「早稲田大学人間科学部に推薦で進みたいけれど、FACT選抜と地域探究・貢献入試のどちらを調べればよいのか」「評定や活動実績は、どこまで必要なのか」と迷っていませんか。同じ学部を目指す場合でも、出願条件や提出する課題、合格までに必要な試験は大きく違います。人間への関心だけで方式を決めると、履修科目や外国語の証明書、共通テストの準備を見落としてしまいます。
この記事では、2027年度の大学公式要項に基づき、FACT選抜と地域探究・貢献入試を、それぞれ出願資格、必要書類、日程、選考、対策の順に整理します。特に、FACT選抜の理科・国語の条件と観察課題、地域探究・貢献入試の地域への問題意識と共通テストを、混同せずに確認できる構成です。
読み終えたら、自分が満たしている条件、学校に確認する項目、今週から取り組む練習を分けて書き出せます。読書や活動を増やすだけで終わらず、観察した事実を記録し、根拠を示して説明する準備につなげましょう。2026年10月17日時点で、両方式の2027年度出願期間は終了しています。出願済みの方の確認と、次年度以降に向けた早期準備の両方に役立つよう、年度の違いも明示します。

早稲田大学 人間科学部の推薦、何から始める?
早稲田大学人間科学部の推薦を探すなら、まず2つの総合型選抜を分けましょう
FACT選抜と地域探究・貢献入試は、同じ対策では進められません
本記事が扱うのは、大学が総合型選抜として案内しているFACT選抜(「FACT選抜入試」とも検索される方式)と、地域探究・貢献入試です。「推薦」「AO入試」という言葉で検索していても、出願時には正式な制度名を使って確認しましょう。学校推薦型選抜の条件を、そのまま当てはめることはできません。
FACT選抜は、研究に取り組むための基礎的な力を、事前課題を含む書類、論述試験、面接で確認する方式です。国内者向けの出願資格には、全体の評定だけでなく、理科・国語の履修と成績、数学の履修、欠席日数、外国語の証明に関する条件があります。
地域探究・貢献入試は、地域の課題への問題意識と、大学で学んだことを地域に還元する意欲を扱います。書類審査、120分の総合試験を経て、最終選考に大学入学共通テストを用います。こちらの対策を、志望理由書と面接だけの準備と考えてはいけません。
例えば、地域の居場所づくりに関心がある場合も、FACT選抜では研究する力を示す事前課題が必要です。一方、地域探究・貢献入試では、その地域で何に気づき、何を学び、将来どう関わるかを課題レポートにまとめます。関心が似ていても、提出物の役割が異なります。
FACT選抜
研究の基礎となる対話・論理・表現・分析・振り返りの力を、書類、事前課題、論述、面接で示します。国内者向けには詳しい成績・履修条件があります。
地域探究・貢献入試
地域への問題意識、これまでの活動、学修計画、将来の貢献をつなぎます。書類と総合試験に加え、指定科目の共通テストが必要です。
最初にする確認
学部名より先に、受験年度、方式名、出願資格の区分をそろえます。別方式の評定基準や試験時間を混ぜないようにします。
募集人数の「若干名」を合格のしやすさに読み替えないでください

2027年度FACT選抜の募集は、人間環境科学科、健康福祉科学科、人間情報科学科を合わせて若干名です。出願時に1学科を選び、学科の併願や出願後の変更はできません。地域探究・貢献入試でも、この3学科が対象ですが、募集単位ごとに若干名で、1学科を選択します。
「若干名だから競争が少ない」「評定条件を満たせば通る」とは判断できません。募集人数の表現と、自分の準備の完成度は別の問題です。公表されていない配点や合格最低点を想像するより、出願できる条件と選考で示す力を順に点検しましょう。
大学の制度概要は人間科学部の入学試験情報、地域方式の条件は2027年度地域探究・貢献入試要項で確認できます。以下では、公式に書かれた条件と、そこから考えられる準備方法を区別して解説します。
人間科学部で何を学びたいかは、3学科と研究の方法から考えましょう
人間環境・健康福祉・人間情報の違いを、身近な問いで比べます
人間科学部は、人間に関わる問題を、複数の学問の見方をつなげて考える学部です。人間環境科学科では人間と自然環境、社会・文化的環境の関係、健康福祉科学科では心身の健康や生活を支える仕組み、人間情報科学科では人間の認知、学習、コミュニケーションと情報などを扱います。
ただし、「環境なら自然だけ」「健康福祉なら医療だけ」「人間情報ならプログラミングだけ」と分けると、学びの範囲を狭めてしまいます。公式の学科紹介では、それぞれが幅広い領域と関わることを説明しています。学科名の印象だけで選ばず、研究対象と調べ方を確かめましょう。
例えば、高齢者が地域の集まりに参加しにくいという問いを考えます。場所や交通、地域のつながりに着目するのか、健康状態や支援方法に着目するのか、案内の伝わり方や情報機器の使いやすさに着目するのかによって、学びたい内容が変わります。
この例は学科への機械的な振り分けではありません。同じテーマを複数の学科から研究する可能性があるからこそ、自分が何を明らかにしたいのかが重要です。「このテーマはこの学科」と決めつけるのではなく、公式の授業や研究内容と、自分の問いとの関係を調べます。
対象を決める
誰の、どの場面の、どの困り事を考えるのかを一文にします。対象が広すぎる場合は、場面や期間を絞ります。
調べ方を考える
観察、実験、資料の比較、聞き取りなど、何を根拠に考えるのかを挙げます。方法に必要な知識も書きます。
学びに結びつける
大学の授業や研究内容を読み、現在の自分に足りない知識や方法が何かを確認します。名称を並べるだけで終わらせません。
「心理学に興味があります」を、確かめられる問いへ進めます
人の気持ちや行動への関心は、大切な出発点です。ただし、「人の役に立ちたい」「心理学を学びたい」という希望だけでは、どのような学びが必要なのかが読み手に伝わりません。日常で気づいたことから、観察できる対象や条件を取り出してみましょう。
例えば、「説明を聞いたのに行動できない」という場面なら、説明の長さ、図の有無、聞く場所、相手の経験など、複数の要因が考えられます。すぐに原因を一つに決めず、どの情報があれば考えを確かめられるかを整理します。この姿勢は、研究する力を重視するFACT選抜の準備にもつながります。
一方、地域探究・貢献入試では、その問いが地域のどの課題とつながるのかも必要です。「誰にとって何が問題なのか」「地域の外にも同じ問題があるのか」「既にどのような取り組みがあるのか」を調べます。自分の経験だけで地域全体を説明しないことが重要です。
学科研究のメモには、調べた公式ページの題名、確認日、自分の問いとの関係を残しましょう。授業や担当教員は変わる可能性があります。「入学したら必ずこの授業を受けられる」と決めつけず、現時点の公開内容を学修計画の材料として使います。
早稲田大学 人間科学部の推薦、何から始める?
