筑波大学総合型選抜/推薦入試の特徴

1.筑波大学の概要

このページでは筑波大学に総合型選抜/推薦入試(学校推薦型)で合格するために、必ず知っておくべき情報を総合型選抜/推薦入試を研究し尽くしたマナビライトが分かりやすくお伝えします。ぜひ最後までお読みください。

※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

1.1 教育理念と特色

筑波大学の教育理念は「自ら考え、行動する力」の育成にあり、知識の詰め込みではなく課題解決力や柔軟な思考力を重視しています。文理融合の「総合知」を推進し、幅広い視点から学ぶ環境が整っているのが特徴です。学部に関係なく横断的に学べる副専攻制度や学際的プログラムも充実しており、自分の興味を深く追求できます。

1.2 学部・学類の構成

筑波大学は独自の「学群→学類」構成を採用し、専門性と柔軟性を両立した学びが特徴です。30以上の学類があり、入学直後から専門的に学べる一方で、他分野の授業も選択可能。進路が決まっている人にも、これから探したい人にも適した制度です。

1.3 学生生活とキャンパスの魅力

筑波大学は東京ドーム約55個分の広大なキャンパスを持ち、学びと生活が完結する“学園都市”のような環境です。研究・スポーツ施設や寮も充実し、200以上のサークルや留学生との交流も活発。自然の中で集中できる一方、都心へも約45分でアクセス可能な理想的な学生生活が魅力です。

2.筑波大学の総合型選抜/推薦入試制度の特徴

筑波大学は、「学力に加えて、意欲・挑戦・将来性を見たい」という姿勢が強く、自分のやりたいことが明確な人ほど活躍できる入試制度が整っています。総合型選抜や学校推薦型選抜にも力を入れており、「一般入試以外で進学したい」と考える高校生にとって魅力的な選択肢となっています。

代表的なものとしては、以下のような選抜方式があります。

・アドミッションセンター入試（AC入試）
・研究型人材入試
・国際科学オリンピック特別入試
・学校推薦型選抜

2.1. 総合型選抜について

アドミッションセンター(AC)入試

筑波大学のAC入試は、問題解決能力を備えた主体的・活動的な学生を求める自己推薦型の入試です。

学力テストや推薦書に依存せず、書類選考と面接・口述試験により、多面的かつ総合的に受験生を評価します。

評価の中心となるのは、受験生自身が自ら課題を見つけ、学び、考え、判断し、行動してきた経験であり、それを自己推薦書により提示することが求められます。この入試は、大学での学びに必要な適応力や主体性を自ら示すことを重視しており、筆記試験や学校推薦型選抜とは異なる視点で選抜されます。

研究型人材入試

筑波大学の研究型人材入試は、自然科学分野で自ら課題を見つけ、主体的かつ継続的に取り組んで高い成果をあげた受験生を対象とした新しい入試です。入学後は研究室での演習や先進的な教育プログラムに参加し、研究者としての力を伸ばすことができ、将来は医学・生命科学分野で国際的に活躍する人材となることが期待されています。

国際科学オリンピック特別入試

筑波大学の国際科学オリンピック特別入試は、科学技術分野で将来を担う人材を育成することを目的に、化学類・情報科学類・情報メディア創成学類で実施されています。対象は、国際科学オリンピック日本代表に選ばれた者や、国内の選考会で優れた成績を収めた者で、専門分野への明確な目標や学ぶ意欲を重視して選抜されます