「立教大学の環境学部を推薦で目指したいけれど、環境に関する研究実績がないと難しいのか」「スポーツや文化活動の経験を、環境学の志望理由へどうつなげればよいのか」と迷っていませんか。自由選抜入試では、環境への関心だけでなく、学業、英語、活動の条件を確認する必要があります。活動の内容がよくても、それだけで出願条件をすべて満たすわけではありません。
この記事では、2027年度の立教大学公式要項に基づき、環境学部自由選抜入試の出願条件、活動の4区分、必要書類、日程、選考を整理します。そのうえで、1500字程度の志望理由書や2ページ以内の活動報告書の作り方、面接で根拠を示して答える練習まで、準備する順番を具体的に説明します。
大切なのは、実績を環境活動らしく見せ直すことではありません。実際に取り組んだことを正確に示し、その経験や見聞から生まれた環境への問いを、大学で学ぶ内容へつなげます。例えば、地域活動なら誰が困り、何を確かめ、どの意見を聞いたかを整理すると、志望理由の材料が見えてきます。
2026年10月17日時点で、2027年度の出願受付は終了しています。出願済みの方は第1次選考の発表や面接準備を、次年度以降の方は学業や英語、活動記録を早くから整えましょう。記事を読みながら、条件の確認と内容の準備を分け、今週行う作業を選んでください。

立教大学 環境学部の推薦、何から始める?
立教大学環境学部の「推薦」を調べるなら、自由選抜入試の仕組みから確認する
自由選抜は、学業と活動を含む書類選考から始まります
立教大学環境学部でこの記事が扱うのは、総合型選抜に位置付けられる自由選抜入試です。「推薦」や「AO入試」という言葉で探していても、出願するときには大学の正式な制度名と受験年度を確認します。他大学の同じような名称の制度を、そのまま当てはめないようにしてください。
2027年度自由選抜入試要項では、最初に提出書類による第1次選考を行います。高校での学業成績、活動の実績、資格や能力、志望理由などを総合的に評価するため、面接だけが得意ならよいという入試ではありません。
例えば、活動報告書に魅力的な取り組みを書いても、調査書や英語の証明に必要な条件を満たせなければ、出願の段階で問題になります。反対に、評定の条件を満たしただけで、活動や志望理由の準備が不要になるわけでもありません。
準備は「出願できるか」と「どのように自分の学びを伝えるか」に分けます。前者は要項と証明書を使って確認し、後者は経験や資料を整理して進めます。この二つを一緒にすると、文章を直せば条件まで満たせるように思い込みやすくなります。
募集は環境学科30名程度で、第2次選考は面接です
2027年度の募集人員は、環境学部環境学科で30名程度です。第2次選考は2026年11月14日の面接で、試験科目表に環境学部の小論文はありません。ほかの学部にある小論文や、別制度の試験を混ぜないことが最初の対策になります。
ただし、小論文がないことは、文章を読む力や書く力が不要という意味ではありません。志望理由書と活動報告書を作成し、それを基に自分の考えを説明する準備が必要です。根拠を選び、筋道を立てる練習は、書類にも面接にも使えます。
募集人数は、その人数の合格を必ず出す約束ではありません。要項は、出願状況や選考結果により募集人員を下回ることがあるとしています。「30名なら受かりやすい」と数字だけで決めず、条件や選考内容との関係で準備を考えてください。
例えば、面接対策を始めるときは、他学部の発表時間を借りるのではなく、自分の志望理由と活動記録を短く説明できるかを確認します。環境学部について公表されていない質問や個人の面接時間を、決まった事実として扱わないことも大切です。
出願の確認
卒業や修了、評定、英語、学ぶ意欲、活動の条件を確認します。条件のうち一つだけ満たせばよい制度ではありません。
書類の準備
志望理由書では環境への問いと学びの計画、活動報告書では実際の取り組みと本人の役割を示します。
面接の準備
提出内容を自分の言葉で説明し、根拠や別の見方を問われても考えられる状態を目指します。
指定校推薦の条件を、自由選抜の条件へ読み替えません

指定校推薦入学と自由選抜入試は別の制度です。大学の出願書類案内では、指定校推薦の関係書類は指定する高校へ案内するとしています。自分の高校の対象や校内手続きは、高校で確認してください。
この記事の評定3.8や活動区分、書類の形式は、環境学部自由選抜入試についての説明です。指定校推薦でも同じ条件だと決め付けたり、指定校の推薦枠がないから自由選抜にも出願できないと考えたりしないようにします。
自由選抜への出願を高校へ相談するときは、制度名、年度、志望学科、必要な学校書類を一枚にまとめて持参すると確認しやすくなります。例えば、調査書を依頼する場合も、「推薦用」だけではなく、自由選抜のどの条件で使うのかまで伝えましょう。
環境学部で学ぶのは、自然の仕組みと人の暮らしをつなぐ環境学です
文系・理系のどちらか一方に閉じない学びを確認します

立教大学の環境学部案内は、自然科学・社会科学・人文科学を横断する学びを示しています。自然の仕組みだけでなく、人の暮らし、社会の仕組み、価値観も含めて環境を考える学部です。キャンパスは池袋です。
例えば、ごみを減らすという課題でも、材質や再利用の技術だけでは考えきれません。買う人や使う人の行動、回収の仕組み、費用の負担なども関係します。志望理由では、自分の関心を一つ決めたうえで、ほかにどの視点が必要かを考えてみてください。
「文系だから科学の内容は学ばない」「理系だから人や社会のことは考えない」という準備では、学部の特徴とのつながりが弱くなります。得意な教科を入口にしてもかまいませんが、現在の自分に足りない見方を学ぶ理由まで説明します。
大学の説明をそのまま並べるより、自分の経験で理解できなかった点と結び付けましょう。例えば、参加者の意識を尋ねた活動なら、答えと実際の行動が違う理由をどのように調べたいかを考えると、学びたい方法が具体的になります。
「環境正義」は、環境問題の負担や利益の偏りにも目を向ける考え方です
学部が重視する環境正義は、環境問題による負担や対策の利益が、誰にどのように分かれているかを考える入口になります。難しい言葉を覚えるだけでなく、問題に関わる人の立場を分けて考える練習に使ってください。
例えば、ある地域で新しい設備の導入を考える場合、利用する人には便利でも、近くに住む人には負担があるかもしれません。費用を払う人と利益を受ける人が同じとも限りません。自分がよいと思う案について、誰の困りごとが残るかを確認します。
ここで大切なのは、最初から一つの立場を悪者にしないことです。何を大切にしているのか、どんな制約があるのかを調べると、対話のための問いが変わります。相手の意見を想像だけで作らず、資料や実際に確認できた内容と分けて考えましょう。
志望理由書へ「環境正義を学びたい」と書くなら、その言葉だけで終えません。自分の関心のある課題について、まだ見ていない人や負担は何かを示し、大学でどのように理解を深めたいかを添えます。本人の経験と学びがつながる説明になります。
大学が求める学生像を、活動の振り返りに使います
環境学部が求める学生像では、幅広い知識、日本語や英語の力、多様な背景の人を理解しようとする姿勢、主体的な経験などを示しています。活動の名称だけより、その経験の意味を考えることが重要です。
例えば、地域の催しに参加したなら、参加した回数に加え、誰と協力し、どの違いに気づき、何を改善したかを振り返ります。役職がなかった場合も、実際に担った作業や判断を整理できます。ただし、出願に必要な実績の条件を、その説明だけで満たすと判断してはいけません。
大学が求める学生像は、文章へすべての言葉を入れるための一覧ではありません。自分の経験のどこに関係するかを考え、不足している学習や理解を見つけるために使います。使った専門語の数ではなく、具体的な説明のつながりを確かめましょう。
自然の面
何が起き、どの条件で変わるのかを確かめます。測定や観察の結果と、原因の推測を分けます。
社会の面
制度、費用、行動、立場の違いを調べます。便利さや負担が誰に生じるかを考えます。
対話の面
異なる意見が出る理由を確認します。相手を説得する前に、共通点と違いを整理します。
立教大学 環境学部の推薦、何から始める?
