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立命館大学国際関係学部の推薦・総合型選抜|6方式の条件と講義・英語面接対策

立命館大学の国際関係学部を推薦や総合型選抜で目指すとき、「英語資格はどこまで必要か」「留学経験がなくても出願できるか」「文化活動や競技の実績をどう生かすか」と迷うことがあります。同じ学部でも、日本語中心の専攻、英語で学ぶ専攻、日米で学ぶ学科では、出願先も必要な準備も違います。この記事では、2027年度の公式募集要項をもとに、国際関係学専攻の講義選抜、英語学位プログラムの二つのAO、文化・芸術、スポーツ、外国人留学生入試を整理します。英語資格の種類や期限、提出書類、試験の内容を確認し、体験の振り返り、講義の聞き取り、小論文、英語面接へどう準備をつなげるかを説明します。

情報の基準日は2026年10月18日です。すでに出願が終わった方式もあり、今後の出願期間がある方式とは分けて確認する必要があります。出願済みの方は大学から届く本人向けの案内を優先し、次年度以降の方は受験年度の要項で条件を更新してください。読み終えたら、資格を確認する作業と、書類や試験へ向けた練習を分け、自分が次に取り組むことを決められるように進めましょう。

立命館大学のキャンパス(出典: Wikipedia)
目次

立命館大学 国際関係学部の推薦、何から始める?

立命館大学国際関係学部は、入試名より先に学科・専攻を選ぶ

日本語中心の専攻と英語で学ぶ専攻は、同じ国際関係学科にあります

国際関係学部には、国際関係学科とアメリカン大学・立命館大学国際連携学科があります。国際関係学科には、日本語で学ぶ国際関係学専攻と、英語で学ぶグローバル・スタディーズ専攻があります。国際関係学部という学部名だけで、授業の言語がすべて同じだと考えないでください。国際関係学専攻の講義選抜方式を選ぶ方は、日本語で資料や講義を理解して考えをまとめる準備が重要になります。一方、英語学位プログラムを選ぶ方は、英語の文章や面接を通じて、大学で学ぶ関心と力を示します。得意な試験だけを見ず、入学後に続く学習も比較しましょう。

例えば英語を学ぶことが好きでも、英語で専門的な文章を読み、意見を説明することには別の練習が必要です。逆に日本語中心の専攻でも、英語を学ばなくてよいわけではありません。入試の得点と、授業で使う言葉の役割を分けて考えます。

ジョイント・ディグリーは、二つの大学の共同学位です

アメリカン大学・立命館大学国際連携学科のジョイント・ディグリー・プログラムは、京都とワシントンD.C.でそれぞれ2年間学び、単一の共同学位を取得する仕組みです。二つの学位を別々に得ると説明するのは正確ではありません。この学科を考えるときは、海外へ行きたいという希望に加え、両大学で学ぶ内容、英語の条件、学習量、生活や費用を確認します。例えば留学を希望する専攻と、日米双方での履修が教育課程に組み込まれている学科では、準備の前提が違います。

英語の出願資格を満たすことと、入学後にアメリカン大学で履修する条件を満たすことも別です。後の方式別説明で、入学前と入学後の基準を分けて確認します。出願できるという一点だけで、進学後の計画まで完成したと考えないようにしましょう。

語学だけでなく、社会の問題をどう考えるかが学びの中心です

大学の公式説明では、政治・法律、経済・協力開発、文化・社会という見方から国際関係を学びます。語学力を高めることは大切ですが、その言葉を使って何を理解し、どのような問題を考えたいかも重要です。例えば同じ移住への関心でも、入国や就労の制度、働く条件、地域での文化や言語の違いでは、使う資料や考え方が変わります。自分が気になる場面を一つ取り上げ、別の見方ではどんな疑問が出るかを考えると、学部の学びとの接点が見つかります。

大学の授業名を調べるときも、難しい名前を覚えるだけではなく、自分の疑問を考えるために何を学べるかを確認します。例えば制度を理解したいのか、地域の歴史を知りたいのか、データを読めるようになりたいのかを分けると、学習計画が具体的になります。

国際関係学専攻

日本語を中心に国際関係学を学び、語学の学習も続けます。

グローバル・スタディーズ専攻

英語で専門分野を学ぶ準備を、資格と実際の読み書きの両面から考えます。

国際連携学科

日米双方での履修、共同学位、英語・費用・生活の条件を確認します。

学科や専攻の違いは、国際関係学部の学科・専攻紹介と国際関係学専攻の学習内容で確認できます。

六つの入試は、出願条件と評価される場面で比べる

六つの入試は、出願条件と評価される場面で比べるに向けて準備する高校生

三つのAOは、講義・英語面接・日米での学びへの適性が異なります

国際関係学専攻講義選抜方式は、指定英語資格を入口として、書類と講義を使った小論文で選考します。グローバル・スタディーズ専攻総合評価方式は、英語学位プログラムとしての書類や英語面接を確認します。ジョイント・ディグリー・プログラム総合評価方式には、10月選考と12月選考があります。三つともAOという名称ですが、同じ志望理由や同じ練習だけで対応できるわけではありません。例えば、講義選抜の聞き取りと小論文の練習を、そのまま英語面接の準備に置き換えることはできません。使う言語と、考えを示す方法を先に比べます。

本記事で扱う英語学位プログラムの二方式は、日本語の入試情報サイトに掲載された2027年度の専用要項に基づきます。別に案内されるAO英語基準入学試験の日程や条件を混ぜないでください。学部や専攻が同じでも、入試制度の違いを確認する必要があります。

文化・芸術とスポーツは、活動実績だけでは決まりません

文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験と、スポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験は、国際関係学専攻が対象です。活動や競技の条件に加え、成績、進学の意思、大学での学習と活動の継続を確認します。例えば全国大会の資料があっても、本人の役割や出場が分からなければ、必要な証明を満たしているかを判断できません。また、活動の話だけを準備して、国際関係学部で学びたいことを説明できない状態も避けたいところです。

この二方式では、二次の口頭試問で英語の読解力を確認します。AOのような特定の英語資格の条件が示されていないことと、英語の学習が不要であることは違います。評定を維持しながら、英語の文章を理解して説明する練習を続けましょう。

外国人留学生入試は、国籍・学歴・日本語・英語を順に確認します

外国人留学生入学試験は、国際関係学専攻を対象とし、前期と後期があります。国籍や学歴の資格に加え、日本留学試験と英語の証明を確認します。英語で学ぶグローバル・スタディーズ専攻のAOと、名前から混同しないようにしてください。日本語の基準は、前期で出願要件として示されるものと、後期で目安とされるものを分けて読みます。英語の証明にも対象となる試験があり、他学部で使える試験を、そのまま国際関係学部へ提出できるとは限りません。

例えば日本語で会話ができても、日本留学試験の受験回や必要科目がそろっていなければ、同じ扱いにはなりません。話す力、試験結果、正式な証明書を別々に点検して、書類の不足を早く見つけます。

指定校推薦の情報は、高校の案内で確認します

検索で「推薦」と調べていても、本記事の六方式と指定校推薦は同じ制度ではありません。指定校推薦の対象校や校内の手順を、公開されているAO要項から推測しないでください。在籍高校へ、受験年度の案内があるかを確認します。高校での選考も、評定が高い順に必ず決まるという説明はできません。必要な成績等の条件を満たしたうえで、大学や学部の学びに合うかを含め、学校が示す基準に沿って確認します。公開されていない推薦枠や校内締切を、インターネットの体験談で補わないようにしましょう。

AOの比較

授業の言語と、書類・小論文・面接で示す力を比べます。

活動型の確認

成績と活動実績、本人の証明、大学での継続を確認します。

留学生の確認

国籍・学歴、受験回、科目、語学証明の順に点検します。

立命館大学 国際関係学部の推薦、何から始める?

国際関係学専攻講義選抜方式は、英語資格と講義を読み取る力を分けて準備する

募集10名の入口は、指定された英語資格です

2027年度の国際関係学専攻講義選抜方式は、国際関係学科の国際関係学専攻で10名を募集します。学部で定める出願要件は、指定された英語の級や得点を出願時点で取得し、証明書で示せることです。英語が好きという気持ちだけでは、この条件を満たしたことになりません。対象は、英検2級以上、TOEFL iBTの新しい尺度で3.0以上、従来の尺度で51点以上、TOEICの聞く・読む公開試験550点以上、IELTSの学術向け試験4.5以上、GTEC1,000点以上、Duolingo English Test85点以上です。英語の試験名は似ていても、対象となる種類を確認します。

英検はCBTやS-CBTも認められ、受験時期を問いません。それ以外は、出願期間の最終日からさかのぼって2年以内に受験し、出願期間中に必要書類を提出できるものが対象です。例えば、得点が基準以上でも、証明書を出せる時期が締切後なら同じ扱いにはなりません。TOEFLの3.0と51点は、受験日による尺度の違いです。2026年1月21日以降の受験には新しい尺度、1月20日までには従来の尺度を当てます。自分で換算した数値を書かず、公式の証明書にある試験日と得点を確認してください。

TOEFLの自宅受験版やEssentials、TOEICの団体特別受験、IELTS Onlineや一技能再受験は対象外です。TOEFLは受験回ごとの得点を使い、複数回の最高点を組み合わせた得点は使いません。GTECも公式の得点に限られます。この方式の学部別要件には、全体の評定を一律に何点以上とする数値は示されていません。ただし調査書を提出し、書類を総合的に評価する方式です。成績の条件が数値で書かれていないことを理由に、学校の学習を軽く扱わないでください。

共通資格は英語資格と別に確認します

共通資格には、志望学部を第一志望として学ぶ意思や、2027年3月31日までの高校卒業など、大学入学資格に関する条件があります。英語資格を満たしていても、共通資格の確認は必要です。卒業見込みで合格しても、指定された日までに卒業等ができなければ入学できません。海外の学校や高卒認定、個別の資格審査に関係する方は、自分の学歴がどの区分に当たるかを確かめます。例えば海外で学んだ年数だけから、すべての条件を満たすと決めることはできません。必要な証明書と問い合わせ期限を先に確認しましょう。

要項は専願とはしていませんが、立命館大学の他学部や、同じ学部の別のAO方式を同時に併願することはできないと定めています。不合格となった場合は、別のAOを含む他の入試へ出願できる扱いです。受験日が違うという理由だけで、自由に複数出願できるとは考えないでください。この違いは、講義選抜と英語学位プログラムを迷う際にも重要です。先に入学後の学びを比較し、そのうえで受ける方式を選びます。出願前には、自分が参照している要項にある併願の注意書きを読み、日程だけで判断しないようにしましょう。

資格の確認

英語資格の得点・受験日・試験の種類・証明書を一緒に確認します。

学歴の確認

高校卒業等の共通資格と、志望学部を第一志望とする意思を確認します。

出願の確認

他のAO方式との併願制限を確かめ、入学後の学びから方式を選びます。

出願期間は9月1日から7日、二次選考は10月18日です

2027年度入試のオンライン出願は、2026年9月1日10時から9月7日23時までです。郵送書類も9月1日から7日までで、最終日の消印が有効です。オンライン登録と書類の郵送は別の工程で、片方を終えただけでは出願準備が完了しません。一次選考は書類審査です。一次の合格発表は10月9日9時30分、二次選考の検定料納入は10月9日9時30分から10月15日23時までです。二次は10月18日に衣笠キャンパスで実施します。集合時刻と場所は、一次合格発表後の案内で確かめます。

最終合格発表は11月4日9時30分です。第一次入学手続は11月4日から18日、第二次入学手続は2027年3月9日から18日です。一次選考の発表と最終合格発表、二回の入学手続を、それぞれ別の予定として家族と共有してください。検定料は一次15,000円、二次20,000円です。二次の納入は一次に合格した方が行います。支払いを担当する人と受験する本人が違う場合は、いつ誰が確認するかを決め、完了画面や控えを保管しましょう。

2026年10月18日時点では、この方式の新規出願は終了し、二次選考当日です。今から出願できる方式として読むのではなく、出願済みの方は本人宛ての案内を優先し、次年度以降の方は準備の順番を参考にしてください。翌年度の日付は、新しい要項で改めて確認します。

必要書類は調査書、1,200字以内の文章、英語の証明を中心にそろえます

学部別の書類は、調査書等、エントリーシート、語学外部資格試験の証明書です。共通の手続では写真等も必要です。エントリーシートはオンラインの入力欄へ直接記入するため、紙の様式を探して手書きする方式ではありません。エントリーシートでは、志望に至った本人の体験を具体的に説明し、その体験と学部で学びたい分野やテーマの関係を、1,200字以内で述べます。大学の紹介を長く書くより、自分が何を経験し、何を考えるようになったかが伝わる材料をそろえましょう。

調査書の提出方法は、出願資格の区分によって確認します。国内高校の卒業見込み者は、原則として出願最終日から3か月以内に発行された、学校で厳封した調査書を郵送します。海外の学校の成績証明などは扱いが異なるため、同じ手順をそのまま使わないでください。英語の証明は、氏名、受験日、得点が読める状態で提出します。画像をPDFにする場合は、端が切れていないか、文字が小さすぎないかを実際に開いて確かめます。例えば本人の得点だけを切り抜くと、誰の結果かを確認できなくなることがあります。

英検のデジタル証明は、プレビュー画面のPDFや共有キーの入力が案内されています。TOEFLやIELTSには、オンライン上で入力する番号もあります。資格の名称を入力しただけで証明まで済んだと考えず、試験ごとの提出欄を確認しましょう。

合格後にも、英語証明の原本や直送の手続が残ります

出願時にPDFを提出した英検やGTECの紙の証明書は、合格後、第一次入学手続の締切までに原本を提出する案内があります。コピーを出して終わりではありません。手元の原本は、出願が終わっても紛失しないよう保管してください。TOEFLは合格後に試験実施機関から大学へ結果を直接送る手続が必要です。TOEICは国内受験と国外受験で、公式結果の送付方法が異なります。IELTSも原本提出または実施機関からの電子送信に関する指定があります。

Duolingo English Testは、出願期間の最終日までに大学が結果を確認できるよう手続をします。他の試験の合格後の流れと混ぜないことが大切です。証明の提出は、試験を受ける、結果を受け取る、大学へ示すという別々の作業で考えましょう。例えば英語試験の結果が届いた時点で安心すると、大学への送付設定を見落とす場合があります。自分の資格の欄だけを抜き出し、出願前に行うことと、合格後に行うことを二つの欄に分けておくと管理しやすくなります。

出願前

調査書の依頼、本人の文章、英語証明の提出方法を確認します。

出願中

オンライン入力・納入・郵送の完了を別々に確かめます。

合格後

英語証明の原本や直送、二回の入学手続を忘れずに進めます。

出願資格や日程の詳細は、2027年度AO選抜入学試験要項の国際関係学専攻講義選抜方式で確認してください。

講義選抜の1,200字は、体験から生まれた問いを中心に組み立てる

海外経験の大きさより、自分が考えたことを具体化します

講義選抜の文章では、本人の個人的な体験と、大学での学びの関係が問われています。海外に長く滞在した経験がないから、書く材料がないとは限りません。学校や地域での交流、読書、授業での調べ学習なども、自分の関心が生まれた過程を振り返る入口になります。ただし、経験なら何でも同じように使えるという意味ではありません。例えば地域の多言語案内に関心を持った場合、案内があるかどうかだけでなく、誰が必要な情報に届きにくいか、どのような情報が不足するかを考えた過程が重要です。

