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立教大学GLAPの推薦対策|国際コース選抜の英語条件と小論文・面接の準備

立教大学のGLAPを推薦で目指したいと思っても、「英語資格は何点必要か」「評定の条件はあるか」「英語の小論文は何から練習するか」で迷いやすいものです。英語が好きという気持ちだけでは、出願できるかどうかや、入学後に何を学ぶかまでは決まりません。まずは、制度の条件と、自分が伸ばすべき力を分けて確かめましょう。

この記事では、2027年度の国際コース選抜入試を対象に、出願資格、英語資格の証明、志望理由書、選考日程を整理します。そのうえで、英文の読解、英語での論の組み立て、面接での説明を、毎日の学習に落とし込む方法を解説します。大学が公表した条件と、対策として提案する練習方法は区別して示します。

2026年10月17日時点で、2027年度の出願受付は終了しています。出願済みの方は小論文や面接の準備に、次年度以降を目指す方は早期の学習計画に役立ててください。次年度の日程や条件を、2027年度と同じだと考えるのは避けましょう。読み終えたら、資格の確認、志望理由の整理、英語で考える練習のうち、自分が先に進めることを選べる状態を目指します。

目次

「GLAPの推薦」で調べたら、国際コース選抜の要項を開く

正式な入試名をそろえると、取り違えを防げます

この記事で扱うのは、立教大学Global Liberal Arts Program(GLAP)の国際コース選抜入試です。「推薦」「AO」と検索して見つかる情報でも、実際に出願する際は、この正式名称と対象年度を確認します。指定校推薦入学や、他学部の自由選抜入試の条件をそのまま使うことはできません。 立教大学・2027年度GLAP国際コース選抜入試要項

特に注意したいのは、国際コース選抜でもGLAPの要項が別冊になっていることです。法学部の国際ビジネス法学科グローバルコースや、異文化コミュニケーション学部のDual Language Pathwayと、資格の点数や提出課題が同じとは限りません。表紙にGLAPとあるかを最初に見てください。

たとえば、別コースで認められる英検の点数を見て出願可能と判断すると、GLAPの条件とのずれを見落とします。検索結果の説明だけで判断せず、公式の入試要項一覧からGLAPの2027年度要項へ進み、出願資格と出願書類の両方を読む順番にします。

募集人員は12名程度、入学は2027年4月です

2027年度の募集人員は12名程度です。大学は、出願状況や選考結果によって、合格者数が募集人員を下回る場合もあると案内しています。したがって、必ず12人が合格する、英語の条件を満たせば席を確保できる、という理解は適切ではありません。

プログラム全体の学年規模と、この入試の募集人員は区別します。学部紹介などで見た人数を、そのまま国際コース選抜の募集枠として読まないようにしましょう。入試方式ごとの人数を分けるだけでも、誤った倍率計算を防げます。

学校長の推薦書を勝手に追加しないようにします

学校長の推薦書を勝手に追加しないようにしますに向けて準備する高校生

この方式の提出書類一覧には、入学志願票、志望理由書、調査書、英語資格・検定試験の証明書が示されています。学校長の推薦書は、この一覧の必要書類に含まれていません。「推薦で受ける」という普段の呼び方から、別制度の書類を追加しないことが大切です。

ただし、調査書や学歴に関する証明の手配では学校の協力が必要です。本人が出願内容を整理することと、学校の証明なしですべて完結することは別です。担任や進路担当の先生には、正式な方式名と要項の該当ページを示して依頼しましょう。

確認する順番

表紙で「2027年度」「GLAP」「国際コース選抜」を確認します。

条件を確認

卒業資格、勉学への意欲、指定の英語成績を別々に確認します。

書類を確認

学校が作るものと本人が作るものを分けて手配します。

出願資格は「学歴・学ぶ意欲・英語」の3つを確認します

卒業見込みだけでなく、卒業した方も対象です

2027年度要項は、高等学校を卒業した者と2027年3月卒業見込みの者、通常の課程による12年の学校教育を修了した者と同年3月修了見込みの者などを対象としています。高校卒業者の区分では、現在の高校3年生だけに限定されていません。

高等学校卒業程度認定試験など、別の資格によって出願する区分もあります。ただし、「同じくらいの勉強をしているから大丈夫」と本人だけで判断するものではありません。自分の学歴が要項のどの項目に当たるかを、証明書と照らし合わせて確かめます。

見込みの資格で受験して合格しても、2027年3月31日までに大学入学資格に必要な条件を満たせなければ入学は許可されません。出願が受理されたことと、卒業などの条件が不要になることを混同しないようにしましょう。

数値による評定条件はありませんが、成績は選考に使われます

GLAPの出願資格欄には、全体の評定平均値を何点以上とする数値条件は示されていません。一方、第1次選考では、高校での学業成績、資格・能力、志望理由などを総合的に評価すると明記されています。評定の足切りがないことから、成績が見られないと考えるのは誤りです。 2027年度要項・出願資格と選考方法

対策では、英語だけに学習時間を集中させすぎず、学校の授業や提出物も継続します。たとえば、社会科の資料を読み比べる経験や、国語で論の根拠を確かめる練習は、GLAPで幅広く学ぶ準備にもつながります。各教科の学習を、志望理由と無関係な作業にしないことです。

成績が気になる場合も、「この評定なら合格できる」と非公表の目安を探し続けるより、現在の学習課題を分けます。授業内容が理解できていないのか、提出の管理が弱いのか、試験で説明しきれないのかによって、改善する行動が変わるからです。

海外経験や受賞歴を、出願の必須条件にしないでください

要項が求めるのは、GLAPでの勉学への強い意欲と、指定された学歴・英語資格の条件です。留学経験や全国大会の受賞を、一律の出願条件として掲げているわけではありません。経験の華やかさだけで、受験を考える資格があるかを決める必要はありません。

志望理由書では、これまでの実績や集中して行ってきたことに触れます。ここで重要なのは、書ける材料を作り上げることではなく、本当に取り組んだことを振り返ることです。学校の課題、読書、身近な問題の調査でも、自分の行動や考えの変化を具体的に整理できます。

資格の確認

自分の学歴に対応する要項の区分と証明書をそろえます。

成績の扱い

数値条件がなくても、高校の学業成績は総合評価の対象です。

経験の整理

肩書だけでなく、取り組んだ内容と学びたい問いを結び付けます。

英語資格は、点数・4技能・受験日をひと組で確認します

2027年度の最低基準を取り違えないことが出発点です

GLAPの2027年度の英語条件は、指定試験のいずれかで基準を満たすことです。ケンブリッジ英語検定は160点以上、英検はスコア2,600点以上、GTECは1,180点以上、IELTS Academicは5.5以上、TEAPは309点以上です。 2027年度要項・英語資格の条件

TOEFL iBTは受験日で表記が変わります。2026年1月21日より前の受験は72点以上、同日以降の受験はOverall Score 4.0以上です。新しい尺度と古い尺度を自己流で換算するのではなく、実際の受験日と証明書の表示に対応する条件で確認します。

いずれも読む・聞く・書く・話すという4技能の成績が必要です。英検の級の名前だけを書き留めるのではなく、4技能の合計スコアや、二次試験を受けたかまで確認してください。出願資格の確認表には、試験名、点数、受験日、証明書の種類を並べると見落としを減らせます。

英語基準①

ケンブリッジ160以上/英検2,600以上/GTEC1,180以上です。

英語基準②

IELTS Academic 5.5以上/TEAP309以上です。

英語基準③

TOEFL iBTは2026年1月21日前72以上、同日以降Overall Score 4.0以上です。

有効なのは、指定期間内に受験した4技能の成績です

証明書の説明では、2024年9月2日以降に受験し取得した4技能のスコアを指定しています。また、Web出願を行う前までに証明書を取得していることが必要です。試験を予約済みでも、スコアや必要な証明が出願に間に合わなければ、その受験予定だけでは条件を満たせません。

たとえば、目標点に届いた日と、証明書を使える日が一致しないことがあります。受験日から結果確認、証明書の取得、必要な直送依頼までを逆にたどって予定を立ててください。次年度志願者は、2027年度の有効期間を流用せず、自分の年度の公表後に確認し直します。

英検で一次試験と二次試験の日が分かれる場合は、要項の注意事項を読みます。二次試験の受験時期や一次免除時の組み合わせについて規定があり、好きな回の技能別最高点を自由に集めてよいわけではありません。迷ったら、証明書全体を見ながら該当条件を確かめましょう。

最低点に届いたら、小論文に使える英語へ進みます

出願条件を満たすことは必要ですが、それだけで合格が保証されるわけではありません。第2次選考には、英文を読み、そのテーマについて英語で書く小論文があります。資格試験の対策で身に付けた語彙や文法を、文章の主張をつかみ、自分の理由を伝える練習へつなげます。

