「駒澤大学のグローバル・メディア・スタディーズ学部を推薦で目指したいけれど、総合評価型と特性評価型の違いが分からない」「英語資格がないと出願できないのか」。最初に押さえたいのは、同じ学部でも、評定の条件や当日の試験が大きく違うことです。特性評価型には、資格や活動を生かすA方式に加え、当日調べた情報を発表するB方式があります。
この記事では、2027年度の公式選抜要項や所定用紙をもとに、グローバル・メディア学科の自己推薦選抜を整理します。出願資格、必要書類、日程、配点を確かめたうえで、自己推薦書、小論文、面接・口頭試問、発表の準備を具体的に説明します。例えば、B方式は事前に作品を完成させて持参する試験ではなく、試験当日に示されるテーマを調べて資料を作ります。
確認日は2026年10月18日です。2027年度の出願は両型とも終了しているため、出願済みの方は受験・結果通知・手続の確認に、これから目指す方は次年度に向けた準備に役立ててください。自分の評定や経験をどの方式で説明し、何から練習すればよいかを、公式条件と練習方法を分けて考えられる構成です。

駒澤大学 GMS学部の推薦、何から始める?
駒澤大学の自己推薦選抜は、総合評価型と特性評価型A・Bを分けて選びます

学校の推薦状がなくても、成績や書類の条件はあります
「推薦」という言葉から、学校長の推薦書が必要だと思うかもしれません。駒澤大学の自己推薦選抜は学校からの推薦状を必要としない選抜です。ただし、高校が作成する調査書は必要で、出願できる成績や卒業時期も決まっています。自分だけですべての準備を終えられる制度ではありません。
本記事の対象は、グローバル・メディア・スタディーズ学部グローバル・メディア学科の自己推薦選抜です。以下では学部名を「GMS学部」と短く表すことがあります。指定校推薦やスポーツ推薦、国際型選抜の条件を、そのまま自己推薦選抜に当てはめないようにしましょう。
例えば、知人から「面接だけだった」と聞いても、その人が受けた年度や方式が違えば参考にできる範囲は限られます。正式名称、年度、学科を確認してから情報を読みます。2027年度の総合評価型には小論文があり、特性評価型B方式には当日の発表資料作成があります。
総合評価型は学習と当日の論述、A方式は資格・実績、B方式は情報活用を見ます
総合評価型は、書類審査、小論文、面接・口頭試問を組み合わせます。特性評価型A方式は、所定の資格や活動実績を出願条件とし、書類審査と面接・口頭試問で選考します。特性評価型B方式は、書類審査に加えて、当日の資料作成、発表、質疑応答が中心です。
B方式にも評定条件と書類審査があります。「資格が不要だから、何も準備しなくてよい」という理解ではありません。情報を探し、内容を理解し、根拠を示して自分の考えを伝える練習が必要です。検索が速いことと、問いに答えられることは別の力です。
総合評価型
評定条件を確認し、自己推薦書・60分の小論文・対面の面接を準備します。
特性評価型A方式
全体評定と指定資格・活動実績を確認し、証明書類とオンライン面接を準備します。
特性評価型B方式
全体評定を確認し、90分の資料作成と約10分の発表、質疑応答を練習します。
募集人員を「受かりやすさ」に置き換えません
2027年度の募集人員は、総合評価型が34名、特性評価型が20名です。特性評価型の20名はA方式とB方式を合わせた人数で、各方式20名ではありません。人数の読み違いは、制度の比較そのものを変えてしまいます。
募集人員だけから、必要な資格の高さや合格の可能性は計算できません。志願者数、受験者数、合格者数は別の数字です。まず自分が資格を満たすか、その方式で求められる表現を準備できるかを確認します。出典のない倍率や合格最低点を準備の目標にしないでください。
条件や作成方法の確認は、駒澤大学・自己推薦選抜(総合評価型)の公式案内で行えます。
条件や作成方法の確認は、駒澤大学・自己推薦選抜(特性評価型)の公式案内で行えます。
GMS学部の学びは、英語・情報・メディアを社会の問いにつなげます
「英語が好き」「動画が好き」から、何を知りたいかへ進みます
GMS学部は、実用的な英語、コンピューターや情報を扱う力、情報を読み取り発信する力を学びの基礎に置いています。そのうえで、社会科学を中心に、人文科学や情報科学にも広がる学びを用意しています。語学だけ、映像制作だけという説明では学部の特徴を十分に捉えられません。
例えば、外国の動画を見ることが好きなら、どの国のどんな情報に触れ、表現や受け取られ方の違いに何を感じたかを考えます。「英語で交流したい」から一歩進み、言葉や文化が違う相手に、誤解なく情報を届けるには何が必要かという問いにできます。
動画制作が好きなら、編集技術だけでなく、誰に向けて、何のために作り、受け手の理解をどう確かめるかを考えます。再生回数を増やすことと、正しく伝わることが一致するとは限りません。そこに情報や社会について学ぶ理由が生まれます。
求める学生像には、高校の英語と情報の学習も含まれます
2027年4月入学者用の教育方針では、高校の学習を幅広く身につけ、特に英語と情報について大学で学ぶための知識や技能を持つことを求めています。活動の見栄えだけを整えて、授業の学習を後回しにする準備は合いません。
また、社会の課題への関心、筋道立てて考え伝える力、多様な人々と協力する力も示されています。例えば、部活動で意見が合わなかった経験を振り返るときは、相手を説得したことだけでなく、相手の事情を聞いて計画をどう変えたかまで説明できます。
求める学生像の言葉を自己推薦書に貼り付けるだけでは、本人の姿が見えません。「協力する力があります」と書く前に、自分が何を担当し、相手の意見をどう扱い、結果から何を学んだかを確認します。言葉を覚えるより、経験に置き換えることが大切です。
英語から考える問い
異なる言葉や文化の人に、情報がどのように届くかを考えます。
情報から考える問い
数字や検索結果の根拠を確認し、目的に合う情報を選びます。
メディアから考える問い
誰が何を伝え、受け手がどう理解するかを調べます。
幅広く学べることと、何でも自由に学べることを混同しません
学部の教育方針は、幅広い分野を学びながら、自分の中心となる専門分野を選び、関連する分野にも学びを広げる考え方です。「まだ何も決まっていないので、いろいろ学びたい」だけでなく、出発点となる関心を一つ置きましょう。
例えば、地域の情報発信に関心があるなら、情報の内容、使う媒体、受け手の違い、運営の仕組みを分けて考えられます。すべてを同じ深さで研究する計画にせず、まず何を理解し、次にどの知識を組み合わせるかを説明します。
授業名や演習の担当教員を挙げる場合は、公式の教育課程や授業案内で確かめます。教員の名前が多いほど志望理由が深くなるわけではありません。その学びによって、自分の問いをどう調べられるようになりたいかを示しましょう。
条件や作成方法の確認は、駒澤大学・GMS学部の教育方針(2027年4月入学者用ページ掲載)で行えます。
駒澤大学 GMS学部の推薦、何から始める?
自己推薦選抜(総合評価型)の出願資格は、二つの評定条件を正確に読みます
全体4.0以上、または全体3.8以上と英語4.3以上です

2027年度GMS学部の総合評価型は、全体の学習成績の状況が4.0以上、または全体が3.8以上で外国語(英語)が4.3以上という条件です。二つ目は全体と英語の両方を満たす必要があります。英語だけ4.3以上でも出願条件を満たしたことにはなりません。
反対に、全体4.0以上の条件に当てはまる場合に、二つ目の英語4.3以上をさらに足す読み方もしません。要項の「または」と「かつ」に当たる関係を、一枚の確認表に書き分けます。通知表の印象ではなく、調査書に記載される成績で高校に確認してください。
評定の対象は卒業年次の1学期、または前期までです。2026年度内の卒業者は卒業時までの成績を用います。自分で都合のよい学期や教科だけを選んで平均を出さないことが重要です。転校などで成績の扱いが分からない場合も、高校に相談します。
国内高校の卒業時期と専願の条件も必要です

対象は、日本国内の高等学校を2027年3月に卒業見込みの人で、2026年4月1日から2027年3月31日までの卒業者を含みます。評定を満たしていても、この卒業時期などの共通条件から外れる場合は、同じ資格で出願できるとは判断しません。
大学で学ぶ強い意欲と、学科が求める学生像への理解も必要です。また、駒澤大学を専願とし、合格後は入学することが条件です。合格した後に、ほかの結果を見て入学するか決めるという前提で出願しないでください。
例えば、保護者が学費や通学を心配している場合は、書類完成後ではなく、出願を決める段階で話し合います。支払いの時期、通学や住まい、大学での学習内容を共有しておくと、入学する意思を現実の準備と結びつけられます。
評定の確認経路1
全体の学習成績の状況4.0以上かを、調査書の基準で確認します。
評定の確認経路2
全体3.8以上と外国語(英語)4.3以上の両方を確認します。
共通条件
国内高校の卒業時期、学ぶ意思、専願・合格後の入学を確認します。
落とし穴:英語資格で評定条件を置き換えてしまいます
総合評価型の評定条件と、特性評価型A方式の英語資格条件は別です。英語検定の成績があるから総合評価型の評定条件を補える、という扱いは要項に示されていません。出願する型の条件を最初から最後まで一続きで読みましょう。
高校が2学期制で、前期成績を反映した調査書を期間内に提出できないなど、本人の責任によらない事情がある場合は、出願前に入学センターへ相談する案内があります。古い調査書でよいと自分で判断せず、必要な確認を早く行います。
出願条件を満たしたことは、書類や当日の試験で十分に評価されたこととは違います。評定を確認したら、自己推薦書の内容、小論文の読解、面接で説明する力へ準備を進めます。条件確認に安心して、次の練習を止めないようにしてください。
出願資格と評定は、自己判断から学校の記録へ進めます
自分でできること
要項の条件を型・方式別に書き出し、通知表や資格証明と照合できます。ただし、自分の平均計算では調査書の値を確定できません。どちらの評定条件に当てはまるか迷ったら、該当ページを高校へ持参します。
学校の先生に頼めること
調査書に載る全体・英語の成績、卒業時期、発行予定を確認できます。ただし、例外的な資格の可否を学校だけで決定することはできません。成績の記載時期などに事情があれば、大学への事前相談につなげます。
プロに頼ったほうがよいこと
条件を満たす候補と、現在の答案や経験から必要な準備を整理できます。方式ごとの負担を比べられないときが相談の目安です。ただし、資格の最終判断や成績の証明はできないため、不明点は大学・高校へ戻します。
自己推薦選抜(総合評価型)の日程と配点を、準備の順番に変えます
2027年度の出願は9月、試験は10月18日です
2027年度のネット出願登録は2026年9月21日から9月30日15時まで、書類郵送は9月21日から9月30日までの消印有効です。画面の登録と書類の郵送は別の作業です。登録を済ませただけでは、大学へ必要書類が届くわけではありません。
試験日は2026年10月18日です。GMS学部は駒沢キャンパスで対面受験し、小論文は10時から11時までの60分、面接・口頭試問は12時から実施します。受験票や大学からの案内に沿って、集合場所や当日の動きを確認します。