最初の整理では、出来事、自分がしたこと、そこで分かったこと、まだ分からないことを別々に書きます。「多文化共生の大切さを学びました」という結論だけでは、本人の経験を読み手が追えません。何を見聞きして、その考えに至ったかを補いましょう。体験を大きく見せるために、参加しただけの活動を企画したと書いたり、団体全体の成果を自分だけの成果にしたりしてはいけません。担当した範囲が小さくても、そこで自分が判断したことを正確に説明する方が、文章の根拠ははっきりします。

問いを深めるときは、調べる対象や比べる条件を考えます

大学の2026年度講評は、入学前にテーマを細かく絞り込む必要はないと説明しています。大切なのは、経験と学びたい内容のつながりです。以下の問いの整理は、研究計画を完成させる義務ではなく、自分の関心を理解するための練習として使ってください。「世界の貧困をなくしたい」という願いを深めるなら、どの地域の、誰の、どのような困難に関心があるかを考えてみます。最初から一つに決める必要はありません。具体例を調べることで、自分が何に疑問を持っているかを説明しやすくなります。

例えば教育への関心なら、学校へ通う機会、授業を理解する言語、家庭で学習する環境は別の問題です。一つに決めることは、ほかの問題を無視するためではありません。まず自分が説明できる範囲を定め、後から関連を考えやすくするためです。問いを作ったら、答えを最初から決めすぎていないかを確かめます。「この支援は絶対に必要です」と書く前に、役立つ場面と、届きにくい相手を調べます。自分の希望と資料で分かる事実を分けることが、大学で学ぶ課題を見つける助けになります。

調べた結果、最初の予想と違うことが分かっても、それを隠す必要はありません。どの資料によって考えが変わったかを整理すれば、受け身で情報を集めただけではないことを説明できます。無理にきれいな成功談へまとめないようにしましょう。

学部とのつながりは、学問の見方で説明します

国際関係学部の公式説明には、政治・法律、経済・協力開発、文化・社会という学びの入口があります。自分の関心を、そのいずれか一つへ機械的に当てはめるのではなく、どの見方を使うと問いを深められるかを考えます。例えば地域で外国人住民が情報を受け取りにくい問題なら、言語の工夫だけでなく、行政の制度や働く時間、地域との関係も検討できます。語学力を高めたいという目標と、語学を使って何を調べたいかを分けて説明してみましょう。

授業名や教員名を並べるだけでは、本人の問いとの関係は伝わりません。授業を調べるときは、扱う内容、使う考え方、自分の疑問に役立ちそうな点を短くまとめます。未確認の授業や所属できると決まっていない研究室について、確約のように書かないでください。学部が重視する「言語・理論・地域」の組み合わせも、準備を考える手がかりになります。言葉を理解する力、出来事を説明する考え方、特定の地域の背景を調べる力のうち、自分に不足する部分を見つけ、学びたい内容へつなげます。

落とし穴:感動した体験だけで文章を終えない

体験の説明に文字数を使いすぎると、学びたい内容を書く余地がなくなります。下書きができたら、出来事の説明、自分の考え、大学で深めたい問いの部分を別の色で確認します。色の割合を合格基準にするのではなく、必要な内容が抜けていないかを見るためです。例えば交流行事の流れを最初から最後まで説明する必要はありません。関心が変わった場面を一つ選び、その場で自分が何を考えたかを詳しく説明します。読み手に必要な背景は残し、関係の薄い日程や感想は削ります。

また、調べた資料の主張をそのまま自分の経験のように書かないことも重要です。自分が見聞きしたことと、後から読んで知ったことを区別します。出典を確認できる資料は保管し、理解が曖昧な用語を使う前に自分の言葉で説明してみましょう。大学は、出願書類を本人が作成することを求め、生成AI等による作成を認めていません。文章の完成形を他者に作ってもらう準備は避けます。相談では、どこが伝わらないか、何の根拠が足りないかを質問してもらい、本人が材料を確かめて書き直すことが大切です。

体験

自分が見聞きしたことと、自分の担当を分けて説明します。

問い

何が分かり、何がまだ分からないかを具体化します。

学び

大学の授業や学問の見方が、その問いにどう役立つかを考えます。

講義約20分と小論文50分に備え、聞きながら考える練習をする

二次選考は、面接ではなく資料と講義をもとにした小論文です

講義選抜の二次では、与えられた資料と講義をもとに小論文を書きます。講義は約20分、小論文は50分で、全体は約70分です。要項に示された選考方法に面接はありません。「AOなら面接が中心」と思い込み、話す練習だけに偏らないようにしてください。評価する点として、テーマの理解、論理的に考える力、表現する力などが示されています。つまり、事前に覚えた意見をどのテーマにも当てはめる練習では足りません。当日の説明を正確に捉え、それを使って考える準備が必要です。

講義中はメモを取ることができ、用紙は当日配られ、試験終了後に回収されます。自分で作った資料を持ち込めるという意味ではありません。練習では、白紙から必要な情報を記録する方法を試し、長い文章を丸ごと写す癖を減らしましょう。小論文の字数や細かな配点は、ここで確認した方式の説明には示されていません。別の学部の字数や配点を当てはめず、試験当日の問題文と指示に従います。練習の字数を決める場合も、大学が指定した数字とは区別してください。

メモは、主張・理由・具体例・条件を分けて取ります

講義を聞く練習では、まず話し手の中心の問いを短く書きます。そのうえで、主張、その理由、説明に使われた例、主張が成り立つ条件を分けます。すべてを書き取ろうとするより、後から関係をたどれるメモを目指しましょう。例えば二つの地域を比較する説明なら、共通する点と異なる点を並べます。ただし、地域名や数字だけを写しても、なぜ比べたのかが抜けると使えません。比較によって話し手が何を説明しようとしたかを、一言添える練習をします。

途中で知らない言葉が出ても、そこで考え続けて後の説明を聞き逃さないようにします。印を付け、周囲の説明から意味を確かめます。分からなかった箇所を、知っている言葉へ勝手に置き換えて記録しないことが大切です。聞いた直後に、講義を見ていない人へ短く説明してみましょう。自分のメモだけでは主張の理由を説明できない場合、その部分が記録の弱点です。録画で練習する場合は、最初は止めずに聞き、説明後に再生して確認すると、不足が見つかります。

資料の数字は、何を数えた結果かを確認します

資料に表やグラフがある場合は、題名、対象、期間、単位、出典を先に読みます。割合なら全体が何か、件数なら調べた範囲が同じかを確かめましょう。数字が大きいという印象だけで、問題の深刻さを決めないようにします。例えば二つの国の利用者数が違っても、人口や調査対象が違えば、その数字だけで利用しやすさを比べられません。資料が直接示すことと、それだけでは判断できないことを分ける練習が必要です。

増加と減少を説明するときも、最初と最後の数値だけで途中の変化を省かないようにします。一度大きく下がってから回復した場合と、毎年少しずつ増えた場合では、読み取れる内容が違います。資料を使う文章では、変化の範囲を正確に示します。講義が資料の見方を説明した場合は、両方を結び付けます。資料の数字を写すだけでも、講義の感想だけでも十分ではありません。どの資料が、講義のどの説明を支えているかを整理し、問題が求める範囲で使います。

聞く準備

中心の問いと、主張を支える理由を記録します。

読む準備

数字の対象・期間・単位を確認し、言える範囲を決めます。

書く準備

資料と講義をつなぎ、設問に答える順番を組み立てます。

50分の練習は、構成を決めてから書き始めます

小論文の練習では、設問を読み、何を説明するのか、意見を求めているのか、比較が必要なのかを確認します。問題の要求が複数ある場合は、それぞれに答える場所を決めてから書きます。最初の問いだけに長く答えて、後半を落とすことを防ぐためです。50分の使い方は、読む・考える・書く・見直す作業に分けて試します。大学が時間配分を指定しているわけではないため、自分の書く速さに合わせて調整してください。毎回書き切れないなら、文章を急ぐ前に、構成の広げすぎを点検します。

例えば理由を五つ並べるより、資料で支えられる理由を二つ選び、それぞれのつながりを説明する方が、限られた時間で論点を保ちやすくなります。理由の数を増やすこと自体を目標にせず、主張との関係を明確にしましょう。見直しでは、問題への答え、資料の読み違い、主語と述語、言い切りすぎ、結論のずれを順に確かめます。誤字だけを直して満足せず、最初に述べた考えと最後の結論が同じ問いに答えているかを確認してください。

反対の見方を入れるときも、設問から離れません

自分の主張の弱点や別の見方を考えることは、論理を確かめる練習になります。ただし、どの答案にも決まった反論の段落を足す必要があるわけではありません。まず設問に必要な内容を満たし、その範囲で考え方の限界を示します。例えばある政策の効果を考える場合、助かる人がいる一方で、利用の条件を満たせない人がいるかもしれません。そこから、政策が無意味だと飛躍するのではなく、どの条件を変えると届く相手が広がるかを考えます。

講義と異なる意見を述べる場合も、先に講義の主張を正確に理解します。相手が述べていない極端な意見を作って批判すると、資料理解の確認になりません。話し手の説明と、自分が加える考えを区別して書く習慣を付けましょう。

練習後は、点数よりも直す箇所を一つ決めます

学校の先生などに見てもらう際は、「良い文章ですか」だけでなく、「設問の後半に答えていますか」「資料から言えないことを書いていませんか」と、確認してほしい点を具体化します。助言を受けたら、本人が理由を理解して書き直します。書き直すときは、一度にすべてを変えるより、最も大きな問題を先に直します。例えば結論と理由がつながっていないなら、表現をきれいにする前に構成を見直します。資料の読み違いがあるなら、文章を増やす前に読み取りへ戻ります。

練習記録には、使った資料、時間、できなかった作業、次に試す方法を残します。「今日は書けなかった」という感想だけでは改善につながりません。聞き取れなかったのか、考えが広がりすぎたのか、書く時間が不足したのかを分けてください。このように準備すると、講義選抜の評価に対応した練習を積み重ねられます。英語資格は出願の入口として管理し、出願文章は体験と学びの関係を整理し、二次は資料と講義を使って考える力を鍛えます。三つの作業を混ぜず、必要なところへ時間を使いましょう。

設問確認

何を説明し、何について意見を書くかを分けます。

答案点検

資料・講義・自分の考えを混同していないかを見ます。

次の練習

最も大きな弱点を一つ選び、直す方法を試します。

英語で国際関係学を学びたい人へ:GS総合評価方式とJDP総合評価方式

立命館大学国際関係学部の総合型選抜を調べるとき、英語で学ぶ二つの方式は、名称だけで判断せずに独立した入試として確認しましょう。グローバル・スタディーズ専攻総合評価方式と、ジョイント・ディグリー・プログラム総合評価方式です。ここでは前者をGS、後者をJDPと表記します。2027年度の英語学位プログラム専用要項に沿って、出願条件から入学手続まで確認します。準備方法は学習のための提案です。日本語で学ぶ国際関係学専攻の講義選抜方式、別制度のAO英語基準入学試験とは区別してください。

情報の確認日は2026年10月18日です。2027年度という表記でも、出願・選考の多くは2026年中に行われます。GSとJDP10月選考の出願はすでに終了しており、確認日当日が要項上の面接日です。これから出願できる日程としては、JDP12月選考を確認する段階にあります。年度が変わった後にこの記事を読む場合は、以下の日程を翌年度に置き換えないでください。募集人数、英語資格、テーマ、提出方法は変更される可能性があります。最新要項を開き、自分が受ける年度・方式・選考月を先に確定することが準備の出発点です。

GSとJDPの違いを「英語が得意」でまとめない

GSは国際関係学科のグローバル・スタディーズ専攻を対象にしています。英語で専門分野を学ぶことと、国際社会の問題への関心を結び付けて考えましょう。英語力を示す資格があっても、どの問題をどの視点から学びたいかが曖昧だと、志望理由の整理が難しくなります。JDPはアメリカン大学・立命館大学国際連携学科を対象とする方式です。両大学が共同で編成する一つのカリキュラムを学び、一つの共同学位につながるプログラムです。二大学それぞれから別の学位を得る仕組みと混同せず、日米双方で学ぶ必然性を自分の関心から検討しましょう。

たとえば環境問題に関心がある場合も、「世界の問題だから英語で学びたい」だけでは学習計画を具体化できません。政策交渉、企業行動、地域社会の負担、情報発信など、どの側面を理解したいのかを分けると、必要な授業や調査方法を調べやすくなります。関心の入口が同じでも、どこを掘り下げるかによって必要な学びは変わります。経験を振り返るときは、印象に残った出来事だけでなく、その後に調べたこと、まだ説明できないことも書き留めてみましょう。そこから学びたい内容を具体化できます。

募集人数と併願の注意

2027年度の募集人数は、GSが13名、JDPが10月選考3名、12月選考3名です。募集人数は合格保証人数ではありません。出願状況や選考結果によって合格者数が募集人数を下回る場合があると要項に記載されています。人数の小ささだけで合格可能性を判断しないことが大切です。要項では、この入試は専願ではない一方、立命館大学の志望学部を第一志望として勉学を希望することを求めています。また、本学の他学部・同学部の別のAO選抜方式との併願には制限があります。「専願ではないから立命館のAOを何方式でも同時に受けられる」という理解はできません。

本入試で不合格となった場合には、AO選抜の12月選考へ出願できるという規定もあります。ただし、受験資格、必要書類、次の出願締切は改めて満たす必要があります。再出願を検討するなら、結果発表を待つ間にも、大学の規定を読み、書類発行に必要な時間を調べておきましょう。

最初に一枚の確認表を作る

方式名、選考月、出願期間、英語証明、学校書類、推薦者、面接形態、入学手続を一枚に整理すると管理しやすくなります。情報の横に要項のページ番号を書いておけば、不明点が出たときに元の説明へ戻れます。

GS総合評価方式の出願資格と英語要件

学歴の条件と英語力の条件を分けて確認する

GSでは、志望学部を第一志望として学ぶ意思、学歴に関する条件、方式が定める英語力の条件を確認します。高校卒業見込みの場合も、2027年3月31日までに必要な卒業・修了等の条件を満たす必要があります。合格後に卒業条件を満たせなければ入学できません。海外の学校、飛び級、複数国の教育課程、高等学校卒業程度認定試験などに該当する場合は、自分の経歴を要項のどの項目で説明できるかを確かめましょう。GSとJDPでは認められる学歴資格の範囲が完全には同じではありません。片方の条件をもう片方へ流用しないでください。

個別の入学資格審査を希望する場合や、資格の充足が不明な場合は、出願期間開始日の1か月前までに入学センターへ問い合わせる規定があります。「卒業時には条件を満たすはず」という自己判断のまま提出直前まで待つことは避けましょう。

GSで利用できる英語資格

GSの英語要件は、英検準1級以上、TOEFL iBTの旧尺度76点以上または新尺度4.0以上、TOEIC Listening & Reading 740点以上、IELTS AcademicのOverall 6.0以上、GTEC1210点以上、Duolingo English Test110点以上のいずれかです。TOEFLの旧尺度は2026年1月20日までに受験した0~120スケール、新尺度は2026年1月21日以降に受験した1~6スケールを指します。取得した点数だけでなく受験日も確認してください。自分で旧尺度と新尺度を換算して条件を満たしたと判断する方法は避けましょう。