出願条件は5項目すべてを確認し、活動だけで判断しない
高校卒業者も対象で、卒業年度を限定する他学部と異なります
環境学部自由選抜の出願条件1は、高校を卒業した者や2027年3月卒業見込みの者などです。通常の12年の学校教育を修了した者や修了見込みの者、所定の同等資格も含みます。通常の高校卒業者について、直近一年の卒業だけに限定する書き方ではありません。
例えば、他学部の「2026年4月から2027年3月」という条件を見て、環境学部も同じだと思わないでください。学部ごとに資格の書き方が違います。環境学部のページを読み、卒業済みか卒業見込みかに応じて調査書の条件も確認します。
ただし、既卒者が対象であることと、卒業後の活動だけを使えることは別です。活動の条件は、指定する教育課程に在学中の実績を求めています。卒業時期と活動時期を別々に整理し、どの期間の成果が条件に対応するかを確かめましょう。
高卒認定や外国の教育制度などは、条件1の別区分に該当する可能性があります。自分の学校名や資格名だけで判断せず、必要な証明書と審査の有無を確認します。不明な資格は、書類作成を進める前に大学へ確認する必要があります。
通常の高校では評定平均3.8以上が条件です
高校卒業者は高校の評定平均値3.8以上、卒業見込み者は高3第1学期までの全体の評定平均値3.8以上が条件です。要項の表記に沿って学校へ確認し、得意な教科だけの平均や自分で計算した別の数値で代用しないようにしてください。
評定は、出願時に確認される学業の条件です。通常の高校の資格区分では、活動の実績と合わせて、所定の成績期間で3.8以上を満たす必要があります。例えば、英語資格の得点が高くても、そのことによって通常の高校の評定条件がなくなるとは説明されていません。
出願条件1の所定の同等資格区分に該当する者には、在外教育施設の修了者を除き、評定平均値の条件を設けないとされています。ただし、これは全員に評定の例外があるという意味ではありません。資格区分と必要な成績証明を合わせて確認します。
学年が早い段階なら、評定を維持するために授業の理解、提出物、定期試験を日々積み重ねます。活動の時間を作るために学校の学習を後回しにすると、後で書類の工夫だけでは変えられない条件の不足につながります。
2学期制では、学校が記載できる成績の時期を確認します
2学期制の高校は、高3前期までの成績が記載された調査書が基本です。出願期間内にその成績を記載できない場合は、高2末までの成績で出願資格を確認する扱いがあります。本人が有利な時期を自由に選べる制度ではありません。
この扱いを使う場合は、調査書の備考欄に高3前期までの成績を記載できない旨を記載し、履修中の科目の評定欄へ所定の印を付けるなどの指定があります。高校の先生へ要項の該当部分を示して確認してください。
例えば、高2末の成績が条件を満たしているからという理由で、学校に高3前期を省いてもらうことはできません。学校の成績が確定する時期と、大学が認める提出方法を合わせる必要があります。内容と形式の両方を確認しましょう。
英語と学ぶ意欲に加え、活動4区分のいずれかが必要です
共通条件には、環境学部で学ぶ強い意欲、指定の英語資格・検定試験のスコア提出もあります。それらに加え、研究、環境や地域などの活動、文化芸術など、スポーツという活動の4区分のいずれかに該当することが必要です。
例えば、環境への意欲が強くても、活動の条件にどう該当するかは別に確認します。反対に、競技実績が条件に合っていても、環境学部で何を学びたいかがないままでは、志望理由書の問いに答えられません。条件は組み合わせて考えます。
卒業・修了
通常の高校卒業者や卒業見込み者など、所定の資格に該当するかを確認します。活動時期も別に確認します。
学業・英語
通常の高校は評定3.8以上が条件です。英語は指定の4技能の結果を、期限と形式に従って提出します。
意欲・活動
環境学部で学ぶ意欲と、研究・地域等・文化芸術等・スポーツのいずれかの活動条件を確認します。
活動条件(a)・(b)は、研究や地域で何を成し遂げたかを整理する
条件(a)は自然科学や環境学などの研究・探究での優れた成果です
条件(a)は、対象の教育課程に在学中、自然科学分野や環境学分野などの研究・探究活動で優れた成果をあげた者です。要項は、ここで特定の全国大会への入賞を一律の条件として列挙しているわけではありません。
だからといって、研究に参加した経験があれば必ず該当するとも判断できません。例えば、研究の問い、方法、結果、本人の工夫、外部から受けた評価を整理し、どこが成果として説明できるかを確認します。条件への該当が不明な場合は大学へ問い合わせます。
活動報告書では、研究名だけでなく、何を確かめようとしたかを最初に示します。結果が専門的でも、読み手が研究の目的を理解できなければ、方法や成果の意味が伝わりにくくなります。対象と比較した条件を短く説明してください。
例えば、公開された地域の記録を調べた場合は、資料を集めたことと、本人が比較や分析を行ったことを分けます。元の資料が示している結果と、そこから本人が考えたことを区別すると、本人の役割が明確になります。
条件(b)は環境関連分野に加え、社会課題や地域課題の活動も含みます
条件(b)は、環境関連分野や社会課題・地域課題に関連する活動で優れた成果をあげた者です。社会的活動、部活動、サークル、生徒会、ボランティア、コンテストなどが挙げられています。環境を名称に含む団体の活動だけに限定されていません。
例えば、地域の活動で人が集まりにくい問題に取り組んだなら、課題の把握、参加しやすくする工夫、実施後の変化を整理します。ただ参加者が増えたという結果だけでなく、誰にとって参加しやすくなったのかも確認してください。
活動が環境問題と直接つながっていない場合も、実績の説明を無理に環境活動へ書き換える必要はありません。活動報告書では実際の内容を正確に示し、志望理由書では環境への関心が生まれた経験や見聞を別に説明できます。
「優れた成果」の扱いを、この記事独自の点数や回数で決めることはできません。参加時間が何時間以上ならよい、参加者が何人ならよいといった基準を作らず、大学の条件と実際の記録を照らし合わせましょう。
成果は人数や受賞名だけでなく、内容を説明できる記録と組み合わせます
成果を示す数字がある場合は、何をどう数えたかを確認します。例えば、イベントの参加者数を示すなら、延べ人数か実際の人数か、同じ人の複数参加を含むかを整理します。数字を大きく見せるために集計方法を変えてはいけません。
改善前と改善後を比較する場合も、条件が違っていないかを確かめます。会場や開催時期、告知方法が同時に変わっていれば、一つの工夫だけが結果を生んだとは限りません。説明できる範囲を守ることが、面接での根拠にもなります。
賞状や表彰があれば、その名称、主催、時期、対象となった活動を確認します。受賞の事実と、自分がどの部分を担当したかは別に説明してください。団体の成果をすべて本人一人で成し遂げたように書かないことが大切です。
問いと対象
何を問題と考え、誰や何を対象にした活動かを整理します。活動の名前だけでは終わらせません。
本人の行動
調べたこと、工夫したこと、担当したことを分けます。他者の成果や助言も正確に示します。
確認できる成果
数値、記録、評価、成果物を照合します。結果の大きさだけでなく、何を示す記録かを説明します。
活動条件(c)・(d)は、文化芸術やスポーツの経験も入口になります
条件(c)は学術・文化・芸術などで高い評価を得た経験です
条件(c)は、対象の教育課程に在学中、学術・文化・芸術などの分野で高い評価を得た者です。例として、都道府県レベル以上の大会やコンクールでの上位入賞が示されています。団体活動では、高い評価を得ることに中心的な役割を果たしたことが必要です。
例えば、作品が評価された場合は、作品の主題、制作上の工夫、審査結果、本人の担当を整理します。作品の題材が環境でなければ使えない、と要項にない条件を加える必要はありません。ただし、環境学部で学ぶ理由は別に具体化します。
団体活動では、代表者という肩書だけで中心的な役割を説明したつもりにならないようにします。どの判断を担い、誰と調整し、どの部分へ責任を持ったかを示すと、役割の中身が伝わります。担当表や制作過程の記録も振り返ってください。
「上位」の判断が必要な結果を、本人だけで条件を満たすと決め付けないことも重要です。大会の規模、部門、参加対象、順位や賞の位置付けを整理し、条件への該当が不明なら大学へ確認します。
条件(d)は都道府県レベル以上でベスト8以上の競技成績です
条件(d)は、対象の教育課程に在学中、スポーツの分野で都道府県レベル以上の大会においてベスト8以上の成績を収めた者です。団体競技の場合は、その成績を収めたチームで指導的役割を果たした者、またはレギュラー等として活躍した者が対象です。
