「関東学院大学の看護学部は、推薦なら面接を準備すればよいのでしょうか」「9月と11月で同じ試験を受けられるのでしょうか」。調べるほど方式名や年度が混ざり、何から始めるか迷うことがあります。まず確認したいのは、2027年度の看護学部では、基礎学力評価型の併願方式は11月募集に設定されているという点です。9月募集は課題型の専願方式です。
本記事では、2027年度の学生募集要項をもとに、11月募集の出願条件、英語・国語・数学の基礎力テスト、事前課題、面接を順番に整理します。9月募集との違いや、書類の必着期限、合格後の手続も確認します。「推薦」という検索語から調べ始めた場合も、総合型選抜と学校推薦型選抜を区別して、自分が準備する方式を選べるようにします。
成績の条件を満たすか確かめ、3教科の弱点を見つけ、大学入学後に取り組みたいことを具体化すれば、次の行動がはっきりします。例えば、英語の問題演習だけが進んでいるなら、調査書の依頼や400字の事前課題も同じ予定表に入れましょう。早い時期から準備の偏りを直し、学力や看護への関心を一緒に育てるための手順を紹介します。

関東学院大学 看護学部の推薦、何から始める?
総合型選抜(9月募集/11月募集)【基礎学力評価型(併願)】
総合型選抜(9月募集/11月募集)【基礎学力評価型(併願)】は、看護学部の募集月を確認します
関東学院大学看護学部の2027年度総合型選抜は、9月募集と11月募集で方式が異なります。11月募集は基礎学力評価型の併願方式で、募集人数は4名です。9月募集は小論文を用いる課題型の専願方式で、募集人数は23名です。両方を同じ筆記試験の時期違いと考えないことが、準備の出発点になります。大学公式の2027年度総合型選抜募集要項
「総合型選抜(9月募集/11月募集)【基礎学力評価型(併願)】」というまとめ方で情報を探す場合も、看護学部で両方の募集月に実施されるという意味ではありません。2027年度の看護学部では、このうち11月募集が基礎学力評価型(併願)に該当します。9月募集は課題型(専願)のため、募集月別の条件と選考内容を分けて確認します。
古い案内を読んでいると、9月にも看護学部の基礎学力評価型があるように見えることがあります。資料の表紙にある入学年度と、実際に試験を受ける年を一緒に確認してください。2027年度入学生を対象とする本選抜は、2026年に出願や試験を行います。年度が一つずれると、試験内容だけでなく、必要な書類の様式も変わります。
例えば、昨年度の受験経験を聞いたときは、「何年度の、何月募集の、何方式だったか」を先に確認しましょう。経験談には当日の緊張への対処など役立つ部分がありますが、今年の教科数や出願条件を判断する根拠には、そのまま使えません。最新の条件を先に確定し、経験談は勉強方法の参考として整理します。
11月募集
基礎学力評価型・併願方式です。書類、英語・国語・数学、面接に向けて準備します。
9月募集
課題型・専願方式です。小論文を用い、出願条件も11月募集と異なります。
最初の確認
資料の入学年度、学部、募集月、方式の4点をそろえて読みます。
学校推薦型選抜と総合型選抜を分けて考えます
検索で「関東学院大学 看護学部 推薦」と入力していても、今回扱う基礎学力評価型の正式な区分は総合型選抜です。学校推薦型選抜の指定校方式などと同じ条件だと考えると、校内の手続や提出物を取り違える可能性があります。高校の先生へ相談する際にも、正式な方式名を伝えると確認が進みやすくなります。
指定校に関する募集要項は、大学の公式案内では対象校へ送付され、受験生サイトでは公開されない扱いです。指定校の対象か、どのような校内手続が必要かは、在籍高校に確認します。一方、この記事で扱う11月の基礎学力評価型は、公開された総合型選抜の要項に沿って出願条件や試験内容を確認できます。
「評定が高い人から指定校推薦に通る」と決めつけることも避けましょう。校内の判断では、条件を満たすことに加えて、その大学や学部で学ぶ姿勢との関係も確認されます。自分の希望を伝えるときは、成績の数字だけでなく、なぜ看護を学ぶのか、どのような学びを続けたいのかも整理してください。
併願できる範囲と、看護学部で受ける内容を混同しません
11月の基礎学力評価型は併願方式です。ただし、大学全体に案内されている学部・学科間の併願制度を、看護学部にもそのまま適用できるわけではありません。2027年度要項の学内併願可能な学部一覧には看護学部は含まれていません。他大学との併願と、同じ大学内で複数の学部をまとめて出願することは、別々に確認します。
併願を考えるときは、受験日が重ならないかに加えて、書類を準備する時期や入学手続の締切も並べます。例えば、一方の大学の合格発表を待っている間に、もう一方の大学の納入期限が来る場合があります。試験日だけを見て計画を作ると、合格後の判断に必要な時間や費用を見落とします。
複数の志望先がある場合も、志望理由を同じ文章で済ませるのは避けましょう。関心のある看護の課題は共通していても、それぞれの大学で学ぶ内容や学習環境は確認が必要です。「看護師になりたい」という目標から一歩進み、どのような学びを通してその目標へ近づくのかを、大学ごとに説明できるようにします。
出願条件は全体の成績、理科の成績、履修科目を別々に確認します

11月募集は三つの学部条件をすべて確かめます
2027年度11月募集では、全体の学習成績の状況が3.2以上であることに加えて、生物基礎と化学基礎の履修、理科の学習成績の状況が3.5以上であることが求められます。どれか一つを満たせばよい条件ではありません。全体の成績だけを見て出願できると判断せず、理科と履修科目を独立して確認してください。
例えば、全体の成績が3.2を上回っていても、理科の成績や履修内容が条件に合っているかは別の確認です。逆に、理科が得意であっても、全体の条件を省略できるわけではありません。通知表の印象で判断するより、大学の条件が書かれた箇所を先生に見せ、学校で発行する書類上の記載と照らすことが確実です。
「理科の成績」と「生物基礎の成績」は同じ意味とは限りません。自分で都合のよい科目だけを平均して判定しないようにします。学校が調査書にどのように記載するか、履修の状況をどう証明するかを確認し、判断が難しい場合には、出願前に大学のアドミッションズセンターへ確認する項目を整理します。
全体の学習成績
11月募集は3.2以上です。直近の調査書に記載される内容を確認します。
理科の学習成績
11月募集は3.5以上です。対象を自己流で絞らず学校に確認します。
履修科目
生物基礎と化学基礎の両方を確認します。成績の数字とは別の条件です。
共通の出願資格と看護学部の条件は、両方を満たす必要があります
大学の共通出願資格には、高等学校などの卒業者や2027年3月卒業見込みの者のほか、複数の経歴に対応する区分があります。外国での学校教育や高等学校卒業程度認定試験などに関する区分もありますが、共通資格に該当することだけで、看護学部独自の条件まで自動的に満たすわけではありません。
例えば、学校の教育課程が通常の高校と異なる場合や、調査書を通常どおり発行できない場合には、まず自分がどの共通資格に該当するかを確かめます。そのうえで、評定や履修に関する看護学部の条件をどの資料で確認するかを相談します。資料を出せば必ず認められると推測せず、確認した回答を記録しておきましょう。
個別の入学資格審査を必要とする区分には、出願開始の4週間前までに申し出る案内があります。これは、通常の出願期間が始まってから考えればよい手続ではありません。自分の学歴が一般的な卒業見込みの区分に当てはまらない場合ほど、出願資格の確認を先に行い、その後で試験準備の計画を立てます。
評定を満たした後も、学校の学習を続ける理由があります
出願条件を満たすことと、選抜で十分な準備ができていることは違います。看護学部では調査書と事前課題を用いる書類審査があります。また、英語・国語・数学の基礎力テストもあるため、条件を満たした時点で学校の学習を止めると、当日の試験や入学後の学びにつながりにくくなります。
成績を上げる計画は、単に「もっと頑張る」と書くより、教科ごとの行動に分けます。例えば、数学で提出物はそろっていても定期試験の計算ミスが多いなら、解き直しで途中式と符号を確認します。英語で単語は覚えているのに長文の点が伸びないなら、文のつながりや主語と動詞の関係を確かめる時間を作ります。
履修科目の選択は、直前に自由に変更できるとは限りません。高1・高2の段階で看護分野を考えているなら、次年度の科目選択の時期に生物基礎と化学基礎を確認してください。志望校を決め切っていなくても、学部の条件を早く調べることで、必要な学習機会を確保しやすくなります。
9月募集の条件を11月に置き換えないことが重要です
9月の課題型は全体の学習成績の状況3.7以上で、生物基礎と化学基礎の履修が条件です。11月の全体3.2、理科3.5という組み合わせとは異なります。募集人数や試験内容だけでなく、成績条件も別の方式として読みます。どちらが自分に合うかは、専願・併願の希望と、条件、準備内容を合わせて検討します。
2026年10月18日時点では、2027年度9月募集の出願期間は終了しています。これから11月募集を検討する場合は、9月の提出物をそのまま使えると考えず、11月に必要な様式と条件を再確認します。次年度以降を考える高1・高2の方は、2027年度の情報を準備の参考にしつつ、自分が出願する年度に改めて要項を読み直します。
出願条件と出願計画は、確認する相手を間違えないようにします
自分でできること
募集要項の全体成績、理科成績、履修、締切を一枚に書き、確認済みと未確認を分けます。通知表からの自己計算だけでは調査書上の扱いを確定できません。例えば、理科の対象科目が分からない場合は、該当箇所を先生に見せて確認します。