英検はCBT、S-CBTも対象で、受験時期を問いません。それ以外の対象資格は、出願期間最終日からさかのぼって2年以内に受験し、出願期間中に必要書類を提出できるものが有効です。資格試験を予約しただけ、結果発表を待っているだけでは要件を満たしたことになりません。

TOEFLはTest Dateのスコアを使用し、MyBestスコアは採用されません。TOEFL iBT Home Edition、TOEFL Essentials、TOEIC IP、IELTS Online、IELTS One Skill Retakeは対象外です。GTECはオフィシャルスコアに限られます。試験名の一部が一致するだけでは判断できません。

方式を先に確定

GSとJDPは資格・書類・面接形態が異なります。

年度を確認

2027年度入試の多くは2026年に行われます。

資格の条件を満たすことと、選考で合格することは別です。要項はGSの第1次選考について、英語資格の証明を含む出願書類を総合評価すると説明しています。最低条件から何点上なら合格できる、という保証は公表されていません。

GSの英語試験免除は直近6年間の教育歴で確認する

GSでは、入学までの直近6年間の学校教育をすべて英語で受けた場合に、英語外部資格試験の証明書提出が免除される規定があります。海外に住んでいたこと、英語を使う部活動に所属していたこと、英語の授業時間が多かったことと同じ条件ではありません。免除を使う場合には、その6年間に在籍したすべての学校で英語による教育を受けたことを証明します。最終の学校が、それ以前の学校の教授言語も英語だったと認定・明記していれば、最終の学校の証明のみでよいという扱いがあります。

証明には、学校の教授言語を示すレターやスクールプロフィール、大学所定の免除申請書式などが例示されています。フォームがあることだけで免除が自動成立するわけではありません。証明対象の期間が途切れていないか、転校前の学校まで説明できているかを確認してください。学年、在籍期間、学校名、教授言語、証明発行窓口を時系列で並べておくと照合しやすくなります。家族の記憶だけに頼らず、学校が発行できる資料と突き合わせましょう。言語の混在など判断が難しい事情は、大学への確認事項として残します。

GSの書類選考を準備する

出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ

受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。

  • 出願できる方式と未確認の条件
  • 評定・活動・書類のうち先に動く項目
  • 志望学部に合わせた準備の順番

調査書と代替書類の違いを押さえる

GSで調査書を提出する場合は、学校が厳封したものを開封せず、所定の宛名ラベルを用いて簡易書留速達で郵送します。出願期間最終日の消印有効ですが、ポストへの投函はできません。オンライン入力だけで出願が完結すると考えないでください。卒業見込みの調査書には発行時期や記載すべき学年・学期の条件があります。学校が2学期制で最新学期の成績を出せない場合の扱いも要項に記載されています。担任の先生へは「調査書をください」とだけ伝えず、方式と提出期限、必要な記載範囲を合わせて相談すると確実です。

調査書を提出できない場合は、卒業・修了証明または見込証明と成績証明など、要項に沿った書類を用意します。転校や留学のある人は、どの期間の成績がどの証明書に含まれるかを見直しましょう。最終校の証明だけで全履歴を説明できるかが確認点です。たとえば留学期間に別の学校へ在籍した場合でも、休学の有無や日本の高校での成績記載の状態により必要書類が変わります。「留学経験がある人は必ず同じ書類」というまとめ方はできません。自分の経歴に該当する注記を読み、学校に相談してください。

GSのエッセイは英語600 wordsが上限

GSのApplication Essayは、本人が所定のテーマについて英語で作成し、TAOの入力フォームへ直接入力します。上限は600 wordsです。日本語600字ではありません。課題は、志望のきっかけになった具体的な個人経験と、そこでの経験が大学で探究したい分野・テーマにどう結び付くかを扱います。ここで注意したいのは、経験の珍しさや規模と、学びの説明の具体性は同じではない点です。海外での大規模な活動がなくても、自分が実際に観察し、考えを変え、さらに調べた経験は振り返れます。ただし、どの経験を使えば有利になるかという大学の採点基準を推測して断言することはできません。

最初から提出文を書こうとせず、自分の経験を事実のメモとして整理してみましょう。いつ、どこで、誰と何を行い、そのとき何を疑問に思ったのか。行動したことと、見聞きしただけのことを分ければ、経験を過大に表現しにくくなります。次に、その経験だけでは分からなかったことを挙げます。たとえば地域の問題を観察したとして、その原因を国の政策で説明できるのか、経済的条件によるのか、文化的な違いによるのかは別途検討が必要です。経験から学問的な問いに進むための中間段階を意識しましょう。

生成AIによる出願エッセイ作成は禁止

2027年度の専用要項は、Application Essayの作成に生成AI等を用いることを認めていません。AIで作成した内容を本人が作成したものとして提出した場合、不正行為とみなすことがあると明記されています。提出用の文章をAIへ代筆させたり、翻訳・書き換えをさせたりする準備は避けてください。自分の経験と考えを、自分の言葉で記述することが大切です。他人の文章に自分の情報を当てはめる方法では、経験の意味や関心の変化を十分に説明できません。学習支援サービスを利用する場合も、本人作成の原則と大学の禁止事項を最優先にしましょう。

誤字の確認や学習相談など、どこまで認められるかが曖昧な支援については、大学の最新の説明に従ってください。「みんなが使っている」「検出されなければよい」という判断はできません。便利な道具かどうかより、入試のルールに適合しているかが先です。

引用・参考文献は自分の考えとの境界を示す

要項では、他者の考えなどを出典なく利用する剽窃を不正として扱い、特定のデータ、事実、意見に触れるときの本文中の引用表示と参考文献一覧を求めています。本人の経験を書いていても、途中で統計や研究結果を持ち出した場合は出典の確認が必要です。準備では、資料を読む段階から、題名、著者・機関、公開日、ページ、URLを記録すると混乱を防げます。自分の言葉に言い換えた場合も、元の考えが他者のものなら出典との関係は消えません。文章が完全に一致しなければ引用不要、とは考えないでください。

語数に何を含めるかなど、要項と入力画面だけでは判断できない点がある場合は、独自に除外規則を作らず大学へ確認しましょう。600 wordsぎりぎりを狙うことよりも、指定の条件に合い、本人が内容を説明できることを優先したいところです。

本人作成が前提

提出エッセイは生成AIを使わず本人が作成します。

第三者書類は早めに

推薦書と学校証明は事前に日程を共有しましょう。

推薦書は本人の提出作業とは別に動く

GSにはLetter of Referenceが必要です。日常的に本人をよく知る学校教職員に依頼し、日本語または英語で作成してもらいます。本人が代わりに推薦文を書いて提出する書類ではありません。依頼先の肩書の大きさより、学校での本人を知っていることが要項上の出発点です。推薦者は、出願期間中にTAOの所定フォームへ直接入力します。本人は出願期間内にシステムから依頼を送信します。入力できる期間が限られるため、事前に依頼の了承を得て、日程と手順を伝えておくことが重要です。出願最終日に初めて依頼する進め方は避けましょう。

先生へ渡す準備資料は、本人の学習歴や活動の事実を整理したものにとどめ、推薦内容を指定したり、実際と異なる評価を求めたりしないでください。必要な情報を共有することと、第三者の評価を本人が作ることは区別する必要があります。

GSの選考日程と英語面接

二段階選考の流れ

2027年度GSの出願期間は2026年9月1日10時から9月7日23時まで、第1次選考の合格発表は10月9日9時30分です。第2次選考は10月18日、最終合格発表は11月4日9時30分です。すべて日本標準時で、2026年10月18日現在は出願を新規に始める段階ではありません。第1次選考は書類、第2次選考は英語による約15分の個人面接です。面接は衣笠キャンパスで実施されます。最終判定では第1次・第2次の結果が総合評価されるため、書類を通過したら書類内容は関係なくなる、という理解はしないでください。

入学検定料は第1次15,000円、第2次20,000円で、別途手数料が必要です。第1次合格者の第2次納入期間は10月9日9時30分から10月15日23時までです。この期間内に納入しなければ第2次選考を受験できません。合格確認後の支払いも選考の一部として管理します。

15分面接の準備は長い暗記から始めない

英語面接の準備では、話す力に加えて質問を理解する力も整えましょう。自分の経験、関心、大学で学びたいことを、それぞれ短く説明する練習から始めると、質問に応じて話す内容を調整しやすくなります。長い文章を最初から最後まで暗記する必要はありません。一つの経験を30秒、1分、2分程度で説明してみると、重要な部分と補足部分を分けやすくなります。回答時間を変える練習を通じて、質問の範囲を超えて話し続ける癖がないかを確かめるための方法です。

発音の細かな癖だけに目を向けず、質問に答えているか、理由を示しているか、事実と意見が区別できているかを確認しましょう。難しい単語を使おうとして意味が曖昧になるなら、自分が正確に扱える言葉に置き換えて説明する練習が役立ちます。

書類に書いたことを別の角度から説明する

自分の出願書類を読み返すときは、各文について「なぜそう考えたのか」「具体的には何をしたのか」「別の見方はないか」を自分に問いかけます。内容への理解を確かめながら、説明が足りない箇所を見つけましょう。たとえば「多様な意見を理解した」と書いたなら、実際に意見が違った点、相手の説明から理解が変わった点、自分がまだ判断できない点を区別して考えてみましょう。結論が立派かどうかより、具体的な経験からどのように考えたかを本人が説明できる状態を目指します。

対面面接では移動と持ち物まで準備する

GSは対面で受験するため、キャンパス名、集合場所、到着時刻、交通機関を確認します。集合時刻等は大学からの個別案内を優先してください。記事中の試験日だけを見て、自分で開始時刻を想定しないようにしましょう。面接案内が試験日の5日前までに届かない場合は、入学センターへ問い合わせる規定があります。メールの受信箱に見当たらないときは、迷惑メール、登録アドレス、TAOの連絡事項を確認し、放置しないことが重要です。学校メールを使う人は利用期限にも注意してください。

交通経路は最短時間だけでなく、乗換え、当日の混雑、到着後の構内移動も含めて検討します。時計や電子機器については、使用できないものがあるため要項と受験案内を照合してください。便利だからという理由でスマートウォッチを試験中に使用できるわけではありません。

JDP総合評価方式の出願資格と英語要件

学歴要件はGSと同じとは限らない

JDPでも2027年3月31日までに所定の学歴条件を満たす必要があります。ただし要項では、GS等に追加で認められる資格が別記され、JDPと対象が分けられています。高卒認定などの経歴を持つ人は、GSの条件を見てJDPにもそのまま出願できると判断しないでください。海外校や複数の教育制度を経験した人は、課程の名称だけではなく、教育年数、修了資格、学校の認証、最終学年を確認します。疑問がある場合には、個別の資格確認に必要な期限を踏まえて入学センターへ問い合わせることが必要です。

JDPで認められる英語試験

JDPの出願基準は、TOEFL iBT旧尺度76点以上または新尺度4.0以上、IELTS Academic Overall6.0以上、CambridgeのB2 First・C1 Advanced・C2 Proficiencyのいずれか162点以上、PTE Academic Overall51以上です。

さらに、ACT English25点以上、SAT EBRW580点以上、Duolingo English Test115点以上も対象です。GSで利用できる英検、TOEIC、GTECは、JDPのこの出願基準表には含まれていません。「国際関係学部で使える英語資格」と一括りにせず、必ずJDPの欄を見ましょう。TOEFLの新旧尺度の境目、2年以内という受験時期の条件、対象外の受験形態なども確認します。GSとJDPで同じ試験を使える場合でも、Duolingoのように基準が異なるものがあります。別方式向けに作ったスコア一覧を、そのまま使い回さないことが大切です。

面接は対話

暗記の再生より、質問を聞いて説明する練習を。

案内を確認

GSは衣笠対面、JDPはオンライン等です。

英語力を高める学習と、証明書を正しく届ける作業は別の仕事です。要件を上回る結果があっても、指定の証明が提出できなければ書類の問題が残ります。受験後の結果確認画面だけで足りるのか、公式レポートや番号の入力が必要かを早めに調べましょう。

JDPの英語証明免除は事前確認が必要

JDPには、所定のカリキュラム・教育制度で、英語を教授言語としたGrades9~12相当の4年間を修了した場合などの免除要件があります。対象には米国地域認定、IB、CXC、英国認証のカリキュラム、または要項が指定する英語主要言語国の教育制度に基づく条件があります。ただし、ESLを履修した人を除くという条件が付いています。英語で学んだ期間が4年間あれば誰でも免除される、とは言えません。学校の認証、教育制度、教授言語、履修課程をまとめて確認する必要があります。

免除希望者は、条件に該当するかを確認するため、必ず出願期間開始前に入学センターへ問い合わせるよう要項に記載されています。学校の先生が「おそらく対象」と考えていても、大学側での確認を省かないでください。確認には事実を説明できる資料を用意すると整理しやすくなります。指定国にはカナダのケベック州を除くなどの限定があります。国名だけで判定せず、要項5ページの一覧と条件を照合しましょう。GSの6年間の免除条件と、JDPの4年間の条件は別の仕組みです。期間が短いほうを自分に都合よく適用することはできません。

免除を使うか試験を使うかは証明可能性も考える

免除に該当しそうな人も、まず証明書を実際に発行できるか確認しましょう。学校が閉校している、転校前の記録が手元にない、履修科目の説明が不足している場合には、思った以上に照合作業が必要になることがあります。

JDPの書類を準備する

JDPは学校書類の言語と範囲が重要

JDPは学校書類の言語と範囲が重要に向けて準備する高校生

JDPでは、卒業・修了証明または見込証明と、高校・後期中等教育課程の全学年の成績証明を確認します。GSの調査書提出と同じ処理をすればよいとは限りません。発行機関の印や代表者の署名が必要な点も、学校への依頼時に共有しましょう。JDPの提出書類は英語のみ有効です。他言語の資料は英訳し、所定の機関による原本との一致の証明を受けて、原本とともに提出します。本人が自分で翻訳した文章を添付するだけで条件を満たすとは限らないため、学校の対応範囲と外部翻訳の必要性を確認してください。

翻訳は日数だけでなく費用もかかります。出願直前に証明が必要だと分かると、発行元と翻訳先の両方へ急いで連絡することになります。海外在住者は時差や休業日も含めて、手続全体に必要な時間を逆算しましょう。

JDPのApplication Essayも600 words

JDPのエッセイは英語600 words以内です。JDPで学びたい主題や分野、その理由、過去の経験・活動とのつながりを説明する課題です。GSと同じ語数でも、設問の焦点は同一ではありません。別方式向けに用意した文章を、大学名だけ変えて提出する準備は適切ではありません。自己点検では、「学びたい主題」「なぜそれを学ぶか」「過去の経験との関係」の三つを、本人が区別して説明できるか確かめましょう。経験を長く紹介しても、それが学びたい分野につながっていなければ、設問への対応が不足するおそれがあります。

日米で学ぶことの意味を考える際も、「海外に行けるから」で終わらせず、異なる制度や社会的背景を比較することで何が分かるのかを考えてみましょう。ただし、実際に確認していない授業、教員、研究機会を存在するものとして書くことは避けます。JDPにも、本人作成、生成AI等の利用禁止、出典表示という規定が適用されます。支援者に文章の中身を作ってもらうことではなく、本人が資料を読み、問いを整理し、自分で作成することが前提です。