本記事の確認日である2026年10月18日には、出願期間は終了しています。まだ出願していない方に、これから2027年度の総合評価型へ申し込めるという案内ではありません。次年度受験者は、日付をそのまま使わず、新しい年度の要項で確かめ直してください。
書類50点、小論文100点、面接・口頭試問100点です
GMS学部の総合評価型は、書類審査50点、小論文100点、面接・口頭試問100点の合計250点です。書類より当日の配点が大きい一方、書類を軽く扱ってよいという意味ではありません。書類で述べた経験や学習計画は、話す準備にもつながります。
要項には、各選考方法に基準点を設ける場合があると記されています。合計点だけを自己流で予想し、「小論文が弱くても面接で必ず補える」と判断しないでください。基準点の具体的な数字が確認できない場合は、数字を作らず各試験を準備します。
例えば、話すことが得意でも、設問を読み違えて小論文を書くと別の弱さが残ります。反対に、文章が書けても、自分の経験を質問に合わせて説明できなければ面接の準備が不足します。書く練習と話す練習を一方だけに寄せないことが重要です。
9月の出願
登録期限は9月30日15時、郵送は同日消印有効です。学校書類を先に依頼します。
10月18日の試験
60分の小論文と面接・口頭試問です。対面で受験します。
11月以降の手続
11月6日10時の発表を確認し、合格時は指定の二段階の手続に進みます。
結果確認と入学手続まで予定に入れます
合格発表は2026年11月6日10時です。一次手続の締切は11月20日、二次手続は2027年2月5日10時から3月5日までです。入学登録料や授業料等の支払い、必要な登録・書類については、合格者への手続案内を確認します。
受験が終わった日を予定表の最後にしないでください。例えば、結果を確認する人、支払いを担当する人、書類を用意する人が別なら、期限と連絡方法を共有します。費用は最新の公式案内で確認し、金額だけでなく支払方法や期限を記録します。
試験当日の手応えだけで合否を確定したように考えるのも避けます。正式な結果を確認し、通知に書かれた手続に従うことが必要です。学校への報告も含め、受験後に行うことを先に書いておくと、確認漏れを減らせます。
条件や作成方法の確認は、駒澤大学・2027年度自己推薦選抜要項で行えます。
総合評価型の提出書類は、本人の文章と高校の証明を分けて準備します
志願票・調査書・自己推薦書を軸に確認します
総合評価型の基本書類は、入学志願票、調査書、所定の自己推薦書です。入学志願票はネット出願登録と入学検定料の支払い後に印刷します。自己推薦書だけを先に完成させても、ほかの書類や登録が残っていれば出願は完了しません。
調査書は、高校長が発行し厳封したものを1通提出します。本人が封を開けると無効になる指定です。受け取った後に中身を見たい場合でも、封を開けず、高校へ記載内容の確認方法を相談してください。
日本国内に住む外国籍の方には、国籍、在留資格、在留期間が記載された住民票などの指定があります。在留資格「留学」で在学する予定の場合は、追加書類の案内もあります。全員共通の一覧だけを見て、該当者向けの欄を飛ばさないようにします。
自己推薦書は自筆で、所定の表紙と提出方法を守ります
所定の自己推薦書は本人が自筆で記入します。用紙にはボールペンで記入する指示もあります。下書きを画面で整えることと、提出用の作成方法は分けてください。書きやすい独自書式に置き換えず、大学が指定する用紙を使います。
表紙に必要事項を記入し、左上をホチキスで留めます。例えば、本文に熱心に取り組んでも、選抜方式の丸印や学部・学科名、氏名の記入を忘れることがあります。文章の推敲と、用紙の記入確認を別の日に行うと見落としを減らせます。
清書は、内容を決める作業と分けて時間を確保します。何度も書き直すと、最後に文字が小さくなったり、書き間違いを急いで直したりしやすくなります。読みやすさを保ち、指定の修正方法がある場合は、その指示に従いましょう。
高校へ依頼
調査書の発行日程と厳封の扱いを確認します。本人が開封しません。
本人が作成
志願票と所定の自己推薦書を準備し、年度・学科・記入方法を照合します。
該当者が追加
国籍や在留資格に応じた書類を、要項の追加欄で確認します。
推薦状が不要でも、高校へ相談することはあります
推薦状がないため、進路の先生に何も伝えず準備できると思いがちです。しかし、調査書の発行や成績確認には高校との連携が必要です。自己推薦書に書いた活動の事実を確認してもらうことも、内容の正確さを高めます。
高校へ相談するときは、「駒澤の推薦です」だけでなく、年度、学部、学科、総合評価型という名称を伝えます。特性評価型と混ざると、不要な資料を探したり、必要な手続を見落としたりする原因になります。
書類を提出したら、本人作成部分の控えを保存します。面接練習では、提出した版を使ってください。提出後に下書きを大きく変更し、その文章だけで練習すると、大学が読む書類と説明が合わなくなることがあります。
提出書類は、下書きと学校の証明を並行して進めます
自分でできること
提出一覧、印刷用紙、本人記入欄、控えをそろえ、受け取り日を管理できます。ただし、厳封調査書を開けて確認することはできません。本人が確認できない記載事項は、発行依頼時に先生へ尋ねます。
学校の先生に頼めること
調査書の発行や活動の事実確認、原本証明の手続を頼めます。ただし、先生が本人の登録・納付・郵送まで管理する前提にはできません。校内期限が分かったら、本人の予定表にも書き込みます。
プロに頼ったほうがよいこと
自己推薦書と個人調書、証明資料の説明が一致するか点検できます。書類ごとに担当や成果の書き方が変わった場合が相談の目安です。ただし、証明書の発行や大学が定める提出方法の変更はできません。
総合評価型の小論文は、60分で問いに答える練習から始めます
知っている話題でも、設問を先に分解します
総合評価型のGMS学部では60分の小論文を行います。ただし、時間だけを見て、好きな社会問題を自由に論じる試験だと決めつけないでください。本番は提示された文章や設問の指示に答える必要があります。ここで紹介する方法は練習例で、出題内容の予告ではありません。
練習では、まず「何について」「何を求められているか」「どの条件を守るか」を確認します。要約、説明、比較、意見の提示は別の作業です。例えば、理由を二つ説明する問いに、自分の賛否だけを書くと、話題は合っていても答えが足りません。
設問の重要な言葉を下書きに残し、書き終わる前に戻って確認します。自分の経験やニュースの知識を入れるときも、その情報が問いに答えるために必要かを判断します。詳しい知識があっても、関係の薄い話を増やすと文章の中心が見えにくくなります。
結論・理由・具体例・条件をつなげます
意見を述べる課題の練習では、結論、理由、具体例、反対の見方や限界、結論の順で考える方法があります。すべての課題に同じ型を押し付けるのではなく、求められる説明に合わせて順番や分量を変えます。
例えば、学校の連絡をすべて電子化する案を考えるなら、便利さだけでなく、端末を使いにくい人、通信障害、情報を見逃す場面も検討できます。そのうえで、誰にどの方法を残すかまで述べると、単純な賛否より条件のある考え方になります。
例を入れた後は、その例がなぜ結論の根拠になるかを説明します。「実際にこのようなことがあります」で止めず、例から分かることと、まだ分からないことを分けます。一つの経験だけから、すべての人に当てはまると広げない姿勢が大切です。
最初の確認
設問の作業と条件を分け、何に答える文章かを決めます。
書く前の整理
結論と理由を短く書き、例が根拠として働くかを確かめます。
最後の確認
問いへの回答、話のつながり、言葉の誤りを順番に点検します。
時間配分は、実際に書いた記録から直します
60分練習の出発点として、読む・考える時間、書く時間、見直す時間を分けます。例えば、最初に10分で課題を読み、5分で構成を考え、35分で書き、残り10分で確認する配分を試せます。これは練習上の提案で、大学が指定した内訳ではありません。
文章量や資料の長さによって、必要な配分は変わります。書き終わらなかった場合は、単に筆記速度を上げる前に、調べるように考え続けていないか、例を増やしすぎていないかを見直します。どの段階で時間を使ったかが分かれば、修正しやすくなります。
見直しでは、誤字だけでなく、主語と述語、指示語が指す内容、結論と理由の関係を確認します。特に「これ」「それ」を使いすぎると、何を説明しているかが曖昧になります。自分の文章を初めて読む人のつもりで読み返してください。
添削では、良かった表現より「答えの不足」を先に見ます
小論文を見てもらうときは、「文章をきれいにしてください」だけでなく、設問に答えているか、理由は十分か、具体例は適切かを確認してもらいます。表現を整える前に、必要な説明が抜けていないかを見る方が、修正の方向が明確になります。
例えば、便利だから導入すべきという文章なら、誰にとって便利か、費用や不利益はどう扱うか、代わりの方法はないかを問い直します。こうした問いに答えてから文章を短くすると、内容のない言い換えを繰り返さずに済みます。
一度添削を受けた文章は、指摘された場所だけを直すのではなく、構成から書き直す練習も行います。別のテーマでも同じ弱さが出るかを見て、読解、理由、例、時間配分のどこを次に改善するかを一つ決めましょう。
小論文は、答案と設問を一緒に見てもらいます
自分でできること
60分で書き、設問の要求に答えた箇所を答案に印付けできます。ただし、書き手には説明不足が見えにくいものです。書き直しても理由が同じ一文の繰り返しになるなら、設問と答案を先生へ渡します。
学校の先生に頼めること
国語の読解、文のつながり、主張を支える理由を確認してもらえます。ただし、授業や校務の中では毎回の時間制限練習まで難しい場合があります。添削の機会が足りず、同じ誤りが続くなら専門的な点検を考えます。
プロに頼ったほうがよいこと
設問の読み違い、根拠の不足、時間配分を分けて改善課題にできます。文章は整ったのに問いから外れる場合に役立ちます。ただし、合格点や出題テーマは保証できません。助言後は別の課題で本人が再現できるか確かめます。
総合評価型の面接・口頭試問は、志望理由と学ぶ力を言葉で確かめます
自己紹介の暗記だけで終わらせません
面接・口頭試問は、用意した自己紹介を上手に言うだけの場ではありません。提出書類の内容、学びたいこと、考えの理由を、質問に合わせて説明できるようにします。実際の質問をすべて予想することはできないため、内容の理解を土台に準備します。
練習用の問いとして、「なぜこの学部なのか」「その関心を持ったきっかけは何か」「入学後に何を調べたいか」「活動で自分が担当したことは何か」が考えられます。これらは出題を保証するものではなく、自分の文章を説明できるかを点検するための問いです。
例えば、「情報を正しく伝えたい」と書いたなら、誰から誰へ、どんな情報を、どの場面で伝えるのかを説明します。言葉を広くしておくと一見立派に見えますが、質問されると具体的な内容が出ないことがあります。
出願条件と準備の優先順位を早めに確認したい方へ
受験相談では、今の学年や活動状況から、最初に確認する条件と今週始める準備を整理できます。
