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日本大学文理学部の推薦・総合型選抜|2027年度の課題レポートと口頭試問対策

「日本大学文理学部を推薦で受けたいけれど、学科によって条件が違っていて分かりにくい」「志望理由書だけでなく、何を準備すればよいのか知りたい」。そんなときは、最初に受験年度と学科をそろえることが大切です。同じ文理学部でも、英語資格が必要な学科、履修科目を指定する学科、活動の証明が必要な学科があります。以前の情報をそのまま使うと、実施していない学科や、異なる課題を前提に準備してしまいます。

この記事では、2027年度の大学公式募集要項と提出様式をもとに、総合型選抜を実施する14学科の条件、日程、書類、試験を整理します。そのうえで、課題の読み方、発表や口頭試問の練習方法、高校生活で残しておきたい記録まで具体的に解説します。受験条件という事実と、準備を進めるための提案を分けて確認できます。

確認日は2026年10月18日です。2027年度入学の総合型選抜は、すでに出願期間と第二次選考日を過ぎています。出願済みの方は合格発表と手続を、次年度以降を目指す方は準備の方向性を確認してください。翌年度も同じ条件や日程になるとは限りません。早い段階で希望学科を比較すれば、資格や履修、活動記録の不足に気づきやすくなります。

日本大学総合学術情報センター(埼玉県所沢市。文理学部の校舎ではありません)/撮影:Yasu、Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0
目次

日本大学文理学部の総合型選抜は、2027年度に実施する学科から選びます

哲学・史学・国文・心理の4学科は、2027年度の総合型選抜を実施しません

「文理学部の学科だから総合型選抜でも受けられる」とは限りません。学部公式の2027年度実施一覧では、哲学科、史学科、国文学科、心理学科は実施しない学科として示されています。過年度の紹介記事や学科名の一覧だけで、出願できると判断しないことが重要です。

実施するのは、中国語中国文化学科、英文学科、ドイツ文学科、社会学科、社会福祉学科、教育学科、体育学科、地理学科、地球科学科、数学科、情報科学科、物理学科、生命科学科、化学科です。この記事は、この14学科の総合型選抜を対象にしています。学校推薦型選抜の条件を、総合型選抜の条件として読み替えないでください。

例えば心理学科を希望している場合、総合型選抜があることを前提に課題を作り始めるのは避けましょう。まず希望する学びを確かめたうえで、当該年度にその学科が実施する入試を大学公式情報で確認します。募集のない方式に合わせるためだけに、関心のない学科へ変更することも勧められません。

実施の有無は文理学部の2027年度総合型選抜案内で確認できます。更新情報や訂正が出ていないかも、出願前に確認してください。

実施の有無を確認します

学部名だけでなく、受験年度と学科名まで一致させます。

条件を分けて確認します

卒業資格、評定、資格、履修、活動の要件を一つずつ読みます。

課題と当日の試験を分けます

事前提出のレポートと、試験場で書く論述は別の準備が必要です。

体育学科を「第1期・第2期」で探している方は、現行の日程を確認します

2027年度の体育学科募集要項には、この記事で後述する一つの出願・選考日程が掲載されています。「第1期が終わっても第2期で受けられる」と、別年度の情報から判断してはいけません。確認できた現行要項に、別の第二期日程を付け足して案内することはできません。

また、総合型選抜を旧称の「AO入試」で検索している方も、提出用紙は現行年度のものを使ってください。名称の呼び方が違うだけなら調べ直せますが、実施学科、条件、提出課題の違いは、準備そのものに影響します。保存した用紙の年度まで確認する習慣をつけましょう。

出願は9月1日から8日まで。選考日と書類の到着期限を分けて管理します

2027年度入学の選考は、2026年に進みます

14学科の募集要項で確認できる出願期間は、2026年9月1日から9月8日までです。必要書類は簡易書留で郵送し、締切日までの必着です。インターネット上の登録だけで出願が完了するわけではありません。検定料の支払いと書類の郵送まで、手順を分けて管理してください。

出願

2026年9月1日〜9月8日です。書類は簡易書留で郵送し、必着です。

第一次選考と通知

書類審査は9月24日、結果通知は9月26日10時です。

第二次選考

2026年10月10日です。学科ごとに試験内容が異なります。

合格発表と入学手続

合格発表は11月2日10時、入学手続は11月2日〜11月13日17時です。

2026年10月18日の時点では、出願と第二次選考は終了しています。出願済みの方は、マイページでの発表の確認方法と入学手続の締切を見直してください。次年度の受験生は、上記日程をそのまま予定表に転記せず、新しい募集要項が公表された時点で更新します。

社会福祉・体育には、第一次選考後の追加課題があります

社会福祉学科と体育学科は、第一次選考通過後に示される課題に取り組む必要があります。2027年度の提出期限は、いずれも2026年10月6日必着です。最初の出願書類を出したあとに、もう一度提出がある点を見落とさないでください。体育学科では、期限内に提出がない場合、第二次選考の受験資格を失う旨が示されています。

例えば、最初のレポートを出したので書類準備は終わりと考え、通知を数日後に読むと、追加課題に使える時間が短くなります。選考結果が出る日時は、合否を見るためだけでなく、次の作業を開始する時刻として予定に入れておきましょう。課題の内容は通知された指示を優先し、過年度の内容から決めつけません。

学校への依頼は、大学の締切より前に必要です

学校への依頼は、大学の締切より前に必要ですに向けて準備する高校生

調査書の作成、活動証明の確認、資格の証明書の取り寄せには、本人だけでは決められない時間がかかります。高校の先生に依頼する期限と、大学へ郵送する期限は別です。「大学の締切まで時間があるから大丈夫」と考えず、高校の進路指導部に作成日数を確認してください。

書類には、最新の成績を使うための指定があります。原則として最終学年の所定の学期までの調査書を提出し、作成できない場合の扱いも要項に示されています。英文学科には、条件に応じて第二次選考の2日前必着で追加の調査書を提出する扱いがあります。学校と一緒に該当箇所を読み、本人の判断だけで省略しないことが大切です。

出願条件は「学部共通」と「学科独自」に分けると見落としを防げます

卒業資格・入学の確約・評定を、同じ条件として扱いません

基本となる出願資格には、高校を卒業した人や2027年3月に卒業見込みの人、通常の課程による12年の学校教育を修了した人や修了見込みの人などが示されています。同等の資格での出願は、学科による制限や事前の確認が必要な場合があります。自分がどの区分に当たるかを先に確かめてください。

高校卒業や卒業見込みなどの基本的な資格に加えて、各学科が独自の条件を設けています。英文学科や教育学科には評定の基準があり、数学科、物理学科、生命科学科などには履修科目の条件があります。基準が書かれていない学科に、別学科の数値を当てはめることはできません。

また、第一志望とし、合格した場合の入学を確約できることを求める学科がある一方、社会学科と情報科学科の要項は、学びたいという強い希望を条件としており、同じ入学確約の文言ではありません。この2学科には文理学部内の学科併願を認めない旨があります。全学科を一律に「併願自由」「専願」と紹介しないよう注意が必要です。

例えば、他大学の結果を待ちながら検討したい場合は、受験先ごとの入学確約と手続期限を表にします。出願可能という話と、合格後に辞退できるという話は別です。文理学部内の学科併願の可否も、他大学との併願の扱いと区別して確認してください。

基本資格

卒業・卒業見込み、同等の資格の扱いを確認します。資格によっては事前の問い合わせが必要です。

学科の要件

評定、英語資格、履修科目、活動実績がある場合は、全項目を確認します。

合格後の約束

入学確約の有無と、学部内併願の制限、手続期限を別々に読みます。

条件を満たすことと、選考で評価されることは別です

出願基準を満たしただけで合格が決まるわけではありません。例えば英語資格が指定水準を超えていても、提出小論文や当日の英語の論述、口頭試問の準備は必要です。反対に、活動内容が魅力的でも、必須の履修や資格を満たさなければ、その条件を説明力で置き換えることはできません。

成績についても「数値基準がないから学校の勉強は不要」と考えないでください。調査書の扱いは学科によって異なり、筆記や口頭で高校の学習を使う場面もあります。まず公式に書かれた条件と選考資料を確認し、そのうえで、日々の授業を自分の考えを説明する土台にしていきましょう。

中国語中国文化学科は、紙の新聞記事から関心と学びをつなげます

募集は7名。提出レポートと当日の論述を準備します

中国語中国文化学科の募集人員は7名です。第一志望とし、合格した場合の入学を確約できることが条件に含まれます。第一次選考は志望理由書や課題レポートなどによる審査、第二次選考は60分の論述試験と、提出レポートや論述に関する口頭試問を含む面接です。

志望理由書は600字以内です。出願確認票や調査書などの共通書類に加え、指定された課題レポートを用意します。大学独自の試験日程は、出願9月1日〜8日、第二次選考10月10日という共通日程です。中国語が好きという気持ちだけでなく、どのような問いを大学で考えたいかまで整理しましょう。

2027年度の課題は、2025年10月以降の紙媒体の日本語新聞です

課題では、中国語圏の言語、文学、文化、社会、歴史などに関する紙媒体の日本語新聞記事を選びます。対象は2025年10月以降の記事で、記事の分量は約1,200字です。ウェブ記事を印刷して代用することは認められていません。興味深い記事かどうかを検討する前に、媒体、日付、分量が条件に合うか確かめる必要があります。

記事の要約は400〜600字程度、記事を選んだ理由と大学で学びたいことは600〜800字程度です。記事のコピーを添付し、所定の用紙を使います。これは、記事を長く紹介すればよい課題ではありません。記事の中心を短くまとめる作業と、その内容が自分の関心にどうつながったかを説明する作業を分けてください。

記事を選びます

紙媒体、日本語、掲載日、対象内容、分量を先に確認します。

要約します

何が起きたか、背景は何か、記事の中心は何かを抜き出します。

学びへつなぎます

記事を読んで残った疑問を、大学で調べたいことに変えます。

準備の提案として、記事を読んだあとに「書かれている事実」「記者や取材相手の見方」「自分の疑問」を別の欄に書く方法があります。例えば、文化の紹介記事を選ぶ場合でも、その文化が広まった背景、地域ごとの違い、言葉との関係など、調べる方向は複数あります。単に「面白いと思いました」で終わらないようにしましょう。

面接練習では、記事を選んだ理由を短く説明したあと、「その記事だけで分からないことは何ですか」と質問してもらいます。資料から言える範囲を守って答える練習になります。中国語圏を一つの特徴でまとめたり、記事一つから社会全体を断定したりすることは避けてください。理解を深めたい部分を率直に説明するほうが、学習の目的が伝わります。