学習の記録も、総合スコアだけにしないようにします。「文章の結論を読み違えた」「理由と具体例を区別できなかった」「英語で主語を決められず止まった」など、作業ごとの課題を残すと改善しやすくなります。点数の向上と、読む・考える・書く力の向上を両方追いましょう。

英語証明書の提出は、試験ごとの手続きまで確認します

IELTSとTOEFLは、紙の証明書だけでは足りません

IELTSでは、Web出願を行う前に、試験実施団体へ電子送信によるスコア直送を依頼します。そのうえで、成績の書類と、立教大学への電子送信依頼が完了したことが分かる資料の両方を提出します。自分で印刷した成績表だけを封筒に入れて終わりにしないでください。 2027年度要項・英語証明書の提出方法

TOEFL iBTも、Web出願前の直送依頼が必要です。Test Taker Score Reportなどの指定書類と、直送依頼が完了したことが分かる資料を提出します。大学のInstitution Codeは0751で、Undergraduate Organizationを選択するよう指定されています。送付先の取り違えにも注意します。

公式FAQは、Web出願前に必要な直送依頼を済ませていれば、実施団体からのスコアが出願締切日までに大学へ到着していなくても問題ないと案内しています。ただし、これは本人の出願書類の郵送期限を延ばす規定ではありません。直送と本人の郵送は別の手続きとして管理します。

自宅受験や、技能別の最高点を合わせた成績に注意します

TOEFL iBTはTest Date Scoresが対象で、MyBest Scoresは利用できません。Home EditionやPaper Editionなど、自宅受験が可能な試験方式のスコアも利用できません。他大学で使える成績でも、立教大学のこの方式で同じように使えるとは限らない点が重要です。

IELTSもAcademic Moduleが対象で、IELTS Onlineなどの自宅受験方式や、One Skill Retakeを使った成績は利用できません。GTECでは、アセスメント版、Business、Academicのスコアは対象外です。名称が似ていても、受験した種類まで一致しているかを確認してください。

ケンブリッジ英語検定のLinguaskillは公開受検が対象で、自宅受検は認められません。また、同日に一括受験して得た4技能スコアが必要です。試験の選び方を決める段階で、受験方法と提出条件まで見ておけば、点数取得後のやり直しを防ぎやすくなります。

コピー可能でも、必要な情報が欠けてはいけません

コピー可能でも、必要な情報が欠けてはいけませんに向けて準備する高校生

要項がコピーやWeb画面の印刷を認める証明書については、学校による原本証明は不要です。ただし、氏名、4技能の点数、受験に関する情報が欠けていたり、印刷が不鮮明で読めなかったりすれば受け付けられません。紙面の端が切れていないか、出力後に確認します。

英検の従来型で一次試験に不合格だった場合、そのスコアは利用できません。4技能の成績が必要で、一次試験の点数だけでは出願条件を満たせません。

英検では、指定された合格証明書やCSEスコア証明書のほか、所定の個人成績表やデジタル証明書のプレビュー画面の印刷などが認められています。「必ず原本」という他大学のルールを混ぜないことも大切です。登録する個人番号と英検IDも、同じものではありません。

出願後の証明書の差し替えはできません。最終確認では、提出する試験回とWebに入力した番号・受験日が一致するかを、同じ画面で見比べます。別の受験回の番号を入力すると、大学が成績を照会する際に確認が取れなくなる可能性があります。

点数の確認

基準、4技能、受験日、受験方式を合わせて見ます。

送信の確認

IELTS・TOEFLはWeb出願前の直送依頼を確認します。

紙の確認

氏名や点数が欠けず、登録した試験回と一致するかを見ます。

2027年度の日程を、出願済みの方と次年度志願者に分けて読みます

2026年10月17日時点では、出願受付は終了しています

2027年度のWeb出願期間は2026年9月1日から9月10日まで、書類送付締切日は9月11日でした。国内からの出願は締切日の郵便局消印有効、国外からは締切日必着です。この記事を読んだ時点から、2027年度の出願を新しく始められるという意味ではありません。 2027年度要項・入試関連日程

出願済みの方は、10月13日10時から取得できる受験票を確認します。第1次選考の発表は10月30日11時です。受験票の発行は出願が受理されたことを示すもので、第1次選考に合格したことを示すものではありません。この2つの確認を分けてください。

次年度以降を目指す方は、2027年度の日程を、学校への依頼や英語資格の準備にどのくらい前から動くべきかを考える材料にします。次年度も同じ月日で実施されるとは限りません。新年度要項が公開されたら、日付だけでなく提出方式や対象の資格も更新します。

第2次選考は11月15日、合格発表は12月です

2027年度の第2次選考は2026年11月15日で、会場は池袋キャンパスです。英語小論文は10時30分から12時、面接試験は13時20分からです。小論文の開始時刻に合わせて到着するのではなく、指定された入室時刻から移動を逆算しましょう。

第2次選考の第1回合格者発表は12月7日11時、第2回発表は12月17日11時です。第2回は入学手続者の欠員を補うもので、必ず合格者を発表するとは限りません。第2回があるからといって、必ず追加合格が出ると見込んで予定を立てないことです。

第1次入学手続期間は、第1回発表の合格者が12月7日から14日、第2回発表の合格者が12月17日から21日です。第2次入学手続期間は2027年1月18日から2月4日です。合格後にも複数の手続きがあるため、発表を見る担当と、その後の確認方法を家族で共有しておきます。

出願・受験票

Web出願9月1~10日、書類9月11日締切。受験票は10月13日10時からです。

選考

第1次発表10月30日11時。第2次試験は11月15日です。

合格・手続き

第1回発表12月7日、第2回発表12月17日。第2回の合格者発表は保証されません。

締切の種類を、同じ「締切」でまとめないようにします

出願の管理では、Web入力、選考料の支払い、本人が送る書類、試験実施団体への直送依頼を別々に記録します。たとえば、Web入力を済ませても郵送していなければ、すべての手続きが終わったことにはなりません。「完了」の意味を作業ごとに決めることが必要です。

自分の管理表には、作業名、大学の期限、自分が終える日、完了を確認する資料を書きます。支払いなら受付の記録、郵送なら追跡番号、直送なら依頼完了の画面というように、証拠も残します。記憶に頼るより、第三者が確認できる形で管理するほうが安全です。

外国の学校制度で学んだ方は、事前審査を先に確認します

海外にいた年数だけで、必要な審査は決まりません

日本以外の学校教育制度に基づく高校の出身者は、出願前に資格の事前審査が必要になる場合があります。判断の軸は、海外に住んだことがあるかだけではなく、どの学校制度のもとで学んだかです。日本国内にある学校でも、教育制度によって確認する内容が変わります。 2027年度要項・出願資格事前審査

2027年度の事前審査書類の期限は2026年7月31日必着でした。対象者には例外もあり、要項が示す文部科学省指定の外国人学校の12年以上の課程を修了した者や修了見込みの者は、事前審査が不要とされています。自分の学校が該当するかを、名称だけで判断しないでください。

次年度を考える場合、秋の出願時期まで待ってから学校制度を調べるのは遅くなりやすい行動です。学歴が複数の国や学校にまたがる場合は、入学年月、転校年月、卒業予定年月を時系列で整理し、大学が求める証明を早い時期に確認します。

学歴調書のアップロードと郵送の両方が必要です

事前審査では、所定の学歴調書、高校全期間の成績や卒業に関する証明、学校案内などが必要です。学歴調書を指定フォームへアップロードすることと、書類を郵送することの両方が求められます。データを送っただけで、審査の手続きが完了したと考えないようにします。

学校案内では、認定機関、授業の内容、成績の評価方法などを確認できる資料が求められています。パンフレットがなければ必ず不可能という意味ではなく、所定のSchool Profile Formを学校が作成する方法も示されています。本人が学校の評価制度を推測して書かず、学校に確認を依頼します。

証明書が日本語や英語以外の場合は、要項に沿って翻訳を添えます。コピーを使う場合も、単に複写することと、学校が原本と相違ないと証明した複製とは異なります。必要な証明方法を先に伝えると、海外の学校とのやり取りを減らしやすくなります。

転校や留学の履歴は、空白なく説明できるようにします

日本の高校の調査書を提出する方でも、転校歴がある場合は、高1からの成績や在籍歴が分かる書類を求められます。海外留学で単位認定を受けた場合は、外国の高校が発行する成績や在籍に関する証明も確認します。現在の学校の調査書だけで十分かを、早めに確かめましょう。

事前審査で資格が認められても、それは入試の合格ではありません。その後、所定の出願期間に出願する必要があります。既に提出した成績証明書などを再提出しなくてよい場合もあるため、審査結果と受付番号を保管し、入学志願票への記載も忘れないようにします。