FACT選抜入試の国内者向け出願資格は、評定と履修を一緒に確認します
全体3.9以上と、理科・国語を合わせた4.1以上は別の条件です
2027年度の国内者向け出願資格Aでは、全体の評定平均値3.9以上に加え、履修した理科と国語のすべての科目を合わせた評定平均値4.1以上を求めています。いずれも、小数点以下第2位を四捨五入する扱いです。詳しくは2027年度FACT選抜要項の出願資格を確認してください。
ここで注意したいのは、理科と国語が「それぞれ必ず4.1以上」と書かれているわけではないことです。また、得意な科目だけを選んで平均を出す条件でもありません。要項の対象期間と、調査書に記載される科目をもとに、学校の先生と確認しましょう。
対象期間は原則として、高校等の1年1学期または前期から、3年1学期または前期までです。4年制定時制には学年の読み替えがあり、2026年4月1日時点で卒業している場合は卒業時の調査書が基準になります。通知表の一部だけで自己判定しないことが大切です。
例えば、全体の平均が条件を満たしていても、理科・国語を合わせた平均や、指定の履修科目が足りない場合があります。まず成績表を見て安心するのではなく、「全体」「理科・国語」「履修」「欠席」「外国語」「卒業時期」を別々に点検します。
理科3科目、国語3科目、数学4科目の履修に注意しましょう
理科は、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎、物理、化学、生物、地学から3科目以上を履修し、原則として基礎を付けない物理・化学・生物・地学のうち1科目以上を含めます。国語も3科目以上、数学は数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学Bのすべての履修が条件です。
学校の文系・理系というコース名だけでは判断できません。文系コースでも必要科目を履修しているかもしれませんし、理系コースでも国語の科目数を確認する必要があります。「理系だから問題ない」という思い込みが、出願直前の見落としにつながります。
学校独自の科目名、2学期制、中高一貫校での先行履修、国際バカロレア、留学などによって判断が難しい場合は、個別の出願資格審査が案内されています。教育課程表や授業内容の資料などをそろえ、大学の担当窓口に確認します。独自科目を自分の判断で読み替えてはいけません。
学校の教育課程上、基礎を付けない理科科目を履修できない場合には、基礎科目3科目以上を条件に、個別審査で根拠資料を確認する扱いがあります。単に「まだ履修していない」ことと、学校の課程上履修が不可能なことは同じではありません。
成績の確認
全体3.9以上、理科・国語の全履修科目を合わせ4.1以上を、調査書の対象期間で確認します。得意科目だけの平均にはしません。
履修の確認
理科3科目以上と原則非基礎1科目以上、国語3科目以上、数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bを確認します。学校独自科目は根拠資料が必要です。
例外の確認
2学期制や先行履修などで判断が難しい場合は、事前課題に着手する前を目安に大学へ相談します。審査を受ければ必ず認められるとは限りません。
卒業時期、第一志望、欠席日数も出願資格の一部です
国内者向け資格Aでは、人間科学部への入学を第一志望とすることが条件です。対象には、2027年3月の高校等卒業見込みの方、2026年3月に卒業した方などが含まれます。在外教育施設については、2025年4月1日以降の卒業など、別の記載があります。
欠席日数は、原則として高校等の1年1学期または前期から3年7月末までの調査書記載の合計が40日以内です。卒業者や4年制定時制についての読み替えにも注意してください。出席停止や遅刻などの扱いを、独自に欠席へ換算せず、学校の記載内容を確認します。
本人に責任のない身体・健康上の理由によるやむを得ない欠席で40日を超える場合は、調査書に欠席理由が明記されていることを条件に出願を認める扱いがあります。事情のある方を一律に対象外と考えず、要項と学校の記載方法を確認しましょう。
こうした条件は、文章を上手に書けば補えるものではありません。高1・高2の段階で履修予定と成績を確認しておくほど、準備を修正する時間を持てます。活動実績を増やす前に、出願資格の土台を確かめることが最優先です。
FACT選抜の外国語資格は、国内者と帰国生で条件が異なります
国内者向けは基準点なしでも、証明書の提出が必要です
国内者向け資格Aでは、大学が指定する外国語資格・検定試験のいずれか1つの結果を提出することが必要です。一定の条件を満たす国際バカロレア取得見込みの方には、成績見込評価証明書を提出する選択肢があります。「基準点がない」ことを「外国語の書類は不要」と取り違えないでください。
指定試験には、TOEICのListening & Reading、TOEFL iBT、IELTSのAcademic、GTECのAdvanced・CBT、TEAP、英検に加え、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語の指定試験があります。試験名や種類を正確に照合し、似た名称の別試験で代用しないようにします。
国内者向けにはスコア等の基準を設けていませんが、自宅受験型は対象外です。入学日からさかのぼって2年以内に受験した結果が有効で、試験次ごとに受験日が違う場合は最終試験の受験日が基準になります。後日の提出や差し替えは認められていません。
提出方法も試験によって違います。TOEIC、TOEFL、IELTSは、紙の書類に加え、大学に結果を電子的に送る手続も必要です。手元の画面に点数が表示されることと、大学が指定した方法で受け取れることを分けて確認しましょう。
帰国生向け資格Bでは、海外在籍歴と英語の基準を別に確認します
帰国生向け資格Bは、国内者向けの成績条件をそのまま海外の学校に当てはめる制度ではありません。第一志望の条件に加え、日本国籍または要項で指定する在留資格上の条件、海外の中等教育機関の課程、卒業時期、最終学年を含む2学年以上の継続在籍などを確認します。
対象となるのは、日本の教育制度以外の課程を実施する日本国外の中等教育機関です。卒業見込みは2027年3月31日まで、既卒者は出願時に卒業後2年以内などの条件があります。日本の教育制度に基づく認定在外教育施設は、国内者向け資格Aの対象です。
資格Bの英語条件には、TOEFL iBTの基準があります。2026年1月20日以前の受験は72以上、同年1月21日以降の受験は4.0以上です。自宅受験型は除きます。新旧の尺度を混ぜて比較しないよう、証明書に記載された受験日とともに確認してください。
別の選択肢として、TOEICのSpeaking & Writingの点数を2.5倍し、Listening & Readingの点数と合計して1560点以上とする条件、または国際バカロレア資格取得見込みがあります。国内者向けに認められる試験が、すべて資格Bでも使えるわけではありません。
さらに、海外の高校相当期間における理科の成績が特に優れていること、または同等の成果を示す条件があります。成績を証明する書類とともに、教育課程や授業内容の資料も必要です。国や学校ごとの制度差があるため、成績の数字だけで出願可否を決めないでください。
国内者向けA
指定外国語試験の結果提出が必要です。スコア基準はありませんが、有効期間、試験の種類、証明方法を確認します。
帰国生向けB
海外課程の在籍・卒業条件と、指定英語基準または国際バカロレア条件、理科の学習成果を確認します。
証明書の準備
受験日、結果発行日、紙の提出、電子直送を別々に確認します。出願後に届く証明書を前提にしないことが重要です。
落とし穴は、資格の点数だけを見て提出方法を後回しにすることです
例えば、TOEFLの結果が手元にあっても、大学への電子直送を手配していなければ、必要な提出を終えたとはいえません。英検でも、どの証明書を出すかが指定されています。検定の申込時から、結果の発行方法と大学への提出方法を調べておきます。
学校に原本照合を依頼できる場合や、試験ごとの例外的な提出方法は、要項に従って判断します。「すべてコピーでよい」「原本さえあればよい」と一括りにしないことが大切です。確認事項は、試験名ごとに1枚のメモにまとめると見落としを減らせます。
語学学習も、出願条件を満たすためだけに切り離さないようにしましょう。興味のある分野の短い文章を読み、主張と根拠を日本語で整理する練習は、大学での学びを考える助けになります。ただし、これは準備方法の提案であり、公式試験で同じ課題が出るという意味ではありません。
FACT選抜の日程と必要書類は、事前課題から逆算して管理します
2027年度は9月出願、10月10日二次、11月1日最終発表です
2027年度FACT選抜の出願期間は、2026年9月1日から9月8日まで、郵送受付のみで締切日消印有効です。1次検定料の納入期間は8月27日から9月8日まで、金額は1万円です。受験票は9月中旬発送予定とされています。
1次選考の合格発表は9月25日、2次選考は10月10日、最終合格発表は11月1日です。1次合格者の2次検定料は2万5千円で、納入期間は9月25日から10月1日の予定として案内されています。個別に届く2次選考の案内も確認してください。
2026年10月17日時点では、出願と2次選考は終了しています。出願済みの方は最終発表やその後の案内を確認し、次年度以降を目指す方は、2027年度の日付をそのまま自分の締切にしないでください。新年度の要項で改めて確認する必要があります。
入学手続サイトの案内は2027年1月末日まで、手続期間は3月12日までの予定です。合格発表後も、大学からの連絡を受け取れるメールや住所を維持し、届いた案内で期限を確かめましょう。合格した時点で手続が自動的に終わるわけではありません。
出願前
資格確認、外国語証明、学校への書類依頼、事前課題の実施を進めます。観察のやり直しに必要な時間も残します。
出願・一次
9月1~8日郵送出願、9月25日一次発表です。支払いだけ、申請フォームだけでは出願完了になりません。
二次・最終
10月10日に論述と面接、11月1日に最終発表です。二次検定料と、その後の入学手続の案内を別に管理します。
志望理由書だけでなく、申請メールや写真票も必要です

出願書類には、調査書または成績を証明する書類、出願書類チェックリスト、申請フォームの自動返信メールをA4に印刷したもの、入学志願票、写真票、志望理由書、外国語等の証明書、事前課題があります。資格Bではパスポートのコピーなど、該当者のみの書類も確認します。