「なぜ二大学か」を考えるための調べ方

授業やプログラムを調べるときは、大学公式の説明、履修条件、学習段階を確認します。魅力的なキーワードを集めるだけでは、本人の関心との関係が分かりません。自分の問いに必要な知識や方法がどこにあるか、という観点で読むと整理しやすくなります。たとえば政策を比較したい場合には、政策の内容だけでなく、成立過程、関係者、評価方法を学ぶ必要がありそうです。一方、文化交流への関心なら、言語、歴史、社会構造など別の観点が必要になるかもしれません。調べる対象と方法を分けると、学びたい内容を整理しやすくなります。

JDPの推薦書は英語のみ

JDPのLetter of Referenceも、本人を日常的によく知る学校教職員へ依頼します。作成言語は英語です。GSのように日本語を選べるわけではないため、推薦者の対応可能な言語と、出願期間内にTAOへ入力できる予定を早く確認しましょう。推薦依頼を出した後も、システム上で提出状況を確認できる範囲を見て、未完了なら期限前に丁寧に確認します。「依頼メールを送った」ことと「推薦書が提出された」ことは別です。学校の休業日や先生の不在日も考慮して、余裕のある日程を共有しましょう。

JDP10月選考・12月選考の日程と面接

二つの選考月を混ぜない

JDP10月選考は、2026年9月18日10時から9月28日23時まで出願、10月18日に面接、11月4日9時30分に合格発表です。確認日の2026年10月18日には出願を受け付けていません。これから申し込む人は12月選考の条件を確認してください。JDP12月選考の出願期間は、2026年11月12日10時から11月19日23時までです。面接は12月12日、合格発表は12月21日9時30分です。受験票は12月4日以降にTAOで発行されます。出願期間は約1週間のため、書類の依頼を受付開始まで待たないことが重要です。

免除は自己判断しない

JDP免除希望者は出願開始前の問い合わせが必要です。

言語に注意

JDPの提出書類と推薦書は英語で準備します。

JDPの入学検定料は35,000円で、別途手数料が必要です。GSのような第1次・第2次への分割とは異なります。書類選考と英語面接を、立命館大学とアメリカン大学が総合的に評価します。GSの第1次合格発表日をJDPへ当てはめないでください。

JDPの面接は自宅等からのオンライン・電話

JDPの個人面接は英語で約15分です。自宅等からインターネットのオンライン会議システム、または電話を利用して行われます。志願者が面接の方法や日時を自由に指定できるわけではありません。個別に届く受験案内を基準に準備しましょう。12月選考の面接案内は12月4日に登録メールアドレス宛てに送られる予定です。試験日の5日前までに届かない場合は、入学センターへ問い合わせます。時差のある場所から受験する場合も、要項と案内が日本標準時で示されることを忘れないでください。

通信機器の不具合により面接を実施できなかった場合も再試験は行わないと要項に記載されています。接続確認は単なる安心材料ではなく、受験機会を確保する準備です。前日に一度つながっただけで終わらず、実際の端末、部屋、音声環境を確認しましょう。

静かな個室と連絡用電話を用意する

オンライン面接は静かな個室を用意し、接続開始から終了まで本人以外を入室させない規定です。カフェなど公共の場所での受験は認められていません。家族と同居している場合は、面接中に声をかけない時間帯を事前に共有しましょう。カメラ、マイク、スピーカーの動作に加え、電源ケーブルの接続を確認します。要項は有線LANやヘッドセットの利用を推奨しています。本人の登録電話番号へ連絡が入る場合があるため、その電話を使える状態にし、可能なら面接用端末を分けることも検討します。

受験票、写真付き身分証明書、使用可能な時計、登録番号の携帯電話など、許可物件は要項と個別案内で確認してください。出願書類を含め、許可されていないものは持ち込めません。画面の横へ回答メモを貼っておく準備はしないでください。

オンラインだからこそ対話の練習をする

事前の練習では相手の声が小さい場合や、質問が聞き取れなかった場合を想定して、確認の仕方を練習すると実用的です。分からないまま別の話を始めるより、質問の意味を確認してから答える姿勢を身に付けましょう。練習時の録音を本人の改善に使う方法はありますが、本番の撮影・録音・録画・配信は禁止です。練習と試験の許可条件を混同しないでください。面接リンクを第三者へ共有したり、別の人に答えを教わったりすることも認められません。

GS・JDPに共通する出願手続の落とし穴

TAOは登録、支払い、完了を別に確認する

出願はTAOを利用し、アカウント作成、出願情報と書類の登録、入学検定料の支払い、出願完了の操作を行います。情報を保存したことや支払ったことだけで、すべて終わったと思わないようにしてください。最後に出願を完了する操作が必要です。出願後は、大学が指示した場合を除き、登録情報を含む書類の内容変更は認められません。最終操作の前に、方式名、氏名、メールアドレス、電話番号、添付資料を確認しましょう。ファイル名が合っているだけでなく、開いて中身を読むことが大切です。

確認項目を「入力済み」「添付済み」「第三者提出済み」「支払済み」「完了済み」に分けると進捗が見えやすくなります。すべてに印を付けるまでは出願完了とは扱わない、という自分用の管理方法を決めておきましょう。締切は23時で、深夜0時ではありません。特に海外から手続する人は、日本時間での締切と現地時間を並べて確認してください。時間の換算は、端末の表示設定や夏時間の影響にも注意し、最後の数分で作業する計画を避けることが安全です。

英語証明書には試験ごとの手続がある

英語の証明書は、点数だけでなく種類と確認方法が指定されています。TOEFLはTest Taker Score ReportとAppointment Number、IELTSはTest Report Formとその番号など、試験ごとに必要な登録内容が異なります。スコア画面の任意のスクリーンショットで代用できるとは考えないでください。

PTEやDuolingoでは、出願締切までに大学がオンラインでスコアを確認できるようにする手続が必要です。ACTも所定の送付依頼が必要になります。PDFをアップロードすれば全部済む、という共通ルールにはなっていないため、自分の利用試験の欄を個別に確認しましょう。合格後の原本提出や公式スコア直送も忘れやすいところです。TOEFLを使うJDP志願者には、立命館大学だけでなくアメリカン大学にも公式スコアを直送する手配が求められます。出願時の提出と、合格後の証明確認を一つの作業にまとめないでください。

受験機関によって、直送の申請、到着、大学側での確認に要する時間は異なります。要項で「期限までに申請」と書かれるのか、「期限までに直送」と書かれるのかにも注意しましょう。証明の種類によって扱いが異なるため、すべてを同じ締切解釈にしないことが重要です。

求められていない資料を増やさない

要項では、大学が求めていない資格証明や推薦書などは受理しないと説明されています。実績を多く見せたいからといって、任意の資料を大量に添付する方法は適切ではありません。提出欄に対応する必要書類を、指示どおりにそろえることが先です。写真についても、撮影時期や無帽・無背景などの条件があり、加工・補正をしないよう指定されています。普段のプロフィール写真に便利な加工機能があっても、出願写真では大学の条件を優先します。本人確認用という目的に合う写真を準備してください。

出願完了まで確認

入力・支払いだけで終わらず完了操作を点検します。

証明書は試験別

番号登録、オンライン共有、直送等を確認します。

合格後まで見据えたGS・JDPの準備

合格発表を確認したら手続要項を読む

GSの最終合格者とJDP10月選考合格者の第1次入学手続期間は、2026年11月4日から11月18日です。JDP12月選考は2026年12月21日から2027年1月14日です。入学金の納入に加え、英語証明の原本・直送等、自分に必要な手続を確認します。第2次入学手続の納入期間は2027年3月9日から3月18日です。インターネット登録や入学手続書類の提出にも期間が定められています。合格を確認した後に数か月何もしなくてよいわけではありません。第1次と第2次の作業を別々に予定へ入れておきましょう。

合格通知や入学手続の案内は郵送を前提にしていません。メールとオンラインの連絡事項を確認し、合格発表から2日以内に第1次手続案内のメールが届かない場合は入学センターへ問い合わせます。案内の未着を理由に期限を過ぎても救済されるとは限りません。いったん納入した入学金は返還されません。授業料・諸会費の返還には別の期限と手続が設定されています。受験計画を立てる段階で、保護者など費用を負担する人と納入時期を共有し、他大学の結果や進学判断の予定と合わせて確認しておきましょう。

JDPはCommon App等の手続が追加される

JDPでは合格後にCommon Appでの入力が必要です。10月選考は2026年11月4日から11月18日、12月選考は2026年12月21日から2027年1月14日が入力期間です。入力しない場合、アメリカン大学での履修が許可されないと要項に記載されています。また、アメリカン大学のメール・ポータルアカウント作成と、そのポータルを通じた入学意思確認の手続も必要です。立命館大学側で入学金を納めたから、両大学の手続がすべて完了したと思わないようにしましょう。合格後の案内を両大学について確認する必要があります。

JDPの出願基準とアメリカン大学の履修基準は別

JDPでは、出願時の英語基準を満たしていても、それだけでアメリカン大学の履修基準を満たしたことにはなりません。要項では、1回生修了時までに所定の基準に達しなければ、2回生秋学期からのアメリカン大学での履修が認められず、4年間で卒業できなくなると説明しています。

アメリカン大学での履修に必要な水準は、TOEFL旧尺度85点または新尺度4.5、IELTS Overall6.5、Cambridge176点、PTE Overall60、ACT English25、SAT EBRW610、Duolingo120などです。出願の条件と並べて読み、どの段階で何を満たす必要があるかを把握しましょう。最低出願基準を目標の終点にしないことが、JDPの学習計画では重要です。合格後も英語学習を継続する時間を見込み、読む・書く・話す・聞く力を大学の学修に接続する準備を考えましょう。資格の点数だけで授業への適応がすべて決まるわけでもありません。

学費以外の費用と履修の制約も確認する

学費以外の費用と履修の制約も確認するに向けて準備する高校生

JDPでは日米双方で学ぶため、授業料だけでなく、渡航、住居、生活、保険、必要な手続にかかる費用を確認します。要項には査証取得のための財政証明についても記載がありますが、示されている参考金額の対象学年と、毎年変わり得る点に注意してください。この記事では参考金額を将来の必要額として固定しません。実際の渡航時期の案内と大学の最新情報で確認し、家族と資金計画を共有しましょう。円換算で考えるときは為替の変動もあるため、現時点の概算と実際の請求額を区別する必要があります。

カリキュラム構造上、教職課程、日本語以外の外国語科目、全学の教養科目、他の留学プログラムによる単位取得などには制約があります。入学後にしたいことが多い人ほど、すべて両立できると想定せず、自分の優先順位と公式の履修条件を照合してください。

失敗を防ぐための具体的な準備例

失敗例1:資格名だけを見て受験する

想定される失敗は、TOEFLなら形式を問わず使えると思い、対象外の試験を受けてしまうことです。必要点を取ってから要項を読むのでは遅くなります。受験予約前に、試験の正式名称、受験形式、試験日、公式証明の発行方法まで確認しましょう。対策として、予約確認画面と出願要項の対象試験を照合し、不明点を解消してから申し込む方法があります。英語学習の努力を無駄にしないための事務的な確認です。

失敗例2:GS向けの書類をJDPへ流用する

GSでは日本語で認められる書類でも、JDPでは英語のみという場合があります。推薦書や学校書類を同じものとして扱うと、出願直前に英訳・再発行が必要になる可能性があります。方式別の提出言語と対象期間を並べて確認することが予防策です。また、GSとJDPはエッセイが同じ600 wordsでも設問が異なります。テーマを読み直さずに書き進めると、本人が伝えたい経験ばかりが増えて、問われている内容が不足しやすくなります。設問の要素ごとに自分の説明が対応しているか、本人が点検しましょう。

失敗例3:エッセイに時間をかけて推薦依頼を忘れる

本人が完成させられる文章に集中すると、先生の作業が必要な推薦書を後回しにしがちです。しかし推薦書は出願期間中のみ入力でき、先生の予定によってはすぐ対応できません。事前依頼、期間開始時の正式依頼、提出状況の確認を段階として分けます。相手の都合を尊重しつつ、締切を具体的に伝えることが重要です。依頼した日、了承された日、システム依頼を送った日を記録しておけば、何が未完了なのか分かります。本人が第三者の書類を肩代わりするのではなく、必要な連携を進めましょう。

失敗例4:出願完了後はメールを見なくなる

書類を出し終えると、次の試験まで連絡は来ないと思ってしまうことがあります。しかし大学から確認や面接案内が届き、GSでは第2次検定料の納入も必要です。出願後も登録メールとTAOを確認する習慣を続けてください。

合格後も期限あり

第1次・第2次入学手続を別々に管理します。

JDPは追加手続

Common AppとAU側の手続も確認が必要です。

メールの通知を切っている場合や受信容量が不足している場合、案内に気付けないことがあります。出願前に受信設定と迷惑メールを点検し、3月末まで利用できるアドレスを使いましょう。学校の卒業で停止されるアドレスなら、利用可能期間の確認が必要です。

失敗例5:英語面接を暗記した発表会にする

想定問答を丸暗記すると、似ているけれど焦点が違う質問にも同じ回答を続けてしまいがちです。練習では、相手が聞いた範囲を確認し、結論、理由、必要な具体例の順で短く話すことを意識しましょう。相手が理解できる量に絞り、補足が必要なら質問に応じて説明を加えます。自分の意見に反対されたときも、すぐに相手へ合わせることだけが対応ではありません。相手の指摘で修正すべき点と、根拠があるため維持する点を分けて考える練習ができます。分からないことを知っているように話すより、理解の範囲を正確に伝えるほうが誠実です。

失敗例6:出願できることと進学できることを同一視する

JDPでは合格後の追加手続、英語の履修要件、費用、渡航準備なども計画に入ります。出願条件だけを確認して進学を決めると、後から重要な制約に気付く可能性があります。志望理由を考える段階で、教育内容と実際の履修条件を一緒に調べましょう。GSも、合格後の入学金、原本提出、第2次手続の期限を守る必要があります。試験が終わった時点では進学手続は終わりません。合格発表の日に予定表を更新するところまでを、自分の受験計画に含めておくことが大切です。

自分に必要な準備を今日の作業へ落とし込む

JDP12月選考を目指す人の優先順位

2026年10月18日からJDP12月選考を検討する人は、最初に出願資格と英語要件の充足を確認してください。次に、学校書類の発行と英語対応、推薦者への依頼、免除希望者の事前確認を進めます。取得に時間がかかる書類を先に確認することが現実的です。そのうえで、本人の経験と学びたいテーマを振り返り、本人がエッセイを作成します。内容の準備と同時に、TAOの操作、顔写真、英語証明、支払い方法を確認してください。一つの作業に集中しすぎず、期限に間に合わなくなる要因を先に減らしていきます。

受験上の配慮が必要な場合は、通常の出願締切より早い申請期限が定められています。11月出願者の所定期限は2026年9月25日です。期限後に生じた事故・負傷・発病等は大学へ問い合わせる規定があります。今からでも同じ扱いで必ず申請できると判断せず、事情を大学へ確認してください。