- 出願できる方式と未確認の条件
- 評定・活動・書類のうち先に動く項目
- 志望学部に合わせた準備の順番
総合評価型の評定条件を確認したら、小論文と面接で現在どこに課題があるかを整理します。特性評価型も検討する場合は、資格や活動の資料を並べ、学校・大学への確認事項と練習の優先順位を分けましょう。
口頭で考える練習は、短い文章の説明からできます
毎日のニュースや授業で読んだ文章を、一分程度で説明してみます。最初に要点を述べ、理由や背景を補い、分からない点を最後に残します。長く話す練習より、相手が内容を追える順番で話す練習を優先しましょう。
例えば、ある調査の結果を紹介するときは、調べた人、対象、時期、結果を区別します。数字だけを言っても、何についての数字かが伝わらなければ説明になりません。資料にない原因を、自分の推測と区別せず話さないことも大切です。
知らないことを聞かれた場合の練習も行います。知っているふりをして広げるのではなく、分かる範囲を述べ、どの情報があれば判断できるかを考えます。言葉が止まった箇所は、暗記不足ではなく理解が曖昧な場所かもしれません。
経験を説明
自分の担当、工夫、結果、学んだことを分けて話します。
学びを説明
関心のある問いと、大学で必要な知識を結びつけます。
理由を説明
結論だけでなく、根拠と条件、分からない点を示します。
面接練習の記録には、次の改善を一つ残します
練習後に「緊張した」で終わると、次に何を変えるかが分かりません。質問、答えた要点、長くなった部分、根拠が抜けた部分を記録します。録音する場合は練習相手の同意を得て、自分の練習に限って扱います。
例えば、志望理由が長い場合は、最初の一文で何を学びたいかを伝え、その後に経験を補う形へ直せます。質問とずれた場合は、聞かれた言葉を短く確認してから答える練習をします。声の大きさだけを直しても、内容のずれは解消しません。
対面での練習では、入退室や姿勢も確認します。ただし、礼儀の練習だけで時間を使い切らないようにしてください。学科の理解、書類の内容、理由を説明する力を、落ち着いて伝えるための土台として基本動作を整えます。
面接・口頭試問は、答えを覚える前に質問とのずれを見ます
自分でできること
提出した文章を読み、経験と志望理由を録音して確認できます。ただし、自分の想定した質問だけでは弱点が隠れます。言い方を変えられると答えが止まる場合は、先生に追加質問を頼みます。
学校の先生に頼めること
対面での基本動作や説明の分かりやすさ、活動の事実を点検してもらえます。ただし、本人をよく知る相手には背景説明の不足が伝わりにくい場合があります。初見の相手にも通じるか確かめたいときは専門家へ相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
GMS学部で学ぶ理由を問い返し、回答のどこに根拠や条件が足りないか示せます。模擬面接後に直す点が曖昧な場合が目安です。ただし、実際の質問を断定したり答えを代作したりせず、本人が説明を組み直します。
自己推薦選抜(特性評価型)A方式は、評定3.2以上と資格・活動条件を満たします
英語資格だけでなく、情報分野や活動実績にも条件があります
2027年度の特性評価型A方式は、卒業年次の1学期または前期までの全体の学習成績の状況3.2以上が必要です。2026年度内卒業者は卒業時までです。そのうえで、指定技能試験、学術・芸術・文化の優れた能力、社会活動の顕著な業績のいずれかの条件に当てはまる必要があります。
「英語が得意な人だけの方式」と考えると、情報分野の資格などを見落とします。一方、何らかの活動をしていればすべて対象になるわけでもありません。活動の種類、成果の水準、本人の関与を、要項の条件と照らし合わせてください。
共通条件は総合評価型と同様に、所定の国内高校の卒業時期、大学で学ぶ強い意欲、学科の方針の理解、専願・合格後の入学です。A方式で用いる実績は高校在学中のものが対象です。中学校時代の実績だけで条件を満たすと判断しないようにします。
英語の指定試験は、級・点数・試験形式まで照合します
A方式の英語関係の条件には、ケンブリッジ英語検定140以上、実用英語技能検定1950以上、GTEC930以上、IELTS4.0以上、TEAP225以上、TOEFL iBTの所定スコア、TOEIC L&R550以上が挙げられています。名称と数字だけでは足りず、下記の形式条件も一緒に確認します。
英検は従来型、S-CBT、S-Interviewが利用でき、準2級プラスもスコアの対象です。GTECはCBTタイプ、または検定版のAdvancedです。IELTSはAcademic Moduleの総合スコア、TEAPは4技能を用います。別形式の試験結果を同じ数字だから使えると考えないでください。
TOEFL iBTは、2026年1月20日以前受験の0〜120スコアでは42以上、1月21日以降受験の1〜6スコアでは3以上です。Home Editionの成績も利用できます。TOEIC L&Rは公開テストとIPテストのいずれも可です。尺度が違う数字を自分で換算して判断しないようにします。
英語資格の確認
試験名、点数、技能数、試験形式、受験時期、証明書をまとめて照合します。
情報・数学資格の確認
指定された試験と級・部門に一致するかを確認します。
活動による確認
条件の水準と本人の活動を説明し、証明できる資料をそろえます。
数学・情報の指定資格にも、対象となる試験が決まっています
数学では実用数学技能検定準1級以上が挙げられています。情報分野では、IPAの基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、ITパスポート試験の合格が対象です。また、全商の情報処理検定試験1級は、ビジネス情報部門、プログラミング部門が示されています。
似た名前の資格を、同じ種類だから使えると置き換えないでください。例えば、民間のパソコン操作資格を持っている場合でも、それがこの一覧の条件を満たすかは別です。試験の主催団体、正式名称、級、部門を合格証明書で確かめます。
資格は出願条件を確認する材料であり、大学で何を学びたいかを説明する代わりにはなりません。情報資格を学ぶ中で、どの仕組みや社会的な問題に関心を持ったか、さらに何を理解したいかを自己推薦書や面接へつなげます。
活動の条件は、参加経験だけで読み替えません
学術・芸術・文化の分野では、特に優れた能力を全国大会レベルで発揮していることが条件です。社会活動では、国際交流やボランティア活動などで顕著な業績を修めていることが示されています。単に参加したことと、条件に当てはまる成果を挙げたことは区別します。
例えば、団体で受賞した場合は、受賞内容だけでなく、本人がその団体に所属していた証明も必要です。自分が担った役割や活動期間を説明できるようにします。団体の成果全体を、自分一人の実績として書かないことが重要です。
活動が条件に当てはまるか判断が難しい場合は、出願前に大学の入学センターへ、活動名、期間、結果、証明可能な資料を整理して確認します。「ボランティアをしたので大丈夫ですか」という質問より、具体的な事実を伝える方が確認しやすくなります。
A方式の資格対策は、取得と学びの説明を分けます
自分でできること
受験形式、点数、証明書の種類、発行日を一覧にし、授業と資格学習を続けられます。ただし、似た試験名の読み替えはできません。形式や書類が要項と一致しなければ、高校と大学へ確認します。
学校の先生に頼めること
学習計画や成績との両立、原本の確認を相談できます。ただし、学校外の試験の証明発行日までは把握していない場合があります。発行元の案内は本人が調べ、大学の指定と一緒に示します。
プロに頼ったほうがよいこと
資格学習から得た疑問を、学部の学びや面接の説明につなげる支援を頼めます。点数の紹介だけで志望理由が止まるときが目安です。ただし、指定点数の免除や資格による未公表の加点は約束できません。
特性評価型A方式の書類と面接は、証明と説明を一続きで整えます
個人調書と資格証明は、自己推薦書とは別の書類です
A方式では、志願票、厳封された調査書、本人自筆の個人調書、出願資格を証明する書類、本人自筆の自己推薦書、オンライン受験に関する承諾書を準備します。該当者には住民票などの追加資料があります。自己推薦書に資格を書いたから証明書が不要になるわけではありません。
出願資格を証明する書類は、個人調書の2枚目以降に添付し、左上をホチキスで留める指定です。写しを使う場合は、所定の証明書添付用紙に、高校の先生による原本証明を受けます。学校長、担任、顧問などに確認する時間を予定に含めてください。
英検の証明書は、合格証書、合格証明書、CSEスコア証明書のいずれかです。個人成績表は不可という指定があります。デジタル証明書のプレビュー画面の印刷は利用できますが、手元の画面を何でも印刷すればよいと考えず、書類の種類を確認しましょう。
書類100点と面接・口頭試問100点です
A方式は、出願書類100点、面接・口頭試問100点の合計200点です。GMS学部に、文学部英米文学科や経済学部で指定される事前課題を加えて準備しないでください。方式名が同じでも、学部によって提出内容が異なります。
最初の書類審査に合格した人が、所定の二次受験の手続を経て面接・口頭試問へ進みます。資格の基準を満たしただけで、二次試験へ自動的に進める制度ではありません。資格の事実と、その学習を大学へどうつなげるかを両方整えます。
例えば、英語資格を使うなら、取得までの勉強方法だけでなく、英語で情報を得る中で気づいた社会の問題を説明できます。情報資格を使うなら、仕組みを知ったことで、個人情報や情報の届け方について何を考えたかを振り返れます。
証明する内容
資格の正式名称、成績、取得時期、活動の結果を資料で確かめます。
文章にする内容
経験から何を学び、なぜGMS学部で続けて学ぶのかを示します。
面接で伝える内容
提出した事実を、質問に合わせて具体的に説明します。
活動説明は、結果だけでなく判断の過程を話します
活動の説明を準備するときは、状況、自分の担当、困ったこと、考えた選択肢、行ったこと、結果、次の課題に分けます。これは大学の採点項目ではなく、本人の経験を正確に説明するための整理方法です。
例えば、学校の広報を担当したなら、何を発信したかだけでなく、受け手の立場をどう考えたか、写真や文章の許可をどう確認したか、伝わり方をどう確かめたかを整理できます。目立つ成果だけでなく、判断の理由が話せることが大切です。
失敗を隠す必要はありませんが、反省の言葉だけで終わらせないようにします。「もっと頑張ればよかった」ではなく、情報の確認が遅れた、役割の共有が足りなかったなど、原因を具体化します。その経験を大学での学習へどう生かすかまで考えましょう。
活動報告は、本人の担当と証明できる成果をそろえます
自分でできること
活動日、担当、判断、結果を記録し、証明資料と対応させられます。ただし、団体全体の成果を自分の成果と区別しにくい場合があります。役割の表現に迷ったら、活動を知る先生に確認します。
学校の先生に頼めること
所属、担当、活動期間や結果の事実確認を頼めます。ただし、活動が大学の出願資格の水準に当たるかは学校だけでは決められません。条件への該当性は資料をそろえて大学へ問い合わせます。
プロに頼ったほうがよいこと