論述対策では、問いに対する答えを最初に決め、理由と具体例をつなげる練習をします。新聞要約の練習は役立ちますが、要約だけで自分の考えを書く力まで完成するわけではありません。時間を計って書き、設問への答えがあるか、事実と意見が混ざっていないかを見直します。

詳しい条件は中国語中国文化学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

課題の媒体や字数は中国語中国文化学科の課題レポート様式で確認してください。

新聞課題は、要約と自分の問いを別々に点検します

自分でできること

掲載日と紙媒体の条件を確認し、記事の事実・筆者の見方・自分の疑問を分けます。自分では記事の言い換えに気づきにくいため、要約に感想が混じる場合は原記事と下書きを先生へ見せます。

学校の先生に頼めること

国語の先生には要約の正確さや引用の範囲を確認してもらえます。中国語圏の歴史や社会の背景まで詳しいとは限りません。要約はできても大学で調べたい問いにつながらない場合は、その分野に詳しい指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

学科の学びに詳しい指導者に、記事から言える範囲と学びたい問いのつながりを見てもらいます。国や文化全体への断定が残る場合が目安です。題材や結論を代わりに決めてもらわず、本人が資料を読み直して説明します。

英文学科は、英語資格だけでなく日英それぞれの文章を準備します

募集6名、評定3.5以上と指定の英語資格が必要です

英文学科は6名の募集です。第一志望とする入学確約に加え、全体の学習成績の状況3.5以上と、指定された英語資格・検定の条件があります。要項に記載される基準は、英検の4技能CSEスコア1,980以上、TOEIC L&R公開テスト550以上、GTECの4技能オフィシャルスコア930以上、TEAP225以上のいずれかです。

英検はS-CBTも対象で、4技能を受験している必要があります。資格は高校1年次以降など、要項に示された期間の受験・取得が条件です。同じ試験名でも、大学が認める実施方式や証明方法が一致するか確認してください。「英検の級が同じだから大丈夫」と、CSEスコアや受験技能の確認を省くことはできません。

英文学科では、評定を確認できない学校教育法施行規則第150条による出願資格の扱いにも制限があります。高校卒業等以外の資格で出願を検討する場合は、学部共通の説明だけで判断せず、この学科の要項を確認してください。出願は9月1日〜8日、第二次選考は10月10日です。

事前は日本語の小論文、当日は英語のエッセイです

志望理由書は400字以上600字以内です。事前提出の小論文は、英米文学、英語学、英語教育などから選ぶ内容について、日本語で2,000字程度を作成します。指定の作成方法や表紙、参考文献の示し方を確認し、自分の疑問に対して資料を使って考えた過程をまとめましょう。

事前小論文は、専用の表紙と市販の原稿用紙を用い、自筆で作成する指定です。パソコンで完成させた文章をそのまま印刷して提出する形式とは異なります。本文を推敲したあと、清書と用紙の確認に使う時間も予定へ入れましょう。

第二次選考では、60分で300〜500語の英語エッセイを書き、その内容について日本語や英語で口頭試問を受けます。日本語の事前小論文を完成させても、当日の英語での論述が不要になるわけではありません。書いた考えを、別の言い方で説明し直す練習も必要です。

資格の確認

試験名、方式、受験時期、スコア、証明書を一組で確認します。

事前の日本語小論文

対象を絞り、問い、資料、考察のつながりを整えます。

当日の英語と口頭試問

時間内に意見をまとめ、理由を日英で説明する練習をします。

例えば文学について書く場合、「作品が感動的でした」という感想だけでは、大学で何を考えたいかが見えにくくなります。登場人物の語り方、同じ出来事の描かれ方、翻訳による表現の違いなど、本文を根拠に説明できる問いに絞る方法があります。英語教育を扱う場合も、自分の学習経験と、調べた資料の内容を区別しましょう。

英語の論述練習は、難しい表現を増やすことより、主張、理由、具体例の順番を安定させるところから始めます。自分で使い方を説明できない語を詰め込むと、口頭で質問されたときに説明が途切れます。書いた文章を声に出し、一文ごとに「何を伝えたい文か」を日本語で確認すると、意味のずれを見つけやすくなります。

落とし穴は、資格の取得予定を、取得済みとして準備を進めることです。結果の発表日と証明書が用意できる日を確認し、出願時に提出できるか逆算してください。また、調査書の追加提出が必要になる場合があります。学校の成績確定時期を高校と共有し、要項の指示に沿って提出します。

詳しい条件は英文学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

日本語小論文の分量や作成方法は英文学科の事前小論文作成要領、志望理由書は当該年度の所定様式で確認します。

日本語小論文と英語エッセイは、別の弱点を見つけます

自分でできること

日本語では資料と自分の考えを分け、英語では時間を測って主張・理由・具体例を書きます。自分だけでは意味のずれに気づきにくいため、英文を日本語で説明できない箇所は英語の先生へ確認します。

学校の先生に頼めること

国語や英語の先生には構成、文法、引用の基本を相談できます。文学や英語学の問いと日英の口頭説明を続けて見てもらえるとは限りません。文章を直しても追加質問に答えられない場合は、分野に詳しい指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

日英の文章指導者に、問い・根拠・口頭説明の一致を確認してもらいます。難しい語を増やすほど本人の説明が止まる場合が目安です。提出文の代作や暗記用英文の提供ではなく、本人が使える表現で論理を組み直します。

ドイツ文学科は、関心を発表するA方式とドイツ語力を示すB方式を比較します

募集8名。B方式の「独検3級程度」は能力の条件です

募集8名。B方式の「独検3級程度」は能力の条件ですに向けて準備する高校生

ドイツ文学科は8名を募集し、第一志望として入学を確約できることを求めています。A方式はドイツ語圏の言語、文学、文化、歴史、社会などへの強い関心をもつ受験生を対象とし、B方式はドイツ語を学習し、独検3級程度の能力がある受験生を対象とします。独検3級の合格証を必ず持つことと、同程度の能力を求めることは同じではありません。

志望理由書は600字以内で、志望理由と入学後・卒業後の抱負をまとめます。A方式は課題レポートも提出しますが、B方式では同じレポートを求めていません。出願書類を一律にそろえるのではなく、選んだ方式の欄を確認してください。出願は9月1日〜8日、第二次選考は10月10日です。

A方式は5分以内の発表、B方式は筆記と口頭で準備します

A方式の課題は、ドイツ語圏への関心をもとに2,000字以内でまとめるレポートです。第二次選考の発表は、詳細な課題作成要領では5分以内とされています。プロジェクターは使えず、必要に応じてA4の配布資料を5部用意します。発表後には面接があります。資料を映す前提で練習してしまうと、当日の方法と合わなくなります。

B方式は、ドイツ語の能力を確認する60分の筆記試験と、日本語・ドイツ語による口頭試問を含む面接です。ドイツ語を学んだ年数だけで方式を決めず、文章を理解する力や、自分の考えを説明する力を確認しましょう。A方式を「語学試験がないから簡単」と考えることも避けてください。提出内容について深く説明する準備が必要です。

A方式の中心

関心のある対象を絞り、調べた内容をレポートと短い発表で説明します。

B方式の中心

ドイツ語の読解や表現を確かめ、日本語とドイツ語で受け答えします。

A方式の準備では、国全体の文化を広く紹介するより、一つの作品、行事、言葉、歴史上の変化などを入り口にすると、根拠を示しやすくなります。例えば、ある文化的な習慣に関心をもった場合、いつ、どこで、誰にとって意味をもつ習慣なのかを資料で確認します。「ドイツの人は皆こうです」といったまとめ方を避けることも大切です。

発表原稿は、レポート全文を読み上げる形にしないほうが整理しやすくなります。最も伝えたい問い、資料から分かったこと、大学で深めたいことを先に決め、残りの説明を選びます。練習では時間を計り、資料を見た人がどの箇所を読めばよいか分かるかも確認してください。配布資料の枚数や部数、利用できる道具は公式の指示を優先します。

B方式の練習では、暗記した自己紹介だけで終わらせず、「なぜそう考えましたか」「別の例はありますか」という追加質問に答えます。分からない単語が出たときも、知っている表現で言い換えられるようにしておくと、自分の理解の範囲を確かめられます。出願方式は、現在の語学力と提出内容の準備状況を合わせて選びましょう。

詳しい条件はドイツ文学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

A方式の発表方法とレポートの指定はドイツ文学科A方式課題作成要領で確認できます。

ドイツ文学科A・Bは、発表と語学の確認先を変えます

自分でできること

Aではレポートの中心を短い発表にし、Bでは読んだ文をドイツ語で言い換えます。録音だけでは聞き手の理解を判断しにくいため、Aの資料が読みにくい場合は先生へ、Bの意味が曖昧なら語学の指導者へ確認します。

学校の先生に頼めること

先生にはAの日本語の筋道や発表時間を見てもらえます。Bのドイツ語力まで判断できるとは限りません。発表の要点は伝わっても文化的背景への質問で止まる場合や、語学の確認先がない場合は、分野に合う専門家へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

Aは出典と発表内容、Bは読解と会話を扱える指導者に点検してもらいます。決まった原稿以外で説明できない場合が目安です。独検の級や発表の流暢さだけで合否は判断できません。本人が問いを変えても説明できる練習を重ねます。

社会学科は、活動の「参加」だけで出願できると考えないことが重要です

募集3名。活動・入賞等の条件を、証拠まで含めて確認します

社会学科は3名の募集です。大学が定める活動や受賞実績の条件のうち、少なくとも一つを満たす必要があります。社会問題に取り組む法人格のある団体等に1年以上所属して活動した経験、プログラミングやデータ分析等の大会での受賞、科学・文化・芸術等で全国大会や都道府県大会の上位入賞に相当する実績などが対象です。

ただし、名称が似た活動なら何でも該当するわけではありません。公式の詳細な案内では、単に登録しただけ、受け身で参加しただけの活動や、通常のアルバイトなどを区別しています。活動期間、団体の性質、本人が何をしたかを、客観的に確認できる書類が必要です。要件の判断が難しい場合は、学科の案内に沿って問い合わせます。

法人格のない任意団体についても、公式の確認事項には例外の扱いがあります。行政からの資金や、公的な機関・財団からの表彰など、第三者による客観的な証明がある場合について案内されています。団体の関係者だけの証明では足りないため、形式的な名称だけで判断せず、活動と証拠の内容を確認してください。

この学科は、入学の確約を一律に求める書き方ではありませんが、文理学部内での学科併願は認めていません。出願9月1日〜8日、第二次選考10月10日という日程です。志望理由書、レポート、調査書、活動等を証明する資料を用意し、第二次選考では面接と10分以内の発表があります。

