MENU

立教大学 理学部の推薦入試・総合型選抜対策|自由選抜・アスリート選抜で合格へ近づく準備

「立教大学の理学部を推薦で受けたいけれど、評定だけで出願できるのでしょうか」「科学の大会で入賞していなくても、総合型選抜を目指せるのでしょうか」。調べ始めると、自由選抜入試やアスリート選抜入試などの名前が並び、自分が何を準備すべきか迷いやすくなります。理学部では、入試方式だけでなく、志望する学科や出願資格によっても確認する内容が変わります。

この記事では、2027年度の大学公式ページや公開書式で確認できた情報を軸に、自由選抜・アスリート選抜の出願条件、書類、日程、選考への備えを整理します。数学科・物理学科・化学科・生命理学科で学ぶ理由の深め方に加え、外国人留学生入試、指定校や関係校・附属校を通じる推薦の確認方法も扱います。現年度の詳細を確認できなかった条件は、前年度の参考情報と区別して紹介します。

読み終えたら、出願資格の確認、学校への依頼、志望理由書、小論文や面接の練習を、どの順番で進めるか判断できます。大切なのは、文章を直前に整えることだけではありません。履修や評定、活動の記録は時間をかけて積み上げる必要があります。早く始めるほど準備の機会を増やせるため、まずは現在の学年で動かせる項目から確認していきましょう。

立教大学のキャンパス(出典: Wikipedia)
目次

立教大学理学部の「推薦」を調べるとき、最初に分けたい入試方式

「推薦入試」という検索語だけで調べると、高校の推薦が必要な制度や、自分で出願する制度が混ざります。立教大学理学部を目指す場合は、最初に正式な方式名を確認しましょう。例えば、自由選抜入試の準備を進めるつもりで、指定校推薦の評定条件だけを調べても、提出書類や選考への備えは整理できません。

2027年度の学部入試案内では、自由選抜入試とアスリート選抜入試は全学部を対象としています。理学部も対象に含まれます。この記事では、この二つを中心に、それぞれの資格確認から書類、筆記や面接の準備まで独立して説明します。旧称の「AO入試」で検索した場合も、出願時には大学が現在使っている名称に合わせて確認してください。

自由選抜入試

学科や資格に応じた条件を確認し、理学を学びたい理由や、学業・活動の積み重ねを準備します。

現年度は最新要項で最終確認してください。

アスリート選抜入試

競技実績の条件に加え、理学部の追加条件や、入学後の学業と体育会活動の両立を確認します。

現年度は最新要項で最終確認してください。

外国人留学生入試

理学部では書類選考による募集制度を確認します。国籍、学校歴、日本留学試験などの確認が必要です。

現年度は最新要項で最終確認してください。

高校を通じる推薦

指定校、関係校や附属校の制度は、在籍高校に自校の対象学部・学科と手続きを確認します。

現年度は高校に届いた最新資料で最終確認してください。

公募推薦やスポーツ推薦という呼び方で、制度を取り違えない

公募推薦やスポーツ推薦という呼び方で、制度を取り違えないに向けて準備する高校生

立教大学の公式案内では、公募制推薦とは別に自己推薦型の自由選抜入試を案内しています。また、スポーツ活動の実績を生かす制度としてアスリート選抜入試があります。「スポーツ推薦だから競技成績だけで決まる」と考えず、正式な要項で学業や書類の条件まで確認してください。

例えば、高校の先生から「推薦も考えてみては」と言われたら、「指定校推薦の校内選抜でしょうか、それとも自由選抜入試への出願でしょうか」と聞くと、必要な行動がはっきりします。前者では学校を通じる確認が先になり、後者では本人の資格確認や出願準備が中心になります。

名称の違いは、細かな言葉の問題だけではありません。誰が書類を作るか、学校長の推薦が必要か、本人が活動を証明する資料を集めるかという準備の違いにつながります。最初の相談では、大学名や学部名に加えて、検討している方式名を一緒に伝えておきましょう。

帰国生・社会人・英語で学ぶ制度は、理学部の対象かを先に確認する

2027年度の大学公式案内では、帰国生入試は経営学部、社会人入試は現代心理学部・スポーツウエルネス学部を対象としており、理学部は含まれていません。国際コース選抜入試も、理学部を対象とした制度としては掲載されていません。大学全体で存在する方式を、理学部でも受けられると思い込まないようにしてください。

例えば、海外の高校で学んだ経験がある場合でも、まず理学部の自由選抜入試や外国人留学生入試の条件を確認します。英語資格を持っている場合も、それだけで理学部の独立した英語基準の入試に出願できると判断するのは避けましょう。経験や資格を、実際に存在する方式の条件に照らすことが出発点です。

2027年度の確定情報と前年度の参考情報を、混ぜずに読む

受験情報で起こりやすい失敗は、同じページに書かれた数字をすべて今年度の条件だと思ってしまうことです。この記事の確認基準は、2027年度入学者向けの情報です。例えば、2026年秋に実施する試験でも、入学年度が2027年度なら「2027年度入試」の要項を確認します。

大学公式の特別入試要項ページには、2027年度の要項、出願書類、出願システムへの案内があります。現年度の実施や対象学部、公開書式は確認できています。一方、要項の閲覧画面やPDF本文を取得できなかった部分があり、現年度の詳細条件や出願受付日、試験日を一律に断定していません。

条件の参考として使うのは、大学公式ドメインに保存された2026年度の入試ガイドや要項を、公式の検索保存結果で確認できた内容です。資料が入試ガイドの場合は「前年度公式入試ガイドの参考情報」と明示します。要項本文を確認できていない内容を、「今年度も同じです」と書き換えることはありません。

確認済みの書式は、今年度の準備にそのまま役立つ

2027年度の自由選抜入試では、理学部用の志望理由書表紙や、条件に応じた活動報告書の公開を確認できました。アスリート選抜でも、大学共通の志望理由書と学科ごとの志望理由書などが公開されています。詳細な条件の最終確認が必要な場合でも、書式に何を書くかを知ることはできます。

例えば、自由選抜の志望理由書は500字程度という現年度の指定があります。長い活動紹介を先に完成させるより、学科で何を学ぶかを短くまとめる練習を始められます。アスリート選抜では共通の文章と学科別の文章が分かれるため、競技経験と学びの計画を分けて材料を集めることができます。

ただし、公開書式だけで出願書類の全体が決まるわけではありません。調査書や資格の証明書、出願システムから出力する書類などは要項と合わせて確認します。公開されている用紙の数だけを数えて「全部そろいました」と判断しないことが大切です。

現年度に確認できた内容

方式の実施、理学部が対象であること、2027年度の公開書式、大学公式ページに掲載された合格発表日時などです。

前年度の参考として読む内容

現年度の本文を確認できていない評定、履修、活動条件や、前年度の試験内容などです。資料名と年度を付けて紹介します。

出願前の最終確認

現年度は最新要項で最終確認してください。本人の卒業時期、条件の例外、受付日時や必要書類を、項目ごとに照合します。

落とし穴:入試年度を一年ずらして読んでしまう

落とし穴:入試年度を一年ずらして読んでしまうに向けて準備する高校生

例えば、2027年4月の入学を目指しているのに、「2026年に受けるから2026年度要項」と考えると、前年度の条件を使ってしまいます。資料の表紙で入学年度を確認し、確認日も一緒に記録してください。日付が掲載された記事でも、試験実施年と入学年度のどちらを指すかを見ます。

2028年度以降を目指す高校生は、2027年度情報を準備の参考として使い、出願する年度の要項が出たら更新します。評定や履修を早く整えることはできますが、活動条件や試験方法まで同じと決めつける必要はありません。条件を更新する時間も、準備計画に含めておきましょう。

自由選抜入試の出願条件は、評定・履修・資格を順番に照合する

自由選抜入試という名前から、「好きな活動を自由に説明すれば受けられる」と考えると、資格確認を飛ばしやすくなります。理学部では、前年度の公式資料にも学業や履修の条件が示されています。例えば、活動実績があっても、必要な数学科目の履修を確認しないまま文章作りに進むのは避けてください。

立教大学 理学部の出願条件と募集要項を確認する高校生

前年度の参考条件:全体の評定と指定科目の評定は別に見る

前年度公式入試ガイドの参考情報では、2026年度の理学部自由選抜は、該当する学校課程の卒業時期、全体の評定、勉学への意欲、履修、英語資格、追加の資格条件を組み合わせています。国内高校等の対象区分では、高3の1学期までの全体の評定平均値3.8以上という条件が掲載されています。2027年度の確定条件ではありません。

同じ前年度資料では、追加条件の一つに、指定科目の評定平均値4.5以上を用いる資格がありました。つまり、全体の評定だけを見ると、出願できる資格を正しく判断できません。例えば、全体の評定が条件を満たしていても、指定科目で使う資格については、別に計算対象と基準を確認する必要があります。

この数字は、2027年度の出願可否を判定するための確定値として使わないでください。本人の学校課程や資格によって、評定条件の扱いが異なる場合もあります。現年度要項の自分に該当する区分を学校の先生と読み、条件を満たす根拠を調査書などで確認しましょう。

数学の履修は、数学科志望だけの確認ではありません

前年度公式入試ガイドでは、理学部の自由選抜に、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cと志望学科の指定科目の履修条件が掲載されています。数学科以外を志望する場合も、数学の履修を確認する必要があるという点に注意してください。現年度の科目名や履修時点、置き換えの扱いは最新要項で確認します。

例えば、化学科を目指しているから化学の成績だけを見ればよい、と考えると、数学の選択を後回しにしてしまいます。学校の時間割や履修予定を見ながら、「出願時に履修済みである必要がある科目」と「卒業までの履修見込みが認められる科目」を、要項の表現に沿って分けてください。

別の名称の科目で学んでいる場合は、本人だけで同等と判断しないようにします。例えば、海外の高校や理数系の課程では、日本の一般的な科目名と一致しない場合があります。科目の内容や履修期間が分かる資料を用意し、大学が指定する問い合わせ先で確認する準備を進めましょう。

学業・科学活動・文化活動・スポーツ・海外の学校歴を分けて整理する

2026年度の大学公式入試ガイドの保存情報では、追加資格として、指定科目の高い評定、数学・科学・技術の優れた実績、文化・芸術の入賞、スポーツ実績、外国の学校課程の修了が掲載されています。前年度の参考情報であり、今年度の条件の代わりにはなりません。

例えば、科学の大会に参加した経験がある場合は、大会名、開催年、結果、本人の役割をまとめます。文化活動なら、入賞した大会の位置づけを記録します。スポーツなら、チームの結果と本人の活動を分けます。それぞれの記録が、現年度のどの出願資格に対応するかを確認してください。

海外の学校で学んだ場合は、「海外に住んでいました」という説明だけで終えず、学校の所在地、学校教育制度、学年、在籍期間を整理しましょう。短期の語学研修や家族旅行と、外国の学校課程の修了は同じではありません。経験の価値を説明する前に、制度上の条件を満たすかを確認します。

最初に確認すること

卒業・修了の時期、学校課程、全体の評定、数学や理科の履修を確認します。

次に確認すること

英語資格の種類、受験日、証明書と、自分が使う追加資格の条件を確認します。

最後に判断すること

それぞれの条件を満たす根拠がそろうか、学校や大学への確認が残るかを整理します。現年度は最新要項で最終確認してください。

落とし穴:出願資格と、合格するための準備を同じに考える

資格を満たすことは、出願の入口です。例えば、指定科目の条件を満たしていても、理学部で何を学びたいかを説明できなければ、志望理由書や面接の準備は十分とはいえません。逆に、魅力的な研究テーマを持っていても、資格条件を満たしていない場合は、その文章で条件を補うことはできません。

まず資格の確認を終え、その後に選考で伝える内容を深めるという順番にしましょう。判定が難しい条件は、要項の該当箇所と自分の資料を並べて質問します。「受かりそうですか」と聞くより、「この履修予定は条件に当たりますか」と具体的に確認するほうが、次の準備につながります。

自由選抜の必要書類は、500字の志望理由と活動の証明を分けて作る

自由選抜の書類を準備するときは、最初に各書類の役割を分けてください。志望理由書では学びたい理由を伝え、活動報告書では活動の時期や内容、本人の役割を説明します。例えば、両方に大会名や受賞歴だけを書くと、「何をした人か」は分かっても、「なぜこの学科で学ぶか」が伝わりにくくなります。

現年度の志望理由書は「500字程度」です

2027年度理学部の志望理由書表紙では、理学部を志望する理由を500字程度でまとめるよう指定されています。日本語で本人が作成し、手書きやパソコン作成の書式条件に従って提出します。手書きの原稿とパソコンの原稿では、指定された行数や字数の形が異なります。