履修科目の振り替えが必要な場合は、所定の申請書や根拠資料を用意します。学校が作成する書類と本人が作成する書類を分け、学校の発行に必要な日数を先に聞いておきましょう。出願直前に学校へ依頼して、課題の仕上げと重ならないようにします。
写真は、入学志願票と写真票で同じものを使うなどの指定があります。要項では、スマートフォンなどで個人が撮影・印刷した写真は受け付けず、証明写真を求めています。内容面の準備に集中するほど、こうした形式条件を見落としやすいため注意が必要です。
封筒へ入れる前に、書類を順番に並べ、原本、印刷物、厳封書類、条件付き書類を確認します。提出物の控えを残せるものは残し、面接練習でも同じ版を使いましょう。途中の原稿で練習すると、提出内容との違いに気づきにくくなります。
FACT選抜の事前課題は、立派な結論より観察と記録の確かさが土台です
2027年度は、自作装置で光と像を調べる課題です
2027年度の事前課題は、カメラオブスキュラと呼ばれる、暗い箱の小さな穴を通して外の像を映す装置を自作し、観察する内容です。課題1の装置製作、課題2の穴の形状と像の比較、課題3の自作レンズによる置き換えを、まとめてレポートにします。
課題の正式な指示は、2027年度FACT選抜の事前課題を必ず読んでください。ここで紹介するのは、課題の特徴と準備の考え方です。次年度以降も同じ実験になると予想して、特定の装置だけを練習することは勧めません。
大学は、事前課題で、自分の思い込みに引っ張られず現象を観察し、それを客観的なデータにする力を確かめたいと説明しています。難しい専門用語を使うことより、「何をしたら何が見えたか」を他の人がたどれるように残すことが重要です。
例えば、像が暗かったという結果に対して、すぐ「装置が失敗した」と結論づけないようにします。穴の大きさ、周囲の明るさ、箱の内側、観察の方法など、関係しそうな条件を整理します。原因を想像した段階と、実際に確かめた段階を分けて書く練習が役立ちます。
条件を変える前に、何を同じにするか決めます
2027年度課題2では、穴の大きさや形状を変えたときの像の明るさや鮮明さなどを比較します。大学の指示には、装置と被写体の位置、光の条件、撮影設定など、比較のために注意する項目が示されています。比較するもの以外まで変わると、結果の理由を説明しにくくなります。
準備の基本は、「変える条件」「そろえる条件」「測るもの」を別に書くことです。例えば穴の大きさを比べるなら、距離や撮影条件をそろえる必要があります。結果を見てから都合のよい条件を選び直すのではなく、実施前の計画を残しておきましょう。
明るさや鮮明さをどう評価するかも、事前に考えます。「こちらの方がよい」という感想だけでは、別の人が同じ判断をできません。自分の評価方法を説明し、その方法で判断できる範囲と限界を整理します。大学の指定事項は、実験計画の一番上に置いて確認してください。
観察や撮影に使った元のデータは、最終的に見せる写真だけでなく、失敗したものや判断に迷ったものも含めて保管します。要項は、生データを2次選考の合格者発表まで残し、大学からの照会に対応できるよう求めています。仕上がったレポートだけでは不十分です。
観察前
課題の指示を読み、変える条件、そろえる条件、記録する項目、安全上の注意を書き出します。
観察中
日時、装置の状態、操作、見えたことを、その場で記録します。予想と違う結果も消さずに残します。
観察後
結果と考察を分け、別の説明があり得るか検討します。次に確かめることを具体化し、元データと対応させます。
安全と本人の作業を守ることも、課題の前提です
2027年度の課題は、自分や他者の安全を確保するよう求めています。特に、自作レンズを通して太陽や強い光を見ないという注意があります。材料や道具の扱いは公式指示と製品の注意を守り、危険を伴う独自の実験に広げないでください。
安全への配慮は、実験がうまくいくかどうかとは別に確認します。例えば、撮影のために周囲が見えにくい場所へ移動したり、通行を妨げたりしないようにします。必要な相談は学校の先生などに行い、実施する場所や道具の使い方を確認してから進めましょう。
大学は、研究方法に詳しい教員などへ助言を求めることを認めています。一方、実験の実施、レポートの構成と執筆は、本人が責任を持って主体的に行う必要があります。指導者に結論や文章を作ってもらい、自分の成果として提出する準備は避けてください。
助言を受けたときは、「どの点について相談したか」「自分でどう判断したか」を記録すると、学びを振り返りやすくなります。自分で説明できない操作や式を、見栄えのためだけに加えないことも大切です。分からない点を認めて調べ直す方が、研究の準備として誠実です。
出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ
受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。
- 出願できる方式と未確認の条件
- 評定・活動・書類のうち先に動く項目
- 志望学部に合わせた準備の順番
FACT選抜のレポートと志望理由書は、役割を分けてつなげます
レポート本文5~10ページと、別添資料の上限を区別します
2027年度の事前課題レポートは、A4片面を使い、本文は図表、写真、参考文献の一覧などを含めて5ページ以上10ページ以内です。指定の表紙は本文枚数に含めません。本文とは別に資料を付ける場合は、A4で5ページ以内とされています。
課題で科学的なスケッチの指示がある場合は、1つをA4の1枚に描き、本文の最後へ添えるという扱いがあります。このスケッチは本文や資料の枚数に含めません。ただし、どの課題にも自由な別紙を無制限に加えられるという意味ではありません。
本文の全ページには、下部中央に、通し番号と総ページ数を入れます。また、写真や図表、資料を含め、レポートには本人や所属を特定できる情報を入れない指定があります。名前だけでなく、制服、名札、学校名が写った背景にも気を配ってください。
枚数を埋めることを目標にせず、課題の指示に答えるための情報を並べます。装置や方法、結果、考察、参考資料の役割を分けると、読み手が確認しやすくなります。写真を大きく置きすぎて、肝心の比較方法や限界の説明が入らなくなることにも注意しましょう。
志望理由は自筆1200~1500字で、3つの内容が必須です
FACT選抜の志望理由は、本人が日本語で自筆し、横書き1200字以上1500字以内でまとめます。選んだ学科を志望する具体的な理由、人間科学部で研究したいこと、卒業後の抱負の3点を必ず含めます。句読点や改行による空欄も字数に入るため、清書前の確認が必要です。
最初の下書きでは、字数より内容のつながりを確認します。「何に気づいたか」「どこまで調べたか」「まだ何が分からないか」「大学で何を学ぶか」「将来どう使うか」を順に書くと、経験の紹介だけで終わりにくくなります。
例えば、地域の学習支援に関わった経験を書くなら、活動回数だけでなく、参加者の違いから生まれた問いや、自分が持っていた思い込みの変化を説明します。ただし、実際には経験していない活動を、志望理由を強くするために追加してはいけません。
事前課題と研究したいテーマが、表面的に同じである必要はありません。光の観察課題を通じて、条件をそろえることや説明を見直すことを学び、それを将来の研究姿勢につなげることもできます。課題の題材に合わせて、本来の関心を無理に変えないようにしましょう。
事前課題レポート
実際に行った観察や実験、その結果、考察を示します。元データとの対応と、方法を説明できることが土台です。
志望理由
なぜこの学科か、何を研究したいか、卒業後どうしたいかを、本人の経験や問いからつなげます。
入学後の計画
授業や課外活動をどう組み合わせるかを示します。授業名を並べるだけでなく、必要な理由を説明します。
入学後のライフデザインは、授業と課外活動の関係を見せます
志望理由書には、入学後のライフデザインを示す欄もあります。正課授業の履修や、サークルなどの課外活動の計画を、文章や図表を組み合わせて伝える形式です。授業については、できる限り具体的な科目名と関連づけて説明するよう求めています。
この欄は、手書きだけでなく、パソコンなどで作成したものを切り貼りする方法も認めています。ただし、枠内の記載を守り、立体的なものや折りたたみは認められていません。志望理由本文の「自筆」と混同せず、欄ごとの指定に従いましょう。
計画を作る際は、授業を通じて身につけたい方法と、課外活動で確かめたいことを結びつけます。例えば、調査の方法を学び、地域での活動を振り返り、次の学習課題を見つけるというつながりです。実行できる時間や、自分の基礎学力も考慮します。
公開されている授業が翌年度も同じ内容とは限らないことを、要項も注意しています。現時点の授業を調べて計画の根拠にしながら、「この科目でなければ成立しない計画」にしないことが重要です。学ぶ目的が説明できれば、内容の変化にも対応しやすくなります。
FACT選抜の論述試験は、数量を読み、根拠のある説明に変える練習が中心です
120分で必要なのは、感想文の速さではありません
2027年度の2次選考では、数量的なデータの分析、考察、表現を含む論述試験を行います。試験時間は120分です。文章を長く書く練習だけでなく、表やグラフの意味を読み、どの情報から何が言えるのかを整理する練習が必要です。
最初に確認したいのは、対象、単位、比較の条件です。例えば、人数の多い集団と少ない集団を比べるとき、件数だけでは判断できない場合があります。割合が示されていても、何人をもとにした割合なのかを確かめます。数字の大小を見ただけで結論を出さないようにしましょう。
次に、データから直接分かることと、理由についての推測を分けます。「同時に変化している」と「一方がもう一方の原因になっている」は別です。原因を論じたい場合は、他に影響する要因や、追加で必要な調査を考えます。
こうした練習は、高校の理科や国語の学習ともつながります。理科では条件や結果を整理し、国語では文章の主張と理由を読み取ります。FACT選抜が両教科の力を重視していることを踏まえ、受験用の作文だけを別に練習するのではなく、日々の授業の説明を深めていきましょう。
答案は「結論、根拠、説明できる範囲」の順に点検します