第二次選考の発表テーマは、第一次選考の通過者に通知されます。出願時のレポートと同じテーマだと決めつけず、通知された課題を確認して準備してください。

出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ

受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。

  • 出願できる方式と未確認の条件
  • 評定・活動・書類のうち先に動く項目
  • 志望学部に合わせた準備の順番

レポートは、ハラスメントの一つの類型を具体的に考えます

2027年度のレポートは、ハラスメントと呼ばれる社会問題から一つの類型を選び、具体的な事例と自分の考えを1,200字以内でまとめる課題です。志望理由書は600字以内です。課題に使う事例は、確認できる資料をもとに説明し、身近な人の個人情報や、未確認のうわさを材料にしないでください。

要件を確かめます

活動の種類、期間、本人の役割、実績の水準が対象か確認します。

証明を用意します

団体や大会の情報と、本人の参加・成果が分かる資料をそろえます。

社会の仕組みを考えます

個人の性格だけで説明せず、立場や制度、周囲の環境も考えます。

準備の提案として、事例について「誰が困っているか」「どのような関係や場面で起きるか」「何が問題を見えにくくするか」を整理すると、単なる感想から進めやすくなります。例えば、注意する側とされる側の関係、相談しにくさ、周囲の対応など、考えられる要因を分けます。法律や統計を使う場合は、出典と適用範囲を確認してください。

活動の発表では、所属団体の実績と本人の働きを分けることが大切です。団体全体が成果を出していても、自分が企画したのか、調査したのか、運営を支えたのかによって説明は異なります。役割を小さく見せたくないからと誇張するより、どの判断を担当し、何を学んだかを具体的に話しましょう。

公式の確認事項には、スポーツ活動は科学・文化・芸術等の対象に含まれないことや、資格・検定の取得だけではプログラミング大会等の受賞に当たらないことも示されています。一方、情報オリンピックの所定の成績には別の扱いがあります。自己判断で似た実績に置き換えず、詳細な条件まで確認してください。

詳しい条件は社会学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

活動の対象範囲と証明の考え方は社会学科の出願要件・確認事項、レポート課題は当該年度の所定用紙で確認します。

活動の証明と社会問題のレポートは、判断する相手が違います

自分でできること

団体の性質、所属期間、本人の担当を記録と照合し、課題の事例は出典を残します。手元の記録だけで要件への適合は確定できないため、証明が不足する箇所は学校や団体へ依頼し、境界事例は大学へ確認します。

学校の先生に頼めること

先生には学校での役割の確認や文章の筋道を相談できます。学校外の団体の活動実態や大学の資格判断は代行できません。証拠はそろっても活動紹介と社会問題の考察が混ざる場合は、社会学の問いに詳しい指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

活動の学びと課題の考察が、それぞれの設問に答えるか見てもらいます。個人の性格だけで問題を説明してしまう場合が目安です。出願資格の最終判断や証明書の発行はできません。大学への確認事項を整理し、本人が問い合わせます。

社会福祉学科は、経験の振り返りと集団で話し合う力を準備します

募集5名。資格取得への意欲と活動の説明が必要です

社会福祉学科は5名を募集します。第一志望とする入学確約のほか、社会福祉士等の資格取得への強い意欲が求められます。出願書類には、志望理由書やボランティア・社会福祉に関する活動報告書などがあります。活動報告書は、活動名や場所、期間、頻度、内容、学んだことを記入する形式です。

志望理由書は、学科を志望する理由、関心のある社会福祉の領域、入学後にしたいこと、学びを将来どう生かすかという四つの項目について考えを示します。最初の動機だけを長く書いて、大学で学びたいことが抜けないようにしましょう。活動時間の多さだけを示す書類でもありません。

追加課題、7分以内の発表、15分の集団討論を区別します

出願は9月1日〜8日です。第一次選考後に示される課題レポートは10月6日必着で提出します。10月10日の第二次選考では、レポートに関する7分以内の発表、15分の集団討論、面接などがあります。最初の活動報告書と、第一次選考後のレポートは別の提出物として管理してください。

活動を振り返ります

期間や役割を確認し、実際にしたことと、そこで気づいたことを分けます。

追加課題に備えます

通知をすぐ確認できるようにし、資料を読んで考えをまとめる練習をします。

話し合いを練習します

自分の意見を述べるだけでなく、相手の意見を聞いて論点を整理します。

例えば、地域の支援活動について書く場合、「人を助けられてうれしかった」だけで終えると、相手が何を必要としていたかが見えません。自分ができたこと、できなかったこと、判断に迷ったことを整理すると、大学で学びたい課題につながります。ただし、支援を受けた人の事情を必要以上に書いたり、本人の気持ちを想像だけで断定したりしないことが大切です。

集団討論の練習では、発言回数だけを目標にしないでください。相手の意見を短く確認し、共通している点と違う点を整理したうえで、自分の考えを加える練習ができます。「その案は誰にとって利用しやすいでしょうか」「別の事情がある場合はどうでしょうか」と、話題を具体化する問いも役立ちます。これは練習方法の提案であり、大学が公表していない採点基準を示すものではありません。

発表では、課題の説明に時間を使い切らず、自分の考えと根拠を伝える部分を残します。聞き手に知っておいてほしい背景、主張、その理由を短くまとめてから、必要な例を選びましょう。面接では、資格の名前を挙げるだけでなく、その資格を生かしてどのような場面に関わりたいかを説明する準備ができます。

詳しい条件は社会福祉学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

志望理由の四つの項目は社会福祉学科志望理由書、活動の整理項目は活動報告書で確認できます。

社会福祉の活動報告は、相手の事情と自分の学びを分けます

自分でできること

活動期間・頻度・担当と、気づいた疑問を書き分けます。相手の気持ちは想像だけでは確かめられないため、活動の事実が曖昧な場合は担当者へ確認し、個人情報を出しすぎていないか先生に見てもらいます。

学校の先生に頼めること

先生には活動記録や文章の分かりやすさを確認してもらえます。支援制度の専門的な説明まで判断できるとは限りません。感想は書けても福祉の学びにつながらない場合は、福祉分野に詳しい指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

経験から生まれた問いと資格取得への目的を整理してもらいます。「助けたい」という気持ちだけで相手の選択を考えられない場合が目安です。支援対象者の思いを代わりに決めることはできません。確認できた事実を本人が説明します。

追加課題の発表と集団討論は、話す練習だけでは足りません

自分でできること

課題の通知と期限を確認し、発表を録音して要点を絞ります。討論は一人では相手への反応を確かめられないため、意見を用意した後は先生に複数人での練習を相談します。

学校の先生に頼めること

先生には参加者の調整や発言の偏り、要約の正確さを見てもらえます。福祉の論点を使った追加質問まで毎回扱えるとは限りません。自分の意見を繰り返してしまう場合は、討論を指導する専門家へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

発言内容と相手の意見への応答を分けて指摘してもらいます。用意した案に固執し、条件変更に答えられない場合が目安です。発言回数から合格を判定することはできません。次回は相手の理由を確認してから意見を加えるなど行動を決めます。

教育学科は、全体評定だけでなく教科ごとの条件を確認します

募集3名。地理歴史・公民・国語・外国語の基準があります

教育学科は3名の募集で、第一志望とする入学確約に加え、全体の学習成績の状況3.5以上が必要です。さらに、地理歴史と公民はそれぞれ4.0以上、国語と外国語はそれぞれ3.8以上という教科別の条件があります。全体の数値だけを見て出願できると考えるのは避けてください。

例えば全体が基準を超えていても、指定された一つの教科が条件に届かなければ、その確認を省略できません。「地理歴史か公民のどちらか」「国語か外国語のどちらか」ではなく、それぞれの基準として読みます。調査書上の扱いが分からない場合は、高校の先生と募集要項を確認してください。

教育学科も、学校教育法施行規則第150条による同等資格について、評定へ換算できないことを理由に出願不可とする扱いがあります。高校卒業等の資格と同じものとして判断せず、自分の出願資格の区分を要項で確認してください。

教育課題の説明から、自分の解決案へ進めます

志望理由書は450字以上600字以内です。課題レポートは、興味のある教育に関する課題を一つ挙げ、内容をまとめたうえで自分の解決案を示す内容です。所定の用紙を含め3枚以内で、自筆で作成します。出願は9月1日〜8日、第二次選考は10月10日で、レポートに基づく8分程度の発表と面接があります。

条件を確認します

全体評定と四つの教科の条件を、高校の先生と別々に確認します。

課題を絞ります

誰の、どの場面の、何を改善したいかを具体化します。

解決案を点検します

実施する人、必要な協力、難しい点、確かめ方を考えます。

準備の提案として、「教育をよくしたい」という大きな話題を、具体的な場面に絞ってみましょう。例えば学習に困っている生徒への支援を考えるなら、授業中の理解、家庭での学習、相談のしやすさなど、困難が生じる場所を分けます。自分の学校で見たことだけを、全国で同じように起きていると広げないことも重要です。

解決案は、善意だけで動く前提にしないほうが説得力を確かめやすくなります。誰が取り組むのか、時間や費用はどうするのか、別の生徒に負担が生じないかを考えます。すべてを解決できる案である必要はありませんが、案の限界に気づき、改善するために何を調べるかを説明できるようにしましょう。

発表練習では、教育に詳しくない人にも課題が伝わるかを確認します。専門用語を使う場合は、その意味を短く説明してください。「先生になりたい」という将来像がある場合も、それだけで学科への志望理由が完成するわけではありません。教育についてどのような見方や調べ方を学びたいのかまでつなげます。

詳しい条件は教育学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

レポートの問いと枚数は教育学科レポート課題で確認してください。

教育課題の解決案は、実行条件まで聞いてもらいます

自分でできること

誰のどの困難を扱うか絞り、資料・自分の経験・提案を分けます。自分の学校だけの経験を広げすぎることがあるため、別の学校でも成り立つか分からない点は先生へ質問します。

学校の先生に頼めること

先生には学校で実施する際の負担や、提案の分かりやすさを相談できます。一人の経験で教育全体の効果を確認できるわけではありません。善意の提案にとどまり根拠を示せない場合は、教育分野の指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

問題の説明、根拠、解決案、残る課題のつながりを点検してもらいます。発表で実施する人や確かめ方を聞かれて止まる場合が目安です。提案の効果を保証する支援ではありません。本人が追加資料を調べ、説明できる範囲に直します。

体育学科は、競技成果と探究の発表実績の両方を整理します

募集25名。競技だけ、探究だけでは要件を読み切れていません

体育学科は25名の募集です。第一志望とする入学確約に加え、スポーツ競技活動で顕著な成果を上げたことと、探究活動の成果を発表した実績の両方が条件になります。顕著な成果には本人がそう認める成果も含む旨があり、要項にない「全国大会出場が必須」という条件を追加することはできません。

