シート・発表・質疑の三つで説明が食い違わないかを点検してもらいます。調査の限界や採用しなかった意見への質問も交え、修正点を具体化します。原稿を丸暗記しても追加質問で説明できない場合に有効です。指摘された箇所は、元の調査記録を使って本人が説明し直します。
400字のエントリーシートは、経験・疑問・学び方をつなげる
専願用は、三つの方針と学修計画を踏まえて書く
専願用の様式では、大学が求める学生像を含む三つの方針と、入学後の学修計画を踏まえた入学希望理由を求めています。三つの方針とは、どのような学生を受け入れ、どのように教育し、どのような力を身につけた人へ学位を授与するかという大学の考え方です。名称を写すだけでなく、自分の目的との関係を読み取ります。
経営学部は、高校までの基礎学力を土台に、経営への強い関心、新しいものを生み出したり変えたりする意欲、主体性や協調性を求めています。経営学部の公式紹介で、学びの内容と合わせて確認できます。自己紹介の言葉を並べるより、それを支える経験を振り返りましょう。
経験の大きさより、何を疑問に感じたかを具体化する
下書きの前に、きっかけ、疑問、今まで確かめたこと、大学で学びたいことを別々に書きます。例えば、学校の行事で販売に関わった経験を扱うなら、役職名だけでなく、どのような点を難しく感じ、何を改善しようとしたのかを振り返ります。していない工夫を後から足してはいけません。
経営学へのつながりは、商品の売れ方だけではありません。人が協力する仕組み、お金の使い方、情報の届け方、組織の判断なども入口になります。現在の経験から、大学で調べたい問いへ進めます。職業名だけを掲げるより、その仕事や活動で何を理解し、何ができるようになりたいかを説明しましょう。
経験を選ぶ
自分が行ったことを事実として整理します。グループ全体の成果と自分の担当を分けます。
問いを作る
経験から何を疑問に感じ、まだ何が分からないかを一文にします。
学修計画へ進める
学部の学びを使い、その疑問をどう深めたいかを具体的に書きます。
400字に収めるときは、重複した評価語を削る
「とても魅力的です」「素晴らしい環境です」といった評価だけが続くと、自分の学ぶ目的に使える字数が減ります。なぜ魅力を感じたかを具体的に書き、同じ説明の繰り返しを削りましょう。難しい言葉を増やすより、経験から学びへ進む理由が伝わることを優先します。
様式1・2はいずれも、消せない黒のボールペンによる横書きで、直筆の原本を提出する指定です。コピーは提出できず、2027年度の様式が必要です。下書きを整えてから清書し、氏名、生年月日、募集方式、文字の抜けを確認します。文章の内容と書式の確認を別の作業にすると見落としを減らせます。
400字の志望理由は、文章確認から学ぶ目的の点検へ進める
自分でできること
経験、そこから生まれた疑問、大学で学びたいことを別々に書き、正しい様式の設問に沿って下書きします。大学の説明を写すだけでは自分の目的が見えません。事実や日本語の表現に不安がある部分を先生へ確認してもらいます。
学校の先生に頼めること
調査書に関わる事実、学校での活動、誤字や文のつながりを確認してもらえます。提出までの校内日程も相談します。ただし、誤字がなくても、その学部で学ぶ必要性が十分とは限りません。読みやすく直した後も経験と学修計画がつながらなければ、構成を改めて検討します。
プロに頼ったほうがよいこと
学部が求める学生像と本人の経験を照合し、400字の中で何を残すか、他の書類や面接と矛盾しないかを添削してもらいます。本人は思い入れのある経験を削りにくいため、設問に必要な内容を選ぶ視点が役立ちます。代筆ではなく、選んだ理由を理解し、自分の言葉で書き直せることを基準にします。
面接は答えの暗記より、経営学で深めたい問いを説明する
自分の経験を知らない相手にも伝わる言葉を使う
経営学部は、面接等を課す選抜では学修意欲、筋道を立てて考える力、自分の考えを伝える力なども評価するとしています。部活動や探究で使っていた内輪の言葉をそのまま話すと、聞き手には状況が分からない場合があります。初めて聞く人へ、必要な背景を短く説明する練習をします。
例えば、「企画班をまとめました」だけでは、担当人数や仕事、困ったこと、自分の判断が見えません。人数を出す場合も実際の記録に合わせ、何を調整したかを具体的に説明します。役職を立派に言うことより、行動と考えを自分の言葉で伝えることが大切です。
志望理由への追加質問を用意する