500字程度という短さを考えると、最初からすべての経験を入れる必要はありません。例えば、研究への関心を持ったきっかけ、実際に調べたり試したりしたこと、そこで残った疑問、志望学科で学ぶ計画という流れで材料を選びます。活動の説明を短くしすぎて、学びたい理由が突然現れる文章にも注意してください。

下書きの段階では、字数よりも内容を優先してよいでしょう。ただし、提出時には指定に合わせます。まず必要な材料を全部書き、その後に同じ意味の文、大学をほめるだけの文、活動報告書で説明できる細部を削っていきます。短くする目的は、文章を薄くすることではなく、学ぶ理由を見つけやすくすることです。

例えば、「実験が好きです」で終わる下書きなら、何の実験で、どの結果に疑問を持ったかを書き足します。その疑問を大学でどう確かめたいかまでつなげた後に、500字程度へ整えましょう。先に字数だけを合わせると、本人の経験や考えが抜けた、どの大学にも使える文章になりやすくなります。

活動報告書Aが必要な資格を確認する

2027年度の公式出願書類ページでは、理学部の活動報告書Aは出願条件5の(b)・(c)・(d)に対応する書類として掲載されています。全員が同じ書類を出すとは限りません。例えば、学業の条件を使う人と活動実績を使う人で、準備する用紙を同じと決めつけないようにしてください。

現年度の活動報告書Aは、時期や内容に加え、団体活動での本人の役割を具体的に書く形式です。本人が記入する部分と、活動を証明する人物が確認する部分があります。文章の完成だけでなく、証明してもらう相手や日程まで準備に含めます。

例えば、研究発表に参加した場合は、「発表会に出ました」という一文ではなく、何を調べ、どの作業を自分が担当し、どんな発表を行ったかを記録します。グループ研究なら、チーム全体の成果をすべて自分の実績として書かず、共同作業と本人の担当を分けると、後の面接でも説明しやすくなります。

活動の証明をお願いする際は、完成した用紙だけを突然渡すより、活動期間や資料を先に共有しましょう。例えば、顧問の先生に、大会結果、発表資料、本人が担当した作業の記録をまとめて見てもらいます。相手が内容を確認できる時間を確保することも、書類を正しく仕上げるための準備です。

志望理由書で伝える内容

関心のきっかけ、調べたこと、残った疑問、志望学科での学びにつながる理由を選びます。

活動報告書で伝える内容

活動の時期、内容、結果、本人の役割を、証明できる事実に沿って整理します。

証明資料で確認できる内容

大会名、開催日、結果、発表や参加の記録など、文章の根拠となる内容を確認します。

学校が作る書類は、本人の文章より先に依頼する

調査書や卒業・修了に関する証明書は、本人の都合だけでは発行できません。現年度要項で必要な書類を確認したら、学校の申請方法と発行までの日数を先に聞きましょう。例えば、志望理由書を完成させてから調査書を頼むと、学校の休業日や担当者の予定が重なり、準備の順番が逆になります。

英語資格の証明書も、手元にある成績画面がそのまま使えるとは限りません。必要な証明書の名称、原本や写しの扱い、発行に必要な手続きを確認します。本人が書く文章は後から直せますが、外部への依頼が必要な書類には待ち時間があります。待ち時間のあるものから手を付けると、直前の作業を減らせます。

落とし穴:任意資料を増やすほど伝わると思い込む

任意資料を出せる場合でも、量を増やすことだけを目標にしないでください。例えば、活動写真を大量に並べても、本人の役割や実績が分からなければ、確認したい内容が埋もれてしまいます。どの記述をどの資料で裏づけるかを決め、指定された提出方法に沿ってまとめましょう。

また、任意資料と必須書類は別です。活動の説明資料が充実していても、必要な調査書や資格証明が欠けてよいことにはなりません。用紙の種類ごとに「必須」「自分の資格で必要」「任意」を分け、最後に要項の一覧と一つずつ照合してください。

自由選抜の選考対策は、書類・科学の説明・面接をつなげて進める

書類を提出した後で小論文や面接の準備を始めると、書いた内容を説明する練習が不足しやすくなります。自由選抜では、書類を作る段階から「この一文について聞かれたら何を話すか」を考えておきましょう。例えば、研究テーマの名称を書いたら、その意味を自分の言葉で説明する練習まで行います。

前年度の小論文は、一般的な社会問題の作文とは違います

2026年度の公式過去問題では、数学科・物理学科・化学科の自由選抜小論文が公開されています。公式の出題意図には、科学の基礎を中心に、問題を理解する力や筋道立てて書く力、科学的な素養などを評価することが示されています。前年度の試験内容を使った参考情報です。

例えば、数学科なら数学的な概念が必要になった理由を説明し、物理学科なら式を用いて現象を説明する問題が出ています。新聞の話題について意見を書く練習だけでは、こうした説明に十分つながらない場合があります。教科書の内容を、文章や図、式を使って説明する練習を加えてください。

ここで紹介する学科別の練習は、2027年度の出題予想ではありません。前年度の公開問題や評価の説明から組み立てた、準備の提案です。同じテーマが出ると決めず、別の題材でも問題文の指示を読み、根拠を示し、結論までつなぐ力を育てましょう。

面接では、書いた言葉の意味まで自分で説明できるようにする

面接の時間や人数、質問内容を、未確認の体験談から固定しないようにしてください。準備では、提出書類を基にした質問や、学びたい内容を深める質問を想定します。例えば、「環境問題に関心があります」と書いた場合は、どの問題を、どの学問の方法で調べたいかまで言葉にしておきます。

一つの経験について、「なぜ始めたか」「何を自分で行ったか」「結果から何を考えたか」「次に何を確かめたいか」を順番に説明しましょう。原稿を丸ごと覚えるより、事実と考えのつながりを理解しておくほうが、質問の順番が変わっても答えを組み立てやすくなります。

例えば、実験で予想と違う結果が出た経験なら、失敗したという結論だけで終えず、測定条件や記録を見直したことまで話します。大学入試で実際に同じ質問が出ると断定はできませんが、こうした練習は、自分の活動について説明できない箇所を見つけるために役立ちます。

書類の一文を選ぶ

研究テーマ、活動の成果、学びたい内容など、重要な一文を選びます。

根拠を確かめる

自分の記録、読んだ資料、実際に行ったことを区別し、説明の根拠を用意します。

別の聞き方で答える

「なぜ」「どうやって」「ほかの方法は」という質問に、自分の言葉で答え直します。

落とし穴:難しい言葉を増やして、理解の深さを見せようとする

専門用語を使うこと自体が、学びの深さを示すわけではありません。例えば、読んだ論文の言葉をそのまま使っても、何を測り、どう考えた研究かを説明できなければ、書類と本人の理解にずれが生まれます。まず高校で学んだ内容とのつながりを説明し、その後に新しく調べたことを加えましょう。

分からない部分を残すこともあります。その場合は、「ここまでは理解していますが、この仕組みはまだ調べている段階です」と、理解の範囲を分けて練習します。知っているように見せるために書くより、大学で学ぶ必要がある疑問として整理するほうが、志望理由とのつながりを確認できます。

数学科の自由選抜対策は、公式の暗記から「なぜ必要か」の説明へ進む

数学が得意な人でも、小論文で何を書けばよいか迷うことがあります。計算で答えを出す練習と、数学の考え方を文章にする練習は同じではありません。例えば、公式を正しく使えても、その公式が何を表し、どんな場面で役立つかを説明するには、別の準備が必要です。

前年度問題は、数学の概念が生まれた必要性を問いかけています

2026年度の公式小論文問題では、数学科志望者に、指定された数学的概念の一つを選び、それを生み出す必要性について考えを述べる問題が出ています。前年度の字数は600字以上800字以内でした。今年度の題材や字数が同じと決めつけず、説明の組み立て方を学ぶ材料として使いましょう。

例えば、練習で数列を選ぶなら、用語の定義を書くだけで終えず、一定の規則を持つ数の変化を捉えるために、どんな表し方が必要かを考えます。歴史上の出来事を確認していない場合は、実際の成立史として断定せず、自分が考える必要性と、調べて確認できた事実を分けて説明してください。

この練習では、数学の正確さと文章の流れを別々に見直すと進めやすくなります。まず概念の説明に誤りがないかを確認し、次に例から必要性へ筋道が通るかを見ます。計算が合っているという理由だけで文章を完成とせず、読み手が途中で疑問を持つ箇所を探しましょう。

数学の問いを「定義・例・理由・限界」で説明する

練習では、まず扱う言葉を説明し、具体例を出し、その考え方が役立つ理由を示し、使うときの注意点を確認します。例えば、ある関係を式で表したら、文字が何を意味するか、どんな条件でその式を使っているかを書き添えます。これは大学が指定した答案形式ではなく、説明を点検するための手順です。

証明の練習も、結論だけでなく、一つ前の段階から何を使ったかを説明しましょう。例えば、「明らかです」と書いた箇所を、他の人が理解できる理由に置き換えてみます。自分には当たり前の途中経過でも、読み手が知っているとは限りません。説明の省略を減らす練習が、文章や口頭の回答につながります。

図を使う場合は、図に何を示したかを文章で説明します。例えば、点や線を描いただけでは、どの関係を根拠にしているかが伝わりません。図の名前や必要な条件をそろえ、本文のどの説明に対応するかを確認してください。提出書類や試験で図を使えるかは、その年度の指示に従います。

計算の練習

式を正しく扱い、途中の操作が成り立つ条件を確認します。

文章の練習

概念の意味、具体例、必要になる理由を、読み手が追える順番で説明します。

口頭の練習

途中の考え方を声に出し、「その条件が変わったら」という質問に答えます。

志望理由では、得意科目から学びたい問いまで進める

「数学の成績がよいので数学科を志望します」だけでは、大学で学びたい内容が見えにくくなります。例えば、解法を比べることに関心があるのか、証明で条件を確かめることが好きなのか、身の回りの変化を数学で表すことに興味があるのかを整理してください。自分の関心を、経験の中から具体的に選びます。

大学の学科紹介や授業内容を読むときは、難しい科目名を集めるだけにしないようにします。例えば、気になる授業について、何を学ぶ授業なのか、今の自分の疑問とどうつながるかを短く書きます。将来の専門分野を今すぐ決め切れなくても、基礎から学ぶ理由を説明することはできます。

高校で参加した発表や大会の経験があるなら、結果に加えて、自分が考えを変えた場面を振り返りましょう。例えば、別の人の解法を見て、自分の考え方の前提に気づいた経験は、学びの過程として説明できます。ただし、その経験が出願資格に当たるかは、現年度要項で別に判断してください。

落とし穴:難問を解く練習だけで、説明の練習を終える

問題集を進めた量だけでは、他の人に伝わる説明ができるか分かりません。例えば、解けた問題を一つ選び、解答を見ずに「なぜこの方法を選んだか」を話してみてください。言葉が止まる部分は、計算手順を覚えていても、意味を説明する練習が不足している可能性があります。

確認する相手には、正解かどうかに加えて、どの一文で分からなくなったかを聞きます。「分かりやすかったですか」という聞き方だけでは、直す場所がはっきりしません。式の操作、言葉の定義、例の選び方を分けて直すと、数学科に向けた書類や筆記、口頭説明の準備をつなげられます。

物理学科の自由選抜対策は、現象・条件・式を一続きで説明する

物理学科を目指す人は、式を覚えるだけでなく、その式がどんな現象を説明するかを確認しましょう。例えば、計算問題で正しい数値を出せても、何を無視した計算なのか、文字が何を表すかを説明できない場合があります。小論文や口頭の練習では、式と文章を行き来する準備が必要です。

前年度問題には、式を使って説明する指示があります

2026年度の自由選抜小論文では、物理学科志望者に、選んだテーマを物理学の視点から式を用いて説明する指示があります。前年度問題を使った参考情報です。単に関心を述べる作文にするのではなく、何を説明するためにどの式を使うかを考える練習につなげてください。

例えば、練習でエネルギーに関する現象を扱うなら、最初に対象を決め、どの条件の下で考えるかを示し、その条件に合う関係式を使います。式を書いた後は、「この式から何が分かるか」を文章にしてください。記号が並ぶだけの答案と、式が結論の根拠になっている答案は、読み手の追いやすさが違います。

高校の教科書にある式でも、用語や単位を説明すると理解の抜けが見つかります。例えば、力とエネルギー、速さと加速度を、同じ意味で使っていないか確認します。正確に説明できる基礎を増やしてから、大学の研究紹介で見つけた内容へつなげると、書いた言葉と理解のずれを減らせます。