競技活動の成果は、出願締切の2026年9月8日を起算日とする過去3年以内が対象です。卒業見込みの受験生については、高校入学前の成果を含めない扱いがあります。ダンスや舞踊などの芸術活動はスポーツ競技活動に含まれますが、すべての芸術活動が対象になるわけではありません。

出願は9月1日〜8日で、志望理由書、競技活動と探究活動それぞれの調書・証明書、調査書などを用意します。2027年度の確認できる要項は一つの日程です。過年度の「第1期・第2期」という記載から、別の機会があると判断しないでください。

第一次選考後の課題と、当日の適性確認もあります

第一次選考通過後には課題レポートが示され、10月6日必着で提出します。10月10日の第二次選考では、課題に関する選考に加え、当日に示される課題について5分程度の発表を行う適性確認と面接があります。大会成績を紹介する練習だけで、すべての選考に備えられるわけではありません。

競技の調書

大会や活動の成果と本人の役割を、証明できる範囲で記載します。

探究の調書

問い、調べた方法、結果、発表した場面を整理します。

試験の準備

追加課題の提出と、初めて見る課題を考えて発表する練習を分けます。

探究活動には、学校の授業だけでなく、主体的に取り組んだ校外の活動も対象として示されています。ただし、参加したという事実と、成果を発表したという実績は分けて確認します。発表資料や発表会のプログラムなどを探し、本人が何を発表したのかが分かる形にしましょう。

公式に成果を証明する資料がない場合については、所定の作成例があります。学校名、証明者名、本人の氏名、成果の内容、期日、証明書を作る理由など、指定の項目を確認してください。証明できない部分を受験生が推測で埋めるのではなく、実際の活動を確認できる人と書類を整えることが必要です。

準備では、競技の振り返りを「努力しました」で終わらせず、何を改善しようとしたか、どのように方法を変えたか、結果をどう確かめたかという順にまとめると説明しやすくなります。探究でも同様に、予想と異なる結果が出た理由や、調査方法の限界を考えてください。競技と探究が同じ題材でなくても、両方について自分の言葉で答える準備が必要です。

当日課題への練習として、身近な運動や健康に関する文章を読み、要点、自分の見方、根拠を短く話す方法があります。これは出題内容の予想ではありません。初めて見る情報を整理し、聞き手に伝える練習として行います。知らない話題について、根拠のない知識を付け加える癖がないかも確認しましょう。

詳しい条件は体育学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

成果の対象期間や証明方法は競技・探究活動調書と証明書の作成要領を確認します。

体育の競技・探究・当日課題は、三つの記録で準備します

自分でできること

競技成果と探究発表の証拠を別々に集め、当日課題に備えて短い説明を練習します。本人の記憶では大会の位置付けが曖昧になるため、名称や担当が記録と合わない場合は顧問や探究担当の先生へ確認します。

学校の先生に頼めること

顧問には競技の記録、探究担当には発表と本人の役割を確認してもらえます。二つを体育の学びに結ぶ口頭試問まで扱えるとは限りません。実績は話せても工夫した理由が言えない場合は、体育分野の指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

競技・探究の経験と科学的な説明がつながるか、問いを変えて見てもらいます。当日課題を想定した練習で結論だけになる場合が目安です。大学の出題や適性評価を断定することはできません。追加レポートの提出確認は本人が管理します。

地理学科は、書籍の内容を野外調査の計画につなげます

募集5名。地域活動や地理に関わる検定の実績を確認します

地理学科は5名を募集し、第一志望とする入学確約に加え、地理に関連した地域活動や、外部団体による地理に関わる検定内容の実績を提出する条件があります。志望理由書は600字以内です。実績報告書には、活動名や期間、頻度、内容を記入し、可能な限り証明できる資料や写真などを添えます。

出願は9月1日〜8日です。提出物には志望理由書、実績報告書、課題レポート、調査書などがあります。地名を多く覚えていることだけで準備が終わる方式ではありません。高校で学んだ地理の内容を、実際の地域や調査の方法とつなげて考える必要があります。

第二次選考は、野外調査と調査報告書を含む約3時間です

課題レポートでは、高校で学んだ地理に関わる書籍を1冊選び、題名と著者、選んだ理由、その内容を踏まえて大学でどのように学修・研究したいかを1,000字以内で説明します。集団での野外調査を含む学びについて考えるよう求められている点が特徴です。書籍の感想だけにしないでください。

10月10日の第二次選考は、野外調査と調査報告書の作成に約3時間を用い、面接も行います。この約3時間は昼食時間を除く案内であり、すべてが外を歩く時間という意味ではありません。現地で見たことを、その後の報告に使える形で記録する練習が役立ちます。

書籍を読みます

著者の主張と、自分が現地で確かめたい疑問を分けます。

地域を観察します

場所、日時、見えた事実を記録し、理由の推測と分けます。

報告を作ります

記録を選び、問いへの答えと、まだ確かめられないことを示します。

例えば、駅の周りの土地利用に関心があるなら、店や住宅があるという観察と、なぜその配置になったのかという推測を別々に書きます。平日と休日、駅の東西、道路の幅など、比べる条件を決めると、ただ歩いて印象を述べる段階から進めます。私有地への立ち入りや、人の顔を無断で撮影することは避け、安全とプライバシーに配慮してください。

集団での調査を考えるときは、全員が別々に好きなことを見るだけでは、結果を比べにくくなります。何を記録するか、どの範囲を担当するか、記録の単位をどうそろえるかを考える練習ができます。レポートにも、入学後に何を知りたいかだけでなく、どのような協力や方法が必要かを盛り込むと計画が具体的になります。

面接では、選んだ書籍の内容を丸暗記するより、「その本を読んで見方が変わった点」「まだ納得できない点」を説明してみましょう。著者の考えと自分の考えが混ざると、質問に答えにくくなります。参考資料の一覧を別紙で作る指定や、用紙をまとめる方法も、提出前に確認してください。

詳しい条件は地理学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

読書と学修計画を結ぶ課題は地理学科課題レポートで確認できます。

「条件は読めたけれど、自分の準備にどう置き換えるか分からない」と感じたら、成績表や履修科目、活動記録、書類の下書きを並べて整理しましょう。受験相談では、次の三つを相談内容にすると、確認したい点が具体的になります。

  • 希望学科の出願条件と、大学や高校へ追加で確認する項目
  • 書類に使う経験と、説明を補う必要がある根拠
  • 受験年度に向けて、資格・課題・筆記・面接を準備する順番

地理は、読書と観察を調査報告へつなげて確かめます

自分でできること

書籍の主張と自分の疑問を分け、安全に観察できる場所で日時・位置・事実を記録します。観察だけで原因は断定できないため、見た事実から説明を広げすぎた場合は地理の先生へ確認します。

学校の先生に頼めること

先生には地図や統計の読み方、観察と推測の区別を相談できます。現地での調査と報告作成を通して見てもらえるとは限りません。情報を集めても問いに答える報告にならない場合は、調査指導に詳しい専門家へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

問い・観察方法・報告の対応を点検してもらいます。書籍の要約から野外調査の計画へ進めない場合が目安です。調査を代行したり未確認の地域情報を足したりはできません。本人が必要な記録と安全上の制約を確かめます。

地球科学科は、講義を聞いてから考える試験への準備が大切です

募集2名。事前課題は「地球温暖化以外」の地球環境問題です

地球科学科は2名の募集です。第一志望とする入学確約と、地球科学への強い関心が求められます。出願は9月1日〜8日で、志望理由書、課題レポート、調査書などを提出します。志望理由書は600字以内で、志望理由、入学後、卒業後の抱負をまとめます。

2027年度の課題レポートでは、人類が取り組むべき地球環境問題を一つ選びます。ただし、地球温暖化は対象から除かれています。問題の名称、選んだ理由、取り組む必要性、軽減するための方法や対策を、所定用紙1枚以内にまとめます。書き慣れた題材だからと、課題で除外されているテーマを使わないよう注意してください。

20分の講義と45分の小論文を、一続きの準備で考えます

10月10日の第二次選考では、当日に20分の講義を受け、その後45分で小論文に取り組みます。小論文に関する口頭試問を含む面接もあります。事前に一つの文章を覚えておく方法では、講義の内容に合わせて考える準備になりません。聞き取った情報を正確に整理し、その内容を使って説明する練習が必要です。

事前レポート

除外テーマを確認し、問題の仕組みと対策を結びます。

講義の理解

用語、原因と結果、具体例、疑問を分けてメモする練習をします。

小論文と面接

聞いた内容を使い、書いた考えの根拠を口頭でも説明します。

例えば、環境問題を考える際には、「環境によくない」という一言を、何が、どこで、誰に、どのような影響を与えるかに分けます。原因が複数あるなら、一つの対策だけで全部が解決するように書かないことが大切です。公的機関の資料を読むときも、調査した地域や時期を確認し、違う条件へそのまま広げないようにしましょう。

講義を聞く練習では、話された言葉をすべて書こうとするより、中心の問い、説明の順番、重要な因果関係を残す方法を試せます。講義後に資料を閉じ、「何を説明する講義だったか」を短く書いてみてください。後から聞き直して、抜けた部分や誤って理解した部分を確認すると、自分の聞き方の課題が分かります。

小論文で分からない部分を、知っている別の話題に置き換えて埋めないことも重要です。講義から確認できた内容と、自分が追加で考えたことを分けて書きます。面接練習では、「なぜその対策が問題を減らすと考えたか」「どのような限界があるか」を質問してもらい、説明のつながりを点検しましょう。

詳しい条件は地球科学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

除外されるテーマと記述項目は地球科学科課題レポートで確認します。

地球科学は、講義を聞いて書き、説明する練習を分担します

自分でできること

授業の内容を聞いて要点をまとめ、事実と自分の考えを分けて文章にします。聞き落としは自分だけでは気づきにくいため、講義の説明を別の意味で書いていないか先生へ確認します。

学校の先生に頼めること

理科の先生には現象の理解、国語の先生には論述の筋道を確認してもらえます。講義・小論文・口頭試問を一続きに扱えるとは限りません。内容は理解しても時間内に問いへ答えられない場合は、文章と口頭の指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

聞いた内容、答案、口頭回答のずれをまとめて確認してもらいます。同じ根拠を文章と口頭で別の結論に使う場合が目安です。実際の講義内容や採点を予測するものではありません。本人が説明の根拠に戻る手順を練習します。

数学科は、教科書を見られる試験でも「説明する力」が必要です

募集8名。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cの履修を確認します

数学科は8名を募集し、第一志望とする入学確約と、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C、または相当する科目を履修済み、または履修見込みであることを求めます。得意な単元があることと、必要な科目を履修していることは別です。学校の時間割や履修計画を高校の先生と確認してください。