学校の先生に頼めること
先生には、調査書の記載、履修、校内の発行期限を確認してもらえます。ただし、高校が大学に代わって例外的な出願資格を認めることはできません。資料を照らしても判断できない条件は大学へ、条件確定後の学習と出願の配分は別に相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、確認済みの条件をもとに、専願・併願の制約や提出物の重なりを整理してもらいます。本人は試験日だけを見て手続の締切を落としやすいためです。出願資格の保証は求めず、いつ誰に何を確認するかと、今週の準備まで決めます。
11月出願は「17日必着」です。登録、支払い、郵送を一つずつ終えます
出願から合格発表までを日付で並べます
2027年度11月募集の出願登録は、2026年11月2日9時から11月17日17時までです。出願書類の提出締切は11月17日必着です。試験日は12月13日、合格発表は12月23日10時です。登録の終了時刻と郵便の必着期限は別なので、最終日の夕方に登録を終えればよいという予定にしないでください。
受験票は11月26日10時からダウンロード開始です。受験票の公開日は試験日より前にありますが、自宅へ郵送されるのを待つ手続ではありません。予定表には、出願の締切、受験票を確認する日、印刷する日、試験日、合格発表日をそれぞれ書き込みます。日付を分けるだけでも、見落としを減らせます。
例えば、書類の発送日を決めるときは、学校から調査書を受け取る日と、エントリーシートの清書が終わる日を先に確定します。その後で、郵便の所要日数を確認して余裕のある発送日を置きます。「速達だから締切直前でも大丈夫」と決めつけず、大学に到着することを基準に予定を作りましょう。
11月2日9時~17日17時
Web出願登録の期間です。入力内容と募集方式を確認します。
11月17日必着
出願書類の到着期限です。消印有効と取り違えないようにします。
12月13日・23日
13日に受験し、23日10時から合否を確認します。
Web登録だけで出願が完了するわけではありません

出願には、Web出願サイトでの登録、入学検定料の納入、出願書類の郵送が必要です。入力画面を最後まで進めたことで安心せず、三つの完了を確認します。登録内容の控え、支払いの記録、郵便の受領証を一つの場所に保管すると、どの手続が終わったかを見返しやすくなります。
受験ポータルサイトUCAROは、出願から受験票や合否の確認、入学手続まで使用します。ログインに必要な情報を本人が管理し、大学からの連絡も確認できるようにします。家族に手伝ってもらう場合も、受験生自身が手続の進み具合を理解しておくことが大切です。確認を人任せにすると、締切や修正点を把握しづらくなります。
2027年度要項では、入学検定料は35,000円で、別に1回の出願ごとに1,000円の支払い手数料が必要です。支払い後は登録内容を変更できないため、納入前に学部、募集月、方式、氏名などを見直します。確認は「間違いがないはず」と読むより、要項や手元の書類と一項目ずつ照らすほうが、取り違えに気付きやすくなります。
郵送する書類は、提出前に控えを残します
大学は出願書類を角形2号の封筒に入れ、指定のラベルを貼り、郵便局窓口から簡易書留速達で送るよう案内しています。封筒を閉じる前に、必要な書類がそろっているか確認しましょう。学校が厳封した調査書は開けず、エントリーシートなど自分で作成した書類は、提出前に内容を保存しておきます。
控えを残す理由は、面接で提出内容と一貫した説明をするためでもあります。例えば、事前課題に「地域で暮らす人への支援について学びたい」と書いたなら、面接準備では、その関心がどこから生まれ、何を学びたいのかを掘り下げます。提出後に何を書いたか曖昧になると、自分の考えを確かめ直す時間が余計にかかります。
郵便の受領証は、書類の追跡に必要な番号を確認できるように保管します。発送済みと到着済みを混同せず、必要に応じて郵便の追跡情報で確認します。ただし、追跡で到着が分かることと、出願内容に不備がないことは同じではありません。大学や出願サイトからの連絡も引き続き確認しましょう。
落とし穴は、昨年度の日付や別の募集月を予定表に写すことです
9月募集は書類の締切が消印有効ですが、11月募集は必着です。同じ大学の同じ冊子に載っているため、この違いを読み落としやすくなります。予定表の締切には、日付だけでなく「必着」「登録17時まで」と書き添えてください。家族と共有する場合にも、そのまま伝えられます。
高校の行事や定期試験が重なると、調査書の依頼や清書を後回しにしがちです。試験勉強と出願手続を別々に管理するより、一つの週間予定に並べたほうが作業の重なりが見えます。例えば、模試の日に清書も郵送も詰め込まず、学校に依頼する日、内容を確認する日、発送する日を分けます。
出願条件や学歴について判断が必要な場合は、締切直前の問い合わせを避けます。確認したいことは、「自分の状況」「要項の該当箇所」「分からない点」の三つに分けてまとめると伝わりやすくなります。一般的な質問を繰り返すより、どの条件の確認が必要かをはっきりさせることが、次の行動につながります。
9月の小論文を振り返る場合も、11月の3教科対策とは分けて考えます
自分でできること
9月の課題型では小論文を用います。設問の指示、資料の内容、自分の意見を分けて答案を作る練習は自分でできます。ただし、2027年度9月募集の出願は終了しています。今から11月を受ける場合は、小論文だけを勉強せず3教科へ計画を合わせます。
学校の先生に頼めること
先生には、小論文の問いの読み取り、主張と理由のつながり、誤字を確認してもらえます。ただし、読みやすさだけでは根拠の不足や他者への配慮まで判断できません。同じ指摘を受ける場合は、設問、元の答案、書き直しをそろえて相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、看護への関心を思い込みで一般化していないか、異なる立場への影響を考えているかを確認してもらいます。本人は自分の意見を支える例だけを選びやすいためです。次年度を考える場合も、2027年度と同じ出題や条件が続くと決めず、その年度の要項で準備を更新します。
配点350点の内訳から、準備の偏りを見つけます
基礎力テストだけでなく、書類と面接にも得点があります
11月募集の選抜は、調査書と事前課題による書類審査100点、英語・国語・数学の基礎力テスト150点、面接100点です。合計は350点になります。基礎力テストの各教科は50点で、看護学部では3教科を受験します。他学部の「2教科を選ぶ」という案内を読み、苦手科目を外せると考えないようにしましょう。
この配点を準備に生かすには、まず三つの領域の進み具合を並べます。例えば、基礎力テストの演習を毎日していても、事前課題が未着手で、看護を学ぶ理由を口頭で説明できないなら、書類と面接の準備が残っています。反対に、面接練習ばかり続けて3教科の基礎問題を解いていない場合も、準備の偏りがあります。
配点は、勉強時間を同じ割合で機械的に割り振るための数字ではありません。本人の弱点や提出締切によって、優先順位は変わります。提出前は事前課題の見直しを増やし、提出後は基礎力テストと面接に重心を移すなど、時期と課題に合わせて予定を組み替えます。どの領域も未着手のまま残さないことが重要です。
書類審査100点
調査書と事前課題です。条件の確認と、入学後の学びの説明を進めます。
基礎力テスト150点
英語・国語・数学が各50点です。3教科すべてを準備します。
面接100点
提出書類と学部の学びをつなぎ、自分の言葉で説明する練習を重ねます。
「出願資格」「試験対策」「学ぶ理由」の三つで準備を点検します

準備を整理する際は、出願資格、試験対策、学ぶ理由の三つに分けると、次にすることが見つかります。これは合格を判定する表ではなく、大学が公表する条件と選抜内容に沿って、確認漏れを探すための見方です。成績が高いから書類は不要、話すのが得意だから筆記は後回し、といった判断を防ぎます。
出願資格では、評定、履修、学歴、提出書類を確認します。試験対策では、3教科の正答だけでなく、時間内に解けるか、誤答の原因を説明できるかを確認します。学ぶ理由では、入学後に取り組みたいことが具体的で、看護学部の学びとつながっているかを確かめます。三つを一枚の紙に分けて書くだけでも、課題が見えるようになります。
例えば「数学が苦手」という記録だけでは、何を直すか決まりません。「二次関数の最大・最小で範囲の端を調べ忘れる」と書けば、次の演習で確認すべき点が決まります。同じように、「看護師になりたい」だけで止まっている場合は、どのような人をどのように支えたいのか、そのために何を学ぶ必要があるのかを言葉にします。
公式の評価方針を、日々の行動に変えます
学部の求める学生像と選考で評価する内容は、看護学部の公式案内で確認できます。以下は、その内容から考える準備の例です。
看護学部の公式方針では、基礎学力に加え、他者を尊重し信頼関係を築こうとする姿勢や、課題に誠実に向き合う態度などを評価すると説明しています。難しい言葉を覚えて面接で並べるだけでは、自分がどう行動してきたかが伝わりません。普段の学習や活動の中から、考え方が表れた場面を振り返りましょう。
例えば、意見が違う相手と話すときに、すぐ否定せず理由を聞いたことや、分からない点を確認してから役割分担をしたことは、考えを整理する入口になります。大きな受賞歴がないから何も説明できないと決めつける必要はありません。実際に行ったこと、その結果、次に改善したいことを区別して記録します。