論述練習の後は、書き終わったかだけでなく、問いに答えているかを確認します。設問が比較を求めているのに背景説明だけを書いたり、理由を求めているのに数値を写しただけになったりしていないかを見直します。
例えば、2つの資料を関連づける問いなら、それぞれの資料が扱う対象や期間が同じかを先に確認します。違いがあれば、そのまま比べてよい範囲を説明します。数字を複数引用するだけでは、資料同士をつないだことにはなりません。
答案の自己点検では、結論の一文に線を引き、その根拠に別の印を付けてみてください。結論に対応する根拠がない場合は、考えが飛んでいる可能性があります。逆に、根拠を大量に並べても結論が見えなければ、何を伝えたいのかを短く書き直します。
最後に、「この資料だけでは分からないこと」を一つ挙げます。何でも曖昧にするためではなく、判断の範囲を守るためです。分かることは明確に述べ、分からないことは追加の確認につなげる姿勢を、時間を区切った練習でも維持しましょう。
読み取り
対象、単位、期間、比較条件を確認します。数字を読む前に、何を測った資料かを説明します。
組み立て
設問への答えを決め、必要な根拠を選びます。観察された関係と、原因についての推測を分けます。
見直し
結論と根拠が対応しているか、条件を落としていないか、言い切りすぎていないかを確認します。
過去問の答えを覚えるより、自分の判断の癖を記録します
人間科学部の公式入試ページでは、FACT選抜の過去の事前課題や論述試験を公開しています。年度を確認して取り組み、2027年度の事前課題と混ぜないようにしましょう。古い問題のテーマが、そのまま次の年度に出るとは限りません。
過去問に取り組むときは、最初から模範的な文章を探すより、自分がどこで止まったかを記録します。表の単位を見落としたのか、設問の条件を読み違えたのか、説明の順番が決まらなかったのかによって、必要な練習が変わります。
例えば、説明が長くなる場合は、言いたいことを短く言えない原因を探します。根拠が足りないのか、重要な点を選べていないのか、言葉の意味が曖昧なのかを分けます。「もっとたくさん書く」だけでは改善しないこともあります。
添削を受ける場合も、修正文を読むだけで終えず、何を変えると読みやすくなったかを説明しましょう。同じ設問を時間を空けて書き直し、別の資料でも同じ改善ができるか試します。練習の回数より、次の答案に変化が出たかを確認することが大切です。
FACT選抜の面接は、暗記した志望理由より考え直す力を準備します
1人20分程度の対話で、提出内容を自分の言葉に戻します
2027年度の面接は、1人20分程度を予定しています。要項は、分析、思考、判断、論理、振り返り、表現の力を、対面でのやり取りを通して総合的に評価すると説明しています。面接の正確な質問や配点は公表されていないため、特定の質問が必ず出るとは考えないでください。
準備では、志望理由書と事前課題を、見ないで説明してみます。全文を暗記するのではなく、目的、方法、主な結果、考えたこと、残った課題を短く話します。説明を聞いた人が、何をしたのかを言い返せるか確かめると、伝わり方を点検できます。
例えば、実験で条件をそろえた理由を聞かれたと想定し、「要項に書いてあったから」だけで終えないようにします。条件が変わると、どの比較が難しくなるのかを説明します。これは練習用の問いであり、実際の出題を示すものではありません。
自分の結論に対して、別の説明を考える練習も役立ちます。「別の条件なら違う結果になるか」「測り方が変わると判断は変わるか」と考えます。自分の研究を否定するためではなく、理解している範囲と限界を具体的にするためです。
分からない問いには、確認してから考える手順を作ります
面接練習では、質問の意味を理解していないまま、用意した答えを話し始めないようにします。聞かれている対象や条件を確認し、必要なら問いを短く言い換えてから答えます。会話がずれたまま長く話すより、相手と問いを共有する方が建設的です。
分からないことを聞かれたときは、知っているふりをせず、どこまでなら考えられるかを示します。「その点は測っていませんが、確かめるにはこの条件を変えて比較する必要があると考えます」というように、未確認の点と考え方を分けます。
ただし、すべての質問に「調べていません」と答える準備では不十分です。自分のレポートに使った言葉、図表、計算、参考資料は、理由を説明できる状態にしておきます。本人が作業したのに説明できない部分があれば、そこは理解を深める優先箇所です。
面接の練習相手には、良かった点だけでなく、どの文から意味が分からなくなったかを伝えてもらいましょう。「もっと自信を持って」だけでは次の行動が決まりません。用語を説明する、結論を先に置く、例を一つに絞るなど、直す内容を具体的にします。
説明する練習
目的、方法、結果、考察を短く話します。提出した図表のどこが根拠かも指し示せるようにします。
問い返す練習
質問の対象や条件を確かめます。聞かれていない長い自己紹介に逃げず、対話の焦点を合わせます。
考え直す練習
別の説明や測定の限界を挙げます。未確認のことを事実として話さず、次に確かめる方法を示します。
当日は所沢キャンパスで、論述と面接の両方があります
2027年度FACT選抜の2次選考は、所沢キャンパスで実施する案内です。論述は10時から12時、面接は13時30分からで、集合時刻はそれぞれ別に指定されています。具体的な会場や集合については、1次合格者へ届く案内を優先して確認します。
同じ早稲田大学でも、すべての入試が早稲田キャンパスで行われるわけではありません。前日に駅からの移動や所要時間を確認し、交通の乱れに備えた余裕を持たせます。会場を調べるときは、学部名だけでなく、試験名と年度もそろえてください。
要項では当日の学生食堂や売店は営業していないと案内し、昼食の準備を勧めています。受験票、使用できる筆記具、時計なども、持ち物の指定を確認します。普段使う道具がそのまま使えるとは限らないため、試験前に一覧を読み直しましょう。
地域探究・貢献入試は、地域への問題意識を学びと将来につなぐ方式です
出身地や居住地で一律に限定される入試ではありません
地域探究・貢献入試は、地域の課題解決や発展に向けて、主体的に学び、社会的・文化的・学術的に貢献する意欲を持つ人を育てることを目的としています。2027年度要項は、出身高校や居住地を問わず、すべての都道府県からの受験を歓迎すると説明しています。
そのため、「地方の高校だけの入試」「首都圏に住んでいると対象外」と思い込む必要はありません。ただし、居住地の制限がないことと、地域への問題意識を説明しなくてよいことは別です。自分がどの地域の何を課題として捉えたかが重要です。
地域とは何かを考える際も、都道府県名を置くだけで終わらせないようにします。例えば、通学路周辺、商店街、学校のある地区、活動で関わる集まりなど、どの範囲の人々や場所を扱っているのかを具体的にします。その範囲を選ぶ理由も説明できるようにしましょう。
大学は、これまでの活動や経験、または抱いてきた問題意識を踏まえて学び、成果を地域へ還元する意欲を評価するとしています。大きな表彰がなければ書けないと考えるより、身近な疑問を調べ、経験と資料を分けながら理解を深めることが出発点です。
出願資格と学科選択は、FACT選抜と別に確認します
2027年度の地域探究・貢献入試は、高校・中等教育学校の卒業者または2027年3月までの卒業見込みの方などが対象です。特別支援学校高等部、高等専門学校3年次修了、高卒認定、外国の学校課程などにも資格区分があり、該当する条件を要項で確認します。
FACT選抜の国内者向けにある全体3.9、理科・国語4.1の条件を、こちらへ移してはいけません。地域探究・貢献入試の出願資格には、そのような一律の評定条件は定められていません。ただし、調査書なども提出し、書類は総合的に審査されます。学校の学習を軽視できるという意味ではありません。
人間科学部の3学科はいずれも対象で、出願時に1つを選びます。この入試の中で複数学部へ出願したり、人間科学部の複数学科へ同時に出願したりすることはできません。出願後の志望学部・学科変更も認められません。
地域探究・貢献入試は専願ではなく、大学の要項では他の入試制度や他大学の受験も可能としています。ただし、別に出願する制度の第一志望や入学の約束などの条件は、そちらでも確認します。片方が併願可能なら、組み合わせる相手の条件も自動的に満たすわけではありません。
地域の捉え方
出身地の名前ではなく、誰がどこでどのような課題に直面しているかを具体化します。経験と資料の両方から考えます。
出願資格
高校卒業等の資格区分を確認します。FACT選抜の評定・履修条件を、そのまま当てはめないようにします。
学科選択
人間環境、健康福祉、人間情報から1つを選びます。同じ制度内での学部・学科の併願や、出願後の変更はできません。
地域活動の量だけでなく、自分の理解がどう変わったかを残します
活動時間や参加回数は経験を説明する材料ですが、それだけで学びの深さが伝わるわけではありません。何を見て、何を疑問に思い、どのように調べ、考えをどう変えたかを記録する必要があります。自分の役割が分かる記述も欠かせません。
例えば、地域の交流活動に参加した場合、参加者が少ないことをすぐ「関心が低い」と決めつけないようにします。開催時間、移動手段、案内方法、参加に必要な費用、周囲との関係など、別の要因が考えられます。まず確認できたことから書きます。
活動をした後には、「予想と違った点」を一つ残しましょう。初めから持っていた結論に経験を合わせるのではなく、経験によって考えが変わった過程が、大学でさらに学びたい理由になります。うまくいった話だけを集めるより、問いが深まった経緯を大切にします。
地域探究・貢献入試の出願から最終合格までは、共通テストまで続きます
2027年度は9月出願、10月25日総合試験、2月15日最終発表です
2027年度の出願期間は2026年9月1日から9月10日までで、国内郵送は締切日消印有効、海外から送る場合は締切日必着です。1次選考は書類審査で、合格発表は10月9日です。1次合格者の2次検定料納入期間は10月9日から10月19日まで、2次選考の総合試験は10月25日に実施します。
人間科学部の2次合格発表は11月13日、最終合格発表は2027年2月15日です。2次合格者は、12月1日から2027年1月6日までに共通テストの成績請求チケットを提出し、1月16日・17日の共通テストで必要な科目を受験します。