出願は9月1日〜8日です。志望理由書は600字以内で、入学後の抱負も記載します。レポートでは、高校時代の数学に関する活動や考察、あれば数学に関する特記事項と証明、卒業後の進路に応じた希望などをまとめます。特記事項の例として資格が示されていても、すべての受験生に同じ資格取得を要求しているわけではありません。

適性試験90分は、検定教科書を閲覧できます

10月10日の第二次選考は、数学の重要な概念などを説明する90分の適性試験と、口頭試問を含む面接です。面接は1人30分程度と案内されています。適性試験では検定教科書を閲覧できますが、参考書や自筆ノートは利用できません。「持ち込み可能」という言葉だけで、何でも持参できると判断しないでください。

履修を確認します

数学の六つの科目が、卒業までの履修計画に入っているか確認します。

概念を説明します

定義、条件、具体例を、自分の言葉と数式でつなげます。

考察を振り返ります

どこで疑問をもち、何を試し、どこまで分かったかを示します。

準備では、問題の答えを出したあとに「この式を使えるのは、どの条件があるからか」と説明してみましょう。例えば、ある性質が成り立つことを示すとき、具体例を一つ計算しただけなのか、一般に成り立つ理由を説明できたのかを区別します。例が正しいことと、すべての場合で正しいことは同じではありません。

教科書を使った練習は、必要なページを探す速さだけを競うものにしないでください。定義を読んだあとに本を閉じ、その意味を別の例で説明してみます。条件を外すとどうなるか、似た用語とどこが違うかを考えると、理解が曖昧な部分を見つけやすくなります。教科書が手元にあっても、問いを読み取れなければ説明は作れません。

レポートでは、難しい題材を選ぶこと自体を目的にしないほうがよいでしょう。自分が考えた部分と、本や授業で学んだ部分を明確にします。途中でうまくいかなかった方法があっても、どこで問題に気づき、どう考え直したかを説明できれば、学習の過程を具体化できます。外から借りた証明を、自分だけで発見したように書かないことも大切です。

レポート本文は、自筆の場合は指定用紙2枚以内で、パソコンやタブレットで作成したものを印刷する方法も認められています。その場合もA4片面2枚以内を目安にします。志望理由書など、別の書類の記入方法まで同じになるわけではありません。書類ごとの指定を分けて確認してください。

詳しい条件は数学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

レポートの項目と作成方法は数学科レポート様式で確認できます。

数学は、答えの確認と概念の説明を分けて練習します

自分でできること

定義・条件・具体例を教科書で確認し、本を閉じて説明します。正しい例を一つ示しても一般的な証明にはならないため、どの範囲で成立するか言えない箇所は数学の先生へ相談します。

学校の先生に頼めること

先生には定義や証明の誤り、履修計画を確認してもらえます。長い適性試験と口頭試問を組み合わせた練習まで頼めるとは限りません。計算はできても条件変更で説明が止まる場合は、数学の口頭指導ができる専門家へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

答案の根拠と口頭での説明を照合し、考え直す順序を見てもらいます。教科書を探すだけで時間を使う場合が目安です。難しい題材や資格だけで評価を決めることはできません。本人が定義から説明し直し、レポートの自作部分も明確にします。

情報科学科は、A・B・C・Dの選考方式で提出物と試験が変わります

募集4名。B方式には数学の履修条件があります

情報科学科は4名の募集です。学科で学ぶことを強く希望することが条件で、文理学部内の学科併願は認めていません。A・B・C・Dの四つの選考方式があり、B方式では数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C、または相当する科目を履修していることが必要です。この条件を全方式に共通するものとして読んだり、逆にB方式でも不要と考えたりしないでください。

出願は9月1日〜8日、第二次選考は10月10日です。志望理由書は600字以内で、調査書などに加えて選択した方式の書類を提出します。紙の書類と、データの提出が必要な方式では、両方の手順を確認しましょう。プログラムが手元で動くことだけでは、出願手続の完了を意味しません。

制作物・活動・指定課題・資格の四つの入り口を比較します

A方式

自作のアプリケーション等と概要を提出します。第二次選考は実演を含む10分の発表と口頭試問です。

B方式

情報技術に関する社会活動等のレポートを提出します。第二次選考は10分の発表と口頭試問です。

C方式

指定されたプログラミング課題に取り組みます。第二次選考は60分の実技と口頭試問です。

D方式

対象となる資格・成績の証明とレポートを提出します。第二次選考は口頭試問です。

D方式の条件には、ITパスポートを除く情報処理技術者試験、情報オリンピック予選Bランク以上、スーパーコンピューティングに関する所定の認定、AtCoderのレーティング400以上などが示されています。資格の取得日や有効期限は問わない旨があります。ただし、名称が近い民間資格を自由に代用できるわけではありません。正式な条件を募集要項で確認してください。

A方式では、自分で作った範囲を説明できることが大切です。例えば、便利な機能があっても、その処理の仕組みや不具合が起きる条件を説明できなければ、質問への準備が足りません。既存の部品を利用した場合は、その部分と自分が作った部分を分け、利用したものの扱いも提出要領に合わせます。

B方式では、情報技術を使った活動を、活動名だけで終わらせないようにしましょう。誰のどのような困りごとに対して、何を使い、本人がどの部分を担当し、結果をどう確かめたのかを整理します。技術の説明と社会との関係のどちらか一方だけにならないよう、聞き手を変えて発表練習をすると説明の不足に気づけます。

C方式では、指定課題を読んで条件を取り出す力と、作成した処理を説明する力の両方を練習します。2027年度の課題は、水面の波の表現を扱うプログラムに関する内容です。完成した画面だけを見せるのではなく、入力によって何が変わるか、どの処理がどの結果につながるか、不具合をどう調べたかを記録しておきましょう。

D方式でも、資格を持っていることだけで口頭試問がなくなるわけではありません。学習した知識をどの場面で使えるか、なぜ情報科学科で学びたいかを、自分の経験とつなげて話します。点数や級を繰り返すだけでなく、学習中に難しかったことや、今後深めたい内容を整理してください。

電子提出の完了と、郵送書類の提出を別々に確認します

A・C方式の提出要領には、電子データの提出方法、圧縮ファイルの容量、電子提出時にメールで送信されるフォーム回答のコピーの印刷など、紙の書類とは別の指示があります。指定のファイルをまとめ、実際に展開して内容を確認したうえで提出してください。ファイル名だけ変えて、古い版や別のファイルを送ってしまうことにも注意が必要です。

準備の提案として、提出前に「自分以外の人が、説明書を見て内容を確認できるか」を点検します。ただし、他人に代わりに作ってもらうこととは違います。動作に必要な条件、自作部分、操作方法、参考にした情報を整理し、質問されたときに自分で説明できる状態を目指してください。外部ライブラリ等を含めるかどうかは、提出要領の指示を優先します。

詳しい条件は情報科学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

方式別の提出物と電子提出の注意は情報科学科A〜D方式の提出書類、C方式の条件は指定プログラミング課題を確認します。

情報科学のA・Cは、動作と自分の説明を別々に確認します

自分でできること

Aは自作部分と借用部分、Cは指定された変更と動作確認を記録します。自分の環境で動くだけでは説明の不足に気づけないため、処理を追えない箇所は情報の先生へ相談します。電子提出と郵送は別々に完了を確かめます。

学校の先生に頼めること

先生には処理の基本や提出資料の説明を確認してもらえます。使用言語や複雑な実装まで扱えるとは限りません。動く理由や不具合の原因を言えない場合は、その技術を理解する指導者に、本人の記録と処理を見てもらいます。

プロに頼ったほうがよいこと

技術の指導者には入力・処理・出力と説明資料の対応を点検してもらいます。機能を足すほど説明できなくなる場合が目安です。プログラムの代作を頼む支援ではありません。本人が修正と検証を行い、実技でも同じ考え方を使えるか確かめます。

情報科学のB・Dは、活動や資格を学びの説明へ変えます

自分でできること

Bは利用者の課題と担当、Dは学習で分かったことと今後の活用を整理します。肩書やスコアだけでは学びを説明できないため、行動の具体例が出ない場合は当時の記録を先生と確認します。

学校の先生に頼めること

先生には活動の事実や証明資料、Bの履修条件を確認してもらえます。社会活動の技術的な工夫や資格学習の深さまで判断できるとは限りません。実績の紹介で説明が終わる場合は、情報分野の指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

技術を使った理由や学んだ知識の使い道を、追加質問で点検してもらいます。Bの結果やDの知識を別の場面へ説明できない場合が目安です。資格の取得条件や大学の出願判断は変えられません。本人が証拠と説明を一致させます。

物理学科は、現象の説明と4年間の学修計画の両方をまとめます

募集5名。物理と数学Ⅲの履修が条件です

物理学科は5名を募集し、第一志望とする入学確約に加え、物理と数学Ⅲの履修を求めます。出願は9月1日〜8日です。志望理由書は600字以内で、課題レポート、調査書などと合わせて提出します。物理の話題が好きでも、履修条件の確認を後回しにしないようにしましょう。

課題レポートはAとBの両方を作成します。Aは、興味のある現象を物理法則などで説明する内容、または実験の目的、方法、結果、考察をまとめる内容から選び、A4で5枚以内です。Bは、学科の学びを踏まえた4年間の学修計画と将来につながる内容を、A4で2枚以内にまとめます。

15分程度の発表は、式や図の意味まで説明できるようにします

10月10日の第二次選考では、レポートに関する15分程度の発表と面接があります。課題作成要領では、発表、質疑応答、面接を含む進め方が示され、発表用のメモは使えない旨もあります。パソコンによる発表などの方法と必要物を確認し、当日の利用条件に合わせて練習してください。

現象・実験のレポート

条件、法則、式や図、結果、説明できない部分を整理します。

4年間の学修計画

関心を深めるために必要な基礎と、大学で学びたい内容を結びます。

発表と質疑

式を示すだけでなく、記号や単位、使える条件を言葉で説明します。

例えば、運動に関する現象を扱う場合、観察した結果と、計算に使った条件を分けて書きます。摩擦を無視したのか、測定にどの程度の誤差がありそうか、同じ条件で繰り返したかなどを確認します。高校生の実験で結果が理論と完全に一致しなくても、原因を考察する余地があります。都合の悪い結果を削って、予想どおりに見せることは避けてください。

数式を使う場合は、見栄えのために難しい式を追加するのではなく、その式が何を表しているかを説明できるようにします。記号の意味や単位が曖昧だと、計算が合っていても読み手は理解しにくくなります。発表練習では、理科が得意でない人にも最初の問題意識が伝わるかを確認し、その後に詳しい説明へ進む方法が使えます。