まず学校制度

どの国にいたかではなく、どの教育制度の高校で学んだかを確認します。

次に証明

全期間の成績、入学・卒業年月、転校や留学の記録をそろえます。

最後に本出願

事前審査の結果を受けて、別途必要な出願手続きを進めます。

志望理由書は2枚、日本語でも英語でも作成できます

問われているのは、経験と入学後の学びのつながりです

2027年度の志望理由書は、大学所定の書式を使い、日本語または英語で2枚にまとめます。これまでの実績や集中して行ってきたことに触れながら、入学後に何をどのように学びたいかを書く指定です。「留学したい」「英語を話せるようになりたい」だけでは、学ぶ内容の説明が足りなくなります。 2027年度要項・志望理由書の指定

下書きでは、経験、そこから生まれた問い、まだ分からない点、GLAPでの学び方という順に整理します。たとえば、学校行事の案内を別の言語に訳した経験なら、訳した作業の説明だけで終わらず、相手が理解しやすい情報とは何かを考えた過程まで振り返れます。

ただし、経験を大学の用語に無理やり合わせる必要はありません。自分が本当に疑問を持ったことを先に書き、それを深められる授業や分野を調べる順番にします。大学の紹介文を先に写し、あとから自分の経験を付け足すと、誰にでも当てはまる文章になりがちです。

自筆、筆記具、指定枚数の条件も守ります

本人が、黒または青の消せないボールペンを使って記入します。欄外への記入や、指定枚数を超える提出は認められません。誤記は修正液や修正テープなどで訂正し、その上から丁寧に書き直すことが認められています。清書の方法を他大学の規定と混ぜないようにしましょう。

日本語でも英語でもよいという指定から、英語を選ぶだけで加点されると考えることはできません。自分の考えを正確に伝えられる言語を選び、経験と学修計画の関係が伝わるかを確認します。英語を選ぶ場合も、難しい単語を増やすより、何をしたかと何を学びたいかを明確にします。

下書き段階では文字を詰め込まず、指定用紙を印刷して、実際の筆記で収まるかを確かめます。読みにくい小さな字で情報を増やすより、重複した説明を削るほうが伝わりやすくなります。清書を始める前に、段落ごとの役割が重なっていないかを見直してください。

「何を」だけでなく「どのように」まで書きます

「国際社会の問題を学びたい」というテーマだけでは、学び方は見えません。資料を読むのか、制度を比較するのか、作品の表現を分析するのか、企業の判断を調べるのかによって、必要な授業や問いが変わります。GLAPで幅広く学ぶ理由も、この違いから説明できます。

たとえば、環境問題に関心がある場合、「環境を守る方法を知りたい」で止めず、情報の伝え方、制度の作り方、企業の行動という異なる視点を比べることができます。そのうえで、今はどの点に特に関心があり、留学や専門分野の学びを通じて何を深めたいかを示します。

経験

実際に取り組んだことと、自分が担当した行動を書きます。

問い

その経験で分かったことと、まだ説明できない点を分けます。

学び方

GLAPの授業や分野を使って、どう調べて考えたいかを示します。

経験の整理は、「すごい活動探し」より行動の記録から始めます

肩書を並べるだけでは、本人の考えが伝わりません

部長、委員、企画担当などの肩書は、活動の背景を説明する情報です。しかし、その肩書だけでは、何を考え、どのように行動したかまでは分かりません。志望理由書の材料を整理するときは、役職名より、具体的な判断や工夫を思い出すことから始めます。

たとえば、話し合いに参加した場合は、「協力した」とまとめる前に、意見が分かれた点、自分が提案したこと、相手の意見を受けて変えたことを分けて書きます。同じ活動でも、他者の意見を聞いた後の行動まで説明できると、学びの過程が見えやすくなります。

結果だけでなく、うまくいかなかった点も記録します。参加者が集まらなかったなら、原因を断定せず、案内の時期、伝え方、参加する側の事情など、考えられる要因を整理します。原因を確かめずに「自分のリーダーシップ不足」と結論づけると、次の改善につながりません。

事実と、自分の解釈を分けておきます

記録の左側に確認できる事実、右側に自分が考えたことを書く方法が役立ちます。「会議で発言が少なかった」は観察で、「全員が興味を持っていなかった」は解釈です。解釈を事実のように書かないことで、志望理由書や面接でも説明を正確にしやすくなります。

調査や活動の数字を使うなら、その記録が残っているかを確認します。参加人数や回答数を覚えていない場合に、文章を強く見せるための数字を足してはいけません。数字がなくても、どの資料を使い、何を比べ、どのように考えを変えたかを具体的に説明できます。

他者の個人情報を、経験の説得力を高めるために詳しく書く必要もありません。本人の許可なく、友人の家庭事情や健康状態を志望理由書の材料にしないようにします。自分が何を学んだかを中心に、必要な範囲だけを説明する姿勢を大切にしてください。

読書や授業で考えが変わった経験も整理できます

活動が少ないと感じる場合は、授業や読書で疑問が深まった場面を振り返ります。最初に考えていたこと、資料を読んで見つけた違い、その後に調べたことを書き出します。読んだ本の数を増やして見せるより、1つの考えをどのように確かめたかを説明するほうが内容を整理できます。

ただし、これから作る活動を過去の実績のように書いてはいけません。現在までに行ったこと、今進めていること、大学で取り組みたいことを時制で分けます。まだ終わっていない調査は、その途中段階と限界を伝えればよく、結果を先に作る必要はありません。

観察したこと

記録や資料で確かめられる内容を整理します。

考えたこと

その事実から何を考え、何がまだ分からないかを書きます。

変えた行動

人の意見や資料を受けて、次に何を変えたかを示します。

GLAPで学ぶ理由は、人文・市民社会・ビジネスのつながりで考えます

英語を学ぶ目的と、英語で学ぶ内容を分けます

GLAPは、原則として英語のみで学位を取得できるプログラムです。英語は、複数の分野の資料を読み、異なる背景を持つ人と議論するための手段になります。英語力を伸ばしたいという希望に加えて、その英語を使って何を理解したいかを考えることが必要です。

公式の学びでは、Humanities、Citizenship、Businessの3分野を示しています。ここではそれぞれ、人間や文化、市民社会や制度、企業や経済活動に関わる視点として捉えると、初めて調べる方にも整理しやすくなります。分野名を覚えるだけでなく、自分の問いとのつながりを探しましょう。 GLAP公式・3つの分野

たとえば、衣服の消費を考える場合、文化や価値観、労働や制度、企業の販売方法という視点があり得ます。どれか1つに結論を決めつける前に、視点によって見える問題が変わると説明できれば、幅広い学びを必要とする理由が具体的になります。

広く学ぶことと、専門を深めることは両立します

GLAPでは、留学前に幅広く学び、帰国後に3分野から1つを選んで専門を深めます。したがって、「いろいろ学べるから、専門を決めなくてよい」という理解では不十分です。広い学びを通して問いを確かめ、その後に深めたい分野を選ぶ流れを意識します。

志望理由書では、今の関心を明確にしつつ、学んだ結果として考えを見直す余地も残せます。入学前から卒業論文の答えを断定する必要はありません。「現時点ではこの問いを持ち、別の分野の視点を学びながら検討したい」という書き方なら、関心と柔軟さを両方示せます。

公式の科目名を使うときは、名前だけを並べないでください。その授業で得たい見方を、自分の言葉で説明します。たとえばInternational Relationsなら、単に国際的だからではなく、国をまたぐ課題をどのような関係や制度から考えたいかまでつなげます。

大学の説明を、自分の志望理由に置き換えます

「少人数」「英語」「留学」はGLAPの特徴ですが、特徴の紹介だけでは本人の志望理由になりません。少人数の場でどのような質問をしたいか、英語資料から何を比較したいか、留学先でどの視点を確かめたいかという、自分の学びの動作を加えます。

大学の公式ページを読んだら、「大学が用意する学び」と「自分がそこで行いたいこと」を別の欄に書いてみましょう。両方を1文で結べない部分は、調査か自己理解が足りない可能性があります。説明文を長くする前に、このつながりを確かめるほうが効果的です。

Humanities

人間や文化、作品や思想の意味を考える視点です。

Citizenship

市民社会、制度、人々の関係を考える視点です。

Business

企業や経済活動、組織の判断を考える視点です。

少人数の授業を調べると、小論文と面接の準備がつながります

Tutorialは、受け身で聞くだけの授業ではありません

公式カリキュラムでは、1年次のTutorial 1・2は最大5名の少人数のゼミ形式と案内されています。文献を読み、要約や発表を準備し、内容確認や議論を経て分析的な文章を書く学びです。この授業像を知ると、英語の知識だけでなく、考えを言葉にする準備が必要な理由が見えてきます。 GLAP公式・カリキュラム