2026年10月17日時点で、出願は終了し、1次選考の発表も済んでいます。1次合格者は2次検定料の期限と受験案内を確認する時期です。次年度以降の受験生は、秋の試験が終わっても最終合格まで学習と手続が続く制度として、年間の予定を考えましょう。
人間科学部の第1次振込締切は2027年2月19日、入学手続書類の提出締切は3月12日、第2次振込締切は3月24日です。他学部の日程と一緒に掲載されているため、表の列を取り違えないようにしてください。
出願・書類審査
9月1~10日出願、10月9日一次発表です。書類作成と共通テストの出願を、別の手続として管理します。
総合試験
10月25日に120分の筆記試験を受けます。人間科学部の二次発表は11月13日で、まだ最終合格ではありません。
共通テスト・最終
必要な科目を受験し、成績請求の手続を完了します。人間科学部の最終発表は2027年2月15日です。
出願書類は課題レポート4枚と、任意資料の役割を分けます
必須書類は、出願書類チェックリスト、入学志願票、出願資格を証明する書類、課題レポートです。課題レポートの内容を補強する別紙は任意提出です。資格を証明する書類は、卒業見込み、既卒、海外課程などで必要なものが異なります。
課題レポートは所定用紙4枚以内に、指定の5項目を項目別に記載します。パソコンでの作成を原則とし、文字の大きさは11ポイント以上、それ以外の設定は変えない指定です。記入量が3枚以内でも、4枚目まで添える必要があります。
任意の別紙は、A4用紙2枚、両面で4面までです。団体活動の場合に所属を証明する資料を添える際も、その上限に含めます。レポート本文の枚数と、別紙の枚数を混ぜて数えないようにしてください。
課題レポート以外の本人作成書類は手書きなど、書類ごとの作成方法にも指定があります。原本の様式を保存しておき、下書きの段階から最終的な文字サイズや余白で確認します。内容を増やしたくても、指定を変えて詰め込むのは避けましょう。
出願・検定料・共通テストは、それぞれ別に完了を確認します
1次検定料は1万円、1次合格者の2次検定料は2万5千円です。最終選考の検定料はかかりませんが、共通テスト自体の出願と受験が必要です。大学への出願だけで、共通テストへの申込が自動的に済むわけではありません。
郵送は、大学が指定する方法と封筒のラベルに従います。2027年度要項では、郵便局窓口から簡易書留・速達で郵送し、ポストへの投函は不可としています。書類を作り終えた日と、郵便局で手続を終えた日は別なので、窓口の営業時間も確認しましょう。
出願書類の到着確認は、郵便の追跡サービスで行う案内です。送付前に控えを保存し、追跡番号も同じ場所にまとめると、後から確認しやすくなります。「投函したつもり」「家族に頼んだつもり」で終わらず、誰がどこまで確認したかを共有してください。
地域の課題レポートは、5つの問いを一本の話につなげます
地域の課題と、自分が気づいた理由を分けて書きます
課題レポートの第1項目は、どのようなことを地域の課題と考えているか、第2項目は、その課題を意識した理由です。課題の説明と個人の経験を分けることで、「自分が困ったから地域全体の問題」という飛躍を防ぎやすくなります。
例えば、図書館へ行きにくかった経験から地域の学習環境に関心を持った場合、個人の経験だけでは地域全体の状況は分かりません。開館時間、交通、利用できる施設、対象者の違いなどを調べ、どこまで確認できたかを説明します。
課題を一文にするときは、「誰が」「どの場面で」「どのような不利益や困難を抱えるか」を入れてみましょう。「地域を活性化したい」よりも、調べる対象が見えやすくなります。ただし、調査していない人数や割合を、問題を大きく見せるために加えてはいけません。
気づいた理由には、自分の経験や関心の出発点を書きます。その後に資料や他者の話を通して理解が変わった場合は、その変化も残します。経験を美談に整えるより、なぜ考え続ける必要を感じたかを具体的に説明することが重要です。
これまでの活動は、自分の役割と得られた学びを示します
第3項目は、その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたかです。団体全体の成果と、自分が担当したことを分けましょう。「企画を実施しました」と書く場合も、自分が調査、提案、準備、当日の運営のどこを担ったかを明らかにします。
活動を説明するときは、目的、実施したこと、確認できた結果、残った課題の順に整理します。参加者数や回数を使うなら、記録で確かめられるものに限ります。手元に記録がなければ、正確な数値のように見せず、確認できる範囲で説明します。
うまくいかなかった経験も、振り返り方によって学びになります。例えば、案内を配ったのに参加が増えなかった場合、原因を決めつけず、案内を見た人に届いたのか、参加の条件が合っていたのかなどを考えます。実際に追加確認した点と、今後調べたい点は区別します。
活動の規模を大きくするためだけに、新しい取り組みを急いで作る必要はありません。既に関わっていることを丁寧に記録し、問いを深める方が、自分の学びを説明しやすい場合があります。地域の人の負担や、活動の継続性にも配慮しましょう。
課題ときっかけ
地域で確認できた状況と、自分が関心を持った経験を分けます。経験だけで地域全体を代表させないようにします。
活動と学び
団体の成果と本人の役割を区別します。実施内容だけでなく、分かったことと残った問いを説明します。
大学と将来
人間科学部で学ぶ必要のある知識や方法を示し、地域への関わり方につなげます。学科名を入れるだけでは不十分です。
学修計画と卒業後の貢献は、現在の限界から考えます
第4項目は、どの学部で何を学修したいか、第5項目は、卒業後にどのように地域へ貢献したいかです。人間科学部へ出願する場合は、選んだ学科の学びを、課題を考えるために必要な知識や方法と結びつけます。
例えば、活動の効果を確かめられなかった経験があるなら、調査やデータの読み取りを学ぶ必要性を説明できます。参加者の話を十分に理解できなかったなら、人間の行動や生活環境を捉える見方を深めたい理由になります。「幅広く学べるから」で止めず、何のための幅広さかを示しましょう。
卒業後の計画では、職業名だけで貢献を説明しないようにします。行政、企業、地域団体、研究など、関わり方には複数の可能性があります。どの立場でも大切にしたい課題と、大学で得た知識をどう使うかを考えます。
現時点で一つの職業に決めきれていなくても、何を学び、どのような問題へ関わり続けたいかは具体化できます。ただし、まだ関係のない団体との連携を、実現が決まっている計画のように書かないでください。希望と、既に確認できた事実を分けて表現します。
地域探究・貢献入試の総合試験は、論理的に読む・考える・書く力を鍛えます
2次選考は120分の筆記で、面接とは異なります
2027年度の2次選考は、12時から14時までの120分で行う総合試験です。要項では、論理的思考力を問う筆記試験としています。この方式の選考方法に、FACT選抜と同じ面接を加えて説明してはいけません。
総合試験の準備では、問いの条件を読み、資料から必要な情報を取り出し、根拠を持って答える練習を行います。地域のテーマを暗記するだけで対応できると考えず、初めて読む文章や資料でも、何が主張されているかを整理する力を育てましょう。
例えば、文章にある提案を評価するときは、賛成か反対かを先に決めず、提案が解決しようとする問題、想定している条件、根拠、影響を受ける人を確認します。そのうえで、支持できる点と、追加の検討が必要な点を分けます。
「地域貢献は大切です」といった一般的な意見を長く書くより、設問に対して必要な説明を選ぶことが重要です。練習では、答案を書いた後に、各段落がどの設問のどの条件に答えているかを確認しましょう。関係の薄い説明は、削る練習も必要です。
資料の要約と自分の意見を、同じ文に混ぜないようにします
要約を求められた部分では、資料の内容を正確にまとめます。自分の経験や意見を加えると、資料の主張が変わってしまうことがあります。「筆者は何を述べているか」と「自分はどう考えるか」を区別して読む習慣をつけましょう。
例えば、資料が「利用者が減った」と示していても、理由までは説明していない場合があります。自分が「便利ではないから」と考えたとしても、それは資料の事実ではありません。意見を書く設問なら根拠を添えて考えを述べ、要約なら書かれている範囲にとどめます。
練習の復習では、資料に戻らなくても分かる一般論が多すぎないかを見ます。どの資料のどの情報を使ったのかが答えの中に見えなければ、設問に合った論述になっていない可能性があります。根拠を短く正確に使う練習を重ねてください。
時間内に書く練習は、読み終わる時間、構成を考える時間、書く時間、見直す時間を記録して行います。最初から固定の配分に合わせるのではなく、自分が時間を使いすぎる部分を把握します。ここでの配分づくりは練習方法であり、大学が指定する解答手順ではありません。
資料の理解
主張、理由、条件を分けます。資料にない原因や評価を、書かれている事実として扱わないようにします。
答案の構成
設問ごとに答える内容を決めます。結論に必要な根拠を選び、説明の順番を整えます。
時間の改善
どの段階に時間がかかったかを記録します。書く速さだけでなく、読む際の迷いや構成のやり直しを減らします。
試験会場と受験票の確認を、学習の予定から切り離さないでください

2027年度の地域探究・貢献入試は早稲田キャンパス3号館で実施し、11時から入室、11時30分までに試験教室へ入る案内です。試験は12時から14時です。教室は当日の掲示と受験案内で確認し、FACT選抜の所沢キャンパスと混同しないようにしましょう。
受験票、検定料の納入、交通経路、持ち物、当日の連絡先を一つの確認表にまとめると、勉強以外の負担を減らせます。保護者に手続の確認を頼む場合も、本人が試験名と期限を理解しておくことが大切です。
出願後に大学から注意事項が届いた場合は、古い要項だけで判断せず、その案内も読んでください。試験前日は新しい知識を詰め込むだけでなく、受験票と提出済み書類の控え、移動の予定を確認する時間を確保しましょう。
人間科学部の地域探究・貢献入試は、共通テストの理科を外せません
英語と、国語または数学と、理科の組み合わせです
2027年度の人間科学部は、3学科すべてで共通テストの指定科目が共通です。英語、国語または数学、理科を用います。国語を選ぶ場合は3教科3科目、数学を選ぶ場合は3教科4科目です。他学部の地域探究・貢献入試の科目を、そのまま使わないでください。