この条件を、別制度のアスリート選抜の全国大会やブロック大会の条件と混同しないでください。この記事の対象は環境学部自由選抜です。大会規模や本人の役割を、自由選抜の該当欄に沿って確認します。
例えば、チームの順位は条件に合っていても、本人の役割をどの資料で説明するかは残ります。大会結果、登録、出場、指導的な役割など、事実を区別して整理しましょう。チームに在籍していたことだけで条件全体を満たすと即断しないことが大切です。
競技で得た経験を環境学へつなげるときも、競技力を学問の理解力と同じものとして扱いません。大会運営、施設、移動、地域との関係など、本人が実際に見聞きして疑問を持ったことがあれば、その疑問を学ぶ理由へ発展させられます。
活動と環境への関心を、作り話で一本につなげないようにします
書類では、一つの活動からすべての関心が生まれたように整えたくなるかもしれません。しかし、活動経験と環境への関心のきっかけが別でも、事実に沿って説明できます。無理に出来事を足す必要はありません。
例えば、部活動の経験は活動報告書で示し、地域の記事を読んで環境課題に関心を持った経過は志望理由書で説明する方法があります。そのうえで、活動で身につけた調べ方や協力の仕方を、今後の学びにどう生かしたいかを考えます。
接点を探すときは「この経験があったから必ず環境学」という結論を急ぎません。経験から何を学び、別の見聞によって何を疑問に感じ、今どの学問が必要になったかを順に整理すると、本人の考えの変化が伝わります。
英語は最低点の有無だけでなく、4技能・受験日・証明書を確認する
環境学部は指定6種類の英語スコア提出が必要です
環境学部自由選抜で指定されるのは、ケンブリッジ英語検定、英検、GTEC、IELTSのAcademic、TEAP、TOEFL iBTです。読む、聞く、書く、話すの4技能の結果を提出します。環境学部の条件欄には、共通の最低得点は示されていません。
最低点がないことと、提出が任意であることは違います。例えば、英語資格を受けていない場合、評定や活動が条件に合っていても、そのまま英語の条件を満たしたことにはなりません。早くから受験と証明書の準備を計画します。
また、要項の共通ページにTOEICの説明があっても、環境学部の条件では指定されていません。大学全体で利用する試験と、自分の学部で利用できる試験を分けて確認してください。試験名だけでなく、対象となる受験方式にも注意が必要です。
得点を上げる学習と並行して、環境に関する文章を読み、内容を自分の言葉で説明する練習を続けます。学部が求める英語の力を、証明書の用意だけで終わらせず、入学後に学ぶための基礎へつなげましょう。
出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ
受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。
- 出願できる方式と未確認の条件
- 評定・活動・書類のうち先に動く項目
- 志望学部に合わせた準備の順番
有効なのは2024年9月2日以降の4技能のスコアです
2027年度要項の証明書の説明では、2024年9月2日以降に受験して取得した4技能のスコアに限るとされています。単に「2年以内」と記憶するだけでなく、受験年度の要項に書かれた開始日を確認します。
例えば、証明書が最近発行されていても、受験日が対象期間外なら、有効な受験結果とは限りません。発行日と受験日を区別し、英検のように一次と二次が別日の試験では、要項の扱いを読みます。
次年度以降は、2027年度の開始日をそのまま使わないでください。英語の学習を早く始めることは大切ですが、提出する結果には期間の条件があります。受験年度の正式な要項が出た時点で、手元の結果が使えるか再確認します。
試験を確認する
環境学部で指定する6種類か、利用できる受験方式かを確認します。他学部だけが利用する試験を混ぜません。
日付と技能を確認する
受験日が有効期間内か、4技能がそろっているかを確認します。発行日だけで判断しません。
提出方法を確認する
印刷する証明書の種類に加え、直送手続きが必要な試験かを確認します。点数だけを見て終えません。
英検やGTECは、認められた証明と受験方式を選びます
英検は、所定の合格証明書やCSEスコア証明書に加え、要項が認める個人成績表の印刷物やデジタル証明書のプレビュー画面の印刷なども利用できます。他大学の提出ルールを、立教へそのまま移さないようにしてください。
ただし、英検ならどの試験でもよいわけではありません。要項は従来型、S-CBT、S-Interviewを扱い、IBAやプレテストは利用できないとしています。4技能が必要で、従来型の一次試験だけの結果では足りません。
GTECはCBTや検定版について所定の証明を確認します。アセスメント版、Business、Academicは利用できません。例えば、学校で受けた試験の名前にGTECとあるだけで判断せず、結果の用紙で試験の種類を確認しましょう。
証明書は、記載されている氏名や生年月日、番号も点検します。登録する情報と証明の情報が異なる場合、確認が必要になります。数字の入力を家族に任せる場合も、最後は本人が原本と照合してください。
IELTSとTOEFLは、直送の依頼と紙の提出を両方確認します
IELTS Academicは、出願前までに大学への電子送信によるスコア直送を依頼します。所定の成績書または印刷物に加え、直送依頼の完了が分かる資料の両方が必要です。成績書だけを封筒へ入れて終えることはできません。
TOEFL iBTも、出願前までに大学へのスコア直送を依頼し、所定の成績書と依頼完了が分かる資料の両方を提出します。大学のInstitution Codeは0751と要項にあります。入力先や対象は、実際の手続き時に要項と照合してください。
IELTSの自宅受験方式やOne Skill Retake、TOEFLのMyBest ScoresやHome Editionなどは、要項で認めていない扱いです。例えば、他大学で利用できたスコアだから立教でも使えると判断せず、今回の受験方式を確認しましょう。
書類作成の最後に直送を思い出すと、手続きの確認が集中します。結果が出る時期、証明を取得する時期、大学へ送る依頼を行う時期を分けて予定に入れると、準備の抜けを防ぎやすくなります。
2027年度の日程は、出願受付終了後の予定まで一つずつ管理する
出願登録は9月1日から10日、書類は国内9月11日消印有効でした
2027年度自由選抜のWeb出願期間は2026年9月1日から10日でした。書類送付締切は9月11日で、日本国内からは郵便局の消印有効、日本国外からは必着です。2026年10月17日時点で、新たに出願できる期間ではありません。
登録だけでは出願は完了しません。出願情報の入力、選考料の納入、入学志願票の印刷、必要書類の郵送を進めます。大学が書類に不備がないことを確認して受理する流れです。画面に入力できたことと、すべての手続きが済んだことを区別します。
例えば、国内の消印有効という条件でも、締切日の夜にポストへ入れれば必ず当日の消印になるとは限りません。次年度以降は郵便窓口の受付を確認し、控えを受け取れる余裕を持って発送してください。
外国の教育制度に基づく高校の出身者など、出願資格事前審査の対象となる場合は、2027年度は2026年7月31日までの手続きが定められています。通常の9月出願より前に確認する必要があるため、自分が対象かを早く調べます。
受験票は10月13日から、第1次発表は10月30日11時です
受験票は2026年10月13日からWeb出願システムで取得する日程です。郵送されるのを待つのではなく、自分で取得して印刷します。氏名、受験番号、案内の内容を確認し、試験まで保存してください。
第1次選考の合格発表は10月30日11時です。マイページで確認する方式で、掲示や郵送による発表ではありません。例えば、出願時に作ったメールアドレスやパスワードが分からないままにせず、本人が確認できる状態を保ちます。
発表を待つ期間には、提出した志望理由書や活動報告書の控えを読み直します。書いた内容を覚えるだけでなく、その主張の根拠を説明できるかを確認してください。新しい実績を急いで増やすより、提出内容の理解を深める時間に使えます。
第2次選考は11月14日、池袋キャンパスで面接を受けます
環境学部の第2次選考は2026年11月14日で、面接は10時30分からの区分です。要項の受験上の注意では、環境学部の志願者は10時までに面接者控室へ入室するとしています。10時30分に大学へ着けばよいわけではありません。
試験会場は池袋キャンパスです。受験票の印刷物を持参し、当日の掲示や係員の案内を確認します。スマートフォンで受験票の画面を示すだけでは入室できません。移動経路に加え、印刷や持ち物も準備してください。
個人の面接開始時刻や終了時刻を、試験科目表の開始時間だけで固定しないようにします。例えば、帰りの交通を予定するときも、待機時間があることを考え、変更できる余裕を持たせます。個別案内があれば、そちらも必ず確認しましょう。