個人調書、長所の欄、面接で伝える行動の整合を点検できます。実績は書けても本人の工夫が見えない場合が相談の目安です。ただし、成果を増やすことや記録のない数字を補うことはできません。
自己推薦選抜(特性評価型)B方式は、資格証明なしでも書類と実技の準備が必要です
全体評定3.2以上が必要で、A方式の資格条件は加えません
2027年度のB方式は、卒業年次1学期または前期までの全体の学習成績の状況3.2以上が条件です。2026年度内卒業者は卒業時までの成績です。A方式にある指定技能試験や活動実績の条件を、B方式へそのまま足す読み方はしません。
もちろん、所定の国内高校の卒業時期、学ぶ意欲、学科の方針の理解、専願・合格後の入学という共通条件はあります。「資格不要」という一言だけで、誰でも出願できると捉えないでください。自分の卒業予定と調査書を確認します。
A方式とB方式の両方には出願できず、どちらか一つを選びます。B方式を考える場合は、資格の有無だけで決めず、限られた時間で情報を集め、資料にまとめ、説明する練習を実際に行ってみることが大切です。
個人調書と資格証明は不要ですが、自己推薦書は必要です
B方式では個人調書と出願資格を証明する書類が提出不要です。一方で、志願票、調査書、自己推薦書、オンライン受験に関する承諾書は必要です。該当者向けの追加書類も確認します。A方式の一覧から、不要なものだけを正確に除いて考えます。
書類審査100点、発表100点の合計200点です。発表の中には質疑応答も含む実施が案内されていますが、細かな点数の内訳を独自に作りません。書類審査を通過したうえで二次試験へ進むため、当日の検索や発表だけに準備を絞らないでください。
例えば、自己推薦書が「資格がないのでB方式を選びました」という説明だけでは、GMS学部で学ぶ理由が残ります。情報を調べる中でどんな問いを持ち、学部の学びをどう使いたいかを、本人の経験から具体化します。
B方式の資格
全体の学習成績の状況3.2以上と共通条件を確認します。
B方式の書類
個人調書と資格証明は不要です。自己推薦書や調査書は必要です。
B方式の試験
当日テーマに沿って90分で資料を作り、発表と質疑応答に進みます。
当日検索できるからこそ、普段の読み方が表れます
大学のB方式の受験アドバイスは、その場で必要な情報を探し、自分の知識と組み合わせ、活用する力を重視しています。暗記した知識を出すだけの準備では、設問が変わったときに対応しにくくなります。
検索を使えることは、調べた内容を理解しなくてよいという意味ではありません。例えば、記事の見出しだけを資料に並べても、質問で「その数字の対象は誰ですか」と聞かれたときに説明できなければ、理解が足りないことが分かります。
普段から、情報の発信者、調査の時期、対象、根拠、別の見方を確認します。その習慣が、当日の短い時間の判断を支えます。使い慣れた資料作成ソフトと、根拠を確かめる読み方を、早い時期から並行して育てましょう。
条件や作成方法の確認は、駒澤大学・GMS学部B方式受験アドバイス・過去問題(2027年度案内掲載)で行えます。
特性評価型の日程は、一次合格後の支払いと接続確認も含めて管理します
9月の出願、10月3日の一次結果、10月17日の二次試験です
2027年度特性評価型のネット出願登録は、2026年9月7日から9月11日15時までです。書類郵送は同期間で、9月11日の消印有効です。総合評価型より早い日程なので、両型を比較する段階で出願期限を分けて書いておきます。
一次試験の合格発表は10月3日10時です。一次合格者の二次受験料の支払い期間は10月5日から10月9日までです。一次合格を確認して安心し、その後の支払いを忘れると、予定どおり二次試験へ進めません。マイページと受験票の案内を確認します。
GMS学部の二次試験は10月17日です。A方式は13時30分からオンライン面接・口頭試問、B方式は10時から11時30分まで資料作成、13時30分から発表・質疑応答です。個人の開始時刻は大学からのメールで確認します。
本記事確認日の10月18日には、特性評価型の本試験日を過ぎています。出願済みの方は、大学からの個別連絡や結果発表の案内を確認してください。総合評価型の試験日と混同せず、自分が出願した型・方式の通知を確認します。
オンラインの事前接続チェックは10月6日から13日です
2027年度のオンライン実施要項では、特性評価型の事前接続チェック期間は10月6日から10月13日までです。当日使用する機器と通信環境で行う指定があります。学校で確認した後に、自宅の別の機器で本番を受けるような変更は慎重に扱います。
例えば、普段は動画が見られる回線でも、面接に使うカメラやマイクが正しく動くとは限りません。画面への接続、音声の入出力、ブラウザーの設定を、案内された方法で確認します。単に通信速度だけを測って、接続確認の代わりにしないようにしてください。
メールが届かない場合や接続エラーが解消しない場合は、実施要項に記載された連絡先へ確認します。届いていないことを試験直前まで放置せず、迷惑メール欄や受信設定も含めて点検することが大切です。
一次選考の後
10月3日の結果と10月5〜9日の二次受験手続を確認します。
接続確認
10月6〜13日に、本番と同じ機器・回線で確認します。
二次試験の後
11月6日の結果と入学手続、必要な場合の個別連絡を確認します。
予備日は、希望すれば受け直せる日ではありません
通信不具合などの際の予備日は2026年10月25日で、駒沢キャンパスで受験する案内です。オンラインで受験する方も、予備日に大学へ行く必要が生じる場合を考えておきます。自宅受験だから移動の可能性がないとは限りません。
予備日は、結果に納得できなかった人が自由にもう一度受験する日ではありません。大学の指示や個別連絡に従います。通信不具合の状況によっては、合格発表日などが変更になる可能性も示されているため、メールと公式案内を確認してください。
予定どおりの場合、最終合格発表は11月6日10時、一次手続は11月20日まで、二次手続は2027年2月5日10時から3月5日までです。試験料や納付金の金額は最新案内で確かめ、支払いの段階と締切を分けて管理します。
B方式の90分は、検索・判断・資料作成・確認を分けて練習します
最初に問いを読み、探す情報を決めます
B方式では、試験当日にメールで示されるテーマに沿って、90分間で情報収集と発表資料の作成を行います。テーマの範囲は情報やメディアに関する社会問題などで、技術やメディア企業の話だけに限られません。社会で論じられている問題へ広く関心を向けましょう。
最初の練習では、テーマを読んだらすぐ検索するのではなく、求められた項目を短く並べます。課題の説明、選んだ理由、取り組みの比較、自分の考えなど、何を答える必要があるかを見ます。設問にない項目を勝手に必須扱いする必要はありません。
例えば、学校の情報発信を考える練習なら、受け手、発信する目的、現在の問題、改善案、確認方法に分けられます。検索する言葉も、それぞれの項目に合わせて決めます。広い言葉で検索し続けるだけでは、関係の薄い資料が増えて時間を使ってしまいます。
検索の時間を決め、途中でも構成へ移ります
90分練習の一例として、設問確認に10分、情報収集に25分、主張と構成に15分、資料作成に30分、点検に10分を配分できます。これは大学の指定ではなく、練習を始めるための案です。実際の進み方を記録し、自分の弱い部分に合わせて調整します。
検索中は、見つけた資料の題名、発信者、日付、使う理由、出典を一緒に残します。最後に出典だけ探し直すと、見たページが分からなくなることがあります。引用する箇所と自分の説明も分けておきましょう。
資料を増やし続けるより、必要な根拠がそろったら構成へ移ります。例えば、同じ内容を紹介する記事が何本も見つかっても、元の調査が一つなら独立した証拠が増えたとは限りません。根拠の数と、記事の数を混同しないことが重要です。
問いを整理
答える項目を先に書き、検索の目的を決めます。
根拠を選ぶ
発信者、時期、対象、元資料を確認して採用します。
資料を仕上げる
結論と根拠をつなぎ、出典・ファイル名・容量まで点検します。
情報不足を、強い言い切りで隠しません
短い時間で、すべての情報を調べ切ることはできません。判断できる範囲と、追加確認が必要な範囲を分けます。「絶対に効果があります」「全員が賛成しています」といった言い方は、その根拠がなければ避けます。
例えば、少人数の意見を見つけたときは、それが誰の意見で、どの範囲を示しているかを説明します。便利だと感じた人がいることと、すべての人に有効であることは違います。数字がない場合に、もっともらしい割合を作らないでください。
発表では、根拠のある事実、自分の解釈、提案を言葉で分けます。「資料ではこう示されています」「私はこの点を重視します」「そのため、この方法を提案します」と区別すると、聞き手も考えの流れを追いやすくなります。
90分で完成させる練習には、提出直前の操作まで含めます
本番では資料作成後に提出する操作があります。練習でも、作った資料を指定名で保存し、閉じてもう一度開き、表示や容量を確認するところまで行います。スライドが完成した時刻だけを記録しても、提出に必要な作業が見えません。
例えば、画像が多くてファイルが重くなる場合や、使用した文字が別の環境でずれる場合があります。練習で一度経験しておけば、画像を必要な分だけ使う、文章を簡潔にするなど、作り方そのものを改善できます。
時間が足りない場合は、装飾を減らし、問いへの回答と根拠を優先します。大学のアドバイスも、見た目の技術より内容が理解できる資料を重視しています。動きや効果を増やすより、主張が伝わる順番を整えましょう。
90分の情報収集は、検索した過程も点検します
自分でできること
過去問題で時間を測り、検索語、資料、採用理由と出典を残せます。ただし、自分の結論に合う資料だけを選んでいることには気づきにくくなります。反対の根拠を探せないときは先生に読み方を相談します。
学校の先生に頼めること
情報や社会の授業で、資料の対象、調査時期、比較条件を確認してもらえます。ただし、90分の全過程を毎回見てもらえるとは限りません。検索ばかりで構成へ移れない状態が続いたら、時間配分の専門的な点検を考えます。
プロに頼ったほうがよいこと
検索記録から、設問の理解、根拠の選択、構成への移行を切り分けられます。資料は集まるのに回答が完成しないときに役立ちます。ただし、本番の検索や資料作成は本人が行い、外部支援は大学の規則に従います。
B方式の発表資料は、読みやすさと出典の正確さで整えます
PowerPointの操作を、考える作業から切り離します
B方式ではMicrosoft Office PowerPointを用いて資料を作成します。普段から、文字入力、画像の配置、図や表の作成、保存、ファイル形式の確認といった基本操作に慣れておきます。本番で操作方法を調べ続けると、考えるための時間が減ります。
練習では、見出し、結論、根拠、出典を無理なく置ける簡単な形を使います。特別な背景や複雑な動きを入れなくても、内容は伝えられます。使い慣れた見やすい資料を、時間内に作ることを目標にしてください。
例えば、一枚に長い文章を詰め込むと、発表者も読み上げに頼りやすくなります。資料には要点を置き、口頭で理由を補う形を試します。資料だけで分かることと、話して説明することの役割を分けると、発表も整理しやすくなります。