学修計画は、授業名を並べるだけにしないでください。現在の関心に対して、どの基礎が足りず、何を学ぶことでどの問いに近づけるかを考えます。大学の公開する学修内容を確認し、履修や研究の進め方について、本人が確認していない制度を断定しないことも大切です。

この課題の作成要領には、他者への相談や生成AIを利用した場合の記載に関する指示があります。支援を受けた内容を隠して、すべて自分だけで行ったように提出しないでください。利用の有無や範囲は、本人の実際の作成過程と要領に従って記載します。説明を整えてもらう場合も、内容の意味を本人が理解しているかを確かめましょう。

詳しい条件は物理学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

A・Bの両課題、枚数、発表方法、相談等の記載は物理学科課題レポート作成要領で確認します。

物理は、実験の説明と4年間の学修計画をつなげます

自分でできること

現象の条件、式の意味、観察結果を分け、学修計画で不足する基礎を整理します。自分の仮定の誤りには気づきにくいため、単位や条件を説明できない式は物理の先生へ確認します。相談した内容も記録します。

学校の先生に頼めること

先生には物理法則の適用や安全な実験、誤差の考え方を相談できます。大学での学修計画と発表全体まで継続して見てもらえるとは限りません。内容は正しくても図と口頭説明がつながらない場合は、物理の指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

レポートAの根拠とBの学ぶ目的、発表の説明を照合してもらいます。式を示すだけで質問に答えられない場合が目安です。結果や学修制度を作る支援ではありません。本人が作成し、他者へ相談した内容は大学指定の方法で記載します。

生命科学科は、生物の履修と筆記・口頭の両方を準備します

募集3名。研究の受賞実績は、ある場合の資料です

生命科学科は3名の募集で、第一志望とする入学確約、生物への関心、生物の履修が条件に含まれます。出願は9月1日〜8日です。志望理由書は600字以内で、調査書などと合わせて提出します。研究活動の受賞等がある場合は証明資料を提出しますが、受賞経験が全員に必須とされているわけではありません。

実績を示したい気持ちから、参加しただけの活動を受賞のように書かないことが大切です。資料がある場合は、名称、時期、本人の役割、結果を正確に記入します。実績がない部分を埋めるために、短期間で形だけの活動を増やすより、生物の授業でどのような疑問をもち、どう考えたかを振り返りましょう。

60分の筆記と、口頭試問・適性確認に備えます

10月10日の第二次選考は、小論文を含む60分の筆記試験と、口頭試問を含む面接・適性確認です。適性検査は約20分と案内されています。公開要項で分からない適性確認の具体的な出題を、過去のうわさから断定して準備を狭めないでください。

履修と志望理由

生物を履修していることと、生命科学で考えたい問いを確認します。

筆記の準備

教科の理解を、文章や図、データの説明に使う練習をします。

口頭の準備

結論だけでなく、考えた理由と確かめ方を言葉にします。

準備の提案として、教科書の図を見て「何が比較されているか」「この結果から何が言えるか」を説明する練習があります。例えば条件の異なる実験を比較するなら、変えた条件とそろえた条件を区別します。結果が違ったという事実だけから、原因を一つに決めつけないことも重要です。

志望理由では、「生命は不思議です」という関心を、もう少し具体的な疑問に変えてみましょう。どの現象を知りたいのか、その現象について高校でどこまで学んだのか、大学では何を深めたいのかを順に整理します。将来の職業がまだ一つに決まっていない場合も、決まっていないことを無理に断定せず、現在の学習目的を説明することができます。

口頭試問の練習では、覚えた用語を言えたところで止めず、用語同士の関係を説明してみてください。答えに迷う場合は、分かっている条件から考える順番を述べる練習も役立ちます。ただし、分からない知識を知っているように装うことは避け、どこまで理解しているかを明確にしましょう。

詳しい条件は生命科学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

生命科学は、筆記と図の説明から理解の穴を探します

自分でできること

生物の図を用語だけでなく関係や条件まで説明し、時間を測って文章にします。覚えた説明と理解を混同しやすいため、条件を変えると答えられない単元は生物の先生へ質問します。

学校の先生に頼めること

先生には実験条件の比較や教科書の理解、履修の確認を相談できます。未公開の適性検査の内容を確定できるわけではありません。知識は答えられてもデータを根拠に説明できない場合は、生命科学の指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

図・文章・口頭回答が同じ根拠を示すか確認してもらいます。結果と原因を取り違える癖が残る場合が目安です。実際の適性検査や合格を保証する支援ではありません。本人が分かる条件を挙げ、未確認の点と区別して考えます。

化学科は、興味をもった理由から論述と実験操作の説明へつなげます

募集11名。課題レポートは、化学への関心を具体化します

化学科は11名の募集です。第一志望とする入学確約などを条件としており、出願は9月1日〜8日です。志望理由書は600字以内で、課題レポート、調査書などと合わせて提出します。課題レポートは、化学に興味をもったきっかけや内容、理由を所定用紙にまとめる形式です。

要項に書かれていない評定の最低値や、別学科の履修条件を追加して考える必要はありません。ただし、条件の記載がないことと、化学の学習が選考で不要であることは別です。第二次選考の内容を確認し、高校で学ぶ化学の知識を説明に使える状態を目指します。

60分の論述と口頭試問。簡単な実験操作が課される場合もあります

10月10日の第二次選考は60分の論述試験と口頭試問です。簡単な実験操作などの実技を課す場合があると案内されています。実技が必ず行われると断定することも、行われないと考えて準備から外すことも避けてください。授業で扱った実験の目的や基本操作を、理由と合わせて確認しておきましょう。

関心の整理

何を見聞きして疑問をもち、どの点を知りたいと思ったかを書きます。

論述と口頭

現象、理由、式や図の意味を、読み手や聞き手に説明します。

実験の確認

道具の役割、測定の考え方、安全上の注意を授業で確かめます。

例えば、身近な材料の性質に関心がある場合、「便利な材料だから」で終えず、どの性質に疑問をもったのかを具体化します。温度、濃度、構造など、関係しそうな条件を高校で学んだ内容と結びつけると、大学で知りたいことが見えやすくなります。関係が確認できていない部分は、分かった事実として書かず、調べたい問いとして示しましょう。

論述の練習では、計算結果だけでなく、単位や条件を添えて説明します。用語を正しく使っていても、その用語が質問にどう関係するかが書かれていなければ、答えが伝わりません。文章で説明したあとに、余分な文を削り、理由の飛んでいる箇所を補うという見直しを繰り返してください。

実験操作を確認するときは、学校の先生の指導のもとで行いましょう。入試対策のために、危険な薬品や設備を使って自宅で独自の実験を行う必要はありません。授業の実験記録を読み返し、なぜその順番で操作するか、誤差が生じるとすればどこか、結果をどう確かめるかを説明する練習ができます。

課題の用紙には、図を使う場合や参考文献の扱いについても注意があります。画像や説明文をそのまま貼り付けるのではなく、自分が理解した内容を指定に沿ってまとめます。実験や読書で他者から教わったことも、自分だけの発見のように見せず、資料や学習経験との関係を明確にしてください。

詳しい条件は化学科募集要項(2027年度)で確認できます。提出用紙の注意書きも、募集要項と合わせて読んでください。

関心のまとめ方と記入方法は化学科課題レポートで確認できます。

化学は、論述と実験操作の理由を合わせて確認します

自分でできること

反応の条件や式、授業の操作手順を読み直し、なぜその順序かを説明します。操作の安全性は自己判断できないため、自宅で再現せず、分からない操作は化学の先生へ確認します。

学校の先生に頼めること

先生には教科知識や安全な基本操作、実験記録を見てもらえます。入試の論述と口頭回答を同時に講評できるとは限りません。計算が合っても現象の理由が書けない場合は、化学の文章指導ができる専門家へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

論述の根拠と口頭の説明が一致するか点検してもらいます。専門用語を使っても問いに答えていない場合が目安です。実技の実施や出題を断定することはできません。本人が授業で確認した安全な操作と原理を説明し直します。

14学科の違いは「条件・証明・課題・当日の説明」の順で整理します

合格判定ではなく、準備の抜けを見つける確認表を使います

ここまでの選考方法から、準備を四つに分けると、次に行うことが見えやすくなります。これは大学が公表した採点表や合格基準ではなく、公式に必要とされる書類・試験から作った確認の手順です。評定や資格だけで合格可能性を数値化するものではありません。

条件

実施学科、卒業資格、評定、履修、資格、活動要件を満たすか確認します。

証明

成績、資格、活動、本人の役割を、指定の資料で確認できるようにします。

課題

問い、字数、用紙、参考文献、提出方法を確認し、内容を作成します。

当日の説明

筆記、発表、口頭試問、討論、実技など、実施される方法で練習します。

例えば、英文学科で資格の証明はそろっていても、英語エッセイを時間内に書いたことがなければ、当日の説明に準備の抜けがあります。情報科学科で制作物は完成していても、電子提出と郵送の手順を確認していなければ、証明と提出の部分が未完了です。学科ごとに必要な準備を、同じ四つの欄で点検できます。

各欄には、できているかどうかだけでなく、確認した資料名、まだ分からないこと、次の行動を書いてください。「面接が不安」という書き方より、「レポートの結論に対して、理由を聞かれると答えが長くなる」と書くほうが、練習の目的を決めやすくなります。

提出物が少ない学科ほど簡単、とは判断できません

書類の量と、準備に必要な力は一致しません。例えば、事前レポートの量が少なくても、当日の筆記や口頭試問で高校の学習を使う場合があります。反対に、長いレポートを出す学科でも、その文章を読んでもらうだけでなく、自分で発表し、質問に答える選考があります。

学科を比較するときは、「書類を何枚書くか」だけでなく、「どの内容を、どの方法で説明する必要があるか」を見てください。得意な方法を知ることは大切ですが、苦手な試験を避けるためだけに学びたい内容を変えると、志望理由とのつながりが弱くなります。まず学びたいことを整理し、その学科に必要な準備を考えましょう。

志望理由書は、経験の紹介から大学で学ぶ理由へ進めます

「きっかけ・問い・学び・将来」を一つの流れにします

志望理由書は、活動や好きなものを並べるだけでは、大学で学ぶ目的が伝わりにくくなります。準備の提案として、関心をもったきっかけ、そこから生まれた問い、その問いを考えるために学びたい内容、将来との関係を順に整理してみましょう。文字数に合わせて、必要な部分を選びます。