実験や観察は、測ったことと考えたことを分けて記録する

実験経験を説明する場合は、目的、方法、結果、結果についての考えを分けましょう。例えば、「予想どおりでした」と書く前に、何を測り、どう比べ、どの範囲で予想と一致したかを記録します。測定結果を見ずに、最初から決めた結論へ文章を合わせないことが大切です。

数値や図を用いるなら、測定した条件や記録の取り方を残してください。例えば、同じ道具でも、測る位置や測定の間隔が変わると、結果を比べる際の確認事項が増えます。ここでの目的は、受験用に特別な成果を作ることではなく、自分が行った作業を後から正しく説明できるようにすることです。

学校の先生と活動を進める場合は、安全面や学校のルールも確認します。専門的な装置や危険を伴う実験を、自分だけで始める必要はありません。例えば、既存の記録を整理したり、教科書の実験の説明を読み直したりすることからも、方法や条件について考える練習を進められます。

現象を決める

何がどう変化するのか、説明したい対象を短く書きます。

条件を示す

考える範囲や、計算で扱わない影響などを確認します。

式から説明へ戻る

関係式が示す内容を、記号を使わない言葉でも説明します。

志望理由は「宇宙が好き」から、調べたい対象や方法へ進める

物理への入り口は、身近な機械や光、宇宙など、さまざまです。例えば、「宇宙が好きです」と書く場合は、どんな現象に疑問があり、観察や理論のどちらに関心を持っているかを整理します。興味を広く紹介するだけでなく、自分が実際に調べたことを一つ選んで深めましょう。

大学の研究を調べるときは、研究の題名をそのまま志望理由に入れる前に、何を知るための研究かを確認します。例えば、測定で確かめる研究なら、どんな情報を得たいのか、自分が高校で学んだどの内容とつながるかを考えます。理解していない研究を、すでに取り組んだように書く必要はありません。

学びたい内容がまだ広い場合は、基礎を学びながら関心を深める計画にできます。例えば、いくつかの研究紹介を読んで、共通して必要と感じた数学や実験の基礎を整理します。研究室の名前だけを挙げる文章より、大学で学ぶ内容を理解しようとした過程が見える文章を目指してください。

落とし穴:式の正確さを確認せず、社会への役立ち方だけを書く

例えば、「新しいエネルギーを開発して社会に役立ちたい」という目標があっても、扱う現象の説明が曖昧なら、物理学科で学ぶ理由が見えにくくなります。社会への関心を書いた後に、何を物理の考え方で理解したいかを確認してください。目標の大きさと、説明の正確さを混ぜないことが大切です。

見直しでは、「この式を使う条件は何か」「同じ現象を別の方法で説明できるか」「自分が測った結果と合っているか」を確認します。答えが出ない箇所は、教科書や先生への質問に戻りましょう。分からない部分を見つける作業も、物理を学ぶ準備として意味があります。

出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ

受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。

  • 出願できる方式と未確認の条件
  • 評定・活動・書類のうち先に動く項目
  • 志望学部に合わせた準備の順番

化学科の自由選抜対策は、身近な話題を物質の仕組みまで掘り下げる

化学科の志望理由で、環境や電池、薬などへの関心を持つことはできます。ただし、話題の紹介だけで終えず、どの物質や反応、性質を理解したいかまで進めましょう。例えば、「環境に優しい材料を作りたい」と考えたら、何を比べて優しいと判断するのか、自分が知りたい仕組みを整理します。

前年度問題は、化学の説明と身の回りの具体例を求めています

2026年度の自由選抜小論文では、化学科志望者に、選んだテーマを化学の視点から説明し、身の回りのものや現象の具体例を挙げる指示があります。前年度問題を使った参考情報です。ニュースで聞いた言葉を知っているだけではなく、その言葉を化学の内容として説明する練習が必要です。

例えば、練習で材料の話題を選ぶなら、使われる場面を紹介し、関係する性質を説明し、その性質が用途とどうつながるかを書きます。「便利です」「問題があります」という結論だけでは、化学の説明が抜けてしまいます。自分が確認した根拠を使い、仕組みと具体例を往復してください。

教科書の内容を説明するときも、反応式を置くだけで終えず、何がどう変わる式なのかを言葉にします。例えば、反応前後の物質について、どの性質が関心のある現象につながるかを確認します。専門的な話題を扱う場合は、説明に必要な基礎を自分が理解しているかを先に見直しましょう。

比較の練習では、比べる条件をそろえる

化学の話題では、「どちらが優れているか」を早く結論にしたくなることがあります。例えば、二つの材料を比べるなら、目的、使用条件、確認した性質をそろえて考えます。条件が違う資料から数値を取り出し、片方がよいと断定する文章は避けてください。

練習では、比べたい項目を最初に書き、その項目について何を調べたかを整理しましょう。例えば、性能に関する説明と、使用後の処理に関する説明を分けます。同じ資料が両方を扱っているとは限りません。足りない情報を明確にすると、自分が大学でさらに学びたい内容も見つけやすくなります。

資料を読んで分からない言葉が出たら、定義を確認したうえで、文章に本当に必要かを判断します。例えば、用語を削ると説明ができなくなる場合は、まずその意味を理解する必要があります。逆に、専門用語がなくても正しく説明できる部分なら、読み手に分かる言葉へ置き換えてもよいでしょう。

話題の確認

何の物質や現象を扱うかを決め、使う言葉の意味を確認します。

化学の説明

性質や反応、構造など、自分が理解した内容を根拠に説明します。

具体例との接続

その説明が、身の回りのどんな場面とつながるかを示します。

実験の成果は、手順と自分の判断を分けて振り返る

学校で行った実験を活動として説明する場合は、決められた手順を行った部分と、自分で考えて判断した部分を分けます。例えば、実験方法そのものを先生から教わったなら、その事実を示したうえで、結果の整理や追加の疑問を自分がどう考えたかを書きます。

結果が期待どおりにならなかった経験も、記録や条件を確認した過程があれば説明の材料になります。例えば、測り方や試料の扱いを見直したなら、何を根拠に見直したかを残してください。「失敗を成功に変えました」という大きな表現だけにせず、実際の作業の変化を説明します。

大学の学びを調べるときは、研究の面白さだけでなく、基礎の授業や実験をどう学ぶかにも注目しましょう。例えば、今の関心を理解するために、どの基礎分野を学び直したいかを書きます。高校の経験から大学の研究へ飛びすぎず、入学後に必要な学習を考えることが、志望理由の具体化につながります。

落とし穴:環境問題への意見だけで、化学の説明を終える

例えば、「ごみを減らすべきです」という意見は、化学を使わなくても書けます。化学科に向けた練習では、その問題に関係する物質や性質を説明し、自分の意見の根拠につなげてください。話題の重要性を述べることと、化学として理解していることを示す準備は分けて考えます。

見直すときは、文章の中で化学の内容を説明している文に印を付けます。印がほとんど付かないなら、一般的な意見に偏っているかもしれません。説明の正確さを先生などに確認し、その内容を身の回りの例へつなげる練習を繰り返しましょう。

生命理学科の自由選抜対策は、問い・観察・学びたい方法を整理する

生命理学科を目指す場合は、「生物が好き」という気持ちを、どんな現象を理解したいかという問いへ進めましょう。例えば、生き物を観察することが好きなのか、細胞や分子の仕組みに関心があるのか、実験で確かめる方法を学びたいのかを分けます。関心の入り口と、大学で学ぶ内容をつなぐ準備が必要です。

他の三学科の小論文情報を、そのまま生命理学科へ当てはめない

2026年度の公式過去問題ページでは、理学部自由選抜の小論文として数学科・物理学科・化学科の問題が公開されています。生命理学科まで同じ小論文や同じ字数だと読み替えないでください。現年度の生命理学科の選考科目や面接・口頭試問の記載は、学科の要項欄で最終確認する必要があります。

例えば、化学科の小論文を練習すること自体は、科学的に説明する力を育てる材料になります。ただし、「生命理学科でもこの形式で出題されます」という意味ではありません。準備で使う教材と、実際に受ける試験の条件を分けておくと、他学科の情報から誤った予定を立てずに済みます。

面接や口頭での説明に備える練習では、関心のある現象を自分の言葉で説明し、基礎的な言葉の意味を確認します。これは公開情報から組み立てる準備の提案であり、実際の質問の予告ではありません。試験の内容が確定したら、必要な練習に重みを付け直してください。

履修科目は、自由選抜とアスリート選抜で別に確認する

前年度の公式入試ガイドでは、生命理学科自由選抜の指定科目として、化学基礎・化学・生物基礎・生物のうち3科目という記載があります。一方、前年度のアスリート選抜の学科条件では、確認する指定科目の組み合わせが異なります。前年度の参考情報であり、方式をまたいで同じ条件と判断しないようにしてください。

例えば、「自由選抜の条件で履修を確認したから、アスリート選抜も大丈夫です」と考えると、必要な科目や評定の確認時点を見落とすおそれがあります。学校の履修予定表を一枚用意し、方式ごとに必要科目を照合してください。現年度は最新要項で最終確認します。

生物だけに関心がある場合も、化学や数学の履修を後回しにしないことが大切です。例えば、学びたい内容に関連する説明を読むとき、どの基礎知識を使っているかを確認します。資格を満たすための履修と、大学の学習につながる基礎を整える準備を、一緒に進めていきましょう。

問いを決める

どんな生命現象について、何が分からないかを短く書きます。

確かめ方を考える

観察や資料の比較など、何を見れば問いに近づけるかを整理します。

大学での学びへつなぐ

高校までの理解で足りない内容を見つけ、学びたい基礎や方法を説明します。

観察の経験は、見た事実と推測を分けて説明する

例えば、植物の成長を観察した場合は、見た変化と、その理由について考えたことを分けます。条件を変えて確かめていないなら、原因を断定する書き方は避けてください。「この変化を確認しました」「この原因を考えています」と分けるだけでも、自分の理解の範囲がはっきりします。

資料を使った調べ学習でも同じです。例えば、二つの説明で結論が違う場合は、扱っている条件や対象が違わないかを見ます。一つの資料の結論を、そのままどんな生物にも当てはめる必要はありません。確認した範囲を限定して説明する練習が、科学の話を正しく伝える土台になります。

実験や観察で扱う対象については、学校の先生の指導や活動のルールに従ってください。受験のために、自分だけで難しい実験を始めることを目標にする必要はありません。例えば、学校で実施した活動の記録を読み返し、何を確かめるための方法だったかを説明し直すことから準備できます。

落とし穴:将来の仕事と、生命理学科で学ぶ理由を混同する

将来の仕事を目標に持つことはできますが、その仕事への憧れだけで学科の志望理由が完成するわけではありません。例えば、医療に関心があるなら、生命現象のどの基礎を理解したいかを整理します。学科で学ぶ内容と、特定の職業資格を得る課程を取り違えないよう、大学公式の学科説明を確認してください。

志望理由を見直す際は、「この内容は仕事への思いか、学問への問いか」を分けてみます。仕事の話しか残らない場合は、授業や研究紹介を読み直しましょう。何を学んで理解を深めたいかが具体的になると、書類や面接で説明する内容も整理しやすくなります。

アスリート選抜の出願条件は、競技実績だけでは終わりません

アスリート選抜を検討する人は、最初に競技実績の条件を確認し、その後に学業や学科の条件を見ましょう。理学部では、全学部共通の条件だけで確認が終わらない点が重要です。例えば、競技成績が出願条件に当たりそうでも、志望学科の履修や評定を確認せずに出願できるとは判断できません。

体育会への入部と、理学部の追加条件を確認する

2027年度の大学公式の質問と回答では、アスリート選抜は体育会各部への入部が必須で、理学部各学科には共通資格に加えた条件があると案内されています。競技を入試で使うだけでなく、入学後も学業と体育会活動を両立する意思を確認してください。

例えば、高校で競技を続けていても、大学では競技をやめて研究だけに集中したいと考えている場合は、制度の目的との関係を見直す必要があります。逆に、競技を続けたい場合も、授業や実験をどう学ぶかを考えず、体育会活動だけを志望理由にするのは避けましょう。

理学部の学びを調べる際は、授業の内容だけでなく、自分が必要な学習時間をどう確保するかを考えます。例えば、高校で遠征と定期試験が重なった経験を振り返り、何を先に進め、どこで計画が崩れたかを整理します。その振り返りを、大学での両立計画を考える材料にしてください。

前年度の参考情報:指定科目の評定は学科ごとに異なります

前年度公式入試ガイドの参考情報では、理学部アスリート選抜に、卒業までの指定科目の履修と、高2末までに履修した指定科目の評定条件が掲載されています。数学科は4.2以上、物理学科・化学科・生命理学科は4.0以上という指定平均値でした。2027年度の確定値としては使わず、最新要項で最終確認してください。