最初の答えを用意したら、その答えに対する「なぜ」を考えます。「商品開発を学びたい」なら、どの商品や経験に関心があり、開発のどの部分が気になるのかを整理します。「地域に貢献したい」なら、地域の誰が何に困り、経営の学びがどう関わると考えるのかを説明します。
模擬面接では、同じ質問を何度も繰り返すだけでなく、答えを受けて追加の質問をしてもらいます。準備した順番で話す練習から、聞かれたことへ答える練習へ進むためです。答えが長くなった場合は、結論、理由、具体例のどこが必要かを見直してください。
経験を聞かれたら
何をしたか、自分が何を考えたか、何を学んだかを区別して話します。
志望理由を聞かれたら
関心のきっかけと、大学で深める必要があることをつなげます。
未確認のことを聞かれたら
分かる範囲を答え、調べていないことは区別します。知っているふりで埋めません。
落とし穴は、全ての回答を同じ結論へ戻すことです
志望理由を伝えたい気持ちが強いと、調査方法を聞かれても大学の魅力を話し続けてしまう場合があります。質問が何を求めているかを確かめ、まずその点に答えます。意味が分からないときは、推測した内容で長く話すより、聞き直して確認する方が適切です。
練習後は、答えられなかった内容を知識不足、経験の整理不足、質問の受け取り違いに分けます。それぞれ、資料を読む、事実を振り返る、質問を短く言い換えるという違う対策が必要です。面接の評価を、挨拶や姿勢だけで決まるものと考えないようにしましょう。
面接は基本練習と、根拠まで尋ねる練習を分担する
自分でできること
提出書類を読み直し、経験の事実と自分の考えを分けて説明します。録音で長すぎる答えや質問から外れた箇所を確認します。ただし、一人で同じ問いを練習すると答えの暗記になりやすいため、質問を変える練習を先生へ依頼します。
学校の先生に頼めること
入退室、挨拶、声の大きさや基本的な受け答えを確認してもらえます。学校での活動や学習の説明が事実に沿うかも相談します。ただし、普段の本人を知っている相手には背景説明が省略されがちです。初めての聞き手にも判断の理由が伝わるか、別の視点で確かめます。
プロに頼ったほうがよいこと
書類や課題を根拠にした追加質問を行い、答えのどこが質問に対応していないかを具体的に指摘してもらいます。表情や姿勢だけでは内容の弱さを判断できないためです。同じ指摘が続くときは、改善前後の回答を比べ、何を調べ直し、どの説明を短くするかまで決めます。合格を保証する回答集には頼りません。
公式の評価項目を、準備の不足を見つける四つの確認へ変える
条件・根拠・判断・説明の順に確認する
ここまでの部門を比較すると、準備は「条件を満たす」「根拠をそろえる」「判断の理由を示す」「読み手や聞き手へ伝える」の四つに整理できます。これは本記事で用いる準備の点検方法で、大学の採点表や合格判定を再現するものではありません。公式の出願条件や評価の視点から、作業の順番を考えるための整理です。
最初に出願条件と提出物を確かめます。次に、資格証明書、本文の根拠、調査記録など、自分の答えを支えるものをそろえます。そのうえで、なぜその資料や方法を選び、何を判断したかを説明します。最後に、400字、指定用紙、発表時間などの条件に合わせて伝えます。
条件の確認
評定、資格点、卒業時期、専願・併願、必要書類を確認します。未確認は空欄のまま残します。
根拠の確認
答案の根拠、資格証明、資料の出典、調査記録があるかを見ます。記憶だけで補いません。
判断の確認
なぜその答えや企画を選んだか、別の可能性をどう考えたかを説明します。
説明の確認
設問、字数、書式、発表時間に合わせます。相手が理解できたかも確かめます。
部門ごとに、最初に直す場所を決める
基礎学力評価型なら、知識が足りないのか、問題文の条件を見落としているのかを分けます。資格型なら、点数計算の誤りと、資格の学びを説明できない問題は別です。探究型なら、活動の記録不足と、発表の構成の分かりにくさを分けて考えます。
11月課題で、調査人数は満たしていても企画の理由が調査と結び付かないなら、先に結果の読み取りを見直します。反対に、企画の理由は明確でも、B4シートに出典がないなら書類の確認が必要です。一つの部門でも、全員が同じ練習を同じ量だけ行えばよいわけではありません。
相談では、完成した文章だけでなく、下書き、調査の記録、時間を測った答案を用意すると、改善する場所を具体的に整理できます。今の段階でまだ作れていないものは、そのまま課題として書き出してください。
関東学院大学経営学部の準備を、方式と成果物から整理したい方へ。受験相談では、条件の確認、書類や課題の改善、残り期間の優先順位を相談の題材にできます。
- 自分が検討する部門と、大学・高校で追加確認する条件