ただし、身近な経験を看護の専門的な実践として大きく見せる必要はありません。高校生としてできたことと、大学で学んでから身に付けたいことを分けて話します。「相手のためにしたつもりでも、本人の希望を確かめる必要があると気付いた」といった振り返りから、学ぶ課題を具体化することもできます。
出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ
受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。
- 出願できる方式と未確認の条件
- 評定・活動・書類のうち先に動く項目
- 志望学部に合わせた準備の順番
400字の事前課題は「大学で取り組むこと」を中心に組み立てます
併願方式用の様式2を使い、問いに正面から答えます
11月募集で使う事前課題は、2027年度の併願方式用の様式2です。問われているのは、大学入学後に取り組みたいことです。400字以内で、消せない黒のボールペンを用いて横書きし、直筆の原本を提出します。9月の専願方式用とは問いが異なるため、様式を取り違えないことが最初の確認になります。
過去の経験や志望のきっかけは、大学で何に取り組みたいかを説明する材料として使います。400字の大部分を幼少期の思い出や看護師への憧れで使ってしまうと、問いの中心である入学後の取り組みが短くなります。文章を書き始める前に、「取り組みたいことを一文で言うと何か」を決め、その一文から下書きを広げます。
例えば、患者や家族への説明に関心があるなら、「分かりやすく伝える方法を学びたい」という方向を出発点にできます。そこから、なぜ関心を持ったのか、身体や病気の理解と対話の力をどう学ぶのか、学んだことをどのように振り返るのかを整理します。具体的な経験は自分が実際に経験した内容を使い、他人の体験を自分の話にしないでください。
最初に置く内容
大学で取り組みたいことを一文にします。目標を先に示します。
理由として使う内容
自分の経験や関心から、その学びが必要だと考えた理由を説明します。
最後に確かめる内容
学ぶ方法と、目指す姿がつながっているかを見直します。
学修計画は、科目名の数より学ぶ順序を示します
入学後の計画を書くときは、科目名を多く並べれば具体的になるとは限りません。大学の公式情報で学べる内容を確認し、自分の関心に必要な知識や力をどう身に付けるのかを説明します。例えば、人の生活を支える看護に関心があるなら、身体の理解、相手の話を聞く力、生活背景を考える力の関係を整理できます。
「実習を頑張りたい」という表現だけでは、実習で何を学ぶつもりなのかが分かりません。観察したことと自分の考えを区別して記録する、分からないことを確認する、学んだ知識を振り返るなど、学習の方法を一つ加えると内容が具体的になります。ただし、実習の時期や内容は、自分の想像で断定せず、大学が公表する情報に沿って確認します。
学部の紹介では、専門科目だけでなく共通科目や、教室での学びを社会的な活動に生かす教育についても説明されています。関心がある場合は、なぜそれが自分の学びに役立つのかまで考えましょう。「総合大学だから魅力的です」で止めず、異なる考え方に触れることが、相手を理解する姿勢にどうつながるかを検討します。
経験、解釈、今後の学びを分けると文章が伝わります
下書きでは、まず事実を書き、その経験から考えたこと、大学で学びたいことを順に整理します。例えば、学校の活動で説明をしても相手に伝わらなかった経験があるなら、「説明した」という事実と、「相手の理解を確かめる必要があると考えた」という解釈は別です。その違いを意識すると、気持ちだけの文章になりにくくなります。
経験を振り返る際には、成功した部分だけでなく、難しかったことも考えます。失敗を書くと不利になると決めつけて隠すより、何が不足していたのか、次にどのように行動したのかを整理するほうが、自分の学習課題を説明しやすくなります。ただし、実際に行っていない改善や、確認できない成果を付け加えることは避けます。
他者の病気や家庭の事情を例にするときは、必要以上の個人情報を記載しないようにします。本人の診断名や詳しい事情を公開することより、自分がどのような点に関心を持ち、何を学ぶ必要があると考えたのかを伝えることが大切です。相手のプライバシーに配慮する姿勢は、受験書類を作る場面でも忘れないようにしましょう。
添削は「きれいな文章」より、問いへの答えを確かめます
見直しでは、第一に問いへ答えているか、第二に根拠となる経験や理由があるか、第三に大学での学び方が説明されているかを確認します。語句を立派にすることだけに時間を使わず、文章の役割を確かめましょう。各文の横に「目標」「理由」「学ぶ方法」などと書くと、同じ話を繰り返している部分が見つかります。
400字を超えた場合は、目標と関係の薄い説明から削ります。接続語を減らすだけでは、中心が見えにくい文章は改善しません。例えば、出来事を時系列で詳しく説明している部分を短くし、その経験が入学後の学びにどうつながるかを残します。逆に字数が少ない場合は、形容詞を足すより、学ぶ方法や理由が不足していないかを確認します。
最後は声に出して読み、自分が面接で説明できない表現がないか確かめます。先生や家族に読んでもらうときは、「良い文章ですか」だけでなく、「何に取り組みたい人に見えるか」「理由が分からない箇所はどこか」と尋ねると、改善点が具体的になります。助言を受けた後も、最終的な内容は自分で理解し、自分の言葉で説明できる状態に整えます。
国語・数学・英語の出題範囲や重視する力は、大学公式の2027年度基礎学力評価型出題方針を確認したうえで練習します。以下の練習手順や時間配分は対策の提案であり、大学が指定した学習方法や出題予告ではありません。
400字の課題と志望理由は、問いへの答え・事実・学修計画を分担して確認します
自分でできること
様式2の問いを確認し、取り組みたいこと、理由、学ぶ方法を分けて下書きします。一人では、詳しい思い出が問いへの答えになっていないことを見落としがちです。例えば、入学後の行動を一文で言えない場合は、下書きと設問を一緒に先生へ渡します。
学校の先生に頼めること
先生には、経験の事実、文章のつながり、字数や記入方法を確認してもらえます。ただし、読みやすい文章になっても、その学びが看護への関心とつながるかは別の確認です。大学紹介の言葉を外すと目標が残らない場合は、学ぶ理由を掘り下げます。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、学部の求める学生像と照らし、400字に残す理由や、面接で説明する内容との一致を添削してもらいます。本人には大切な経験を短くする判断が難しいためです。代筆を目的にせず、どの文をなぜ直すか説明を受け、自分で理解して書き直します。
基礎力テストは、3教科を一つの計画で準備します
最初に解くのは難問ではなく、今の弱点が分かる問題です
基礎学力評価型という名称から、「学校の授業を受けていれば特別な準備はいらない」と考えていませんか。教科書で見た問題でも、時間を区切って解くと、式を立てるまでに迷ったり、文章の条件を読み落としたりします。知っている内容と、試験で自力で使える内容を分けることが準備の出発点です。
看護学部の11月募集では、英語・国語・数学を合わせて90分で解き、各教科50点で評価します。1教科だけに時間を使い切らない練習が必要です。ただし、最初から速さだけを求めると、どこで理解が止まっているか分かりません。まず時間を測りながら、最後まで考えて解く段階を設けましょう。
最初の確認には、公式の出題範囲に合う学校の教材を使います。英語は短い文章や会話、国語は説明的な文章や文学的な文章、数学は教科書の例題と基本問題を用意します。学校の先生に選んでもらう場合は、大学名だけでなく、基礎力テストの出題方針を一緒に見せると相談が進みます。
解き終わったら、点数だけで終わらせず、解いた時間、空欄にした理由、迷った箇所を書きます。例えば、数学の答えが違っていても、問題文を理解できなかった場合と、正しい式を立てた後の計算で間違えた場合では、戻る学習が違います。間違いの位置まで確かめることが大切です。
間違いを「知識・読み取り・手順・時間」の四つで分けます
復習では、問題の横に短い印を付けます。言葉や公式を知らなかったら「知識」、条件や指示を取り違えたら「読み取り」、考え方は分かるのに途中で崩れたら「手順」、時間不足で終えられなかったら「時間」とします。これは学習を整理するための区分で、大学の採点基準ではありません。
「知識」の間違いには、教科書の該当箇所に戻る時間が必要です。「読み取り」の間違いには、問いで求められた内容に線を引き、根拠を本文や問題文から探す練習が役立ちます。「手順」の間違いには、途中式や考えた順番を残して、どこからずれたか調べます。「時間」の間違いは、理解不足が隠れていないかも確認します。
例えば、英語の会話問題を解くのに時間がかかった場合、単語を知らないのか、相手の質問が何を求めているか分からないのかを分けます。単語の意味が分かればすぐ解けるなら語彙の復習を増やします。単語を知っていても選べないなら、質問と返答の関係を説明する練習を増やしましょう。
同じ問題を翌日に解き直し、数日後には似た問題を解きます。答えの記号を覚えているだけなら、別の問題で止まります。正解できたときも、「なぜその答えになるか」「他の選択肢はどこが違うか」を説明できるか確認すると、理解の深さを見分けやすくなります。
90分の使い方は、自分の記録から調整します
3教科を同じ時間ずつに区切る練習から始める方法はありますが、大学が各教科30分と指定しているわけではありません。練習でかかった時間と正答の状況を見て、自分が止まりやすい教科にどの程度時間を確保するか考えます。得意教科を急ぎすぎて取りこぼしていないかも点検してください。