例えば、全体の評定平均が高くても、学科指定の科目だけで計算した値が条件を満たすとは限りません。また、高3になってから成績が上がっても、高2末までの記録を使う条件なら、確認する期間は変わりません。計算に入る科目や時期を、学校の先生と一緒に確認することが大切です。

前年度資料では、数学科、物理学科、化学科、生命理学科で指定する科目が分かれています。特に生命理学科では、自由選抜の参考条件と同じ科目構成と決めつけないようにしてください。方式ごとの確認欄を作り、同じ履修予定表を使いながら別々に照合すると、見落としを減らせます。

競技の確認

募集競技、該当大会、競技成績、本人の出場や役割を照合します。

学業の確認

共通の学業条件と、志望学科の履修・評定条件を別に確認します。

入学後の確認

体育会への入部と、学科の学習を続ける意思や計画を整理します。現年度は最新要項で最終確認してください。

大会名だけでなく、本人の出場を証明できるか確認する

団体競技では、チームの成績と本人の出場記録を分けて確認します。例えば、全国大会の登録メンバーであっても、出場したことを証明する資料とは同じではありません。条件が本人の出場を求める場合は、試合記録など、出場を確認できる資料があるかを先に調べてください。

大会の位置づけも、名前の印象だけで判断しないようにします。例えば、地域名が付いている大会でも、その大会が全国大会のどの段階に当たるかによって確認内容が変わります。主催者、開催要項、出場資格、結果の記録をまとめると、大学に具体的に質問しやすくなります。

前年度公式要項の参考情報では、出願締切までに終了していない大会は実績に含められない旨の注意があります。「これからよい結果を出す予定です」という見込みを、完成した実績と混ぜないようにしてください。現年度の対象期間や条件は、2027年度要項で確認します。

落とし穴:競技の強さで、学科の条件も満たせると考える

例えば、優れた競技実績があるから、理学部で必要な履修や評定が不足していても説明で補える、と考えるのは避けてください。出願条件は、それぞれ別に確認します。競技の資料を集める担当と、学校の履修や評定を確認する担当を分けて相談すると、作業が進めやすくなります。

出願できるか迷ったら、「競技実績はこの条件に該当するか」「指定科目はこの履修予定でよいか」という形で、質問を分けましょう。一つの問い合わせに状況を全部詰め込むより、確認したい条件と根拠資料を対応させるほうが、回答を準備計画に反映できます。

アスリート選抜の志望理由書は、共通1500字と学科別500字を作り分ける

アスリート選抜の志望理由書は、競技の成績紹介を一つ作れば終わり、という形式ではありません。2027年度は、すべての志望学科に共通する文章と、学科ごとの文章が分かれています。例えば、理学部の複数学科を志望するなら、それぞれで何を学びたいかを考える準備が必要です。

志望理由書①は、競技経験・大学志望・両立計画の三つを扱う

2027年度の志望理由書①は、1500字以内です。高校在籍中の競技実績と学んだこと、立教大学を志望する理由、入学後の学業と体育会活動の目標や両立について、すべて触れるよう指定されています。本人が自筆で記入する書式です。

まず三つの欄に分けて材料を集めると、競技の話だけに偏りにくくなります。例えば、競技経験では、結果、本人の役割、工夫、学んだことを整理します。大学を志望する理由では、教育や学びに関心を持った点を確認します。両立計画では、必要な学習や活動を続ける方法を考えます。

競技の経験は、勝った試合だけに限定する必要はありません。例えば、目標に届かなかったときに、記録の見方や練習の進め方を変えた経験を振り返れます。ただし、出願資格を証明する競技実績の条件は別です。学びの材料として使える経験と、資格を満たす実績を分けて書いてください。

両立計画を「勉強も競技も頑張ります」で終えないために、高校生活での実際の工夫を使いましょう。例えば、遠征前に課題を進めたこと、試験前に練習時間を調整したこと、先生へ相談したことを整理します。大学で同じ方法がそのまま使えるとは限らないため、入学後に確認や調整が必要な点も考えます。

志望理由書②は、志望する学科ごとに必要です

2027年度の志望理由書②では、入学後に何をどのように学びたいかを500字以内で記入します。志望学科ごとに1枚ずつ作成し、提出のない学科への出願は認められないと明記されています。志望学科を増やすなら、その分の学科理解も必要です。

例えば、数学科と物理学科を志望する場合、同じ研究への関心があっても、学びたい方法を分けて考えます。数学科ではどのような考え方を学びたいか、物理学科ではどの現象をどんな方法で理解したいかを整理してください。学科名だけを置き換えた文章では、学びの違いを説明できません。

共通の志望理由書①に詳しく書いた競技経験は、②では必要な範囲で使います。例えば、競技の記録を調べた経験から数理的な分析に関心を持ったなら、そのつながりを短く説明し、大学で学びたい内容を中心に書きます。競技の説明を繰り返すために、学科での学びが削られないようにしましょう。

志望理由書①

全志望学科に共通する競技経験、立教大学を選ぶ理由、学業と体育会の両立をまとめます。

志望理由書②

学科ごとに、入学後に何をどのように学ぶかを具体化します。

競技実績の証明

文章で述べた実績と、証明書や大会記録の内容が一致するか確認します。

競技実績証明書や証明資料は、本人の記録と照合する

2027年度の公開書式には、競技実績証明書や、出願資格に応じた証明資料の表紙があります。例えば、どの大会結果を記入するかを決めたら、大会名や開催日、順位、本人の出場を確認できる資料を対応させます。本人の説明だけでなく、第三者が確認できる形で準備してください。

大会記録が見つからない場合は、まず主催者や所属団体に発行可能な資料を確認しましょう。例えば、チームの結果しか掲載されていないなら、本人の出場を示す別の記録があるかを調べます。出願直前に探し始めると、担当者への連絡や発行の待ち時間が重なります。

書類の表記もそろえます。例えば、学校名や大会名の略称を使った資料がある場合は、正式名称との関係が分かるように整理してください。本人の氏名や年月の違いがないかも確認します。文章の印象を整える前に、同じ出来事を示す記録として一致しているかを点検しましょう。

落とし穴:最大の志望数まで埋めることを目標にする

アスリート選抜では、大学公式案内に最大7学科まで志望できることが示されています。ただし、学科を多く書けば、それだけ準備が簡単になるわけではありません。例えば、学科別の文章を作る途中で、入学後に学びたい内容を説明できない学科が見つかったら、志望する理由をもう一度確認してください。

志望数よりも、どの学科についても学びを続ける意思があるかを確認することが大切です。第一志望だけを詳しく調べ、ほかの学科は名前だけという状態にしないようにします。各学科の条件と書類を満たし、面接でも自分の考えを説明できる範囲で検討しましょう。

アスリート選抜の小論文・面接は、競技の話以外にも備える

アスリート選抜という名前から、小論文も競技についてだけ書けばよいと思う人がいるかもしれません。前年度の公式問題を見ると、その理解では準備の幅が足りません。例えば、競技の経験を詳しく話せても、初めて読む文章の考えを整理する練習は、別に進める必要があります。

前年度問題では、要約と自分の考えを分けて書いています

2026年度のアスリート選抜小論文では、筆者の考えを説明する設問と、自分の考えを論じる設問が公開されています。引用本文は著作権の関係で掲載されていません。前年度問題を使った参考情報であり、本文が見えない部分を推測で再現しないようにしてください。

練習では、まず文章を書いた人の考えを、自分の賛否を混ぜずにまとめます。その後で、自分の意見と理由を書きましょう。例えば、筆者に反対したい場合も、先に筆者が何を問題にしているかを正しく捉える必要があります。反対意見を書いたというだけでは、問題を読めたことにはなりません。

前年度の公式出題意図には、筋道立てて書く力、文章で表す力、知的な素養や独自の発想などを総合的に評価することが示されています。ここから、日常の話題を読んで理由や反対の見方を整理する練習を、競技の記録整理と並行して進める方法が考えられます。

小論文は「意見・理由・具体例・反対の見方」で点検する

練習で自分の考えを書くときは、最初に意見を決め、その理由を説明し、具体例を示し、別の見方にも答えます。例えば、競技で学んだ経験を例に使うなら、その経験がなぜ設問の考えを支えるのかを書きます。競技の思い出を長く紹介しても、設問との関係がなければ説明の中心から外れてしまいます。

反対の見方を入れる目的は、自分の意見を弱くすることではありません。例えば、「この考え方は、こういう場合には難しい」という条件を確認し、その条件でも自分の結論が成り立つかを考えます。最初の意見に都合のよい例だけを集めるより、説明の足りない部分を見つけやすくなります。

答案を直すときは、文章の長さと考えの流れを別に確認しましょう。例えば、字数がそろっていても、理由と結論がつながっていないことがあります。逆に、考えは通っていても、同じ内容の繰り返しが多い場合があります。内容の整理を先に行い、その後に指定の字数へ整えてください。

読む練習

筆者の結論、理由、具体例を、自分の意見と分けて整理します。

書く練習

設問に答える意見を決め、理由や例がその意見を支えているか確認します。

直す練習

指摘された文を直し、別の題材でも同じ課題を改善できるか試します。

面接では、競技経験を学業への意欲につなげる

面接に備えるときは、競技成績の説明、競技を通じた学び、学科で学ぶ理由、両立の計画を分けて練習します。例えば、「粘り強さを身につけました」と話すなら、何を変え、どう続け、どんな結果や気づきがあったかを説明してください。性格の言葉だけで終えないことが大切です。

理学部で学ぶ理由は、競技への直接的な応用だけに限る必要はありません。例えば、競技で記録を比べた経験から数学的な考え方に関心を持った場合も、別の科学の疑問に興味を持った場合も、本人の経験と学びたい内容がつながるかを確認します。無理に競技とすべての研究を結びつけないようにしましょう。

模擬面接では、予定した順番以外の質問でも答えられるかを確かめます。例えば、最初に両立計画を聞かれても、競技の話へ強引に戻すのではなく、その質問に答えます。準備した内容を話し切ることより、相手の質問を理解し、必要な事実や考えを選んで答える練習を優先してください。

落とし穴:「部との連絡が合否を決める」と思い込む

大学の現年度の質問と回答では、アスリート選抜は公募制で、部との連絡の有無は出願や合否に関係しないと案内されています。例えば、連絡を取れていないという理由だけで出願準備を止めたり、連絡を取れたから書類対策を省いたりする判断は避けてください。

必要なのは、公開された資格を満たし、求められる書類や試験に備えることです。競技の条件が曖昧な場合は、部とのつながりを探すより、要項に示された問い合わせ先へ条件を具体的に確認しましょう。噂で準備の優先順位を変えないことが、手続きの見落としを防ぎます。

面接・口頭の説明練習は、答えを覚える前に質問への根拠をそろえる

面接が苦手な人は、最初からきれいに話そうとすると、言葉だけを覚えやすくなります。まずは答えの材料を整理してください。例えば、志望理由について、経験、そこから考えたこと、大学で学びたい内容の三つを分ければ、長い原稿がなくても話の流れを確認できます。

立教大学 理学部の面接・口頭試問を練習する高校生

提出書類の一文ごとに「なぜ」と「どのように」を用意する

書類に書いた内容は、自分が説明できる範囲にそろえます。例えば、「この活動で問題を解決しました」と書いたら、最初の問題、試した方法、結果、自分の担当を確認してください。文章では一文にまとめたことも、質問されたときには複数の事実に分けて話せるようにします。

「なぜその方法を選んだか」という問いには、後から作った立派な理由だけを答えないようにします。例えば、学校で使える道具が限られていたために方法を選んだなら、その条件を説明できます。そのうえで、別の方法が使えるなら何を変えたいかを考えると、事実と今の考えを分けて伝えられます。

書類と説明が一致するかを確認するために、練習の後で書類を読み返しましょう。例えば、口頭では「自分が担当したのは記録の整理です」と話しているのに、書類では研究全体を自分で進めたように見えるなら修正が必要です。自分の言葉で説明する練習は、書類の誤解を見つける作業にもなります。

科学の説明は、答えだけでなく途中の考えも話す

口頭で学習内容を説明する練習では、結論だけを急がず、何を考えたかを順番に話します。例えば、問題を見て使う条件を選び、その条件に合う式や考え方を示し、結果の意味を説明します。これは試験の実際の形式を断定するものではなく、理解の抜けを見つける練習です。

途中で分からなくなったら、どこまで分かっているかを言葉にしてください。例えば、「この関係は使えると考えていますが、この条件をどう扱うかで迷っています」と整理します。分からないことを隠す練習より、自分の理解を正確に示し、質問を受けて考え直す練習を進めましょう。