来年度以降を目指す人の優先順位

2028年度以降を目指す人にとって、この記事の2027年度情報は準備の参考です。実際の出願条件としてそのまま使うものではありません。まず英語学習と学校での学習を継続し、関心のある社会問題を自分で調べ、経験を記録する習慣を作ることをおすすめします。活動の数を増やすことだけを目標にする必要はありません。一つの経験について、観察、疑問、資料調査、考えの変化を記録すれば、後から振り返りやすくなります。後で立派な物語を作ろうとするより、当時の事実と考えを残すほうが正確な自己理解につながります。

英語資格の受験時期は、有効期間と出願年度が合うように計画しましょう。取得後に条件が変わる可能性もあるため、大学の要項公開時に再確認します。早く点数を取ることと、出願時に使える証明を用意することの両方を意識する必要があります。

最後に確認したい五つの問い

自分が出願する方式・選考月は確定していますか。学歴と英語要件を資料で証明できますか。学校書類と推薦書の担当者・期限は共有できていますか。本人作成の原則に従って課題に取り組んでいますか。合格後の手続と費用まで見通せていますか。この五つに答えられない項目があれば、そこが次の確認作業です。合格を約束する特別な表現を探すより、要項の条件を正確に満たし、本人が学びたいことを自分の言葉で考える準備を重ねてください。制度の疑問は推測で埋めず、公式要項と大学への問い合わせで解消しましょう。

方式を比較しても、自分の成績や経験から何を優先するか迷う場合は、現在の資料をもとに準備を整理しましょう。相談では、次の三つを確認できます。

  • 志望する学科・専攻と、大学や高校へ確認する出願条件
  • 体験や活動を、学びたい内容へつなげる考え方
  • 書類、小論文、英語面接など、方式別の準備の優先順位

文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験の出願条件

国際関係学専攻の募集人数は1名です

2027年度の文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験では、国際関係学部国際関係学科の国際関係学専攻で1名を募集します。募集表に掲載されている専攻を確認し、英語による学位プログラムなど、別の入試と取り違えないようにしてください。活動を続ける希望と、国際関係学を学ぶ目的の両方が出発点です。国際関係学部が求めるのは、国際社会の問題を分析する基礎学力、自発的に探究する意欲、理解したことを表現できる語学力です。学びは「言語×理論×地域」を軸としています。文化活動で得た経験を紹介するだけでなく、その経験を通じて生まれた問いを、大学でどのように学びたいかまで整理します。

この選抜は、立命館大学を第1志望とし、合格した場合に入学する意思が明確な人を対象としています。入学後も学業と文化・芸術活動を両立し、大学の指定する課外自主活動団体等で活動を続けることが求められます。高校までの活動歴を評価してもらうだけでなく、入学後の継続まで含む制度として理解してください。公式情報の確認先は、2027年度文化・芸術活動に優れた者の特別選抜入学試験要項です。募集対象、資格、提出方法はこの要項で確認し、記述欄の字数は同年度の所定書式も照合してください。

卒業見込みと全体評定3.2以上を確認します

出願資格は、高等学校等の卒業見込み、特別支援学校高等部や高等専門学校3年次の修了見込みなど、要項が定める学歴上の条件を満たすことが前提です。見込みで出願して合格した場合も、2027年3月31日までに必要な卒業・修了に至らなければ入学は許可されません。既卒者まで含む制度と読み替えないようにしてください。国際関係学部では、全学部共通の条件として、5段階評価の「全体の学習成績の状況」が3.2以上必要です。要項の学部別要件表には、国際関係学部独自の教科評定や数学・理科の履修条件は記載されていません。大学のGPAではなく、高校の調査書に記載される学習成績の状況を確認してください。

文芸の資格

成績と活動の条件を、別々の証明で確かめます。

活動の説明

実績の大きさだけでなく、本人の役割を明確にします。

評定の対象期間は、高等学校第1学年から第3学年1学期終了時までです。2学期制や通信制の学校で第3学年前期までの記載ができない場合は、第2学年修了時までとされています。自分で都合のよい期間を選ぶのではなく、学校が発行する調査書と要項の定義を照合してください。英語外部資格の最低スコアは、この方式の国際関係学部の出願要件として指定されていません。ただし、第2次選考の口頭試問では英語読解力を確認します。資格の数値条件がないことと、英語を学ばなくてよいことは別です。日々の英語学習と、読んだ内容を説明する練習を続けてください。

転校や海外での学習経験があり、学歴や成績資料の扱いが分からない場合は、学校と要項を照合してください。個別の入学資格審査を申請する場合や出願資格が不明な場合は、出願期間開始日の1か月前までに入学センターへ問い合わせる必要があります。

活動分野と実績の基準を照合します

対象分野として、バトントワリング、かるた、吹奏楽、囲碁、将棋、チアリーディングが示されています。これらは、世界大会・国際大会への出場、高校段階の全国規模の大会での入賞・出場などの顕著な成績、またはそれらと同等の活動実績を証明できることが基準です。「その他」は、上記以外の文化・芸術活動で個人として特段の実績を持つ人の区分です。世界大会・国際大会への出場、または高校段階の全国規模の大会等での入賞などが示されています。通常の対象分野にある「同等の活動実績」の記載を、そのまま「その他」に当てはめないよう注意してください。

複数分野に実績があっても、入学後に活動することを前提として、強調したい分野を1つ選んで出願します。選ぶ際は受賞の大きさだけでなく、その分野を大学でも続ける意思、活動環境、学業との両立を確認してください。「その他」では、自分の活動に必要な環境や指導者を個人で確保する場合も想定されています。活動キャンパスは分野によって異なります。バトントワリングはBKC、吹奏楽とチアリーディングはOIC、囲碁は衣笠・BKC、かるたと将棋は衣笠・BKC・OICです。国際関係学部の学修と希望活動の拠点を並べて、移動を含む生活を検討してください。所属希望の団体で活動する条件も事前に確かめます。

2027年度の日程を日本時間で管理します

出願書類の提出期間は2026年9月1日から9月7日までで、最終日の消印が有効です。第1次選考の入学検定料納入期間は9月1日10時から9月7日23時までです。郵送締切と納入締切は別の手続なので、片方だけ済ませて出願が完了したと考えないでください。第1次選考は書類選考で、個別試験はありません。願書受理通知は9月24日以降に発行され、第1次選考の合格発表は10月9日9時30分です。第1次選考合格者の第2次選考検定料納入期間は、10月9日9時30分から10月16日23時までです。

入学検定料は第1次選考が15,000円、第2次選考が20,000円で、別途手数料が必要です。納入は指定のコンビニエンスストアで行います。第1次の収納証明書は入学志願票にクリップ留めし、第2次の収納証明書は受験票の指定欄へ貼って試験日に持参します。第2次選考日は2026年10月24日で、試験会場は衣笠キャンパスです。集合は10時30分、小論文は10時45分から12時5分までの80分、個人面接・口頭試問は13時30分以降に行われます。1人あたりの面接・口頭試問は20~30分程度の予定です。学部の学修拠点と当日の試験会場を取り違えないでください。

最終合格発表は2026年11月16日9時30分、第1次入学手続は11月16日から11月30日、第2次入学手続は2027年3月9日から3月18日です。第2次選考の延期日は10月31日とされていますが、受験者が自由に選べる日程ではありません。変更が発生した場合は大学の公式告知に従ってください。

文芸の条件

国際関係学専攻1名、全体評定3.2以上です。

次の確認

活動基準と証明資料を別々に点検します。

2026年10月18日時点では、出願期間と第2次選考検定料の納入期間は終了しています。すでに第2次選考へ進んでいる受験者は、受験案内の集合場所、持参物、交通経路を確認する段階です。次年度以降を考える人は、2027年度の日付をそのまま自分の受験年度へ流用せず、新年度要項の公開後に置き換えてください。

文化・芸術方式の提出書類と具体的な準備

志望理由書は400字・800字・600字の役割を分けます

調査書は、出願期間最終日からさかのぼって3か月以内に作成・厳封されたものを用意します。書類は市販の角形2号封筒に入れ、所定の宛名用紙を使い、郵便局窓口から簡易書留速達で発送します。ポストへの投函ではなく、窓口での手続が指定されています。主な必要書類は、入学志願票B-1、調査書、志望理由書、活動成果等報告書、活動実績証明書と証明資料、写真貼付用紙です。特別奨学金を申請する人は所定の願書も提出します。国際関係学部に指定のない数学検定証明書などを加える必要はありません。大学が求めていない推薦書や資格証明書も受理しません。

2027年度文化・芸術方式の出願書式では、志望理由書の第1項目が400字以内、第2項目の学部志望理由が800字以内、第3項目が600字以内です。国際関係学部志願者は、理工学部・生命科学部だけに指定された第2志望学科用の欄を記入する必要はありません。400字以内の欄は、入学後の課外自主活動での目標と、それを達成する具体的な取り組みを、高校までの活動内容・実績と関連づけて説明するものです。800字以内の欄は、学習計画と目標を含む志望理由です。600字以内の欄は、立命館憲章と学生育成目標を読み、正課と課外活動を通じて何を学び、どう成長したいかを説明します。

ここからは準備の助言です。3つの欄で同じ受賞歴を繰り返すと、学修計画や今後の課題を書く余地が小さくなります。活動目標、国際関係学専攻での学び、人としての成長という役割に分けて、まず本人が書く材料を整理してください。実績の正式名称や年月は証明資料を見て確かめ、記憶だけで書かないようにします。学部志望理由では、国際社会への関心が生まれた経験、その経験から生じた問い、調べた内容、大学で深めたいことをつなぎます。文化活動を無理に国際問題へ結びつける必要はありません。文化交流、表現の受け止められ方、活動機会の違いなど、本人が実際に疑問を持った対象があれば、事実を調べるところから始めます。

活動成果等報告書は本人の貢献を具体化します

活動成果等報告書には、活動分野と入学後に希望するクラブ名、活動内容・成果の40字以内の要約を記入します。団体活動または個人活動を振り返る欄は300字程度です。さらに、大学での組織への貢献目標、克服する弱み・課題、具体的な活動計画を、それぞれ200字程度で記入する構成です。40字以内の要約は、開催年度、大会名、主催、団体・個人の別、順位や賞名などを簡潔に示す欄です。数字、句読点、括弧も1マスとして扱います。感想や決意を優先して大会情報が分からなくならないようにし、証明書の表記との対応を確認してください。正式名称が長い場合も、受験者だけに通じる略称で済ませないことが大切です。

200字程度の3項目は、一続きの計画として考えると整理しやすくなります。貢献目標を決め、その達成を妨げる現在の弱みを挙げ、弱みを改善する具体的行動を考えます。目標と無関係な弱みを選んだり、弱みの説明と矛盾する計画を立てたりしていないか、本人が順番に読み直してください。

証明資料と提出形式をそろえます

文化・芸術方式の活動実績証明書では、原則として志願者欄を本人が自筆し、学校長による証明を受けます。学校外のクラブ等の事情で学校長の証明を受けられない場合は、学校証明欄を空白として提出する扱いが示されています。記載できる活動実績は高校在籍中のものです。活動実績を証明する資料のコピーは、学校長の証明の有無とは別に必要です。大会・コンクール等の名称、主催者、開催年月、賞・成績・順位を確認できる資料をそろえます。団体活動の場合は、志願者本人を特定できるメンバー表等も必要です。証明資料のない実績は認められないとされています。

バトントワリングで指定された全国大会の高校バトン編成の実績を提出する場合には、金賞等の賞状だけでなく順位が分かる資料も必要です。グランプリ獲得の場合の提出物についても要項に指定があります。同じ「受賞」であっても必要な証拠は一律ではないため、活動分野固有の注記まで読んでください。所定書式はA4用紙に片面印刷し、黒色のペンまたはボールペンで記入します。消えるボールペンは使用できません。学校作成分を除く出願書類は本人が作成する必要があり、生成AI等を用いた作成は認められていません。この記事の説明を提出文章へ転用せず、学校の先生への相談も含め、大学の条件に従って本人が準備してください。

小論文・面接・口頭試問を別々に練習します

第1次選考は、活動実績や個人技能を基本に、組織・集団での役割や貢献なども加味する書類審査です。第2次選考では小論文と個人面接・口頭試問を実施します。個人面接は調査書と志望理由書に基づき、国際関係学部の口頭試問では国際関係学の素養の一つとして英語読解力を確認します。英語読解の準備では、英文の主語と述語、対比、理由、具体例、筆者の結論を区別します。単語の意味を並べるだけでは、文章全体の主張を捉えにくくなります。一段落を読んで要点を短く説明し、その説明を裏づける箇所を本文から探す練習を行ってください。これは学習方法の提案で、当日の設問形式の予告ではありません。

学部の学び

活動を通じた疑問と、大学で深めたい内容をつなげます。

二次の準備

小論文と面接に加え、英語読解の確認に備えます。

小論文では、公開された過去問題の設問と条件を確認したうえで、本文の主張、根拠、対立する考え方を区別して読みます。自分の活動経験を必ず入れようとすると、問われている内容から離れることがあります。まず設問が求める作業を特定し、要約なのか、説明なのか、意見なのかを分けて取り組んでください。80分の練習では、読む時間、構成を考える時間、書く時間、見直す時間を本人の書く速さに合わせて調整します。配分を固定するより、どこで時間が足りなくなったかを記録して修正します。見直しでは誤字だけでなく、設問への答えが最初と最後で変わっていないか、根拠が結論を支えているかを確かめます。

面接準備では、提出書類に書いた実績を一つずつ声に出して説明します。自分の担当、判断の理由、他者との協力、課題として残った点を確認してください。丸暗記した長文を読み上げる練習より、質問された範囲に答え、追加質問があれば詳しく説明する練習のほうが、本人の理解を点検できます。国際関係学専攻を志望する理由は、文化活動を続けたい理由と分けても説明できるようにします。対象とする国や地域、関心のある社会問題、まだ理解できていない点を言葉にしてください。「海外に興味がある」で終わらず、何を理解するために、どのような視点と言語を身につけたいかを考えます。

両立の見通しは、授業、語学の予習復習、読書、活動、移動、休養を並べて検討します。未確定の時間割を断定する必要はありません。発表や課題の締切と活動予定が重なるとき、誰に相談し、何を前倒しするかを考えると、意欲を実行できる計画へ近づけられます。

スポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験の出願条件

国際関係学専攻は4名を募集します

2027年度のスポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験では、国際関係学部国際関係学科の国際関係学専攻で4名を募集します。競技の実績を持つ人が国際関係学を学ぶための選抜です。スポーツの学問を学ぶ別学部とは、出願後の学びや口頭試問の内容が異なります。志望先を正式名称で確かめてください。この方式は、立命館大学を第1志望とし、合格した場合には入学する明確な意思がある人を対象とします。入学後は原則として大学の体育会公認団体等に所属し、活動することが条件です。大学に入るための競技歴として考えるのではなく、入学後の学業と競技の取り組みを一緒に考える必要があります。

公式情報は、2027年度スポーツ能力に優れた者の特別選抜入学試験要項で確認できます。競技別の条件と国際関係学部の学力条件は別々に設定されているため、競技実績が条件に当てはまることだけでは、出願可能とは判断できません。

評定条件と英語読解の準備を両方確認します

学歴上は、高等学校等の卒業見込み、特別支援学校高等部や高等専門学校3年次の修了見込みなど、要項が指定する条件が必要です。個別の入学資格審査を申請する場合や資格が不明な場合は、出願期間開始日の1か月前までに入学センターへ問い合わせます。見込みの資格は2027年3月31日までに満たす必要があります。