練習用の時間配分を決めたら、教科を切り替える時刻も紙に書いておきます。予定の時刻を過ぎたときは、残っている問題の量を見て、次に進むか考えます。難しい一問を解くことに集中して、他の教科の基本問題を読む時間がなくなるという失敗を防ぐためです。
見直しは、全問を最初から解き直す時間とは考えません。問題番号と解答欄が合っているか、否定表現を読み落としていないか、数学で答える量を間違えていないかなど、自分が繰り返し失敗した項目に絞ります。確認する内容を決めておけば、残り時間が短くても使い道がはっきりします。
模擬練習の後は、予定と実際の時間を比べます。毎回大きくずれるなら、時間配分だけを変えるのではなく、どの種類の問題で止まったかを調べましょう。基礎を理解し直すことで短縮できる時間と、読み急がず確保すべき時間を分けることが、安定した解答につながります。
最初の確認
学校の教材で時間と間違いの理由を記録します。
復習の分け方
知識、読み取り、手順、時間のどこに課題があるか確かめます。
仕上げの練習
3教科を続けて解き、教科の切り替えと見直しまで試します。
3教科の通し練習は、弱点の発見と時間配分の判断を分けます
自分でできること
3教科を続けて解き、各教科の時間、空欄、誤答理由を記録します。得点だけでは、知識不足と時間不足を区別できません。解説を読んでも選択理由や途中式を説明できない問題を、教科の先生へ持参します。
学校の先生に頼めること
先生には、基本事項の理解や教材の難しさを確認してもらえます。ただし、教科ごとの助言だけでは、90分全体の配分と書類・面接の準備時間まで決まりません。各教科を単独では解けるのに通し練習で未完答が続くなら、全体の計画を相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、複数回の記録を見せ、解く順番、見直しの時間、学習量の偏りを点検してもらいます。本人は好きな教科や得点しやすい問題だけを繰り返しやすいためです。予想合格点に頼らず、次回の練習で変える行動と確認日を決めます。
英語は、単語の暗記と「前後を読む練習」を組み合わせます
一つの単語を、短い文の中で使えるようにします
英語の公式出題方針では、語彙や文法の知識に加え、文脈や場面に合う意味を読み取る力が重視されています。単語帳の日本語訳を一つ言えるだけでは、文章や会話の中で迷うことがあります。覚えた単語を短い文で確認する習慣を、毎日の学習に入れましょう。
例えば、同じ単語でも、名詞として使われる場合と動詞として使われる場合があります。単語の意味を確かめたら、例文のどこで、どの働きをしているかも見ます。文章を読むときに単語の位置を手掛かりにできると、知っている意味を機械的に当てはめる読み方から進めます。
単語の復習は、初めて見る語を増やす時間と、覚えたはずの語を確かめる時間に分けます。新しいページだけを進めると、以前の語が抜けていても気付きません。意味が出てこなかった語を少数ずつ集め、例文と一緒に繰り返し確認すると、復習する対象を絞れます。
一度に大量の単語を書き写すことより、自分で意味を思い出す機会を作ることが大切です。日本語訳を隠して確認し、迷った語には印を付けます。次の復習では、その印の語を優先します。書く、声に出す、短い文を読むなど、自分が確認しやすい方法を組み合わせてください。
文法は「なぜその形になるか」を説明します
文法問題を解いた後は、正解の番号だけを覚えず、文の主語、動詞、時を表す語、前後のつながりを確認します。例えば、過去の出来事を述べているのに現在の形を選んでいたなら、時を表す語を見落としていないか調べます。選択肢を見た瞬間の印象だけで決めない練習になります。
比較、関係詞、不定詞、動名詞などの項目は、学校の教科書や文法教材で基本を確認します。項目名を言えることと、実際の文を読めることは別です。例文を短く区切り、「誰が」「何をする」「何を説明している」という形で意味を捉えましょう。
間違えた問題については、選ばなかった形を使うなら文がどう変わるか、学校の先生に確かめる方法もあります。似ている二つの形を比べると、意味や使い方の違いが見えます。説明を読んでも分からないまま答えだけ書き直すより、疑問を一つに絞って質問すると復習が進みます。
文法の確認が終わったら、同じ項目を含む短文を読みます。文法の問題集では解けても、文章になると主語と動詞を見失う場合があるためです。文の中心を先に確かめ、後から説明を付け足して読む練習をすると、長い文でも意味を組み立てやすくなります。
会話問題は、直前の一文だけで決めません
会話の空欄に入る表現を考えるときは、空欄の前だけでなく、後の返答まで読みます。例えば、お願いへの返事なのか、予定を尋ねられた返事なのかで、自然な表現は変わります。知っている決まり文句が選択肢にあるという理由だけで選ばないようにしましょう。
練習では、会話の流れを日本語で短く説明します。「相手が予定を尋ね、もう一方が都合を伝え、別の日を提案している」と整理できれば、各発言の役割が分かります。英語を全部きれいな日本語に訳すより、話がどの方向へ進んでいるかを確かめることを優先します。
不正解の選択肢も、どこが会話と合わないかを言葉にします。文法として正しくても、質問に答えていないことがあります。例えば、場所を尋ねられているのに理由を答える表現は、文そのものに誤りがなくても会話としてつながりません。文法と内容の両方を見る練習になります。
文章は、段落ごとの役割を一言でまとめます
短い英文を読んだら、各段落が何をしているかを書きます。「話題を示す」「具体例を出す」「反対の考えを紹介する」「筆者の考えをまとめる」など、短い言葉で十分です。段落の関係が分かると、一文だけを抜き出して内容を判断する失敗を減らせます。
知らない単語が出たときは、すぐに全体の読みを止めるのではなく、その語が理解にどれほど必要か考えます。前後から大まかな内容をつかめる場合もあります。ただし、推測した意味を正しいと決めつけず、復習時に辞書で確認します。「推測した内容」と「確認できた意味」を分けることが大切です。
選択肢を比べる練習では、本文に書かれている内容を超えていないか確認します。「一部」を述べた本文に対して「すべて」とする選択肢や、可能性の説明を断定に変えた選択肢には注意が必要です。この観点は練習の方法であり、実際の出題を予告するものではありません。
英語の学習記録には、正答数と一緒に、読み直した回数や止まった理由も残します。読む量を増やしても同じ箇所で止まるなら、文法や語彙に戻ります。基礎を確かめる日と、文章や会話の中で使う日を行き来することで、知識を解答に結び付けていきましょう。
語彙の確認
単語の意味を思い出し、短い例文で働きを確かめます。
会話の確認
質問、返答、次の発言が自然につながるかを見ます。
文章の確認
段落の役割と、選択肢を支える本文の箇所を示します。
英語は、覚える作業と読めない原因の確認を分担します
自分でできること
単語を例文で復習し、会話の前後や段落の役割をメモします。訳を読むと分かった気になり、文の構造を説明できないことがあります。主語・動詞を示せない文や、二つの選択肢で迷った理由を先生に見せます。
学校の先生に頼めること
先生には、文法、語句の使い分け、本文の構造を解説してもらえます。ただし、説明を聞いて理解したことと、初めて読む文を時間内に扱えることは別です。基本を復習しても読み直しが多い場合は、解答過程の記録を使って読み方を点検します。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、読む手順と選択肢を絞る根拠を見てもらい、語彙復習と演習の配分を相談します。本人には、遅さの原因が知識か読み方かを見分けにくいためです。全文の和訳を暗記せず、別の文章でも同じ確認方法を使えるか確かめます。
国語は、感想と本文の根拠を分けて読むことから始めます
論理的な文章では「主張と例」を分けます
国語の出題方針では、漢字や語句に加え、論理的な文章と文学的な文章の読解が示されています。説明的な文章だけを練習して終わらず、両方を扱うことが必要です。また、古文・漢文は「単体での出題はしない」という案内なので、言語文化全体を不要と考えないようにしましょう。
論理的な文章を読むときは、筆者が言いたいことと、それを説明するための例を分けます。例えば、身近な出来事の紹介が長く続いていても、それ自体が結論とは限りません。「この例によって、何を説明しているのか」と問い直すと、文章全体の中心を見つけやすくなります。
段落の横に短いメモを付ける練習も役立ちます。「問題の提示」「理由」「具体例」「反対意見」「まとめ」のように役割を書きます。すべての文に線を引くと重要な箇所が見えにくくなります。線を引く対象を、主張や対比、理由を示す部分などに絞ってみましょう。
接続する言葉は、文章の動きをつかむ手掛かりです。「しかし」の前後では考え方が変わり、「つまり」の後では内容がまとめられることがあります。ただし、言葉だけで判断せず、実際に前後で何が変わったかを確認します。形を覚えることと、意味を読むことを組み合わせます。
選択肢は「それらしさ」ではなく、本文と照らして選びます
国語で点数が安定しないときは、選択肢を自分の経験に照らして選んでいないか確認します。一般的に正しそうな説明でも、本文の内容と一致するとは限りません。「自分ならそう考える」ではなく、「本文のどこに、その説明を支える言葉があるか」を探しましょう。
選択肢を比較するときは、主語、対象、理由、程度の違いを見ます。例えば、本文では社会の一部の場面について述べているのに、選択肢が社会全体の話に広げていないか確かめます。長い選択肢は、意味のまとまりごとに区切ると、前半は合っていても後半が違うというずれを見つけやすくなります。