家で練習する場合は、一つの説明を録音して聞き返す方法も使えます。例えば、文字や用語の意味を説明せずに話が進んでいないか、結論までに同じ話を繰り返していないかを確認します。話す速さだけでなく、相手が内容を追える順番になっているかを点検してください。

説明の練習

経験や学習内容を、事実、理由、結論の順番で話します。

質問への練習

同じ内容を別の聞き方で質問してもらい、必要な部分を選んで答えます。

改善の練習

分かりにくかった箇所を具体的に聞き、次の回答で直します。

落とし穴:質問を聞かず、準備した話へ戻してしまう

例えば、「その実験で確認できなかったことは何ですか」と聞かれたのに、成果の紹介を最初から話すと、質問への答えが見えなくなります。まず質問の中心に短く答え、その後に必要な説明を加えましょう。原稿の順番を守ることより、相手の問いを受け止めることが大切です。

練習相手には、答えの内容に加えて、「質問に答えていたか」を確認してもらいます。自分では話せたと思っていても、相手が求めた情報を出していない場合があります。答えを増やす前に、質問との対応を直すことで、面接の準備を具体的に進められます。

出願資格の確認や、書類の構成、科学の説明のどこで止まっているかが分かったら、受験相談で準備の優先順位を整理できます。例えば、履修の確認が残っている人と、書類を出した後に面接練習へ進む人では、次に動かす作業が違います。現在の資料と、困っている項目をまとめておきましょう。

自分の準備で、先に直す部分を整理したい方へ

現在の成績、履修予定、活動の記録や下書きを用意すると、受験相談で課題を具体的に確認しやすくなります。

  • 検討する方式と学科について、どの出願条件の確認が残っているかを整理します。
  • 志望理由書や活動報告のどこを深めるかを確認します。
  • 書類、小論文、面接の準備順を、学校生活や競技予定に合わせて考えます。

外国人留学生入試は、面接より先に学校歴・試験科目・書類を確認する

理学部を目指す外国人留学生は、自由選抜やアスリート選抜とは別に、書類選考による募集制度を確認してください。例えば、「特別入試だから面接があるはずです」と考えて練習を優先すると、学校歴の証明や必要な試験科目の確認が遅れる場合があります。まず自分に該当する制度を特定しましょう。

現年度は書類選考で、筆記試験や面接はありません

2027年度の公式案内では、理学部を含む対象学部の書類選考は、学業成績、志望理由、日本留学試験、英語の成績などを総合的に評価する制度です。大学での筆記試験や面接はありません。例えば、面接で補足説明するつもりで書類を短くしすぎず、提出書類だけで学びたい理由が伝わるかを確認してください。

出願時に日本国籍を有する場合の扱いなど、国籍についての条件も確認が必要です。学校の所在地だけで出願資格を判断しないようにしてください。例えば、日本の高校に通っている外国籍の生徒と、海外の高校に通っている日本国籍の生徒では、確認すべき条件が異なります。

前年度公式入試ガイドの参考情報では、国籍、学校教育の修了、外国の学校教育制度で学んだ期間、日本留学試験、英語資格という条件が示されています。学校歴に関する年数や対象学年、修了見込みの扱いは、現年度要項で確認してください。単に海外在住の年数を数えるだけでは、条件の照合は終わりません。

前年度の参考情報:日本留学試験の指定科目は学科で異なります

2026年度の公式入試ガイドでは、理学部の日本留学試験に日本語、理科2科目、数学コース2が示されています。物理学科では物理、化学科では化学が指定されています。前年度の参考情報であり、2027年度の指定科目は最新要項で最終確認してください。

例えば、理科の合計成績がよくても、必要な指定科目を受験していなければ、出願条件の確認が残ります。試験を申し込む前に、第一志望学科だけでなく、実際に出願を検討する学科の指定を見ましょう。受験後に科目の組み合わせを変えることはできないため、早い段階での確認が必要です。

現年度の大学案内では、日本留学試験の利用可能な受験回として、2025年6月・11月、2026年6月・11月が示されています。複数回受験した場合の申告方法も確認してください。例えば、科目ごとに別の回から都合のよい成績を組み合わせてよいと、本人だけで判断しないようにします。

学校歴

学校名、国、学校教育制度、学年、在籍期間や修了時期を整理します。

試験の記録

日本留学試験の受験回と指定科目、英語資格の種類や受験日を確認します。

出願書類

成績や卒業・修了の証明、志望理由、本人確認資料などを要項と照合します。現年度は最新要項で最終確認してください。

必要書類は、海外の学校への依頼時間も含めて準備する

2027年度の公開書式では、理学部が使用する書類選考用の志望理由書、パスポートや在留カードのコピー貼付用紙、必要な場合の在籍期間証明書などを確認できます。成績証明や卒業・修了関係の書類を含む全体の提出物は、現年度要項で照合してください。

例えば、海外の学校へ成績証明書を依頼する場合は、担当者への連絡、発行、郵送に必要な時間を確認します。日本の高校で使う調査書と、海外校の成績証明書を同じものだと考えないようにしましょう。翻訳や証明の要否も、大学の指定に沿って準備します。

志望理由書は、日本語の表現を整えるだけでなく、理学部で学ぶ目的や高校までの学習とのつながりを確認します。例えば、学んだ科目の名称が日本と違うなら、どんな内容を学び、どの関心を深めたかを自分の言葉で整理します。面接がない制度では、書類同士の説明が一致することも大切です。

落とし穴:日本語能力試験だけで理学部の条件を満たすと考える

外国人留学生入試でも、学部によって必要な試験が違います。例えば、別の学部で日本語能力試験を使う情報を見つけても、理学部の日本留学試験の条件へそのまま置き換えないでください。学部名と学科名、募集制度名が一致する要項を使うことが、最初の確認です。

書類選考だから準備が少ない、と考えるのも避けましょう。学校歴や試験科目の不足は、当日の説明で補うことができません。本人の文章、学校が出す証明、試験の記録を別に管理し、取得に時間がかかるものから進めてください。

指定校推薦は、公開条件を探すより在籍高校の資料確認が先です

指定校推薦を検討する場合は、インターネットで見つけた評定の数字を、自分の学校の条件として使わないでください。指定校推薦は、公募制ではなく大学が指定する高校を通じる制度です。例えば、別の高校に理学部の枠があっても、自分の高校に同じ学科の枠があるとは限りません。

2027年度の公開書式はありますが、詳細要項には高校への案内が必要です

大学公式の2027年度出願書類ページには、理学部を含む学部用の指定校推薦の志望理由書や推薦状、書類点検票などが掲載されています。大学は、対象高校に関係書類を送り、要項等の閲覧用パスワードを高校に案内すると説明しています。

公開書式で確認できるのは、制度の存在や書類の準備方法の一部です。自校の対象学科、人数、推薦基準、校内選抜日程や提出期限などは、在籍高校の進路指導部へ確認してください。非公開の条件を、過去の受験生の話や別の学校の数字から補う必要はありません。

例えば、学校へは「立教大学理学部の2027年度指定校推薦について、自校に届いた資料を確認したいです」と伝えます。大学全体の推薦一覧ではなく、理学部のどの学科が対象かまで聞きましょう。自校に該当する枠が確認できたら、そこで初めて自分の評定や履修、志望理由を照合できます。

進路指導部へ聞くこと

今年度、理学部のどの学科が自校の対象でしょうか。最新資料を確認できますか。

担任へ聞くこと

校内選抜の申請方法、期限、必要書類や面談の予定は何でしょうか。

条件を照合すること

評定、履修、欠席等の確認項目や、推薦後の手続きを高校の資料に沿って確認します。

評定条件を満たした後も、学部への適性を伝える準備が必要です

指定校推薦を「評定の高い順に通る入試」と考えないようにしてください。大学の教育方針では、学部の教育目的を理解し、一定の学力を持つ生徒を高校長が推薦する制度として説明されています。校内選抜の基準は学校で確認し、そのうえで学科で学ぶ理由を準備します。

例えば、評定条件を満たしている場合でも、なぜ数学科ではなく物理学科なのか、入学後にどんな学習を続けたいかを説明する練習は必要です。活動実績の大きさを競うためではなく、学科の学びと本人の関心が合っているかを確認する材料として、志望理由を整理しましょう。

落とし穴:校内の推薦決定を、大学の合格と同じに考える

高校内で推薦が決まった後も、大学が指定する出願や書類提出、選考、入学手続を確認します。例えば、「学校に選ばれたので終わりです」と考えると、本人が作る志望理由書や大学への提出物を後回しにしてしまいます。推薦決定後の流れも、学校の担当者と確認してください。

非公開資料を本人がインターネットから取得できなくても、そこで制度の準備を止める必要はありません。高校に届く資料が確認の入口です。今すぐ学校へ聞く質問をまとめることが、この方式では具体的な次の行動になります。

関係校・附属校を通じる推薦は、自校の制度を独立して確認する

関係校や附属校を通じる推薦は、指定校推薦や自由選抜と同じ条件だと考えないようにしてください。例えば、学校から大学への進学制度がある場合でも、理学部の対象学科、校内の手続き、本人が準備する書類は学校の資料で確認します。公開されていない推薦基準や校内日程を推測で補う必要はありません。

関係校推薦は、高校に届く要項が確認の入口です

大学の教育方針では、関係校推薦は日本聖公会に所属する高校を対象とする制度として説明されています。2027年度の公式出願案内では、関係校推薦の入学要項や書類を高校へ送り、高校で詳細を確認するよう案内しています。本人が公募の条件を探す方式とは異なります。

例えば、在籍高校が対象か分からない場合は、進路指導部へ「関係校推薦について大学から今年度の資料が届いていますか」と確認します。その後、理学部の募集の有無、学科、推薦基準、校内申請の期限、必要な面談や書類を聞いてください。自校の回答が得られるまで、ほかの高校の条件を使わないようにしましょう。

公開されていない項目は、在籍高校の進路指導部へ確認する整理で十分です。例えば、推薦基準の数値がインターネットにないからといって、制度が存在しないという意味にはなりません。高校の資料を使う制度では、確認先を正しく選ぶことが準備の一部です。

附属校の進学制度も、理学部の学科まで確認する

立教新座の公式学校案内には、立教大学理学部の学科への推薦進学の枠を含む案内があります。ただし、学校案内に掲載された情報を、そのまま本人の入学年度の校内条件とみなさないでください。例えば、現在の学年に適用される基準や進学希望の提出方法は、在籍校で確認する必要があります。

附属校に在籍する場合も、大学名だけで進路を決めず、理学部のどの学科で学びたいかを考えましょう。例えば、学校で受ける学部・学科説明を聞いたら、関心を持った授業、必要な履修、入学後に深めたい疑問を記録します。学校を通じる進学でも、学びとの適性を整理する準備は変わりません。

制度名を確認

指定校、関係校、附属校のどの制度に該当するかを学校へ聞きます。

自校の対象を確認

今年度の理学部募集や対象学科を、高校へ届いた資料で確認します。

本人の準備を確認

必要な履修、書類、面談、校内期限や推薦後の手続きを整理します。

海外の協定校推薦は、理学部の対象を確認してから判断する

大学には、海外の協定高校を対象とする推薦制度の案内もあります。ただし、大学全体に制度があることと、理学部に出願できることは分けて考えてください。例えば、海外協定校に在籍している場合は、所属校の進路指導教員へ、その年度の理学部募集の有無を確認します。

英語で学位を取得する制度も、理学部の入試として自動的に追加しないようにします。理学部の対象を確認できていない制度については、この記事で出願可能と断定していません。学校から案内された場合に、制度名、対象学部、入学時期や書類の確認先を整理してください。

落とし穴:ほかの高校の校内選抜日程を自分の予定に使う

例えば、友人の高校が9月に校内申請を行うから、自分の高校も同じだと考えるのは避けてください。高校の校内期限と大学への出願期限は別です。学校が推薦する制度では、自校の校内申請が先に締め切られる可能性を考え、早く進路指導部へ確認しましょう。

質問するときは、制度の存在だけでなく、「本人がいつまでに何を提出するか」まで聞いてください。学校の資料を読める時期、担任との面談、志望理由書の下書き、推薦後の大学手続きを順番に確認すると、公開情報が限られる方式でも準備を具体化できます。

日程は、出願・書類郵送・試験・入学手続きを別々に管理する

入試日程を一つの「出願日」だけで覚えると、必要な手続きを見落としやすくなります。例えば、ウェブで登録する期間と、書類を郵送する期限が違う場合があります。試験日だけでなく、受験票の取得、合格発表、入学手続まで別の予定として管理してください。