入試対策としても、英文を読んで答え合わせをするだけで終えず、内容を説明する時間を設けます。「筆者は何を主張しているか」「その理由は何か」「別の見方はあるか」を順に話す練習です。入試の出題を予想するためではなく、読むことと考えることを結び付けるために行います。

話す相手がいない日も、文章を閉じて要点を声に出すことはできます。途中で言葉に詰まったら、語彙不足なのか、内容が整理できていないのかを分けて確認します。読み返した途端に説明できる場合は、読みながら理解したつもりになっていた可能性があります。

リーダーシップを、役職だけで説明しないようにします

GLAPのリーダーシップ教育では、多様な学生が協力し、課題解決に向けて働きかける学びを案内しています。ここから考える準備として、部長や代表だったかだけではなく、目標を共有するために何をしたか、周囲が取り組みやすいようにどう支えたかを振り返れます。

たとえば、議論の内容を整理して共有した行動や、発言しづらい人の意見を確認した行動も、自分が他者と学ぶ姿勢を考える材料になります。ただし、活動の評価を勝手に決めるのではなく、実際の行動とその結果を説明します。「リーダーシップがある」と名付けるだけでは不十分です。

面接の準備では、うまくいった行動だけでなく、相手の意見を聞いて変えた行動も話せるようにします。異なる考えを排除せず、理解して判断した過程は、入学後に対話を続ける姿勢を説明する材料になります。自分が常に正しかったという話にする必要はありません。

学修計画は、学年ごとの役割で組み立てます

入学直後の基礎的な学び、留学前の幅広い学び、海外での学び、帰国後の専門的な学びを順に整理します。4年次にはFinal Year Seminarや卒業論文に取り組む流れが示されています。時期と学ぶ目的がつながる計画なら、単なる科目名の一覧より説明しやすくなります。

ただし、希望する授業が将来も同じ担当や内容で開講されると保証されているわけではありません。現在の公式カリキュラムを根拠にしつつ、最新のシラバスも確認する姿勢を持ちます。特定の教員の指導や研究室への所属を、未確認のまま確約されたように書かないでください。

読む

文献の主張、理由、例を分けて整理します。

対話する

相手の疑問を聞き、自分の説明を見直します。

書く

資料を踏まえ、自分の問いに沿って論を組み立てます。

留学は、行きたい国より学びたい内容から計画します

1年間の留学を、4年間の学びの中に置きます

GLAPでは、2年次秋学期から3年次春学期までの1年間、原則として全員が海外の協定校へ留学します。志望理由では、留学すること自体を最終目標にせず、その前後で学びがどうつながるかを説明します。海外で過ごせるという魅力と、大学で学ぶ目的を分けて考えましょう。 GLAP公式・留学について

たとえば、地域の文化の伝え方に関心があるなら、留学前に文化や社会についての資料の読み方を身に付け、留学中に別の視点から同じ問題を考え、帰国後に比較を深める流れが考えられます。国名を並べるより、学びの前後関係を示すほうが計画を具体化できます。

希望する留学先へ必ず行けると考えるのも避けます。協定校の情報は調べる必要がありますが、自分の希望、受入先の条件、実際の選考や手続きは別です。志望理由書では、希望の理由を説明しながら、最新の条件を確認して学修計画を調整する姿勢を持ちます。

留学で必要になる力を、今の学習に戻します

留学先で授業を受けるなら、英語で日常会話ができるだけではなく、資料を読み、課題を理解し、期限までに文章を提出する力が必要になります。これは入試小論文の練習ともつながります。英語資格の取得後も、読んだ内容を根拠として自分の考えを書く練習を続けましょう。

準備の例として、英語の文章を読んだ後に、要点、疑問、自分が調べたいことを短くまとめます。分からない言葉が出たら、単語帳に意味を写すだけでなく、その言葉が文章の主張でどの役割を持つかを確認します。学びに使う語彙として覚えるための工夫です。

授業で疑問を伝える練習も役立ちます。分からないときに黙るのではなく、どの説明までは理解でき、どこから分からなくなったかを言葉にします。質問をするためにも、聞いた内容を整理する力が必要です。発音の完璧さだけを追うより、疑問の内容を明確にしましょう。

費用や生活の見通しは、家族と早めに確認します

費用や生活の見通しは、家族と早めに確認しますに向けて準備する高校生

留学費用は、学費と同じものではありません。渡航、滞在、保険、生活に関わる支出など、何が別途必要になるかを公式案内で確認します。過年度の実績額は、その年の条件によるもので、将来の費用を保証しません。為替や留学先によって変わる点も含めて余裕を持って考えます。

奨学金も、制度があることと、自分が必ず受け取れることは別です。対象年度、申請時期、成績や家計などの条件を、最新の公式案内で確認してください。受給を前提に収支を組む前に、採用されなかった場合の計画も家族で共有すると、入学後の学びを考えやすくなります。

留学前

英語で資料を読み、問いを立てる基礎を身に付けます。

留学中

異なる授業や視点を通して、今の問いを見直します。

帰国後

3分野から選んだ専門の学びと卒業論文へつなげます。

小論文は90分、英文の理解と自分の論を両方示します

英語で書く力だけでなく、英文を読む力も評価されます

2027年度の小論文は英語で実施されます。与えられた英文を読み、そのテーマについて書く形式で、大学は読解力、論理的構成力、文章表現力などを総合的に評価すると示しています。自由に好きな話題を書く英作文とは違い、課題文を正しく受け取るところから始まります。 2027年度要項・第2次選考

最初の対策は、難しい表現を増やすことではなく、「何について、どの立場から、何を述べるよう求められているか」を読み取ることです。課題文と設問を混同せず、筆者の意見を説明する部分と、自分の考えを述べる部分を分けて考えます。

たとえば、筆者がある制度の長所と限界を両方述べているのに、長所だけを取り出して全面的な賛成論と捉えると、後の議論もずれます。文章の一部に自分の知っている話題が出ても、すぐに準備した意見を書き始めないようにしましょう。

配点や出題テーマを、非公表のまま決めつけません

要項で確認できるのは、実施時間や形式、評価する力などです。この記事では、未確認の細かな配点、合格点、出題テーマ、語数の固定値は設定しません。練習のための時間配分や文章の長さを、本番の指定と取り違えないことが大切です。

対策に使うテーマは、教育、文化、働き方、環境、技術など、異なる分野に広げて構いません。ただし、それらが必ず出題されるという予想ではありません。どのテーマでも、本文の主張を理解し、根拠を使って考えを説明する練習にすることが目的です。

公式の評価項目から、練習を3つに分けます

読解力の練習では、段落ごとの役割や筆者の結論を確認します。論理的構成力の練習では、主張と理由がつながっているか、反対の立場にどう答えるかを考えます。文章表現力の練習では、読み手が意味を取り違えない英文になっているかを確認します。

この3つは、この記事で対策を整理するための分け方です。大学独自の採点表や、合否を予測する判定基準ではありません。自分がどこで止まっているかを見つけ、次の練習を決めるために使ってください。読み違いが原因なら、英作文だけを増やしても根本の改善になりません。

読解力の準備

筆者の結論、理由、例、条件を分けて読みます。

構成力の準備

自分の答えと理由をつなぎ、反対の見方も検討します。

表現力の準備

主語、動詞、指示語を明確にし、意味を正確に伝えます。

英文読解は、全訳する前に文章の骨組みをつかみます

段落ごとに「何をしている部分か」を確認します

英文を読むときは、知らない単語をすべて調べる前に、各段落の役割を考えます。問題の紹介、主張、根拠、具体例、反論、結論など、どの役割かを短く書きます。正確な訳ができても、文章全体で何を述べているかが見えなければ、小論文に使いにくくなります。

練習では、1段落を読んだ後に「この段落がなければ、筆者の説明の何が足りなくなるか」と考えてみましょう。具体例なら主張を分かりやすくする役割、反論なら結論に条件を付ける役割などが見えてきます。段落を独立した情報の集まりとして読まないことが重要です。

接続表現は訳語だけを覚えず、前後の関係を確認します。逆接なら何と何が対立しているのか、因果なら何が原因で何が結果なのかを整理します。接続語に線を引いて終えるのではなく、関係する文を実際に結び付ける作業まで行ってください。

筆者の意見と、紹介された他者の意見を区別します

文章には、筆者が賛成する意見だけでなく、批判するために紹介した意見も出てきます。引用や報告の部分を、そのまま筆者の主張だと捉えないようにします。「誰がそう述べているか」を意識して読むだけでも、賛否の取り違えを減らせます。

練習用のノートでは、筆者の意見、紹介された意見、確認できる事実を別の印で記録すると整理しやすくなります。印を増やしすぎる必要はありません。自分が読み間違えやすい関係だけを見えるようにし、読む速度を落としすぎない方法を選びましょう。