復習では、正解の根拠に加え、自分が選んだ選択肢のどこで判断を誤ったかを書きます。「本文をよく読む」とだけ書いても、次の解き方が変わりません。「原因と結果を逆に読んだ」「筆者ではなく、紹介された人の意見を選んだ」など、行動を変えられる言葉にします。
要約も有効な練習です。文章を読んだ後、中心となる問いと筆者の答えを短く書きます。細かな事例を全部残そうとせず、何を問題にして、どのような考えを述べているのかを整理してください。要約が書けないときは、段落の役割をもう一度見直します。
文学的な文章は、登場人物の行動と言葉を根拠にします
文学的な文章では、登場人物の気持ちを自由に想像するだけでは解答を絞れません。誰の視点で語られているか、どの出来事の前後で態度が変わったかを確かめます。気持ちを表す言葉が直接書かれていなくても、発言や行動、周囲の描写が手掛かりになります。
例えば、返事の仕方が変わった場面を読んだら、その直前に何があったかを探します。「悲しそうだから」と印象だけで決めるのではなく、話しかけた相手、話題、行動の変化を結び付けます。複数の根拠が同じ方向を示しているかを見ると、読みの飛躍を減らせます。
時間の流れにも注意します。現在の出来事の途中に過去の記憶が入る文章では、今の気持ちと過去の気持ちを混同しやすくなります。練習では、場面ごとに「いつ」「どこで」「誰が」を簡単に整理します。すべてを詳しく書く必要はなく、読み違えやすい切り替わりを押さえることが目的です。
漢字や語句は、文章を理解するための知識として復習します
漢字や語句の学習は、読解と切り離しすぎないことが大切です。読み方を知っていても、文章中での意味を取り違えることがあります。間違えた語句は、意味と短い例文を一緒に確認し、似た語との違いも確かめましょう。
例えば、「客観」と「主観」をどちらも何となく分かったつもりで読むと、筆者の説明を逆に捉えることがあります。自分の言葉で意味を説明し、短い文を作って区別してみます。難しい言葉を増やすことだけに集中せず、学校の教材で繰り返し出る語を確実に理解してください。
国語の復習用ノートには、語句、読み違い、選択肢の判断の三つを分けて残すと便利です。語句の不足なら知識を補い、段落の関係を見失ったなら要約に戻ります。すべての不正解を「読解力が足りない」とまとめないことが、具体的な改善につながります。
論理的な文章
筆者の主張、理由、具体例を分けて整理します。
文学的な文章
気持ちの判断を、発言や行動、場面の変化と結び付けます。
選択肢の点検
本文の根拠と、主語・理由・程度の一致を確かめます。
国語は、本文の根拠を示してから第三者に読み方を確かめてもらいます
自分でできること
選んだ答えの根拠に線を引き、筆者の主張と例、人物の行動と気持ちを分けます。一人では自分の経験を本文の説明へ足しがちです。正解を見ても根拠の位置を示せない場合は、設問と自分のメモを先生へ見せます。
学校の先生に頼めること
先生には、語句、段落の関係、人物の描写の読み方を確認してもらえます。ただし、一つの文章の解説を理解しても、別の文章で同じ判断ができるとは限りません。主語や程度の読み違いが繰り返されるなら、複数の答案を並べて原因を相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、迷った選択肢を比較する過程や、本文にない推測を加えた箇所を点検してもらいます。本人には自然に補った解釈が見えにくいためです。速読だけを目標にせず、どの言葉を確かめて答えを選び直すかを決めます。
数学I・Aは、解き方を選ぶ理由まで説明できるようにします
教科書の例題を、自力で最後まで解きます
数学の公式出題範囲は数学I・数学Aで、大問は合計2題です。数学Aでは「数学と人間の活動」に含まれる整数の性質なども挙げられています。自分の得意な単元だけに絞らず、公式の範囲と学校の教材を照らし合わせ、学習した単元と未確認の単元を見える形にしましょう。
最初に取り組むのは、解説を見ながらなら分かる問題ではなく、解説を閉じて最後まで解けるか確かめる問題です。教科書の例題を選び、条件の整理、式、計算、答えの確認を自分で行います。途中で止まった場所に印を付けると、どの部分を学び直すべきか分かります。
解説を読んだ直後に同じ問題が解けても、数日後に手順が出てこないことがあります。その場合は、公式だけを覚えていないか確かめます。「なぜこの式を立てるのか」「何を求めれば答えに近づくのか」を短く説明すると、手順を思い出す手掛かりになります。
数学の復習では、途中式を全部消して正解だけ書き直すことは避けます。自分がどの段階で間違えたかが分からなくなるためです。誤った式の横に修正を書き、符号の扱い、条件の読み落とし、計算の順序など、原因を一つ残してください。
数と式、集合と論証は、条件を正確に読む練習にします
数と式の学習では、展開や因数分解、平方根、不等式などの基本を確かめます。計算量を増やすだけでなく、符号や括弧を丁寧に扱うことが大切です。計算の途中を一行ずつ整えて書くと、どの操作で間違えたか見つけやすくなります。
例えば、不等式の両辺を負の数で割るときは、不等号の向きが変わります。知識として覚えていても、急いでいると抜けることがあります。解き直しでは、その操作をした行に印を付けます。同じ種類の失敗が続く場合は、式の変形ごとに何をしたか言葉で説明する練習を加えましょう。
集合や論証では、言葉の意味を曖昧にしないことが重要です。条件を満たす範囲を図にしたり、反例を一つ考えたりすると、判断の根拠が見えます。記号だけを覚えて進めるのではなく、簡単な数や具体例に置き換えて意味を確かめてください。
二次関数と図形は、図を使って条件を確かめます
二次関数では、式とグラフを結び付けて理解します。頂点、軸、上に開くか下に開くか、扱う範囲を先に確かめます。最大値や最小値を求める練習では、頂点だけでなく、範囲の端を調べる必要があるか考えましょう。
例えば、頂点が指定された範囲の外にある場合と中にある場合では、値を比べる場所が変わります。公式に当てはめる前に小さなグラフを描くと、何を確認すべきか整理できます。図はきれいに仕上げるためではなく、条件を見失わないために使います。
図形と計量や図形の性質では、問題文にある条件を図に書き込みます。長さが等しい、角度が同じ、平行であるといった条件を区別してください。見た目がそう見えるという理由で、問題にない条件を追加しないことが大切です。
使う公式や定理を選んだら、なぜ使えるかも確かめます。三角形のどの辺と角が分かっているか、相似や合同を示す条件がそろっているかを確認します。この練習は、答えまでの道筋を自分で組み立てる力につながります。
基本問題の解き直し
解説を閉じ、条件整理から答えの確認まで自力で行います。
図を使う場面
二次関数や図形では、範囲や与えられた条件を図に書き込みます。
間違いの残し方
誤った途中式を残し、どの操作でずれたか記録します。
場合の数と確率は、重なりと数え落としを点検します
場合の数では、何を一つの結果として数えるかを先に決めます。順番を区別するのか、同じものとして扱うのかによって数え方が変わります。公式を選ぶ前に、小さな数で具体的に並べてみると、問題の意味を確かめやすくなります。
例えば、人数や個数を少なくした練習問題で、樹形図や表を書いて全部を数えます。その後、公式による計算と一致するか比べます。公式がどの数え方をまとめているのか理解できれば、初めて見る条件でも使い方を判断しやすくなります。
確率では、全体として何を数えるか、条件に合う場合がどれかを整理します。場合分けをしたときは、同じ結果を二度数えていないか、どの分け方にも入らない結果が残っていないか確認します。答えが出た後も、確率として不自然な値になっていないか見直してください。
データの分析と整数も、後回しにせず基礎を固めます
データの分析では、平均値や中央値など、それぞれの値が何を表すかを説明できるようにします。計算できることに加え、数字の意味を読み取ることが重要です。図や表から分かることと、そこからは分からないことを分ける練習も行いましょう。
例えば、二つの集団の平均が同じでも、数値の広がり方は異なることがあります。平均だけで全員の様子を判断せず、他の情報を見る必要があると説明できるか確かめます。これは数学の練習例で、看護に関する統計問題が出るという予測ではありません。
整数の性質では、約数や倍数、余りなどの基本を整理します。式の操作に入る前に、小さな整数で試すと仕組みをつかみやすくなります。ただし、いくつかの数で成り立ったことと、常に成り立つことは同じではありません。例で気付いたことを、条件に沿って説明する練習へ進めます。
数学の教材は、次々と増やすより、現在使っている教材の基本問題を解き直すことを優先します。単元ごとに「自力で解けた」「途中で止まった」「意味から確認が必要」の印を付けます。解いたページ数ではなく、自力で使える内容が増えたかを見てください。
場合の数と確率
順番の区別、重なり、数え落としを確認します。
データと整数
数値の意味と条件を確かめ、具体例から考え方を整理します。
数学は、途中式を残して判断と計算のどちらを直すか確かめます
自分でできること
教科書の例題を解説なしで解き、条件、途中式、見直しを残します。答えだけ合わせると、使えない公式を偶然使った誤りが隠れます。例えば、二次関数で範囲を調べる理由が言えないときは、図と途中式を先生へ持参します。
学校の先生に頼めること
先生には、未理解の単元や公式を使える条件、計算の誤りを確認してもらえます。ただし、授業の基本問題が解けても、試験全体の時間配分まで決まるわけではありません。解く順番を変えても空欄が続く場合は、記録をもとに演習計画を見直します。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、誤答を単元別と原因別に整理し、基礎に戻る範囲と通し演習の頻度を相談します。本人は解けた問題を繰り返して進んだ気になりやすいためです。難問を増やす前に、別の基本問題で同じ手順を使えるかを確認します。