2027年度の合格発表は、公式ページで確認できます

大学公式の合格者発表ページでは、2027年度の自由選抜は第1次が2026年10月30日11時、第2次が12月7日11時です。アスリート選抜は第1次が9月25日11時、第2次が11月2日11時です。外国人留学生の理学部を含む書類選考は、2027年1月18日11時の案内があります。

これらは合格発表の日時であり、出願受付日や試験日を示すものではありません。例えば、第1次発表の予定だけを見て、そこまでに出願すればよいと判断しないようにしてください。現年度の出願期間や書類期限、試験日、入学手続は、それぞれ最新要項で確認します。

2026年10月5日時点では、アスリート選抜の第1次発表日はすでに過ぎています。記事を読んだ時点で、これから新規出願できると判断する材料にはなりません。2027年度受験生は自分の出願状況を確認し、2028年度以降を目指す人は、準備の順番を考える参考として読んでください。

前年度公式要項の参考情報:アスリート選抜は早い段階で手続きが進みます

2026年度アスリート選抜の公式要項の保存情報では、ウェブ出願は2025年9月1~4日、書類送付締切は9月5日、第2次選考は10月12日でした。前年度公式要項の参考情報であり、2027年度の日程として使わないでください。

同じ前年度要項では、国内からの出願と国外からの出願で、書類の消印や到着の扱いが分かれています。例えば、国外から郵送する人が国内の消印条件だけを見て送ると、到着期限の確認が不足します。現年度要項でも、本人がどこから書類を送るかに合う記載を確認してください。

自由選抜や外国人留学生入試の現年度受付・試験の詳細日程は、今回確認できたページだけでは確定していません。未確認の日付を埋めず、最新要項で登録、支払い、郵送、試験や選考、入学手続を照合してください。アスリート選抜の前年度日程を、ほかの方式へ流用しないことも大切です。

本人が入力する期限

出願登録、選考料、写真や入力内容を確認します。

書類が動く期限

学校への依頼日、署名や証明の取得日、郵送期限を分けます。

受験後の期限

結果確認、合格後の支払い、入学書類の提出などを管理します。現年度は最新要項で最終確認してください。

配慮や資格の事前確認は、通常の出願より先に確認する

日本以外の学校教育制度に基づく高校の出身者について、大学は自由選抜やアスリート選抜などへの出願に先立つ資格審査を案内しています。例えば、本人が卒業予定だから問題ないと判断せず、必要な審査の有無や期限を要項で確認します。通常の出願期間になってから初めて確認するのは避けましょう。

受験や修学で配慮が必要な場合にも、出願前の確認が必要です。大学の公式案内では、2027年度の自由選抜・アスリート選抜の配慮申請締切として2026年7月31日が示されています。期限後に発症した場合などは、公式案内に従って入学センターへ確認してください。

落とし穴:合格発表を見た後で、入学手続の準備を始める

落とし穴:合格発表を見た後で、入学手続の準備を始めるに向けて準備する高校生

合格後の手続きも、受験計画に含めておきます。例えば、保護者が支払いの予定を確認していなかったり、必要書類の依頼先が休業していたりすると、合格した後に慌てることになります。入学手続の期限や必要な準備は、結果が出る前に本人と保護者で確認しましょう。

複数の大学を検討する場合は、試験日だけでなく、合格発表や手続期限も並べます。併願の可否は各大学の条件で確認し、合格後にどの判断が必要になるかまで整理してください。出願の数だけを増やすより、手続きまで管理できる計画を作ることが大切です。

倍率より先に、学科と選考段階の人数を正しく読む

受験の難しさを知りたくなると、倍率の数字を最初に探したくなります。ただし、少人数の募集では、年度ごとの人数の変化が倍率に大きく表れます。例えば、ある学科の倍率が低かった年があっても、翌年度の本人の合格可能性を示す数字にはなりません。

前年度の結果では、書類通過と最終合格を分けて確認できます

2026年度の大学公式入試結果では、自由選抜の理学部全体の志願者は62人、書類選考合格者は35人、最終合格者は16人です。学科別では、数学科13人・2人、物理学科6人・3人、化学科15人・2人、生命理学科28人・9人が、それぞれ志願者数・最終合格者数として掲載されています。

これらは前年度の実施結果であり、2027年度の募集人数や合格予定人数ではありません。例えば、物理学科の前年度志願者が少ないから、本人も有利だと決めることはできません。学科の条件、選考内容、学びたい理由を確認するための背景情報として使いましょう。

書類選考の通過人数と最終合格人数が分かれている点から、準備も二つの段階で考える必要があります。例えば、活動を説明する書類が仕上がっていても、科学の内容を説明する練習や面接の準備が不足していないかを確認します。書類を通すことだけを準備の終点にしないことが大切です。

募集人数

その年度に大学が示す募集の目安です。過去の合格者数とは別です。

書類選考の通過人数

次の選考へ進んだ人数です。最終合格と同じ意味ではありません。

最終合格者数

その年度の選考結果です。翌年度の本人の合格率としては使えません。

方式が違う数字を、同じ倍率として比べない

自由選抜とアスリート選抜では、出願資格や志望学科の扱い、選考の内容が異なります。例えば、大学全体のアスリート選抜の人数と、理学部の一学科の自由選抜の人数を並べて、どちらが受かりやすいかを決めないようにしてください。数字の対象範囲が違うと、比較の意味も変わります。

結果の資料を読むときは、年度、方式、学部・学科、志願者数、受験者数や合格者数のどれを使うかを確認します。例えば、志願者数を合格者数で割った値と、実際の受験者数を使う値を同じ倍率と呼ぶと、読み手が誤解します。この記事では未確認の倍率や人数を作っていません。

落とし穴:倍率が低い学科へ、学びたい理由を後から合わせる

例えば、数字を見て志望学科を変えた後に、その学科への関心を無理に作ると、書類や面接で説明が浅くなりやすくなります。まず学びたい内容と出願条件を確認し、数字は選考の背景として読みましょう。倍率の印象だけで、長く続ける大学の学びを決めないことが大切です。

複数学科に関心がある場合は、それぞれの授業や研究、必要な履修、選考への準備を比べます。例えば、どちらも面白いと感じるなら、今までの学習や活動がどの学びにつながるかを説明してみてください。人数の比較より先に、自分が大学で取り組みたいことを具体化しましょう。

実在する二つの準備事例から、文章と学部理解の深め方を学ぶ

準備の進め方を知るには、確認できる実在事例の過程が参考になります。ここでは保存済みの合格者インタビュー記録から、理工系の書類作成と、競技経験を学びへつなげた二つの事例を紹介します。いずれも他大学の事例であり、立教大学理学部の合格実績や選考内容を示すものではありません。

理工系の合格者Aさんは、自分に分かる文章と他人に伝わる文章の違いを直しました

慶應義塾大学理工学部の合格者Aさんは、高1の夏に動き出したことが確認できています。高校ではカナダへの留学やロボットコンテストの経験があり、作りたいものから研究テーマを調べ、志望先を検討しました。本人の評定平均や英語資格の数値は、保存された記録では確認できていません。

Aさんは志望理由書を作る過程で、自分では理解できる文章でも、他の人には伝わりにくいことに気づきました。第三者に読んでもらい、伝わらない部分の指摘を受けて書き直しています。例えば、本人には当然のつながりでも、経験から学びたい内容へ進む理由が文章で抜けている場合があります。

この事例から理学部の準備に取り入れられるのは、完成後の誤字確認だけでなく、文章の意味が伝わるかを途中で確かめることです。例えば、読んだ人に「何を学びたい人だと理解しましたか」と聞きます。本人の意図と読み手の理解が違ったら、結びつきを説明する文を直してください。

また、Aさんの記録には、分からない内容を分かっているように書かず、理解できる範囲で答える練習が残っています。理学部の書類でも、専門的な言葉を使う前に、自分が何を理解しているかを確認できます。合格者の活動そのものをまねるのではなく、修正や確認の方法を参考にしましょう。

競技経験のある合格者Bさんは、研究への関心と文章の構成を深めました

早稲田大学スポーツ科学部の合格者Bさんは、ゴルフに取り組みながら、研究への関心を深めた事例です。記録では、教授の論文を読み、別の競技の考え方を自分の競技へどう応用できるかを考えています。準備を始めた時期や本人の実際の評定平均は、確認できる資料にありません。

Bさんは、思ったことを整理せずに話し始めてしまう課題がありました。小論文で文のつなぎ方や構成を直す指導を受け、考えを順番に表す練習を進めています。例えば、意見を述べる前に、何の問題について話しているかを整理すると、面接でも話の流れを作りやすくなります。

この事例で参考になるのは、競技実績を紹介するだけでなく、大学で学びたいことを調べている点です。理学部アスリート選抜を目指す場合も、例えば競技の記録を見た経験から、どの科学の考え方に関心を持ったかを整理できます。ただし、立教大学の評価や出題が同じだという意味ではありません。

Bさんの事例には、質問に即興で答える面接練習も残っています。取り入れる際は、質問を無視して得意な話題へ戻すのではなく、問いに答えてから必要な経験を加えましょう。事例の行動をすべてそのまま採用するより、今の自分の課題に合う練習を選ぶことが大切です。

Aさんから学ぶ準備

第三者が理解した内容を聞き、志望理由書の伝わらない部分を直します。

Bさんから学ぶ準備

経験を学びたい内容へつなぎ、文章の構成を直しながら口頭の説明にも生かします。

共通する確認

活動の名称や結果だけでなく、考えた過程と、修正して理解を深めた部分を整理します。

落とし穴:合格者の活動や文章を、自分の正解として使う

例えば、合格者がロボットコンテストに参加していたから、自分も同じ活動を始めればよいと考えるのは避けてください。活動の種類だけでは、出願資格や学科とのつながりは判断できません。自分が続けてきた学習や活動の中で、どんな疑問を持ち、何を考えたかを確認しましょう。

合格者の文章構成も、本人の経験や受験先に合わせたものです。参考にするのは、他人に読んでもらう、研究を調べる、書き直すという準備の過程です。欠けている評定や開始時期を推測で足さず、確認できる事実から学びを取り出してください。

出願までの計画を具体的な行動へ落とし込みたい方へ

調べた情報を実行できる予定へ変えるために、締切から逆算した準備と練習の順番を相談できます。

  • 提出書類と練習の締切
  • 途中で確認し直す判断基準
  • 今週から出願までの行動計画

公式の評価軸から作る「資格・根拠・学び・説明」の準備点検

ここまでの条件や選考を、準備の優先順位に置き換えてみましょう。この記事では、大学公式の選考方法や出題意図と、実在事例で確認できた書き直しの過程を組み合わせ、「資格・根拠・学び・説明」の四つで点検する方法を提案します。大学の採点表や合格判定ではありません。

例えば、文章が上手でも資格の確認が残っているなら、最初の作業は要項との照合です。資格が確認できても、書いた活動を証明できないなら資料の整理が先です。材料がそろっていても学科で学ぶ理由が曖昧なら、大学の学びを調べ直します。すべてを同時に直すより、止まっている段階を見つけてください。

1.資格

現年度の卒業、評定、履修、活動や試験の条件を満たす根拠がありますか。

不明なら、学校や大学への確認を先に進めます。

2.根拠

活動の時期、本人の役割、結果、読んだ資料を確認できますか。

足りなければ、記録や証明資料を整理します。

3.学び

その経験や疑問が、志望学科での学習とどうつながるか説明できますか。

曖昧なら、授業や研究の内容を調べ直します。

4.説明

文章や口頭で、読み手・聞き手が分かる順番に表せますか。

伝わらなければ、第三者の指摘を受けて直します。

自由選抜では、資格の種類と科学の説明を重点的に点検する

例えば、自由選抜で学業に関する資格を使う人は、指定科目の条件を確認し、普段の学習からどんな関心が生まれたかを整理します。活動に関する資格を使う人は、活動の証明と、理学部で学ぶ理由をつなぐ準備が必要です。同じ方式でも、最初に集める材料が違います。

数学科・物理学科・化学科の前年度小論文からは、科学の内容を文章で説明する練習が考えられます。例えば、活動の報告が上手な人でも、教科書の概念を説明すると言葉が止まるなら、その部分が準備課題です。書類の文章力だけで、筆記の説明もできると判断しないようにします。

アスリート選抜では、競技の根拠と学科ごとの学びを分けて点検する

例えば、アスリート選抜では、競技実績の条件と本人の出場記録を確認し、学科別の条件を別に照合します。その後、共通の志望理由書と学科別の志望理由書を作り分けます。競技経験を詳しく話せるという強みだけで、学科で何を学ぶかの説明を省かないようにしてください。

小論文では、競技に関する知識だけでなく、初めて読む文章の考えを捉える練習も必要です。例えば、筆者の意見を正しくまとめられないなら、自分の経験を加える前に読解の課題を直します。四つの点検を使うと、活動、学科理解、読み書きのどこを優先するか判断できます。