要約を書く際も、「筆者はこう考える」と「私はこう考える」を分けます。要約の中に自分の意見を混ぜると、課題文をどこまで理解しているかが伝わりにくくなります。まず筆者の論を公平に説明し、その後で自分の立場を考える順番にします。

数字や調査が出たら、何を比べた結果かを読みます

割合や調査結果が出た場合は、数字の大きさだけを見ないでください。誰を対象に、何を、どの期間に調べたのかを確かめます。対象が限定された結果から、社会全体について言い切ってよいかを考えることも、読解を深める練習になります。

たとえば、特定の学校での結果が紹介されていても、すべての学校に同じ結論が当てはまるとは限りません。本文がどこまで述べ、どこから先は述べていないかを区別します。この読み方は、自分の小論文で根拠の範囲を超えて断定するのを防ぐことにもつながります。

段落の役割

主張、理由、例、反論など、文章の働きを短く記録します。

意見の持ち主

筆者の意見と、紹介された他者の意見を区別します。

根拠の範囲

対象、期間、比較条件を確かめ、言える範囲を見極めます。

英語小論文は、主張と理由の関係を先に組み立てます

書き始める前に、設問への答えを短く決めます

英文を読み終えたら、すぐに長い導入を書かず、設問への答えを短くまとめます。賛否を問うのか、理由の説明を求めるのか、解決方法を検討するのかによって、必要な構成が変わります。用意した型に問題を無理やり当てはめるのではなく、設問に合わせて組み立てます。

練習段階では、日本語で短い構成メモを作り、論の関係を確認してから英語で書く方法も使えます。ただし、本番の時間内に作業を終えられるよう、慣れてきたら短い英語のメモへ移します。長い日本語原稿を作って逐語訳する練習だけに偏らないことです。

「私は賛成です」の後に置く理由は、主張を支えるものになっているかを確認します。たとえば、便利だからという理由だけでは、誰にとって何が便利なのかが分かりません。対象と場面を限定し、どのような仕組みで利益が生まれるかを説明すると、論が具体的になります。

具体例は、主張を説明するために使います

具体例は文章を長くするための飾りではありません。その例から何が分かり、自分の主張にどうつながるかを書く必要があります。例の説明が長く、結論との関係が短い場合は、読み手が何を受け取ればよいか分からなくなることがあります。

練習では、具体例の後に「この例は、なぜ私の理由を支えるのか」を1文で書いてみましょう。その1文が書けない場合は、例が適切でないか、理由が曖昧な可能性があります。印象的な話を入れることより、論の中での役割を明確にすることを優先します。

確かめていない統計や研究結果を、説得力を出すために作ってはいけません。一般的な仕組みの説明や、設問に沿った条件付きの検討でも論は組み立てられます。自分が知っている情報の範囲を超える場合は、断定を弱めるか、別の根拠を選びましょう。

反対の見方に触れたら、自分の答えへ戻します

反対意見を入れることが目的になり、「賛成意見も反対意見もあります」で終わると、自分の判断が見えません。反対の立場の理由を公平に示した後で、それを認めたうえでも自分の立場を取る理由や、条件を付けて修正した結論を説明します。

たとえば、ある仕組みに利点があっても、利用できない人がいるなら、その限界を踏まえて考えます。すべてを一度に解決すると主張する必要はありません。どの条件なら有効か、何を補う必要があるかまで示すと、単純な賛否より考えを深められます。

答え

設問に対する自分の立場や結論を短く決めます。

理由と例

その答えを支える理由と、説明に使う例を選びます。

限界と結論

反対の見方や条件を踏まえ、最後に自分の判断を示します。

英文の見直しでは、難しさより意味の正確さを優先します

主語と動詞が見える文から書きます

英語で考えを伝えるときは、誰が何をするのかが分かる文を土台にします。日本語の下書きでは主語を省けても、そのまま英語にすると関係が曖昧になることがあります。1文に複数の主張を詰め込みすぎず、必要に応じて文を分けると意味を確認しやすくなります。

練習答案では、各文の主語と動詞に印を付けてみてください。どちらかが見つからない文や、主語と動詞の対応が不自然な文を優先して直します。細かな言い換えを増やす前に、文の中心が明確かを確認するほうが、文章全体の理解を助けます。

難しい単語を使う場合も、意味と使い方を説明できるものに限ります。日本語の語感に近そうだから選んだ単語が、意図と違う意味を持つことがあります。知っている語で正確に書き、必要な表現を少しずつ増やす方法が、書く力を安定させます。

指示語と比較の対象を曖昧にしません

「これ」「それ」に当たる指示語を使ったら、何を指しているかが直前の文章から分かるかを確認します。複数の意見や制度を述べた後に指示語だけで続けると、読み手によって受け取り方が変わることがあります。必要な箇所では、名詞を繰り返すほうが明確です。

比較をする場合は、何と何を、どの点で比べるかをそろえます。便利さを比べていたのに途中で費用の話へ移ると、結論を支える比較にならないことがあります。英語の文法だけでなく、比較の条件が一致しているかも読み直してください。

否定や条件の表現も重要です。「常に」「すべて」「必ず」と言い切った文が、本当に根拠の範囲に収まっているかを確認します。一部の場合にしか当てはまらないなら、その範囲を示します。適切に限定することは弱気な文章にするためではなく、主張を正確にするためです。

添削で直された箇所は、理由を説明できるまで確認します

添削を受けたら、正しい英文を写すだけで終えないようにします。何が読み手に伝わらなかったか、文法の問題なのか、理由の不足なのかを分けて記録します。次の答案で同じ種類の問題を避けられれば、添削を学習に変えられています。

他人が整えた文章を覚えるだけでは、初めてのテーマに対応しにくくなります。書き直した後は、元の答案を見ずに短く再説明してみましょう。自分で意味を説明できない表現が残っていれば、より簡単な語に置き換えて、本人の文章に戻します。

文の中心

主語と動詞が対応し、誰の行動かが分かるかを見ます。

文同士の関係

指示語、比較、理由のつながりを確かめます。

修正の定着

直した理由を説明し、別のテーマでも使えるようにします。

90分の練習は、読む・構成する・書く・見直すに分けます

時間配分は固定の正解ではなく、自分で調整します

本番の小論文は90分です。練習では、読解、構成メモ、執筆、見直しに時間を分けてみましょう。たとえば、20分、15分、45分、10分という配分を試し、どこで不足したかを記録できます。これは大学の指定ではなく、練習を始めるための一例です。

読むのに時間がかかる場合、単純に執筆時間を削るだけでは未完成が増えます。段落の役割を早くつかむ練習や、知らない単語があっても主張を追う練習を別に行います。時間配分の調整と、基礎力を補う練習をセットにすることが必要です。

逆に、すぐ書き始めるのに途中で止まる場合は、構成が曖昧な可能性があります。理由を何となく決めただけで書かず、具体例と結論までの関係を短く確認します。構成に時間を使うことで、書き直しが減り、結果として最後まで書きやすくなる場合があります。

最初から毎回90分にしなくても、課題別に練習できます

まとまった時間が取れない日は、英文の要約だけ、理由の組み立てだけ、段落の書き直しだけに分けて練習できます。ただし、部分練習だけでは、本番で全体を終える感覚は身に付きません。一定の間隔で90分通して取り組み、部分練習の成果を確かめます。

練習の順番としては、まず時間制限を緩めて正確に構成し、次に時間を測り、最後に見直しまで含めて完了することを目指します。速さだけを優先して読み違いが増えるなら、いったん正確さを確認する練習へ戻します。無理に同じ方法を続けないでください。

終了後は、点数の代わりに改善点を具体化します

非公表の合格点を自分で設定するのではなく、今回できなかった作業を記録します。「本文の反論部分を落とした」「結論が設問に答えていない」「最後の見直しができなかった」など、次の行動に結び付く言葉で残します。

答案を評価してもらうときも、「合格しそうですか」だけでなく、「どの段落で論が飛んでいますか」「本文の理解にずれがありますか」と尋ねると修正につながります。全体の印象だけで終えず、どこをどう直すかが分かる返答を得ることが大切です。

通し練習

90分で読むところから見直しまで行い、時間を記録します。

部分練習

読み違い、構成、英文表現など、課題を絞って改善します。

再確認

別の文章で練習し、同じ課題が減ったかを確かめます。

「英文を読めても意見がまとまらない」「志望理由とGLAPの学びがつながらない」ときは、下書きや練習答案をもとに、取り組む順番を整理してみましょう。受験相談では、現在の準備状況に応じて、次の3点を考えられます。