一枚ごとに、何を伝える資料かを決めます
スライド枚数は固定されていません。約10分の発表に必要な分量を、自分の説明速度や内容に合わせて決めます。「何枚なら合格」という根拠のない目標を置かず、問いに必要な内容が入っているかを優先します。
例えば、課題の背景を示す一枚、問題の原因を考える一枚、異なる取り組みを比較する一枚、自分の提案を説明する一枚など、各ページの役割を決められます。ただし、本番の設問に合わせて構成を変えるため、同じ順番を固定しすぎないようにします。
図や写真を使う場合は、それが説明に必要かを考えます。雰囲気を出すためだけの画像が多いと、中心となる情報が小さくなります。数字の比較なら、対象や単位が分かる形で示し、見た目を強くするために比較条件を変えないことが大切です。
一枚の役割
そのページで伝える要点を一つ決め、余分な文章を減らします。
根拠の表示
数字の対象・時期・出典を、内容と対応させて示します。
発表との分担
資料には要点、口頭では理由や条件を補って説明します。
引用と参考資料の一覧を、最後の飾りにしません
2027年度の実施要項では、事実には根拠、意見には理由を示し、引用のルールを守り、発表資料の末尾に参考文献などの一覧を付けるよう求めています。B方式の過去問題でも、参考にしたウェブサイトの一覧が求められています。
資料の最後にURLをまとめるだけでなく、どの主張がどの資料に基づくかを自分で分かるようにします。例えば、グラフの出典と、背景説明に使った記事を混ぜると、質問されたときに元資料へ戻れません。
他者の文章をそのまま使う場合は、引用部分が分かる形にし、自分の説明と区別します。言い換えた場合も、元の情報に基づいているなら出典を示します。検索結果の要約だけでなく、実際のページを開いて内容を確認する習慣をつけましょう。
ファイル名と容量は、内容が完成した後に必ず点検します
2027年度のB方式では、ファイル名を受験番号と氏名による指定の形にし、1ページ目にも受験番号と氏名を記載します。資料作成終了時刻に提出先の案内が送られ、提出期限は作成終了から10分後までです。提出作業の時間を制作時間の延長として使わないようにします。
アップロードできる容量は20MBまでです。容量が大きい場合は、実施要項にあるPDFへの変換などの対応を確認します。提出後の変更や編集はできないため、送信するファイルを開いて最終版であることを確認してください。
例えば、下書きと最終版が同じ場所に並ぶと、古い方を選びやすくなります。練習でも保存場所を決め、提出用のファイルを一つに整理します。内容の確認、ファイル選択、提出完了の確認を一連の作業として覚えておきましょう。
発表資料は、見た目・内容・提出操作を別々に確かめます
自分でできること
PowerPointの操作を覚え、出典付きの資料を保存し直して開けます。ただし、自分には読めても聞き手には情報が多すぎる場合があります。約10分で説明し切れなければ、資料を先生へ見せます。
学校の先生に頼めること
文字の読みやすさや図の単位、説明の順番、基本操作を確認してもらえます。ただし、装飾の評価だけでは設問への答えの不足を判断できません。見やすくした後も要点が伝わらないなら、構成の専門的な点検を頼みます。
プロに頼ったほうがよいこと
設問ごとに必要な説明を整理し、資料に置く根拠と口頭で補う理由を分けられます。削るページを決められない場合が相談の目安です。ただし、指定のファイル形式や容量の確認、提出操作は本人が最後まで行います。
B方式の質疑応答は、検索した情報を自分で説明できるかが分かれ目です
発表を覚える前に、根拠の意味を確かめます
公式の受験アドバイスは、発表だけでなく質疑応答も重要だと説明しています。集めた情報をそれらしく並べるだけでなく、内容を理解して使えるかが問われます。発表原稿を暗記する前に、資料の言葉や数字を自分で説明できるかを点検します。
例えば、「利用率が高い」と資料に書いたなら、何の利用率で、誰を対象に、いつ調べたものかを説明します。増えた理由まで資料に書かれていない場合は、結果と原因を分けます。自分の推測を、調査で確定した原因のように伝えないでください。
練習相手には、発表を聞いた感想だけでなく、「なぜこの資料を使ったのか」「別の見方はないか」「その提案が難しい場面は何か」と尋ねてもらいます。答えが詰まったところを、次の情報確認や構成の修正に使います。
反対意見を、自分の主張を壊すものと考えません
社会の課題には、立場によって異なる利点や負担があります。反対意見を理解することは、結論を弱くすることではありません。どの条件なら自分の案が成り立つか、誰への配慮が必要かを明確にできます。
例えば、情報の公開を進める案なら、知る権利や便利さに加えて、個人の情報が不用意に広がる危険も考えられます。公開するかしないかの二択だけでなく、公開する範囲、時期、方法を分けることで、提案を具体化できます。
相手の意見を単純に悪いものとして扱うと、課題の理解が狭くなります。反対する人が何を守ろうとしているかを考え、その点への対応を示しましょう。自分と異なる人への理解は、GMS学部の学びを考えるうえでも重要です。
根拠への質問
対象・時期・出典・数字の意味を説明します。
提案への質問
実行する人、方法、負担、効果の確かめ方を説明します。
反対意見への質問
異なる立場の理由を理解し、自分の案の条件を見直します。
答えを修正するときは、何が変わったかを伝えます
質問によって、自分の考えの不足に気づくことがあります。その場合、最初の主張を守るために無理な説明を重ねるより、どの点を見落としていたかを認め、分かる範囲で修正します。考えを変えること自体と、理由なく話を変えることは違います。
例えば、提案の費用を考えていなかったなら、その点が未確認であることを示し、実行には費用や担当者の確認が必要だと説明できます。調べていない数字を、その場で作って答える必要はありません。
質問にすぐ答えられない場合は、何を聞かれているかを整理してから話します。結論を短く述べ、理由を一つずつ補う練習をすると、長い回答の途中で話題を見失いにくくなります。普段の練習でも、回答時間と内容を合わせて確認しましょう。
質疑応答は、説明できなかった根拠へ戻ります
自分でできること
資料中の数字や用語を自分で説明し、想定質問への回答を録音できます。ただし、同じ立場の質問ばかりでは不足を見つけにくくなります。提案の不利益を挙げられない場合は、先生に異なる立場から質問を頼みます。
学校の先生に頼めること
根拠の意味や反対意見を問い返し、回答が質問に合うか確認してもらえます。ただし、授業の知識確認だけでは発表全体との整合まで扱えない場合があります。追加質問で回答が変わり続けるなら、専門的な練習を検討します。
プロに頼ったほうがよいこと
事実、解釈、提案のどこで説明が飛んだかを特定し、回答を直す練習を支援できます。分からないことを言い切ってしまう場合が目安です。ただし、未知の質問への正解を保証せず、本人が確認できる範囲で答える力を育てます。
B方式の過去問題は、話題を当てるためではなく設問への応じ方を学ぶために使います
2025年度の問題は、社会課題と学部の学びをつなぐ構成です
大学が2027年度参考用として掲載する資料には、2025年度の過去問題があります。パリ2024のオリンピック・パラリンピックで表れた社会課題を一つ取り上げ、その内容、選んだ理由、国内外の取り組み、自分の考え、GMS学部の学びとの関係を説明する課題です。
この問題から学べるのは、スポーツの知識を増やすことだけではありません。社会課題を選び、根拠を調べ、異なる取り組みを比較し、自分の考えを学部での学習につなげる流れです。次年度も同じ話題が出ると予想して準備を狭めないようにします。
練習するときは、まず五つの要求に答える場所が資料にあるかを確認します。例えば、課題の背景ばかりを説明して、学部でどう学ぶかを最後に一言で済ませていないかを見ます。要求された項目ごとの不足を点検する教材として使いましょう。
2024年度は教育と生成AI、2023年度は逆の立場の説明が含まれます
2024年度の過去問題では、教育分野での生成AIの活用について、国際的な議論や取り組みなどを整理し、自分の考えを説明することが求められています。ここで重要なのは、道具への賛否だけでなく、情報を整理して理由を示すことです。
2023年度の過去問題には、SNS上の言論への制限をめぐり、自分の立場を選んだうえで、逆の立場を根拠立てて説明する要求があります。自分の賛成意見を上手に話すだけでは、設問の要求を満たせない場合があることが分かります。
これらは過去年度の問題です。当時の制度や社会状況を現在の事実として紹介するのではなく、何を考えるよう求めているかを読みます。最新の試験で使える道具や通信方法は、受験年度の実施要項と当日の指示で確認してください。
2025年度から学ぶこと
課題の選択、取り組みの比較、学部の学びへの接続を点検します。
2024年度から学ぶこと
複数の情報を整理し、活用の条件や自分の理由を説明します。
2023年度から学ぶこと
自分と逆の立場も理解し、設問どおりに論じる練習をします。
過去問題を使った復習は、検索履歴から始めます
発表が終わったら、使った資料だけでなく、採用しなかった資料も振り返ります。なぜ不要と判断したか、同じ内容を探し続けていなかったか、一次資料へたどり着けたかを確認します。検索の仕方も、改善できる準備の一部です。
例えば、問題の原因を調べたかったのに、出来事の紹介記事ばかり集めていたなら、検索語を変える必要があります。対象、原因、調査、比較といった目的を整理し、何を探すかを先に決める練習へ戻ります。
最後に、同じテーマを時間制限なしで調べ直してみます。本番型の練習では気づかなかった資料や別の見方を知ると、次の90分練習で選べる情報が増えます。ただし、完成原稿を覚えることを目的にせず、調べ方と判断の仕方を学びましょう。
方式の違いは分かっても、何を先に練習するか迷う場合は、現在の評定・資格・下書きから準備を整理できます。受験年度と志望する型・方式を確認したうえで、次の三点を受験相談の題材にしてみましょう。
- 出願条件や証明書類で、学校・大学へ追加確認する項目
- 自分の経験とGMS学部の学びをつなげる自己推薦書の方向性
- 小論文・面接・発表のうち、現在の準備で優先して改善する点
自己推薦書の4設問は、300字・300字・300字・500字の役割を分けます
志望理由、入学後、卒業後、長所を同じ文章にしません
所定の自己推薦書は、志望理由300字以内、入学後の勉強・研究300字以内、卒業後の仕事や社会への貢献300字以内、優れた能力や長所を具体的な経験で述べる500字以内という構成です。最後の設問にはテーマを決める欄もあります。
合計の文字数に収まればよいのではなく、各設問に上限があります。例えば、志望理由を400字にして、卒業後を200字にするような配分はできません。下書きから設問ごとに文字数を管理し、どの文章が何を答えるかを決めます。
四つの文章はつながりますが、同じ経験を毎回最初から説明する必要はありません。志望理由では学びたい理由、入学後では具体的な学習、卒業後では生かす場面、長所では本人の行動を中心にすると、限られた欄を使いやすくなります。