出願まで
Web出願は9月1日~10日、書類は国内9月11日消印有効、国外は同日必着でした。2027年度の受付は終了しています。
選考まで
受験票は10月13日から、第1次発表は10月30日11時です。環境学部の面接は11月14日、池袋キャンパスで行います。
合格後
第2次発表は12月7日11時です。入学手続きは第1次と第2次に分かれるため、両方の期間を確認します。
合格発表後の手続きは12月と翌年1~2月に分かれます

第2次選考の合格発表は2026年12月7日11時です。第1次入学手続期間は12月7日から14日、第2次は2027年1月18日から2月4日です。一度の支払いなどだけで、すべての手続きが終わると思わないようにしてください。
必要な費用や提出内容は、合格後の入学手続案内を確認します。例えば、本人が入力する作業、学校へ依頼する書類、家族と確認する費用を分けておくと、短い期間に作業が重なっても対応しやすくなります。
次年度以降の受験生は、この記事の2027年度の日付を翌年度の確定日程として使わないでください。早期の準備には参考になりますが、正式な募集要項の公開後に、日付、書類、資格、試験科目を更新する必要があります。
提出書類は5種類を基本に、本人作成と学校・試験団体の証明を分ける
入学志願票・志望理由書・活動報告書・調査書・英語証明が基本です
環境学部の基本の出願書類は、入学志願票、志望理由書、活動報告書、調査書、英語資格・検定試験の証明書です。資格区分により調査書に代わる書類などが必要になるため、自分の区分を基準に一覧を作ります。
入学志願票は、出願情報の登録と選考料の納入後にWeb出願システムから取得し、A4判に印刷します。志望理由書と活動報告書は、それぞれ専用の表紙を使います。似た名前でも他学部の所定用紙を使わないでください。
例えば、コミュニティ福祉学部の活動報告書Dと、環境学部の自由書式の活動報告書は別です。環境学部では、所定表紙と自分が作成する本文の形式を確認します。ほかの学部の800字の枠を、そのまま環境学部の条件にしないことが大切です。
提出書類が多いときは、誰が作るかで分けます。本人の文章、学校が証明する書類、試験団体の結果、任意で付ける資料という順で整理すると、依頼が必要なものを後回しにしにくくなります。
調査書は卒業済みか卒業見込みかで記載内容が変わります
高校卒業者は、卒業後に発行され、高3末までのすべての成績が記載された調査書を提出します。学校長が証明し、厳封されたものが必要です。卒業前に別の用途で取得した書類を、そのまま流用できると決め付けないようにします。
卒業見込み者は、学校の学期制に応じた所定の成績が記載された調査書を確認します。厳封された封筒は、本人が内容を見るために開けてはいけません。記載内容について不安があれば、封を開ける前に学校へ相談してください。
高卒認定の合格者などは、合格成績証明書や合格見込成績証明書など、区分に応じた書類が必要です。免除科目がある場合の証明も確認します。高校の調査書がないから何も提出しなくてよい、という扱いではありません。
任意資料は必要な書類の代わりにはなりません
活動の実績や内容を説明する資料、大会プログラム、作品などは、任意で提出できます。任意資料を多く送れば、志望理由書や活動報告書を簡単に済ませてよいという意味ではありません。本文だけでも活動の筋道が分かるようにまとめます。
任意資料は所定の表紙を使い、資料を一冊にまとめて留める指定です。返却されないため、A4にコピーした資料を提出します。英語資格の証明書は任意資料へ混ぜず、必要書類として別に扱ってください。
音声や動画などを収録した媒体を提出する場合の扱いも要項にあります。ただし、作品をたくさん送る前に、それがどの主張を支えるかを確認しましょう。例えば、長い動画だけを見なければ本人の役割が分からない状態を避け、活動報告書で要点を説明します。
本人が作るもの
志望理由書と活動報告書を作成します。文章の事実、本人の役割、引用元を自分で確認します。
依頼するもの
調査書や資格証明、必要な直送を早めに手配します。発行や確認に時間がかかるものを先に進めます。
最後にそろえるもの
入学志願票、専用表紙、任意資料、封筒を確認します。必要書類と任意資料を分けて封入します。
1500字程度の志望理由書は、二つの問いに答える文章です
前半は環境課題と関心の理由、後半は立教での学びです
環境学部専用の志望理由書表紙は、二つのテーマに沿って合計1500字程度で記入するよう指定しています。「1500字以内」ではなく「1500字程度」という表記です。大学が指定していない許容幅を勝手に設けないようにします。
一つ目は、強い関心を持つ環境課題と、これまでの経験や見聞を基にした関心の理由です。二つ目は、環境学部の教育の特徴や授業の構成を参照し、志望した理由と入学後に何をどう学ぶかです。活動の自慢だけでは、どちらの問いにも十分に答えられません。
例えば、「環境問題を解決したい」という気持ちを出発点にする場合も、どの問題に、どの場面で、なぜ関心を持ったかを具体化します。そのうえで、現在の理解では分からないことを示し、学びたい内容へつなげてください。
二つのテーマを無関係な文章として並べるより、関心のある課題から必要な学びへ進む構成を考えます。活動経験の説明が長くなりすぎたら、活動報告書に任せられる内容を分け、志望理由書には学ぶ理由を残しましょう。
経験と見聞を区別すると、話を大きくせずに説明できます
経験は、自分が実際に行ったことや体験したことです。見聞は、見たり聞いたりして知ったことです。どちらも関心の理由になり得ますが、記事で読んだ話を自分が直接調査した経験のように書いてはいけません。
例えば、地域の課題について自治体の資料を読んだなら、その資料を知ったきっかけ、気になった点、自分で追加確認したことを分けます。「現地の人が困っていた」と書くなら、実際に聞いたのか、資料に書かれていたのかを明らかにしてください。
現場へ行った経験があっても、一度見ただけで地域全体を理解したとは限りません。観察した範囲を示し、まだ分からないことを残すと、大学で調べたい理由が具体的になります。知らないことを隠すより、何を学ぶ必要があるかを示しましょう。
提出文を読み直すときは、「私は行った」「資料で知った」「私は考えた」という内容が混ざっていないか確認します。主語と根拠を整理するだけでも、文章の信頼性が変わります。大きな成果を装うより、確かめられる説明を優先してください。
課題名を一つ選び、対象と疑問を絞ります
環境問題をすべて扱おうとすると、志望理由書が広く浅くなります。まず、関心が特に強い課題を一つ選び、場所、対象、行動、比較したいことを絞ります。例えば、「食品の無駄」なら、どの場面の、誰の行動について考えたいかを整理します。
課題を絞ることは、ほかの問題を無視することではありません。中心となる問いを決めた後に、関係する社会の仕組みや自然科学の知識を広げます。最初から多くの課題名を並べるより、学ぶ必要のある範囲を説明しやすくなります。
問いを作る際は、結論を先に固定しないようにします。「この活動は必ず環境によい」と決めてしまうと、不都合な結果を見落としがちです。何を比べれば効果を確かめられるか、どんな負担も考える必要があるかを言葉にしてください。
出発点
実際の経験や見聞を短く示します。直接行ったことと、資料から知ったことを区別します。
現在の問い
気になった課題の対象や場面を絞ります。何が分かり、何がまだ分からないかを整理します。
大学での学び
不足している知識や調べ方を示します。環境学部の教育と、その学びが必要な理由をつなげます。
字数の調整は、主張を削る前に重複を整理します
字数が多くなったら、まず同じ意味の文章を探します。「関心があります」「学びたいです」を繰り返していても、理由が増えているとは限りません。関心の理由、実際の経験、必要な学びという役割が重複していないかを確認してください。
例えば、活動の日時や細かな手順を志望理由書と活動報告書の両方で長く説明しているなら、書類ごとの役割を分けます。志望理由書では経験から生まれた問いを優先し、活動報告書では実施内容や本人の役割を詳しく示します。
字数が足りない場合は、抽象的な決意を追加する前に、説明不足を探します。なぜその課題なのか、何が分からないのか、なぜその学びが必要なのかを確認すると、加えるべき内容が見えてきます。字数だけを埋める文章は避けましょう。
学びの計画は、授業名の列挙ではなく「不足している力」から考える
初年次の学びと、専門を深める段階をつなげます
環境学部の授業構成では、環境学の基礎、実際の場所を訪れて学ぶ機会、専門を深める科目などがつながっています。自分の興味に近い授業を一つ見つけるだけでなく、基礎からどう学びたいかを考えてください。