面接は、看護への関心を「経験・学び・行動」で説明します
「人の役に立ちたい」の先を、自分の経験から考えます
看護を志す理由として、人を支えたいという気持ちは大切です。ただし、その言葉だけでは、何を見て、何を考え、なぜ看護を学びたいと思ったのかが伝わりにくくなります。面接の準備では、気持ちの強さを繰り返すより、その気持ちが生まれた経験を具体的に整理しましょう。
最初に、看護に関心を持ったきっかけを箇条書きにします。授業、読書、進路学習、学校内の活動、大学の説明など、実際に経験した内容から選びます。大きな実績を作る必要はありません。本人が経験していない医療現場の話や、他の人の体験を自分の出来事として話すことは避けてください。
きっかけを選んだら、「何が印象に残ったか」「その時点では何が分からなかったか」「その後に何を調べたか」を順に考えます。例えば、看護師の仕事について説明を聞いた経験なら、印象に残った仕事内容と、そこから生まれた疑問を分けます。実際に調べていなければ、調べたと付け足さないことが大切です。
家族や知人の療養経験に触れる場合は、相手の病名や詳しい事情を必要以上に話す必要はありません。自分が何を感じ、どのような学びにつなげたいと思ったのかを中心にします。他人の私生活の詳しさが、志望理由の説得力になるわけではありません。
看護への関心と、大学で学ぶ目的をつなぎます
面接の準備では、看護師になりたいという目標と、大学で何を学びたいかを分けて整理します。将来の職業を言えるだけでは、入学後の学習のイメージが伝わりません。大学の公式情報を読み、授業や実習について確認した内容と、自分が身につけたい力を結び付けましょう。
例えば、人に分かりやすく説明する力に関心があるなら、なぜその力を身につけたいのかを、自分の経験とつなげます。そのうえで、看護についての知識も学びながら、相手の理解を確かめて伝える姿勢をどう育てたいか考えます。専門用語を多く並べるより、学びたい理由を明確にすることを優先してください。
大学の特色を調べるときは、案内に書かれた言葉をそのまま覚えるだけで終わらせません。「その特色に、自分はなぜ関心があるのか」「自分のどの課題とつながるのか」を一文ずつ書きます。説明を読んで分からない点は、確認できる機会に質問するためのメモに残します。
まだ将来の分野がはっきり決まっていない場合は、決まっているように装う必要はありません。今関心を持っていること、判断のためにこれから学びたいことを分けて説明します。「何も分からない」で終わらず、何を知ることで考えを深めたいのかまで示すと、学習の方向が伝わります。
高校生活の経験は、役職名より行動を具体的にします
自己紹介や高校生活についての練習では、部長、委員長、係などの名前だけで終わらせないようにします。役職がなくても、他の人と取り組んだ経験や、自分の課題に向き合った経験を整理できます。大切なのは、実際に何をしたかを具体的に話せることです。
経験を振り返るときは、「状況」「自分が考えたこと」「行動」「結果」「学んだこと」の順でメモを作ります。例えば、話し合いで意見が分かれた経験なら、誰かを悪者にするのではなく、違いをどう確かめ、自分がどう関わったかを説明します。結果だけでなく、その途中の判断を振り返りましょう。
うまくいかなかった経験も、理由を整理する材料になります。「反省しました」とだけ言うのではなく、何を見落とし、次にどの行動を変えたかを考えます。実際には改善に取り組めていない場合は、今後の課題として説明します。面接のために、すべてを成功した話へ変える必要はありません。
学んだことを看護につなぐ際は、飛躍に注意します。学校で友人の話を聞いた経験だけで、患者さんの気持ちが理解できると断定することは避けます。その経験から、相手の話を決めつけずに聞く大切さに気付き、さらに学びたいと説明する方が、自分の現在地が伝わります。
志望のきっかけ
実際に経験した内容から、関心が生まれた理由を整理します。
大学で学ぶ目的
公式情報で確認した学びと、自分が身につけたい力をつなげます。
高校生活の説明
役職や結果に加え、考えたこと、行動、残る課題まで振り返ります。
活動の振り返りは、経験の事実と学んだことを分けて整理します
自分でできること
日付、参加内容、自分の役割、判断、結果を記録します。これは面接や課題の材料を整理する方法で、11月募集に独立した活動報告書を追加提出する案内ではありません。記憶が曖昧な期間や役割は、学校の記録と照らして確かめます。
学校の先生に頼めること
先生には、学校での活動の期間や分担、調査書との事実の一致を確認してもらえます。ただし、学校外の出来事や本人の気持ちを先生が代わりに確定することはできません。事実をそろえても何を学んだか説明できないときは、振り返りの質問を受けます。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、経験から看護への関心へ進む説明に飛躍がないかを点検してもらいます。本人には共同の成果と自分の役割を分けにくい場合があるためです。成果を大きくする添削ではなく、どの行動から何を学んだかを本人が話し直す支援を求めます。
面接の練習は、丸暗記よりも質問への答え方を確かめます
面接では、用意した文章を最初から最後まで話せればよいというわけではありません。質問された内容を聞き取り、その問いに合う答えを返す練習が必要です。例えば、学びたい内容を尋ねられているのに、志望のきっかけを長く話すと、質問への答えが分かりにくくなります。
練習では、まず結論を短く話し、その後に理由や経験を加えます。聞き手に続きを尋ねてもらう形にすると、一度にすべてを詰め込む癖を直しやすくなります。ここで示す練習の順番は、大学が面接で行う質問の順番や、実際の試験時間を示すものではありません。
答えを作るときは、一つの質問に対して長い原稿を一つだけ用意するより、中心の答えと、それを支える経験を別々に整理します。質問の言い方が変わっても、必要な部分を選んで話せます。文章を丸ごと覚えていると、途中で言葉を忘れた際に立て直しにくくなります。
質問が分からないときに、分かったふりをして話し続ける練習は不要です。練習の段階から、どの部分を確かめたいかを短く聞き返す方法を身につけます。自分の意見を尋ねられたときは、事実として確認できる内容と、自分が考えた内容を分けて説明しましょう。
書類と面接のずれは、提出前から点検します
面接準備では、提出予定の書類を手元に置いて話してみます。書類では学びたい内容を一つに絞っているのに、口頭では全く違う分野だけを説明していないか確認します。関心が複数あること自体が問題なのではなく、その関係を自分で説明できるかが大切です。
活動の期間、自分の役割、調べた資料なども確かめます。例えば、グループで行った活動をすべて自分一人で実施したように説明すると、事実とずれます。自分が担当した部分と、他の人が担当した部分を分ければ、自分の貢献も具体的に伝えられます。
提出後に考えが深まったことがあれば、最初の考えを消してしまうのではなく、何をきっかけに変わったか整理します。新しく読んだ資料や、説明を聞いて気付いた点があるなら、その内容を正確に言えるようにします。変化の理由が分かれば、学びを進めた過程として説明できます。
面接は、受け答えの基本と看護を学ぶ理由の深さを別々に点検します
自分でできること
書類の控えを読み、結論、経験、入学後の学びを分けて話し、録音します。同じ質問を自分で繰り返すだけでは追加質問への対応が分かりません。例えば、理由を聞かれると文章を最初から繰り返す場合は、先生に順番を変えて質問してもらいます。
学校の先生に頼めること
先生には、聞き取りやすさ、質問への答え、学校生活の事実を確認してもらえます。ただし、本人をよく知る相手には省いた背景が伝わってしまうことがあります。初めて聞く人に学びたい理由が伝わらない場合は、書類との一致や説明の根拠を点検します。
プロに頼ったほうがよいこと
プロには、課題の内容から追加質問を作り、看護への理解、説明の飛躍、本人の経験と希望の区別を確認してもらいます。姿勢や声だけの講評では内容の不足が残るためです。実際の出題を保証する相手ではなく、回答のどこをどう直すか示す相手を選びます。
三科目の演習と面接練習まで進めると、知識不足と説明不足を分けて考えられます。答案や400字の下書きを用意し、受験相談で次の三点を整理すると、次の一週間に直す内容が具体的になります。
- 出願条件について、高校や大学に追加確認する項目
- 入学後に取り組みたいことを400字で伝えるための改善点
- 英語・国語・数学と面接の準備を進める優先順位
模擬練習の評価を、次の一週間の行動へ変えます
「良かった」「もっと頑張る」だけの振り返りをやめます
筆記や面接の練習をしても、振り返りが曖昧だと次の学習が変わりません。例えば、面接後に「緊張した」とだけ書くのではなく、質問を最後まで聞く前に答え始めたのか、理由を話す前に言葉が止まったのかを確かめます。改善する行動を一つに絞ると、次回の目標がはっきりします。
筆記の振り返りでも同じです。「数学が苦手」では範囲が広すぎます。「二次関数で定義域を確認せずに頂点だけを答えた」と書けば、次は最初に範囲へ印を付ける練習ができます。弱点を細かく言葉にすることで、やり直す問題や使う教材を選びやすくなります。
一週間の計画では、学校の課題や行事に必要な時間を先に確かめます。そのうえで、英語の語彙、国語の読解、数学の解き直し、面接の確認を無理なく配置します。毎日すべてを同じ量だけ行う必要はありませんが、一つの準備だけが長く止まらないようにします。