最初に四つの結論を、一文ずつ書きます
長い下書きを始める前に、各設問への答えを一文で書いてみます。「何を学ぶために志望するか」「入学後に何を調べるか」「どのような場面で生かすか」「どの長所を何の経験で説明するか」を並べます。
例えば、情報を正しく届けることに関心があるなら、四つの欄をすべて「情報発信を頑張りたい」で終えないようにします。入学後には受け手や媒体の違いを調べる計画、卒業後には誰の情報の理解を支えたいか、長所には実際に改善した行動を置けます。
この段階では、きれいな表現より内容のつながりを優先します。経験から突然大きな社会目標へ飛んでいる場合は、間に必要な学びがないかを確認します。四つの結論を並べると、文章を書き込む前にずれを見つけられます。
志望理由300字以内
経験から生まれた問いと、この学部で学ぶ理由を示します。
入学後・卒業後各300字以内
大学での学習方法と、学んだ力を生かす場面を分けます。
長所500字以内
一つのテーマを選び、自分の行動と学びを具体的に説明します。
清書前に、四つの文章の事実を照合します
設問ごとに何度も直すと、活動の時期や担当、結果の書き方が少しずつ変わることがあります。清書前には四つの文章を並べ、同じ経験について矛盾がないかを確認します。特性評価型A方式では、個人調書や証明資料との一致も大切です。
例えば、「運営を担当した」と「全体を企画した」では役割が違います。自分が実際に行った範囲を確かめ、必要なら「担当者と相談して広報部分を改善しました」のように正確に書きます。大きく見せるための言い換えは避けましょう。
家族や先生に読んでもらう場合も、本人の考えを代わりに作ってもらうのではなく、分かりにくい箇所や不足を指摘してもらいます。最終的には、自分で書き、自分の言葉で理由を説明できる状態にしてください。
条件や作成方法の確認は、駒澤大学・自己推薦書の所定用紙で行えます。
自己推薦書の4設問は、各欄の役割を分けて添削します
自分でできること
4設問に一文ずつ答え、経験、問い、学習方法、将来の役割を整理できます。ただし、同じ内容を違う表現で繰り返していても気づきにくくなります。4欄が同じ結論なら、下書きをまとめて先生へ見せます。
学校の先生に頼めること
設問への答え、誤字、文字数、本人の経験との一致を確認してもらえます。ただし、短い欄の中で学部との関係をどこまで説明するかは判断が分かれる場合があります。事実は正しいのに志望理由が広すぎるなら、専門的な添削を考えます。
プロに頼ったほうがよいこと
4欄を通じて経験から学習計画へ進む道筋を点検できます。志望理由と入学後の研究がつながらない場合が相談の目安です。ただし、本人の進路や経験を代わりに決められません。修正理由を理解し、自分の言葉で書き直します。
志望理由300字は、身近な疑問と学部の特徴を結びつけます
学部名を置き換えても成立する文章から抜け出します
「国際的な視野を身につけたい」「社会に貢献したい」は、志望の方向として大切ですが、そのままでは学部を選んだ理由が見えにくくなります。どんな経験から、何を理解したいと思ったかを具体化し、学部の特徴とつなげましょう。
例えば、地域の案内を見て、同じ内容でも言葉や媒体によって理解しにくい人がいると気づいたなら、情報の届け方を学びたい理由になります。そこで英語、情報、メディアをどう組み合わせて考えたいかを説明できます。
この例をそのまま自分の経験として使う必要はありません。本人が見たこと、行ったこと、考えたことから出発します。日常の小さな疑問でも、何を確かめたいかが具体的なら、学ぶ方向を示す材料になります。
きっかけと、大学で学ぶ必要性を分けます
好きな動画、留学への関心、学校の発表などは、学部を調べ始めるきっかけになります。ただし、きっかけだけで300字を使い切ると、大学で何を学ぶ必要があるかが残ります。経験の紹介を短くし、そこから生まれた問いへ進めます。
例えば、「文化祭で動画を作って楽しかった」から、見てもらう相手によって伝わり方が違った、情報の選び方に迷ったという課題へ進められます。技術を覚えるだけでは解決できない部分が何かを考えると、大学で学ぶ理由がはっきりします。
学部の特徴を調べるときも、魅力をすべて列挙しません。自分の問いに関係する特徴を選び、なぜ役立つかを一文で説明します。「幅広いから」だけでなく、どの分野を組み合わせたいかまで考えてみましょう。
きっかけ
自分が実際に経験した場面を短く示します。
問い
経験から、まだ分からないことを一つ取り出します。
学部との接続
その問いを考えるために必要な学びを、公式情報で確認します。
将来像が未確定でも、学ぶ目的は具体化できます
職業名を一つに決めていない場合、無理に確定した進路を作る必要はありません。ただし、「大学に入ってから考えます」だけでは準備の内容が伝わりにくくなります。どんな問題に関心があり、どんな力を身につけたいかを説明します。
例えば、情報の正確さに関心があるなら、発信する側、受け取る側、仕組みを支える側など、関われる立場を考えられます。現時点での方向と、大学で確かめたいことを分けると、未確定な部分も正直に書けます。
文章を短くするときは、経験の細かな背景より、問いと学部の関係を残します。大学名を何度も繰り返すより、なぜ学ぶ必要があるのかを優先してください。読み手が一度で中心を理解できるかを確認しましょう。
志望理由は、経験から生まれた問いを本人の言葉にします
自分でできること
経験した場面と疑問を分け、学部の公式情報との関係を一文で書けます。ただし、本人には当然のつながりでも読み手には見えない場合があります。学部名を変えても通じる下書きなら、先生に理由の不足を尋ねます。
学校の先生に頼めること
本人が経験した事実や、問いの説明が分かりやすいかを確認してもらえます。ただし、学部の幅広い教育から何を選ぶかは本人の関心を深く聞く必要があります。一般的な大学紹介から進まない場合は専門家に相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
英語・情報・メディアのどの学びが本人の問いに必要かを整理できます。学部の魅力を並べるだけになるときが相談の目安です。ただし、指導者の得意なテーマに変えるのではなく、本人が確かめたい問いを残します。
入学後と卒業後の300字は、学習の方法と社会での使い方を描き分けます
入学後の欄には、科目名だけでなく調べ方を書きます
入学後の勉強・研究の欄では、何を学びたいかに加えて、どう調べたいかを考えます。授業名を並べるだけでは、本人の学習計画が見えにくくなります。基礎を学び、問いを絞り、資料を比較し、調査や発表で確かめる流れを具体化しましょう。
例えば、地域の情報発信を研究したいなら、発信内容を集める、受け手の違いを調べる、伝わり方を比較するなどの方法が考えられます。ただし、大学で必ずその調査が実施できると約束するのではなく、身につけたい方法として述べます。
英語や情報の基礎を、専門の学びと切り離さないことも大切です。海外の資料を読むための英語、資料を整理するための情報の知識、伝わり方を考えるためのメディアの学習というように、目的とのつながりを説明できます。
大きすぎる研究計画は、対象と範囲を絞ります
「世界中の誤情報をなくしたい」といった目標は、そのままでは何を調べるかが定まりません。誰に届く、どの種類の情報について、どんな場面を調べたいかを絞ります。大きな関心を持つことと、最初の研究対象を限定することは両立します。
例えば、学校から家庭への連絡、地域の防災情報、商品広告の受け取られ方など、観察できる範囲から問いを考えられます。身近な対象でも、文化、言葉、年齢、利用する媒体の違いと結びつければ、広い社会への関心につながります。
研究方法を説明するときは、個人情報や調査相手への配慮も考えます。質問するだけで必要な答えが得られるとは限りません。どんな人に何を尋ね、同意をどう得るかを考える姿勢は、学習計画を現実的にします。
学習の対象
誰の、どんな場面の情報や課題を調べたいかを絞ります。
学習の方法
読む、比較する、整理する、調べる、発表する手順を考えます。
社会での活用
誰の判断や理解を、どんな立場で支えたいかを説明します。
卒業後の欄は、仕事の名前より役割を具体化します
卒業後の仕事や社会への貢献を書く欄では、職業名を挙げるだけで終えないようにします。その仕事で誰に何を届けたいか、どんな判断を支えたいか、大学で学ぶ力をどう使うかを考えます。
例えば、広告や広報に関心があるなら、目立つ表現を作ることだけでなく、受け手が誤解せず選べる情報を届ける役割を考えられます。国際的な仕事に関心があるなら、国や言葉の違いに応じて説明を変える必要性を考えられます。
将来の成果を確約する文章にする必要はありません。「必ず社会を変えます」と大きく言い切るより、何を学び、どんな姿勢で取り組みたいかを具体的に示します。入学後の計画と卒業後の方向が、一つの道筋として読めるかを確かめてください。
入学後と卒業後は、調べ方と生かし方を別々に点検します
自分でできること
入学後に調べたい対象と方法、卒業後に支えたい人や場面を書けます。ただし、希望する調査や授業が必ず実施できると断定はできません。科目や制度が未確認なら公式情報に戻り、先生にも読み方を相談します。
学校の先生に頼めること
研究の対象が広すぎないか、調査相手への配慮があるか、進路の説明に無理がないか相談できます。ただし、大学の担当教員や科目の将来の開講は確約できません。計画と志望理由がつながらない場合は専門的な添削を考えます。
プロに頼ったほうがよいこと
300字の中で対象、方法、必要な基礎を選び、卒業後の役割へつなげる支援を頼めます。二つの欄が同じ希望の繰り返しなら相談の目安です。ただし、職業を無理に確定させず、未決定の範囲を正直に残します。
長所500字は、役職や受賞の説明より本人の行動を中心にします
一つのテーマを決めて、経験を選びます
所定用紙の最後の設問は、優れた能力や長所を具体的な経験で述べるものです。テーマを決める指定があるため、協調性、行動力、継続力などを全部詰め込むより、中心となる長所を一つ選びます。
例えば、「相手の立場を考えて伝え方を工夫する力」をテーマにするなら、その力が表れた行動を選びます。活動の規模が大きいことより、本人がどんな課題を見つけ、どう判断したかが分かる経験が必要です。
実績の条件があるA方式でも、証明書に書かれた受賞名を長く説明するだけでは、長所の中身が見えません。資格を学ぶ過程で工夫した方法や、活動で自分が変えた点を、結果と結びつけて説明します。
状況・行動・結果・学びの順で整理します
下書きでは、状況、自分の役割、課題、行動、結果、学びに分けて材料を書きます。その後、テーマに必要な部分を選んで500字以内へ整えます。最初から上限ぎりぎりの文章を書こうとすると、重要な行動が抜けやすくなります。
例えば、グループの発表がまとまらなかった経験なら、意見が違ったことだけでなく、何を共通の目的として確認したか、役割や資料の共有をどう変えたかを考えます。結果が完全な成功でなくても、改善できた点と残った課題を正確に書けます。
「頑張りました」「努力しました」は、具体的な行動へ置き換えます。何を何度見直したか、誰とどんな確認をしたか、どの方法を変えたかが分かると、長所が伝わりやすくなります。回数などの数字は記録で確認できるものだけを使ってください。