例えば、地域のごみの問題を調べたい場合、制度を知るだけでなく、物の性質、調査の方法、数値の読み方、人の意見を聞く方法などが必要になるかもしれません。現在の自分に足りない力を整理し、その不足を学びの計画へ変えます。
授業名を書く場合は、内容を大学の説明や授業案内で確認します。名前の印象だけで「この授業では必ず自分の研究ができる」と判断しないようにしましょう。担当者や開講の状況は変わる可能性もあるため、受験年度の情報を確認します。
学びの計画は、将来のすべてを確定させる文章ではありません。現在の関心に基づく方向と、基礎を学びながら問いを深める余地を両方示します。未確認の研究室配属や特定の指導を、保証された予定として書かないでください。
現地で学ぶ理由は、教室だけでは確かめられない点から説明します
環境学部は、初年次から実際の場所へ出て学ぶことを重視しています。現地を訪れること自体を目的にするのではなく、何を観察し、誰の話を聞き、資料の理解と何を比べたいのかを考えます。
例えば、地域の施設について資料を読んだ場合、数値だけでは利用しにくさの理由が分からないことがあります。時間帯、移動の方法、案内の分かりやすさなど、現地で確認したい点を挙げると、学びたい方法が具体的になります。
ただし、受験準備のために無断で施設へ入ったり、関係者へ突然調査を求めたりしてはいけません。学校や管理者と相談し、可能な範囲で学びます。現地へ行けない場合も、公開資料や既存の調査を比較して、未確認の点を整理することはできます。
志望理由書では、「現場で学べるから魅力的です」の先を一文加えます。自分の問いでは何が未確認で、実際の場所や人との関わりを通して何を理解したいかを示してください。大学の特徴を本人の学びへ結び付けられます。
対話や協力の経験を、大学での学び方へつなげます
学部は、異なる立場の人との対話や協働を重視しています。協働とは、目的に向けて役割や考えを持ち寄り、一緒に取り組むことです。志望理由では、自分がすでに完全にできると主張するより、経験と今後の課題を分けて示します。
例えば、活動で意見が分かれたとき、どの点を確認し、何を共通の目的にしたかを振り返ります。全員が自分の案に従ったという説明だけでは、相手の考えを理解した過程が見えません。意見を受けて方法を変えた経験も材料になります。
大学で学びたいこととして、知識だけでなく、違う専門の人と話し合う力を挙げることも考えられます。その場合は、現在どの場面で難しさを感じているかを添えてください。抽象的な「コミュニケーション能力を高めたい」より伝わりやすくなります。
知識の不足
環境課題を考えるために、自然、社会、人の考え方のどの知識が必要かを整理します。
方法の不足
観察、資料調査、数値の比較、聞き取りなど、今の自分に不足する調べ方を確認します。
協力の不足
異なる意見を聞き、役割を分け、一緒に考えるうえで難しかった点を振り返ります。
活動報告書2ページは、成果と本人の判断が見える順番で作る
書式自由でも、用紙・ページ数・引用の指定があります
環境学部の活動報告書表紙では、本文をA4判片面2ページ以内にまとめ、ページ番号を付ける指定です。手書きかパソコンかは問いませんが、本人が日本語で作成します。図表や写真も使用できます。
書式自由は、読み手が理解しにくくてもよいという意味ではありません。例えば、文字を極端に小さくして情報を詰めるより、活動の目的、本人の役割、工夫、成果が順に分かる配置にします。資料を全部入れるのではなく、必要な記録を選びましょう。
他者の文献、データ、図表、研究内容を引用する場合は、出典を記載します。自分で集めた記録と借りた資料を区別し、どの主張がどの資料に基づくかを示してください。見た目が整った図でも、出所が分からなければ説明の根拠として不十分です。
Web出願システムには、活動内容を30字以内に要約して入力する指定もあります。報告書を書いた後で短く要約すると、中心となる活動が定まっているかを確認できます。長い題名にするより、何に取り組んだ活動かが分かる表現を選びます。
活動の背景から、結果と振り返りまでを一つの流れにします
最初に、いつ、どこで、何を目指した活動かを示します。次に本人の担当や判断、実施した方法、結果、そこから分かったことへ進みます。例えば、参加した催しを日付順に並べるだけでは、自分が何をしたかが見えにくくなります。
活動を説明するときは、団体全体の目的と本人の作業を分けます。団体が掲げた目標を、そのまま本人が実現した成果として書いてはいけません。自分が関わった範囲と、他者が担当した部分を明確にしてください。
結果は、確認できた事実から書きます。数値、成果物、評価、改善した点などを示し、その後に本人の考えを添えます。成果の説明と感想が混ざると、どこまでが記録で確かめられる内容か分からなくなります。
振り返りでは、うまくいった点だけでなく、残った課題も整理します。活動の限界を書けば自動的に評価されるという意味ではありません。なぜその限界があると考え、次にどう確かめたいかまで説明すると、学びの過程が具体的になります。
団体活動では「私」と「私たち」を書き分けます
「私たちは企画しました」という説明だけでは、本人が何を担ったかが分かりません。企画の提案、資料調査、連絡、実施、記録、振り返りなど、担当を具体的に分けてください。肩書より、実際の行動が重要です。
例えば、団体の代表ではなくても、参加者の意見を整理し、運営方法を修正する提案を行ったなら、その過程を説明できます。ただし、出願条件が求める中心的役割や指導的役割に該当するかは、実際の事実と要項に基づいて確認します。
他者から助言を受けた場合は、その内容と本人が行った判断を分けます。先生が決めた方法をすべて本人の発想として書かず、助言を受けて何を理解し、どの作業を自分で進めたかを示しましょう。支援の存在を隠す必要はありません。
活動の全体
期間、場所、目的、活動の規模を示します。読み手が最初に状況を理解できるようにします。
本人の担当
本人が考えたこと、実行したこと、他者と分担したことを分けます。肩書だけに頼りません。
成果と学び
結果の記録と、そこから考えたことを区別します。未確認の点や次の課題も整理します。
写真やグラフは、主張を支えるものを選びます
活動の写真が多くても、本人の役割や成果が伝わるとは限りません。写真を使うなら、何の場面で、何を説明するためのものかを明確にします。本人が写っているという理由だけで多く配置しないようにしてください。
グラフを使う場合は、軸、単位、対象、期間、出典を記載します。例えば、割合だけを示すと全体の人数が分からない場合があります。何を母数とした割合かを確認し、読み手が比較の意味を理解できる情報を添えましょう。
写真に写る人や資料の個人情報にも配慮します。必要な範囲だけを使い、学校や活動団体のルールを確認してください。実績を説明するためでも、関係のない人の氏名や連絡先をそのまま載せる必要はありません。
条件と書類の材料がそろったら、準備の優先順位を整理する
出願条件を確認できても、何から書き始めればよいか分からないことがあります。例えば、活動の記録はあるのに環境課題が広すぎる場合は、文章を整える前に問いを絞ることが必要です。逆に、志望理由が明確でも英語の証明が未確認なら、条件の点検が先です。
受験相談では、受験年度、卒業や学業の状況、英語の結果、活動記録、書類の下書きをもとに、次の3点を整理できます。記録が完成していなくても、確認できたことと未確認のことを分けておくと、相談したい点を伝えやすくなります。
- 出願条件のうち、学校や大学へ追加で確認する必要がある項目を整理します。
- 実際の経験や見聞を、環境への問いと大学での学びへつなげる方向を考えます。
- 志望理由書、活動報告書、面接のうち、先に取り組む作業を選びます。
研究・探究の説明は「問い・方法・結果・限界」を分けて考える
結論から逆算して、都合のよい記録だけを集めないようにします
環境の研究では、活動をよく見せたい気持ちが、結果の読み方に影響することがあります。まず、調べる前にどのような予想をしていたかと、実際に何が確認できたかを分けましょう。予想と違う結果も、元の記録に残します。
例えば、ある取り組みの後にごみの量が減ったとしても、利用者数や開催時間が変わっているかもしれません。取り組みだけの効果と言えるかを確認し、ほかの条件の影響を考えます。自分の活動を否定するためではなく、結果を正確に説明するためです。
資料にない数値を推測で補う場合は、実測した値と混ぜないようにします。推測した理由や方法を示せないなら、確認できた範囲へ説明を戻します。欠けた記録があることを隠すより、何が分からないかを明確にしてください。
書類には、研究の問いに対してどこまで答えられたかを示します。大きな環境問題を解決したという結論を急ぐ必要はありません。限定した対象で分かったことと、社会全体へ広げるには何が必要かを分けると、大学で学ぶ理由にもつながります。
比べる条件をそろえたか、そろえられなかったかを説明します