英語はリーディング100点とリスニング100点の合計200点を100点へ換算します。国語は200点を100点へ換算します。数学を選ぶ場合は、数学Ⅰ・数学Aと、数学Ⅱ・数学B・数学Cの両方を受験し、合計200点を100点へ換算します。
理科は、物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2つの範囲を選択解答する科目、または物理、化学、生物、地学から1科目を選びます。基礎の2範囲を解答する場合は、合わせて1科目として数えます。理科の配点は100点です。
つまり、人間科学部の地域方式を「英語と国語と社会で受ける」と覚えるのは誤りです。また、数学を選ぶ場合に、数学Ⅰ・数学Aだけでよいと考えることもできません。自分の受験科目を正式名称で書き、要項の人間科学部の欄と一つずつ照合しましょう。
英語
リーディングとリスニングの合計200点を100点に換算します。片方だけで判断しません。
国語または数学
国語200点を100点に換算するか、数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B・Cの合計200点を100点に換算します。
理科
指定の基礎2範囲で構成する1科目、または物理・化学・生物・地学の1科目を使います。配点は100点です。
240点以上は、2次選考合格者に対する最終条件です
人間科学部では、2次選考合格者のうち、共通テストの大学換算300点満点で240点以上の方を合格とすると定めています。これは、出願者全員が共通テストの点数だけで合格するという意味ではありません。書類と総合試験の選考を通過していることが前提です。
また、300点満点への換算をせず、共通テストの素点を足して判断してはいけません。例えば、英語と国語はそれぞれ200点満点ですが、この方式では各100点へ換算します。数学を使う場合も2科目の合計を換算するため、集計方法を分けて覚えます。
練習では、各回の結果を大学の換算方法で計算し、どの科目の理解が不足しているかを確認します。「全体で8割だから大丈夫」と感覚で判断せず、指定科目と得点の計算が合っているかを学校の先生にも見てもらいましょう。
合格条件を満たすための学力は、直前の勉強だけに頼らず、日々の教科の学習で積み上げます。地域活動やレポート作成を理由に、理科や英語の学習を止めないことが重要です。これはこの選抜自体に必要な準備であり、別の入試のための学習とは区別して考えます。
第1解答科目と、成績請求チケットにも注意してください
理科を2科目受験する場合、要項は第1解答科目の成績を利用するとしています。指定科目を受けたつもりでも、解答順によって大学へ必要な成績が提供されない場合があります。受験科目の名称だけでなく、解答順も確認事項に入れましょう。
指定された範囲で必要数以上の科目を受験した場合の得点の扱いには、大学側で高得点を抽出する規定があります。ただし、それを理由に第1解答科目の指定を無視できるわけではありません。共通テストの注意事項と、人間科学部の科目欄を合わせて読みます。
成績請求チケットを期間内に提出しなかった場合や、必要な科目の成績が大学へ提供されない場合は、合否判定の対象外になります。大学から不足の連絡が来ることを前提にせず、本人が手続の完了を確認してください。
共通テストの成績は2027年度のものを使い、前年度以前の結果は使えません。既卒者も、自分が今回使う年度の試験へ出願し、必要な科目を受験する準備が必要です。受験経験があるからこそ、前年の手続や科目の記憶で進めないようにしましょう。
2方式の準備は「条件・根拠・説明・継続」の4つに分けると整理できます
公式の評価内容を、今日確認できる行動へ置き換えます
ここまでの公式情報を踏まえ、準備を4つの観点で点検してみましょう。「条件」は出願資格と形式、「根拠」は観察や活動を支える資料、「説明」は文章や対話、「継続」は出願後の試験や手続です。これは準備を整理するための本記事の考え方で、大学の採点基準や合格判定ではありません。
FACT選抜では、条件の確認に評定、履修、外国語証明が入ります。根拠には事前課題の元データ、説明には論述や面接、継続には2次試験や合格後の学びが入ります。どこか一つが充実していても、他の必要事項が抜けていれば準備は完成しません。
地域探究・貢献入試では、条件に大学入学資格と共通テスト科目、根拠に地域の資料や活動記録、説明に課題レポートと総合試験、継続に共通テストと成績請求の手続が入ります。活動の紹介が上手でも、最終選考の準備を後回しにはできません。
例えば、書類の下書きが完成しているのに、事実を確認できる資料が見つからない場合は、「説明」より「根拠」を先に整えます。条件を満たすか分からない場合は、文章の添削より学校や大学への確認を優先します。目立つ作業より、先に解決しないと進めない項目から着手しましょう。
条件
年度、資格、評定、履修、提出形式、必要科目を確認します。曖昧なものは、誰に何を尋ねるかまで決めます。
根拠
本人の記録、公開資料、観察結果をそろえます。経験と推測、団体の成果と本人の役割を区別します。
説明
問いへの答え、根拠、限界を伝えます。読み手の疑問を受けて、文章や考え方を修正します。
継続
出願後の試験、共通テスト、結果確認、入学手続まで予定を残します。秋の試験終了を準備の終わりにしません。
強みを見せる前に、未確認の項目をなくしましょう
自分の強みを考える際は、「行動力があります」と性格を述べるより、具体的な行動を示します。何を調べ、どの条件で確かめ、何が分かり、次に何を変えたかを書けば、読み手が判断しやすくなります。自分で高い評価の言葉を付ける必要はありません。
弱点も、抽象的に「文章が苦手」で終わらせないようにします。要約で主張を落とす、結果と考察を混ぜる、質問に対して長く話しすぎるなど、場面を分けて記録します。その方が練習の方法を選びやすくなります。
点検表には、合格可能性の点数を付けるのではなく、「確認済み」「確認中」「これから着手」といった状態を書きます。未確認の項目があること自体を隠す必要はありません。いつまでに、どの資料や相手に確認するかが決まっていることが大切です。
学校の条件確認と、書類や論述の改善を同時に抱えて整理しきれない場合は、現在の資料をもとに受験相談で準備の順番を考える方法があります。相談の前に、志望年度、希望学科、成績、履修予定、資格、下書きの有無をまとめると、話の焦点を合わせやすくなります。
- FACT選抜と地域探究・貢献入試の条件を照らし合わせ、学校や大学へ追加確認する項目を整理します。
- 観察や地域活動の記録から、志望理由や課題レポートで説明する材料と不足している根拠を確認します。
- 出願年度までの期間に合わせ、教科学習、書類、論述、面接または共通テストの準備の優先順位を考えます。
高1・高2・高3では、先に取り組むべき準備が変わります
高校1年のうちに、成績と履修予定を確認しながら記録する習慣を作りましょう
準備を早く始めるほど、科目選択や学習方法を修正し、観察や活動を繰り返す時間を確保できます。特にFACT選抜では、出願時点の履修と成績が条件に関わります。高3で文章を書き始めるまで制度を調べないと、後から変えられない条件に気づく可能性があります。
高1では、学校の教育課程表を見て、理科、国語、数学をいつ履修するか確認しましょう。成績を上げることだけでなく、必要な科目を履修できるかを把握します。まだ方式を決めきれなくても、条件の違いを早く知る意味があります。
観察の記録は、身近で安全な題材から始められます。例えば、同じ場所でも時間によって人の使い方が違うことに気づいたら、見た日時や条件を残します。ただし、個人が特定される写真や会話を勝手に集めず、公開情報や許可された範囲で取り組みます。
読書も、冊数だけを目標にしないようにします。読んだ文章の問い、主張、根拠、自分がまだ理解できていない点を短くメモします。知識を増やすだけでなく、自分の考えを変えるきっかけとして読む習慣が、後の志望理由や論述の土台になります。
高校2年のうちに、興味を絞り、方法を試し、他者の意見で見直しましょう
高2では、複数の関心を比較して、自分が継続して考えたい問いを絞っていきます。学科の公式情報を読み、テーマだけでなく、どの方法で調べたいかを考えましょう。観察と資料調査、数量の分析と聞き取りなど、方法の違いも理解していきます。
例えば、地域の行事への参加を考えるなら、参加者数だけでなく、誰が参加しにくいのか、どの案内が届いているのかなど、問いを分けます。すべてを一度に調べず、一つの問いについて資料を集め、何が分かったかを説明する練習をします。
FACT選抜を考える場合は、教科の内容を使って条件をそろえる練習や、実験・観察の結果を図表と文章で説明する練習を積みます。次年度の課題を予想するより、どの題材でも使える記録、比較、考察の方法を身につけることを優先します。
この時期に外国語の資格試験の受験計画も立てます。ただし、有効期間は受験年度によって確認が必要です。早く受けた結果が出願時に使えるとは限らないため、学習の目標と出願用の証明書の確保を分けて考えましょう。
高1の重点
履修予定と成績を確認し、授業、読書、身近な観察を記録します。出願条件を知る時期を遅らせないようにします。
高2の重点
関心を問いにし、調べ方を試します。他者の意見を受けて修正する経験と、外国語試験の計画を積み上げます。
高3の重点
当該年度の要項で条件を確定し、必要書類と課題を完成させます。書類だけでなく、各方式の試験と手続を並行して管理します。
高校3年のうちに、残り期間よりも変更できない条件から確認しましょう
高3で初めて検討する場合は、まず調査書に関わる条件と必要科目、資格証明、出願日程を確認します。短期間で取り戻せると安易に考えず、今から変更できるものと、既に確定しているものを分けましょう。履修の問題を、文章の努力で解決しようとしてはいけません。
出願資格を確認した後に、提出物を一覧にし、学校へ依頼するものと本人が作るものを分けます。課題の実施や地域調査には、相手の都合、天候、資料の入手など、自分だけでは決められない要素があります。清書の日から逆算するだけでは不足します。
FACT選抜の課題公開後は、まず全体の指示を読み、安全、形式、必要な結果、考察の項目を確認します。地域方式では、課題レポートの5項目と共通テストの科目を同時に確認します。自分が書きたい内容から始めず、求められている内容を先に把握してください。
提出の直前には、大きなテーマ変更より、事実と資料の一致、指定項目の不足、書類の形式を優先して点検します。未完成の部分を立派な表現で隠すことは避け、確認できる内容を明確に説明することに集中しましょう。