テーマの選択
一つの長所を決め、その長所が表れた経験を選びます。
行動の確認
本人が担当したことと、周囲が行ったことを分けます。
学びの整理
結果から何を理解し、その後どう行動を変えたかを説明します。
誇張を減らすほど、面接で説明しやすくなります
文章を立派に見せようとして、自分が行っていないことまで含めると、面接で具体的に答えにくくなります。全体の成果、自分の担当、他の人の支えを分けることが、内容の信頼性を保ちます。
例えば、参加者が増えた活動について、増加の理由をすべて自分の広報の工夫に帰さないようにします。日程や場所、他の担当者の取り組みなど、別の理由も考えられます。自分が確かめられる範囲で説明してください。
清書前には、経験を知る先生などに事実の確認を依頼できます。文章の評価と事実確認は分けて相談すると、直す場所が明確になります。本人が説明できない表現は、分かる言葉へ戻し、自分の経験として話せる文章にしましょう。
長所500字は、評価の言葉より行動の事実を見せます
自分でできること
一つの長所を選び、自分の担当、判断、結果を下書きにできます。ただし、努力した気持ちだけでは行動が読み手に伝わりません。具体的に何を変えたか書けないときは、活動を知る先生と記録を振り返ります。
学校の先生に頼めること
本人が担当した範囲と団体全体の成果を確かめ、誇張を見つけてもらえます。ただし、事実が正しいことと500字で長所が伝わることは別です。背景説明が長く本人の行動が短い場合は、構成の専門的な点検を頼みます。
プロに頼ったほうがよいこと
テーマを支える行動を選び、結果から何を学んだかまで一貫させられます。複数の長所を詰め込み焦点が定まらない場合が目安です。ただし、記録のない成果は足せません。添削後は面接でも同じ経験を説明します。
オンライン受験は、話す練習と同じくらい環境の確認が重要です
A方式もB方式も、大学指定の仕組みで受験します
2027年度のオンライン面接・口頭試問は、harutakaという仕組みを使用します。実施要項ではカメラ付きのパソコンが推奨され、B方式では資料作成に使うPowerPointの準備も必要です。通信不具合時に別の道具を使う場合の案内もあるため、指定の準備を確認します。
自宅などの個室で、本人以外が在室しない環境を用意します。例えば、家族が後ろを通る部屋や、途中で音が入る場所では落ち着いて受験しにくくなります。受験する時間帯と場所を共有し、静かな環境を確保してください。
必要な機器や環境を用意できない場合は、出願時の承諾書で理由を記入し、駒沢キャンパスでオンライン受験する方法があります。大学へ行く場合も、通常の対面面接へ変わるという意味ではありません。大学が用意した機器を使う案内です。
接続確認後に機器を変える場合は、同じ条件で再確認します
事前接続チェックは、本番と同じ機器や回線で行います。例えば、パソコン本体が同じでも、ブラウザーやイヤホン、接続する回線が変わると音や映像の状態が変わることがあります。確認した条件を簡単に記録しておきましょう。
音声は、聞こえるかだけでなく、相手へ届くかも確認します。画面では顔が適切に映るか、明るさが足りるか、カメラの位置が不自然でないかを見ます。背景の見た目を飾るより、本人確認と会話がしやすい状態を優先してください。
通信回線は、同じ時間に家族が使う状況でも変わります。試験時間に大きな通信が重ならないよう相談し、実施要項で案内される複数の接続方法も確認します。予備の方法がある場合も、大学の指示を無視して独自に試験を進めないようにします。
機器の確認
カメラ、マイク、イヤホン、ブラウザー、必要なソフトを確認します。
場所の確認
本人だけで受験できる静かな個室と、安定した明るさを用意します。
連絡の確認
登録メール、当日の案内、困った際の連絡先を確認します。
資料作成時の通信利用と、面接中の禁止行為を分けます
2027年度B方式の資料作成では、インターネットなどの通信ツールを使う案内があります。一方、面接・口頭試問の実施中は、大学の指示に従った操作が必要で、録画や録音、メモ、外部への発信などの禁止事項があります。作成時間の許可を、面接中にもそのまま広げないでください。
例えば、発表の質問に答える途中で、勝手に別の人へ答えを尋ねるような行動は、資料作成時の検索とは違います。どの時間帯に何を使えるかを、最新の実施要項と当日の指示で区別します。生成AIなど、明記されていない利用方法を独自に許可済みと解釈しないことも大切です。
不具合が起きた場合は、慌てて別のアカウントを作ったり、何度も独自に接続先を変えたりせず、案内された連絡方法に従います。練習の段階で、通知の見方と連絡先の場所を確認しておくと、必要な対応を取りやすくなります。
条件や作成方法の確認は、駒澤大学・2027年度オンラインによる面接・口頭試問実施要項で行えます。
オンライン環境は、接続確認と会話の練習を分けます
自分でできること
本番の機器・回線で指定の接続チェックを行い、メールや連絡先を確認できます。ただし、自分の画面だけでは相手に届く音声を確認できません。音や映像に不安があれば、先生などに練習相手を頼みます。
学校の先生に頼めること
聞き取りやすさや受験場所の相談、学校の機器を使えるかの確認を頼めます。ただし、大学の試験システムの不具合を学校で解決できるとは限りません。接続エラーや通知未着は実施要項の窓口へ連絡します。
プロに頼ったほうがよいこと
画面越しの説明の長さや、資料と発言の対応を点検できます。対面では話せるのにオンラインで回答が長くなる場合が相談の目安です。ただし、正式な接続チェックや当日の技術対応を代行するものではありません。
三つの受け方を「条件・証拠・理解・説明・実行」の順で点検します
合格判定ではなく、次の準備を選ぶための確認です
公式の選考方法や、学部が求める学生像、B方式の受験アドバイスをもとに、準備を五つに分けて考えます。「条件」「証拠」「理解」「説明」「実行」です。これは大学の採点表や合格可能性を示すものではなく、止まっている作業を見つけるための整理です。
条件は、卒業時期、評定、専願、A方式の資格・活動などです。証拠は、調査書、資格証明、本人の活動記録、調べた情報の出典です。理解は、学部の学びや、扱う社会課題の内容を自分で説明できることです。
説明は、自己推薦書、小論文、面接、発表で問いに答える力です。実行は、期限内の郵送、時間内の執筆、機器の準備、資料の提出といった具体的な行動です。内容がよくても、提出や受験の条件を守れなければ準備が完了したとはいえません。
弱い場所によって、確認相手と練習を変えます
例えば、評定が分からない場合は高校への確認が必要です。A方式の証明書が不足している場合は、原本証明や発行方法を確認します。志望理由がまとまらない場合は、自分の関心と学部の学びをつなぐ作業が必要です。
B方式で発表が長くなる場合は、検索量を増やす前に、何を削るか、設問ごとにどの程度の説明が必要かを見直します。小論文で時間が足りない場合は、書く速度だけでなく、構成を決めるまでの時間を確認します。
すべてを「もっと勉強する」でまとめないことが大切です。確認する資料、相談する相手、次に行う練習、終える目安を一つずつ決めます。原因に合う作業を選べば、努力の方向を具体化できます。
条件と証拠
出願できるかと、その条件を何で示すかを先に確認します。
理解と説明
学部や社会課題を理解し、書く・話す形で問いに答えます。
実行
出願、時間管理、機器、提出を実際の手順で確かめます。
総合評価型と特性評価型の併願にも、別々の書類が必要です
大学の公式案内では、総合評価型と特性評価型の併願が可能とされています。その場合も、それぞれに出願書類が必要です。一方、GMS学部の特性評価型A方式とB方式は、どちらか一つを選びます。この二つの関係を混ぜないようにしてください。
両型を考える場合は、同じ自己推薦書の内容を使える部分があっても、出願日程、必要書類、試験の準備を別に管理します。特性評価型の出願が早いため、総合評価型の締切だけを覚えていると間に合いません。
専願の意味も改めて確認します。ほかの出願を検討するときは、それぞれの入学確約条件が矛盾しないかを確認する必要があります。受験機会の数を増やすことだけを優先せず、入学する意思と準備の負担を含めて考えましょう。
条件と証拠を確認しても、書類・小論文・面接・発表のどれから練習するか迷う場合は、今ある資料と練習の記録を並べて相談しましょう。学校や大学への確認が必要な事項と、自分で改善できる課題を分けて準備を進めます。
- 出願条件と証明資料を整理し、学校や大学に確認する項目を明確にする
- 小論文・自己推薦書・面接・発表で止まっている作業を整理する
- 現在の準備状況に合わせて、次に取り組む練習の優先順位を考える
日々の情報収集は、ニュースの数より「根拠と別の見方」を残します
一つの話題を、発信者の違う資料で読みます
GMS学部の教育方針は、日々の情報が誰からどのように発信され、どんな技術で伝えられているかへの関心を求めています。ニュースを多く読んだという量だけでなく、情報の作られ方を考える習慣をつけましょう。
例えば、学校や地域の取り組みを調べるなら、実施した組織の発表、報道、利用者の声には、それぞれ異なる役割があります。公式発表は目的や実施内容の確認に役立ちますが、受け手のすべての経験を示すとは限りません。
情報を比べるときは、どちらが好きかではなく、何を根拠にしているかを見ます。同じ出来事について、対象や時期が違うために説明が異なる場合もあります。違いを見つけたら、すぐ一方を誤りと決めず、比較の条件を確かめてください。
読書や記事のメモは、要約と自分の考えを分けます
メモには、資料名、発信者、日付、中心となる内容、根拠、自分の疑問を残します。短くても構いませんが、資料に書かれていることと、自分が考えたことは分けます。後で自己推薦書や発表に使うとき、混同を防げます。
例えば、ある記事を読んで「若者は皆こう考えている」と感じても、記事が紹介しているのは一部の人の声かもしれません。自分の印象を資料の結論として書かないようにします。対象の範囲を確かめることが、文章の正確さにつながります。
分からない言葉がある場合は、その場で確認し、説明できる言葉に直します。難しい言葉を使うこと自体が目的ではありません。中学生に説明するつもりで言い換えると、理解できている部分と、言葉だけ覚えている部分が分かります。
資料の内容
誰が、いつ、何を根拠に説明しているかを残します。
自分の考え
納得した点、疑問、別の可能性を資料と分けて書きます。
次の行動
追加で調べることや、短く説明する練習を決めます。
情報を集めた後に、短く話す・書く時間を設けます
読むだけでは、理解したつもりの部分が残ることがあります。記事を読んだ後に、要点を短く書く、一分で説明する、反対の見方を一つ考えるといった練習を加えます。総合評価型の小論文にも、A方式の面接にも、B方式の発表にもつながります。
例えば、要点を説明しようとして背景の話ばかり長くなる場合は、中心となる問いが定まっていないかもしれません。最初に「この資料で分かったことは何か」を一文で書いてから、必要な理由を補います。
毎回長時間取り組むより、短い記録を続け、週末に一つのテーマを深める方法もあります。授業や定期試験の学習を削りすぎず、自分の生活で続けられる形にします。関心を積み重ねることが、出願直前の材料探しを減らします。