全体の学習成績の状況は、5段階評価で3.2以上が必要です。対象は第1学年から第3学年1学期終了時までで、2学期制や通信制など、所定の事情がある場合は第2学年修了時までです。国際関係学部には、この共通条件に加える独自の教科評定条件は記載されていません。競技実績で全体評定を免除する制度とは説明されていません。国際関係学部の出願要件には、英語外部資格の最低点は設定されていません。一方、第2次選考の口頭試問では英語読解力を確認します。全国大会の成績を残す準備と並行し、英文の構造を読む力を維持してください。活動の実績だけで学部の学修能力の確認まで終わるわけではありません。

競技の大会予定を立てる時期に、評定の対象期間、調査書の発行、英語学習の時間も確認します。遠征中に取り組める短い読解と、帰宅後に説明を練習する時間を分けるなど、実行できる方法を考えてください。担任、英語担当、顧問に相談するときも、自分がどこで困っているかを具体的に伝えます。

対象競技と実績基準を確認します

団体種目の対象には、男子アイスホッケー、男子アメリカンフットボール、男子硬式野球、男子サッカー、男子ラグビー、男女バスケットボール、男子バレーボール、男子準硬式野球、男子水球、男女の漕艇、ソフトボール、ハンドボール、ホッケー、ヨットが挙げられています。性別の指定を含め、競技欄を確認してください。

個人種目には、男女のアーチェリー、弓道、剣道、柔道、馬術、射撃、フェンシング、スキー、卓球、カヌー、ソフトテニス、バドミントン、自転車のロード・スプリント、ゴルフ、スケート、重量挙、日本拳法、競泳、硬式庭球、陸上競技、ボクシング、相撲、トライアスロン、および男子レスリングが示されています。対象競技の基準には、オリンピック・パラリンピックや世界選手権等の国際大会出場、全国高校総体・全国高校選手権・全国高校選抜への出場、国民スポーツ大会に向けた都道府県選抜、国別代表・代表候補、協会等の強化指定などがあります。これらと同等の競技能力を持つことを証明できる場合も示されています。

「その他」の区分は、上記以外のスポーツ活動で個人として特段の実績を持つ人が対象で、オリンピック等の国際試合に通用する程度の競技能力が条件です。大学の団体所属によらず、個人で活動環境や指導者を確保できる人も可とされています。対象競技の一覧にないことだけで、この区分へ自動的に出願できるわけではありません。競技ごとの例外にも注意が必要です。アメリカンフットボールは高校で別競技を行っていた人、準硬式野球は高校で硬式野球を行っていた人の出願も受け付けます。一方、競泳と陸上競技のリレーは対象種目に含まれません。スキーはアルペンとクロスカントリーの競技能力が対象です。

競技の条件

対象種目と大会実績の範囲を照合します。

成績の条件

全体評定3.2以上と、対象期間を確認します。

トライアスロンは、高校で別の競技を行っていた人の出願も受け付けます。武道関係では、流派だけの独自大会等は競技基準の対象に含まれません。競技名が一致していても大会の性格によって扱いが変わるため、注記を確認してください。練習拠点は競技によって異なり、BKCのほか、衣笠、OIC、柊野、原谷、琵琶湖、外部施設などが示されています。移動距離だけでなく、集合時間や遠征の頻度を実際の活動情報で確認してください。要項にない活動内容を推測で書類へ書くことを避け、大学で続ける競技を具体的に理解しておくことが大切です。

日程と選考会場を確認します

出願書類の提出期間は2026年9月1日から9月7日までで、最終日消印有効です。第1次選考の入学検定料納入は9月1日10時から9月7日23時まで、願書受理通知は9月24日以降に発行されます。第1次選考は提出書類による審査で、個別試験はありません。

入学検定料は第1次選考が15,000円、第2次選考が20,000円で、別途手数料が必要です。納入は指定のコンビニエンスストアで行います。第1次の収納証明書は入学志願票にクリップ留めし、第2次の収納証明書は受験票の指定欄へ貼って試験日に持参します。第1次選考合格発表は2026年10月9日9時30分です。合格者は10月9日9時30分から10月16日23時までに、第2次選考検定料を納入します。第2次選考は10月24日、会場は衣笠キャンパスです。キャンパス名だけでなく、合格通知に同封される受験案内で集合場所を確認してください。

集合時刻は10時30分、小論文は10時45分から12時5分までの80分です。個人面接・口頭試問は13時30分以降に行われ、1人あたり20~30分程度を予定しています。最終受験者は17時頃終了予定とされ、面接の順番は志願者が指定できません。帰路の計画にも余裕を持たせてください。

最終合格発表は2026年11月16日9時30分です。第1次入学手続は11月16日から11月30日、第2次入学手続は2027年3月9日から3月18日です。第2次選考延期日は10月31日ですが、延期の実施は大学の判断と告知によります。2026年10月18日時点では、出願と第2次選考検定料納入の期間は終了しています。

スポーツ方式の書類・小論文・面接の準備

必要書類と証明者を最初に整理します

調査書は、出願期間最終日からさかのぼって3か月以内に作成・厳封されたものを用意します。書類は市販の角形2号封筒に入れ、所定の宛名用紙を使い、郵便局窓口から簡易書留速達で発送します。ポストへの投函ではなく、窓口での手続が指定されています。主な出願書類は、入学志願票A-1、調査書、志望理由書、競技成績証明書、運動能力測定証明書、写真貼付用紙です。特別奨学金を希望する場合は所定の願書も必要です。学校が作成・証明する書類と本人が準備する書類を分け、誰がいつ用意するかを確認してください。

競技成績証明書は、志願者欄を本人が自筆し、学校長の証明を受けて提出します。この場合、競技成績を証明する資料の添付は原則不要です。ただし、大学で事実確認ができない場合は追加資料を求められることがあります。証明を受ける前に、開催年月、大会名、順位、本人の役割などを確認してください。学校外のクラブ等で活動し、学校長の証明を受けられない場合は、学校証明欄を空白として提出し、競技成績を証明する資料のコピーを添付します。大会・試合名と開催年月、成績・順位、団体競技の場合の本人の出場記録が分かる資料が必要です。証明資料のない成績は認められません。

文化・芸術方式は活動実績を証明する資料の添付が求められますが、スポーツ方式は学校長が競技成績を証明する場合の扱いが異なります。別方式のチェックリストをそのまま流用せず、スポーツ方式の書類一覧に沿って確認してください。高校在籍中の実績を記載するという対象期間にも注意が必要です。運動能力測定証明書は、本人が志願者欄を自筆し、部活動顧問や監督等の学校関係者による証明を受けます。漕艇で出願する場合は、エルゴメーターの記録の添付が必要です。証明者の予定や測定場所の確保が必要になるため、提出直前にまとめて依頼しないようにしてください。

運動能力測定は所定の条件で記録します

2027年度スポーツ方式の出願書式の運動能力測定証明書には、握力、上体起こし、長座体前屈、持久走または20メートルシャトルラン、反復横とび、立ち幅とび、50メートル走、ハンドボール投げなどの欄があります。自分の競技に関係する項目だけを書けばよいとは考えないでください。書式では、測定はできるだけ第3学年に行ったものとし、複数回測定した場合は記録のよい方を記入するよう案内されています。持久走と20メートルシャトルランはいずれかを選びます。背筋力と垂直とびは新体力テストの項目ではありませんが、できるだけ測定・記入する扱いです。

学校で測定できない項目は記入不要とされています。また、測定日、身長・体重の表記方法、疾病歴等の記載にも指示があります。空欄を埋めるために過去の記憶や推定値を使うことは避け、測定できない事情がある場合は学校関係者と書式を確認してください。健康上の不安がある状態で無理な測定を行うべきではありません。

400字・800字・600字の志望理由書を整理します

志望理由書は、入学後の課外自主活動の目標と具体的取り組みが400字以内、学習計画・目標を含む志望理由が800字以内です。立命館憲章、立命館スポーツ宣言、学生育成目標を読み、正課と課外活動を通じて何を学び、どのように成長したいかを説明する欄が600字以内で設けられています。

国際関係学部志願者は、第2志望学科用の欄を追加で書く対象ではありません。また、学校作成分を除く書類は本人作成が条件で、生成AI等による作成は認められていません。所定用紙はA4片面印刷、自筆、黒色のペンまたはボールペンという指示に従います。第三者に完成文を作らせるのではなく、本人が考えた内容を本人の表現でまとめてください。

証明の点検

学校長の証明と添付資料の要否を確認します。

両立の説明

練習、移動、授業、語学学習の時間を考えます。

国際関係学部の志望理由では、競技経験をきっかけに何を考え、どのような問題を調べたいと思ったのかを整理します。国際大会、言語の違い、スポーツと社会の関係などは考える入口になりますが、経験していない出来事を加える必要はありません。競技とは別の授業や読書から生まれた関心を説明することもできます。スポーツと国際社会を結びつける際は、一つの経験を国全体の特徴として説明しないことが大切です。国籍、地域、制度、所属団体、個人の違いを分けて考えてください。本人が観察したこと、資料で確認したこと、まだ仮説にとどまることを区別すると、大学で調べたい問いが明確になります。

書類選考と第2次選考の違いを意識します

第1次選考では、競技成績証明書や運動能力測定証明書等を用いて、競技ごとに総合的な評価が行われます。大会等の実績、個人の技能・身体能力を基本に、表彰や選抜の実績、役職等の貢献も加味されます。第1次選考に通れば学部での学修能力の確認が終わる、という制度ではありません。

第2次選考は小論文と個人面接・口頭試問です。個人面接は調査書と志望理由書に基づき、国際関係学部の口頭試問では英語読解力を確認します。競技の実技試験が第2次選考に設定されているとは要項に記されていません。競技説明の練習だけに準備を偏らせないようにしてください。小論文の準備では、スポーツに関する自分の意見だけを用意するのではなく、与えられた文章を正確に読み、設問に沿って論理を組み立てる力を確認します。資料の主張と自分の意見を区別し、根拠のない一般化を避けてください。公開問題を解いた後は、書き終えた満足感よりも、設問の条件を満たしたかを点検します。

面接では、競技と学業の両立を、気合や努力だけで説明しない準備が役立ちます。遠征中に学習時間を確保した方法、遅れを取り戻した方法、分からない内容を質問した経験を振り返ってください。その方法が大学の語学学習や文献読解にも使えるか、調整が必要かを考えます。英語読解の練習では、文中の代名詞が何を指すか、接続語がどの関係を示すか、筆者の主張と引用された意見がどう違うかを確認します。読み終えた後に日本語で要点を短くまとめ、原文の意味を変えていないか照合してください。難しい語だけを覚えるより、文と文の関係を読む習慣が役立ちます。

知らない単語に出会った場合は、前後の文脈で分かる範囲と、意味の確認が必要な部分を分けます。推測を事実のように断定しないことも大切です。これは大学公表の回答手順ではなく、読解力を点検する練習方法です。英文の分量、扱う話題、当日の問い方を断定するものではありません。

入学後まで見据えて両立計画を点検します

生活計画には、講義、語学学習、文献読解、練習、移動、食事、睡眠を入れます。競技予定の残りをすべて学習時間とするより、定期的に必要な予習復習の時間を先に考えると、課題が集中する時期にも対応しやすくなります。未確定の授業予定は仮定とし、入学後に修正する前提で検討してください。国際関係学部は、入学時の英語クラス分けテストの点数を使ってクラスを分けます。英語での講義の受講や留学プログラムへの参加も推奨し、合格後も英語力向上の学習を続けるよう案内しています。また、ゼミへの所属と卒業研究の単位修得が必修です。活動とともに、長期的な学修計画も持っておきましょう。

合格後の手続と特別奨学金も区別します

文化・芸術方式とスポーツ方式は、通常、第1次入学手続で入学金、第2次で授業料・諸会費を納入します。両方式とも2027年3月9日10時から3月18日23時59分までにインターネット入学手続の登録が必要です。手続書類も3月9日から18日までに簡易書留速達で発送し、最終日消印有効です。両方式の特別奨学金は、Sが授業料全額相当、Aが半額相当です。入学金・諸会費は対象外です。文芸は入試出願と同時に申請し、スポーツは2026年7月3~9日または9月1~7日のどちらかに申請します。7月の奨学金申請だけでは9月の入試出願は完了しません。

奨学金願書では、実績とこれまでの取り組み、入学後の活動目標と計画、学習目標と両立計画を確認します。採用候補になっても入試合格・入学手続・入学が必要です。継続審査を条件に通算4年が上限で、入試の合格と奨学金の採用は別に扱われます。

外国人留学生入学試験の出願条件と前期・後期の違い

国際関係学専攻で前期12名・後期10名を募集します

2027年度外国人留学生入学試験では、国際関係学部国際関係学科の国際関係学専攻で、前期12名、後期10名を募集します。前期と後期の両方への出願は可能ですが、試験日程ごとに手続が必要です。同じ実施回で複数の学部へ併願することはできません。この入試は専願ではないと要項に明記されています。この方式を検討するときは、外国籍、学歴、日本の学校教育法に基づく学校での在学期間、日本留学試験、英語外部資格の順に確認すると整理しやすくなります。文化・芸術方式やスポーツ方式で用いられる評定の条件を、この方式へ移し替えることはできません。留学生方式の要項に示された条件で判断してください。

公式情報の確認先は、2027年度外国人留学生入学試験要項です。出願はオンライン出願システムTAOから行います。アカウント作成、情報・書類登録、検定料支払いに加え、出願完了の操作が必要です。学部によって日本留学試験の科目や面接方法が異なるため、国際関係学部の欄と共通の注意事項を併せて読んでください。

出願までの計画を具体的な行動へ落とし込みたい方へ

調べた情報を実行できる予定へ変えるために、締切から逆算した準備と練習の順番を相談できます。

  • 提出書類と練習の締切
  • 途中で確認し直す判断基準
  • 今週から出願までの行動計画

外国籍と学歴・在学期間の要件を確認します

出願には外国籍を有することが必要です。また、2027年3月31日までに要項が挙げる学歴等の条件のいずれかを満たし、日本の学校教育法に基づく小学校・中学校・高等学校等に在学した期間が通算3年以内であることが求められます。日本国内に住んだ年数そのものを数える条件ではないため、在籍校の区分を確認してください。

前期の日本語

日本留学試験の日本語280点と記述35点が必要です。

後期の日本語

同じ点数は目安ですが、必要科目と受験回の確認は必要です。

文部科学大臣が認定した在外教育施設に在学した期間も、日本の学校教育法に基づく小学校・中学校・高等学校等での在学期間と同様に扱います。海外にある学校だから自動的に通算期間の対象外になるとは考えないでください。複数の国や学校を経験した人は、学校名、課程、入学・転出年月を一覧にして確認すると確実です。学歴の条件には、外国における12年の学校教育課程の修了、日本の高等学校等の卒業、国際的評価団体の認定を受けた教育施設の12年課程の修了などがあります。所定の外国の大学入学資格を持つ場合、文部科学大臣が認定した外国人学校を修了する場合なども定められています。

大学入学資格としては、国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEAレベル、国際Aレベル、欧州バカロレアが挙げられています。また、指定された11年以上の課程を修了する場合や、12年未満の課程修了後に指定の準備教育課程を修了する場合もあります。国名や資格名の印象だけで適否を決めず、要項の該当区分を確認します。