落とし穴:点検の数を、合格可能性の点数に変える

この点検は、四つに丸が付けば合格するという基準ではありません。例えば、説明できると思っていても、大学の選考でどう評価されるかは、公開されていない配点から計算できません。記事独自の方法は、本人が次に何を準備するかを見つけるために使ってください。

点検した日付と、根拠になる資料を残すと、準備の変化を確認できます。例えば、先月は活動資料がなかったが、今月は証明できるようになった、と記録します。結果を保証する数字を作るより、実際に進んだ作業を確認するほうが、相談や学校との面談に役立ちます。

高1・高2・高3で変える準備計画――早く始めるほど機会を増やせます

理学部の総合型選抜や推薦を目指す準備は、文章を書く直前だけでは終わりません。評定、履修、活動記録、英語資格や学科理解には、積み上げる時間が必要です。準備の機会を確保するという点で、早く始めるほど絶対有利です。例えば、高2末の成績を使う条件は、高3になってからの工夫だけでは戻して変えられません。

立教大学 理学部の出願までの準備計画を整理する高校生

高校1年で優先したい準備|履修の見通しと活動記録を先に作る

高1の段階では、志望学科を急いで一つに固定するより、理学部の四学科を調べ、興味の違いを知ることから始められます。例えば、同じ実験への関心でも、物理の現象として考えたいのか、化学の物質として理解したいのかを比べます。大学名だけでなく、学びたい内容に目を向けてください。

学校の科目選択があるなら、数学や理科の履修予定を確認します。例えば、今の時間割だけを見るのではなく、高2・高3でどの科目を選べるかを先生に聞きます。現年度の条件を参考にしつつ、自分が出願する年度に更新する前提で、必要な選択肢を残しておきましょう。

活動は、受験用の実績を急いで増やすより、日付や内容を記録する習慣を作ります。例えば、探究の授業で考えた問い、部活動で自分が担当した作業、読んだ本で疑問に思ったことを短く残します。後からまとめて思い出すより、その時点の考えや変更した理由を確認しやすくなります。

英語資格については、利用できる試験や証明方法を調べ、学校生活に合わせて学習計画を立てます。例えば、受験日だけでなく、結果が出る時期や証明書の取得方法も確認します。資格の数字だけを目標にするのではなく、使える受験回や提出できる書類まで意識してください。

高校2年で優先したい準備|条件の不足と学科への関心を具体化する

高2では、評定や履修、活動の状況を、検討する方式の条件と照合します。例えば、アスリート選抜を考える人は、競技の条件だけでなく、高2末までの指定科目の評定を使う前年度条件も参考にして、現年度の確認を進めます。高3の春に初めて知るより、学校の授業へ早く反映できます。

学科理解は、説明会や学科紹介を読んだ後に、質問を一つ作ることで深められます。例えば、「この研究は面白そうです」で終えず、「高校で学んだ内容のどこを大学で深めるのでしょうか」と考えます。分からないことを見つけ、次に調べる内容を決めると、見学や資料読みが準備につながります。

小論文や科学の説明も、高2のうちに試してください。例えば、教科書の一つの概念を短い文章で説明し、先生に意味が通るかを確認します。最初から入試の字数に合わせるより、言葉の定義、根拠、具体例を正しくつなぐ練習を積み重ねると、課題が見つけやすくなります。

高2夏から初めて準備する場合も、早期に積み上げてきた人と同じ条件だと楽観しないようにします。例えば、活動や資格の取得に使える機会が残っているか、履修の変更ができるかを先に確認してください。文章の準備だけで取り戻せない部分を把握し、作業の優先順位を決める必要があります。

高1の中心

履修の選択肢、評定、活動の記録、学科の違いを確認し、準備の土台を作ります。

高2の中心

条件の不足、証明できる活動、英語資格、学科で学びたい問いを具体化します。

高3の中心

現年度要項との最終照合、学校への依頼、書類の修正、筆記や面接の練習を進めます。

高校3年で優先したい準備|今から変えられる項目と変えられない記録を分ける

高3で初めて準備する場合は、出願までの時間だけを見て「文章を作れば間に合います」と考えないようにしてください。例えば、過去の評定、必要な科目の履修、終了した大会の実績、学校歴の条件は、今から文章で変えられません。まず出願できる条件がそろっているかを確認します。

条件が確認できた場合は、現在ある材料を使って、書類や試験への準備を進めます。例えば、活動記録が不足しているなら、確認できる資料を集め、本人の担当を整理します。学科への理解が曖昧なら、大学公式の学びを調べ直します。新しい活動を増やすことだけで準備を埋めないようにしましょう。

学校への依頼も先に進めます。例えば、調査書の発行、署名や証明の依頼、校内面談の予定を確認します。本人が書く文章の完成を待っていると、外部に依頼する時間がなくなります。取りかかる順番を変えるだけでも、必要な作業を見落としにくくなります。

落とし穴:高3の夏から、活動と書類と試験を同時に作り始める

例えば、活動を始め、資格を受け、志望理由書を書き、小論文や面接も練習する予定を短い期間に詰めると、どれも確認が浅くなりやすくなります。早く始める意味は、作業量を分散するだけでなく、試した結果を見て直す時間を確保することにもあります。

これからの学年で準備できる人は、高1の夏までに、学科を調べる、記録を残す、履修を確認するという習慣を作ることを目標にしましょう。高3春以降からの開始は、変えられない記録が増え、選択肢が大幅に狭まりやすくなります。本人の状況を確認せず、短期間で十分と判断しないことが大切です。

出願までの準備は、待ち時間がある作業から並べる

準備計画を作るときは、難しそうな作業から始めるだけでなく、他の人の対応を待つ作業を先に置いてください。例えば、調査書や競技実績の証明は、本人がその日のうちに完成させられない場合があります。文章の下書きと並行して依頼しておくと、作業の空白を減らせます。

最初の段階は、条件と必要書類の確定です

まず現年度要項で、自分の方式、学科、資格を特定します。例えば、自由選抜の条件5のどの区分で出願するかが曖昧なら、活動報告書の準備も確定しません。使う資格と、それを証明する資料を対応させ、学校や大学への質問が残る箇所を明確にしてください。

次に必要書類を、本人、学校、競技団体や試験実施団体が作るものに分けます。例えば、志望理由書は本人、調査書は学校、英語資格の証明は実施団体というように整理します。同じ「書類準備」でも作業の相手が違うため、誰へいつ依頼するかを決めましょう。

期限を整理する際は、大学の締切から逆算するだけでなく、学校や団体が指定する申請期限も確認します。例えば、学校内の調査書発行の受付が大学の出願より早く終わる場合、大学の締切だけを見た予定では不足します。本人が守る最初の期限を見つけることが大切です。

次の段階は、材料を文章へ変え、第三者の確認を入れることです

書類の材料がそろったら、志望理由書や活動報告書の下書きを作ります。例えば、活動の時系列を先に書き、その中から学びたい理由につながる経験を選びます。文章を先に作って、後から都合のよい経験を足すより、確認できる事実を出発点にしたほうが、書類と資料を一致させやすくなります。

第三者に読んでもらう際は、確認してほしい点を絞りましょう。例えば、最初は学びたい内容が伝わるか、次は活動の役割が分かるか、最後は指定書式や誤字を確認します。一度にすべてを聞くより、段階ごとに課題を直すと、文章のどこが変わったかを自分でも説明できます。

書類の修正に合わせて、面接や口頭説明の材料も更新します。例えば、書類から削った話を面接で当然の前提として使っていないかを確認してください。提出した最終版を保存し、その内容を基に練習します。途中の下書きだけを見て答えを覚えると、提出内容と違う説明をするおそれがあります。

先に依頼する

学校の証明、競技記録、資格証明、署名など、相手の対応が必要なものを進めます。

並行して下書きする

確認済みの経験と学びたい内容から、本人の文章を作ります。

確認して練習する

書類の修正と、筆記・面接の練習をつなげ、最後に提出物を照合します。

競技や定期試験の予定は、空き時間ではなく固定予定として置く

例えば、遠征や定期試験を後から予定へ足すと、受験準備に使うつもりだった時間がなくなります。先に学校行事、試験、競技大会、移動などを入れ、その間にできる作業を選びましょう。資料読み、短い説明の練習、先生への確認など、作業によって必要な時間が違います。

長い文章を書く時間が取れない日も、準備を分ければ進められます。例えば、読んだ資料の疑問を一つ記録する、必要書類の発行方法を調べる、下書きの一段落を見直すという作業があります。ただし、細かな作業だけで完成するとは考えず、まとまった修正や模擬面接の時間も確保してください。

落とし穴:計画に、確認と書き直しの時間を入れない

「この日に志望理由書を完成します」という予定だけでは、他の人が読んで指摘した内容を直す時間がありません。例えば、下書き、第三者の確認、修正、再確認、清書を別の作業として並べます。一度で合格する文章を書こうとするより、直して伝わる形にする時間を確保しましょう。

提出直前には、内容を大きく増やすより、資料と文章の一致、書式、記入漏れを確認する時間を残します。例えば、活動の日付や学科名の誤りは、最後の照合で見つかる場合があります。準備計画は、書く日だけでなく、確かめる日まで含めて作ってください。

独学や学校で進めることと、専門家の確認が必要なことを分ける

受験準備をすべて一人で抱える必要はありません。一方、最初の情報収集や記録まで、誰かに任せる必要もありません。例えば、公式要項を読む、評定を維持する、履修を確認する、活動記録をまとめるという作業は、本人と学校で進められます。どの課題に外部の確認が必要かを分けて考えましょう。

本人と学校で進められる土台は、早く整える

基本的な情報収集、評定や授業の学習、志望理由書の最初の下書き、基本的な面接マナーは、本人や学校で進められます。例えば、大学公式の学科紹介を読み、分かったことと質問したいことを短くまとめます。最初から専門家の答えを待つより、相談で確認したい材料を自分で作りましょう。

学校の先生には、履修や調査書、校内推薦の手続きなど、学校が管理する内容を確認します。例えば、評定の計算対象が分からない場合は、本人の成績表だけで推測せず、先生に確認します。学校と外部の専門家で扱う情報を分けると、同じ質問を繰り返さずに済みます。

活動の記録も、本人が持っている事実が出発点です。例えば、どの作業を担当したか、どの結果を確認したか、何を考えたかは、本人が振り返る必要があります。専門家が構成を助ける場合も、本人が経験していない内容を追加したり、事実を大きく見せたりする準備にはしないでください。

学科理解や文章の構成、模擬面接は専門的な確認を入れる

学科が求める学生像を深く理解すること、志望理由の構成を選考に合わせて考えること、模擬面接で具体的な改善点を見つけることには、専門的な確認が必要です。例えば、活動の魅力は伝わるが、理学部で学ぶ理由が弱い文章なら、言葉の修正だけでなく、材料の選び方から見直します。

模擬面接では、「よく話せました」という感想だけで終わらない確認を受けましょう。例えば、質問に答えているか、根拠が抜けていないか、書類と説明が一致しているかを見てもらいます。次の練習で何を変えるかが分かる指摘が、準備を進めるために役立ちます。

複数大学の総合型選抜や推薦を検討する場合は、資格、試験日、専願や併願条件、合格後の手続きまで整理する必要があります。例えば、書類の内容を共通化できる部分と、大学ごとに作り直す部分を分けます。大学ごとの違いを理解した専門家と、無理のない準備順を確認してください。

本人が進める

公式情報を読む、記録を残す、学習を続ける、自分の経験と疑問を整理します。

学校へ確認する

履修、評定、調査書、校内推薦の基準や日程、学校が作る書類を確認します。

専門家と深める

学科理解、志望理由の構成、個別の添削、模擬面接、複数大学の準備計画を確認します。

合否の事例を使う場合は、条件と準備過程まで確認する

専門家が合格者・不合格者の例を使う場合も、結果だけの説明では比較できません。例えば、同じ大学名でも、年度、学科、方式、出願資格が違えば、準備課題も変わります。事例の条件や記録が確認できるかを見て、自分に関係する課題を取り出してください。

本人に合う準備を判断する際は、一般的な合格率だけを根拠にしないようにします。例えば、志望理由が伝わらないという課題なら、どこをどう直すかを具体的に確認します。この記事では、立教大学理学部に関する独自の合格率や、未確認の合格者の共通点を作っていません。

落とし穴:添削で整った文章を、本人が理解しないまま提出する

例えば、添削で専門的な言葉が増えた場合は、その言葉の意味を本人が説明できるか確認してください。読みやすい文章になっても、本人の経験や考えから離れていれば、面接やその後の学習とのつながりが弱くなります。最終稿は本人が一文ずつ読み、事実や理解の範囲を点検しましょう。