高1・高2の準備は、評定と英語・情報の基礎を先に育てます
高1では、授業の理解と経験の記録を習慣にします
自己推薦選抜には、出願直前の練習だけでは変えにくい成績や活動の条件があります。早く準備を始めるほど、学習を改善し、資格の受験時期を選び、経験を振り返る時間を確保できます。高1から日々の授業と提出物を大切にしましょう。
英語では、単語や文法の基礎に加え、短い文章を読み、内容を説明する練習を行います。情報では、道具の操作だけでなく、情報の整理、根拠の確認、伝える相手への配慮を考えます。国語や社会の学習も、文章を読み、社会の問題を理解する土台です。
例えば、学校の発表で伝わりにくかった点を一つ記録し、次の発表で改善します。特別な実績を急いで作るより、今ある学習や活動を丁寧に振り返る習慣を身につけます。日付、状況、自分の行動、結果、疑問を短く残してください。
高2では、受け方の候補と足りない条件を確認します
高2では、学部の学びを調べ、自分の関心がどこにあるかを言葉にします。同時に、総合評価型の評定条件、特性評価型A方式の資格・活動条件、B方式の資料作成を比較し、どんな準備が必要かを確認します。
A方式で資格を使いたい場合は、試験日だけでなく、結果や証明書が出る時期を見ます。出願に間に合う形で証明できなければ、受験したことだけでは条件を示せません。高2の段階から受験機会を調べ、学校の学習と両立できる予定を考えます。
B方式を考えるなら、一度90分で資料を作り、約10分の発表を試してみます。出来の良し悪しだけでなく、検索、構成、操作、説明のどこで止まるかを確認します。早く経験しておくほど、必要な練習を具体的に選べます。
高1の土台
授業、提出物、英語・情報の基礎、経験の記録を整えます。
高2の具体化
学部の問い、資格の予定、方式別の練習を始めます。
年度の更新
実際に受験する年度の要項で、条件や形式を確認し直します。
活動の数を増やすより、続けて考えられる取り組みを選びます
準備を早く始めることは、予定を埋め尽くすことではありません。評定に関わる授業をおろそかにして活動を増やすと、出願条件や基礎学力の準備が弱くなります。学習、活動、休息のバランスを保つことが必要です。
例えば、複数の短いイベントへ参加するだけでなく、一つの活動で役割を持ち、課題を見つけ、改善を試す経験を積めます。ただし、その活動がA方式の出願資格に当たるかどうかは別に確認します。学びになる経験と、資格条件は分けて考えましょう。
高1・高2の時点では、受験年度の条件が変わる可能性があります。過年度の数字を絶対条件として固定するより、成績、読解、英語、情報活用、本人の問いという土台を育てます。要項が公開されたら、具体的な条件を改めて照合してください。
高3は条件の確認を先に行い、書類・小論文・発表を並行して仕上げます
春は、変えにくい条件と証明書の準備を確認します
高3で最初に確かめたいのは、卒業見込み、現在の成績、資格の取得状況、証明書の発行方法です。自己推薦書が上手に書ければ条件を補えるという考え方は避けます。高校で確認する項目と、自分が準備する項目を分けてください。
2027年度の例では、特性評価型の出願は9月前半、総合評価型は9月後半です。高校の書類依頼期限は大学の締切と同じではありません。夏休み前から、調査書の発行や原本証明を誰へ頼むか、どれくらい時間が必要かを確認します。
例えば、資格証明書が見つからない場合は、再発行に必要な日数を調べます。活動の証明を関係者へ依頼する場合も、直前では対応できないことがあります。文章を書く時間だけで出願準備を見積もらないことが大切です。
夏は、完成稿を待たずに話す練習を始めます
自己推薦書が完成してから面接練習を始めると、自分でも説明しにくい部分に気づくのが遅くなります。下書きの段階で短く話し、言葉が止まった場所を文章に戻して直します。書くことと話すことを往復させましょう。
総合評価型では、60分で課題を読み、構成を考え、書き、見直す練習を進めます。A方式では、資格・活動の事実と学びを説明します。B方式では、90分の資料作成から発表、質問への回答までをまとめて試します。
例えば、B方式の資料ができても発表が長すぎるなら、話す速度だけでなく、資料の内容を減らす必要があります。A方式で経験の説明が抽象的なら、自分の担当や判断を掘り下げます。方式ごとの課題に合わせて改善してください。
春の確認
評定・資格・卒業時期・証明書の取得方法を確認します。
夏の練習
書類の下書きと、方式別の時間を測った練習を並行します。
出願前の点検
年度、方式、書類、形式、郵送、受験環境を現物で確認します。
直前は、新しい実績づくりより内容と形式の精度を上げます
出願が近づくと、書く材料を増やそうと焦ることがあります。しかし、短期間で活動を大きく見せるより、今ある経験を正確に説明し、条件や形式の誤りを減らすことが重要です。早期に積み重ねた学習や経験を、直前の作業で同じように補えるとは限りません。
自己推薦書では、事実、設問への回答、文字数、本人が説明できる言葉を確認します。小論文や発表では、苦手な部分を一つずつ直します。例えば、資料の出典が曖昧なら、見た目の修正より根拠の確認を優先します。
出願後は、提出した内容をもとに理解を深めます。別の志望理由へ急に変えるのではなく、新しく分かったことがあれば、何を知って考えがどう深まったかを説明できるようにします。学校の授業や提出物も継続してください。
出願計画は、動かせない期限から役割を割り当てます
自分でできること
学校書類、登録、支払い、郵送、試験、入学手続を予定表にできます。ただし、発行日や専願の扱いを推測で埋めてはいけません。未確認の期限を見つけたら、依頼先へ確認してから予定を確定します。
学校の先生に頼めること
校内の発行期限と定期試験、授業の復習を踏まえた計画を相談できます。ただし、家庭の支払い予定や本人の資料作成の進み方までは把握できません。本人が更新した予定と練習記録を持って相談します。
プロに頼ったほうがよいこと
条件を満たす方式の準備量や書類・試験の優先順位を点検できます。両型を考えて練習時間が不足するときが目安です。ただし、専願の約束を無視した併願は組めません。各大学の条件と入学意思を確認して判断します。
学校で整える土台と、専門的な添削で点検する内容を分けます
高校では、成績と証明、日々の学習を確認します
学校では、調査書の成績、卒業見込み、書類発行、資格証明の原本確認などを相談できます。本人の活動を知る先生には、自己推薦書の事実が正確か、自分の役割を大きく書きすぎていないかも確認してもらえます。
自分で進められる準備には、公式要項の読み込み、学部の学習内容の整理、経験の記録、自己推薦書の下書き、基本的な面接の練習があります。まず何が分かり、何が分からないかを書いておくと、相談の内容が具体的になります。
例えば、「志望理由が書けません」だけでなく、「関心のある問題はあるが、英語・情報・メディアの学びとの関係が説明できません」と伝えられます。困っている場所を分けることで、必要な助言を受けやすくなります。
専門的な点検では、学部との関係と問いへの答え方を見ます
学部が求める学生像を深く理解し、本人の経験をどの順番で示すか、短い文章で学習計画まで伝えるかは、専門的な添削が役立つ領域です。言葉をきれいにするだけでなく、説明の抜けや、学部との関係が弱い部分を確認します。
模擬面接や発表では、どの回答が長いか、どの根拠が不足したか、質問と答えがどこでずれたかを具体的に指摘してもらいます。「もっと自信を持ちましょう」だけでは、次の練習で何を変えるかが分かりません。
B方式の対策を依頼する場合は、資料の見た目だけでなく、90分で情報を集め判断する過程、出典、発表後の質問まで扱うかを確かめます。総合評価型の小論文対策を、そのままB方式の準備に置き換えないことが重要です。
自分と学校で進めること
成績、証明、公式情報、経験の記録、下書きを整えます。
専門的に点検すること
学部との適合、文章の構成、根拠、質問への回答を確認します。
指導を選ぶ際の確認
年度・学部・型・方式に合い、次の改善が具体的に分かるかを見ます。
本人が説明できる文章に戻すことが、添削の最後の作業です
添削後の文章が整っていても、本人が意味を説明できなければ面接や発表につながりません。なぜ修正したのかを理解し、自分で書き直し、声に出して説明します。指導者の言葉を覚えることを完成としないでください。
例えば、難しい専門用語を加えられた場合は、その言葉が本当に必要かを考えます。自分が理解していないなら、分かる言葉で説明するか、必要な内容を学び直します。誇張した実績や、経験していない出来事を追加する指導には従いません。
合格者や不合格者の傾向を説明される場合も、年度、学部、方式、出典を確認します。別方式の話が一部参考になることはあっても、同じ条件や評価になるとは限りません。根拠のある情報と、準備上の助言を分けて受け取る姿勢を持ちましょう。
駒澤大学GMS学部の自己推薦対策を、方式の確認と次の練習へつなげます
最初の一枚に、条件と準備状況をまとめます
受験年度、学部・学科、総合評価型または特性評価型A・Bを先頭に書きます。次に、卒業時期、評定、資格や実績、必要書類、日程、受験方法を並べます。確認できた項目と、まだ確認が必要な項目を分けるだけでも、次に動く場所が見えてきます。
総合評価型なら、60分の小論文と対面の面接を準備します。A方式なら、資格・実績の証明と、その経験を学びへつなぐ説明を整えます。B方式なら、90分の情報収集・資料作成、約10分の発表、質問への回答を練習します。方式に合う行動へ移すことが大切です。
例えば、資格は確認できたのに志望理由が書けない場合は、試験条件を調べ続けるより、学部の学びと自分の問いをつなぐ作業へ進みます。発表がまとまらない場合は、設問の要求と資料の構成を照合します。悩みを具体的な作業に変えてください。
相談には、完成前の文章と「確認できたこと」を持っていきます
マナビライトの受験相談を検討する場合は、受験年度、志望方式、学校で確認した成績、資格や活動の資料、自己推薦書の下書きを整理すると、相談したい点が伝わりやすくなります。B方式なら、練習で作った資料と、時間を使った場所の記録も材料になります。
相談で整理したいのは、出願条件の追加確認、本人の経験と学部の学びの結びつけ方、方式ごとの対策の優先順位です。成績や資格の最終的な扱い、書類の可否などは、学校や大学の公式窓口で確認します。相談と正式な資格確認の役割を分けましょう。
2027年度については、両型の出願期間が終了しています。出願済みの方は大学からの連絡と手続を、次年度以降の方は新しい要項の公開後の再確認を忘れないでください。早く準備を始め、日々の学習と、調べて説明する練習を積み重ねることが、選べる準備を増やします。
条件の確認や下書きを一人で抱え込まず、現在の資料から次の行動を整理しましょう。受験相談では、次の三点を具体的に伝えると、準備の優先順位を考えやすくなります。
- 志望する型・方式と、公式要項で確認できた条件
- 自己推薦書や活動記録で、学部とのつながりを深めたい箇所
- 小論文・面接・90分の資料作成で、練習が止まっている箇所
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