比較の基本は、何と何を、どの条件で比べたかを明確にすることです。例えば、二つの場所の数値が違っていても、測定時間や利用者数が違えば、場所の性質だけで説明できない場合があります。比較に関わる条件を書き出しましょう。
すべての条件を完全にそろえられなかった場合でも、その違いを認識して説明できます。「同じように測った」とだけ書かず、測定の位置、時刻、道具、回数などを整理してください。細かな記録は、結果の意味を考えるために必要です。
既存の統計を比べる場合も、対象期間や集計の仕方を確認します。ある資料は世帯単位、別の資料は個人単位という場合、そのまま比較できません。数字を並べる前に、何を数えた資料かを読むことが大切です。
面接の練習では、グラフを見ずに比較の条件を説明してみます。説明できない部分があれば、元の記録へ戻って確認してください。見た目の変化だけを覚えるより、何が根拠になっているかを理解することが重要です。
安全と許可を守れる方法を選びます
受験のために危険な場所へ一人で調査に出たり、未知の微生物を増やしたり、薬品を自己判断で使ったりする必要はありません。実験や採取を伴う場合は、学校や管理者に相談し、適切な設備と指導の範囲で計画します。
例えば、水辺や山間部の環境を扱いたい場合でも、公開されている観測資料を調べたり、許可された安全な場所から観察したりする方法があります。無理な現地調査を増やすより、問いと利用できる資料の関係を整理してください。
聞き取りやアンケートを行う場合は、目的を説明し、回答するかどうかを相手が選べるようにします。不要な個人情報を集めず、学校の指導を受けて進めます。協力者の発言を都合よく切り取らないことも、記録の正確さにつながります。
問い
何を確かめたいかを、対象と範囲を決めて表します。大きな問題名だけで終えません。
方法
比較条件、使った資料、観察や集計の仕方を説明します。安全と許可も確認します。
結果と限界
確認できた事実から考えを示します。ほかの説明や、まだ確かめていない点を残します。
社会活動の説明は、参加した事実から「働きかけと変化」へ進める
活動前に何が課題だったかを、記録から確認します
社会活動や地域活動を説明するとき、最初から成功した結果だけを書くと、何を改善したのか分かりにくくなります。活動前にどのような課題があり、それをどの情報で把握したかを整理してください。
例えば、地域の行事に参加しにくい人がいると考えた場合、本人が実際に聞いたこと、観察したこと、資料で読んだことを区別します。自分の想像だけで「高齢者は全員困っている」などとまとめないようにしましょう。
課題を整理する際は、誰の立場から見た問題かを示します。運営者にとっての手間と、利用者にとっての参加しにくさは、同じではありません。両方を知ることで、活動の目的や方法を説明しやすくなります。
活動前の記録が少ない場合は、後から都合のよい状況を作らないでください。残っている資料や関係者に確認できる事実を基に、分かる範囲で説明します。記憶だけの内容は、その限界も意識して扱いましょう。
働きかけは、相手の反応を受けて変えた点を示します
活動の中で何をしたかは、作業の一覧だけでは十分に伝わらない場合があります。なぜその方法を選び、相手の反応を受けて何を変えたかを示すと、本人の判断が見えます。実施したことと考えたことをつなげてください。
例えば、案内を配った後に質問が多かったなら、分かりにくい点を確認して案内の内容を修正したという流れが考えられます。実際の記録に沿って、どの質問を受け、どの部分を変えたかを示しましょう。単に努力したと書くより具体的になります。
相手が協力しなかった場合も、すぐに意識が低いと決め付けないことが大切です。時間、費用、情報の届き方など、参加しにくい事情がなかったかを振り返ります。確かめていない理由は推測として扱い、断定しないでください。
こうした振り返りは、環境学部が重視する異なる立場との対話へつながります。ただし、大学の評価項目の言葉を後から貼り付けるのではなく、本人が実際に行った判断や変化を示すことが先です。
活動の効果と、続けるための課題を分けます
一度の活動で結果が出ても、その仕組みが続くとは限りません。誰が作業を担い、どの費用が必要で、どのように引き継ぐかを考えると、残った課題が見えます。成果を説明した後に、続けるうえでの難しさも整理してください。
例えば、参加者が増えた一方で、運営者の負担が大きくなった場合があります。成功か失敗かの二択にせず、よくなった点と新しく生じた問題を分けて示します。大学で学ぶことで、どの仕組みをさらに考えたいかへつなげられます。
ただし、今後の予定を実施済みの成果として書いてはいけません。引き継ぎを提案した段階なのか、実際に継続したことを確認できたのかを区別します。日付のある記録を使い、提出時点での到達点を示しましょう。
面接は、提出書類の説明と環境への問いを行き来して練習する
暗記した志望理由を長く話すより、質問に合わせて答えます
2027年度環境学部の第2次選考は面接です。要項の共通説明では、入学後の学びに必要な基礎的な学力、学ぶ意欲、分野に関係する素質、活動を通して身につけた能力などを総合的に評価するとしています。書類の文をそのまま読む練習だけでは不足が残ります。
例えば、活動の役割を聞かれたときに、環境問題に関心を持ったきっかけから長く話すと、質問への答えが見えにくくなります。まず問われた内容へ短く答え、必要な理由や記録を加える練習をしましょう。
練習では、志望理由、活動、環境への問い、学びの計画をそれぞれ短く説明できるようにします。一つの長い原稿を覚えるより、内容のまとまりを理解しておくと、質問に合わせて説明を選びやすくなります。
大学が公表していない質問を、必ず聞かれる質問として扱うことはできません。この記事の質問は準備のための練習です。実際の試験の形式や個人の面接時間を断定せず、どの内容を聞かれても根拠へ戻れるように準備します。
活動の各段階から、練習質問を作ります
活動報告書の一段落ごとに、読み手なら何を知りたいかを考えます。「なぜその方法か」「自分は何を担当したか」「成果をどう確認したか」「別の方法はなかったか」というように、活動の過程から質問を作れます。
例えば、「参加者の意見を取り入れて改善した」と書いたなら、どんな意見があり、どう整理し、何を変えたかを説明します。回答で使う具体例は本人の記録から選びます。説明を分かりやすくするためでも、実際にない発言を付け加えてはいけません。
研究活動なら、対象の選び方、比較条件、測定の方法、結果の意味、限界を確認します。文化活動なら、制作の目的、本人の担当、評価された点、次の課題を整理します。活動の種類に合わせて、質問の中身を変えてください。
答えられなかった質問は、すぐに答えを作って暗記する前に、原因を分けます。事実を覚えていないのか、根拠がないのか、言葉の意味を理解していないのかによって、必要な復習が変わります。
事実を答える
活動の時期、本人の役割、成果を元の資料と照合します。曖昧な記憶だけで数字を答えません。
理由を答える
なぜその方法や課題を選んだかを説明します。本人の判断と他者の助言を分けます。
次の学びを答える
現在の限界から、大学で学びたい知識や方法へつなげます。知らないことを知っているように装いません。
環境課題への反対意見も、考える練習に使います
自分がよいと思う対策でも、別の立場からは負担が見えることがあります。面接の練習では、自分の案に対して「誰が費用を負担するのか」「使いにくくなる人はいないか」と問いを加えてみましょう。
例えば、使い捨ての物を減らす案なら、再使用のために必要な作業や管理を考えます。具体的な効果は資料で確かめる必要がありますが、環境によいという一言だけで説明を終えず、比較する範囲を考える練習になります。
反対意見を受けたときは、すぐに相手を言い負かそうとしないようにします。どの前提が違うのか、何を大切にしているのかを確認し、自分の案で修正できる点を考えてください。対話を通じて考えを深める姿勢を練習できます。
意見を変えること自体が失敗ではありません。ただし、相手に合わせて根拠なく答えを変えるのではなく、新しく分かった情報によって何を見直したかを説明します。事実、判断、今後の確認を分けることが大切です。
分からない質問では、分かる範囲と未確認の点を示します
専門的な質問を受けると、知っている用語を並べて答えたくなるかもしれません。しかし、意味を理解していない言葉は追加の質問で説明が難しくなります。知っていること、推測していること、知らないことを区別しましょう。
例えば、調べていない地域への適用を聞かれたなら、元の活動で確認した範囲を述べ、別の地域では人口や制度などの確認が必要だと考えられます。確かめていない結果を、すでに分かったこととして答えないようにします。
練習相手には、説明の分かりにくかった部分を具体的に指摘してもらいます。「よかった」という感想だけでなく、主語が曖昧、根拠が足りない、質問とずれたなどの指摘を記録すると、次の練習へつなげやすくなります。