このほか、外国での12年課程修了相当の学力認定試験、高等学校卒業程度認定試験、個別の入学資格審査などに関する条件も設けられています。年齢要件が付く区分もあるため、試験の合格だけで確認を終えないでください。飛び級の場合は実際の在学年数だけでなく、最終的に修了する正規課程の学年を確認します。

個別の入学資格審査を申請する人や、資格を満たすか不明な人は、出願期間開始日の1か月前までに入学センターへ問い合わせるよう案内されています。卒業・修了・合格の見込みで出願した場合、2027年3月31日までに条件を満たさなければ入学は許可されません。見込み証明書と最終証明書の両方の取得計画を立ててください。

日本留学試験は必須科目と利用できる回を確認します

国際関係学部の日本留学試験の必須科目は、記述を含む「日本語」と、「総合科目」または「数学」のいずれか1科目です。数学はコース1・コース2のどちらも認められています。日本語以外の科目は英語での解答も可能です。理科2科目や数学コース2を必須とする他学部の条件を当てはめないでください。前期で利用できるのは、2025年度第2回、または2026年度第1回の日本留学試験です。後期で利用できるのは、2026年度第1回、または2026年度第2回です。受験した試験の中から自由にどの年度でも選べるわけではなく、前期と後期で対象回が異なります。

提出する成績確認書、成績通知書または受験票は、対象となる試験回のうち1回分です。複数回の試験書類の提出や、出願後に利用する回を変更することは認められていません。日本語はある回、数学は別の回という形で、自分に有利な成績を組み合わせる前提で準備しないでください。国際関係学部の前期の日本語出願基準は、読解・聴解・聴読解が400点中280点以上、記述が50点中35点以上です。両方を満たす必要があり、合計点で一方の不足を補う制度ではありません。前期では基準を満たさない場合、出願要件を満たさないため受理されません。

後期の同じ数値は出願目安点です。目安点に達していなくても、点数に関する出願要件は満たします。ただし、日本留学試験の指定科目を受験する必要がなくなるわけではありません。また、出願できることと合格することは別で、日本留学試験の成績は選考に用いられます。点数の基準・目安が日本語について示されていても、総合科目や数学の準備を省くことはできません。第1次選考は日本留学試験の成績で行われます。必要科目を受験し、提出する一回分の成績全体を確認してください。前期・後期の基準の違いだけを根拠に、合格しやすさを断定することもできません。

英語外部資格は提出必須で選考でも評価されます

国際関係学部は、所定の英語外部資格を受験し、出願時に証明書で級・スコア等を証明できることが必要です。対象は英検、TOEFL iBT、TOEIC Listening & Reading、IELTS Academic、Duolingo English Testの5種類です。国際関係学部欄に級・スコアの下限は指定されていません。

GTECとTEAPは全学部共通の一覧にはありますが、国際関係学部では利用できません。特にTEAPは他学部の欄に対象として載っているため、横方向の読み違いに注意してください。英検はCBT・S-CBTも可、IELTS AcademicはCDIも可とされています。大学名だけで検索した英語条件を流用しないことが大切です。実用英語技能検定は受験時期を問いません。それ以外の対象試験は、出願期間最終日からさかのぼって2年以内に受験し、出願期間中に必要書類を提出できるものが有効です。受験予約の時点ではなく、受験日と証明書の提出可能日を確認してください。

TOEFL iBTはTest Dateスコアのみを採用し、MyBestスコアは採用しません。TOEFL iBT Home Edition、TOEFL Essentials、TOEIC IPテスト、IELTS Online、IELTS One Skill Retakeは対象外です。同じ試験のブランド名でも、実施形式が異なると使えない場合があります。

国際関係学部では、英語外部資格の成績を選考の評価対象とすることが明記されています。最低スコアを指定していないことを、提出するだけで評価には関係しないという意味に受け取らないでください。一方、非公表の合格最低点を推測して断定することもできません。証明書の条件を満たしたうえで、英語学習を継続することが大切です。

外国人留学生入試の出願書類・選考と準備

前期と後期の日程をそれぞれ管理します

英語の証明

対象の5種類から、正式な結果を提出します。

書類の準備

学校の証明、本人の記入、提出方法を分けて確認します。

前期の出願期間は2026年8月18日10時から8月28日23時までです。第1次選考の合格発表は9月25日9時30分、国際関係学部の面接日は10月3日です。最終合格発表は10月19日9時30分、第1次入学手続期間は10月19日から11月2日までです。時刻はいずれも日本標準時です。後期の出願期間は2026年11月9日10時から11月16日23時までです。第1次選考の合格発表は12月25日9時30分、国際関係学部の面接日は2027年1月9日です。最終合格発表は1月20日9時30分、第1次入学手続期間は1月20日から2月3日までです。

国際関係学部の第1次選考入学検定料は15,000円で、各出願期間中に納入します。第2次選考は20,000円で、前期は2026年9月25日9時30分から9月30日23時、後期は12月25日9時30分から2027年1月6日23時が納入期間です。別途手数料も必要で、納入しなければ第2次選考を受験できません。通常の第2次入学手続期間は前期・後期共通で、2027年3月9日から3月18日までです。合格発表はTAO上で行われ、合格通知書や手続案内を郵送で待つ仕組みではありません。出願に使ったメールとTAOを継続して確認し、案内に記された原本提出等も期限内に進める必要があります。

2026年10月18日時点では、前期の出願と国際関係学部の面接は終了し、最終合格発表前です。後期は出願開始前なので、対象となる日本留学試験の回、英語資格証明書、学校の証明書を確認できます。前期の出願情報が自動的に後期へ引き継がれて手続が不要になるとは考えないでください。

在留資格認定証明書の代理申請では手続が前倒しになります

在留資格認定証明書の大学による代理申請を希望する合格者には、通常の第2次入学手続より早い日程が設けられています。3月の納入期間だけを予定表に入れると、代理申請に必要な手続に間に合わなくなるおそれがあります。合格後の案内で、自分が該当するかを必ず確認してください。

前期合格者で代理申請を希望する人は、2026年10月19日から11月2日までに第1次入学手続を完了し、12月21日までに授業料・諸会費を納入して第2次入学手続を完了します。在留資格取得に必要な書類は12月24日までに大学へ提出する指定です。後期合格者で代理申請を希望する人は、2027年1月20日から2月3日までに、必要書類を大学へ提出したうえで、入学金と授業料・諸会費を納入します。第1次・第2次入学手続を一括で完了させる日程であり、第2次分を3月まで待つことはできません。

大学は、必要書類と納入を確認した後の申請から取得まで、通常5~8週間を要すると案内しています。必ずその期間で取得できるという保証ではありません。在留資格に関する書類は、通常の入学手続書類とは別に提出する必要があるため、合格後の案内に従って早く準備してください。

学校・本人確認・語学の書類をそろえます

全員に必要な書類は、高等学校卒業・修了証明書または見込証明書、高等学校全学年の成績証明書、志望理由書、パスポート、写真、日本留学試験の成績確認書・成績通知書または受験票です。国際関係学部では、加えて所定の英語外部資格試験の成績証明書が必要になります。卒業関係と成績の証明書には、学校印または学校関係者の署名が必要です。転校している場合は、原則としてすべての高等学校の成績証明書を用意します。ただし、最終の学校が過去の成績を認定し、全成績が記載されている場合は、その証明書のみを提出する扱いです。学校別の不足を早めに点検してください。

日本の高等学校を卒業または卒業見込みの場合は、指定された卒業・成績証明書の代わりに調査書を提出できる扱いがあります。この場合は開封せず、出願期間内に簡易書留速達で郵送します。最終日消印有効です。オンライン出願だから一切の郵送がない、と判断しないようにしてください。中国の現地正規課程による高等学校の卒業者、指定準備教育課程の修了者、学力認定試験の合格者などには、該当する証明書の扱いが示されています。自分の学歴区分に合うものを用意してください。飛び級等の場合には、学年や理由が証明書に記載されているかを確認し、必要なら出身校の証明を用意します。

卒業・成績証明書やパスポート等の指定書類は、日本語・英語・中国語で作成されたものを提出します。それ以外の言語の場合は和訳または英訳を付け、翻訳内容が原本と相違ないことの証明を受け、原本とともに提出します。証明を行える機関にも条件があり、日本語学校は対象外とされています。パスポートは氏名、生年月日、国籍、性別、顔写真を確認できるページを提出します。複数国籍を持つ人はすべてのパスポートを提出する指示があります。パスポートがない場合の公的証明書による扱いも要項に示されています。写真は3か月以内に撮影した無帽・無背景のカラー写真で、加工や補正はできません。

英語証明書は合格後の提出方法まで確認します

英語資格は、試験ごとに指定された証明書を提出します。英検、TOEFL、TOEIC、IELTS、Duolingoで証明書の名称や追加入力が異なります。結果の通知メールや自分で作成した点数一覧を証明書の代わりにはできません。出願前に、手元の書類が要項で指定された種類かを確認してください。

英検のデジタル証明書、TOEFLのAppointment Number、IELTSのTest Report Form Numberなど、オンラインでの入力・提出に関する指示もあります。Duolingoは、大学が締切までにウェブ上でスコアレポートを確認できるように手続する必要があります。ファイルを1つアップロードすればすべて済むとは限りません。

合格後には、原本提出や試験実施機関からの直送など、試験別の手続が必要です。TOEFLはETSからの直送、国内受験のTOEICは所定のスコア確認サービスによる手続などが指定されています。出願時の受理と、合格後の確認手続を別に管理し、要項の証明書に関する注記まで確認してください。

日本語800字以内の志望理由を本人が考えます

オンライン面接

日本国内・国外とも、指定の接続環境を準備します。

合格後の手続

通常の期限と在留資格の代理申請に関する早期日程を区別します。

志望理由書は、TAOのフォームへ日本語で800字以内に直接入力します。大学卒業後の将来設計と、大学で学んだことをどう役立てたいかを踏まえて記入します。本人作成に限り、生成AI等を用いた作成は認められていません。翻訳や文章作成の便利さを優先して、大学の規定に反する方法を選ばないでください。ここからは本人が考えを整理するための助言です。最初に、日本で学びたい理由、立命館大学を選ぶ理由、国際関係学専攻を選ぶ理由を分けて確認します。それぞれが同じ内容になっている場合は、大学や学科について調べた事実が不足しているかもしれません。実際の学修内容と自分の課題を結びつけて考えてください。

学習経験を振り返るときは、歴史や社会問題に興味があるという感想に加え、どの事実に疑問を持ち、どの資料を読み、考えがどう変わったかを整理します。高度な研究経験を無理に作る必要はありません。自分の理解の限界を確認し、国際関係学専攻でさらに学ぶ理由へつなげてください。

国際関係学部の面接は国内外ともオンラインです

国際関係学部の第1次選考は日本留学試験の成績による選考です。第2次選考は、日本留学試験の成績と個人面接の総合評価で、英語外部資格の成績も評価対象です。出願書類は面接の資料として用いられます。面接はすべて日本語で行われます。国際関係学部の面接は、出願時の現住所が日本国内でも日本国外でも、自宅等でのオンライン面接です。日本在住なら衣笠キャンパスへ行くという制度ではありません。受験者が実施方法や面接日時を指定することはできないため、合格後の案内に沿って通信環境と個室を用意してください。

文化・芸術方式やスポーツ方式では英語読解力を確認する口頭試問が明記されていますが、外国人留学生方式に同じ試験があるとは記載されていません。留学生方式の説明は、日本語の個人面接と、EJU・英語資格の評価に基づきます。異なる方式の試験内容を混ぜず、該当する要項で準備を進めてください。

準備では、提出した志望理由書にある内容を短く説明し、理由を尋ねられたら具体的に答える練習を行います。日本留学試験や高校の学習についても、自分が取り組んだこと、苦手なこと、改善方法を日本語で説明してみてください。面接で必ず同じ質問が出るという予想ではなく、本人の理解を確かめる練習です。

オンライン受験と入学後の学習を具体的に備えます

オンライン面接では、静かな個室を用意し、接続開始から終了まで志願者以外を入室させないことが求められます。カフェ等の公共の場での受験は認められません。カメラ、スピーカー、マイク、通信環境を事前に確認し、電源を接続した状態で受験するなど、要項の指示に従って準備してください。登録した電話番号で連絡を受けられるようにすることも必要です。大学はヘッドセットや有線LANを推奨し、登録電話番号がスマートフォンの場合、面接には別の通信機器を使うことを勧めています。通信機器等の不具合で受験できなかった場合も再試験は行わないとされているため、事前の接続確認を省かないでください。

面接案内は第1次選考合格発表後に登録メールへ送られます。面接日の5日前までに届かない場合は、入学センターへの問い合わせが必要です。迷惑メールの確認、受信容量、翌春まで利用できるメールアドレスかどうかも点検します。時差のある地域では、日本時間の日時を現地時間に直し、日付が変わるかまで確認してください。入学後は、英語クラス分けテストの点数に基づいて英語のクラスが決まります。国際関係学部は英語での講義や留学プログラムへの参加を推奨し、合格後も英語学習を続けるよう案内しています。日本語で受験する入試だから英語は証明書を提出して終わり、と考えないことが重要です。

入学準備では、関心のある社会問題について日本語で説明し、英語資料でも関連情報を確認する練習ができます。同じ出来事でも、資料の発行元や時期によって強調点が違うことがあります。どちらが正しいと急いで決めず、対象、根拠、目的がどう異なるかを整理してください。日本語で説明できない部分がある場合、語彙が分からないのか、問題の背景を理解していないのかを分けます。用語の意味を調べる作業と、歴史や制度を学び直す作業は異なります。読んだ資料名と日付を残し、後で説明を確かめられるようにすると、大学での学びにもつながります。

前期と後期のどちらを受験する場合も、出願資格の確認、証明書の準備、日本留学試験の学習、英語資格、日本語面接を別々の作業として管理してください。出願できる条件を満たすことと、大学で学び続ける準備を整えることを並行して進めることが、国際関係学専攻への進学を具体的に考える土台になります。

公式の評価項目から、資格・経験・理解・表現の順に準備を点検する

最初に、出願できる条件と選考で示す力を分けます

英語の得点や評定の基準を満たすことは、必要な条件を確認する作業です。一方、書類や試験では、経験と学びの関係、資料の理解、考えを伝える力などを示します。条件を満たしたから合格に近いと決めつけず、次の準備が何かを分けて考えましょう。この記事では、各方式の公式要項に示された確認事項をもとに、資格、経験、理解、表現の順で点検する方法を提案します。大学の採点表や合格判定ではありません。必要な証明がない状態で文章だけを直す、といった準備の順番のずれを防ぐための整理です。

例えば英語の得点は十分でも、受験日が有効期間を外れている場合、最初に対応するのは資格の確認です。資格がそろっていても、なぜ国際関係を学びたいかを説明できない場合は、経験を振り返る作業が先になります。同じ相談でも、必要な助言は違います。

経験は、結果と本人の判断を分けて確認します

条件の点検

まず資格と証明がそろうかを確認します。

練習の選択

経験と理解を整理し、方式に合う表現方法で練習します。

経験の点検では、いつ何をしたか、本人の役割は何か、どのような判断をしたかを確認します。大会名や活動名だけでは、自分の考えが見えにくくなります。例えば代表者ではなくても、練習の方法を提案した、参加者の意見を整理したなど、実際に担当したことを正確に振り返ります。結果の良し悪しだけで、使える経験を選ぶ必要はありません。予定どおりに進まなかった場面にも、考えたことや学んだことがあります。ただし、失敗から何でも立派な教訓へ結び付けるのではなく、どの点を修正し、何がまだ課題なのかを具体的に示しましょう。