例えば、外国の文化に興味があるという場合、旅行や作品との出会いは出発点になります。その後に何を調べ、どの点が分からず、大学で何を学びたいかを足すことで、学習の目的に近づきます。理系でも同様に、ある現象を見て驚いたという経験から、その仕組みをどのように考えたいかへ進めます。

ただし、すべての学科で同じ項目や字数とは限りません。教育学科は450字以上600字以内、英文学科は400字以上600字以内など、下限の指定がある書類もあります。社会福祉学科は四つの設問に答える形式です。内容を作る前に、書類が何を求めているかを確認しましょう。

経験

本人が実際に経験したことを、必要な範囲に絞ります。

問い

経験から生まれた疑問や、さらに理解したいことを示します。

学び

公開された学修内容と、自分に必要な知識や方法をつなげます。

見直し

書いていない経験を足していないか、質問されたら説明できるか確認します。

大学の特徴を写すだけでは、本人の理由になりません

大学の紹介文を読んだあと、その言葉をそのまま志望理由書に並べても、自分との関係が見えにくいままです。興味をもった学修内容について、「自分のどの疑問に関係するか」「今の自分に何が足りないか」を一文ずつ加えてみてください。授業名や研究内容を出す場合は、現在公開されている情報を確認します。

また、大学で必ず希望する研究室に入れる、特定の資格が自動的に取れるといったことを、確認せずに書かないでください。履修や資格には条件がある場合があります。まだ確認できていない部分は調べ、分かったことだけを学修計画に使います。

添削を受けるときは、文章をきれいにするだけでなく、経験と学びのつながりが読み取れるかを見てもらいましょう。本人の語彙から離れた表現に置き換えすぎると、面接で同じ内容を説明できなくなります。修正後は声に出して読み、「なぜこの文を書いたか」を自分で答えられるか確かめてください。

志望理由書は、経験と学科で学ぶ理由のつながりを見てもらいます

自分でできること

経験・疑問・大学で学びたいことを下書きし、設問ごとに答えを置きます。自分では憧れと学ぶ理由を混同しやすいため、学科名を変えても通じる文章になった場合は先生に具体性を見てもらいます。

学校の先生に頼めること

先生には経験の事実、基本的な文章、調査書との一致を確認してもらえます。全学科の教育内容に詳しいとは限りません。文章は自然でもその学科を選ぶ理由が伝わらない場合は、学びに詳しい指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

学科が求める学生像と経験・問い・学修計画のつながりを点検してもらいます。書類間で将来像がずれる場合が目安です。本人の志望を決めたり完成文を代作したりはできません。質問を手がかりに本人が調べ、書き直します。

レポートは、指定を読み取る段階で完成度が大きく変わります

書き始める前に、課題の条件を別紙へ抜き出します

レポートの準備では、題材選びを急ぐ前に、指定された条件を書き出してください。対象となる資料、除外されるテーマ、字数や枚数、記入方法、参考文献、提出形式を分けます。条件を満たさない題材で書き進めると、内容がよくても作り直しになる可能性があります。

例えば中国語中国文化学科は紙媒体の新聞が指定され、地球科学科は地球温暖化を除外しています。地理学科は書籍を踏まえて野外調査を含む学びを考える課題です。これらをまとめて「自由なテーマで志望理由を書く」と理解してしまうと、課題の中心を外してしまいます。

問い

何を説明し、何について自分の考えを述べる課題か確認します。

資料

媒体、対象時期、資料の種類、引用方法を確認します。

分量と形式

字数、枚数、両面・片面、自筆・印刷、表紙の有無を確認します。

提出

郵送・電子提出、追加課題、必着日を確認します。

引用した内容と、自分の考えを分けます

資料を使うときは、どこまでが他者の説明で、どこからが自分の考えかを分かるようにします。本文を少し言い換えただけでも、他者の考えを利用していることに変わりはありません。参考にした資料を記録し、指定された方法で出典を示してください。

準備の提案として、読書や調査のメモを「資料に書いてあること」「自分の解釈」「追加で確認したいこと」の三つに分ける方法があります。例えば、資料に数値が書かれていた場合、その数値が対象とする地域、年、調査方法まで残すと、後から意味を取り違えにくくなります。数字だけを切り出して、別の話題の根拠に使わないようにしましょう。

図を使うと分かりやすくなる場面もありますが、用紙によってはコピーや切り貼りを認めていません。自作の図なら何でもよいと考えず、図が本文のどの説明を助けるかを確認します。見た目を整えるために時間を使いすぎて、問いへの答えや根拠の確認が不足しないようにしてください。

結論を強く見せるより、根拠とのつながりを確認します

「必ず解決します」「すべての人に効果があります」といった大きな結論は、それを支える根拠が必要です。高校で行った小さな調査や観察から、広い社会全体について断定することは避けましょう。調べた範囲で分かったことと、今後確かめたいことを分けるほうが、説明の筋道を点検できます。

例えば、少人数への聞き取りで意見が共通していても、その結果が地域全体や全国に当てはまるとは限りません。誰に、どのような方法で聞いたかを記載し、その方法では分からない点も考えます。限界を書くことは、取り組みを否定することではありません。次に何を学ぶ必要があるかを示す材料になります。

課題レポート・小論文は、条件確認と論理の点検を分担します

自分でできること

問い、資料、分量、提出方法を抜き出し、根拠と意見を色分けします。本人には分かる前提を省くことがあるため、例えば結論の理由を一文で示せない場合は設問と答案を先生へ見せます。

学校の先生に頼めること

先生には題意、引用、段落のつながりを確認してもらえます。学科固有の資料や考察まで詳しいとは限りません。同じ指摘を受けても別の題で改善できない場合は、その分野の論述指導者へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

設問・根拠・構成・時間配分のどこで止まるか分析してもらいます。書き直すほど説明が長くなる場合が目安です。未公開の採点基準を示したり課題を代作したりはできません。次に本人が変える作業を一つ決めて練習します。

面接・発表は、原稿の暗記より「質問への説明」を練習します

書類の一文ごとに、理由と具体例を用意します

提出書類に書いたことは、面接で説明を求められる可能性があります。準備では、重要な文に線を引き、「なぜそう考えたか」「具体的には何をしたか」「どの資料で確認したか」を答えてみてください。原稿を暗記する練習だけでは、質問の言い方が変わったときに対応しにくくなります。

例えば「主体的に取り組みました」と書いた場合、自分で決めたこと、他者に相談したこと、指示を受けて行ったことを分けます。「関心が深まりました」と書いた場合は、前と後で何が変わったかを説明します。抽象的な言葉を、実際の行動や考えの変化に置き換えると、質問にも答えやすくなります。

最初の答え

質問に対する答えを、まず短く述べます。

理由と根拠

経験や資料のうち、その答えを支えるものを説明します。

追加の問い

別の見方や限界を聞かれても、分かる範囲を明確にします。

発表時間や道具の違いに合わせて練習します

ドイツ文学科A方式、社会学科、社会福祉学科、教育学科、情報科学科、物理学科などは、発表の時間や利用できる道具が異なります。一つの長い発表原稿を作って、どの学科でも同じように使う方法は適していません。公式の指示を確認し、指定時間内で何を伝えるかを選びましょう。

練習では録音や録画を使い、聞き取れない速さになっていないか、話の順番が飛んでいないかを確認できます。例えば、題材の背景を長く説明しすぎて、自分の考察が最後の数秒になっている場合は、背景を削り、考察に時間を配分し直します。時間内に収まることと、内容が伝わることの両方を点検してください。

スライドや配布資料を使える場合も、文字を多く入れるほどよいわけではありません。どの図や言葉を見てもらいたいかを明確にします。使用できない道具を前提に資料を作らないこと、提出した資料と発表内容の数値や表現が食い違わないことも確認しましょう。

答えが分からないときの練習も行います

面接では、準備した答えをそのまま使えない質問も考えられます。分からないことを知っているように話すのではなく、何が分かっていて、どこから先が未確認かを説明する練習をしてください。質問の意味が曖昧な場合は、内容を確認してから答える方法もあります。

ただし、何でも「大学で学びたいです」で終わらせると、今までの準備が伝わりにくくなります。現時点で調べたこと、自分なりに考えたこと、その先に残った疑問を区別して話しましょう。第三者に質問してもらう際は、上手に話せたかだけでなく、答えが質問に合っていたかを具体的に指摘してもらうと改善につながります。

面接・口頭試問は、初めて聞く人にも根拠が伝わるか確かめます

自分でできること

提出書類の一文ごとに理由と具体例を用意し、回答を録音します。自分には当然の背景を省きやすいため、質問への答えより前置きが長くなる場合は先生に質問の順を変えてもらいます。

学校の先生に頼めること

先生には基本的な応答や学校生活の説明を確認してもらえます。本人を知る相手だけでは初対面の人への説明不足を見落とす場合があります。話し方が整っても根拠への質問で止まる場合は、学科に詳しい聞き手へ相談します。

プロに頼ったほうがよいこと

書類・発表・回答の食い違いを具体的に指摘してもらいます。理由を聞かれるたび抽象語を重ねる場合が目安です。想定問答の暗記や実際の質問の保証ではありません。本人が資料へ戻り、異なる聞かれ方でも説明し直します。

書類は整ったのに、追加の質問で説明が止まるときは、次の練習を具体化しましょう。

提出内容と練習の記録を並べると、知識の確認が必要な箇所と、伝え方を直す箇所を分けやすくなります。受験相談では、次の三つを整理できます。

  • 志望理由書・課題・口頭回答の間で説明が食い違っている箇所
  • 自分で復習する内容と、学校や専門の指導者に確認する内容
  • 受験年度の予定に合わせた、筆記・発表・面接練習の優先順位

高校1・2年から、評定・履修・資格・記録を並行して積み上げます

高校1年で優先したい準備|関心と学習記録を残す段階です

早い時期から準備すると、資格の受験や履修の確認、読書、活動の振り返りに使える時間が増えます。高校1年では、まず授業の学習を続け、興味をもった内容を短く記録しましょう。志望学科を一つに急いで決める必要はありませんが、何に疑問をもったかを残しておくと、比較の材料になります。

例えば、授業の実験、読んだ本、地域の活動、作品や言語への関心について、日付、内容、疑問、次に調べたいことをまとめます。活動証明が必要な方式に備える場合は、発表資料や参加記録を保管してください。後から思い出して書くより、当時の記録があるほうが、役割や時期を正確に確認できます。