計画が守れなかったときは、意志の弱さだけを理由にしないでください。予定した量が多すぎた、教材が難しすぎて進まなかった、何を終えればよいか曖昧だったなど、原因を調べます。次の週は量や教材を調整し、実際に続けられる計画へ直しましょう。
振り返りの記録
結果に加え、止まった場所と判断を誤った理由を書きます。
次回の目標
最初に範囲を見る、質問を聞き切るなど、変える行動を一つ決めます。
一週間の調整
学校生活と両立できる量に直し、筆記と面接の両方を続けます。
学校で確認することと、外から評価してもらうことを分けます
学校では、授業内容の理解、評定につながる日々の学習、提出書類の発行などを早めに相談します。英語や数学で基礎が分からないままなら、該当する問題を持って質問しましょう。「全部分かりません」ではなく、ここまでは考えられたという途中の状態を見せると、必要な説明を受けやすくなります。
面接の基本的な受け答えや、志望理由の下書きについても、学校で助言を受けられる場合があります。依頼するときは、方式の正式名称、公式の選考内容、提出する書類を一緒に伝えます。他の入試方式の小論文や面接を想定した助言と混ざらないようにするためです。
一方、書類全体のつながりや、志望理由が学部の求める学生像とどのように結び付くかは、第三者の視点で細かく確認してもらうと課題が見えます。専門的な添削や模擬面接を利用する場合も、文章を本人の代わりに作ってもらうことを目的にせず、自分が説明できない部分を見つける機会にしましょう。
模擬面接を依頼する際は、「話す速度」「質問への答え」「経験の具体性」「書類との一致」など、見てほしい項目を伝えます。全体としてよく話せたという感想だけでなく、どの答えのどこを直すと伝わりやすくなるか、具体的な助言を求めてください。
落とし穴は、筆記の点数だけで準備の完了を判断することです
基礎力テストの練習で得点が安定してきても、それだけで選抜全体の準備が終わったとはいえません。看護学部の本方式では、書類審査と面接もそれぞれ評価されます。筆記だけを仕上げて、志望理由や高校生活の説明を最後に回さないようにしましょう。
反対に、看護への思いを十分に話せるからといって、基礎学力の学習を減らしすぎることも避けます。説明できる志望理由と、実際に続けている学習の両方を整えます。「入学後に学びたい」という言葉を、今の教科の学習や情報収集と結び付けることが大切です。
また、模擬練習の得点や面接の印象だけから、合格できると決めつけないでください。公式に示されていない合格点や採点の細かな内訳は推測で補えません。練習結果は、自分の弱点と改善の方向を知る材料として使い、出願条件や提出物の確認も並行して進めます。
最後の点検では、「自力で解ける基礎問題が増えたか」「志望理由を自分の言葉で説明できるか」「提出内容の事実を確かめたか」を確認します。準備を早く始めるほど、間違いを直して再確認する時間を取りやすくなります。毎回の練習を次の行動に結び付け、学力と説明する力の両方を積み上げましょう。
高校1年から、学力・看護への理解・記録を少しずつ育てます
高校1年では、科目選択と毎週の学習を先に整えます
準備を早く始める利点は、書類を早く完成させられることだけではありません。履修科目を確認し、苦手を見つけ、体験を振り返る時間を確保できることにもあります。例えば、生物基礎や化学基礎の履修条件を高校3年になってから知ると、学校の時間割によっては対応が難しくなります。関心を持った段階で、担任や進路指導の先生に必要科目を伝えておきましょう。
高校1年の段階では、英語・国語・数学や理科の授業を大切にし、理解できなかった単元を翌週まで持ち越さない仕組みを作ります。毎日の勉強時間を長く設定するより、「英単語を確認する」「授業の例題を解き直す」「文章の要点を一文にする」など、始めやすい課題を決めます。定期試験前だけの学習では、出願時の成績や基礎学力試験の両方を支える土台が育ちにくくなります。
看護への関心も、この時期から少しずつ具体化します。学校で紹介された職業資料を読む、大学の学部紹介を見る、看護職の仕事内容を調べるといった方法から始められます。例えば、「人と接する仕事がしたい」という気持ちに加え、相手の生活を知ることや、根拠をもって判断することが看護でなぜ大切なのかを考えてみましょう。専門用語を大量に覚える必要はありません。
活動記録は、特別な実績を作るためではなく、自分の考えの変化を残すために使います。日付、参加した内容、気づいたこと、疑問に思ったことを短く書けば十分です。出来事の直後に記録すると、後から都合よく話を作り直すことを防げます。学校行事や委員会、部活動など、普段の生活にも相手の意見を聞いた経験や役割を果たした経験はあります。
高校2年では、苦手科目と志望理由の弱い部分を確かめます
高校2年では、出願に関わる成績を確認しながら、三科目の学習に偏りがないか見直します。例えば、英語は毎日勉強していても数学は定期試験前だけという場合、数学の問題を読むだけで時間がかかることがあります。公式の出題方針を参考に、現在学んだ範囲から短い演習を始め、解けなかった理由を記録します。未習範囲は学校の授業予定と合わせて扱いましょう。
大学について調べるときは、学部の紹介文を写すだけで終わらせません。関心のある学びを一つ選び、「なぜ学びたいか」「今は何を理解していないか」「どのような経験につながるか」を書きます。例えば、地域の生活を支える看護に興味があるなら、病院の中だけでは分からない暮らしの課題について、何を知りたいのかを考えます。答えがすぐに出なくても、問いが具体的になることには意味があります。
オープンキャンパスや説明会では、案内を聞く前に確認したいことを決めます。授業の進め方、実習に向けた準備、学生の学習支援など、自分の学び方に関わる質問を考えましょう。「設備が充実しているか」だけでなく、何を学ぶためにその設備を使うのかまで確かめると、志望理由に結びつきやすくなります。参加した事実だけを合格に直結する実績として扱わないことも大切です。
この時期に一度、入学後に取り組みたいことを400字以内で下書きしてみる方法もあります。完成を急がず、書いてみて説明できない部分を見つけます。例えば、目標は書けても取り組む方法が分からないなら、大学の学びを調べる必要があります。理由が「憧れ」だけなら、職業理解や自分の経験を振り返る時間が必要です。下書きは、準備の不足を見つける道具として使えます。
高校1年の中心
履修科目を確認し、授業の復習と活動記録を続けます。
高校2年の中心
三科目の弱点を見つけ、看護への関心を具体的な問いに変えます。
高校3年の中心
当該年度の条件を確認し、書類・筆記・面接を期限に合わせて仕上げます。
高校3年では、募集要項の確認と学習を同時に進めます
高校3年では、過去の制度を前提に計画を固めず、当該年度の募集要項で確認し直します。今回の看護学部のように、募集時期によって選抜内容が異なる場合があります。出願資格、試験内容、書類の様式、郵送締切を確認してから、自分の計画を書き換えます。以前に保存した画面や、先輩が受けた年度の情報だけで判断しないようにしましょう。
学習計画は、月ごとの目標を週の行動に直します。例えば、「数学を得意にする」という目標だけでは、その日の勉強を決められません。「今週は二次関数の基本問題を解き、誤答を理由別に分ける」「週末に解き直して説明できるか確かめる」とすれば、達成状況が見えます。英語や国語も同じように、読むこと、解くこと、振り返ることを組み合わせます。
書類の清書や面接の練習は、筆記の勉強が完全に終わってから始めるものではありません。例えば、平日は三科目の学習を続け、週末にエントリーシートを一度見直し、別の日に短い面接練習を入れると、作業の偏りを抑えられます。出願直前に書類へすべての時間を使う状態を避けるため、学校の証明書発行に必要な期間も先に調べておきます。
始める時期が遅くなるほど、履修や成績の修正、経験の振り返り、苦手科目の改善に使える時間は少なくなります。ただし、開始時期だけから個人の合否を決めることはできません。必要なのは、根拠のない安心や不安を広げることではなく、現在の条件を確認し、残された課題に順番を付けることです。まだ確認していない条件がある場合は、文章の見栄えより先に解決します。
学校で進める準備と、第三者に確認してもらう準備を分けます
高校には、履修・成績・証明書の確認を具体的に頼みます
高校の先生へ相談するときは、「推薦で受けたいです」という言い方だけでは、必要な確認が伝わりにくくなります。2027年度の看護学部、11月募集、基礎学力評価型、併願という正式な区分を示し、募集要項の該当箇所を一緒に確認しましょう。例えば、全体の学習成績の状況と理科の成績が条件を満たすか、生物基礎と化学基礎の履修が確認できるかを整理します。
調査書は原則として出願受付開始日前3カ月以内に発行されたものを用意します。依頼した当日に必ず発行されるとは限りません。校内の申請方法や発行に必要な日数、受け取り方法を確認し、郵送準備に余裕を持たせます。大学の締切だけを予定表に書くのではなく、高校へ依頼する日も書きましょう。厳封された書類を自分で開封しないなど、学校から受け取った後の扱いも確認します。書類のコピーを準備する場合も、厳封書類を勝手に開けて作らないよう注意が必要です。
学校での学習相談では、模試や問題集の点数だけでなく、間違えた問題を持参すると改善点を話しやすくなります。「数学が苦手です」という説明より、計算はできても条件を式にできないのか、式は立てられても最後の計算で間違えるのかを伝えます。原因が分かれば、学校の教材を使ってどの部分を復習すべきか相談できます。
添削や模擬面接では、具体的な指摘を受けられるかを見ます