活動と学力を両立するには、1週間の作業を小さく分けましょう
調べる日と書く日を分けると、足りない根拠が見つかります
活動や課題に取り組んでいるのに文章が進まない場合は、調査、整理、執筆を一度に行っていることがあります。資料を読みながら文章を書き、途中で気になる情報を探し始めると、何を確かめるための調査かが分からなくなります。
まず、その週に答えたい問いを一つ決めます。次に、必要な資料や観察を選び、集めた情報を整理してから短く書きます。例えば「参加しにくい理由を考えるために、開催時間と交通の情報を確認する」というように、調査の目的を限定します。
書いた後は、根拠が不足する箇所に印を付け、次の調査へ戻ります。書けないことをすべて文章力の問題にせず、事実が足りないのか、問いが大きすぎるのか、言葉の意味が曖昧なのかを見分けましょう。
教科学習は、短い時間でも継続する予定を残します。FACT選抜の成績条件、地域方式の共通テストのどちらも、出願書類だけで置き換えられません。活動が忙しい週ほど、何を最低限続けるかを具体的に決めておくと、学習が完全に止まることを防げます。
記録には、完成した成果より途中の判断を残します
記録に必要なのは、きれいにまとまった結論だけではありません。なぜその方法を選んだか、何が予想と違ったか、どの助言を受けて考えを変えたかを残します。後から振り返る際に、本人の判断の過程が見えるからです。
例えば、最初の実験方法では比較が難しかった場合、変更前の方法と問題点、変更後の方法を並べます。最終版だけを残すと、自分がどこで理解を深めたのかを説明しにくくなります。失敗した記録を捨てないことも、準備の一部です。
地域活動でも、最初に立てた予想、実際に聞いた話、公開資料から分かったことを別に残します。誰かの発言を引用する場合は、許可や個人情報に注意してください。応募書類に使うことを前提に、相手の話を都合よく切り取らないことが大切です。
週の初め
今週答えたい問いと、必要な情報を決めます。学校の課題や資格試験の予定も確認します。
週の途中
観察、読書、資料確認を行い、事実と考えを分けて記録します。予定外の発見も残します。
週の終わり
短い文章や図で説明し、分からない部分を確認します。翌週の作業は、残った問いから決めます。
練習の達成目標は、時間だけでなく完成物で決めます
「今週は3時間頑張る」という目標だけでは、何が進んだか分かりにくいことがあります。「資格条件を学校と確認する」「一つの図表を説明する」「レポートの1項目を下書きする」といった完成物を決めると、作業の終わりが明確になります。
ただし、完成物を増やすこと自体が目的にならないようにします。内容を理解しないままメモを量産しても、論述や面接にはつながりません。週末には、その完成物を使って何が説明できるようになったかを確かめてください。
保護者や先生との確認も、毎回すべてを見てもらうより、今回見てほしい点を指定すると進めやすくなります。事実の確認、構成、読みやすさ、形式などを分けることで、助言を次の修正へつなげやすくなります。
書類の下書きを改善するための、具体的な練習を進めましょう
練習1:一つの経験から「事実」と「解釈」を分けます
紙を左右に分け、左側に実際に確認したこと、右側に自分が考えたことを書きます。例えば、活動への参加が前回より少なかったことは記録があれば事実として扱えますが、「内容がつまらなかったから」という説明は、追加確認がなければ解釈です。
次に、右側の解釈について、他の説明がないか考えます。開催日、天候、案内方法、対象者の予定など、別の可能性を挙げます。そのうえで、どの資料や質問があれば確かめられるかを書きます。
この練習は、結論を出さないためのものではありません。確認した内容に見合った結論を出すためのものです。FACT選抜の観察結果にも、地域方式の課題説明にも応用できます。実施していない確認を、済ませたこととして書かないようにしましょう。
仕上げに、左側の事実を使って短い説明文を書きます。右側の解釈を加える場合は、「考えられます」「さらに確認が必要です」など、確かさの違いが分かる表現を使います。すべてを曖昧にするのではなく、分かっている部分は明確に述べます。
練習2:資料を一つ選び、読み手が確認できる説明を作ります
公開されている表やグラフを一つ選び、資料の作成者、対象、調査時期、単位、出典を確認します。最初は複雑な資料を選ばず、一つの変化や比較を説明できるものから始めます。原資料に戻れない数字は、出願書類の根拠として安易に使わないようにします。
説明文には、最も伝えたい点を一つ書き、その根拠となる数値や傾向を挙げます。次に、その資料だけでは判断できないことを書きます。資料を読む力と、判断の限界を示す力を同時に練習できます。
例えば、ある制度の利用者数が増えている資料を見た場合、利用の必要性が高まったのか、制度が知られるようになったのか、対象が拡大したのかは、その数値だけでは分からない場合があります。増加という事実と、その理由を分けて説明します。
最後に、別の人へ説明を読んでもらい、元の資料と違う意味になっていないか確認します。数字の写し間違いだけでなく、比較する期間や対象の違い、割合の分母の説明不足にも注意してください。
事実の練習
記録で確認できることと、自分の解釈を分けます。解釈を確かめるための情報も挙げます。
資料の練習
作成者、対象、時期、単位を確認し、一つの主張を根拠とともに説明します。資料の限界も書きます。
文章の練習
問いに答えているか、根拠が対応しているかを点検します。長さを増やすより、説明のつながりを直します。
練習3:学びたいことを、大学で必要な方法と結びつけます
自分の問いを一文で書いた後、その問いに答えるために必要な方法を挙げます。例えば、人の行動を比較するなら、何を同じ条件にするか、どの指標で比べるか、誰の協力が必要かを考えます。方法が具体化すると、大学で学ぶ必要性も説明しやすくなります。
続いて、大学の公式情報で、関連する授業や研究の内容を読みます。科目名が似ているという理由だけで選ばず、どのようなことを学び、何ができるようになるのかを確認します。分からない用語があれば、先に意味を調べてから計画へ入れます。
説明文は、「この問いに対して、今の自分にはこの方法が不足しているため、大学でこの内容を学びたい」という関係を中心にします。大学への賛辞を長く書くより、自分の学びの必要性を示す方が具体的です。
この練習で作った文章は、そのまま出願書類の完成文ではありません。実際の経験や調査に合わせて、自分の言葉へ直していきます。他の人の志望理由の構成を参考にしても、経験や結論まで借りないようにしてください。
FACT選抜の観察準備では、測り方と図表の説明を重点的に練習します
「よくなった」を、どの基準で判断したか説明します
観察や比較の文章では、「きれい」「分かりやすい」「よくなった」といった言葉が便利ですが、そのままでは判断の基準が曖昧です。何を見てそう判断したのか、他の人にも分かる形へ置き換える練習をします。
例えば、図の見やすさを考える場合も、文字が読めたのか、比較がしやすかったのか、必要な情報を探す時間が短かったのかで意味が変わります。測れる内容と、主観的な感想を区別しましょう。測定が必要な課題では、大学の指示に合う方法を自分で検討します。
方法を決めたら、その方法で何を見落とす可能性があるかも考えます。一つの数値で、対象のすべてを表せるとは限りません。「この指標はこの面を比べるために使う」と範囲を示すことで、判断の理由を説明しやすくなります。
2027年度の事前課題でも、明るさや鮮明さを数量で比較し、自分の評価基準を示すことが求められます。正解らしい結論を先に決めるより、基準を説明し、その基準と観察結果が対応しているかを確認することが重要です。
図表は飾りではなく、比較の根拠として使います
図表を作る際は、何を比較するためのものかを一文で書いてから作成します。軸や単位、条件、試行の区別が分からない図は、見た目が整っていても読み手が確認できません。説明文と図表を行き来できる構成を考えましょう。
写真を並べる場合も、どの条件の写真かを明示します。撮影方法や切り取り方が異なると、実際の違い以上に差があるように見える場合があります。比較を有利に見せるための加工や、都合のよい画像だけの選択は避けてください。
表には、必要な数値を過不足なく載せます。桁を細かくすれば正確になるわけではありません。測定方法で確かめられる精度に合わせて表現し、必要なら測定のばらつきや条件の限界を説明します。
文章では、「図を見れば分かります」で終えず、どの部分から何が分かるかを書きます。図表に書いてある情報をすべて繰り返す必要はありませんが、自分の結論につながる部分は読み手に示しましょう。
基準を決める
何を良いと判断するかを、比較前に整理します。感想と、測定できる内容を分けます。
図表を作る
対象、条件、単位を示し、元データに戻れるようにします。見栄えのために比較条件を変えません。
説明を確かめる
図表のどこが根拠かを文章で示します。別の解釈や測定の限界も確認します。
予想と違う結果は、消すのではなく説明の出発点にします
予想と違う結果が出たとき、すぐに失敗として除くと、重要な情報を失うことがあります。まず操作や記録に誤りがないかを確かめ、条件の違い、測定の難しさ、予想そのものの問題を分けて考えます。
再度試す場合は、何を変え、何を変えなかったかを記録します。同じ結果が出るまで条件を都合よく動かすのではなく、原因を確かめるための比較にします。途中の記録があれば、なぜその変更をしたのかを後から説明できます。
実験を終えた後は、予想、結果、説明、次の確認を順に並べてみます。結論が期待通りでなくても、方法と根拠が明確なら、何を学んだかを伝えられます。成果を大きく見せるために、観察していない結果を補うことは絶対に避けてください。
地域探究の準備では、聞き取りと公開資料を丁寧に組み合わせます
一人の意見を、地域全体の声として書かないでください
地域の人の話は、問題への理解を深める大切な材料です。ただし、一人の発言を、その地域の全員の考えとして扱うことはできません。どのような立場の人から、どの場面で聞いた話なのかを確認し、その範囲を守って説明します。
例えば、行事の運営者と参加者、参加しない人では、見えている問題が違う可能性があります。一つの立場だけで結論を出さず、他にどのような視点が必要かを考えます。ただし、受験のために相手へ過度な負担をかける聞き取りは避けましょう。