  • 受験年度や英語資格、学歴について追加で確認する項目
  • 経験と学びたい問いを、GLAPの学修計画へつなげる方向性
  • 英語小論文や面接の準備状況と、優先して改善する課題

受験相談は無料です。志望校が未定でも利用でき、相談後に入塾を決める必要はありません。ボタンから相談の案内と申し込みフォームへ進めます。

面接は、言語を決めつけず内容と応答の準備を進めます

公式に公表されていないことを、体験談で断定しません

2027年度要項は面接試験の実施を示していますが、FAQでは、記載がある場合を除き面接の内容には答えないとしています。この記事でも、面接が必ず英語だけ、日本語だけ、何分で何問という条件を設定しません。未確認の形式を前提に、準備を狭めないことが重要です。 2027年度要項・面接に関するFAQ

対策としては、日本語で考えを整理し、英語でも主要な内容を説明する練習が役立ちます。これは当日の使用言語を断定するものではなく、英語で学ぶプログラムへの準備を兼ねた方法です。言語を変えても、経験や志望理由の内容が食い違わないかを確かめます。

過去の受験情報を読む場合も、その年、その受験者の経験として扱います。質問例を知っただけで、同じ質問が来ると決めないでください。聞かれ方が変わっても、問いの意図を理解して説明できる状態を目指します。

志望理由書の各段落に、追加質問を付けます

書類に書いた内容を1文ずつ見て、「なぜ」「具体的には」「何を根拠に」「その後どうしたか」という質問を付けます。自分で書いた文章でも、短く説明し直そうとすると曖昧な部分が見つかります。面接練習を、文章の暗記ではなく内容の点検に使いましょう。

たとえば、「価値観の違いを理解した」と書いたなら、何が違い、最初はどう考え、何を聞いて理解が変わったかを説明します。「視野が広がった」とまとめた部分も、以前の考えと現在の考えを比べると具体化できます。抽象的な言葉のまま返答しないことです。

大学で学びたい内容については、科目名の説明だけでなく、その学びが自分の問いに必要な理由を話します。公式の言葉を正しく覚えることは大切ですが、その言葉の意味を本人が理解しているかまで確認してください。

答えに詰まったときも、考えを整理して伝えます

質問が聞き取れなかった場合と、内容を理解したが答えがまとまらない場合は、対応が異なります。前者では確認を求め、後者では考える時間を少し取り、分かる範囲から答えます。分からないことを分かったふりで押し通すと、その後の説明にも無理が生じます。

練習では、予想外の追加質問をしてもらい、最初の答えを修正する経験を積みます。意見を変えること自体が悪いのではなく、なぜ変えたかを説明できることが大切です。相手の指摘を受けて、条件を付けたり、根拠の弱さを認めたりする練習も行いましょう。

内容の確認

志望理由書の経験、問い、学修計画を説明し直します。

言語の準備

日本語で整理し、英語でも主要な内容を伝える練習をします。

追加質問

聞き返し、理由の補足、考えの修正を落ち着いて行います。

面接の返答は、結論・経験・学びを短くつなぎます

長い自己紹介を、すべての質問に使い回さないようにします

面接では、準備した話を全部話すことより、聞かれたことに答えることが大切です。「なぜGLAPか」と「高校で何に取り組んだか」は関連しますが、同じ質問ではありません。冒頭の1文を質問に合わせ、その後に必要な経験や理由を添えます。

練習では、同じ内容を短く説明する版と、詳しく説明する版を作ります。短い版は結論と理由、詳しい版は具体的な行動や考えの変化まで含めます。これは当日の回答時間を指定するものではなく、質問の範囲に応じて説明量を変える練習です。

返答を録音したら、最初の部分だけを聞き、質問に答えているかを確認します。前置きが長く、何を伝えたいかが後半まで分からないなら、結論を先に置いてみましょう。説明の順番を変えるだけで、聞き手が内容を追いやすくなることがあります。

学びたいテーマに対する反対の見方も用意します

自分の関心を話すときは、賛成する情報だけを集めないようにします。別の立場なら何を問題にするか、提案を実施すると誰が困る可能性があるかを考えます。これは自分の志望理由を弱くするためではなく、問いを多面的に見る練習です。

たとえば、学校でのある新しい仕組みを提案する場合、便利になる人だけでなく、使いにくい人や準備を担う人の視点も考えられます。すぐに万能の解決策を示すより、確認すべき条件を整理できるほうが、考えの過程を説明しやすくなります。

自分の経験から社会全体を説明しすぎないことも重要です。「自分の学校ではこうだった」と「どこでもこうだ」は異なります。経験の範囲を明らかにし、その範囲を超えて確かめたいことを大学での学びにつなげます。

英語では、意味を伝える言い換えを練習します

日本語で使う抽象的な言葉を、そのまま難しい英単語へ置き換える必要はありません。たとえば「主体性」を1語で説明しようとして止まるより、自分で課題を見つけ、計画し、行動したことを短い文で伝えられます。行動に分けると、内容も明確になります。

英語の返答を直してもらう際は、発音や文法だけでなく、理由が伝わるかも確認します。文法的に正しくても、質問への答えになっていなければ十分ではありません。言い換えた後も、元の経験や考えと同じ内容になっているかを確かめましょう。

最初の1文

質問への答えや、自分の立場を先に伝えます。

次の説明

必要な経験、行動、理由を絞って付け加えます。

最後の接続

その経験が、入学後の学びにどうつながるかを示します。

書類・小論文・面接を、別々の対策にしないでください

共通する問いがあると、準備の内容を深められます

志望理由書では自分の経験と学びたいこと、小論文では課題文のテーマについての考え、面接では質問に応じた説明が必要です。形式は違っても、情報を正確に受け取り、理由を示し、他の見方を検討するという作業は重なります。練習の成果を別の場面でも使いましょう。

たとえば、英語の記事を読んで要約した後、そのテーマについて自分の疑問を話し、短い文章にまとめる流れにできます。ただし、そのテーマが本番に出るという予想ではありません。同じ資料を、読む・話す・書くの異なる練習に使う方法です。

一方、すべての答えを同じ話題に結び付けるのは避けます。小論文では設問のテーマを優先し、面接では質問に答えます。自分の得意な話へ無理に戻すと、課題を受け取る力が伝わりにくくなります。共通する力を使いつつ、形式ごとの目的を守ります。

公式評価項目から、準備の確認表を作ります

書類は、学業成績、資格・能力、志望理由という公式の評価対象に沿って確認します。小論文は、読解、論の構成、文章表現を見ます。面接を含む第2次選考では、勉学に必要な基礎学力、意欲、志望分野に関する素質などを総合評価すると案内されています。

ここから、対策の確認項目として「根拠を正確に扱えるか」「理由を説明できるか」「学びたい内容が具体的か」を設けられます。これはこの記事の準備用の整理であり、大学の採点基準を再現したものではありません。点数を付けて合格率を出す使い方はしないでください。

確認表には、次の行動まで記録します

「読解が苦手」と書くだけでは、次に何をするかが決まりません。「反論の段落を結論と読み違えるので、今週は段落の役割を整理する」というように、課題と練習を結び付けます。実行した後は、同じ種類の読み違いが減ったかを別の文章で確かめます。

志望理由の課題も同じです。「内容が薄い」ではなく、「経験から学びたい問いへのつながりを説明できない」と分ければ、活動記録を振り返る、授業内容を調べる、第三者に質問してもらうなど、次の作業が見つかります。抽象的な自己評価を具体的な準備へ変えましょう。

書類の確認

経験、成績、資格、学修計画に食い違いがないかを見ます。

小論文の確認

課題文を正しく読み、設問に理由付きで答えられるかを見ます。

面接の確認

質問に合わせて説明し、追加の問いにも考えて答えられるかを見ます。

高1からは、評定・英語・問いの記録を同時に育てます

英語資格の取得だけを、準備のすべてにしません

早く始めるほど、学習を改善する回数や、資料を読み直す時間を確保しやすくなります。高1では、学校の学習を大切にしながら英語の基礎を固め、関心を持ったテーマを記録する習慣を作りましょう。資格の点数だけを先に追い、学びたい内容を後回しにしないことです。

英語は、読む・聞く・書く・話すを偏らせずに学習します。たとえば、短い文章を読んで内容を説明し、その理由を簡単な英文で書く練習なら、複数の技能をつなげられます。難しい長文に急ぐより、基本的な文章を正確に理解し、使えるようにすることを優先します。

学校の成績も継続して記録します。試験の点数だけでなく、どの単元でつまずいたか、提出物で何を改善したかを残すと、学習の振り返りに使えます。GLAPの出願資格に数値の評定条件がないことを、授業を軽視する理由にしないでください。

身近な疑問を、調べられる問いに変えます

関心を記録する際は、「国際問題に興味がある」のような大きな言葉で終えず、何を見て疑問に思ったかを書きます。学校の案内、身近な広告、公共施設の情報など、日常の中にも異なる立場で考えられる題材があります。