独学でできる準備には、募集要項の整理、授業の復習、活動記録、書類の下書きなどがあります。一方、自分の説明が初めて読む人にどう伝わるかは、一人では判断しにくいものです。例えば、本人には当然の理由でも、文章からは看護を選ぶ理由が読み取れないことがあります。学校の先生や入試対策の専門家など、第三者に読んでもらう意味は、このずれを確かめることにあります。
添削を受ける際は、正しい日本語になったかだけでなく、問いへの答えが明確になったかを確認します。どの文が分かりにくく、なぜそう見えるのかを説明してもらえると、自分で直す力も育ちます。文章を丸ごと他者に置き換えてもらい、内容を理解しないまま提出すると、面接で説明が続かなくなるおそれがあります。自分で考え、説明できることを中心に仕上げましょう。
模擬面接も、回数を増やせば自動的に良くなるとは限りません。質問に答えるまでが長かったのか、理由が抜けていたのか、相手の質問と違う話をしたのかを分けて振り返ります。次の練習では一つか二つの課題に絞って直すと、変化を確かめやすくなります。講評が「もっと自信を持って」だけで終わらず、具体的に何を変えるかまで分かることが大切です。
高校で確認すること
履修、成績、調査書、校内の発行手続を確認します。
自分で進めること
基礎学習、公式情報の整理、活動記録、下書きを続けます。
第三者に確かめてもらうこと
説明の不足、書類と面接のつながり、準備の優先順位を点検します。
対策先を選ぶときは、根拠と支援内容を確認します
外部の支援を検討する場合は、看護学部の最新の選考方法を確認したうえで話しているかが重要です。例えば、2027年度の11月募集を検討しているのに、9月募集と同じ小論文対策だけを勧められたら、対象方式の確認が必要です。募集要項のどの項目に対応する支援なのか、筆記・書類・面接のうちどこを扱うのかを具体的に確かめましょう。
実績の説明についても、年度、大学、学部、入試方式が分かるかを確認します。別の看護大学の合格例が、そのまま関東学院大学の評価方法を説明するものではありません。また、特定の評定や活動を持つ人が合格したという話だけで、自分も同じ結果になるとは判断できません。出願資格の確認と、選考に向けた準備の評価は分けて考えます。
相談時には、現在の成績、履修、三科目の学習状況、下書きの有無を伝えます。苦手な点を隠して良く見せるより、困っている点を具体的に伝えるほうが、準備の優先順位を整理しやすくなります。「何をすればよいですか」と広く尋ねるだけでなく、「書類に時間をかけすぎて数学の復習が進まない」など、実際の状況を説明すると話が進みます。
試験直前は、学習の仕上げと受験票の確認を別々に行います
受験票・会場・時間を、自分の受験情報で確認します
2027年度11月募集では、受験票は2026年11月26日10時からダウンロードする日程です。募集要項では、受験票をA4の白い用紙に縦向きで印刷するよう案内しています。画面を見せればよいと考えず、印刷したものを準備しましょう。出願時に登録した情報や、受験する学部・学科なども確認します。疑問点を試験当日の受付まで残さないことが大切です。
看護学部の11月募集は横浜会場の案内です。9月募集に記載されたキャンパスを、そのまま11月の会場だと決めつけないようにします。受験票や大学の案内で実際の会場、集合に関する指示、持ち物を確認してください。交通経路を調べる際も、大学名だけで検索せず、指定された建物や入口まで確かめると、当日の迷いを減らせます。
基礎学力試験は10時から11時30分、面接は12時30分からの予定です。面接の開始案内は、各受験生の面接が必ず12時30分に始まるという意味ではありません。当日の指示に従い、待機時間も含めて行動します。昼食や飲み物の扱いなどは会場の案内を確認し、長い待ち時間があっても慌てない準備をしておきましょう。
直前の学習は、新しい教材より誤答の再確認を重視します
試験が近づいたら、解いたことのない難しい問題を次々に増やすより、基本問題で同じ間違いを繰り返していないか確認します。例えば、英語では文のつながりを読み違えた問題、国語では設問の条件を見落とした問題、数学では符号や範囲を誤った問題を集めます。正解を覚えているだけではなく、判断の理由を説明できるか確かめます。
三科目を続けて解く練習では、途中で止めて答えを見ず、決めた時間内でどこまで進めるか確認します。終わった後に、内容を理解していなかった問題と、時間をかければ解けた問題を分けます。後者が多い場合は、読む順序や難しい問題への時間の使い方を見直します。公式の配点だけから、科目ごとの最適な時間を一律に決めることはできません。
面接では、用意した文章を一字一句思い出すことより、質問を聞いて短く答える練習を続けます。緊張して言葉が出にくいときは、話す内容を整理するために少し間を取っても構いません。分からない内容を知っているふりで答えるより、理解している範囲を説明するほうが誤解を広げません。入試で実際に尋ねられる質問は公表されていないため、練習用の質問を出題予告として扱わないようにします。
書類の最終確認
受験票を印刷し、受験情報と持ち物を確認します。
移動の最終確認
指定会場までの経路と当日の案内を確かめます。
学習の最終確認
誤答の原因と説明の弱い箇所を振り返り、準備を絞ります。
合格発表後は、納入・情報登録・書類提出の三つを確認します
合格発表を見た後も、入学手続は自動では終わりません
11月募集の合格発表は2026年12月23日10時です。入学手続の納入と情報登録は、2026年12月23日から2027年1月15日までの日程です。大学公式の2027年度総合型選抜募集要項合格を確認したら、合格者向けの手続案内を開き、期限と必要な作業を本人と保護者で共有しましょう。大学からの郵送物を待つだけではなく、指定されたサイトから案内を確認することが必要です。
入学手続では、お金を納めたこと、情報を登録したこと、必要書類を提出したことを別々に確認します。納入が済んでいても、ほかの作業が未完了なら、手続全体が終わったとはいえません。郵送書類の期限や方法は、合格後の入学手続要項で確認します。納入・登録の締切と同じ日が書類の必着日だと、この記事から推定しないでください。
例えば、予定表に「入学手続」と一つだけ書くのではなく、「案内を読む」「納入する」「情報を登録する」「書類を準備する」「提出状況を確認する」と分けます。担当する人も決めておくと、保護者が済ませたと思っていた作業を本人がしていなかった、という行き違いを防げます。完了画面や控えは、確認できる形で保管しましょう。
併願する場合は、辞退の期限と返還の扱いも確認します
基礎学力評価型の併願区分では、他大学への出願も可能です。ただし、併願できることと、入学手続の期限が自由になることは別です。他大学の発表を待っている間にも、関東学院大学の納入や登録の期限は来ます。各大学の条件を横に並べて確認し、いつまでに何を判断する必要があるかを整理しておきましょう。
2027年度の募集要項では、併願型の入学辞退について、2027年3月31日16時までにUCAROで手続する案内があります。所定の手続を行った場合でも、入学金は返還の対象外です。納入金の扱いは必ず公式の手続案内で確認してください。「併願だから、後で何もしなくてもすべて返金される」という理解は避ける必要があります。
入学することが決まった後も、高校の授業や卒業に向けた学習を続けます。学部が入学前の学習として示す国語、数学、英語、生物、化学などは、大学で学ぶための土台になります。試験が終わったことを理由に学習を止めるより、苦手だった単元を復習し、相手の話を聞いて自分の考えを伝える経験を大切にしましょう。
関東学院大学看護学部の出願条件を確かめ、三科目と面接の準備を具体化します
2027年度の看護学部で基礎学力評価型の併願を検討する場合、対象は11月募集です。9月募集の課題型・小論文とは、出願条件も選考内容も異なります。まず自分の履修や成績を確認し、11月募集の書類100点、基礎学力150点、面接100点に対応する準備を整理しましょう。制度の取り違えを防ぐことが、最初の大切な一歩です。
次に、できていることと、これから確かめることを分けます。例えば、履修条件は確認済みでも理科の成績の扱いが分からない場合、先に高校へ確認します。条件を満たしていても、三科目の演習が進んでいない場合は学習計画を見直します。エントリーシートの目標を面接で説明できない場合は、文章を飾るより理由を整理する必要があります。
受験相談では、成績や学習状況、下書きをもとに、確認すべき条件、書類の改善点、三科目と面接の準備の順番を整理できます。受験年度と募集区分を伝え、現在の課題を具体的に共有すると、次に取り組むことを考えやすくなります。出願資格の最終的な判断や個別の取扱いについては、大学の募集要項や入学試験に関する窓口で確認してください。
学習状況や下書きをもとに、マナビライトの受験相談で次に取り組むことを整理できます。相談で確認したいことを三つに分けておくと、準備の見直しが具体的になります。
- 出願条件について、高校や大学に追加確認する項目
- 入学後に取り組みたいことを400字で伝えるための改善点
- 英語・国語・数学と面接の準備を進める優先順位
個別の準備を確かめる場合は受験相談、指導の進め方をまとめて知りたい場合は説明会の開催案内、文章で読み比べたい場合は資料請求の順に確認すると、目的に合う情報を選びやすくなります。説明会の開催状況や案内についても、相談先で確認してください。
指導内容の資料を先に確認したい方は、資料請求の案内も参考にできます。
完全無料の受験相談で戦略を立てよう
マナビライトでは、受験生なら誰でも無料で利用できる「無料受験相談」を実施しています。
受験相談の場を使って、あなただけの受験戦略を立てましょう!