準備を「条件・事実・問い・学び・対話」の5つで点検する
大学の評価内容から、作業の順番を整理します
ここでは、公式の出願条件、書類が求める内容、学部が求める学生像を基に、準備を5つの観点へ整理します。大学が公表した採点表ではなく、自分の不足を見つけるための確認方法です。印の数から合否を予測するものではありません。
最初は条件です。卒業や評定、英語、活動区分を確認します。次に事実として、本人の経験や成果の根拠を整理します。その後、環境への問い、大学での学び、質問に応じる対話の練習へ進みます。
例えば、活動記録が多くても、どの出願条件に該当するかが未確認なら、まず条件の点検が必要です。条件が確認できても、関心のある環境課題が広すぎるなら、文章の言い回しより問いの整理を先に行います。
自分が苦手な作業だけを繰り返すのではなく、前の段階に原因がないかを考えてください。面接で説明が長くなる場合も、話し方だけでなく、研究の問いや活動の成果が絞れていないことが原因かもしれません。
志望理由書と活動報告書の役割を照合します
活動報告書は、条件に対応する活動と本人の役割を説明する書類です。志望理由書は、環境課題への関心と、立教で何をどう学ぶかを説明します。どちらも本人の経験を使いますが、同じ内容を同じ長さで繰り返す必要はありません。
例えば、活動報告書で調査方法や成果を詳しく示した場合、志望理由書ではその経験から生まれた疑問を中心にします。読み手が二つの書類を合わせると、過去の取り組みと未来の学びがつながる状態を目指します。
ただし、役割を分けることと、事実を変えることは違います。活動期間、対象人数、担当、結果は、どちらの書類でも一致させます。書類ごとに数値が違う場合は、表現を調整する前に元の記録を確認してください。
条件・事実
出願資格を確認し、活動の期間、本人の役割、成果の根拠をそろえます。未確認事項を明らかにします。
問い・学び
関心のある環境課題を絞り、現在の不足から大学で学ぶ内容を考えます。授業名だけを並べません。
対話
書類の内容を短く説明し、追加の質問へ根拠を示して答えます。別の立場や限界も考えます。
点検結果を、今週の一つの作業へ変えます
「志望理由が弱い」という評価だけでは、次に何をすればよいか分かりません。「関心を持った資料を読み直す」「活動で疑問が残った場面を一つ選ぶ」「授業内容と必要な力を対応させる」のように、実際の作業へ変えます。
例えば、根拠が不足している場合は、写真を増やす前に、どの主張を支える記録がないかを確認します。主張が強すぎるなら、資料で言える範囲へ文章を直す必要があります。資料の量ではなく、主張とのつながりを点検しましょう。
週ごとに、進んだ作業と残った疑問を一つずつ記録します。準備の時間だけでなく、何を説明できるようになったかを見ると、次の課題を選びやすくなります。計画を作った後も、結果に応じて順番を見直してください。
落とし穴は、立派に見せる工夫が事実や条件から離れてしまうことです
落とし穴1:すべての経験を環境活動へ言い換えます
環境学部だからという理由で、文化活動や競技の経験を無理に環境活動として説明すると、実際に行ったことが分かりにくくなります。出願条件は複数の分野の実績を扱っています。活動の事実を変える必要はありません。
例えば、競技の練習で協力した経験は、そのまま本人の役割や学びとして整理できます。環境への関心は、別に読んだ資料や見聞から説明することもできます。つながりを作るために、実施していないごみ削減活動などを加えてはいけません。
読み直すときは、「この一文は元の記録で確認できるか」と問いかけます。本人が確かめられない内容を見つけたら、具体的な事実へ戻すか、未確認の考えとして区別してください。見栄えより正確さが先です。
落とし穴2:環境によいという結論だけで、比較や負担を見ません
「自然素材ならよい」「デジタル化すればよい」といった言い方は、条件によって意味が変わります。どの段階、どの利用方法、どの比較対象について考えているかを確認しないと、主張が大きくなりすぎます。
例えば、物を繰り返し使う案でも、使い方や管理の方法を含めて比較する必要があります。具体的な効果を主張するなら、それを示す資料を調べてください。一般的によさそうだという印象を、確認済みの効果に置き換えないことが重要です。
対策を考える際には、環境への影響に加え、誰が作業や費用を負担するかも見ます。すべてを解決できる案を無理に出すより、現在の案で残る課題を明確にする方が、次に学ぶことを説明しやすくなります。
落とし穴3:専門用語と資料の数で、理解の不足を隠します
難しい用語を多く使っても、自分の経験との関係を説明できなければ、理解の深さは伝わりません。用語を使う前に、中学生にも分かる短い言葉で意味を説明できるか確認してください。
例えば、「持続可能」と書くなら、何を、誰が、どのような条件で続けられることを考えているかを具体化します。言葉だけを掲げるより、活動で続けることが難しかった点を示すと、学びたい内容が見えます。
資料は多いほどよいとは限りません。問いの整理、方法の検討、結果の解釈に役立った資料を選び、内容を説明できる状態にします。読んでいない本や理解していない論文を、学びの実績として並べないようにしましょう。
事実のずれ
実際に行った活動と、提出文の説明が一致しているかを確認します。大きく見せるための経験を足しません。
主張の飛躍
資料が示す範囲を超えて、原因や効果を断定していないかを確認します。条件と限界を残します。
理解の不足
使った用語、数値、資料を自分の言葉で説明できるかを確認します。見た目だけを整えません。
高1・高2からの準備は、学業と活動を積み重ねる時間を確保する
高1は評定の土台と、疑問を記録する習慣を作ります
早く準備を始めるほど、学校の学習、英語、活動の継続や見直しに時間を使えます。評定や活動の過程は、出願直前に文章を整えるだけでは作れません。高1から、授業と日々の記録を大切にしてください。
例えば、環境に関係するニュースを見たら、気になった点を一文で残します。何が問題とされ、どの資料が根拠になり、誰の立場が紹介されているかを確認すると、ただ読んだだけで終わりにくくなります。
活動では、参加した日、担当した作業、気づいた課題、次に試したいことを短く記録します。最初から完成した志望理由にする必要はありません。後で自分の考えがどう変わったかを振り返れる材料を残すことが大切です。
英語も、資格の受験日だけを決めるのではなく、4技能を継続して学びます。資格の有効期間は受験年度に確認しつつ、読む、聞く、書く、話す練習を学校の学習とつなげてください。
高2は活動の成果と、環境への問いを具体化します
高2では、取り組んでいる活動の中で本人が何を担い、何を改善できるかを考えます。活動名を増やすより、一つの取り組みを振り返り、方法を見直す経験を積むことが、書類で説明する材料になります。
例えば、地域活動で案内の分かりにくさに気づいたなら、誰がどこで困ったかを確認し、可能な範囲で改善を考えます。実施したことと結果を残し、うまくいかなかった点も整理してください。活動を長く続けただけで成果が説明できるとは限りません。
この段階で、出願条件(a)から(d)のどこに関係するかも確認します。高校の先生と実績や成績を整理し、判断が難しい点は大学へ確認する準備をします。条件を出願直前まで読まないままにしないことが重要です。
環境学部の学びも調べ始めます。自分の関心に近い話だけでなく、自然科学や社会の仕組みのどの知識が必要かを考えてください。専門を早く固定するより、必要な基礎が見える状態を目指します。
高3は新しい実績を急造せず、条件と記録の不足を埋めます
高3になってから動く場合は、継続した活動や学業をさかのぼって作ることはできません。短期間で早期からの取り組みと同じ準備になると考えず、今ある経験と出願条件を正確に確認してください。
例えば、すでに部活動や探究を続けているなら、新しい団体へ参加する前に、記録や本人の役割を整理することが先かもしれません。英語の証明が未準備なら、結果が出る時期と提出方法を確認する必要があります。
書類の下書きは早めに作り、先生や第三者に読んでもらった後、自分で理由を理解して書き直します。提出直前に初稿を作ると、内容の確認、清書、印刷、学校書類の依頼が同時に重なります。作業ごとの時間を確保しましょう。
高1
授業と英語の基礎を積み重ね、関心や活動の記録を残します。疑問を見つける習慣を作ります。
高2
活動の工夫や成果を整理し、環境への問いを深めます。出願条件と大学の学びを早く確認します。
高3
当該年度の条件と証明を確定し、書類と面接へつなげます。実績を急造せず、本人の記録を正確に扱います。
学校で進める準備と、専門的な添削で確認する内容を分ける
条件確認や学校書類の依頼は、本人と高校で早く進めます