次に、その疑問について資料を1つ読み、自分の予想と違った点を記録します。最初から独自の大きな研究を完成させる必要はありません。調べる前の考えと、調べた後の考えを比べる習慣が、後の志望理由書や小論文の材料になります。

調査をする場合は、学校や活動先のルールを守り、他者の情報の扱いにも注意します。人に話を聞くことが常に必要なわけではありません。まず公開資料を読み、分からない点を整理してから、必要な範囲で先生に相談する順番にしましょう。

高1の終わりには、学びの理由を短く説明します

この段階では、最終的な志望理由書を完成させる必要はありません。「何に関心があるか」「なぜ気になるか」「どんな資料を読んだか」を短く説明してみます。説明できない部分が見つかったら、次に調べる課題として残せば十分です。

ただし、学年が上がるまで何もしないという意味ではありません。英語の基礎、学校の学習、問いを深める経験は、短期間にまとめて用意しにくいものです。早い時期から小さな行動を積み重ね、後から振り返れる記録を残すことが重要です。

授業

各教科の理解を深め、成績と学習課題を記録します。

英語

4技能を使い、短い文章の理解と説明を続けます。

関心

身近な疑問と、資料を読んで考えが変わった点を残します。

高2では、資格の条件と学修計画を具体的に照らし合わせます

受験から証明書取得までの予定を立てます

高2では、目標にする英語資格の種類と、結果や証明書を取得するまでの流れを確認します。試験の点数だけでなく、受験方法が大学の指定に合っているかも見ます。早めに計画すれば、結果を見て学習方法を修正する機会を確保しやすくなります。

自分が出願する年度の要項がまだ公開されていない場合は、最新の公表資料を準備の参考にしつつ、条件が確定していると扱わないようにします。有効期間や採用される試験方式は、新年度要項が出たら確認し直す項目です。

模擬試験や資格試験の結果は、技能別に振り返ります。読む力が強くても、書く際に理由を組み立てられないなら、小論文の練習を別に設けます。苦手な技能を避けて得意な技能だけを伸ばすと、英語で学ぶ準備に偏りが残ります。

大学の学びと、自分の問いを対応させます

GLAPのカリキュラムを読み、自分の関心がどの分野とつながるかを整理します。複数の分野に関係する場合は、無理に1つに決めるより、視点ごとに何を明らかにしたいかを分けます。幅広く学ぶ必要性を、本人の問いから説明できるようにすることが目的です。

大学の説明会などに参加する際は、調べれば分かることだけでなく、自分の疑問を持って臨みます。たとえば、関心のあるテーマをどのような授業で深められるか、留学前後で学びがどうつながるかという視点です。参加したという事実だけを実績にする必要はありません。

見学や説明を受けた後は、印象だけでなく、志望理由がどう具体的になったかを記録します。魅力を感じた点と、さらに確認が必要な点を分けると、自分に合う学びを考えやすくなります。大学の良い点を集めるだけの調査にしないようにしましょう。

書く練習と、説明する練習を始めます

短い英語の意見文から始め、読んだ文章の内容を踏まえて書く練習へ進みます。最初から本番形式だけを繰り返すより、要約、理由、反論への応答など、課題を分けて練習すると修正しやすくなります。

同時に、経験や関心を他者に説明してみましょう。聞き手が疑問に思った点を記録すると、自分では当然だと思っていた説明の不足が見つかります。学校の先生や専門の指導者には、単に文章を整えるだけでなく、理由のつながりについて質問してもらうとよいでしょう。

資格計画

受験日、結果確認、証明書取得、必要な手続きを整理します。

大学研究

関心と授業の関係を説明し、分からない点を確認します。

表現練習

短い要約や意見文、経験の説明を繰り返します。

高3では、出願前の準備と出願後の準備を分けます

出願前は、条件確認と書類の完成を並行します

高3では、最新要項の公開後に、自分の学歴、英語資格、証明書、提出書式を確認します。過年度の下書きを持っていても、設問や形式が変わっていないかを見直してください。内容を磨くことと、指定に合う形式で提出することの両方が必要です。

志望理由書は、経験の整理、構成、第三者による確認、修正、清書の順に進めます。清書の直前まで内容が定まらないと、書類全体の確認に使える時間が減ります。学校が発行する書類は本人の都合だけで即日用意できるとは限らないため、校内の依頼期限も確認します。

高3から初めて準備する場合は、長く積み重ねてきた学習や経験を短期間で同じように作れるとは考えないでください。まず、既にある成績、資格、記録と、残る課題を整理します。新しい活動を増やすより、条件不足や学習の遅れなど、先に解決すべき問題を見極めます。

出願後は、提出内容を変えずに理解を深めます

2027年度に出願済みの方は、提出した志望理由書の控えを見ながら、面接で説明する準備を進めます。提出後に気付いた表現の弱さを、書類が変わったかのように扱うのではなく、質問されたときに補足できるよう理解を深めます。

小論文は、通し練習と課題別練習を組み合わせます。毎回違うテーマを大量に解くことだけを目標にせず、同じ種類の読み違いや構成の問題が減っているかを確認します。練習量を増やしても修正点が残り続ける場合は、取り組み方を見直しましょう。

第1次の結果を待つ間も、学習を止めません

2027年度は第1次発表が10月30日、第2次選考が11月15日です。結果が出てから初めて小論文や面接を始めると、修正を重ねる時間が限られます。出願後は結果の確認日を管理しながら、英語で読む・考える・書く練習を継続します。

ただし、不安から予定を詰め込みすぎる必要はありません。できていないことを一覧にし、影響が大きいものから順に取り組みます。たとえば、英文の主張を読み違える課題があるなら、難しい語彙の追加より、その読解の修正を優先する判断ができます。

出願前

条件、書式、証明書、学校の依頼期限を確認します。

出願後

提出内容を説明できるようにし、小論文の課題を修正します。

試験前

時間内の完了と、当日の移動・持ち物を確認します。

出願書類は、作成者と確認する人を分けて管理します

調査書は、学年や学期制に応じた指定を確認します

卒業見込みの方は、学校長が証明し厳封した調査書を提出します。三学期制では高3の第1学期まで、二学期制では高3の前期までの成績を記載する指定です。ただし、二学期制で出願期間内に前期の成績を記載できない場合は、高2末までの成績を使う際の条件が示されています。

この場合は、出願期間内に高3前期の成績を記載できない旨や、履修中の科目を識別できる印などを学校に記載してもらいます。本人が調査書を開封して追記するものではありません。要項の該当部分を先生に共有し、学校で作成してもらう順番を守ってください。

既卒の方は、卒業後に発行された、高3末までの成績を記載した調査書が対象です。保存年限などの事情で発行されない場合には、代わりに提出する書類が示されています。発行できないと言われた時点であきらめず、大学の指定に沿って必要な証明を確認します。

Webの主体性等評価は、志望理由書と役割が違います

Web出願では、高校入学に相当する年齢からの活動や経験について、主体性等評価の内容を200字以上500字以内で入力します。大学は、この入力内容を合否判定には一切利用せず、入学後の学習指導や教育研究の資料として使うと明記しています。 2027年度要項・主体性等評価

したがって、この欄を志望理由書の追加ページのように扱い、書ききれなかった志望理由を押し込む必要はありません。指定された問いに沿って、事実を正確にまとめます。合否に使わないからといって、他人の文章を流用したり、経験を作ったりしてよいわけでもありません。

入力には時間制限があるため、事前に内容を作っておくと確認しやすくなります。紙の志望理由書、Web入力、学校の調査書は、それぞれ作成方法と役割が異なります。まとめて「書類」と呼ぶだけでなく、どこに何を書くかを分けて管理しましょう。

支払いと郵送を終えてから、受理を確認します

2027年度の選考料は35,000円で、別にサービス利用料1,100円が必要です。Web出願や支払いを済ませた後、入学志願票などを印刷し、必要書類を郵送します。提出は郵送で、窓口への持参では受け付けられません。

国内からは、指定の封筒表紙を貼った角形2号封筒で、簡易書留・速達による郵送が指定されています。郵送の控えは保管し、到着状況は追跡番号で確認します。到着したという情報と、書類の不備がなく受理されたという情報は同じではないため、その後の連絡にも注意します。

出願情報の登録や選考料納入後に気付いた誤りは、内容により対応が異なります。入試種別や志望先を、印刷した紙の上で勝手に変更してはいけません。具体的な修正は要項の指定を確認し、締切後も自由に直せるとは考えないようにしましょう。