- 400字の文章、課題の調査や企画、面接で説明が弱い箇所
- 出願までの提出準備と、試験までの演習を分けた予定
経営学部の学びを調べるときは、企業名より自分の学び方を見る
企画を立てる授業と、現場から考える学びを確認する
経営学部の公式紹介では、企業と連携するK-bizと、理論や実践を結ぶ学びを示しています。一年次から新しいビジネスの企画を立案する教育も紹介されています。志望理由では、連携する企業の名前を並べるより、その学びの中で自分が何を確かめたいかを考えます。
例えば、11月課題で人の意見を聞いて企画を修正したなら、調査から判断へ進む難しさを感じた点を整理します。大学で理論を学ぶことで何を深めたいのか、実際の課題に取り組むときにどんな力が必要だと考えたのかを、今回の経験とつなげて説明できます。
経営学は「会社を作りたい人だけ」の学びではありません
学部の紹介は、会社全体、商品、人、お金などの運営や管理を扱うとしています。起業を目指していなくても、組織で協力する仕組みや、商品・サービスが届く過程への関心から学びを考えられます。将来の職業が決まっていない場合も、今の疑問を具体化することはできます。
反対に、起業したいという希望がある場合も、それだけで学修計画は完成しません。誰に何を届け、どのように事業を続けたいのか、そのために何を学ぶ必要があるかを考えます。まだ決まっていない内容を、すでに決定した計画のように書かないでください。
大学の情報を読む
教育の特徴や取り組みを公式情報で確かめます。授業名だけで内容を推測しません。
自分の課題を置く
今の経験では何を説明できないか、何をもっと理解したいかを整理します。
学び方を考える
理論を学ぶ、資料を比較する、人に聞く、企画を試して見直すなど、目的に合う方法を考えます。
資格や進路は、入学後に自動的に決まるものと考えない
学部の紹介には、取得できる資格と学科に関連する資格が分けて掲載されています。関連資格として紹介された資格を、卒業すれば自動的に取得できるものと説明しないようにします。資格を目標にするなら、必要な試験や学習、履修条件を個別に確認してください。
就職実績も、その大学へ入れば同じ会社に就職できるという保証ではありません。志望理由では、実績の名前に頼るより、身につけたい知識や力と、将来どのように使いたいかを整理します。大学の魅力と、自分が努力する内容の両方が見える計画にしましょう。
出願は登録・支払い・郵送の三つを終えて完了します
調査書と本人が書く書類を別々に準備する
出願は、受験用サイトのUCAROで登録し、入学検定料を納め、必要書類を郵送して完了します。登録画面の入力が済んだだけでは出願は終わりません。検定料は35,000円で、併願方式の複数学科等には別途定められた取り扱いがあります。登録時に選択内容と必要額を確かめてください。
高校の調査書は、直近の学習成績が記載され、学校長が作成して厳封したものを用意します。証明書は原則として出願受付開始日前三か月以内に発行された原本という条件があります。本人用の下書きと違い、学校へ依頼してから受け取るまでの時間が必要です。
部門ごとの追加提出物を最後に照合する
基礎学力評価型と9月小論文は、出願資格を証明する書類と、方式に合うエントリーシートが基本です。資格型は資格証明書と表紙、9月探究評価型は探究学習報告書三部、11月課題型はB4要約シート三部が加わります。本人の出願資格によって必要な証明書が変わる場合も確認します。
例えば、外国人留学生で筆記試験を伴わない部門を受ける場合には、日本語の能力や在留状況に関する書類の指定があります。全員共通の簡易な一覧だけを見て済ませず、募集要項の対象者欄まで確認してください。自分に該当する条件が分からなければ、大学へ確認する項目としてまとめます。
高校へ依頼するもの
調査書などの証明書です。発行時期と厳封、受取日を確認します。
本人が作るもの
正しい様式のエントリーシートと、部門別の追加書類です。原本とコピーの扱いを分けます。
登録後に行うこと
入力内容を確認し、支払いと郵送まで進めます。控えと郵便の受領証を保管します。
郵送前に、人数・用紙・原本の違いを確認する
郵送は、募集要項の指示に従って角形2号の封筒へラベルを貼り、郵便局窓口で簡易書留速達の手続きをします。11月は必着のため、窓口へ出す日ではなく、到着までの余裕を見てください。書類の到着は、受領証の番号を使って確認できます。
最後の点検は、本人が一度確認した後、家族や先生にも見てもらうと見落としを減らせます。特に、エントリーシートは直筆原本、資格証明書はコピー可、課題の指定枚数は三部という違いを分けます。学校が厳封した調査書を、確認のために自分で開封しないでください。