基本的な情報収集、評定の維持、活動記録の整理、志望理由書の下書きは、本人が学校と相談しながら進められます。調査書の作成は学校へ依頼するため、大学の締切より前に学校内の手続き期限を確認してください。
例えば、先生へ相談する際は、出願条件の該当箇所、現在の成績、英語の結果、活動の概要をまとめて持参します。「受けられますか」という一言だけより、何を確認してほしいかが伝わります。本人が分かっていることと不明なことを分けましょう。
下書きも、最初から美しい文章にする必要はありません。実際に経験したこと、気になった課題、学びたい理由を本人の言葉で書き出します。材料が見えれば、説明の不足や根拠がない部分を指摘してもらいやすくなります。
専門的な添削では、問いと学びのつながりを確認します
添削を受ける場合は、誤字や表現だけでなく、書類が求める問いに答えているかを確認します。環境課題への関心が具体的か、経験や見聞が根拠になっているか、立教での学びが必要な理由が示されているかが主な確認点です。
例えば、活動の説明は詳しくても、なぜ環境学を学ぶのかが書かれていなければ、志望理由書の構成を見直す必要があります。逆に、大学の特徴をよく調べていても、本人の問いが見えなければ、経験の整理へ戻ります。
指摘を受けたら、修正した理由も自分で説明してください。添削後の文章を写すだけでは、面接で別の聞き方をされたときに答えにくくなります。本人が理解し、事実を確認し、書き直す作業を最後まで担います。
模擬面接は、話し方だけでなく根拠への追加質問を受けます
基本的な面接マナーは学校でも練習できます。さらに内容を深めるには、提出書類を読んだ相手に、方法や成果、環境課題の考え方について追加で質問してもらいます。流暢さだけでなく、説明の中身を点検しましょう。
例えば、同じ答えを繰り返してしまった質問は、理解が足りないのか、質問の意図を捉えられていないのかを確認します。録音する場合は練習相手の了承を得て、自分の答えが問いに対応しているかを聞き直します。
練習後は改善点を絞ります。主語を明確にする、結果と推測を分ける、最初に要点を答えるなど、次に試すことを一つ決めてください。一度にすべての話し方を直そうとするより、変化を確認しやすくなります。
出願直前は、内容・形式・手続きを別々に点検する
内容は元の記録と、形式は専用表紙と照合します
内容の確認では、活動の年月、本人の役割、結果、数字、出典を元の記録と照合します。文章を何度も読んだだけでは見落としやすいため、日付だけ、数値だけというように項目を分けて点検してください。
形式の確認では、志望理由書の1500字程度と二つのテーマ、活動報告書のA4片面2ページ以内、ページ番号、専用表紙を確認します。志望理由書は手書きなら20字×20行のA4横書き原稿用紙、パソコンなら40字×30行、11ポイントという指定です。
手書きは黒または青の消せないボールペンを使います。表紙と本文は左上をホチキスなどで留める指定です。例えば、別大学で使った書式が残っていても、立教の環境学部の指定へ合わせ直してください。
印刷してからも、文字や図表が読めるかを確認します。画面上では分かる色の違いが、印刷では見分けにくいこともあります。提出物と同じ状態の控えを残し、面接の準備で参照できるようにしましょう。
内容の点検
年月、数値、役割、出典を元資料と照合します。未実施の予定を成果として書きません。
形式の点検
文字数、用紙、文字サイズ、ページ数、表紙、綴じ方を環境学部の指定と照合します。
手続きの点検
登録、支払い、直送、印刷、封入、郵送を分けます。本人と学校、家族の担当を明らかにします。
登録・支払い・郵送は、誰が完了を確認するかまで決めます
家庭や学校と分担するときは、誰かが行ったと思い込まないよう、完了の確認方法を決めます。例えば、英語の直送は本人、調査書は学校、支払いは家庭という分担でも、すべてがそろったかを本人が把握する必要があります。
登録後の入学志願票で誤りが見つかった場合は、要項の訂正方法を確認します。学部や学科など変更できない項目もあります。単に赤字で直せばすべて変更できると思わず、出願前の選択を慎重に確認してください。
出願後も大学からのメールを確認します。普段使わないアドレスを登録した場合は、連絡を見逃さない仕組みが必要です。受験票の取得、合格発表、入学手続きまで、出願時の情報を使う場面が続きます。
よくある疑問を、公式の条件と準備の課題に分けて解く
環境研究の受賞歴がなければ出願できませんか
活動条件は研究・探究だけでなく、環境や社会・地域に関する活動、学術・文化・芸術など、スポーツの4区分です。環境研究の受賞歴だけが、すべての志願者に共通する条件ではありません。
ただし、どの活動でも参加した事実だけで出願できるという意味ではありません。例えば、該当する成果や役割を要項に沿って確認し、共通の卒業、評定、英語、学ぶ意欲の条件も満たす必要があります。
英語の最低点がないなら、資格の準備は後でよいですか
最低点が示されていなくても、指定された4技能の結果を提出することは条件です。結果の取得や証明、試験によっては直送の依頼が必要なため、書類作成の最後に回さないようにしてください。
例えば、持っている結果が有効期間外だったり、利用できない受験方式だったりすれば、その結果を使えない場合があります。点数より先に、試験の種類、日付、4技能、証明書の形式を確認します。
既卒者も対象なら、卒業後の実績だけで出願できますか
卒業者が対象であることと、活動条件の対象期間は別です。環境学部の活動条件は、指定する教育課程に在学中の実績を求めています。卒業後に始めた活動だけで条件に該当すると判断しないでください。
例えば、高校在学中の活動と卒業後の活動を年表に分け、どの実績が出願条件に対応するかを確認します。志望理由に書く経験と、資格を満たす実績を混同せず、不明な点は大学へ問い合わせましょう。
小論文がないので、書く練習は不要ですか
環境学部自由選抜の第2次選考に小論文はありませんが、志望理由書と活動報告書は必要です。経験を整理し、根拠を示して説明する文章の練習は、面接の内容を深めるためにも役立ちます。
例えば、一つの環境課題について、分かっている事実、自分の考え、未確認の点を短く書き分けます。その後に口頭で説明すると、筋道が抜けている部分を見つけやすくなります。入試にない小論文対策へ偏るより、提出内容に結び付けましょう。
自由選抜の複数学部へ同時に出願できますか
自由選抜入試内の出願は1学科・専修に限られます。ほかの学部も気になる場合は、出願する前に学ぶ内容や条件を比較し、環境学部を選ぶ理由を整理してください。出願後の学部・学科変更も認められません。
例えば、同じ地域課題に関心があっても、何を中心に学びたいかによって学部の選び方は変わります。活動を使えるかだけでなく、大学で深めたい問いと必要な学びを基準に考えることが大切です。
立教大学環境学部の自由選抜へ、条件確認と学びの問いを今から整える
立教大学環境学部の自由選抜入試は、学業や英語、活動の条件を満たしたうえで、環境を学ぶ意欲を書類と面接で伝える入試です。活動4区分のどこに該当するかを確認し、実際の経験や見聞から生まれた問いを整理してください。
志望理由書は合計1500字程度で、環境課題への関心の理由と、立教で何をどう学ぶかを示します。活動報告書はA4片面2ページ以内で、本人の役割や成果を説明します。同じ材料を使っても、二つの書類が答える問いは異なります。
2027年度の出願受付は終了しています。出願済みの方は10月30日の第1次発表と11月14日の面接へ備え、次年度以降の方は新しい年度の要項を確認しながら、学業、英語、活動の記録を早くから続けましょう。
例えば、今週は活動の元記録を一か所へ集め、環境への問いを一文にし、出願条件の未確認事項を整理することから始められます。文章を急いで完成させるより、条件と根拠、学びの計画を順に整えることが大切です。
条件を確かめる
卒業や修了、評定、英語、活動区分を受験年度の要項で確認します。学校や大学へ確認する項目を分けます。
経験を整理する
実際の活動、本人の役割、成果、関心を持った見聞を記録します。事実と考えを区別します。
次の作業を選ぶ
志望理由、活動報告、面接のどこに不足があるかを確認し、今週進める作業を一つ決めます。
条件の読み方や書類の方向を整理しにくい場合は、マナビライトの受験相談へ、現在の記録や下書きを持って進めます。相談したい点を具体化しておくと、単に文章を整えるだけでなく、準備の順番を考えやすくなります。
- 卒業や学業、英語、活動の条件について、学校や大学への追加確認が必要な点を整理します。
- 経験や見聞から生まれた環境への問いを、志望理由書と学びの計画へつなげる方向を考えます。
- 活動報告書と面接の準備状況を確認し、根拠の整理や説明練習の優先順位を決めます。
完全無料の受験相談で戦略を立てよう
マナビライトでは、受験生なら誰でも無料で利用できる「無料受験相談」を実施しています。
受験相談の場を使って、あなただけの受験戦略を立てましょう!