活動の記録と出願書類の説明が一致しているかも確認します。例えば団体の人数と本人が直接担当した人数は違います。資料で確認できる範囲と、自分の記憶だけで話している範囲を分け、曖昧な数字は無理に書かないことが大切です。

理解は、読んだ内容を自分の言葉で説明して確かめます

講義や資料の理解は、専門用語を使えるかだけでは確かめられません。何についての説明か、どの理由でその結論になるか、どこまで言えるかを、短い言葉で説明してみます。書籍を読んだ場合は、著者の主張と自分の感想を分けましょう。例えば「格差」という言葉を使うなら、所得、教育、情報へのアクセスなど、どの違いを指しているかを確かめます。意味が広い言葉を使ったままだと、面接や小論文で議論の対象がずれてしまいます。難しい言葉を増やすより、対象を正確に説明する練習を優先してください。

理解が曖昧な箇所を見つけたら、文章の表現だけを変えるのではなく、資料へ戻ります。元の文章の前後や、図表の注記も読み直しましょう。根拠を確かめる作業は遠回りに見えても、その後の説明を安定させるために必要です。

表現は、方式に合う方法で練習します

講義選抜では、当日の講義と資料を使って文章をまとめます。英語学位プログラムでは、英語の文章や面接で学ぶ意欲を示します。活動型では活動と学習の両立、留学生入試では日本語で学ぶ準備を含め、方式ごとの選考方法に合わせて練習します。例えば日本語で内容を整理した後、英語で説明すると急に長くなる場合は、文法だけでなく、伝える順番を見直します。小論文で結論が曖昧になるなら、書く前に問いへの答えを短く言ってみます。表現の問題を、本人の理解や構成と切り離さずに点検しましょう。

資格、経験、理解、表現の四つがすべて同じ強さである必要はありません。現在の不足を見つけ、学校や大学への確認、本人の学習、文章や面接の見直しへ分けることが目的です。点数を付けて合格可能性を断定するためには使いません。

資格と証明

出願資格、受験日、書類、期限を確認します。

経験と理解

本人の行動と、資料から学んだことを分けます。

表現と練習

小論文・英語面接・口頭試問など、受ける方式に合わせます。

高校1・2年生は、成績・語学・活動記録を早く積み上げる

高校1年のうちに、関心を持った場面を記録する習慣から始めましょう

総合型選抜の準備では、早く始めるほど、調べ直したり、学習方法を変えたりする時間を確保できます。資格の取得、成績の維持、活動の継続は、出願直前の文章修正だけでは置き換えられません。高校1年生のうちから、小さな記録と学習を続けましょう。例えば授業で気になった問題、地域の行事で疑問に思ったこと、読んだ記事の主張を短く残します。記録は立派な文章にする必要はありません。何が気になったか、何を調べたか、考えがどう変わったかが分かれば、後から振り返る材料になります。

学校の授業や提出物も、成績を支える大切な準備です。活動だけに時間を使って成績を落とすと、文化・芸術やスポーツなど、数値条件がある方式の選択に影響します。評定がどの期間で算出されるかを確認し、日々の学習を継続してください。

高校2年のうちに、進みたい専攻と必要な証明を具体化しましょう

高校2年生では、日本語中心の専攻、英語で学ぶ専攻、日米で学ぶ学科の違いを調べます。授業の内容や言語、生活や費用を比較し、どの環境で学びたいかを言葉にしてみましょう。入試が受けやすそうという印象だけでは、進学後の学習を決められません。英語資格を使う場合は、受験年度の締切まで有効か、必要な得点に届く見通しがあるかを確認します。早く取得しても、有効期間がある資格は更新が必要になる場合があります。試験ごとに時期の条件が違うため、一律に考えないでください。

活動型を考える方は、大会や発表の記録をその都度保管します。例えば結果一覧に本人の名前がない場合、どの資料で参加や担当を確認できるかを指導者へ相談します。出願前にまとめて探すより、活動の直後に整理する方が、必要な情報を集めやすくなります。

学年末には、できたことと確認が必要なことを分けます

学年末の点検では、成績、英語資格、活動の証明、学部理解、書く・話す練習を並べます。すべてを完成させる必要はありません。どこに時間がかかるか、学校や大学への確認が必要かを見つけ、次の学期の予定に入れます。例えば英語の得点は足りても、関心のある分野を説明できないなら、学部や資料を調べる作業が必要です。活動経験はあっても記録がなければ、証明の整理を先に進めます。自分が不足している部分を具体的にすると、準備を広げすぎずに済みます。

まだ受験年度の要項が出ていない場合は、現年度の資料から確認項目を学べます。ただし、日程や条件を翌年も同じと決めつけないでください。新しい要項が公表されたら、以前のメモと照らし、変更点を更新する作業を必ず入れます。

高校1年生

授業・語学・活動の記録を、無理なく続ける習慣を作ります。

高校2年生

専攻の違いと必要な資格・証明を具体化します。

学年末

不足を見つけ、時間がかかる作業を次の予定へ入れます。

高校3年で優先したい準備|変えにくい条件から先に確認する

春は、出願資格と書類の依頼先を点検します

高校3年生から準備を始める場合、資格の結果が出る時期や、活動実績の対象期間、学校の証明書発行などに制約があります。短期間で必ず追いつけるとは考えず、まず現在の条件を正確に把握します。文章を清書するより前に、出願に必要な事実を確認しましょう。学校へは、調査書に記載される成績、推薦書や証明書の担当、発行までに必要な期間を聞きます。例えば英語学位プログラムの推薦書は、受験生本人が文章を入力するものではありません。学校側の作業が必要なことを、十分な余裕を持って伝えます。

本人の作業と学校の作業を一つの予定に混ぜないことも大切です。本人が下書きを完成させても、証明書が発行されていなければ提出は終わりません。担当者、依頼日、受取日、提出日を分け、確認できたものに印を付けましょう。

夏は、文章と口頭説明を行き来して理解を確かめます

文章を読んで自然に見えても、声に出すと説明が止まることがあります。例えば「国際社会へ貢献したい」と書いたなら、誰のどのような課題に関心があり、何を学びたいのかを説明してみます。言葉が出ない部分は、表現より材料の確認が必要かもしれません。英語面接がある方式では、文章と同じ内容を別の質問から聞かれる練習もします。講義選抜では、体験の説明だけでなく、初めて触れる資料を使って考える練習を続けます。自分が得意な作業だけを繰り返さず、試験で求められる方法に合わせてください。

出願用の文章は、字数や設問の最新版を確認してから仕上げます。過去の講評や体験談にある字数を、そのまま今年の条件にしてはいけません。例えば講義選抜や英語学位プログラムには、前年から文章量が変わっている部分があります。

出願後は、提出版と本人向け案内を基準にします

出願後の練習は、実際に提出した文章の控えを使います。途中の下書きと内容が変わっていると、説明がずれる場合があります。提出した版、提出日、添付した資料をまとめて保管し、面接の準備でも同じものを確認しましょう。大学から届く案内は、本人が定期的に確認します。迷惑メールの設定や、オンライン出願システム内の通知を見落とさないようにしてください。メールを待つだけでなく、合否の確認日や手続期限を自分でも予定表に入れます。

試験直前は、知らない専門用語を増やすより、提出した内容の根拠と自分の理解を確認します。例えば読んだ資料の結論だけでなく、その理由や限界を説明できるかを振り返ります。分からないことは、分かる範囲を正確に伝える練習をしてください。

春

資格と学校への依頼を先に確認します。

夏

最新版の設問を使い、文章と説明のずれを直します。

出願後

提出版の控えと本人向け通知で、試験・手続を管理します。

出願前は、本人・学校・家族の確認項目を分ける

オンライン提出と郵送提出を一枚の確認表にします

立命館大学の対象方式には、オンライン出願を使うものと、指定の書類を郵送するものがあります。同じ学部でも手続が同じとは限りません。必要書類の一覧に、本人入力、学校作成、オンライン提出、郵送提出という欄を作って整理します。例えば調査書を郵送する方式で、画像をアップロードしただけでは指定どおりになりません。反対に、オンラインの入力欄へ記入する文章を、紙で追加して送れば代わりになるとも限りません。要項の提出方法を、書類ごとに確認してください。

締切には、消印有効、到着期限、オンラインの時刻などの違いがあります。日付だけをメモするより、何をその時点までに終える必要があるかを書き添えます。海外からの提出や学校休業日が関係する場合は、さらに早く予定を立てましょう。

氏名や日付の表記は、証明書と照合します

氏名の表記、受験日、学校名、卒業予定日などは、複数の書類で一致しているかを確認します。外国語の証明書や旅券がある場合は、表記の違いがないかを点検してください。自分で短くした学校名や、普段使う名前を正式な欄へそのまま使わないようにします。資料を画像にする際は、必要な面がすべて入っているかも確認します。例えば裏面に注意書きや証明がある場合、表だけでは情報が足りないことがあります。ファイル名を分かりやすくし、実際に開いて読めるかを確かめます。

学校が厳封した書類は、自分で開封して確認しません。記載内容を相談したい場合は、発行前に学校へ伝えます。本人が確認できる項目と学校が確認する項目を分けることで、不要な開封や再発行を避けられます。

家族とは、費用と手続期限を具体的に共有します

受験料や入学手続の納入を家族が担当する場合は、本人の試験予定だけでなく、支払いの期限も共有します。合格発表後に初めて相談するのではなく、あらかじめ必要な工程を確認しておきましょう。特に日米で学ぶ課程では、学費以外の生活や渡航に関する準備も重要です。支払いが終わったら、誰かが済ませたはずと考えず、控えや完了表示を確認します。オンライン入力、納入、書類提出のうち、どれが終わったかを別々に記録してください。入学手続も、納入だけで全工程が終わるとは限りません。

費用の金額や返還条件は、受験年度の要項や合格後の案内を確認します。以前の年度の金額を、将来の確定額として扱わないようにしてください。判断に迷う項目は、大学の担当窓口へ条件を示して確認します。

本人の確認

入力内容、提出版、ファイルの見え方を確認します。

学校の確認

調査書・推薦書・証明の発行と提出方法を確認します。

家族の確認

費用、納入期限、入学手続の担当と完了を共有します。

学校で進める準備と、専門的な助言が役立つ準備を分ける

情報整理や学習の記録は、自分で始められます

公式要項を読む、必要な書類を一覧にする、活動の記録を整理する、関心のある資料を読むことは、自分で始められる準備です。最初から完成した志望理由を作る必要はありません。分かったことと疑問を分けて書くところから進めましょう。例えば活動の振り返りなら、目的、担当、工夫、結果、残った課題を短く並べます。文章になっていなくても、材料がそろっていれば、何が伝わりにくいかを相談しやすくなります。自分が確認できない事実を、表現の工夫で補わないことが大切です。

学校では、日々の学習や成績の維持、基本的な面接マナー、活動の事実確認などを進められます。大学が学校に依頼している書類や推薦の役割もあります。先生に相談するときは、受験年度と方式名、該当する要項の箇所を示すと伝わりやすくなります。

文章や面接の助言は、直す理由が分かることを重視します

学部が求める力と本人の経験の関係、文章の順番、資料の使い方、面接で答えがずれる理由などは、専門的な助言が役立つ領域です。ただし、有料の指導を受けなければ合格できないとは断定できません。現在の準備で、どの助言が必要かを見極めましょう。文章を見てもらう際は、きれいな言葉へ置き換えるだけでなく、なぜ伝わりにくいのかを確認します。例えば体験と学びの関係が飛んでいるなら、足りない考えを本人が振り返る必要があります。他者が作った答えを覚える準備では、理解は深まりません。

模擬面接でも、「もっと熱意を示す」といった感想だけで終わらせず、質問への答え、根拠、話の長さ、英語や日本語の理解を具体的に点検します。次の練習で何を変えるかが分かる助言を求め、本人が修正して説明し直してください。

過去の経験談は、受験年度と方式を確かめて使います

先輩の経験談を読む場合は、同じ学部かどうかだけでなく、受験年度、専攻、方式を確認します。面接時間や出願文章の量、英語の条件が変わることがあります。経験談を参考にしても、最終的な条件は当該年度の要項へ戻って確認しましょう。例えば前年の文章が500語だったという情報があっても、今年の指定が同じとは限りません。書き始める前に、公式の設問と上限を確認することが重要です。経験談の工夫を取り入れる場合も、その人の経歴を自分の経験へ置き換えてはいけません。

合格を約束する言葉や、少数の結果だけで受かりやすいと説明する情報には注意します。人数の少ない方式では、年度ごとの数字が大きく動くこともあります。まず自分が条件を満たし、求められる学習や表現に対応できるかを確認してください。

自分で進める

要項の整理、経験の記録、資料の読解、下書きを進めます。

学校と進める

成績・証明・推薦書・教科学習を確認します。

助言を受ける

学部との関係や説明のずれを、理由付きで点検します。

立命館大学国際関係学部へ向け、受ける方式と準備の順番を決める

今日の作業は、受験年度と現在の状況から選びます

立命館大学国際関係学部の推薦や総合型選抜を考えるなら、まず学科・専攻を選び、方式ごとの条件を確認します。英語資格が必要なAO、活動と学業の条件がある特別選抜、国籍や学歴を確認する留学生入試は、それぞれ入口が異なります。2027年度の出願済みの方は、本人向け通知、試験、合格発表、入学手続の順に予定を確認します。今後の出願期間を検討する方は、資格や必要書類がそろうかを先に点検してください。次年度以降の方は、語学、成績、活動記録、資料を読む習慣から準備を始めます。

例えば講義選抜を考える方は、英語の証明と、講義を聞いて小論文を書く練習を別々に管理します。英語学位プログラムなら、英語で専門内容を学ぶ意思と、書類や面接で説明する力を確認します。自分の方式に関係する作業から順番を決めましょう。

相談では、条件の確認と書類・試験の優先順位を整理します

志望する専攻を選びきれない、体験と学びたい内容がつながらない、英語資格と面接の準備をどう進めるか迷う場合は、手元の資料から確認事項を整理できます。マナビライトの受験相談では、受験年度、検討している方式、成績や資格、活動記録、下書きがあると、現在の状況を伝えやすくなります。相談は、大学が行う出願資格の最終判断に代わるものではありません。資格の読み取りで不明な点は大学へ、調査書や推薦書の内容は学校へ確認しながら、本人が進める準備を具体化します。条件を確認する作業と、文章や試験の練習を分けることが大切です。

例えば体験の説明が長くなる場合は、出来事の流れと、自分の考えが変わった場面を分けます。英語面接で答えが広がりすぎる場合は、質問への答えを先に述べ、必要な理由を加える練習をします。資料があれば、次に直す箇所を具体的に考えられます。

次に取り組むことを具体化したい方は、受験相談で条件と準備の順番を整理できます。志望する方式と手元の資料をもとに、次の三つを確認します。

  • 志望する学科・専攻と、大学や高校へ確認する出願条件
  • 体験や活動を、学びたい内容へつなげる考え方
  • 書類、小論文、英語面接など、方式別の準備の優先順位

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