高校1年

授業を大切にし、興味や活動の記録を残します。資格や履修の条件も調べ始めます。

高校2年

学科を比較し、必要な履修と資格の予定を具体化します。読書や探究を深めます。

高校3年

当該年度要項で条件を確定し、証明書、課題、筆記、面接を提出期限から逆算します。

高校2年のうちに、履修と資格の不足を具体的に確認しましょう

高校2年では、希望する学科の条件を、学校の履修計画と照らし合わせましょう。数学Ⅲや生物など、履修が必要な学科は、出願直前に気づいても簡単に変更できるとは限りません。英語資格についても、受験日だけでなく、結果発表と証明書の入手まで考える必要があります。

活動が条件になる学科では、期間や内容の確認も早く始めます。社会学科の活動要件のように、一定の期間を求めるものは、直前の短い参加で置き換えられません。ただし、条件を満たすためだけに活動を増やすのではなく、実際に関心のある課題に継続して向き合い、本人の役割を記録していきましょう。

読書や探究は、成果物を一度作って終わりにしないことが大切です。調べた結果から新しい疑問が生まれたら、資料を読み直したり、方法を変えたりします。そうした過程は、レポートや面接で自分の考えを説明する土台になります。開始時期だけで合格率を決めつけることはできませんが、準備に使える時間の差は無視できません。

高校3年のうちに、条件と提出の確認を先に済ませましょう

高校3年から始める場合は、希望だけで予定を立てず、現時点で満たす条件と、期限までに用意できる書類を先に確認してください。履修や活動期間など、短期間では補えない条件もあります。「頑張れば全部間に合う」と考えるのではなく、利用できる方式を事実に沿って絞る必要があります。

当該年度の要項が出たら、過年度のメモをそのまま使わず、変更点を確認します。課題のテーマ、字数、発表時間、資格の扱いが変わる可能性があります。すでに作った下書きがあっても、今年の問いに答えているかを読み直してください。準備を早く始めた場合も、この更新作業は欠かせません。

出願前は、書類の内容を直す時間と、証明書を発行してもらう時間を別に予定へ入れます。面接や筆記の練習を始める時期も、書類が完成するまで待つ必要はありません。例えば週の中で、課題の調査、文章の見直し、時間を計った筆記、口頭の練習を分けると、一つだけに偏りにくくなります。

落とし穴は、要項を読んだつもりで別の条件に置き換えることです

前年の課題、似た資格、別学科の条件を混ぜないでください

入試情報を調べるほど、複数の年度や学科の情報が混ざりやすくなります。例えば、ある学科では認められるパソコン作成が、別の書類でも認められるとは限りません。英語資格の種類が似ていても、大学が指定する受験方式や証明書が一致するかは別の確認です。

保存する資料名には、年度、学科、書類名を入れると整理しやすくなります。下書きと提出版も分け、最後に何を提出したか確認できるようにしてください。提出後の面接練習では、古い下書きではなく、実際に提出した内容を使います。

年度違い

2027年度入学と、2026年実施を混同しないようにします。

形式違い

手書き、片面・両面、表紙、添付資料の指定を一枚ずつ確認します。

期限違い

登録期限、郵送必着、追加課題、入学手続を別に管理します。

活動を大きく見せるために、役割や成果を足さないでください

所属した団体や部活動が優れた成果を出していても、それがすべて本人の成果というわけではありません。個人で行ったこと、チームで行ったこと、他者に教わったことを分けてください。証明書と書類、面接での説明が一致することが大切です。

例えば、発表資料の一部を担当した場合は、その範囲を明確にし、担当した部分について詳しく説明できるようにします。リーダーという肩書がなくても、問題に気づき、工夫して行動した経験は振り返れます。肩書を付け足すより、実際の判断や行動を具体的に書きましょう。

検定料の支払いだけで、出願完了と思わないでください

検定料の支払いだけで、出願完了と思わないでくださいに向けて準備する高校生

2027年度の要項では、入学検定料は35,000円です。登録と支払いのあと、出願確認票や宛名ラベルなどを用意し、必要な書類を郵送します。受付の状況や受験票の確認も、要項の案内に従って行ってください。

郵送前は、氏名、生年月日、学科、書類の不足、写真や証明書、ページ数、署名等を確認します。本人だけでなく、可能であれば家族や高校の先生にも形式を確認してもらうと、単純な見落としを見つけやすくなります。ただし、文章の内容や活動の事実を、確認する人が勝手に補うことはしないでください。

学校で進める準備と、専門的な確認が役立つ部分を分けます

学校には、成績・履修・証明の確認を早めに相談します

基本的な情報収集、授業の学習、成績の維持、活動の整理、志望理由書の下書きは、自分や学校で進められます。特に調査書や履修科目は、高校の先生と確認する必要があります。外部の相談先が、学校の記録や大学の出願資格を本人に代わって確定できるわけではありません。

相談するときは、「推薦を受けたいです」だけでなく、受験年度、学科、要項の該当箇所、確認したい点を用意しましょう。例えば「この教科の学習成績の状況は、調査書上どのように記載されますか」「この活動の証明は誰に依頼できますか」と聞くと、必要な手続きを整理しやすくなります。

自分で進めます

公式情報を読む、経験を整理する、下書きを作る、時間を計って練習する作業です。

高校と確認します

評定、履修、調査書、活動の証明、学校内の発行期限です。

専門的な視点で点検します

学科の選考方法と提出内容の対応、追加質問への説明、準備の優先順位です。

添削や模擬面接では、直す理由まで確認します

学科ごとの選考方法に合わせた文章構成や、模擬面接での具体的な指摘、複数の出願条件の整理には、専門的な視点が役立ちます。ただし、「プロに見てもらえば合格する」と考えず、何を確認してもらうかを明確にしてください。合格の保証や、根拠のない可能性の数字だけで判断しないことが大切です。

例えば、添削で一文を変える提案があったら、何が伝わりにくかったのかを聞きます。模擬面接では、声の大きさだけでなく、質問への答えになっていたか、根拠が不足していなかったかを確認します。修正の理由を理解できれば、次の文章や別の質問にも自分で対応しやすくなります。

指導を受ける場合も、課題や書類は本人の経験と考えに基づいて作成します。物理学科のように相談等の記載を求める場合は、その指示に従ってください。完成した文章を渡されて暗記する方法では、口頭試問で自分の理解を説明する準備になりません。

落とし穴は、添削で整えた言葉を自分で説明できなくなることです

例えば、課題の表現だけを難しくすると、質問されたときに意味を説明できないことがあります。助言を受けた後は、変更した理由を本人が言葉にしてください。相談で分かった不足を自分で調べ直すことが、書類と口頭試問の両方の準備になります。

文理学部の総合型選抜で迷いやすい疑問を確認します

評定の基準がない学科なら、調査書を気にしなくてよいですか

そのようには考えないでください。評定の数値を出願条件として明記することと、調査書を選考資料として扱うことは別です。学科によって扱いは異なるため、共通の配点や一律の重要度を作ることはできません。希望学科の選考方法を読み、授業の学習も続けましょう。

例えば、数学や理科の説明を求められる試験では、教科書の内容を理解していることが準備の土台になります。評定の条件だけを確認して学習を止めるのではなく、筆記や口頭で使う知識までつなげて考えることが大切です。

面接は、志望理由を覚えておけば対応できますか

志望理由だけでは足りない学科があります。提出レポート、当日の論述、講義の内容、数学や理科の概念、プログラムの仕組みなどについて説明を求める選考があるためです。どの内容を聞かれる形式なのか、要項の説明に沿って準備してください。

最初に話す内容を整理することは有効ですが、暗記した順番でしか話せない状態は避けましょう。例えば、レポートの最後の結論から質問された場合でも、その理由や資料を説明できるように、内容のつながりを理解しておく必要があります。

実績がない場合は、別の学科を選ぶべきですか

まず、何の実績が必要なのかを確認します。社会学科や体育学科には活動等の条件がありますが、すべての学科が受賞実績を必須としているわけではありません。生命科学科で受賞等の資料を提出する扱いがあることも、受賞が全員の条件であることとは違います。

ただし、条件が少なく見える学科へ、学ぶ目的を考えずに移ることは勧められません。自分の関心、出願資格、提出課題、当日の選考の四つを照らし合わせて検討してください。満たせない条件がある場合は、その事実を先に把握し、利用できる方式を確認します。

2027年度の出願に、今から追加で申し込めますか

この記事の確認日である2026年10月18日時点では、紹介した総合型選抜の出願期間は終了しています。確認できた募集要項にない追加募集を、あるものとして案内することはできません。大学から新しい案内が出た場合は、その公式発表で確認してください。

次年度以降を目指す場合は、現行の条件を準備の参考にしながら、新年度の実施学科と要項を待ちます。今できることは、履修や資格、活動記録、学科への関心を整理することです。将来の日程や課題を、2027年度と同じだと決めつけないようにしましょう。

希望学科の条件を確認し、次に整える書類と練習を決めます

日本大学文理学部の総合型選抜は、学科ごとに準備の中心が異なります。最初に受験年度と実施学科を確認し、出願条件、証明書、課題、当日の試験を分けて整理してください。英語資格、数学や理科の履修、活動期間などは、直前の文章の工夫では補えない条件です。早い段階で確認することに意味があります。

次に、本人の経験を正確に振り返り、課題で求められた問いに答える下書きを作ります。書類ができたら終わりではなく、その内容を話す、時間内に書く、初めての資料を読むなど、学科が実施する方法で練習しましょう。できている部分と、根拠や説明が足りない部分を分けると、取り組む順番が決まります。

最初に行うこと

当該年度の公式要項を開き、希望学科の条件に印を付けます。

次に行うこと

証明できる資料と下書きをそろえ、未確認の項目を書き出します。

練習すること

書類と試験のつながりを確認し、学科ごとの方法で説明します。

マナビライトの受験相談は無料で、志望校が確定していない段階でも利用できます。相談後に入塾を決める必要はないと案内されています。相談する場合は、現在の成績や履修、資格、活動の記録をもとに、確認したいことを具体的にしておくと話を整理しやすくなります。

「条件は読めたけれど、自分の準備にどう置き換えるか分からない」と感じたら、成績表や履修科目、活動記録、書類の下書きを並べて整理しましょう。受験相談では、次の三つを相談内容にすると、確認したい点が具体的になります。

  • 希望学科の出願条件と、大学や高校へ追加で確認する項目
  • 書類に使う経験と、説明を補う必要がある根拠
  • 受験年度に向けて、資格・課題・筆記・面接を準備する順番

出願資格の最終的な扱いは大学の公式案内と問い合わせで、高校の証明書や履修は在籍高校で確認してください。相談で整理した準備計画も、新年度の要項や本人の状況に合わせて更新していきましょう。

学科の説明も確認したい方は、大学公式の総合型選抜説明動画を参考にできます。動画のない学科もあるため、掲載一覧と募集要項を合わせて確認してください。

指導内容を文章で確認したい方は、資料請求の案内で確認できます。

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