書類は、本人が作成するという大学の指定に従います。構成や表現への助言を受けた場合も、最後は自分の言葉で説明できる内容にしてください。第三者の確認は、本人の考えを代わりに作るためではなく、本人の考えを正しく伝えるために使います。

出願前の最終確認で防ぎたい、書類と手続きの見落とし

内容の対策が進んでも、書類や手続きの確認が不足すると、出願準備は終わりません。例えば、志望理由書を何度も直したのに、学科別の用紙が一枚足りないという状態は避けたいものです。最後は文章の印象ではなく、要項と書式に合っているかを点検してください。

方式・学科・資格を、すべての書類でそろえる

最初に、大学名、学部、学科、入試方式、出願資格を確認します。例えば、自由選抜の下書きで使っていた学科名を、アスリート選抜の用紙へ誤って残していないかを見ます。本人が分かっていても、書類に違う名称が書かれていれば、提出内容は一致していません。

次に、日付や氏名、学校名、活動の期間、資格の受験日を資料と照合します。例えば、大会の開催年を一年前に書いていたり、結果の名称を略しすぎて別の実績に見えたりしないかを確認します。記憶だけで見直すより、元の資料を横に置いて確認してください。

アスリート選抜で複数学科を志望する場合は、学科ごとの志望理由書がそろうかを確認します。自由選抜では、自分の出願資格で活動報告書が必要かを見ます。例えば、「友人も同じ大学を受けるから書類も同じです」と考えず、本人の方式と資格に対応した一覧を使いましょう。

書式と証明は、文章の内容とは別に確認する

手書きやパソコン作成の可否、用紙の向き、指定の表紙、字数、ページ数、署名や印などを確認します。例えば、自由選抜の志望理由書で認められるパソコン作成を、アスリート選抜の自筆指定へそのまま当てはめないようにしてください。方式ごとに書式の条件が違います。

証明する人物が必要な書類では、署名の条件も確認します。例えば、内容を知っている家族に署名してもらえばよいと、本人だけで決めないようにします。現年度の用紙と案内に従い、証明者が記載事項を確認できる資料を用意してください。

原本や写しの扱いも、種類ごとに確認します。例えば、手元に一枚しかない証明書なら、提出前に返却の手続きが必要かを確認します。大切な資料を送ってから方法を調べるより、要項の原本返却に関する案内を先に読んでおくほうが、準備を整理できます。

内容の一致

学科名、資格、活動の日付、結果や本人の担当が、資料と文章で一致しますか。

書式の一致

字数、ページ数、作成方法、表紙、署名や証明が、指定に合っていますか。

手続きの一致

登録、支払い、印刷、郵送や到着の条件を、現年度要項で確認しましたか。

提出した最終版と、確認の記録を残す

提出する書類は、本人が見直せる控えを残します。例えば、郵送した志望理由書や活動報告書と、練習で使う文章が同じかを後から確認できます。途中の下書きが複数ある場合は、どれが提出版かを明確にしておきましょう。

学校や大学に確認した内容も、日付、質問、回答を記録します。例えば、科目名の扱いについて問い合わせた場合は、どの資料を基に回答を得たかを残します。後から「先生が大丈夫と言いました」とだけ覚えている状態より、条件の確認を正しく引き継げます。

落とし穴:支払い後でも、入試方式を自由に直せると思う

出願システムの入力は、支払い前に方式や学科まで確認してください。大学の現年度案内には、選考料納入後の変更に制限があることが示されています。例えば、書類をまだ送っていないから入力も簡単に直せる、と判断しないようにします。誤りに気づいた場合は、公式の手順を確認してください。

最終確認は、本人だけでなく保護者や学校の担当者と分担してもよいでしょう。例えば、本人は内容、保護者は期限、学校は学校作成書類という形で確認します。ただし、誰かが確認したはずという状態にせず、最後に本人が一覧で全体を照合してください。

受験相談へ進む前に、現在の状況を一枚にまとめる

受験相談を使う場合は、完成した志望理由書がなくても、現在の状況を整理できます。例えば、まだ方式を決めていないなら、履修や評定、活動実績、学びたい内容をまとめます。相談の目的を「受かりますか」という一問だけにせず、どの条件と準備課題を確認するか決めておきましょう。

成績や活動は、確認済みと未確認を分けて持参する

評定は、本人の記憶ではなく、学校で確認できる資料を使います。例えば、全体の評定と指定科目の評定を分け、どの学期までの数値かを記録してください。まだ学校に確認していない値は、確定値として伝えず、「計算対象を確認中です」と整理します。

活動については、大会や発表の結果、活動期間、本人の担当、証明資料の有無をまとめます。例えば、チームとして入賞した場合は、自分が出場したか、どんな役割だったかを分けて書きます。資料がないことも含めて現在の状態を示すと、何を集めるかを相談しやすくなります。

学科への関心は、立派な文章にする前に、今の言葉で書いて構いません。例えば、「物理の実験で、予想と結果が違った理由を考えることが面白かったです」とまとめます。そこから何を深めるかを考える材料にするため、まだ分からない部分を隠さないようにしてください。

相談したい内容は、資格・書類・試験・予定の四つに分ける

例えば、資格については「この履修予定で必要科目を確認したいです」、書類については「活動から学科の志望理由へつなぐ部分が弱いです」と整理できます。試験については「科学の内容を文章で説明できません」、予定については「競技大会と学校の試験が重なっています」と具体化しましょう。

相談の後に何を持ち帰るかも決めます。例えば、学校へ確認する質問、次に直す書類の部分、練習する内容、出願までの作業順が分かれば、次の行動へつながります。大学が公表していない合格の点数や、結果の保証を求めるより、確認や改善が必要な項目を整理してください。

高校限定の推薦を検討する場合は、学校の資料を確認することが先です。例えば、自校の対象学科や校内期限が分からない状態では、外部の相談だけで確定できません。学校へ聞く内容と、文章や面接の準備として相談する内容を分けると、時間を有効に使えます。

持っていく資料

成績、履修予定、活動記録、資格証明、下書きや予定表を用意します。

伝える不明点

条件のどこが未確認か、文章のどこで止まるか、練習のどこが難しいかを整理します。

決める次の行動

学校への確認、書類の修正、練習、作業の期限を具体化します。

落とし穴:相談が終わっただけで、準備が進んだと思う

相談は、次に取る行動を決めるための時間です。例えば、履修を確認する必要があると分かったら、学校へ問い合わせる予定まで決めましょう。文章の課題が見つかったら、どの段落をいつ直すかを記録します。話して安心したことと、必要な条件や書類がそろったことを分けて考えてください。

作業を終えたら、どこまで確認できたかを更新します。例えば、学校から回答が届いた、証明資料が見つかった、下書きの説明が伝わるようになったという変化を残します。こうした記録があれば、次の面談や添削でも、同じ説明を最初から繰り返さずに済みます。

立教大学理学部の推薦・総合型選抜で迷いやすい疑問

科学の大会で入賞していないと、自由選抜を検討できませんか

前年度の公式入試ガイドには、科学活動以外にも、指定科目の学業条件や文化・芸術、スポーツ、海外の学校課程に関する資格が掲載されています。ただし、活動がないから条件もないという意味ではありません。例えば、自分が使える学業の資格があるか、現年度の追加条件まで確認してください。

「何かすごい活動を作ること」から始めるより、現在の履修や評定、継続してきた経験を整理することが先です。出願資格に当たる経験と、志望理由を説明する経験は役割が違います。活動の見栄えだけで準備の方向を決めないようにしましょう。

評定は参考程度と考えてよいですか

参考程度と考えるのは避けてください。前年度の理学部公式資料には、全体の評定や指定科目の評定を使う出願条件があります。例えば、自由選抜とアスリート選抜で、確認する期間や指定科目が違う場合があります。評定の数値だけでなく、どの条件で使うかを確認してください。

条件を満たした後の具体的な点数化や配点は、公開確認できた内容の範囲で判断します。「評定が高ければ書類の説明は不要です」「条件を超えた分は見られません」といった未確認の断定はできません。学校の学習を続けながら、書類や筆記、面接にも備えましょう。

自由選抜とアスリート選抜で、同じ文章を使えますか

材料を共有できる部分はありますが、提出用の文章をそのまま使う判断は避けてください。例えば、自由選抜の理学部志望理由書は500字程度、アスリート選抜では共通の文章と学科別の文章が分かれます。同じ活動を使っても、求められる説明や書式に合わせて構成を考える必要があります。

両方式を検討する場合は、資格と日程、必要書類を別に確認します。文章を一つ作ってから流用するより、どの書類で何を伝えるかを最初に分けましょう。現年度の併願の扱いも、大学公式要項や案内で確認してください。

面接の質問を集めれば、対策は終わりますか

質問を集めるだけでは、答えの根拠や学科への理解は深まりません。例えば、過去に聞かれたという質問に原稿を作っても、別の聞き方に変わると答えられないことがあります。提出書類に書いた内容を、自分の言葉で説明し、理由を聞かれても答えられる準備を進めてください。

未確認の面接時間や人数、質問を、大学の確定情報として使わないことも大切です。練習では、相手が何を聞いたかを理解し、必要な材料を選んで答えます。質問集は、理解が不足している部分を見つける道具として使いましょう。

高校限定の推薦資料が見られない場合、準備を止めるべきですか

在籍高校の進路指導部へ確認してください。例えば、指定校や関係校推薦では、大学が高校へ資料を送ることを案内しています。公開されない数値を探し続けるより、自校の対象学科、基準、校内期限、必要書類を聞くことが具体的な準備になります。

学校から回答を得るまでに、理学部で学びたい理由や現在の履修を整理することはできます。ただし、非公開の条件を推測して出願可否を決めないでください。自分で進められる準備と、高校の資料が必要な判断を分けましょう。

説明会では、何を確認すると志望理由に役立ちますか

説明会では、学科の名前や研究の題名を集めるだけでなく、今の疑問と大学の学びの関係を確認します。例えば、「この研究を理解するために、入学後はどんな基礎を学びますか」という質問が考えられます。説明を聞いた後に、自分が学びたい理由を短く書き直してみてください。

参加したこと自体を、未確認の加点条件として扱う必要はありません。確認した内容をどう理解し、準備に使うかが大切です。説明会の日時や形式は最新の案内を確認し、入試条件については要項を基準に照合しましょう。

立教大学理学部の自由選抜・アスリート選抜に向けて、準備を進めましょう

立教大学理学部の推薦・総合型選抜を目指す準備は、正式な方式と学科を確認するところから始まります。自由選抜では資格や履修を照合し、学科で学ぶ理由と科学の説明を深めます。アスリート選抜では競技の証明に加え、理学部の追加条件、共通と学科別の書類、学業と体育会活動の両立を整理してください。

外国人留学生の書類選考では、学校歴や試験科目、証明書類を早く確認します。指定校や関係校・附属校を通じる推薦は、在籍高校の最新資料が確認の入口です。この記事に示した前年度の条件や試験内容は参考情報であり、現年度の出願条件や日程として使わず、最新要項で最終確認してください。

例えば、今日できる行動は、履修予定を先生に確認する、活動を証明する資料を集める、志望理由の下書きを読んでもらうことです。準備は早く始めるほど、学習や活動を積み上げ、直す機会を増やせます。現在の課題が分かったら、次に動かす作業と期限を具体的に決めましょう。

自分の条件と、これからの対策を整理する

マナビライトの受験相談では、現在の資料を基に、確認が必要な条件や準備課題を整理できます。成績、履修予定、活動記録、下書きがあれば用意してください。

  • 検討する入試方式と学科について、学校や大学へ確認すべき項目を整理します。
  • 志望理由書、活動の説明、小論文や面接で深める課題を確認します。
  • 学校生活や競技予定に合わせて、次の作業と準備順を考えます。

学科の学びをさらに知りたい場合は、次に大学の説明会や公開された説明動画で、授業や研究への疑問を確認してください。例えば、関心のある研究を理解するために必要な基礎や、学科ごとの学びの違いを聞くと、志望理由を具体化する材料になります。開催情報は最新の案内で確認しましょう。

入試準備の基本を家族と共有したい場合は、その後に資料請求を使い、必要な情報を一緒に確認できます。受験相談、説明会、資料請求の順に、自分の課題に合う行動を選んでください。資料を受け取った後は、学校への確認や下書きの修正など、実際の準備へつなげましょう。

完全無料の受験相談で戦略を立てよう

マナビライトでは、受験生なら誰でも無料で利用できる「無料受験相談」を実施しています。
受験相談の場を使って、あなただけの受験戦略を立てましょう!

無料受験相談はこちら
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!