高校1・2年生は、調査と書き直しを経験できる時期から始める
高校1年で優先したい準備|授業の内容を説明する習慣を作る
早く準備を始める利点は、情報を集め、実際に試し、結果を見て直す時間を確保できることです。開始時期だけで合否や合格率を断定することはできませんが、学校の書類や人への調査には、直前に自由に短縮できない時間があります。高1のうちから、小さな作業を継続することが大切です。
授業では、読んだ文章の要点を短く説明し、答案を返されたら理由を確認します。経営への関心は、身近な店、学校行事、広告、働き方などから探せます。例えば、同じ商品でも店によって案内が違うことに気づいたら、何が違い、誰へ向けた違いなのかを観察して記録します。
高校2年で優先したい準備|調べたことを一つの成果物にする
高2では、関心のある問いを絞り、資料を読み、自分でまとめる経験を積みます。報告書や発表を一度作って終わらず、他の人から質問を受けて直すところまで進めましょう。探究評価型を検討するなら、完成した成果物と、その作成に使った記録を残すことが役立ちます。
資格型を考える場合は、受験日だけでなく、結果が出る日と証明書が手元に届く日まで確認します。英語には取得時期の条件があるため、自分の入学年度の要項が出たら再確認が必要です。資格取得のために普段の教科学習を止めず、学部が求める基礎学力も積み重ねてください。
高1で作る習慣
授業の要点を説明し、身近な経営の疑問を記録します。提出物や定期試験も丁寧に取り組みます。
高2で残す成果物
問い、資料、調査、考察をまとめます。質問や助言を受けて書き直した記録も残します。
高3で照合する条件
受験年度の要項、資格期限、評定、指定書式、課題、日程に合わせて準備を更新します。
高校3年で優先したい準備|残り時間ではなく未完了の作業から計画する
高3になって準備を始める場合は、確認できていない条件や、まだ作っていない書類を具体的に把握します。「数週間あるから大丈夫」と判断せず、聞き取り、第三者の意見、学校の証明書、清書、郵送に必要な時間をそれぞれ見積もります。
特に11月課題では、人へ依頼する工程を早く動かし、その間に資料を読むなど、並行できる作業を組みます。締切の直前に調査結果を作り足すことはできません。終えられるかどうかは実際の作業量と条件に沿って判断し、不足がある場合は部門選びから見直します。
学校で進める準備と、専門家へ相談する課題を分ける
基礎学習と事実の記録は、自分で進められます
公式の募集要項を読む、評定を高校で確認する、授業の復習をする、志望理由の下書きを作るといった作業は、自分や学校で進められます。面接の基本的なマナーも、高校で確認できることがあります。まず手元の情報と成果物をそろえると、相談が必要な部分を見つけやすくなります。
例えば、下書きが一行もない状態なら、経験と疑問を箇条書きにするところから始めます。調査の結果があるなら、共通点と違いを整理してみます。初めから完成度を求めすぎず、自分が考えた内容を見える形にすることが、具体的な助言を受ける土台になります。
添削や模擬面接は、何を直したいかを決めて使う
学部が求める力と自分の経験の関係、志望理由の組み立て、課題の調査と企画のつながり、模擬面接での説明の弱さは、第三者の目を入れると確認しやすくなります。専門家へ相談する場合も、文章を代わりに完成させてもらうのではなく、自分で判断して直せるようにすることが大切です。
相談には、募集要項の該当箇所、設問、下書き、調査の記録をそろえます。「よい文章ですか」だけでなく、「対象設定と企画の理由がつながっていますか」「この経験から学修計画へ進む説明が足りていますか」と、見てもらいたい点を伝えると改善が具体的になります。
自分で進めること
基礎学習、情報収集、経験の記録、下書き、提出期限の管理を進めます。
高校へ確認すること
評定や調査書、校内の依頼期限、出願資格に関わる学校の書類を確認します。
専門的に相談すること
学部理解、文章の構成、調査から企画へのつながり、模擬面接の具体的な修正点を整理します。
根拠のない合格判定や過去の実績に頼りすぎない
指導を選ぶときは、大学が公表していない採点基準を知っているような説明や、資格・評定だけで合格を約束する説明を慎重に見てください。助言が、公式の評価項目や自分の答案のどの箇所に基づいているかを確かめることが重要です。