学校に依頼

調査書や学歴の証明を、必要な範囲と形式まで伝えて依頼します。

本人が作成

志望理由書とWeb入力を、それぞれの指定に沿って作ります。

最後の照合

氏名、試験回、書式、提出書類、郵送控えを確認します。

よくある失敗は、資格だけ・英作文だけ・暗記だけに偏ることです

落とし穴①:英語資格を満たせば合格に近いと判断します

資格の基準は出願するための条件であり、書類や第2次選考を不要にするものではありません。点数だけを根拠に、志望理由や小論文の準備を軽く考えないでください。自分の成績のどの部分が強みで、どこに学習課題が残るかを確認する姿勢が必要です。

同時に、基準に届かない段階で、小論文だけに集中して資格の準備を止めるのも危険です。出願資格の不足は、当日の得意分野で埋め合わせることはできません。資格取得の計画と、選考に向けた表現の練習を分けて、両方を進めましょう。

落とし穴②:書きやすい話に、課題文を合わせてしまいます

事前に準備した意見文があると、似た単語を見つけただけで同じ話を使いたくなります。しかし、設問が求める対象や条件が違えば、よく書けた文章でも答えになりません。練習では、書き始める前に、設問の要求を短く言い直す習慣を付けます。

答案を見直す際は、各段落が設問への答えに必要かを確認します。知っている情報を入れるためだけの段落があれば、削るか、主張との関係を明確にします。長さを増やすことより、必要な理由を欠かさないことを優先してください。

落とし穴③:添削された文章を、理解せずに覚えます

志望理由書も面接の返答も、他者が整えた文章を覚えるだけでは追加質問に対応しにくくなります。本人が経験していないことや、説明できない専門用語が入っていないかを確認しましょう。指導を受けた後も、内容の責任を持つのは受験生本人です。

文章を自分の言葉に戻すためには、書いた内容を見ずに説明してみる方法が使えます。説明できない箇所があれば、言葉を簡単にするか、調べ直します。読み手に立派に見せることより、質問されても根拠を示せる文章にすることが大切です。

落とし穴④:併願できるかを、試験日だけで判断します

GLAPの国際コース選抜は、同じ国際コース選抜内の他コースや帰国生入試との併願ができません。自由選抜入試でも、異文化コミュニケーション学部の方式B、理学部生命理学科、スポーツウエルネス学部など、併願不可の組み合わせが示されています。 2027年度要項・併願の規定

一方、他大学との併願は妨げないと公式FAQにあります。ただし、相手大学の専願条件や入学手続きの条件まで、立教大学の案内だけでは判断できません。大学ごとの規定を両方確認し、日程が違うから必ず併願可能という判断を避けてください。

資格だけにしない

出願条件と、書類・小論文・面接の準備を分けて進めます。

暗記だけにしない

追加質問や別のテーマでも、理由を説明する練習をします。

日程だけにしない

併願規定と手続き期限を、受験先ごとに確認します。

自分でできる準備と、第三者に確認してもらう準備を分けます

情報整理と日々の学習は、本人が進められます

公式要項を読む、資格の条件を確認する、学校の成績を維持する、活動記録を整理する、志望理由の下書きを作るといった準備は、本人が主体的に進められます。すべてを誰かに任せるのではなく、自分の現在地を説明できる状態にすることが大切です。

学校の先生には、調査書などの手続きに加え、学習状況や経験の事実確認を相談できます。基本的な面接の受け答えや、文章の分かりにくい箇所を確認してもらうことも役立ちます。依頼するときは、要項の該当箇所と、見てほしい点を絞って伝えましょう。

志望理由の構成や模擬面接は、具体的な指摘を受けます

自分ではつながっているつもりの経験と学修計画でも、第三者には理由が見えないことがあります。専門の指導者に確認してもらう場合は、表現の言い換えだけでなく、GLAPの学びとの関係、論の不足、面接で説明しにくい箇所まで見てもらいます。

英語小論文では、文法添削だけで十分とは限りません。課題文の読み違い、設問への答えのずれ、理由の弱さを分けて指摘してもらう必要があります。「英語が自然になった」という改善と、「論として伝わるようになった」という改善を両方確認します。

模擬面接では、毎回同じ質問だけでなく、答えに応じた追加質問をしてもらいましょう。その場で考える練習を行い、終了後にどの説明が不足していたかを振り返ります。印象の良し悪しだけで終わらず、次に直す行動が分かる指摘を受けることが重要です。

相談する前に、現在の資料をまとめておきます

相談の際は、受験年度、学年、英語資格の種類と受験日、成績、志望理由書の下書き、小論文の練習答案があると、課題を具体的に説明しやすくなります。すべて完成している必要はありません。未確認の項目も、そのまま分けておけば、何を確認するかが見えてきます。

合格可能性を根拠なく数字で示してもらうことより、どこを改善すべきかを明らかにすることを重視しましょう。資格の条件、内容の整理、英語での表現など、異なる課題を一度に「不安」とまとめず、順番に確認すると行動を決めやすくなります。

本人が進めること

公式情報の確認、授業の学習、経験の記録、下書きの作成です。

学校に確認すること

調査書、学歴の証明、校内の依頼期限、学習状況です。

専門的に確認すること

学修計画の構成、小論文の論理、追加質問への応答、併願条件です。

試験当日は、受験票・入室時刻・面接の待機まで確認します

小論文は10時、面接は12時50分までの入室です

2027年度の第2次選考では、小論文開始の30分前に当たる10時までに指定の教室へ入り、面接は12時50分までに控室へ入るよう案内されています。試験会場へ着く時刻と、着席を終える時刻は別です。構内の移動も含めて予定を立てます。 2027年度要項・受験上の注意

受験票は無地のA4用紙に印刷して持参します。スマートフォンの画面表示だけでは試験場に入室できません。印刷後は、氏名、入試種別、志望先などを確認し、面接時にも携帯できるよう保管します。前夜に初めて印刷するより、事前に出力を済ませておくと確認しやすくなります。

志望理由書と、本番の筆記具は指定が違います

志望理由書の清書は黒または青のボールペンですが、試験時間中に使える筆記具としては黒鉛筆や黒芯のシャープペンシルなどが指定されています。書類の作成規定と、当日の用具規定を混同しないようにしてください。持ち物は要項の当日案内に沿って確認します。

試験場には時計が設置されていないと案内されています。時間を計る以外の機能を持つものは使えず、携帯電話やウェアラブル端末を時計として使うこともできません。練習から使い慣れた適切な時計で時間を確認すると、当日の操作に迷いにくくなります。

面接の終了時刻を、事前に決めつけません

面接の順番や終了時刻は、受験者数などにより異なり、事前に伝えられないとされています。帰りの交通機関を、面接開始時刻のすぐ後に予約するような計画は避けましょう。待ち時間があることも考え、係員の指示に従って落ち着いて過ごせる準備をします。

控室や面接室前でも、通信機器の扱いなどの規則があります。面接が終わった後に、これから受ける他の受験者へ内容を伝えることも不正行為に当たる場合があります。受験者同士の情報交換を当日の対策にせず、自分が積み重ねた準備で臨んでください。

前日まで

紙の受験票、筆記具、時計、移動経路を確認します。

午前

10時までに着席し、10時30分からの小論文に備えます。

午後

12時50分までに控室へ入り、13時20分からの面接に備えます。

GLAPで学ぶ問いを固め、英語で読む・書く・話す準備へ進みます

GLAPの国際コース選抜では、指定の英語資格を満たしたうえで、高校での学びや経験、志望理由、英語小論文、面接などを通じた総合的な評価が行われます。必要な準備は、資格の点数を上げることだけではありません。何を学びたいかを明確にし、その理由を伝える力を育てましょう。

まずは、要項の条件を満たしているか、経験と学修計画がつながっているか、英文を読んで理由付きの文章を書けるかを別々に確認してください。2027年度に出願済みなら、提出した書類の説明と第2次選考の練習を進めます。次年度以降なら、資格の有効期間や新年度の要項を確認しながら、早い時期から準備を積み重ねます。

「志望理由はあるけれど、GLAPの学びとの関係を説明できない」「英文は読めても、小論文で理由をまとめられない」という場合は、下書きや練習答案をもとに、準備の優先順位を整理すると次の行動が決まります。受験相談では、現在の状況を分けて確認し、取り組む順番を考えられます。

受験相談では、GLAPの志望理由書や英語小論文の準備について、次の3点を整理できます。分からない条件や、途中までの下書きがある段階でも、確認する項目を分けるところから始められます。

  • 受験年度や英語資格、学歴について追加で確認する項目
  • 経験と学びたい問いを、GLAPの学修計画へつなげる方向性
  • 英語小論文や面接の準備状況と、優先して改善する課題

受験相談は無料です。志望校が未定でも利用でき、相談後に入塾を決める必要はありません。ボタンから相談の案内と申し込みフォームへ進めます。

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