質問をする際は、自分の結論へ誘導しないようにします。「この制度は不便ですよね」と聞くより、どのような場面で困るか、利用する際に何を考えるかを尋ねる方が、相手の経験を理解しやすくなります。質問の仕方によって得られる情報が変わることを意識してください。
録音、写真、名前の掲載、書類への引用などは、それぞれ相手の了承が必要です。話を聞くことへの同意が、内容を受験書類で公開することまで含むとは限りません。個人の事情を詳しく書かなくても、課題の構造を説明できる方法を考えましょう。
公開資料は、地域の範囲と調査時期をそろえて読みます
自治体や公的機関の資料を使うときは、対象地域、調査時期、調査方法を確認します。市全体の数値を、ある地区の状況としてそのまま書いたり、古い資料を現在の状態として扱ったりしないようにします。
複数の資料を比べる際も、項目の意味が同じかを確かめます。似た名称でも対象者や集計方法が違えば、単純な比較はできません。判断に迷う場合は、資料の注記や用語の説明まで読み、確認できない点を残しておきます。
資料を引用した後には、自分の活動や問いとの関係を説明します。大きな社会問題の数字を置くだけでは、なぜ自分がその地域で学ぶ必要を感じたのかが伝わりません。公開資料と個人の経験が、どこでつながり、どこでは異なるかを考えます。
これらの作業は、地域探究・貢献入試の課題レポートだけでなく、総合試験で資料を読む練習にもつながります。調べた情報を増やすことより、使う根拠の意味を理解することを重視しましょう。
聞き取り
相手の立場と話を聞いた条件を確認します。一人の意見を全体へ広げず、同意と個人情報に配慮します。
公開資料
地域、時期、対象、集計方法を確認します。似た数字でも、そのまま比較できるかを調べます。
自分の考察
資料と経験から何が言えるかを整理します。未確認の点は、大学でさらに学びたい問いにつなげます。
提案には、実行する人と続ける条件も書き出します
地域への貢献を考えるとき、よいアイデアを出すだけでは、実行できるかが分かりません。誰が担当し、どのような資源や協力が必要で、どのように効果を確認するかを考えます。すべてを高校生が実現する必要はありませんが、条件への理解は深められます。
例えば、交流の場を増やす提案なら、場所、運営する人、参加に必要な費用、継続の負担、安全や個人情報への配慮などを挙げます。そのうえで、今分からない条件を明らかにし、大学で学ぶ内容や今後の調査と結びつけます。
提案を完成した解決策として言い切るより、検討が必要な点を示す方が、現実を踏まえた説明になります。地域の人の生活を、受験用の成果を作るための材料として扱わず、相手の希望や既存の取り組みを尊重する姿勢も大切です。
独学や学校で進めることと、第三者に点検してもらうことを分けましょう
条件の確認と本人の記録は、自分と学校が中心になります
公式要項を読むこと、学校の成績や履修を確認すること、活動や実験の記録を残すこと、志望理由の下書きを作ることは、本人と学校を中心に進められます。特に調査書や履修の判断は、通知表だけで決めず、学校に確認する必要があります。
実験や観察を本人が行うこと、経験を正確に記録することは、誰かに任せられる準備ではありません。文章の見た目を整える前に、自分の説明の根拠を持つことが重要です。後から記憶だけで記録を作り直すより、その場で短く残す習慣を作りましょう。
学校の先生へ相談するときは、要項の該当ページを持ち、何を確かめたいかを具体的に伝えます。「推薦で受けられますか」だけでは、方式の違いが伝わりません。「FACT選抜の国内者向け条件の、この履修科目を確認したい」と伝えると、必要な資料をそろえやすくなります。
保護者には、期限、郵送、費用、交通などの確認を手伝ってもらえます。ただし、志望理由や活動の意味を本人に代わって決めるのではなく、本人が考えを説明できるよう支える役割を共有しましょう。
論理のずれや面接の伝わり方は、具体的な意見を受けます
書類の構成、資料と結論の対応、面接での応答は、自分だけでは癖に気づきにくい部分です。学校の先生や入試に詳しい指導者へ、どこが伝わりにくいかを具体的に指摘してもらうと改善につながります。
専門的な指導を検討する場合は、その方式の最新要項と課題を理解しているかを確認しましょう。FACT選抜を一般的な自己推薦文の添削だけで扱ったり、地域方式に存在しない面接対策を必須としたりする説明には注意が必要です。
添削の内容も、本人の文章を別人の文章へ置き換えるものではなく、問い、根拠、説明の不足を本人が理解できるものかを見ます。なぜ直すのか分からないまま修正を受け入れると、面接や次の論述で自分の力として使えません。
複数の選抜を検討するときは、出願資格、第一志望の条件、試験日、手続期限を同じ一覧で確認する必要があります。組み合わせの整理に専門的な助言を使う場合も、最終的な条件は大学の公式情報と照合します。助言だけを根拠に出願を決めないでください。
本人が進めること
経験と観察を記録し、問いを深め、下書きを作ります。実験や文章の主体は本人です。
学校に確認すること
調査書、履修科目、成績の対象期間、独自科目の資料、書類発行に必要な日数を確認します。
第三者へ点検を頼むこと
根拠と結論のつながり、課題への答え方、面接の伝わり方、準備の優先順位を具体的に確認します。
人間科学部の総合型選抜で、混同しやすい疑問を解消します
FACT選抜は、文系の高校生でも検討できますか
大学は事前課題の説明で、文系・理系の区別を問わず、科学に親しみ探究する姿勢のある入学者を求めています。ただし、国内者向けの履修や評定の条件は満たす必要があります。コース名ではなく、実際の科目と成績で確認してください。
例えば、文系コースで理科の基礎科目だけを履修している場合は、学校の教育課程上の事情と個別審査の扱いを確認します。「文系でもよい」という説明だけを読み、必要科目の確認を省かないようにしましょう。
大きな受賞歴がなければ、出願書類は書けませんか
この2方式の説明を、全国大会や研究コンテストの受賞者だけを対象にした制度として読むことはできません。まず、それぞれの公式な出願条件を確認します。そのうえで、本人が実際に行ったことや考えたことを、根拠とともに説明します。
FACT選抜では、指定された事前課題に主体的に取り組む必要があります。地域方式では、課題への問題意識、関連する活動、大学での学び、将来の貢献をつなげます。受賞の有無だけで、自分の経験の意味を決めないようにしてください。
ただし、活動や学習の蓄積をせず、出願直前に文章だけで補うことを勧めるものではありません。早く始めるほど、調べ直しや試行、他者の意見を受けた修正を経験できます。準備期間は、成果を飾るためではなく、理解を深めるために使いましょう。
地域探究・貢献入試の2次合格で、入学が決まりますか
決まりません。人間科学部では、2次合格者が指定の共通テスト科目を受験し、大学換算300点満点で240点以上という最終条件を満たす必要があります。成績請求チケットの提出など、手続も欠かせません。
2次合格後に教科学習を止めたり、共通テストの受験科目を独自に変えたりしないようにします。最終発表と入学手続までを、初めから予定に入れておくことが重要です。
FACT選抜にも共通テストの240点条件がありますか
2027年度FACT選抜は、書類審査と、論述・面接の2次選考で選考する案内です。地域探究・貢献入試の共通テスト条件を、FACT選抜にも適用して説明してはいけません。両方式で学力は重要ですが、確認する方法と出願条件が違います。
反対に、FACT選抜にある外国語検定や理科・国語の評定条件を、地域方式へそのまま持ち込むことも避けます。条件を一覧にするときは、方式ごとに別のメモを作り、確認した要項のページ番号も残すと整理しやすくなります。
2028年度以降も、2027年度の条件を使えますか
次年度以降の出願には、その年度の要項を確認する必要があります。制度名が同じでも、日程、資格、提出物、試験内容が変わる可能性があります。2027年度の情報は、早期準備の方向を考える材料として使いましょう。
学部ごとの変更情報を、別の学部へ広げて解釈しないことも大切です。大学の変更予告を読むときは、対象学部、方式、開始年度をセットで確認します。人間科学部の情報かどうかを、見出しだけでなく本文でも確かめてください。
方式の混同を防ぐ
FACT選抜の評定・履修・面接と、地域方式の共通テストを分けて確認します。
年度の混同を防ぐ
2027年度の出願・試験は2026年にも行われます。入学年度と実施年を両方記録します。
合格段階の混同を防ぐ
地域方式は二次合格後も最終選考が続きます。合格発表の名称と、その後の必要手続を確認します。
早稲田大学人間科学部への準備は、出願条件の確認と自分の問いの記録から始めましょう
FACT選抜と地域探究・貢献入試は、同じ学部を目指す方式でも、準備の中心が違います。FACT選抜では、出願資格を満たしたうえで、観察やデータをもとに考え、文章や対話で説明する力が必要です。地域方式では、地域への問題意識を大学での学びと将来の貢献につなげ、総合試験と共通テストへ備えます。
最初に行うことは、受験年度と希望学科を書き、方式ごとの条件を確認することです。その次に、既にある成績、履修予定、資格、経験、記録を整理します。条件が曖昧なまま書類を書き進めたり、本人の経験を大きく見せるために事実を足したりしないでください。
今週の行動は、学校へ確認する項目を一つ決めること、関心のある問いを一文にすること、その問いに関する記録や資料を一つ整理することから始められます。早い段階で始めるほど、考え直しと学習を重ねる時間を確保できます。準備を出願直前の文章作成だけにしないことが大切です。
方式の違いは理解できても、自分の条件と経験をどう結びつけるか迷う場合は、手元の資料をもとに受験相談で整理できます。マナビライトの受験相談へ進む際は、年度、希望学科、成績、履修、資格、活動の記録や下書きをまとめておくと、次に確認することを具体化しやすくなります。
- 現在の成績・履修・資格と希望方式を照合し、学校や大学へ確認が必要な条件を整理します。
- 本人の経験や関心から、課題レポートや志望理由で説明する問いと、その根拠を考えます。
- 出願までの期間に合わせ、教科学習、課題、論述、面接または共通テストの準備順を確認します。
完全無料の受験相談で戦略を立てよう
マナビライトでは、受験生なら誰でも無料で利用できる「無料受験相談」を実施しています。
受験相談の場を使って、あなただけの受験戦略を立てましょう!