添削を受けた後は、直した理由を自分の言葉で説明します。発表の原稿が整っても、質問されたときに意味を説明できなければ準備が残っています。書き直す前と後を保存し、次の文章や面接でも同じ改善を自分で行えるかを確かめましょう。
試験当日は会場を受験票で確認し、合格後の手続きまで管理する
「横浜会場」を関内キャンパスと決めつけない
経営学部の小論文、資格、探究、11月課題の会場は横浜・関内キャンパスです。一方、基礎学力評価型の横浜会場は、金沢八景キャンパスの六浦・室の木エリア、または関内キャンパスのいずれかとなり、本人がキャンパスを選べません。確定した会場は受験票で確認します。
9月の基礎学力評価型には横浜に加えて全国12会場の設定がありますが、11月の経営学部は横浜です。普段通学する予定の場所と試験会場が必ず同じとは考えないでください。試験の集合は9時30分と案内されており、受験票と大学からの最新の連絡を合わせて確認します。
合格発表はUCAROで確認し、郵送を待たない
合格発表はUCAROで確認します。合格通知書や入学手続に関する書類は郵送されないため、郵便が届くまで待つという進め方はできません。必要な通知は自分で確認・保存し、合格者サイトから入学手続要項を読みます。
9月募集の入学金納入は2026年11月2日から12月3日、春学期学費などは11月2日から2027年1月15日までです。11月募集は、入学金と春学期学費などを2026年12月23日から2027年1月15日までに納めます。納入だけでなく、入学手続情報の登録と必要書類の郵送も必要です。
試験前
受験票の会場、集合時刻、持参物を確認します。発表資料の条件も部門別に点検します。
合格発表後
UCAROから結果と合格者サイトを確認します。郵便の通知を待たずに手続要項を読みます。
入学手続
納入、情報登録、書類郵送をそれぞれ完了します。本人と保護者で期限を共有します。
専願と併願の進学判断は、出願前に家族で共有する
専願方式を選ぶ場合は、合格したら入学する意思を出願前に確認します。11月の基礎学力評価型の併願方式とは、進学先を検討する条件が違います。受験できることと、合格後に自由に辞退できることを同じ意味で考えないようにしましょう。
募集要項では、入学金は理由にかかわらず返還しないとされています。費用の準備や納入期限も、合格してから初めて確認するのではなく、出願前から家族で共有します。判断が必要なところは本人だけで抱えず、進学意思と家計の手続きを分けて話し合ってください。
関東学院大学経営学部の出願部門を決め、今週の成果物を一つ作る
最初に確認するのは、募集期・条件・提出物です
関東学院大学経営学部の総合型選抜は、9月と11月で部門の内容が異なります。基礎学力評価型は専願・併願と科目が変わり、課題型は小論文から事前調査を伴う発表へ変わります。資格型は資格60点以上などの条件があり、探究評価型は9月の募集です。名前の近さより、中身を一つずつ確認してください。
今週の作業は、具体的な成果物にして決めましょう。例えば、基礎学力評価型なら時間を測った答案と間違いの原因、資格型なら証明書に基づく点数表、探究型なら問いと根拠の整理、11月課題型なら調査の依頼と質問項目を作ります。「対策をする」だけでなく、何が手元に残るかを決めます。
相談では、方式と課題のつながりを整理する
マナビライトの受験相談を利用する場合は、志望する部門、評定や資格の確認状況、下書きや調査記録をまとめておくと、準備の優先順位を話し合いやすくなります。出願資格の最終判断や証明書の発行は、大学・高校での確認が必要です。
関東学院大学経営学部を目指す準備を、現在の書類や課題から整理してみましょう。受験相談では、次の三点を具体的に確認する材料を用意できます。
- 募集期と部門の選び方、評定・資格・専願条件で確認する点
- 400字の書類、探究報告、11月の調査・企画・発表で改善する点
- 出願までに完成させるものと、試験までに練習することの順番
全体の学習内容や指導の進め方を先に知りたい場合は説明会、手元で情報を読み比べたい場合は資料請求という順で検討できます。個別の条件や成果物を整理したい場合は、受験相談の案内を確認してください。必要な情報を選ぶ目的を決めると、調べるだけで準備が止まりにくくなります。
最後に、出願条件を確認した紙と、自分が作った成果物を並べてください。条件を満たしていること、内容に根拠があること、相手へ説明できることは、それぞれ別に確認する必要があります。今日できる一つを終え、次の見直しの日まで予定に入れるところから進めましょう。
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